JP3165252B2 - 火災報知装置 - Google Patents

火災報知装置

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JP3165252B2 JP20171892A JP20171892A JP3165252B2 JP 3165252 B2 JP3165252 B2 JP 3165252B2 JP 20171892 A JP20171892 A JP 20171892A JP 20171892 A JP20171892 A JP 20171892A JP 3165252 B2 JP3165252 B2 JP 3165252B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトラム拡散通信
(SS)を用いて受信機と中継器の間、或いは受信機又
は中継器と火災感知器の間で火災信号あるいは火災関連
する信号を伝送するようにした火災報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の火災報知装置にあっては、受信機
から引き出された伝送線路に複数の中継器を接続し、更
に各中継器から引き出された伝送線路に火災感知器を接
続している。中継器には予めアドレスが設定されてお
り、受信機は順番に中継器アドレスを指定してアドレス
と共にコマンドを送り、アドレスの照合一致が得られた
中継器から火災に関する情報を送り返させるポーリング
を行っている。
【0003】この点は、中継器からの伝送線路に接続さ
れた複数の火災感知器との間でも、中継器からのポーリ
ングが同様にして行われ、火災に関する情報を中継器で
収集している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の火災報知装置にあっては、受信機から中継器
をポーリングするために予めアドレスを設定しておかな
ければならず、端末数の増加に応じてアドレスのビット
数が大きくなり、アドレス送信及びアドレス判別の処理
サイクルが長くなって時間がかかる問題がある。
【0005】また火災報知装置では専用の伝送線路を使
用しているが、電話回線のように伝送劣化に対する等化
補償等の手段が講じていられないために、ノイズや伝送
劣化の影響を受け易く、伝送中にアドレスデータにエラ
ーが起きて誤ったアドレス指定を行ってしまう可能性が
ある。更に、火災報知装置の専用の伝送線路を使用し
て、火災発生場所の音声、ITVカメラ等で捕えた画像
データ等の火災に関連する情報を受信機側に送って復元
出力することが考えられるが、火災信号の伝送に影響を
及すことから重複したタイミングとならないように送る
必要があり、また伝送品質がそれほど高くないために高
速、及び高帯域のデータ伝送は望めないという問題があ
った。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、スペクトラム拡散通信を利用してア
ドレスを一切不要とした受信機と端末間でのポーリング
伝送ができる火災報知装置を提供することを目的とす
る。また本発明の他の目的は、火災報知装置の伝送線路
をそのまま使用して火災に関連する各種の情報を火災信
号の伝送に影響を与えることなく送ることができるよう
にした火災報知装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。まず本発明は、受信機か
ら引き出された伝送線路に1又は複数の中継器を接続
し、中継器から引き出された伝送線路に火災感知器を接
続した火災報知装置を対象とする。
【0008】このような火災報知装置につき本発明にあ
っては、まず中継器の各々に、各中継器毎に予め割当て
た相異なる固有の擬似ランダム系列PN1 〜PNn を発
生する擬似ランダム系列発生部と、この擬似ランダム発
生部で発生した擬似ランダム系列を用いて受信機からの
信号を受信復調する受信部と、擬似ランダム発生部で発
生した擬似ランダム系列を用いて中継器からの信号を受
信機に送信する送信部とを設ける。
【0009】一方、受信機には、中継器に設定した固有
の擬似ランダム系列と同じ複数の擬似ランダム系列PN
1 〜PNn の中のいずれか1つに切替えて発生する擬似
ランダム系列切替発生部と、この擬似ランダム系列切替
部で発生した擬似ランダム系列を用いて受信機からの信
号を中継器側に送信する送信部と、擬似ランダム系列切
替部で発生した擬似ランダム系列を用いて中継器からの
信号を受信復調する受信部とを設けたことを特徴とす
る。
【0010】このような構成は、受信機からの伝送線路
に直接、火災感知器を接続した場合、あるいは中継器と
火災感知器との間についても同様に適用できる。また本
発明は、中継器側に、火災に関連する任意の情報を送出
するデータ送出部と、該データ送出部からの信号を所定
の擬似ランダム系列PN0 を用いて受信機側へ送信する
送信部と設け、一方、受信機側に、擬似ランダム系列と
同じ擬似ランダム系列を用いてデータ送出部からのデー
タ信号を受信復調する受信部と、受信部の受信データか
ら火災に関連する任意の情報を復元するデータ復元部と
を設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】このような構成を備えた本発明の火災報知装置
によれば、特定の中継器を呼び出す場合には、受信機で
予め呼出し先の中継器に割当てている擬似ランダム系列
を使用したスペクトラム拡散変調によるコマンド信号を
送出するだけでよく、アドレスは必要ない。
【0012】中継器側にあっては、予め割当てられた擬
似ランダム系列を使用して受信機からの信号を受信復調
しており、同じ擬似ランダム信号を受信しない限り受信
出力が得られず、アドレス判別を必要とせずに、自己の
割当て擬似ランダム系列を使用して受信機から送出され
た信号のみを受信復調することができる。更に擬似ラン
ダム信号によるデータビットの受信復調は、自己相関計
算によるピーク値から判別しているため、系列要素数を
N個とした場合、受信系列が不一致の時は−1/Nであ
るが、受信系列と一致した場合にはN倍の受信S/N比
が得られ、伝送劣化の影響を受けずデータ伝送の信頼性
が著しく高い。
【0013】更に、火災に関連する情報を所定の擬似ラ
ンダム系列を用いたスペクトラム拡散通信により端末側
から受信機側に送って復元させることで、従来の火災報
知装置の伝送線路をそのまま使用しても、火災信号から
見ると擬似ランダム系列信号は微弱なノイズとしてしか
見えず、火災信号に影響を及すことなく、火災関連情報
のデータ伝送が確実にできる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示したブロック図
である。図1において、受信機10から引き出された伝
送線路12には中継器14−1,14−2,・・・14
−nが接続されている。また、各中継器14−1〜14
−nから引き出された伝送線路16には火災感知器18
が接続されている。中継器14−1〜14−nは中継器
14−1に代表して示すように、PN発生部20,SS
受信部22,SS送信部24,制御部26及び伝送制御
部28を備える。
【0015】この第1実施例において、中継器14−1
〜14−nの各々にはスペクトラム拡散通信(SS)に
使用する擬似ランダム系列PNが予め割り当てられてお
り、中継器14−1〜14−nに割り当てられた擬似ラ
ンダム系列はPN1 〜PNnと異なった系列である。擬
似ランダム系列PN1 〜PNn としては、系列要素数N
で決まる所定ビット長、例えば511ビットのM系列信
号やゴールド系列信号等を使用することができる。
【0016】一方、受信機10にはPN切替発生部3
0,制御部32,SS送信部34,SS受信部36,操
作部38及び表示部40が設けられる。PN切替発生部
30は中継器14−1〜14−nを順次呼び出すため、
それぞれの擬似ランダム系列PN1 〜PNn を一定周期
ごとに切替え発生し、SS送信部34及びSS受信部3
6に設定する。SS送信部34は制御部32からのコマ
ンドを現在の切替え時点でPN切替発生部30より発生
している特定の中継器に対応した擬似ランダム系列PN
iを使用してスペクトラム拡散変調して、伝送線路12
に送出する。また、SS受信部36はSS送信部34に
設定したと同じ擬似ランダム系列PNiを使用して中継
器側からの受信信号を復調し、復調データを制御部32
に出力する。
【0017】図2は図1の中継器側に設けたSS送信部
24と受信機10側に設けたSS受信部36とを取り出
して、それぞれの実施例を示したブロック図である。ま
ずSS送信部24はミキサ42と平衡変調器44を備え
る。一方、SS受信部36はミキサ46,平行変調器4
8,IFバンドパスフィルタ50及びPSK復調器52
を備える。
【0018】尚、SS送信部24のPN系列発生器20
aは図1の中継器側のPN系列発生部20に対応し、ま
たSS受信部36のPN系列発生器30aは図1の受信
機10に設けたPN切替発生部30に対応する。スペク
トラム拡散通信方式は筐体器の情報信号を高いクロック
周波数を有する擬似ランダム系列信号により変調して、
広い帯域に亘って現情報を周波数的に拡散して送信する
ため、S/N比が劣悪な環境下においても信頼性の高い
通信を実現することができる。また、スペクトラム拡散
通信方式は他の送信源からの妨害に強く、更に所要送信
電力密度が低いので、擬似ランダム系列信号を知らない
限り、第三者により現情報を復元することができない秘
匿性を有する。
【0019】このようなスペクトラム拡散通信を実現す
る図2の実施例にあっては、まずSS送信部24で送信
データビット0,1に応じてPSK変調された原信号a
(t)に対し、PN系列発生器20aより所定周期を持
つPN系列信号p(t)をミキサ42においてキャリア
として乗算することにより、送信信号s(t)が生成さ
れる。この送信信号s(t)は平衡変調器44において
搬送信号cosωC を変調することにより送信され
る。
【0020】一方、SS受信機36側ではPN系列発生
器30aが送信側と同じPN系列信号を発生し、平衡変
調器48において中間周波成分IFを有する搬送波co
s(ωC +ωIF)tがPN系列信号で変調され、送信側
のPN系列信号p(t)に対し擬似的な逆関数の信号q
(t)が生成される。この逆関数の信号q(t)と受信
信号がミキサ46で乗算され、受信信号の周期と逆関数
の信号q(t)の周期が完全に一致したとき自己相関ピ
ークに依存した中間周波信号が得られ、IFバンドパス
フィルタ50を介してPSK復調器52で原信号a
(t)を復調することができる。
【0021】図3は本発明で用いるSS送信部24とS
S受信部36の他の実施例を示したブロック図であり、
この実施例にあっては擬似ランダム系列信号を直接伝送
線路に送出するようにしたことを特徴とする。図3にお
いて、まずSS送信部24側はPN系列発生器20a,
ミキサ42及びパワーアンプ54で構成される。一方、
SS受信部36側はA/D変換器56,シフトレジスタ
58,相関演算器60,PN系列発生器30a及びコン
パレータ62で構成される。
【0022】SS送信部24は送信データa(t)のデ
ータビットが1のとき、ミキサ42より擬似ランダム系
列p(t)をそのままパワーアンプ54で増幅して伝送
線路12に送り出す。一方、データビット0については
ミキサ42の出力は0となり、実質的に擬似ランダム系
列p(t)は出力されない。SS受信部36にあって
は、伝送線路12からの受信信号をA/D変換器56で
サンプリングしてディジタルデータとしてシフトレジス
タ58に入力している。シフトレジスタ58はPN系列
信号の要素数に応じた段数、例えば511段をもち、A
/D変換器56でサンプリングしたデータを順次シフト
入力している。
【0023】シフトレジスタ58の各シフト段の出力は
相関演算器60に並列入力され、PN系列発生器30a
より並列出力されているPN系列信号の各要素と掛け合
わされ、総和が求められる。即ち、相関演算器60は受
信系列と基準系列となるPN系列との自己相関を演算す
る。シフトレジスタ58に入力中の受信系列とPN系列
発生器30aで固定的に発生している基準系列とが一致
すると、相関演算器60は自己相関ピーク値をコンパレ
ータ62に出力し、コンパレータ62は自己相関ピーク
値を判別してデータビット1を出力する。尚、次の系列
受信タイミングで相関演算器60から自己相関ピーク値
が得られない場合にはコンパレータ62はデータビット
0を出力する。
【0024】図4は図1の受信機10における処理動作
を示したフローチャートである。図4において、受信機
10はまずステップS1でPN切替発生部30より発生
するPN系列を示す指定カウンタAを初期化してA=1
とする。次にステップS2に進み、カウンタAで指定さ
れるA番目のPN系列の発生に切り替えた状態でステッ
プS3に進んで、例えば中継器ポーリングのためのコマ
ンドを発行する。
【0025】ステップS3で発生されたコマンドはSS
送信部34に与えられ、ステップS2で現在、PN切替
発生部30で発生しているPN系列、例えば中継器14
−1に対応したPN1 を用いてコマンドを示すデータビ
ットをスペクトラム拡散変調して伝送線路12に送り出
す。同時に、SS受信部36にも同じ擬似ランダム系列
PN1 が設定されており、中継器14−1に設けたSS
送信部24からの擬似ランダム系列PN1 を使用した
応答データの受信可能状態となっている。
【0026】続いてステップS4で中継器側からの応答
の有無を判別しており、発生した擬似ランダム系列PN
1 に対応した中継器14−1からの応答が得られると、
ステップS5に進んで予め定めた受信データの処理を実
行する。続いてステップS6でカウンタAが中継器の台
数nに達したか否か判別し、達していなければステップ
S7でカウンタAを1つインクリメントした後、ステッ
プS2に進み、次の中継器の擬似ランダム系列PN2
切り替えて、同様なポーリング処理を行う。
【0027】このように本発明の火災報知装置にあって
は、中継器14−1〜14−nに固有の擬似ランダム系
列PN1 〜PNn を割り当てて受信機10との間でスペ
クトラム拡散通信を行うようにしたことで、アドレスを
必要とせずに直接コマンド及びデータを送受信すること
ができる。尚、図1の実施例にあっては受信機10と中
継器14−1〜14−n間でスペクトラム拡散通信を行
っているが、同様に中継器14−1〜14−nのそれぞ
れに設けている火災感知器18との間でスペクトラム拡
散通信によりアドレスを使用することなくポーリングに
よる火災検出信号の伝送を行っても良い。また、受信機
10からの伝送線路12に直接火災感知器18を接続し
た火災報知装置についても同様である。
【0028】図5は本発明の第2実施例を示したブロッ
ク図であり、この実施例にあってはアドレスを用いたポ
ーリングを行っている従来の火災報知装置に、スペクト
ラム拡散通信を利用して端末側から火災に関連する情報
を受信器側に送って復元するようにしたことを特徴とす
る。図5において、受信機10から引き出された伝送線
路12には中継器14−1〜14−nが設けられてお
り、中継器14−1〜14−nからは更に伝送線路16
を介して火災感知器が接続される。受信機10は従来と
同様、アドレスデータを用いて中継器を呼び出し、中継
器側にあっては受信器からの呼出アドレスが自己の割当
アドレスと一致したときに応答データを返すようにな
る。
【0029】これに加えて図5の実施例にあっては、例
えば中継器14−1の近くにデータ送出装置66とSS
送信器64を設け、一方、受信機10側にSS受信器6
8とデータ復元装置70を設けている。端末側のデータ
送出装置66は監視区域における音声情報あるいはIT
Vカメラ等で捕えた監視区域の画像データをSS送信機
64に出力する。
【0030】SS送信器64及びSS受信機68には同
じ擬似ランダム系列PN0 が予め設定されており、SS
送信器64はデータ送出装置66からのデータを擬似ラ
ンダム系列PN0 を用いたスペクトラム拡散変調により
伝送線路12に送出する。SS受信器68は伝送線路1
2からの受信信号を擬似ランダム系列PN0 を用いて復
調し、復調データをデータ復元装置70に出力して、端
末側で得られた音声情報や画像データを復元する。デー
タ送出装置66による火災に関連する情報の送出は常時
行っていても良いが、中継器14−1における火災検出
時に行うようにしても良い。同様に、データ復元装置7
0における復元も常時行っていても良いし、受信機10
で火災信号を受信したときに行うようにしても良い。
【0031】図6は図5の第2実施例の変形を示したも
ので、この実施例にあっては端末側の中継器14−1〜
14−nに対応して複数のデータ送出装置66−1〜6
6−nとSS送信器64−1〜64−nを設けたことを
特徴とする。端末側のSS送信器64−1〜64−nの
PN系列発生部20には、それぞれ異なった固有の擬似
ランダム系列PN01〜PN0nが設定されている。
【0032】一方、受信機10側にはSS受信器68及
びデータ復元装置70が設けられるが、更にマトリクス
回路72とPN発生器74が設けられている。マトリク
ス回路72は受信機10における受信情報を受けて、受
信場所に応じて予め定めたデータ送出装置からの送出デ
ータを受信して復元するため、マトリクス回路72で1
または複数の所定のデータ送出装置に対応したSS送信
器における擬似ランダム系列の発生をPN発生器74に
指示する。PN発生器74はマトリクス回路72の指示
に基づきSS受信機68に対し1または複数の擬似ラン
ダム系列を設定する。例えば、擬似ランダム系列PN01
とPN02の2つを設定する。
【0033】このため、SS受信器68は擬似ランダム
系列PN01を用いて送信されたデータ送出装置66−1
からのデータと擬似ランダム系列PN02を用いてデータ
送出装置66−nから送出されたデータとの2つを受信
復調して、データ復元装置70で復元することができ
る。勿論、複数の擬似ランダム系列を用いたSS受信器
68における受信復調は端末側から複数のデータ送出が
並列的に行われている状態で順番に行われることにな
る。また、SS受信器68に複数のSS受信部が設けら
れていれば、並列的に複数のデータ送出装置からの受信
復調を行うこともできる。
【0034】尚、上記の実施例は直接拡散方式としたス
ペクトラム拡散通信方式を例にとるものであったが、周
波数ホッピング方式(FH方式)を用いても良いことは
勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、端末毎に異なる擬似ランダム系列を割り当て、受信
機より相手先の擬似ランダム系列を使用したポーリング
を行うことで、アドレスを使用することなく端末ポーリ
ングを行うことができ、コマンドやデータのみのやり取
りで伝送を簡単に行うことができる。
【0036】また、擬似ランダム系列を用いたスペクト
ラム拡散通信であることから、伝送線路が大きくても信
頼性の高い通信を行うことができる。更に、アドレスを
用いた既存の火災報知装置にスペクトラム拡散通信によ
り端末側から火災に関連する情報を受信機側に送って復
元することで、既存の火災信号に影響を及ぼすことなく
音声情報や画像情報等の火災に関連する情報を効率良く
受信機側に送って復元でき、火災時における現場の様子
の把握が適切にできると共に、火災報知装置の点検時な
どにおける端末側と受信機側での連絡等にも有効に活用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示した実施例ブロック図
【図2】SS送信部とSS受信部の一実施例を示したブ
ロック図
【図3】SS送信部とSS受信部の他の実施例を示した
ブロック図
【図4】図1の受信機の処理動作を示したフローチャー
【図5】本発明の第2実施例を示した実施例ブロック図
【図6】図5の第2実施例の変形を示した実施例ブロッ
ク図
【符号の説明】
10:受信機 12,16:伝送線路 14−1〜14−n:中継器 18:火災感知器 20:PN発生部 22,36:SS受信部 24,34:SS送信部 26:中継器の制御部 28:伝送制御部 30:PN切替発生部 32:受信機の制御部 38:操作部 40:表示部 42,46:ミキサ 44,48:平衡変調器 50:IFバンドパスフィルタ 52:PSK復調器 54:パワーアンプ 56:A/D変換器 58:シフトレジスタ 60:相関演算器 62:コンパレータ 64:SS送信器 66:データ送出装置 68:SS受信機 70:データ復元装置 72:マトリクス回路 74:PN発生器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 G08B 23/00 - 31/00 H04J 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信機から引き出された伝送線路に1又は
    複数の中継器を接続し、該中継器から引き出された伝送
    線路に火災感知器を接続した火災報知装置に於いて、 前記中継器の各々に、各中継器毎に予め割当てた相異な
    る固有の擬似ランダム系列を発生する擬似ランダム系列
    発生部と、該擬似ランダム発生部で発生した擬似ランダ
    ム系列を用いて受信機からの信号を受信復調する受信部
    と、前記擬似ランダム発生部で発生した擬似ランダム系
    列を用いて中継器からの信号を受信機に送信する送信部
    とを設け、 前記受信機には、前記中継器に設定した固有の擬似ラン
    ダム系列と同じ複数の擬似ランダム系列の中のいずれか
    1つに切替えて発生する擬似ランダム系列切替発生部
    と、該擬似ランダム系列切替部で発生した擬似ランダム
    系列を用いて受信機からの信号を中継器側に送信する送
    信部と、該擬似ランダム系列切替部で発生した擬似ラン
    ダム系列を用いて中継器からの信号を受信復調する受信
    部とを設けたことを特徴とする火災報知装置。
  2. 【請求項2】受信機又は中継器から引き出された伝送線
    路に火災感知器を接続した火災報知装置に於いて、 前記火災感知器の各々に、各中継器毎に予め割当てた相
    異なる固有の擬似ランダム系列を発生する擬似ランダム
    系列発生部と、該擬似ランダム発生部で発生した擬似ラ
    ンダム系列を用いて受信機又は中継器からの信号を受信
    復調する受信部と、前記擬似ランダム発生部で発生した
    擬似ランダム系列を用いて感知器からの信号を受信機又
    は中継器に送信する送信部とを設け、 前記受信機又は中継器には、前記火災感知器に設定した
    固有の擬似ランダム系列と同じ複数の擬似ランダム系列
    の中のいずれか1つに切替えて発生する擬似ランダム系
    列切替発生部と、該擬似ランダム系列切替部で発生した
    擬似ランダム系列を用いて受信機又は中継器からの信号
    を感知器側に送信する送信部と、該擬似ランダム系列切
    替部で発生した擬似ランダム系列を用いて感知器側から
    の信号を受信復調する受信部とを設けたことを特徴とす
    る火災報知装置。
  3. 【請求項3】受信機から引き出された伝送線路に1又は
    複数の中継器を接続し、該中継器から引き出された伝送
    線路に火災感知器を接続した火災報知装置に於いて、 前記中継器側に、火災に関連する任意の情報を送出する
    データ送出部と、該データ送出部からの信号を所定の擬
    似ランダム系列を用いて受信機側へ送信する送信部と設
    け、 前記受信機側に、前記擬似ランダム系列と同じ擬似ラン
    ダム系列を用いて前記データ送出部からのデータ信号を
    受信復調する受信部と、該受信部の受信データから火災
    に関連する任意の情報を復元するデータ復元部とを設け
    たことを特徴とする火災報知装置。
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