JP3164246U - プラグインバスダクト - Google Patents

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恵 二宮
善次 岡崎
善次 岡崎
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Abstract

【課題】プラグインホールを複数個形成したハウジングであっても、ハウジングの捻れや撓みなどの発生を抑えて導体とハウジングとの密着性を維持し、通電による導体の発熱を効率良くハウジングに伝達可能なプラグインバスダクトを提供する。【解決手段】本考案のプラグインバスダクト1は、複数の帯状または丸線状の導体9を収納し、長手方向に沿って両サイドに切り欠き部5を形成したハウジング3と、前記切り欠き部5に配置されるプラグインホール7と、前記切り欠き部5を補強するように前記ハウジング3に固定されたプラグインホールケース7aと、を有し、前記ハウジング3の両サイドに固定されたプラグインホールケース7aは、長手方向において一部が重なるよう配置されることを特徴とする。【選択図】 図5

Description

本考案は、大電流配線等に用いられるバスダクトにおいて、プラグによってバスダクトから電源を分岐する際に使用されるプラグインバスダクトに関する。
一般的に、高層ビル等の構造物では、電気幹線路を構成するためにバスダクトが使用されている。バスダクトは通常ケーブル等とは異なり、大きな荷重と剛性を有しており、一般的なバスダクトは、電気導体の周囲を絶縁材で覆って構成した複数の導体を、ハウジングの内部に収納して保持する。このバスダクトは、通常の複数のケーブルを束ねて配線する配線システムと比較して、低インピーダンスでかつ漏洩磁束防止等に極めて優れた機能を有することから、工場施設やビルの主電力供給ラインなどに広く用いられている。
通常、バスダクトは、特許文献1に開示されているように、複数の帯状または丸線状の導体と、これらの導体を収納するハウジングと、ハウジングに設けられ、内部に収納された導体を分岐するためのプラグインホールと、を備えている。前記プラグインホールは、ハウジングの所定位置に設けられており、プラグインホールにプラグイン機器を差し込むことで内部に収納された導体から電源を分岐することが可能となる(プラグインホールが設けられたバスダクトを「プラグインバスダクト」と称する)。
前記バスダクトには、図1および図2に示すように、プラグインバスダクト1を構成するハウジング3に複数の切り欠き部5が形成されており、この切り欠き部5に対してプラグインホール7が配置される。一般的なプラグインホール7の配置態様は、図2(a)および(b)に示すように、例えば、3m長さのハウジング3の長手方向に沿って両サイドに3個ずつ、計6個配置するのが一般的であり、図1および図2のように、プラグインホール7の位置をハウジング3の中心から非対称にずらして形成した場合や、図3および図4のように、プラグインホール7の位置をハウジング3の中心から対称に形成した構造が従来技術としてよく知られている。なお、切り欠き部5に配置されるプラグインホール7に対しては、ハウジング3の外側表面からプラグインホールケース7aを溶接、又はボルトなどによって固定することで、電気的な保護とハウジング3の強度低下を防止している。
また、プラグインバスダクト1のハウジング3は、通電による導体の発熱を効率良くバスダクト外部へ放散させるための放熱板としての機能を果たす。
特開2007−267464
上記したように、プラグインホールケースは、ハウジングに切り欠き部を形成することによる強度の低下を補うものであるため、プラグインホールケースについては、頑強な構造にする必要がある。また、プラグインホールを、図1から図4に示したように、複数個、密集して配置するケースでは、ハウジングの切り欠き部と反対側には補強用のプラグインホールケースが配置されていないため、溶接箇所を増しやたり、ボルト数を増加したりすること等で強度維持を図ることとなる。
上記のように、ハウジングの強度が低下すると、捻れや撓みの原因となり、ハウジングと導体の密着性低下により、導体に通電した際に発生する熱がバスダクト外部へ放散できず、導体の温度が上昇してしまう可能性がある。
本考案は、上記した問題に着目してなされたものであり、プラグインホールを複数個設けたハウジングであっても、ハウジングの捻れや撓みなどの発生を抑えて導体とハウジングとの密着性を維持し、通電による導体の発熱を効率良くハウジングに伝達可能なプラグインバスダクトを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本考案は、複数の帯状または丸線状の導体を収納し、長手方向に沿って両サイドに切り欠き部を形成したハウジングと、前記切り欠き部に配置されるプラグインホールと、前記切り欠き部を補強するように前記ハウジングに固定されたプラグインホールケースと、を有するプラグインバスダクトであり、前記ハウジングの両サイドに固定されたプラグインホールケースは、長手方向において一部が重なるよう配置されることを特徴とする。
上記した構成のプラグインバスダクトでは、ハウジングの長手方向に沿った両サイドに設けられている補強用のプラグインホールケースが、その長手方向において一部が重なるように配置されていることから、ハウジングの強度低下を防止することが可能となる。すなわち、プラグインホールケースは、ハウジングに形成された切り欠き部を補強するように設けられるが、このプラグインホールケースの一部が重なるように配置したことで、切り欠き部のエッジ部分から延長する領域が補強され、ハウジングの強度低下を効果的に抑制することが可能となる。これに伴い、プラグインホールケースに肉厚の薄い構造のものを適用したり、また現在溶接で固定しているプラグインホールケースとハウジングの締結も、溶接箇所の削減や、溶接の変わりにボルト固定にするなど、施工の簡素化も実現することが可能となる。
本考案によれば、プラグインホールを複数個設けたハウジングであっても、ハウジングの捻れや撓みなどの発生が抑えられ、これにより導体とハウジングとの密着性を維持し、通電による導体の発熱を効率良くハウジングに伝達可能なプラグインバスダクトが得られるようになる。
従来のプラグインバスダクトを構成するハウジングの形状を示す図。 (a)は図1に示すハウジングを用いたプラグインバスダクトの平面図、(b)は図2(a)に示すプラグインバスダクトの側面図。 従来のプラグインバスダクトの別の構成のハウジングの形状を示す図。 (a)は図3に示すハウジングを用いたプラグインバスダクトの平面図、(b)は図4(a)に示すプラグインバスダクトの側面図。 (a)は本考案のプラグインバスダクトを構成するハウジングの一例を示す図、(b)は図5(a)に示すハウジングを用いたプラグインバスダクトの平面図、(c)は図5(b)に示すプラグインバスダクトの側面図。 図5に示すプラグインホールケース部分を拡大した図。
以下、本考案に係るプラグインバスダクトの一実施形態について、図5および図6を参照して具体的に説明する。
これらの図において、図5は本考案に係るプラグインバスダクトの一実施形態を示す図であり、(a)はハウジングの形状を示す図、(b)は平面図、(c)は側面図、そして図6は図5(c)の詳細図である。なお、図に示す構成では、図1から図4に示した従来技術の例と同一部分については、同一の参照符号を付している。
本実施形態に係るプラグインバスダクト1は、長手方向に延出しており、複数の帯状または丸線状の導体9を収容する、ハウジング3を具備している。前記ハウジング3は、対称形状となる2枚の板状体で構成されており、これらの間に導体9を配置して、両者を組み付けることで、導体9を収納する。
この場合、前記導体9は、アルミニウムもしくは銅などの導電性である金属から成り、金属の周囲を絶縁物で覆うことで絶縁しており、この絶縁した導体を複数重ね合わせ、組み付けられたハウジング3内に収納されている。
前記ハウジング3には、長手方向に沿って両サイドに切り欠き部5が形成されており、前記切り欠き部5にはプラグインホール7が配置される。そして、前記プラグインホール7が配置された前記切り欠き部5には、切り欠き部5を補強すると共に、切り欠き部5に配置されるプラグインホール7を電気的に保護するようにプラグインホールケース7aが固定される。このプラグインホールケース7aは、板状に形成されている一対のハウジング3の両表面側から、切り欠き部5の周縁の表面部に沿ってプラグインホール7を収納するように固定される。このため、プラグインホールケース7aには、プラグインホール7を収容する凹部7bと、ハウジング3の表面に面接して固定されるフランジ部7cが形成されている。なお、プラグインホールケース7aは、前記フランジ部7cを前記ハウジング3に対して溶接することで固定しても良いし、前記フランジ部7bに予め固定用の孔を形成しておき、ボルト等を用いて固定しても良い。
前記プラグインホールケース7aは、長手方向の両サイド(図5(c)において、上側と下側)で、長手方向に沿って一部が重なるように配置されている。このため、図5(a)に示すように、ハウジング3の上下に形成される切り欠き部5についても、長手方向に沿って一部が重なるように形成されている。
以上のように、前記プラグインホールケース7aを、長手方向に沿って一部が重なるように配置したことで、その重なった部分では、強度低下を効果的に抑制することが可能となる。すなわち、上述したように、切り欠き部が形成されているエッジ領域(図5(c)の符号A、Bで示す領域)では、曲げ強度やねじれ強度が低下しやすい領域となっているものの、この領域では、プラグインホールケース7aが長手方向に沿って一部重なっているため、強度低下を効果的に抑制することが可能となる。
なお、図5(c)では、プラグインホールケース7aが重なっていない部分の切り欠き部のエッジ領域を矢印で示す(この部分は、強度低下が生じる部分でもある)が、図2(b)と比較すると、そのような強度低下が生じる箇所が減っており、かつ図2(b)で示すように強度低下するような箇所が密集することなく、分散することから、強度低下が生じ難いハウジング構造となる。
このように、ハウジング3の強度低下が防止されることから、ハウジング3に撓みや歪みが発生し難くなり、ハウジング3と導体9の密着性が低下するようなことはない。従って、通電による導体9の発熱を効率良くハウジング3に伝達することができ、プラグインバスダクト1の温度上昇を防止することを可能にすることができる。
なお、図3および図5のプラグインバスダクト1における通電による温度上昇の比較実験を行ったところ、最大約8%の温度上昇低減が確認できた。これは、ハウジング3と導体9との密着性が維持されており、導体の発熱が効率良くハウジング側に伝達され、放熱されたことに起因すると考えられる。
前記プラグインホールケース7aは、図6に示すように、プラグインホールケース7a長さをL、上記したように両サイドのプラグインホールケース7aが重なる長さをL2、とした場合、重なる長さL2は、1/5L≦L2≦4/5Lの範囲となることが好ましい。
重なる長さL2が上記範囲である場合、プラグインホールケース7aによる強度の補強がより効果的になされ、ハウジング3の強度の低下がより防止できるようになる。
また、前記切り欠き部5は、前記プラグインホールケース7aの重なる長さL2が1/5L≦L2≦4/5Lの範囲において、長手方向の両側に等間隔で配置されることが好ましい。
また、前記ハウジング3の両サイドに固定されたプラグインホールケース7a(プラグインホール7)については、長手方向に沿って複数個形成されることが好ましい。プラグインホールケース7aの一部を重なるように配置することで、プラグインホールケース7aを複数個形成しても、ハウジングの強度低下を効果的に押さえることができ、導体を温度上昇させることなく多数の分岐が可能となる。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。本考案は、ハウジング3の両サイドに設けられるプラグインホールケース7aが一部において重なるように配置されたものであれば良く、例えば、ハウジング3の両サイドに固定されたプラグインホールケース7aは等間隔で配置しなくても良い。さらに、ハウジングの形状に応じてプラグインホール(プラグインホールケース)を形成する位置についても、変形することが可能であり、ハウジングに形成される切り欠き部の数についても限定されることはない。
1 プラグインバスダクト
3 ハウジング
5 切り欠き部
5a 切り欠き部のエッジ部
7 プラグインホール
7a プラグインホールケース
9 導体

Claims (3)

  1. 複数の帯状または丸線状の導体を収納し、長手方向に沿って両サイドに切り欠き部を形成したハウジングと、
    前記切り欠き部に配置されるプラグインホールと、
    前記切り欠き部を補強するように前記ハウジングに固定されたプラグインホールケースと、
    を有し、
    前記ハウジングの両サイドに固定されたプラグインホールケースは、長手方向において一部が重なるよう配置される、
    ことを特徴とするプラグインバスダクト。
  2. 前記ハウジングの両サイドに固定されたプラグインホールケースは、プラグインホールケース長さの1/5以上4/5以下の範囲で一部重なるよう配置されることを特徴とする請求項1に記載のプラグインバスダクト。
  3. 前記プラグインホールケースは、ハウジングの両サイドで長手方向に沿って、それぞれ複数個設けることを特徴とする、請求項1または2に記載のプラグインバスダクト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113766790A (zh) * 2020-09-24 2021-12-07 北京京东尚科信息技术有限公司 供电分配单元及数据中心的机柜

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