JP3165584B2 - 電気式穀類水分計 - Google Patents

電気式穀類水分計

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JP3165584B2
JP3165584B2 JP09233994A JP9233994A JP3165584B2 JP 3165584 B2 JP3165584 B2 JP 3165584B2 JP 09233994 A JP09233994 A JP 09233994A JP 9233994 A JP9233994 A JP 9233994A JP 3165584 B2 JP3165584 B2 JP 3165584B2
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文秀 菊池
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株式会社ケット科学研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は穀類の水分計に関し、特
に一定間隔で配置された上部電極と下部電極との間に所
定量の試料穀類を挟持して所定電圧と所定加圧力下で電
気抵抗を測定して、この測定抵抗値によって穀物の水分
を測定するようになった電気式穀類水分計に関する。
【0002】
【従来の技術】穀類の水分測定に際して、穀類の電気抵
抗を測定して穀類の水分を測る方法が知られている。穀
類の水分測定の安定化の為に、すなわち穀類の電気抵抗
の測定値の再現性を良くするためには、上部と下部の電
極間隔を一定にすること、試料量を一定にすること、試
料に対する加圧力を一定にすること等が必要である。こ
の条件のもとに電極間に所定の電圧を印加して穀類の抵
抗値を測定している。
【0003】具体的には、従来の電気式穀類水分計は、
実公昭61−39323号に示されるように、本体に設
けた口径部に上部電極をねじ係合させ、この上部電極に
対向するように弾性手段を用いて下部電極を本体に取付
けるように構成し、上部電極と本体とのねじ込み量と下
部電極を上部電極の方向へ押圧する弾性手段の弾性力を
調整するようにして上部電極と下部電極との間に所定間
隔を得るとともに、その間に挟持された試料穀類に所定
圧力を付加するようになっていた。
【0004】この型式の水分計では弾性手段は通常下部
電極の下面を支えるように板ばねまたはゴム板が用いら
れる。板ばねを用いた場合には、下部電極の下面は板ば
ねにねじこまれた複数の調整ねじによって支持され、こ
の調整ねじのねじ込み量を調整することによって電極間
の試料穀類の加圧力が所定の値に設定される。さらに以
上の設定状態に保持するために調整ねじには回転止め機
構が設けられており、調整ねじのロック板をアーム板に
ねじ結合する事によって板ばねに対して調整ねじを錠止
するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの従来の水分
計では、下部電極を上部電極の方向へ押圧する弾性手段
が、下部電極と接触して弾性力を付与する板ばねと、調
整ねじによって支持され板ばねの支点を作りだすアーム
板と、弾性力を調整した後、調整ねじを錠止するための
ロックねじ及びロック板とからなっており、部品点数が
多く、コスト的に不利であった。
【0006】本発明は、従来の水分計の以上の欠点を解
消するべくなされたものであり、下部電極に弾性力を付
与する弾性手段を簡素化した水分計を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、所定量
の試料を盛った試料皿を下部電極に載置させ、上部電極
をハンドルにより回転させながら下降させ上部電極と下
部電極との間で試料を加圧圧砕した後上部電極と下部電
極との間に電圧を印加させて試料の含水率を測定するよ
うになった穀類水分計において、下部電極を上部電極の
方向に押圧する弾性装置であって、該弾性装置が突起部
を有する板ばねと、板ばねの突起部と当接する位置に設
けられた調整ねじとからなることを特徴とする電気式水
分計が提供される。
【0008】また、本発明によれば、調整ねじの回り止
めを水分計ケース本体に一体的に成型する構成とするこ
とができる。
【0009】
【作用】この構成により、従来の板ばねのばね性能を生
かしつつ、板ばね自体に支点を設けることにより、圧力
調整ねじでの締め付け力が板ばねの該支点に作用するこ
とによって板ばねの弾性力を直接調整することができる
ので、従来の、板ばねに作用するアーム板のような手段
が不要となり、部品点数が減少し、構成が簡単となる。
【0010】また、調整ねじの緩み止めを、水分計本体
ケースに一体的に成型することで、ロックねじやロック
板等の部品を不要とすることができ、さらに部品点数の
削減及び構成の簡単化を計ることができる。
【0011】
【実施例】本発明を添付の図面を参照して、さらに詳し
く説明する。図1及び図2は、本発明による電気式穀類
水分計の電極構造部を示す要部断面図であり、図1は正
面断面、図2は側面断面を示す。水分計の本体は、上ケ
ース1と下ケース5よりなり、上ケース1の上面の口径
部1aを介してインサート2が貫通している。インサー
ト2は、角雌ねじを有するものである。このインサート
2の角雌ねじにハンドル4を上部に有する上部電極部3
の雄ねじがねじ係合している。
【0012】穀類試料を入れた試料皿9が、上ケース1
の側壁部に設けた挿入口10を通して本体内に挿入さ
れ、次いで試料皿9は、ばね調整ねじ7に支持される加
圧板ばね6上に載置された下部電極8に安着される。ば
ね調整ねじ7は、下ケース5の底部から直立するように
一体的に成型された支持脚筒11に、そのヘッド部を嵌
入している。
【0013】測定は、ハンドル4を回転し、上部電極部
3をインサート2にねじ込み、下部電極部8と所定の間
隔で試料皿9内の試料12を粉砕加圧して、上部電極部
3と下部電極部8との間に電圧を印加することにより、
試料皿9の試料収容凹所9aの金属製底部9bを通して
電流を流すことによって行われる。
【0014】測定を正確に行うためには、試料に対する
加圧力を一定にすることが必要であるが、この加圧力
は、ハンドル4を回して、上部電極部3を下部電極部8
の方へねじ込むことにより、上部電極部3が試料12、
試料皿の底部9b及び下部電極部8を介して、加圧板ば
ね6を下方に押し下げ、この加圧板ばね6の反力によっ
て得られる。
【0015】加圧板ばね6は、突起部6aを有してお
り、この突起部6aに対応する位置においてばね調整ね
じ7が配置されている。ばね調整ねじ7は、加圧板ばね
6を上下に調整して加圧力を調整することができる。突
起部6aを設けたことにより、ハンドル4がねじ込まれ
下部電極部8の突起8aが加圧板ばね6を下方に押した
時に、ばね調整ねじ7で支持された2つの突起部6aが
加圧板ばね6の支点となって、下部電極部8の突起8a
に反力を作用するようになる。したがって、従来、板ば
ねの支点を設定するために必要とされたアーム板等の手
段がなくても、加圧板ばね6の支点を設定することがで
きるようになる。
【0016】図3は、図1のA−A断面を示す図で、下
ケース5の底部から直立する支持脚筒11は、ばね調整
ねじ7の形状に適合するように成型されており、ばね調
整ねじ7の緩み止めとして作用する。これにより、他の
ロック手段を要すること無く、ばね調整ねじ7を調整
後、緩みによって試料の加圧力が変化することを簡単に
防止することができる。
【0017】以下に本発明の電気式穀類水分計の作動を
説明する。試料皿9に定量の試料を盛って挿入口10よ
り上ケース1内の上部電極部3と下部電極部8との間に
挿入する。この時点では、上部電極部3は、上方に変位
されており、よって試料皿9は容易に両電極部3及び8
間に挿入できる。
【0018】次いでハンドル4を回転し、上部電極部3
をインサート2内にねじ込み降下させる。上部電極部3
の下端が、試料皿9内の凹所9a内に進入し、試料12
を粉砕しつつ加圧する。上部電極部3が所定位置まで下
降されると、上部電極部3と下部電極部8の電極間隔が
所定の間隔となる。この時、加圧板ばね6は、下部電極
部8の突起8aによる押し付け力によって、突起部6a
を支点としてたわみ、この反力として下部電極部8に加
圧力を作用する。所定の加圧力が作用した状態で、上部
電極部3と下部電極部8の間に通電を行ない、その間の
電気抵抗を測定して試料に含まれる水分量の算出を行な
う。
【0019】測定後ハンドル4は、逆方向に回転されて
上部電極3を上昇させる。測定された試料は試料皿9と
共に挿入口10から抜き取られて測定を終了する。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、下部電極に加圧力を付
与する板ばねに突起部を設け、該突起部に対応する位置
に調整ねじを設けたため、調整ねじにて支持された突起
部が、板ばねの支点となって下部電極に加圧力を付与す
ることができる。したがって、アーム板等の他の手段を
用いて板ばねの支点を作ってやる必要がなく、部品点数
を減らし、構成を簡単にすることができる。また、調整
ねじの回り止めを下ケースと一体的に成型したため、他
のロック手段の必要がなく、部品点数削減及び構成簡単
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気式穀類水分計の電極構造部を
示す要部正面断面図。
【図2】本発明による電気式穀類水分計の電極構造部を
示す要部側面断面図。
【図3】図1のA−A断面を示す図。
【符号の説明】
1 上ケース 1a 口径部 2 インサート 3 上部電極部 4 ハンドル 5 下ケース 6 加圧板ばね 6a 突起部 7 ばね調整ねじ 8 下部電極部 8a 突起 9 試料皿 9a 凹所 9b 底部 10 挿入口 11 支持脚筒 12 試料

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定量の試料を盛った試料皿を下部電極
    に載置させ、上部電極をハンドルにより回転させながら
    下降させ上部電極と下部電極との間で試料を加圧圧砕し
    た後上部電極と下部電極との間に電圧を印加させて試料
    の含水率を測定するようになった穀類水分計において、
    前記下部電極を前記上部電極の方向に押圧する弾性装置
    であって、該弾性装置が突起部を有する板ばねと、該板
    ばねの前記突起部と当接する位置に設けられた調整ねじ
    とからなることを特徴とする電気式水分計。
  2. 【請求項2】 前記調整ねじの回り止めを水分計ケース
    本体に一体的に成型したことを特徴とする請求項1記載
    の水分計。
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