JP3165785B2 - ジョークラッシャ - Google Patents

ジョークラッシャ

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JP3165785B2
JP3165785B2 JP07640696A JP7640696A JP3165785B2 JP 3165785 B2 JP3165785 B2 JP 3165785B2 JP 07640696 A JP07640696 A JP 07640696A JP 7640696 A JP7640696 A JP 7640696A JP 3165785 B2 JP3165785 B2 JP 3165785B2
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明彦 野嶋
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    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C1/00Crushing or disintegrating by reciprocating members
    • B02C1/02Jaw crushers or pulverisers
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/96Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements
    • E02F3/965Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements of metal-cutting or concrete-crushing implements
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/36Component parts
    • E02F3/40Dippers; Buckets ; Grab devices, e.g. manufacturing processes for buckets, form, geometry or material of buckets
    • E02F3/402Dippers; Buckets ; Grab devices, e.g. manufacturing processes for buckets, form, geometry or material of buckets with means for facilitating the loading thereof, e.g. conveyors
    • E02F3/404Dippers; Buckets ; Grab devices, e.g. manufacturing processes for buckets, form, geometry or material of buckets with means for facilitating the loading thereof, e.g. conveyors comprising two parts movable relative to each other, e.g. for gripping

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーショベル等
の油圧式掘削機のアームに着脱自在に取付可能であっ
て、石材、木材等のガラを破砕するジョークラッシャに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、小割り機、鉄筋切断機等のパ
ワーショベルのアームの先端に取付可能なアタッチメン
ト式の破砕装置が種々提供されている。また、本出願人
は、先に、特願平6−145123号において、アタッ
チメント式のジョークラッシャを提供している。
【0003】この種のアタッチメント式破砕装置では、
一般に、パワーショベル本体が備える油圧ポンプを油圧
源として油圧シリンダを駆動することにより、開閉動作
を行うようになっている。また、油圧シリンダの制御
は、ロッドを伸出または引き込み作動させる度に、操作
者がパワーショベル本体の運転席に設けたレバー、ペダ
ル、押しボタン式スイッチ等を操作することにより行っ
ていた。すなわち、操作者は、破砕装置に閉動作を行わ
せるために油圧シリンダのロッドを伸出作動させる度
に、上記レバー等を操作する必要があり、また、破砕装
置に開動作を行わせるためにロッドを引き込み作動させ
る度に上記レバー等を操作する必要があった。
【0004】また、特開平5−39802号には、図1
2(A),(B)に示すようなアタッチメント式破砕装
置が開示されている。この破砕装置は、図12(A)に
示すように、可動アーム2と固定アーム3の間に被破砕
物4を挟み込んで破砕するものであり、その駆動装置6
は、可動アーム2に連結した油圧シリンダ1を備えると
共に、操作者がレバー等の手動操作で切り換えることが
できる4ポート3位置型の切換弁7、3ポート2位置型
の電磁切換弁からなるパイロット弁8、圧力検出装置
9、スイッチ11、パルス発生装置12及び電磁ドライ
バ13等からなる制御機構5を備えている。
【0005】操作者が手動操作により切換弁7を位置X
に切り換えると、同時にスイッチ11が切り換わってパ
イロット弁8が位置Yとなり、油圧シリンダ1のピスト
ン側とロッド16側に差動回路が構成され、ロッド16
が伸出作動して可動アーム2が閉作動を行う。可動アー
ム2が被破砕物4に接触すると、油圧シリンダ1のピス
トン14側の油圧が上昇し、この油圧上昇を検出した圧
力検出装置9がオフ状態となる。そして、電磁ドライバ
13がパルス発生装置12の出力するパルスの立ち上が
り時に遮断、立ち下がり時に駆動となることにより、パ
イロット切替弁8が位置Yと位置Zに交互に切換えられ
る。よって、被破砕物4を可動アーム2と固定アーム3
との間に挟んだ状態では、可動アーム2を閉位置側に駆
動する駆動力の強弱が振動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
一般的なアタッチメント式破砕装置の駆動装置では、操
作者がいったんレバー等を操作してロッドを伸出させて
閉動作を開始すると、操作者が再度レバー等を操作しな
い限り、ロッドは引き込み作動を行わない。よって、1
回のロッドの伸出による閉動作で破砕や切断が完了しな
い場合でも、操作者がレバー等を操作しない限り、被破
砕物や鉄筋を可動部分と固定部分の間に挟み込んだまま
の状態となり、油圧シリンダにより駆動される可動部分
に過度の力がかかったままとなる。また、開閉動作を繰
り返し行う場合には、操作者がレバー等を繰り返して操
作する必要があるため、操作性、作業性の点でも良好で
ない。
【0007】また、上記図12(A),(B)に示す装
置の場合には、可動アーム2と固定アーム1の間に被破
砕物4を挟んだ状態では、可動アーム2の駆動力が振動
するため、可動アーム2に過度の力がかかったままには
ならないが、可動アーム2の開閉を連続的に行う場合に
は、操作者は切換弁7を繰り返し手動操作する必要があ
り、操作性、作業性が良好でない。
【0008】一方、上記本出願人が先に特願平6−14
5123号で提案したアタッチメント式のジョークラッ
シャは、可動側部材及び固定側部材を収容したフレーム
の前部にバケットを設けた構造であるため、大型化する
という問題がある。
【0009】さらに、上記の本出願人に係るアタッチメ
ント式のジョークラッシャにより被破砕物を破砕する際
に、被破砕物中に土砂が混入していると目詰まりが発生
することがあり、破砕作業を効率良く行うことができな
いという問題もある。
【0010】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたものであって、操作者が手動操作を行わなく
ても自動的に開閉動作を繰り返すことができるアタッチ
メント式破砕装置の駆動装置を提供することを目的とし
てなされたものである。また、本発明はアタッチメント
式のジョークラッシャの小型化・軽量化を図ると共に、
土砂の混入による目詰まりを防止することを目的として
なされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、フレームの後部に突設したブラケットを
介して走行装置を有する油圧式掘削機のアームに着脱自
在に取り付けられ、上記フレームの一対の側板の前端間
に固定部材を取り付けると共に、該固定部材と対向させ
て上記フレーム内に可動部材を配置し、かつ、フレーム
の上端には、固定部材と可動部材との間に位置する被破
砕物の投入口を設けると共に、フレームの下端には、上
記固定部材と可動部材との間に位置して上記投入口と上
下対向させた位置に被破砕物の排出口を設け、上記フレ
ーム内に駆動装置の油圧シリンダを取り付けて、該油圧
シリンダのロッド先端を上記可動部材の背面側に回転可
に軸着すると共に、該可動部材の背面側に下方へ突出さ
せた支持腕部を設け、該支持腕部の下端の軸受穴にフレ
ームに固定した支軸を遊挿状態に通して支持腕部を回転
自在に軸着し、上記油圧シリンダのロッドの作動によ
り、可動部材を回動させながら固定部材に対して近接方
向及び離反方向に反復移動させ、上記投入口から自重落
下する被破砕物を可動部材と上記固定部材との間に挟持
しながら破砕して、連続的に下方の排出口から排出させ
る構成としていることを特徴とするジョークラッシャを
提供している。
【0012】上記ジョークラッシャでは、その駆動装置
として、油圧シリンダを用い、該油圧シリンダを制御す
る制御機構は、ロッドが伸出・引き込み作動を反復する
ように、上記油圧シリンダに上記油圧源より油圧を供給
すると共に、上記油圧シリンダの伸出側及び引き込み側
の油圧を検出し、油圧シリンダの伸出側又は引き込み側
の油圧が所要値を上回ると、ロッドの伸出・引き込み動
作を反転させる設定としている。このように制御してい
るため、可動部材がいったん作動を開始すれば、可動部
材は固定部材に対して自動的に近接・離反を反復する。
また、可動部材と固定部材の間に被破砕物が挟み込まれ
たままの状態となった場合には、上記油圧シリンダの油
圧が上記所要値以上に上昇し、油圧シリンダのロッドは
引き込み作動に反転する。
【0013】上記駆動装置は、上記油圧シリンダのロッ
ド側の油圧が作用する第1の圧力検出ポートと、上記油
圧シリンダのピストン側の油圧が作用する第2の圧力検
出ポートと、上記油圧シリンダの伸出側又は引き込み側
の油圧の所要値を規定する第1及び第2のスプリングと
を有し、上記第1及び第2の圧力検出ポートに作用する
油圧の差が上記第1及び第2のスプリングの付勢力以上
となると切り換わるスプリングセンタ式の切換弁を備え
ることが好ましい。この場合、上記第1及び第2のスプ
リングの付勢力により、油圧シリンダのロッドが伸出・
引き込み動作の反転を開始するパイロット圧差が規定さ
れる。
【0014】さらに、上記第1及び第2のスプリングの
付勢力を調節可能とすることが好ましい。
【0015】この場合、破砕物の種類、可動部材、固定
部材の強度等に応じて、上記油圧シリンダのロッドが反
転を開始する油圧を適当な値に設定することができる。
【0016】また、本発明のジョークラッシャは、上記
可動部材に複数の破砕突起を設けている。また、上記フ
レームの一対の側板間に基板部材を固定して、該基板部
材に上記固定部材を固定すると共に、該固定部材の下部
で排出口に面する位置に、上記基板部材にスペーサを介
して補助補強板を取り付け、厚さの異なるスペーサを介
設することにより上記排出口のクリアランスを調節する
構成としている。さらに、上記固定部材の投入側の上端
部には複数の爪部を所要間隔をあけて並設している。
【0017】本発明のジョークラッシャは、上記のよう
に一つのフレーム内に固定部材、可動部材、駆動装置を
収容しているため、構造が簡単でありかつ小型化・軽量
化を図ることができる。
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】図1(A),(B)及び図2
(A),(B)は、本発明の第1実施形態に係るアタッ
チメント式のジョークラッシャ20を示している。この
ジョークラッシャ20は、破砕機構21及び駆動装置2
2を内部に収容したフレーム23を備え、このフレーム
23の後方側(図1では左側)にパワーショベルのアー
ム及びリンクロッドと接続するためのブラケット部24
を備えている。
【0020】上記フレーム23は、一対の側板26A,
26B及びこれら側板26A,26Bを所要間隔をあけ
て連結するカバー27とを備えている。このカバー27
は、断面形状が略コ字状であり、上記側板26A,26
Bに挟まれた空間の上方側を閉鎖する上側部27a、後
方側を閉鎖する後側部27b及び下方側を閉鎖する底部
27cとを備えている。このカバー27及び側板26
A,26Bに囲まれた空間は上記駆動装置22を収容す
る収容室28を構成している。また、カバー27の底部
27cには、側板26A,26Bと平行に、第1リブ部
31A,31B及び第2リブ部32A,32Bを設けて
いる。
【0021】上記第1リブ部31A,31Bは、カバー
27の底部27cの前方側(図1では右側)の端部に設
けており、その先端部分が底部27cから突出してい
る。一方、上記第2リブ部32A,32Bは、カバー2
7の前方側から後方側にわたって延在するように設けて
おり、前方側の端部が底部27cから突出すると共に後
方側の端部がカバー27の上側部27a付近にまで延在
している。
【0022】図2(A),(B)に示すように、上記側
板部26A,26Bと第1リブ部31A,31Bの先端
との間に円柱部34を固設すると共に、上記第2リブ部
32A,32Bの前方側の端部にも円柱部36を固設し
ており、これらの円柱部34,36に設けた軸孔34
a,36a内に支軸37をピン止め構造により回転不可
に固定している。なお、図1(A)に示すように、カバ
ー27の上側部27a及び底部27cには、メンテナン
ス用の開口部27d,27eを設けており、各開口部2
7d,27eをボルト止めの蓋部材39,40により閉
鎖している。
【0023】フレーム23の前方側には固定部材42を
固定している。この固定部材42はフレーム23の側板
26A,26Bに両側を固定した平板状の基板部材43
の一方の面に主補強板44をボルト止めにより固定して
なる。基板部材43の下端部には、上記主補強板43と
別体の補助補強板46をスペーサ47を介してボルト止
めにより固定している。よって、厚さの異なるスペーサ
47を基板部材43と補助補強板46の間に介設するこ
とにより、後述する排出口23bのクリアランスtを調
節することができる。また、固定部材42の図中上端側
には、複数の爪部48,48…を所要間隔で並設してい
る。
【0024】上記収容室28の前方側の開口部28aに
は、上記固定部材42と対向するように、可動部材49
を設けている。この可動部材49には、基部51に固定
部材42と対向する面に補強板52をボルト止めにより
固定すると共に、上方側に破砕力を高めるための複数の
破砕突起53,53…を突設している。
【0025】一方、上記基部49の上記固定部材42と
反対側の面には、下方側に突出する一対の支持腕部54
A,54Bを突設している。図2(B)に示すように、
各支持腕部54A,54Bの先端には、軸受孔54aを
備える円柱部54bを設けている。軸受孔54aには、
上記底部27cの前方側の端部に固定した支軸37が遊
挿状態で挿入されており、支軸37により可動部材49
の下側部を回転自在に支持する構造となっている。な
お、図中56は、軸孔54a内に潤滑油を供給するため
の供給路である。
【0026】また、上記可動部材49の固定部材42と
反対側の面の上方側には左右両側に、それぞれ間隔をあ
けて一対の連結部57A,57Bを設けている。図2
(B)にし示すように、連結部57A,57Bには軸孔
57aを設けて支軸58を固定している。この支軸58
は、後述する油圧シリンダ63A,63Bのロッド67
の先端に設けた軸受孔67aに回転自在に挿入されてい
る。なお、支軸58には、軸受孔67a内に潤滑油を供
給するための通路58aを設けている。このように可動
部材42は、収容室28側の下方側が支軸37に回転自
在に支持されると共に、上方側が一対の油圧シリンダ6
3A,63Bのロッド67に連結されている。
【0027】図2(B)に示すように、上記第2リブ部
32A,32Bの後方側の端部及び側板26A,26B
の後方側の端部には、それぞれ軸孔32a,26aを設
けており、この軸孔32a,26aに支軸61を回転不
可に固定している。この支軸61は、後述する油圧シリ
ンダ63A,63Bのシリンダ64の後端部に設けた軸
受孔64aに回転自在に挿入されている。なお、支軸6
1には、潤滑油供給用の供給路61aを設けている。
【0028】フレーム23の収容室28には、上記可動
部材49を開閉駆動するための一対の油圧シリンダ63
A,63Bを収容している。各油圧シリンダ63A,6
3Bは、シリンダ64と、先端にピストン66(図4に
のみ図示する)を設けたロッド67を備えている。
【0029】シリンダ64の先端部には軸孔64aを設
けており、この軸孔64aに挿入された支軸61により
シリンダ64をフレー23に回動可能に連結している。
一方、ロッド67の先端部には軸孔67aを設けてお
り、この軸孔67aに挿入された支軸58により可動部
材49を回転可能に連結している。
【0030】また、フレーム23の収容室28内には、
油圧シリンダ63A,63Bを制御するための制御機構
71を収容している。この制御機構71は、図3
(A),(B),(C)に示すような構造であり、その
油圧回路の構造は、図4に示す通りである。
【0031】図3及び図4に示すように、制御機構71
は、主弁73、第1パイロット弁74、第2パイロット
弁75及び絞り77(図4にのみ図示する。)を備えて
いる。また、パワーショベル本体80側には、油圧源で
ある油圧ポンプ78、リザーバ79及び主切換弁81が
設けられている。
【0032】上記主切換弁82は、4ポート2位置型の
切換弁である。主切換弁82の4つのポートのうち、第
1のポートaは油圧ポンプ78と接続している。第2の
ポートbはリザーバ79と接続している。第3のポート
cは主弁73のポートe及び第1パイロット弁のポート
kと接続している。さらに第4のポートdは、主弁73
のポートf、第1パイロット弁74のポートl及び第2
パイロット弁75のポートtに接続している。
【0033】また、主切換弁82は、パワーショベルの
運転席に設けた操作レバー82aの非操作時には位置A
であり、上記ポートaがポートbと接続され、上記ポー
トc及びポートdは閉鎖される。運転者が操作レバー8
2aを操作すると位置Bに切り換えられ、ポートaとポ
ートcが接続され、ポートdとポートbが接続される。
【0034】上記主弁73は、4ポート2位置型のスプ
リングオフセット式の切換弁である。主弁73の4つの
ポートのうち、第1のポートeは上記主切換弁82のポ
ートc及び第1パイロット弁74のポートkに接続して
いる。第2のポートfは、主切換弁82のポートd、第
1パイロット弁74のポートl及び第2パイロット弁7
5のポートtに接続している。第3のポートgは、油圧
シリンダ63A,63Bのピストン66側及び第2パイ
ロット弁75のポートvに接続している。第4のポート
hは、油圧シリンダ63A,63Bのロッド67側及び
第2パイロット弁75のポートuと接続している。
【0035】また、主弁73は圧力検出ポートi,jを
備えている。圧力検出ポートi,jに作用する油圧(パ
イロット圧)の差(パイロット圧差)が小さい場合は、
スプリング73aの付勢力により主弁73は位置Cにあ
る。この位置Cでは、ポートeとポートg、ポートfと
ポートhがそれぞれ接続している。一方、圧力検出ポー
トiのパイロット圧が圧力検出ポートjのパイロット圧
よりもスプリング73aの付勢力以上大きくなると、主
弁73は、位置Dに切り換わり、ポートeとポートh、
ポートfとポートgがそれぞれ接続される。
【0036】第1パイロット弁74は、4ポート2位置
型であり、パイロット圧が作用しない状態でも切換位置
を保持するデテント式の切換弁である。
【0037】この第1パイロット弁74の4つのポート
のうち、第1のポートkは上記主切換弁82のポートc
及び主弁73のポートeと接続している。第2のポート
lは、上記主切換弁82のポートd、主弁73のポート
f及び第2パイロット弁75のポートtと接続してい
る。第3のポートmは、上記主弁73の圧力検出ポート
iと接続している。第4のポートnは、上記主弁73の
圧力検出ポートjと接続している。
【0038】第1パイロット弁74は、上記圧力検出ポ
ートpのパイロット圧が、圧力検出ポートqのパイロッ
ト圧よりも所定値以上大きくなると、位置Eに切り換わ
り、ポートkとポートn、ポートlとポートmがそれぞ
れ接続される。一方、圧力検出ポートqのパイロット圧
が、ポートpのパイロット圧よりも所定値以上大きくな
ると、位置Fに切り換わり、ポートkとポートm、ポー
トlとポートnがそれぞれ接続される。
【0039】第2パイロット弁75は5ポート3位置型
のスプリングセンタ式の切換弁である。この第2パイロ
ット弁75の5つのポートのうち、第1のポートrは、
第1パイロット弁の圧力検出ポートpと接続している。
第2のポートsは、上記第1パイロット弁74の圧力検
出ポートqと接続している。第3のポートtは、上記主
切換弁82のポートd、主弁73のポートf及び第1パ
イロット弁74のポートlと接続している。第4のポー
トuは、油圧シリンダ63A,63Bのロッド67側及
び主弁73のポートhと接続している。第5のポートv
は、シリンダ63A,63Bのピストン66側及び主弁
73のポートgと接続している。
【0040】また、第2パイロット弁75の圧力検出ポ
ートwは、油圧シリンダ63A,63Bのロッド67側
及び主弁73のポートhと接続し、圧力検出ポートxは
油圧シリンダ63A,63Bのピストン66側及び主弁
73のポートgと接続している。
【0041】この第2パイロット弁75は、上記圧力検
出ポートw,xのパイロット圧差がスプリング75a,
75bによる付勢力を下回る場合には位置Gとなり、ポ
ートr及びポートsをポートtに接続する一方、ポート
u,vを遮断する。
【0042】また、圧力検出ポートwに作用するパイロ
ット圧が圧力検出ポートxに作用するパイロット圧より
も第1のスプリング75aの付勢力以上大きくなると、
第2パイロット弁75は位置Hに切り換わり、ポートu
とポートr、ポートsとポートtがそれぞれ接続され、
ポートvは遮断される。上記のように圧力検出ポートw
は、油圧シリンダ63A,63Bのロッド67側に接続
しており、上記パイロット弁75の位置Hへの切り換わ
りは、油圧シリンダ63A,63Bのロッド67側の液
圧が高くなった場合、すなわちロッド67が最引き込み
位置まで達した場合に生じる。よって、上記第1のスプ
リング75aの付勢力を調節することにより、ロッド6
7の引き込み作動から伸出作動への切り換わり、すなわ
ち可動部材49の閉動作から開動作への切り換わりを調
節することができる。
【0043】さらに、圧力検出ポートxに作用するパイ
ロット圧が圧力検出ポートwに作用するパイロット圧よ
りも第2のスプリング75bの付勢力を以上大きくなる
と、第2パイロット弁75は位置Iに切り換わり、ポー
トrとポートt、ポートvとポートsがそれぞれ連通さ
れ、ポートuが遮断される。上記のように圧力検出ポー
トxは、油圧シリンダ63A,63Bのピストン66側
に接続しており、上記第2パイロット弁75の位置Iへ
の切り換わりは、油圧シリンダ63A,63Bのピスト
ン66側の液圧が高くなった場合、すなわちロッド67
が最伸出位置に達した場合や、可動部材49と固定部材
42の間に被破砕部材が挟み込まれた状態のままとなっ
た場合に生じる。よって、上記第2のスプリング75b
の付勢力を調節することにより、ロッド67の伸出動作
から引き込み動作への切り換わり、すなわち可動部材4
9の閉動作から開動作への切り換わりを調節することが
できる。
【0044】図中85aは、上記主切換弁82のポート
cと主弁73のポートeを接続する管路、85bは主切
換弁82のポートdと主弁73のポートfを接続する管
路である。また、85c,85dはそれぞれ上記主弁7
3のポートgと油圧シリンダ63A,63Bのピストン
66側を接続する管路である。85e,85fはそれぞ
れ上記主弁73のポートhと油圧シリンダ63A,63
Bのロッド側を接続する管路である。また、図1(A)
中、86aは軸受孔54aへ潤滑油を供給するための管
路である。さらに、88a〜88dは、主弁73、第1
及び第2パイロット弁74,75相互間を接続する管路
である。
【0045】上記図4に示すように、主弁73が位置
C、第1パイロット弁74が位置E、第2パイロット弁
75が位置Gにある状態で、操作レバー83aを操作し
て主切換弁82を位置Aから位置Bに切り換えると、図
5(A)に示すように、主弁73の圧力検出ポートiに
油圧ポンプ78側、圧力検出ポートjにリザーバ79側
の油圧が作用するため、油圧シリンダ63A,63Bの
ロッド67が最伸出位置と最引き込み位置の途中位置に
ある場合は一瞬伸出した後、下降端にある場合は直ち
に、主弁73が位置Cから位置Dに切り換わる。そのた
め、油圧シリンダ63A,63Bのロッド67側に油圧
ポンプ78から圧油が供給される一方、油圧シリンダ6
3A,63Bのピストン66側はリザーバ79に接続さ
れ、ロッド67は引き込み作動する。なお、第2パイロ
ット弁75には、圧力検出ポートwに油圧ポンプ78
側、圧力検出ポートxにリザーバ79側の油圧が作用す
るが、このパイロット圧差は第1のスプリング75aの
付勢力を下回るため、位置Gを維持する。
【0046】上記図5(A)に示す状態で、油圧シリン
ダ63A,63Bのロッド67が上昇端に達すると、主
弁73のポートhのポート圧が上昇し、それと共に第2
パイロット弁75の圧力検出ポートwに作用するパイロ
ット圧も上昇する。そのため、第2パイロット弁75の
圧力検出ポートwに作用するパイロット圧は、圧力検出
ポートxに作用するパイロット圧よりも、上記第1のス
プリング75aによる付勢力以上に大きくなり、第2の
パイロット弁75は位置Hに切り換わる。
【0047】図5(B)に示すように、第2パイロット
弁75が位置Hに切り替わると、第1パイロット弁74
の圧力検出ポートpがポンプ78側、圧力検出ポートq
がリザーバ79側に接続され、この圧力検出ポートp,
qのパイロット圧差により、第1パイロット弁74が位
置Eに切り換わる。
【0048】この図5(B)に示すように、第2パイロ
ット弁75が位置H、第1パイロット弁74が位置Eに
切り換わったことにより、主弁73の圧力検出ポートj
にポンプ78側、圧力検出ポートiにリザーバ79側の
油圧が作用するため、パイロット圧により主弁73は位
置Cに切り換わり、ロッド67が下降作動を開始する。
この状態を図6(A)に示す。
【0049】なお、このロッド67の下降を開始時に
は、第2パイロット弁75の圧力検出ポートxがリザー
バ79側、圧力検出ポートwがポンプ78側に接続され
るが、パイロット圧差はスプリング75aの付勢力に打
ち勝つ程ではないため、第2パイロット弁75はスプリ
ング75aの付勢力により位置Gに切り換わる。また、
第2パイロット弁75が位置Gに切り替わったことによ
り、第1パイロット弁74の圧力検出ポートp,qに
は、リザーバ79側の油圧が作用する。しかし、上記の
ように第1パイロット弁74はテテント式であるため、
パイロット圧が失われても、位置Eのまま保持されてい
る。
【0050】油圧シリンダ63A,63Bのロッド67
が下端まで降下すると、主弁73のポートeの圧力が上
昇し、第2パイロット弁75の圧力検出ポートxに作用
するパイロット圧が圧力検出ポートwに作用するパイロ
ット圧よりも上記第1のスプリング75aによる付勢力
以上大きくなり、図6(B)に示すように、第2パイロ
ット弁75は位置Gから位置Iに切り換わる。第2パイ
ロット弁75が位置Iに切り換わると、第1パイロット
弁74の圧力検出ポートqが油圧ポンプ78側、圧力検
出ポートpがリザーバ79側と接続され、このパイロッ
ト圧差により第1パイロット弁74は、位置Fに切り替
わる。このように第2パイロット弁75が位置I、第1
パイロット弁74が位置Fに切り換わることにより、主
弁73の圧力検出ポートiがポンプ78側、圧力検出ポ
ートjがリザーバ79側に接続され、パイロット圧差に
より主弁73が位置Dに切り換わり、油圧シリンダ63
A,63Bのロッド67は上昇作動を開始する。
【0051】主弁73が位置Dに切り換わると、第2パ
イロット弁75の圧力検出ポートwがポンプ78側、圧
力検出ポートxがリザーバ79に接続されるが、パイロ
ット圧差はスプリング75aによる付勢力を下回るた
め、第2パイロット弁は位置Gに切り換わる。この状態
は上記図5(A)の状態であり、操作レバー82aを操
作位置保持しておけば、以下同様にして油圧シリンダ6
3A,63Bのロッド67は伸出・引き込み作動を繰り
返し、可動部材49は開閉動作を繰り返す。また、上記
ロッド67の作動を停止する場合には、上記操作レバー
82aを操作して主制御弁82を位置Aから位置Bに切
り換えれば良い。
【0052】なお、上記図5(A)の場合と異なり、前
回作動停止時に第1パイロット弁74が位置Cであった
場合、ロッド67が上下端の途中位置にある場合には図
6(A)、ロッド67が下端位置にある場合は図6
(B)に示す状態から上記の作動を繰り返す。
【0053】上記固定部材42と可動部材49の間に供
給された被破砕物を破砕することができず、可動部材4
9の閉作動(ロッド67の伸出作動)の途中で被破砕部
材を挟持した状態で停止した場合、上記図6(A)に示
す状態で、油圧シリンダ63A,63Bのピストン66
側の圧力が上昇する。この圧力上昇により第2パイロッ
ト弁75の圧力検出ポートxのパイロット圧は、圧力検
出ポートwのパイロット圧よりも上記第2のスプリング
75bの付勢力以上大きくなり、第2パイロット弁75
は位置Iに切り換わる。また、第2パイロット弁75が
切り換わると、これに続いて第1パイロット弁74が位
置Fに切り替わり、さらに、主弁73もC位置に切り換
わる。よって、図5(A)に示すように、油圧シリンダ
63A,63Bのピストン66側がリザーバ79側、ロ
ッド67がポンプ78側に接続されてロッド67が引き
込み作動を開始すると共に、第2パイロット弁75がス
プリング75a,75bの付勢力により位置Gに復帰す
る。以下、同様に油圧シリンダ63A,63Bのロッド
67は前進・後退を繰り返す。
【0054】このように、本実施形態に係るジョークラ
ッシャでは、油圧シリンダ63A,63B内のピストン
側あるいはロッド側の圧力の上昇を検出して自動的に開
閉を行う構成としており、操作者がいったん操作レバー
82aを操作すれば、自動的にロッド67が往復運動を
繰り返し、可動部材49が開閉作動を繰り返す。よっ
て、操作者は操作レバー82aを何回も操作する必要が
なく、操作性及び破砕作業の作業性に優れている。
【0055】また、上記のように破砕物を一回の閉動作
で破砕できず、閉動作の途中で破砕物が可動部材49と
固定板42の間に挟持したままとなった場合には、シリ
ンダ63A,63Bのピストン66側の圧力の上昇を検
出して自動的に開動作に移行するため、可動部材49や
固定部材42に過度の力が作用するのを確実に防止する
ことができる。
【0056】本実施形態に係るジョークラッシャーは、
上記のようにパワーショベルのアタッチメントに取付け
られたものであって、上記従来の実施形態に対して十分
な実施形態として用いられるものであって、パワーショ
ベルのブーム及びアームを駆動するとにより、図1
(A)に示すフレーム23の上方側の投入口23aから
被破砕物を投入した後、操作者が上記操作レバー82a
を操作位置に設定すると、可動部材49が図1(A)中
矢印Wで示すように、支軸37を支点として回動を繰り
返し、破砕物は可動部材49と固定部材42の間に挟み
込まれることにより小さく破砕され、図1(A)に示す
フレーム23の下方側の排出口23bから排出される。
【0057】この際、上記のように一回の可動部材49
の閉動作によって被破砕物が破砕されないために、可動
部材49が閉作動の途中で止まってしまった場合には、
油圧シリンダ63A,63Bの圧力上昇を制御機構71
が自動的に検出して開動作に移行するため、可動部材4
9に過度の力がかかってしまうことがない。
【0058】図7(A),(B)及び図8は、本発明の
第2実施形態を示している。この第2実施形態では、固
定部材42の先端部分の構造を第1実施形態と異ならせ
ている。
【0059】すなわち、固定部材42の基板43及び主
補強板44をフレーム23の上端より下側に位置させ、
固定部材42の上端と間隔を明けて側板26A,26B
間にシャフト部材87を架設している。このシャフト部
材87には、側板26A,26Bの幅方向に所要間隔を
あけて枠板部材89,89・・・を設けている。各枠板
部材89の下側端部には、切込89aを設けており、こ
の切込89aに上記固定部材42の基板43を嵌合して
いる。また、各枠板部材89,89・・・の上端部に
も、切込89bを設けており、この切込89bに複数の
爪部48,48・・・を並設したすくい板90を嵌合し
ている。
【0060】上記固定部材42の上端と上記すくい板9
0の下端との間には、上記シャフト部材87と枠板部材
89,89が長方升状の開口92,92・・・を構成し
ている。このようにフレーム23の先端部分を複数の開
口92,92・・・を設けたいわばスケルトン構造とし
た場合、岩石等をフレーム23内に取り込むときに、土
砂が混入していても、この土砂は、上記開口92からフ
レーム23の外部に落下する。そのため、上記可動部材
49を駆動して破砕作業を行う際に、土砂が可動部材4
9と固定側部材42の間に供給されるのを防止すること
ができ、排出口23bが土砂により目詰まりを起こすの
を防止することができる。
【0061】また、第2実施形態では、上記制御機構7
1の主弁73、第1及び第2パイロット弁74,75を
接続する管路を無くし、これらの弁を構成する筐体内に
設けた液路により流路を形成している。
【0062】さらに、第2実施形態では、上記制御機構
71では、上記支軸61の近傍に潤滑油供給口95を設
け、この潤滑油供給口95から延在させた管路96,9
7の端部を上記支持部54A,54Bの軸受孔54a及
びロッド67の軸受孔67aまで連結している。そのた
め、第2実施形態では、上記潤滑油供給口95から潤滑
油を供給すれば、一度に2箇所に潤滑油を供給すること
ができ、潤滑油の供給作業を効率良く行うことができ
る。第2実施形態のその他の構造は、上記した第1実施
形態と同様であるので、同一の要素には、同一の符号を
付して説明を省略する。
【0063】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記第1
及び第2実施形態は、いずれもジョークラッシャである
が図9に示すように、アタッチメント式の小割り機10
0に本発明に係る駆動装置を設けてもよい。この小割り
機100は固定部材42はフレーム23と一体であって
刃部101を備えており、一方可動部材49は一方の端
部102をフレーム23に回転自在に支持しており、他
端側に円錐状の突起104を設けている。かかる小割り
機の場合にも、上記のような制御機構71を設けること
により、可動部材49の開閉作動を自動的に行うことが
でき、また、被破砕物が固定部材42と可動部材49の
間に挟み込まれた場合には、可動部材49が自動的に開
動作を行う。
【0064】また、上記実施形態では、操作レバー82
aにより開閉作動を制御しているが、レバーに限定され
ず、押しボタン式スイッチ、ペダル等の操作機構によ
り、開閉駆動を制御する構成としてもよい。
【0065】さらに、図10(A),(B)に示すよう
に、可動部材49の補強板52に、投入口23a側から
排出口23b側へ設けた長尺な筋状の破砕突起53’,
53’…を設けてもよい。破砕突起53’をこのような
形状とした場合、上記図1(A),(B)の破砕突起と
比較して被破砕物が排出口23b側へ円滑に流れるよう
になる。
【0066】さらにまた、主切換弁82は、上記図4に
示す構造のものに限定されない。例えば、図11(A)
に示す例では、主切換弁82’は4ポート3位置の切換
弁であり、ポートbはリザーバ79及び主弁73のポー
トfと接続されているが、ポートdを閉鎖している。図
示の位置Jでは、ポートaとポートbが接続され、ポー
トcが主弁73のポートeと接続される。また、左側の
位置Kではポートaとポートd、ポートbとポートdが
それぞれ接続される。さらに、右側の位置Lでは、ポー
トaとポートc、ポートbとポートdがそれぞれ接続さ
れる。なお、この主切換弁82’は、レバー82a側の
動作方向を機械的に制限することに
【0067】また、図11(B)に示すように、パワー
ショベル本体80内に三方向弁100を設け、この三方
向弁100のポート100aを主弁73のポートfと接
続すると共に、このポート100aと選択的に接続され
るポート100b,100cをそれぞれ主切換弁82の
ポートc,ポートdと接続してもよい。図11(B)に
示すように、三方向弁100をポート100aとポート
100bとが接続される位置に設定している場合、主切
換弁82’を位置Kに設定すると油圧シリンダ62A,
62Bが作動する。一方、三方向弁100をポート10
0aとポート100cとが接続される位置に設定してい
る場合、主切換弁82を位置Lに設定すると油圧シリン
ダ62A,62Bが作動する。よって、図11(B)の
構成とした場合には、三方向弁100の切換によって、
油圧シリンダ62A,62Bを作動させる際のレバー8
2aの作動方向を変更することができる。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のジョークラッシャでは、その駆動装置を、油圧シリン
ダの伸出側又は引き込み側の油圧が所要値を上回ると、
ロッドの伸出・引き込み動作を反転させるようにしてい
るため、可動部材がいったん作動を開始すれば、可動部
材は固定部材に対して自動的に近接・離反を反復する。
よって、可動部材を固定部材に対して近接・離反させる
度に、操作者がレバー等を操作する必要がないため、操
作性及び破砕作業の作業性が向上する。
【0069】また、可動部材と固定部材の間に被破砕部
材が挟み込まれた場合には、油圧シリンダの油圧が上記
所要値以上に上昇し、油圧シリンダのロッドは引き込み
作動に反転する。よって、可動部材に過度の力が作用す
るのを確実に防止することができる。
【0070】また、上記第1及び第2の圧力検出ポート
に作用する油圧の差が上記第1及び第2のスプリングの
付勢力以上となると切り換わるスプリングセンタ式の切
換弁を設けた場合には、これら第1及び第2のスプリン
グの付勢力により、上記油圧シリンダのロッドの伸出・
引き込み作動が反転する油圧が規定される。
【0071】さらに、第1及び第2のスプリングの付勢
力を調節可能とした場合には、破砕物の種類、可動部
材、固定部材の強度等に応じて、上記油圧シリンダのロ
ッドが反転を開始する油圧を適当な値に設定することが
できるため、上記した可動部材の伸出・引き込み作動の
反復や、破砕物が可動部材と固定部材の間に挟持された
場合のロッドの引き込み動作への反転が確実になる。
【0072】また、本発明のジョークラッシャのように
一つのフレーム内に固定部材、可動部材、駆動装置を収
容しているため、構造が簡単であると共に、小型化・軽
量であるコストの低減を図ることができる。
【0073】さらに、フレームに複数の開口を格子状部
を設けた場合には、破砕物をフレーム内に被破砕物を投
入する際に土砂が混入している場合にも、この格子状部
分から土砂はフレームの外部に落下するため、可動部材
と固定部材の間に土砂が挿入されてしまうことがなく、
目詰まりを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示し(A)は一方の
側板を取り外した状態の側面図、(B)は平面図であ
る。
【図2】 本発明の第1実施形態を示し(A)は正面
図、(B)は一部破断平面図である。
【図3】 制御機構を示し、(A)は平面図、(B)は
側面図、(C)は正面図である。
【図4】 駆動装置を示す油圧回路図である。
【図5】 (A),(B)は駆動装置の作動を説明する
ための回路図である。
【図6】 (A),(B)は駆動装置の作動を説明する
ための回路図である。
【図7】 本発明の第2実施形態を示し、(A)は一方
の側板を取り外した状態の側面図、(B)は一部破断平
面図である。
【図8】 本発明の第2実施形態の正面図である。
【図9】 本発明の変形例を示す側面図である。
【図10】 破砕突起の他の例を示し、(A)は側面
図、(B)は一部破断平面図である。
【図11】 (A),(B)は主切換弁の他の例を示す
油圧回路図である。
【図12】 従来のアタッチメント式の破砕装置を示
し、(A)は側面図、(B)は油圧回路図である。
【符号の説明】
23 フレーム 28 収容室 42 固定部材 49 可動部材 63A,63B 油圧シリンダ 64 シリンダ 66 ピストン 67 ロッド 73 主弁 74 第1パイロット弁 75 第2パイロット弁 78 油圧ポンプ 79 リザーバ 82 主切換弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 1/02 - 1/10 E04G 23/08 E02F 3/40

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームの後部に突設したブラケットを
    介して走行装置を有する油圧式掘削機のアームに着脱自
    在に取り付けられ、 上記フレームの一対の側板の前端間に固定部材を取り付
    けると共に、該固定部材と対向させて上記フレーム内に
    可動部材を配置し、かつ、フレームの上端には、固定部
    材と可動部材との間に位置する被破砕物の投入口を設け
    ると共に、フレームの下端には、上記固定部材と可動部
    材との間に位置して上記投入口と上下対向させた位置に
    被破砕物の排出口を設け上記フレーム内に駆動装置の油圧シリンダを取り付け
    て、該油圧シリンダのロッド先端を上記可動部材の背面
    側に回転可に軸着すると共に、該可動部材の背面側に下
    方へ突出させた支持腕部を設け、該支持腕部の下端の軸
    受穴にフレームに固定した支軸を遊挿状態に通して支持
    腕部を回転自在に軸着し、 上記油圧シリンダのロッドの作動により、上記可動部材
    を回動させながら固定部材に対して近接方向及び離反方
    向に反復移動させ、上記投入口から自重落下する被破砕
    物を可動部材と上記固定部材との間に挟持しながら破砕
    して、連続的に下方の排出口から排出させる構成として
    いることを特徴とするジョークラッシャ
  2. 【請求項2】 上記フレームの一対の側板の間には、上
    記固定部材を取り付けていると共に上端にすくい板を取
    り付け、該上端のすくい板と上記固定部材との間に長方
    升状の開口を設け、該開口を土砂排出用の開口としてい
    る請求項1に記載のジョークラッシャ。
  3. 【請求項3】 上記可動部材に複数の破砕突起を設けて
    いる請求項1または請求項2に記載のジョークラッシ
    ャ。
  4. 【請求項4】 上記フレームの一対の側板間に基板部材
    を固定して、該基板部材に上記固定部材を固定すると共
    に、該固定部材の下部で排出口に面する位置に、上記基
    板部材にスペーサを介して補助補強板を取り付け、厚さ
    の異なるスペーサを介設することにより上記排出口のク
    リアランスを調節する構成としている請求項1乃至請求
    項3のいずれか1項に記載のジョークラッシャ。
  5. 【請求項5】 上記固定部材の投入側の上端部には複数
    の爪部を所要間隔を あけて並設している請求項1乃至請
    求項4のいずれか1項に記載のジョークラッシャ。
  6. 【請求項6】 上記フレーム内に、上記駆動装置の油圧
    シリンダを制御する制御機構を収容しており、該制御機
    構は、ロッドが伸出・引き込み作動を反復するように、
    上記油圧シリンダに上記油圧源より油圧を供給すると共
    に、上記油圧シリンダの伸出側及び引き込み側の油圧を
    検出し、油圧シリンダの伸出側又は引き込み側の油圧が
    所要値を上回ると、ロッドの伸出・引き込み動作を反転
    させる設定としている請求項1乃至請求項5のいずれか
    1項に記載のジョークラッシャ
  7. 【請求項7】 上記制御機構は、油圧シリンダのロッド
    側の油圧が作用する第1の圧力検出ポートと、 上記油圧シリンダのピストン側の油圧が作用する第2の
    圧力検出ポートと、 上記油圧シリンダの伸出側及び引き込み側の油圧の所要
    値を規定する第1及び第2のスプリングとを有し、上記
    第1及び第2の圧力検出ポートに作用する油圧の差が上
    記第1及び第2のスプリングの付勢力以上となると切り
    換わるスプリングセンタ式の切換弁を備えている請求項
    6に記載のジョークラシャ。
  8. 【請求項8】 上記第1及び第2のスプリングの付勢力
    を調節可能としている請求項7に記載のジョークラシ
    ャ。
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