JP3164925U - 飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント及びそれを用いた飲料ボトル - Google Patents

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Abstract

【課題】 ペットボトル等の飲料ボトルの開口円筒部に装着したときに、小物類収納用の収容部を形成することのできる飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントと、それを用いた飲料ボトルを提供する。【解決手段】 筒状部3には、その内部空間を軸方向に区分する仕切壁4aが設けられている。突出側の開口をボトルキャップCで閉鎖することにより、筒状部3の内部には、仕切壁4aを底とし、小物類(例えば抽出用の茶葉T)を収納するための収容空間4bを有する収容部4が形成される。取付け円筒部1の雌ねじ部2が開口円筒部Nの雄ねじ部BSに螺合したとき、仕切壁4aはペットボトルBの上部開口を閉鎖する機能を有する。ボトルキャップCは、筒状部3の突出側に形成される開口及び収容空間4bを閉鎖する機能を有している。【選択図】 図1

Description

本考案は、例えば、ペットボトル(PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂製容器)のようなプラスチック材料製の飲料ボトルや、スチール缶、アルミ缶のような金属材料製の飲料ボトルの開口部に装着される飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントと、その飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントを用いた飲料ボトルに関する。
ペットボトルの上部に開口として形成された開口円筒部に着脱可能に装着される、アタッチメント式の小物容器が知られている(特許文献1参照)。例えば、マスコットキャラクター付き蓋部材をペットボトルの開口円筒部にねじ嵌合すれば、ペットボトルキャップの代わりとして使用でき、また、その蓋部材と容器本体とをねじ嵌合すれば、小物入れとしても使用できる。
登録実用新案第3086103号公報
しかし、特許文献1の蓋部材をペットボトルの開口円筒部に装着したときには、小物入れとしての機能を有さず、一方、蓋部材を容器本体に装着したときには、ペットボトルのキャップとしての機能を有しない。このように、特許文献1の蓋部材は、キャップとしての機能と小物入れとしての機能とのうち、いずれか一方の単機能しか発揮できない。したがって、特許文献1の蓋部材をペットボトルのキャップとして使用するときには、同時に小物入れとして使用することはできないから、例示されるようなシールやアクセサリーをペットボトルとともに携行したり保管したりできない難点がある。
本考案の課題は、ペットボトル等の飲料ボトルの開口円筒部に装着したときに、小物類収納用の収容部を形成することのできる飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントと、それを用いた飲料ボトルを提供することにある。
課題を解決するための手段及び考案の効果
上記課題を解決するために、本考案の飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントは、
ペットボトル等の飲料ボトルの上部に開口として形成された開口円筒部に着脱可能に装着される飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントであって、
前記飲料ボトルの開口円筒部の外周面に形成された雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が内周面に形成された取付け円筒部と、
前記開口円筒部に装着された取付け円筒部から一体的に外向きに突出する筒状部と、
前記筒状部の突出側に形成される開口を閉鎖するために、前記筒状部と一体的に又は別体に形成された蓋部と、
を備え、
前記筒状部には、その内部空間を軸方向に区分する仕切壁が設けられるとともに、その仕切壁を底とし、突出側の開口を前記蓋部で閉鎖することにより、飲食品、栄養補助食品、医薬品、硬貨、小型医療器具等の小物類を収納することのできる収容部が形成されることを特徴とする。
このように、上記アタッチメントは、飲料ボトルにおけるボトルキャップの代役としての機能と、小物類を収納する機能とを同時に達成することができる。したがって、小物類を飲料ボトルとともに携行したり保管したりできるので、利便性が向上するとともに、小物類の紛失を防止することもできる。さらに、このようなアタッチメントには、通常のボトルキャップとは異なる特殊なデザイン形状や色彩を付加することも容易である。それによって、例えば、オリジナルマイボトル運動やボトルキャップ回収運動の一層の促進を図り、ペットボトル等の飲料ボトルやボトルキャップの再利用効率を高め、資源の有効活用に資することができる。
なお、筒状部に形成される収容部(収容ケース)には、例えば次のような小物類を収納することができる。
(1)茶葉等の抽出用食品、キャンディ等のおやつを含む飲食品(つまり、飲食品ケースとして);
(2)ビタミン、ミネラル、プロテイン等の栄養補助食品(つまり、サプリメントケースとして);
(3)錠剤、カプセル等の医薬品(つまり、ピルケースとして);
(4)硬貨(つまり、コインケースとして);
(5)コンタクトレンズ、補聴器等の小型医療器具(つまり、ヘルスケアケースとして);
(6)クリップ、画鋲等の小型事務用品(つまり、ステーショナリケースとして);
(7)イアリング、ピアス等の身飾り品(つまり、アクセサリケースとして)。
そして、仕切壁は、取付け円筒部の雌ねじ部が開口円筒部の雄ねじ部に螺合したとき、飲料ボトルの上部開口を閉鎖する状態となるのが望ましい。
仕切壁が飲料ボトルの上部開口を完全閉鎖することにより、ボトルキャップと同様に、飲料ボトル内の液体の外部への漏れ出しを阻止できるので、上記小物類を収容部へ安全に収納できる。
これらの飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントにおいて、収容部が仕切壁と所定の収容空間とを有する区画筒状部を形成するとき、複数の区画筒状部が軸方向に積層された状態で、筒状部を飲料ボトルの開口円筒部に装着することができる。
これによって、複数の小物類を異なる区画筒状部にそれぞれ収納できるので、あたかも整理ダンスのように小物類を種類別・品目別に仕分けして保管することができる。なお、複数(例えば2個)の区画筒状部を形成するに当たっては、予め全体としての筒状部の大きさ(軸方向長さ又は容積)を決め、仕切壁によって筒状部をさらに軸方向に区分して複数の区画筒状部に細分化する場合と、予め大きさ(軸方向長さ又は容積)の決められた区画筒状部を軸方向に積み上げることによって、全体を筒状部に構成する場合とがある。
例えば、具体的な一態様として、隣り合う区画筒状部には、互いに分離可能に一体化するために、螺合によって嵌合するねじ嵌合部をそれぞれ形成することができる。
ねじ嵌合部を着脱する(螺合したり螺合解除したりする)ことによって、隣り合う区画筒状部の取付け・取外しが容易に行える。これによって、小物類の出し入れが容易に行えるとともに、飲料ボトルに装着する区画筒状部の数を必要数(使用数)に応じて増減することも可能となるので、利便性がさらに向上する。なお、ねじ嵌合部は、隣り合う区画筒状部のうち、一方の区画筒状部の外周面に雄ねじ、他方の区画筒状部の内周面に雌ねじを刻設することによって形成される。
この場合、区画筒状部の外周面には、隣接する区画筒状部と螺合する際に手指を掛けるための区画指掛部を形成してもよい。
区画筒状部の外周面に区画指掛部を形成することによって、隣接する区画筒状部との螺合(又は螺合解除)操作が容易に行える。なお、区画指掛部は、例えば次のように形成される。
(1)区画筒状部の外周面に形成される、ローレットのような刻み目(ギザギザ);
(2)周方向において全体的に又は部分的に、区画筒状部の外周面から半径方向外方へ向かって膨出する区画膨出部。
また、他の態様として、隣り合う区画筒状部には、互いに分離可能に一体化するために、弾性変形によって嵌合する区画嵌合部をそれぞれ形成することができる。
区画嵌合部を着脱する(嵌合したり嵌合解除したりする)ことによって、隣り合う区画筒状部の取付け・取外しがワンタッチで行える。したがって、小物類の出し入れが容易に行えるとともに、飲料ボトルに装着する区画筒状部の数を必要数(使用数)に応じて増減することも可能となるので、利便性がさらに向上する。なお、「弾性変形による嵌合」とは、少なくとも一部が接触することによって弾性変形し、その後弾性復帰することで嵌合状態が維持できればよく、区画嵌合部は次のいずれの方式で形成してもよい。
(1)隣り合う区画筒状部のうち、一方の区画筒状部の内周面と他方の区画筒状部の外周面とが嵌合する周面嵌合方式;
(2)隣り合う区画筒状部のうち、一方の区画筒状部の端面において周方向に連続的又は断続的に形成された凸部と、他方の区画筒状部の端面において周方向に連続的又は断続的に形成された凹部とが嵌合する端面嵌合方式。
この場合、区画筒状部の外周面には、隣接する区画筒状部との嵌合を解除する際に手指で把持するための区画把持部を形成してもよい。
区画筒状部の外周面に区画把持部を形成することによって、隣接する区画筒状部との嵌合解除操作が容易に行える。なお、区画把持部は、例えば、周方向において全体的に又は部分的に、区画筒状部の外周面から半径方向外方へ向かって突出する区画突出部として形成される。
あるいは、隣り合う区画筒状部は、周方向の所定位置において区画連結部を介して一体的に連結され、その区画連結部を支点にして回動することにより区画嵌合部の嵌合を解除してもよい。
隣り合う区画筒状部の間に区画連結部を形成することによって、区画嵌合部の嵌合解除操作に伴い、いずれかの区画筒状部を散逸することがない。なお、区画連結部は、ヒンジ(蝶番)で構成したり、柔軟性を有する帯状、紐状の区画連結体で構成したりすることができる。
ところで、以上のような飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントにおいて、さらに異なる態様として、筒状部の突出側端部及び蓋部には、互いに分離可能に一体化するために、弾性変形によって嵌合する嵌合部をそれぞれ形成することができる。
嵌合部を着脱する(嵌合したり嵌合解除したりする)ことによって、蓋部の取付け・取外しがワンタッチで行える。したがって、小物類の出し入れが容易に行え、利便性がさらに向上する。なお、「弾性変形による嵌合」とは、少なくとも一部が接触することによって弾性変形し、その後弾性復帰することで嵌合状態が維持できればよく、嵌合部は次のいずれの方式で形成してもよい。
(1)筒状部の突出側端部と蓋部とのうち、一方の内周面と他方の外周面とが嵌合する周面嵌合方式(以下の2タイプがある);
(1−1)蓋部の内周面と筒状部の外周面とが嵌合するなつめ(棗)蓋タイプ;
(1−2)筒状部の内周面と蓋部の外周面とが嵌合する落し蓋タイプ;
(2)筒状部の突出側端部と蓋部とのうち、一方の端面において周方向に連続的又は断続的に形成された凸部と、他方の端面において周方向に連続的又は断続的に形成された凹部とが嵌合する端面嵌合方式。
この場合、蓋部の外面には、筒状部との嵌合を解除する際に手指で把持するための把持部を形成してもよい。
蓋部の外面に把持部を形成することによって、蓋部の嵌合解除操作が容易に行える。なお、把持部は、例えば、周方向において全体的に又は部分的に、蓋部の外周面から半径方向外方へ向かって突出する突出部として形成される。
あるいは、蓋部は、周方向の所定位置において筒状部の突出側端部と連結部を介して一体的に連結され、その連結部を支点にして回動することにより筒状部の突出側開口を開閉してもよい。
筒状部の突出側端部と蓋部との間に連結部を形成することによって、嵌合部の嵌合解除操作に伴い、蓋部を散逸することがない。なお、連結部は、ヒンジ(蝶番)で構成したり、柔軟性を有する帯状、紐状の連結体で構成したりすることができる。
また、別の態様として、筒状部の突出側端部の外周面には、蓋部の内周面に形成される雌ねじ部と螺合する雄ねじ部を形成することができる。
蓋部の雌ねじ部と筒状部の突出側端部の雄ねじ部とを着脱する(螺合したり螺合解除したりする)ことによって、蓋部の取付け・取外しが容易に行える。したがって、小物類の出し入れが容易に行え、利便性がさらに向上する。
この場合、蓋部の外面には、筒状部の雄ねじ部と蓋部の雌ねじ部とを螺合する際に、手指を掛けるための指掛部を形成してもよい。
蓋部の外面に指掛部を形成することによって、蓋部の螺合(又は螺合解除)操作が容易に行える。なお、指掛部は、例えば次のように形成される。
(1)蓋部の外周面に形成される、ローレットのような刻み目(ギザギザ);
(2)周方向において全体的に又は部分的に、蓋部の外周面から半径方向外方へ向かって膨出する膨出部。
上記態様において、蓋部は、飲料ボトルのボトルキャップ又は専用のキャップであることが望ましい。
筒状部の突出側端部(の開口)を閉鎖する蓋部を飲料ボトルのボトルキャップ又は専用のキャップとすることによって、飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントの汎用性を高めることができる。
そして、上記課題を解決するために、本考案の飲料ボトルは、
前記開口円筒部の外周面に形成された雄ねじ部に、上記した飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントの前記取付け円筒部の内周面に形成された雌ねじ部を螺合させるとともに、前記飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントの前記筒状部の外周面に形成された雄ねじ部に前記ボトルキャップ又は専用のキャップを螺合させるアタッチメント形態と、
前記開口円筒部の外周面に形成された雄ねじ部に前記ボトルキャップを螺合させる本来の形態とに、
使用時の形態を変更可能であることを特徴とする。
このように、飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントとボトルキャップ(又は専用のキャップ)を共用するだけの簡素な構成によって、アタッチメント形態と本来の形態とに変更可能となり、利便性が向上する。また、オリジナルマイボトル運動やボトルキャップ回収運動の一層の促進を図り、ペットボトル等の飲料ボトルやボトルキャップの再利用効率を高め、資源の有効活用に資することができる。
さらには、上記飲料ボトルにおいて、
開口円筒部の外周面に形成された雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が内周面に形成された雌ねじ付き円筒部と、
その雌ねじ付き円筒部からこれと同心的かつ一体的に、しかも該雌ねじ付き円筒部の雌ねじ部が開口円筒部の雄ねじ部に螺合した状態で該開口円筒部の内側に位置する外周面を有して開口円筒部の内部に向かって延び、内外間において液体の進入を許容しつつ一定以上の大きさの固体の通過を阻止する本体部と、
雌ねじ付円筒部からこれと同心的かつ一体的に、本体部とは反対へ突出し、飲料ボトルのボトルキャップ又は専用のキャップが螺合される雄ねじ部が外周面に形成された開口形成円筒部と、
を有する飲料ボトル装着用飲用アタッチメントを備えるとともに、
付加的なアタッチメント形態として、開口円筒部の雄ねじ部に、飲料ボトル装着用飲用アタッチメントの雌ねじ付き円筒部の雌ねじ部を螺合させ、さらに、飲料ボトル装着用飲用アタッチメントの開口形成円筒部の雄ねじ部に、飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントの取付け円筒部の雌ねじ部を螺合させるとともに、飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントの筒状部の雄ねじ部にボトルキャップ又は専用のキャップを螺合させることが可能である。
このように、飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント、飲料ボトル装着用飲用アタッチメント及びボトルキャップ(又は専用のキャップ)の3者を共用するだけの簡素な構成によって、アタッチメント形態及び本来の形態に加えて、付加的なアタッチメント形態にも変更可能となり、利便性が一層向上する。つまり、付加的なアタッチメント形態では、飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント及びボトルキャップ(又は専用のキャップ)を取り外すことによって、飲料ボトル内の液体(例えば、飲料ボトル内で茶葉等の抽出用食品から抽出した抽出液)を飲料ボトル装着用飲用アタッチメントを介して飲用することができる。
具体的には、上記飲料ボトル装着用飲用アタッチメントが飲料ボトルの開口円筒部に装着された状態で、
(1)飲料ボトルの液中に浸漬された茶葉等の抽出用食品の残渣が液とともに飲料ボトル外へ流出しようとする際に本体部で残渣を捕獲して外部への流出を阻止するとともに液の流出を許容する。
(2)もしくは本体部内に隔離・収容された茶葉等の抽出用食品の成分が飲料ボトルの液中に抽出される。
(3)あるいは飲料ボトル内の液又は飲料ボトルに注入される液の改質のための液改質材が本体部内に隔離・収容され、その液改質材に触れつつ飲料ボトルに液が注入され又は液が流出する。
なお、抽出用食品には、例えば、緑茶、紅茶、ウーロン茶、ハーブ茶、柿の葉茶といった茶葉等を含み、水出し(低温抽出)、お湯出し(高温抽出)、いずれも可能である。また、液改質材には、麦飯石、セラミックボール、活性炭等を含む。そして、これらの抽出用食品や液改質材を本体部に収容する際、内部収容スペース内にそのままの状態で、あるいは液体の流通可能な包装紙等で所定量を包んだパック詰め(分包)状態で投入することができる。さらに、本体部の内部収容スペースや飲料ボトルの内部へ非包装状態で投入する場合、計量スプーンを用いたり、飲料ボトル装着用飲用アタッチメントの開口形成円筒部や飲料ボトルの開口円筒部に挿入した漏斗を用いたりすると便利である。
本考案に係るケースアタッチメントを装着したペットボトルの一例を示す正面断面図。 本考案に係るケースアタッチメントの第一例を示す分解斜視図。 図2の平面図。 図2の正面断面図。 図3の変形例を示す平面図。 図5の正面断面図。 本考案に係るケースアタッチメント及び飲用アタッチメントを装着したペットボトルの一例を示す正面断面図。 本考案に係るケースアタッチメントの第二例を示す分解斜視図。 図8の平面図。 図8の正面断面図。 図9の変形例を示す平面図。 図11の正面断面図。 本考案に係るケースアタッチメント及び飲用アタッチメントを装着したペットボトルの他の例を示す正面断面図。 本考案に係るケースアタッチメントの第三例を示す正面図。 図14の平面図。 図14の正面断面図。 図16から蓋部を開放した状態の正面断面図。 図16の第一変形例を示す正面断面図。 図16の第二変形例を示す正面断面図。 本考案に係るケースアタッチメントの第四例を示す平面図。 図20の正面断面図。 本考案に係るケースアタッチメントの第五例を示す正面断面図。 図22の変形例を示す正面断面図。 本考案に係るケースアタッチメントの第六例を示す正面断面図。 図24の第一変形例を示す正面断面図。 図24の第二変形例を示す正面断面図。
(実施例1)
以下、本考案の実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本考案に係るケースアタッチメントを装着したペットボトルの一例を示す正面断面図である。また、図2は本考案に係るケースアタッチメントの第一例を示す分解斜視図、図3はその平面図、図4は同じく正面断面図である。図1に示す飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント(以下、単にケースアタッチメントともいう)10は、ペットボトルB(飲料ボトル)の上部に開口として形成された開口円筒部Nに着脱可能に装着される。具体的には、このケースアタッチメント10は、取付け円筒部1と筒状部3とボトルキャップC(蓋部)とを備えている。
取付け円筒部1の内周面には、ペットボトルBの開口円筒部Nの外周面に形成された雄ねじ部BSと螺合する雌ねじ部2が形成されている。筒状部3は円筒状に形成され、ペットボトルBの開口円筒部Nに装着された取付け円筒部1から同心的かつ一体的に外向き(開口円筒部Nから遠ざかる方向;図1では上方側)に突出している。この筒状部3の突出側端部の外周面には、ペットボトルBのボトルキャップCの内周面に形成された雌ねじ部CSと螺合する雄ねじ部3Sが形成されている。なお、取付け円筒部1と筒状部3とを合成樹脂材料により一体成形してもよい。
図2〜図4に示すように、筒状部3には、その内部空間を軸方向に区分する仕切壁4aが設けられている。突出側の開口をボトルキャップCで閉鎖することにより、筒状部3の内部には、この仕切壁4aを底とし、飲食品、栄養補助食品、医薬品、硬貨、小型医療器具等の小物類(例えば抽出用の茶葉T(抽出用食品))を収納するための収容空間4bを有する収容部4が形成される。取付け円筒部1の雌ねじ部2が開口円筒部Nの雄ねじ部BSに螺合したとき、仕切壁4aはペットボトルBの上部開口を閉鎖する機能を有する(図1参照)。また、ボトルキャップCは、筒状部3の突出側に形成される開口及び上記収容空間4bを閉鎖する機能を有している。
なお、CKは、筒状部3の雄ねじ部3SとボトルキャップCの雌ねじ部CSとを螺合する際に手指を掛けることができるように、ボトルキャップCの外周面に形成されたローレット等の刻み目(指掛部)である。一方、筒状部3の上部外周面には、全周にわたって径方向外側に延出するフランジ部3Zが形成されている。このフランジ部3Zは、筒状部3の雄ねじ部3SとボトルキャップCの雌ねじ部CSとが螺合する際には、ボトルキャップCの端面を受け止めることができ、また、ペットボトルBの雄ねじ部BSと取付け円筒部1の雌ねじ部2とを螺合する際には、手指を掛けることができる。
したがって、図1に示すペットボトルBを使用するとき、次の2形態に変更可能である。
(1)本来の使用形態
開口円筒部Nの外周面に形成された雄ねじ部BSに、ボトルキャップCの内周面に形成された雌ねじ部CSが螺合する(図示省略)。
(2)ケースアタッチメント使用形態
ペットボトルBの雄ねじ部BSにケースアタッチメント10(取付け円筒部1)の雌ねじ部2が螺合し、ケースアタッチメント10(筒状部3)の雄ねじ部3SにボトルキャップCの雌ねじ部CSが螺合する。
このように、ケースアタッチメント10は、ペットボトルBにおけるボトルキャップCの代役としての機能と、茶葉T等の小物類を収納する機能とを同時に達成することができる。したがって、上記小物類をペットボトルBとともに携行したり保管したりできるので、利便性が向上するとともに、小物類の紛失を防止することもできる。しかも、ケースアタッチメント10とボトルキャップCとを共用するだけの簡素な構成によって、ケースアタッチメント使用形態と本来の使用形態とに変更可能となり、利便性が一層向上する。また、ペットボトルBやボトルキャップCの再利用効率を高め、資源の有効活用に資することができる。
さらに、仕切壁4aがペットボトルBの上部開口を完全閉鎖することにより、ボトルキャップCと同様に、ペットボトルB内の液体の外部への漏れ出しを阻止できるので、茶葉T等の小物類を収容部4へ安全に収納できる。
(変形例)
図5は図3(実施例1)の変形例を示す平面図、図6はその正面断面図である。図5及び図6では、ケースアタッチメント10(飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント)の蓋部として、ボトルキャップに代わり専用キャップ5が用いられている。この専用キャップ5の天井壁外面(上面)には、天井壁周縁部の任意位置から軸方向突出側(上方)に延び、方向転換して周方向で約180°ずれた位置で天井壁周縁部に戻ることにより、ほぼ半円のリング状を呈する膨出部5M(指掛部)が一体的に形成されている。また、専用キャップ5の天井壁外面(上面)には、ほぼ円形状の凹部をなす意匠部6も形成されている。意匠部6には、文字、図形等を刻設した表示板を埋め込んだり、これらを表示した表示シールや表示ラベルを貼り付けたり、あるいはこれらが凹部から浮き出るように一体成形したりすることによって、オリジナルな専用キャップ5を提供することができる。
この例では、筒状部3の雄ねじ部3Sと専用キャップ5の雌ねじ部5Sとを螺合する際に、膨出部5Mのリング状部分に手指を掛けやすく(通しやすく)なる。また、専用キャップ5の膨出部5Mや意匠部6には、通常のボトルキャップとは異なる特殊なデザイン形状や色彩を付加することによって、例えば、オリジナルマイボトル運動やボトルキャップ回収運動の一層の促進を図り、ペットボトルやボトルキャップの再利用効率を高め、資源の有効活用に資することができる。
(実施例2)
図7は本考案に係るケースアタッチメント及び飲用アタッチメントを装着したペットボトルの一例を示す正面断面図である。また、図8は本考案に係るケースアタッチメントの第二例を示す分解斜視図、図9はその平面図、図10は同じく正面断面図である。図7に示す飲料ボトル装着用飲用アタッチメント(以下、単に飲用アタッチメントともいう)100は、ペットボトルB(飲料ボトル)の上部に開口として形成された開口円筒部Nに着脱可能に装着される。具体的には、この飲用アタッチメント100は、雌ねじ付き円筒部101と本体部103と開口形成円筒部104とを備えている。
雌ねじ付き円筒部101の内周面には、ペットボトルBの開口円筒部Nの外周面に形成された雄ねじ部BSと螺合する雌ねじ部102が形成されている。本体部103は、雌ねじ付き円筒部101の雌ねじ部102が開口円筒部Nの雄ねじ部BSに螺合した状態で、本体開口部103aの外周面が開口円筒部Nの内側に位置するとともに、雌ねじ付き円筒部101からペットボトルBの内部に向かって、雌ねじ付き円筒部101と同心的かつ一体的に延びている。この本体部103は、内外間において水、抽出液等の液体Wの進入を許容しつつ一定以上の大きさの固体(例えば茶殻TL等の残渣)の通過を阻止する。
そのために、本体部103は、本体開口部103aを含む筒状(例えば円筒状)の周壁部と、その下端にてドーム状(例えば半球状)に閉塞する先端(下端)部とが一体成形され、周壁部と先端部とにそれぞれ多数の貫通孔103b(例えば直径1〜mm)が形成された多孔部として構成されている。開口形成円筒部104は、雌ねじ付円筒部101からこれと同心的かつ一体的に、本体部103とは反対へ突出している。この開口形成円筒部104の外周面には、取付け円筒部1の内周面に形成された雌ねじ部2(又は専用キャップ5(蓋部)の内周面に形成された雌ねじ部5S)と螺合する雄ねじ部105が形成されている。
一方、図8〜図10に示す飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント(以下、単にケースアタッチメントともいう)10は、飲用アタッチメント100の開口形成円筒部104に着脱可能に装着される(図7参照)。具体的には、このケースアタッチメント10は、取付け円筒部1と筒状部3と専用キャップ5(蓋部)とを備えている。
取付け円筒部1の内周面には、飲用アタッチメント100の開口形成円筒部104の外周面に形成された雄ねじ部105(図7参照)と螺合する雌ねじ部2が形成されている。筒状部3は円筒状に形成され、飲用アタッチメント100の開口形成円筒部104に装着された取付け円筒部1から同心的かつ一体的に外向き(開口形成円筒部104から遠ざかる方向;図7では上方側)に突出している。この筒状部3の突出側端部の外周面には、専用キャップ5の内周面に形成された雌ねじ部5Sと螺合する雄ねじ部3Sが形成されている。なお、専用キャップ5の膨出部5Mは、周壁における周方向の全部又は一部を、周壁の外周面から半径方向外方へ向かって膨出することによって形成されている。この実施例では径方向の2ヶ所に膨出部5Mを形成しているが、全周にわたって膨出部5Mを形成してもよい。
したがって、図7に示すペットボトルBを使用するとき、次の3形態に変更可能である。
(1)本来の使用形態
開口円筒部Nの外周面に形成された雄ねじ部BSに、ボトルキャップCの内周面に形成された雌ねじ部CSが螺合する(図示省略)。
(2)ケースアタッチメント使用形態
ペットボトルBの雄ねじ部BSにケースアタッチメント10(取付け円筒部1)の雌ねじ部2が螺合し、ケースアタッチメント10(筒状部3)の雄ねじ部3Sに専用キャップ5の雌ねじ部5Sが螺合する(図1参照)。
(3)付加的なアタッチメント使用形態
ペットボトルBの雄ねじ部BSに、飲用アタッチメント100の雌ねじ付き円筒部101の雌ねじ部102が螺合する。さらに、飲用アタッチメント100の開口形成円筒部104の雄ねじ部105に、ケースアタッチメント10の取付け円筒部1の雌ねじ部2が螺合するとともに、ケースアタッチメント10の筒状部3の雄ねじ部3Sに、専用キャップの雌ねじ部5Sが螺合する。
このように、専用キャップ5を含むケースアタッチメント10と、飲用アタッチメント100とを共用するだけの簡素な構成によって、ケースアタッチメント使用形態及び本来の使用形態に加えて、付加的なアタッチメント使用形態にも変更可能となり、利便性がますます向上する。つまり、付加的なアタッチメント使用形態では、専用キャップ5を含むケースアタッチメント10を取り外すことによって、ペットボトルB内の液体(例えば、ペットボトルB内で茶葉T等の抽出用食品から抽出した抽出液W)を飲用アタッチメント100を介して飲用することができる。また、膨出部5Mにより、筒状部3の雄ねじ部3Sと専用キャップ5の雌ねじ部5Sとを螺合する際に、手指を掛けやすくなる。
(変形例)
図11は図9(実施例2)の変形例を示す平面図、図12はその正面断面図である。図11及び図12に示すケースアタッチメント10(飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント)の専用キャップ5(蓋部)にも、図1の変形例(図5,図6参照)と類似した形態の膨出部5M(指掛部)及び意匠部6が形成されている。
したがって、この変形例においても、筒状部3の雄ねじ部3Sと専用キャップ5の雌ねじ部5Sとを螺合する際に、膨出部5Mのリング状部分に手指を掛けやすく(通しやすく)なる。また、専用キャップ5の膨出部5Mや意匠部6には、通常のボトルキャップとは異なる特殊なデザイン形状や色彩を付加することによって、例えば、オリジナルマイボトル運動やボトルキャップ回収運動の一層の促進を図り、ペットボトルやボトルキャップの再利用効率を高め、資源の有効活用に資することができる。
(実施例3)
図13は本考案に係るケースアタッチメント及び飲用アタッチメントを装着したペットボトルの他の例を示す正面断面図である。また、図14は本考案に係るケースアタッチメントの第三例を示す正面図、図15はその平面図、図16は同じく正面断面図である。
図13に示す飲料ボトル装着用飲用アタッチメント(以下、単に飲用アタッチメントともいう)100は、図7(実施例2)と同様である。一方、図14〜図16に示す飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント(以下、単にケースアタッチメントともいう)10は、飲用アタッチメント100の開口形成円筒部104に着脱可能に装着される(図13参照)。具体的には、このケースアタッチメント10は、取付け円筒部1と筒状部3と専用キャップ5(蓋部)とを備えている。
取付け円筒部1の内周面には、飲用アタッチメント100の開口形成円筒部104の外周面に形成された雄ねじ部105(図13参照)と螺合する雌ねじ部2が形成されている。筒状部3は円筒状に形成され、飲用アタッチメント100の開口形成円筒部104に装着された取付け円筒部1から同心的かつ一体的に外向き(開口形成円筒部104から遠ざかる方向;図13では上方側)に突出している。筒状部3の突出側端部及び専用キャップ5の周壁には、弾性変形によって嵌合する嵌合部3F,5Fがそれぞれ形成され、互いに分離可能に一体化されている。具体的には、筒状部3の外周面に形成された筒状部側嵌合部3F(嵌合部)と、専用キャップ5の内周面に形成されたキャップ側嵌合部5F(嵌合部)とが弾性変形可能に嵌合し、いわゆるなつめ(棗)蓋方式(周面嵌合方式)で構成されている。
また、専用キャップ5の周壁の外周面から半径方向外方へ向かって、周壁における一部を突出することによって、突出部5H(把持部)が一体形成されている。さらに、専用キャップ5は、突出部5Hとは周方向の反対側において、柔軟性を有する帯状又は紐状の連結体5C(連結部)を介して、筒状部3の突出側端部と連結されている。したがって、筒状部3との嵌合を解除する際に、突出部5Hを手指で把持し、連結体5Cを支点にして専用キャップ5を回動すると、筒状部3の突出側開口が開放される(図17参照)。
この実施例では、専用キャップ5の周壁外面に突出部5Hを形成することによって、専用キャップ5(キャップ側嵌合部5F)の嵌合解除操作が容易に行える。また、キャップ側嵌合部5Fの嵌合解除操作に伴い、専用キャップ5を散逸することがない。なお、取付け円筒部1、筒状部3及び専用キャップ5は、合成樹脂材料における二色成形等の手法を用いて、一体成形してもよい。
(変形例)
図18は図16(実施例3)の第一変形例を示す正面断面図、図19は同じく第二変形例を示す正面断面図である。図18(第一変形例)では、筒状部3の内周面に形成された筒状部側嵌合部3F(嵌合部)と、専用キャップ5(蓋部)の外周面に形成されたキャップ側嵌合部5F(嵌合部)とが弾性変形可能に嵌合し、いわゆる落し蓋方式(周面嵌合方式)で構成されている。一方、図19(第二変形例)では、筒状部3の端面において断続的に形成された凸部3F1(筒状部側嵌合部;嵌合部)と、専用キャップ5の端面において断続的に形成された凹部5F1(キャップ側嵌合部;嵌合部)とが嵌合するとともに、筒状部3の端面において断続的に形成された凹部3F2(筒状部側嵌合部;嵌合部)と、専用キャップ5の端面において断続的に形成された凸部5F2(キャップ側嵌合部;嵌合部)とが嵌合し、端面嵌合方式で構成されている。
したがって、これらの変形例においても、専用キャップ5の嵌合解除操作が容易に行える。なお、図19(端面嵌合方式)において、筒状部3の端面には全周にわたり凸部3F1又は凹部3F2を形成し、専用キャップ5の端面には全周にわたり凹部5F1又は凸部5F2を形成し、両者を弾性変形可能に嵌合してもよい。
(実施例4)
図20は本考案に係るケースアタッチメントの第四例を示す平面図、図21はその正面断面図である。図20,図21に示す飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント(以下、単にケースアタッチメントともいう)10では、専用キャップ5の周壁と筒状部3とが、軸方向に対して斜めに交差する方向にカットされているので、これらの開口部は楕円形状となる。したがって、別体に形成された筒状部3と専用キャップ5(蓋部)とは、楕円形状に形成された嵌合部3F,5Fにより、弾性変形可能に嵌合する。なお、専用キャップ5の天井壁はドーム状(例えば半球状)に閉塞している。
この実施例では、専用キャップ5の周壁に斜め方向の切り口(楕円形状の開口部)が形成されるので、例えば、収容部4に収納された茶葉T等の抽出用食品をペットボトルBへ投入するときに、計量スプーンや計量カップとして専用キャップ5を利用できる。
(実施例5)
図22は本考案に係るケースアタッチメントの第五例を示す正面断面図である。図22に示す飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント(以下、単にケースアタッチメントともいう)10では、収容部4が仕切壁4aと収容空間4bとを有する区画筒状部31,32を形成し、筒状部3は、複数(例えば2個)の区画筒状部31,32が軸方向に積層された状態でペットボトルB(飲料ボトル)の開口円筒部Nに装着される(図1,図7,図13参照)。つまり、図22では、下段の区画筒状部31と上段の区画筒状部32とを上下2段に重ねることによって、筒状部3を形成している。
上下の区画筒状部31,32には、螺合によって嵌合するねじ嵌合部31S,32Sがそれぞれ形成され、互いに分離可能に一体化されている。具体的には、下段の区画筒状部31の外周面に雄ねじ31E(ねじ嵌合部31S)、上段の区画筒状部32の内周面に雌ねじ32I(ねじ嵌合部32S)がそれぞれ形成されている。また、各々の区画筒状部31,32の外周面には、隣接する区画筒状部32,31と螺合する際に手指を掛けるための区画膨出部31M,32M(区画指掛部)が形成されている。
なお、ペットボトルBの雄ねじ部BSは、下段の区画筒状部31と一体形成される取付け円筒部1の雌ねじ部2と螺合し(図1,図7,図13参照)、専用キャップ5(蓋部)の雌ねじ部5Sは上段の区画筒状部32の雄ねじ部3Sと螺合する。
この実施例では、上段の区画筒状部32の外周面には、半径方向外方へ向かって膨出する区画膨出部32M(区画指掛部)が径方向の2ヶ所に形成されているが、全周にわたって区画膨出部32Mを形成してもよい。また、下段の区画筒状部31では、全周にわたって径方向外側に延出するフランジ部3Zが区画膨出部31M(区画指掛部)に相当する。
このように、複数の小物類を異なる区画筒状部31,32にそれぞれ収納できるので、あたかも整理ダンスのように、例えば茶葉T等の抽出用食品を種類別・品目別に仕分けして保管することができる。その際、ねじ嵌合部31S,32Sを着脱する(螺合したり螺合解除したりする)ことによって、隣り合う区画筒状部31,32の取付け・取外しが容易に行える。これによって、小物類の出し入れが容易に行えるとともに、ペットボトルBに装着する区画筒状部31,32の数を必要数(使用数)に応じて増減することも可能となるので、利便性がさらに向上する。また、区画筒状部31,32の外周面に区画膨出部31M,32Mを形成することによって、隣接する区画筒状部32,31との螺合(又は螺合解除)操作が容易に行える。
(変形例)
図23は図22(実施例5)の変形例を示す正面断面図である。図23に示すケースアタッチメント10(飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント)の筒状部3では、下段の区画筒状部31の内周面に雌ねじ31I(ねじ嵌合部31S)、上段の区画筒状部32の外周面に雄ねじ32E(ねじ嵌合部32S)がそれぞれ形成されている。
したがって、この変形例においても、ねじ嵌合部31S,32Sを着脱する(螺合したり螺合解除したりする)ことによって、隣り合う区画筒状部31,32の取付け・取外しが容易に行える。これによって、小物類の出し入れが容易に行えるとともに、ペットボトルBに装着する区画筒状部31,32の数を必要数(使用数)に応じて増減することも可能となるので、利便性がさらに向上する。
(実施例6)
図24は本考案に係るケースアタッチメントの第六例を示す正面断面図である。図24に示す飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント(以下、単にケースアタッチメントともいう)10の筒状部3において、上下の区画筒状部31,32には、弾性変形によって嵌合する区画嵌合部31F,32Fがそれぞれ形成され、互いに分離可能に一体化されている。具体的には、下段の区画筒状部31の外周面に形成された下段嵌合部31F(区画嵌合部)と、上段の区画筒状部32の内周面に形成された上段嵌合部32F(区画嵌合部)とが弾性変形可能に嵌合し、いわゆるなつめ(棗)蓋方式(周面嵌合方式)で構成されている。
また、上段の区画筒状部32には、周壁の外周面から半径方向外方へ向かって、周壁における一部を突出することによって、区画突出部32H(区画把持部)が一体形成されている。さらに、上段の区画筒状部32は、区画突出部32Hとは周方向の反対側において、柔軟性を有する帯状又は紐状の区画連結体32C(区画連結部)を介して、下段の区画筒状部31と連結されている。したがって、下段の区画筒状部31との嵌合を解除する際に、区画突出部32Hを手指で把持し、区画連結体32Cを支点にして上段の区画筒状部32を回動すると、下段の区画筒状部31の突出側開口が開放される。
なお、専用キャップ5(蓋部)は、突出部5H(把持部)とは周方向の反対側において、柔軟性を有する帯状又は紐状の連結体5C(連結部)を介して、上段の区画筒状部32と連結されている。よって、上段の区画筒状部32との嵌合を解除する際に、突出部5Hを手指で把持し、連結体5Cを支点にして専用キャップ5を回動すると、上段の区画筒状部32の突出側開口が開放される。
このように、区画嵌合部31F,32Fを着脱する(嵌合したり嵌合解除したりする)ことによって、隣り合う区画筒状部31,32の取付け・取外しがワンタッチで行える。これによって、小物類の出し入れが容易に行えるとともに、ペットボトルBに装着する区画筒状部31,32の数を必要数(使用数)に応じて増減することも可能となるので、利便性がさらに向上する。また、上段の区画筒状部32の周壁外面に区画突出部32Hを形成することによって、区画筒状部32(上段嵌合部32F)の嵌合解除操作が容易に行える。さらに、上段嵌合部32Fの嵌合解除操作に伴い、区画筒状部32を散逸することがない。なお、取付け円筒部1、区画筒状部31,32及び専用キャップ5は、合成樹脂材料における二色成形等の手法を用いて、一体成形してもよい。
(変形例)
図25は図24(実施例6)の第一変形例を示す正面断面図、図26は同じく第二変形例を示す正面断面図である。図25(第一変形例)では、下段の区画筒状部31の内周面に形成された下段嵌合部31F(区画嵌合部)と、上段の区画筒状部32の外周面に形成された上段嵌合部32F(区画嵌合部)とが弾性変形可能に嵌合し、いわゆる落し蓋方式(周面嵌合方式)で構成されている。一方、図26(第二変形例)では、下段の区画筒状部31の端面において断続的に形成された凸部31F1(下段嵌合部;区画嵌合部)と、上段の区画筒状部32の端面において断続的に形成された凹部32F1(上段嵌合部;区画嵌合部)とが嵌合するとともに、下段の区画筒状部31の端面において断続的に形成された凹部31F2(下段嵌合部;区画嵌合部)と、上段の区画筒状部32の端面において断続的に形成された凸部32F2(上段嵌合部;区画嵌合部)とが嵌合し、端面嵌合方式で構成されている。
したがって、これらの変形例においても、上段の区画筒状部32の嵌合解除操作が容易に行える。なお、図19(端面嵌合方式)において、下段の区画筒状部31の端面には全周にわたり凸部31F1又は凹部31F2を形成し、上段の区画筒状部32の端面には全周にわたり凹部32F1又は凸部32F2を形成し、両者を弾性変形可能に嵌合してもよい。
実施例2(図7〜図12)、実施例3(図13〜図19)、実施例4(図20,図21)、実施例5(図22,図23)、実施例6(図24〜図26)において実施例1(図1〜図6)と共通する機能を有する部分にはそれぞれ同一符号を付して説明を省略したものがある。
なお、以上の実施例において、本考案に係る飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント及び飲料ボトル装着用飲用アタッチメントは、飲用後のペットボトルに限らず、飲料を充填するための未使用の飲料ボトル等にも適用できる。また、各実施例及び変形例は、技術的な矛盾を生じない範囲において、互いに組み合わせて使用することもできる。
1 取付け円筒部
2 雌ねじ部
3 筒状部
3F 筒状部側嵌合部(嵌合部)
3S 雄ねじ部
3Z フランジ部
31,32 区画筒状部
31S,32S ねじ嵌合部
31M,32M 区画膨出部(区画指掛部)
31F,32F 区画嵌合部
32H 区画突出部(区画把持部)
32C 区画連結体(区画連結部)
4 収容部
4a 仕切壁
4b 収容空間
5 専用キャップ(蓋部)
5F キャップ側嵌合部(嵌合部)
5S 雌ねじ部
5M 膨出部(指掛部)
5H 突出部(把持部)
5C 連結体(連結部)
6 意匠部
10 ケースアタッチメント(飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント)
100 飲用アタッチメント(飲料ボトル装着用飲用アタッチメント)
101 雌ねじ付き円筒部
102 雌ねじ部
103 多孔部(本体部)
103a 本体開口部
103b 貫通孔
104 開口形成円筒部
105 雄ねじ部
B ペットボトル(飲料ボトル)
BS 雄ねじ部
C ボトルキャップ(蓋部)
CS 雌ねじ部
CK 刻み目(指掛部)
N 開口円筒部
T 茶葉(抽出用食品)
TL 茶殻(残渣;固体)
W 抽出液(液体)

Claims (16)

  1. ペットボトル等の飲料ボトルの上部に開口として形成された開口円筒部に着脱可能に装着される飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントであって、
    前記飲料ボトルの開口円筒部の外周面に形成された雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が内周面に形成された取付け円筒部と、
    前記開口円筒部に装着された取付け円筒部から一体的に外向きに突出する筒状部と、
    前記筒状部の突出側に形成される開口を閉鎖するために、前記筒状部と一体的に又は別体に形成された蓋部と、
    を備え、
    前記筒状部には、その内部空間を軸方向に区分する仕切壁が設けられるとともに、その仕切壁を底とし、突出側の開口を前記蓋部で閉鎖することにより、飲食品、栄養補助食品、医薬品、硬貨、小型医療器具等の小物類を収納することのできる収容部が形成されることを特徴とする飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント。
  2. 前記仕切壁は、前記取付け円筒部の雌ねじ部が前記開口円筒部の雄ねじ部に螺合したとき、前記飲料ボトルの上部開口を閉鎖する請求項1に記載の飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント。
  3. 前記収容部が前記仕切壁と所定の収容空間とを有する区画筒状部を形成するとき、前記筒状部は、複数の区画筒状部が軸方向に積層された状態で前記飲料ボトルの開口円筒部に装着される請求項1又は2に記載の飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント。
  4. 隣り合う前記区画筒状部には、互いに分離可能に一体化するために、螺合によって嵌合するねじ嵌合部がそれぞれ形成されている請求項3に記載の飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント。
  5. 前記区画筒状部の外周面には、隣接する区画筒状部と螺合する際に手指を掛けるための区画指掛部が形成されている請求項4に記載の飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント。
  6. 隣り合う前記区画筒状部には、互いに分離可能に一体化するために、弾性変形によって嵌合する区画嵌合部がそれぞれ形成されている請求項3に記載の飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント。
  7. 前記区画筒状部の外周面には、隣接する区画筒状部との嵌合を解除する際に手指で把持するための区画把持部が形成されている請求項6に記載の飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント。
  8. 隣り合う前記区画筒状部は、周方向の所定位置において区画連結部を介して一体的に連結され、その区画連結部を支点にして回動することにより前記区画嵌合部の嵌合を解除する請求項6又は7に記載の飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント。
  9. 前記筒状部の突出側端部及び前記蓋部には、互いに分離可能に一体化するために、弾性変形によって嵌合する嵌合部がそれぞれ形成されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載の飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント。
  10. 前記蓋部の外面には、前記筒状部との嵌合を解除する際に手指で把持するための把持部が形成されている請求項9に記載の飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント。
  11. 前記蓋部は、周方向の所定位置において前記筒状部の突出側端部と連結部を介して一体的に連結され、その連結部を支点にして回動することにより前記筒状部の突出側開口を開閉する請求項9又は10に記載の飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント。
  12. 前記筒状部の突出側端部の外周面には、前記蓋部の内周面に形成される雌ねじ部と螺合する雄ねじ部が形成されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載の飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント。
  13. 前記蓋部の外面には、前記筒状部の雄ねじ部と前記蓋部の雌ねじ部とを螺合する際に、手指を掛けるための指掛部が形成されている請求項12に記載の飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント。
  14. 前記蓋部は、前記飲料ボトルのボトルキャップ又は専用のキャップである請求項12又は13に記載の飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメント。
  15. 前記開口円筒部の外周面に形成された雄ねじ部に、請求項14に記載された飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントの前記取付け円筒部の内周面に形成された雌ねじ部を螺合させるとともに、前記飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントの前記筒状部の外周面に形成された雄ねじ部に前記ボトルキャップ又は専用のキャップを螺合させるアタッチメント形態と、
    前記開口円筒部の外周面に形成された雄ねじ部に前記ボトルキャップを螺合させる本来の形態とに、
    使用時の形態を変更可能であることを特徴とする飲料ボトル。
  16. 前記開口円筒部の外周面に形成された雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が内周面に形成された雌ねじ付き円筒部と、
    その雌ねじ付き円筒部からこれと同心的かつ一体的に、しかも該雌ねじ付き円筒部の雌ねじ部が前記開口円筒部の雄ねじ部に螺合した状態で該開口円筒部の内側に位置する外周面を有して前記開口円筒部の内部に向かって延び、内外間において液体の進入を許容しつつ一定以上の大きさの固体の通過を阻止する本体部と、
    前記雌ねじ付円筒部からこれと同心的かつ一体的に、前記本体部とは反対へ突出し、前記飲料ボトルのボトルキャップ又は専用のキャップが螺合される雄ねじ部が外周面に形成された開口形成円筒部と、
    を有する飲料ボトル装着用飲用アタッチメントを備えるとともに、
    付加的なアタッチメント形態として、前記開口円筒部の雄ねじ部に、前記飲料ボトル装着用飲用アタッチメントの前記雌ねじ付き円筒部の雌ねじ部を螺合させ、さらに、前記飲料ボトル装着用飲用アタッチメントの前記開口形成円筒部の雄ねじ部に、前記飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントの前記取付け円筒部の雌ねじ部を螺合させるとともに、前記飲料ボトル装着用収容ケースアタッチメントの前記筒状部の雄ねじ部に前記ボトルキャップ又は専用のキャップを螺合させることが可能である請求項15に記載の飲料ボトル。
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