JP3164179U - 包装箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】贈答品のタオルを小物品を収納する包装箱の装飾に使用したタオルによる装飾を施した包装箱を提供する。【解決手段】蓋体3を有する筒状箱と装飾と贈答品を兼ねたタオル6とから構成する。筒状箱の蓋体は側壁高さを下箱の側壁より高くして筒状箱の上面開口を塞ぐように装着する。タオルは長さが蓋体の断面周長より長く、横幅は蓋体の側壁高さに蓋体の上面最大径の1/2を加えた値より大きい幅に形成し、蓋体の側壁外面に巻き付けた状態でその上に布紐8を巻き付けて固定する。蓋体の側壁上方にはみ出したタオルの横幅部分は蓋体上面中央部に絞り束ねて基部を第2の布紐9にて縛り固定する。【選択図】図2
Description
本考案は、贈答品としてのタオルで装飾を施した包装箱に関する。
結婚式の引出物や開店祝いの記念品としてタオルが贈られることがある。この場合のタオルの包装の仕方としては、色違いのタオルをロール形状等に折り畳んで化粧箱に納めるのが簡単であるが、それでは美観を重視する祝い事の記念品とするには代わり映えせず面白みに欠ける。このため贈られた側が面白みを感じ、暫くは実用的に使用するのを躊躇するような装飾を施すことが行なわれようになってきた。
装飾法としては、例えばタオルを逢着、ピン留め等によりケーキ、人形、動物等の形にし、観賞価値があるように美しく装飾する方法がある(例えば、特許文献1〜3参照)。しかし、タオルだけでは結婚式の引出物や開店祝いの記念品としては不十分で、一緒にケーキ、菓子、食品、小物品等を贈りたい場合も多い。このため、タオルとそれら品物を体裁よく包装できる包装法が求められる。
本考案は、こうした背景からなされたもので、その課題は、贈答品としてのタオルを、小物品を収納する包装箱の装飾に使用した包装箱を提供することにある。
前記課題を解決するための請求項1に記載の考案は、タオルによる装飾を施した包装箱であって、筒状箱と、装飾と贈答品を兼ねるタオルとから構成され、筒状箱は上面が開口した筒状の下箱と、該下箱の側壁より高い側壁を有する筒状蓋体からなり、タオルは長さを蓋体の断面周長より長く、横幅を蓋体の側壁高さに蓋体の上面最大径の1/2を加えた値より大きい幅に形成し、蓋体の側壁外面に巻き付けた状態でその上に布紐を巻き付けて固定し、該状態にて蓋体の側壁上方にはみ出した横幅部分を蓋体上面中央部に絞り束ねて基部を第2の布紐にて縛り固定してあることを特徴とするタオルによる装飾を施した包装箱である。
美しいタオルで飾られたこのような構成の包装箱は華やかであり、美観を重視する祝い事の記念品を収納する包装箱として好適である。受け取った側は記念品を収納したまま飾っておくことができるし、記念品を取り出した後には別の物品の飾り収納箱としても使用できる。収納箱として使用しない場合は、解体して普通のタオルとして使用できる。
また、請求項2に記載の考案は、タオルによる装飾を施した包装箱であって、筒状の蓋体と、該蓋体の下面開口部に装着するトレイ状底板と、装飾と贈答品を兼ねるタオルとから構成され、筒状の蓋体は厚紙で形成して側壁下縁は内側に折り曲げてボトムカールが形成してあり、トレイ状底板は厚紙を筒状蓋体と同じ断面形状にして中央に指の入る孔が形成してあり、蓋体に装着する際は蓋体の下面開口部とトレイ状底板周辺部を変形させながら押し込み、トレイ状底板を取り外す際は前記孔に指を入れて外方に引くことにより蓋体の下面開口部とトレイ状底板周辺を変形させながら取り外すように計画されており、タオルは長さが蓋体の断面周長より長く、横幅は蓋体の側壁高さに蓋体の上面最大径の1/2を加えた値より大きい幅に形成し、蓋体の側壁外面に巻き付けた状態でその上に布紐を巻き付けて固定し、該状態にて蓋体の側壁上方にはみ出した横幅部分を蓋体上面中央部に絞り束ねて基部を第2の布紐にて縛り固定してあることを特徴とするタオルによる装飾を施した包装箱である。
このような構成の包装箱も請求項1記載の包装箱と同様の効果を奏する。
以下、本考案に係るタオルによる装飾を施した包装箱の構成を実施形態に分けて説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るタオルによる装飾を施した包装箱1の外観斜視図、図2はその縦断面図、図3は包装箱1の箱本体である筒状箱2の構成図である。包装箱1は、図3に示す筒状箱2の蓋体3部分にタオル6による装飾を施したものである。タオル6は装飾と贈答品を兼ねて用いてある。なお、本実施形態の筒状箱2は断面形状を円形にしてあるが、断面形状は三角形、四角形、五角形、六角形、八角形等にしてもよい。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るタオルによる装飾を施した包装箱1の外観斜視図、図2はその縦断面図、図3は包装箱1の箱本体である筒状箱2の構成図である。包装箱1は、図3に示す筒状箱2の蓋体3部分にタオル6による装飾を施したものである。タオル6は装飾と贈答品を兼ねて用いてある。なお、本実施形態の筒状箱2は断面形状を円形にしてあるが、断面形状は三角形、四角形、五角形、六角形、八角形等にしてもよい。
筒状箱2は、上面が開口した筒状の下箱4に蓋体3を上方より被せる形式である。蓋体3の側壁高さは下箱4の側壁より高くしてあり、被せた状態では下箱4の外側面は蓋体3に覆われる。
タオル6は、蓋体3の外側面と上面を覆うように取り付けられている。図4はタオル6の蓋体3への取り付け方を示す図である。使用するタオル6としては、長さが蓋体3の円周長さより長く、横幅が蓋体3の側壁高さに蓋体3の上面半径を加えた値より大きい幅のものを用いる。横幅方向を二つ折りし、折り目を蓋体3の側壁下縁に沿わせるようにして蓋体3の外側面に巻き付け、その上に布紐8を巻き付けて固定する。蓋体3の側壁上方にはみ出した横幅部分は蓋体3の上面中央部に絞り束ね、基部を第2の布紐9にて縛り固定する。
タオル6は布紐8により蓋体3の側壁外面にのみ固定してあるので、タオル6を蓋体3に固定したままの状態で筒状箱2を図5に示すように開けることができる。下箱4に贈答用の小物物品10を入れ、タオル6で飾った蓋体3を被せ、必要に応じて下箱4と蓋体3との間をシール等で固定して贈答する。美しいタオル6で飾られた包装箱1は華やかであり、美観を重視する祝い事の記念品を収納する包装箱として好適である。受け取った側は、記念品を収納したまま飾っておくことができるし、記念品を取り出した後には別の物品の飾り収納箱としても使用できる。収納箱として使用しない場合は、解体して普通のタオルとして使用できる。
(第2の実施形態)
本実施形態の包装箱1aは、第1の実施形態の包装箱1における筒状箱2を図6に示すような構成の筒状箱2aに置き換えたものである。包装箱1aの外観は図1に示したものと同じである。筒状箱2aは、筒状の蓋体12とその蓋体12の下面開口部に装着されるトレイ状底板13とからなる。図7は包装箱1aの縦断面図である。なお、本実施形態の筒状箱2aは断面形状を円形にしてあるが、断面形状は三角形、四角形、五角形、六角形、八角形等にしてもよい。
本実施形態の包装箱1aは、第1の実施形態の包装箱1における筒状箱2を図6に示すような構成の筒状箱2aに置き換えたものである。包装箱1aの外観は図1に示したものと同じである。筒状箱2aは、筒状の蓋体12とその蓋体12の下面開口部に装着されるトレイ状底板13とからなる。図7は包装箱1aの縦断面図である。なお、本実施形態の筒状箱2aは断面形状を円形にしてあるが、断面形状は三角形、四角形、五角形、六角形、八角形等にしてもよい。
筒状の蓋体12は、厚紙で形成して側壁下縁は内側に折り曲げてボトムカール16が形成してある。トレイ状底板13は厚紙を円板状にして中央に指の入る孔17が形成してある。トレイ状底板13を蓋体12の下面開口部に装着する際は、蓋体12の下面開口部とトレイ状底板13の周辺部を変形させながらトレイ状底板13を押し込む。トレイ状底板13を取り外す際は、孔17に指を入れて外方に引き、蓋体12の下面開口部とトレイ状底板13の周辺部を変形させながら取り外す。
本実施形態の包装箱1aも、タオル6は布紐8により蓋体12の側壁外面にのみ固定してあるので、タオル6を蓋体12に固定したままの状態で筒状箱2aを図8に示すように開けることができる。トレイ状底板13の上に贈答用の小物物品10を載せ、タオル6で飾った蓋体12を取り付ける。美しいタオル6で飾られた包装箱1は華やかであり、美観を重視する祝い事の記念品を収納する包装箱として好適である。受け取った側は、記念品を収納したまま飾っておくことができるし、記念品を取り出した後には別の物品の飾り収納箱としても使用できる。収納箱として使用しない場合は、解体して普通のタオルとして使用できる。
図面中、1、1aは包装箱、2、2aは筒状箱、3、12は蓋体、6はタオル、8は布紐、9は第2の布紐、13はトレイ状底板、16はボトムカール、17は孔を示す。
Claims (2)
- タオルによる装飾を施した包装箱であって、筒状箱と、装飾と贈答品を兼ねるタオルとから構成され、
前記筒状箱は上面が開口した筒状の下箱と、該下箱の側壁より高い側壁を有する筒状蓋体からなり、
前記タオルは長さを前記蓋体の断面周長より長く、横幅を蓋体の側壁高さに蓋体の上面最大径の1/2を加えた値より大きい幅に形成し、蓋体の側壁外面に巻き付けた状態でその上に布紐を巻き付けて固定し、該状態にて蓋体の側壁上方にはみ出した横幅部分を蓋体上面中央部に絞り束ねて基部を第2の布紐にて縛り固定してあることを特徴とするタオルによる装飾を施した包装箱。 - タオルによる装飾を施した包装箱であって、筒状の蓋体と、該蓋体の下面開口部に装着するトレイ状底板と、装飾と贈答品を兼ねるタオルとから構成され、
前記筒状の蓋体は厚紙で形成して側壁下縁は内側に折り曲げてボトムカールが形成してあり、
前記トレイ状底板は厚紙を前記筒状蓋体と同じ断面形状にして中央に指の入る孔が形成してあり、前記蓋体に装着する際は蓋体の下面開口部とトレイ状底板周辺部を変形させながら押し込み、トレイ状底板を取り外す際は前記孔に指を入れて外方に引くことにより蓋体の下面開口部とトレイ状底板周辺を変形させながら取り外すように計画されており、
前記タオルは長さが前記蓋体の断面周長より長く、横幅は蓋体の側壁高さに蓋体の上面最大径の1/2を加えた値より大きい幅に形成し、蓋体の側壁外面に巻き付けた状態でその上に布紐を巻き付けて固定し、該状態にて蓋体の側壁上方にはみ出した横幅部分を蓋体上面中央部に絞り束ねて基部を第2の布紐にて縛り固定してあることを特徴とするタオルによる装飾を施した包装箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010005966U JP3164179U (ja) | 2010-09-04 | 2010-09-04 | 包装箱 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010005966U JP3164179U (ja) | 2010-09-04 | 2010-09-04 | 包装箱 |
Publications (1)
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JP3164179U true JP3164179U (ja) | 2010-11-18 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2010005966U Expired - Fee Related JP3164179U (ja) | 2010-09-04 | 2010-09-04 | 包装箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3164179U (ja) |
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2010
- 2010-09-04 JP JP2010005966U patent/JP3164179U/ja not_active Expired - Fee Related
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