JP3164120B2 - 複製防止用信号の有無検出方法 - Google Patents
複製防止用信号の有無検出方法Info
- Publication number
- JP3164120B2 JP3164120B2 JP02572492A JP2572492A JP3164120B2 JP 3164120 B2 JP3164120 B2 JP 3164120B2 JP 02572492 A JP02572492 A JP 02572492A JP 2572492 A JP2572492 A JP 2572492A JP 3164120 B2 JP3164120 B2 JP 3164120B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- section
- circuit
- video signal
- copy guard
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Description
ビデオソフトが記録された記録済ビデオテープの記録ビ
デオ信号中に、その複製を防止するための挿入された複
製防止用信号が存在しているか否かを検出する複製防止
用信号の有無検出方法に関する。
オソフトが記録された記録済みテープの複製(いわゆる
ダビング)を実質的に不能にするため、記録ビデオ信号
に何らかの複製防止処理(以下コピーガードという)を
施すことが行なわれている。
開昭61−288582号公報に記載されているよう
に、垂直ブランキング区間に擬似同期パルスと、正パル
スとのペアの複数個を挿入するとともに、コピーガード
の対応処理として所定の特性の記録系のAGC回路を利
用する方法があり、良く用いられている。コピーガード
の信号が垂直ブランキング区間に挿入されるのは、コピ
ーガードの信号を映像信号部に直接挿入するとビデオソ
フトの内容自体に害を与える恐れがあるためである。
方法を説明するための図で、図10Bはコピーガード用
の擬似同期パルスと正パルスの複数ペア(以下これをコ
ピーガード信号と呼ぶ)が垂直ブランキング区間に挿入
されたビデオ信号の例を示すものであり、図10Aは、
これらのパルスが挿入されていないビデオ信号を示して
いる。図10Bの場合は、奇数フィールドの垂直ブラン
キング区間内の第13水平区間〜第18水平区間までの
各水平区間に擬似同期パルスDPと正パルスLPのペア
が、一定周期で5ペアずつ挿入されている。なお、この
例の場合、偶数フィールドの第275水平区間〜第28
0水平区間にも同様にコピーガード信号が挿入されるも
のである。
ンキング区間内の1水平区間に挿入される疑似同期パル
スと正パルスとのペア数は5ペア以上8ペア以下であ
り、かつ、この疑似パルスペアが挿入される水平区間
は、垂直ブランキング区間内の連続する5水平区間以上
と定められている。
りが正パルスLPの立ち上がりに連続しており、このコ
ピーガード信号がビデオ信号中に挿入されていると、V
TRの記録系のAGC回路は、擬似同期パルスDPの尖
頭値から正パルスLPの尖頭値までを同期パルスの大き
さと判断して、入力ビデオ信号のレベルが標準レベルの
例えば3倍以上になっているかのように、利得制御して
しまう。よって、この記録信号を再生すると、記録信号
は標準の30%以下のレベルに減衰させられてしまって
いるので、低品位、不安定な画像しか得られない。すな
わち、実質的にコピーガードができるものである。
れて、AGCレベルが種々変えられることにより、さら
に低品位な再生画像にすることも行なわれている。
コピーガードの対応処理は、VTRの外部入力に対する
固有のAGC回路の特性に依存するため、AGC回路の
方式や特性、性能の違いにより、コピーガード機能が十
分に得られない場合があった。
ピーガードが施されているか否かを判別してAGC回路
を働かせる方式ではないので、例えば、VTRでトラッ
キングがずれてしまったり、変速再生を行なったりする
ときに発生するノイズや他の外乱ノイズをコピーガード
のための擬似パルスとしてAGCが反応して、本来的に
は正常なビデオ信号であるにもかかわらず、記録ビデオ
信号を低品位に劣化させてしまう欠点があった。
ているか否かにかかわらずコピーガードの対応処理機能
を常に動作状態にしてしまうことにある。この発明はこ
の点に鑑み、入力ビデオ信号にコピーガードがかかって
いるか否か、すなわち、コピーガード信号がビデオ信号
中に挿入されているか否かを正しく検出することを目的
とし、コピーガードがかかっていない入力ビデオ信号に
対しては、コピーガードに対応する処理が施されないよ
うにすることを可能にするようにしたものである。
め、この発明による複製防止用信号の有無検出方法は、
ビデオ信号の垂直ブランキング区間内の連続する複数水
平区間の各水平区間に複製防止のために複数個が挿入さ
れた擬似同期パルスを検出することにより、前記ビデオ
信号中の複製防止信号の有無を検出する方法であって、
前記ビデオ信号の垂直ブランキング区間を、前記擬似同
期パルスが挿入される前記連続する複数水平区間よりも
短い区間幅の複数個の区間に分割し、前記分割区間のそ
れぞれで前記擬似同期パルスの有無を検出し、その検出
の結果、連続する前記分割区間で、前記擬似同期パルス
有りを検出したときに、前記ビデオ信号中に複製防止用
信号の存在有りと検出することを特徴とする。
ング区間内のコピーガード信号が挿入される可能性のあ
るいずれかの1水平区間だけに注目して、ビデオ信号中
にコピーガード信号が挿入されているか否かを判別する
場合には、どの水平区間にコピーガード信号が挿入され
ているか予め分かっていなければならない。しかし、垂
直ブランキング区間内のどの水平区間にコピーガード信
号が挿入されるかは定まってしないし、VTRの再生出
力では不安定であるので、確実にコピーガード信号がビ
デオ信号中に挿入されているか否かを正確に判定するこ
とは困難である。
分割区間でコピーガード信号の存在を検出したときにコ
ピーガード有りと判定する。これは、コピーガード信号
が垂直ブランキング区間内に連続して最低5水平区間に
渡って挿入されるという性質を利用したもので、コピー
ガードがビデオ信号にかかっているか否かが正確に判別
される。
法の一実施例を、図を参照しながら説明する。
の一実施例のブロックである。この図1において、10
0は複製防止処理の有無検出装置を示す。入力端子1を
通じてこの装置100に入力されたビデオ信号は同期分
離回路2に供給され、これより水平同期信号H及び垂直
同期信号Vが得られる。これら同期信号H及びVは、判
定区間信号発生回路3と、コピーガード信号挿入部同期
検出回路4と、映像部同期検出回路5とに、それぞれ供
給される。
号Hと垂直同期信号Vとから図6に示すように、垂直ブ
ランキング区間内の9水平区間の等化パルス区間及び垂
直同期パルス区間を除く区間PA(この区間はコピーガ
ード信号が挿入可能な区間である)だけ例えばハイレベ
ルになるウインドーパルスSAと、垂直ブランキング区
間を除く映像部区間PBだけハイレベルになるウインド
ーパルスSBとが生成される。
ィールドであれば、区間PAは、第10水平区間〜第2
1水平区間とされ、区間PBは、例えば第22水平区間
〜第263水平区間とされる。また、偶数フィールドで
あれば、区間PAは、第272水平区間〜第283水平
区間とされ、区間PBは、例えば第284水平区間〜第
525水平区間とされる。
挿入部同期検出回路4に供給される。このコピーガード
信号挿入部同期検出回路4は、この発明の方法が適用さ
れる回路であって、以下に説明するようにして、区間P
A内でコピーガード信号の有無が検出される。
コピーガード信号挿入部同期検出回路4の一例のブロッ
ク図、図2はその説明のためのタイムチャートである。
この例は、垂直ブランキング区間のうちの区間PAの各
水平区間において、コピーガード信号が挿入されている
か否かを検出する例で、分割区間が1水平区間に等しい
場合の例である。
の水平同期信号Hの入力端子、402は垂直同期信号Vの
入力端子、403 は判定区間信号発生回路3からのウイン
ドーパルスSAの入力端子、404 は出力端子である。
同期信号H(図2A)は、マスク回路405 に供給される
と共に、タイミング信号発生回路406 に供給される。ま
た、入力端子402 からの垂直同期信号Vが、タイミング
信号発生回路406 に供給される。このタイミング信号発
生回路406 からは、垂直同期信号Vを基準として形成さ
れた基準水平同期信号HRF(図2B)が得られ、これが
マスク回路405 に供給される。
RFにより入力水平同期信号Hがマスクされて、これより
は等化パルスと、存在する場合にはコピーガード信号及
びノイズからなるパルスSP(図2C)が得られる。
れてカウントされる。このカウンタ407 のカウントイネ
ーブル端子ENには入力端子403 からのウインドーパルス
SA(図2D)が供給されており、このカウンタ407
は、パルスSAがハイレベルであるコピーガード信号が
挿入される可能性がある区間PAでのみ前記パルスSP
をカウントする。また、カウンタ407 のリセット端子に
はタイミング信号発生回路406 から基準水平同期信号H
RFが供給されて、カウンタ407 は水平周期でリセットさ
れる。したがって、カウンタ407 は、区間PAの各1水
平区間において、その1水平区間に含まれる水平同期パ
ルスを除くパルスを計数する。
回路408 に入力される。このメモリ回路408 には、基準
水平同期信号HRFの若干手前の時点で発生する水平周期
の書き込みタイミングパルスWPがタイミング信号発生
回路406 から供給される。そして、このメモリ回路408
には、カウンタ407 からの区間PA内の各1水平区間で
のカウント値がそれぞれ別々のアドレスに書き込まれ
る。
値データは、判定回路409 に供給される。判定回路409
では、区間PA内の各1水平区間でのカウント値から、
前記各1水平区間についての判定を、図3の表に示すよ
うな判定基準で行う。すなわち、1水平区間に挿入され
るコピーガード信号は、前述したように、5〜8ペアで
あるので、若干の判定のマージンを見込んで、図3に示
すように判定する。
ビデオ信号のその1水平区間にはコピーガード信号を含
まない、あるいは入力信号無しと判定し、その1水平区
間に対する判定結果として「0」を与える。 1水平区間内のカウント値が4以上8以下であれ
ば、入力ビデオ信号のその1水平区間はコピーガード信
号を含んでいると判定し、その1水平区間に対する判定
結果として「1」を与える。 1水平区間内のカウント値が10以上であれば、入
力ビデオ信号のその1水平区間には多数のノイズを含ん
でいると判定し、その1水平区間に対する判定結果とし
て「2」を与える。
区間の前記判定結果を参照し、前述したように、コピー
ガード信号は垂直ブランキング区間において、最低、連
続した5水平区間に挿入されるものであることを考慮し
て、連続した2以上の複数の水平区間で判定結果が
「1」となっているか否か判別する。そして、連続する
複数水平区間で判定結果が「1」になっているときに
は、入力ビデオ信号中にコピーガード信号が存在すると
判別して、出力DAをハイレベルとする。また、判定結
果が「1」となる水平区間が存在しない、あるいは存在
しても連続して存在しない場合には、入力ビデオ信号中
にコピーガード信号無しと判別して出力DAをローレベ
ルとする。
区間から第18水平区間にコピーガード信号が挿入され
ている場合には、図2Eに示すように、これら連続する
5水平区間で全て判定結果が「1」となるので、コピー
ガード信号挿入部同期検出回路4の出力DAは、ハイレ
ベルとなる。
4の出力DAの状態は、1フィールド区間保持される。
したがって、次のフィールドでの判別状態が前のフィー
ルドと同じであれば、出力DAの状態はそのときの状態
を継続し、前のフィールドと異なる判別状態になったと
きには、出力DAの状態は反転する。
路3からのパルスSBは、映像部同期検出回路5に供給
されて、この同期検出回路5において、区間PBで同期
パルス数が計数される。この映像部同期検出回路5はカ
ウンタと、このカウンタの出力カウント値に基づいて後
述のような判定を行う判定部とで構成することができ
る。
幅があるので、ノイズやドロップアウトがなければ、正
規には241個の同期パルスが検出されるが、回路系の
誤差やテープダメージ等を考慮して水平同期パルスの検
出個数にはマージンαが設定されている。このマージン
の値αは十数個とされる。
された同期パルス数Mが、241−α≦M≦241+α
であれば、入力ビデオ信号にはノイズが含まれておら
ず、正常であると判別して、この回路5の出力DBをハ
イレベルとする。また、検出された同期パルス数Mが、
M>241+α、またはM<241−αであれば、入力
ビデオ信号中にはノイズが有り、正常なビデオ信号とは
認められないと判別して、この回路5の出力DBをロー
レベルとする。この回路5の出力DBの状態は、1フィ
ールド区間保持される。したがって、次のフィールドで
の判別状態が前のフィールドと同じであれば、出力DB
の状態はそのときの状態を継続し、前のフィールドと異
なる判別状態になったときには、出力DBの状態は反転
する。
路4の出力DA及び映像部同期検出回路5の出力DB
は、アンド回路6に供給される。したがって、入力ビデ
オ信号が正常な映像部を有し、かつ、コピーガード信号
が区間PAに存在していると判別された場合に、このア
ンド回路6の出力ANDがハイレベルとなり、その他の
時には出力ANDはローレベルになる。
グ防止用の時定数回路7に供給される。この時定数回路
7は、コピーガードの有無の検出を確実に行うためのも
ので、アンド回路6の出力ANDが、例えば30秒〜9
0秒程度連続してハイレベルの状態を継続したときに、
例えばハイレベルになる出力DETを出力する。この出
力DETがこの例の複製防止処理の有無検出装置100
の出力である。
ガード対応処理を入力ビデオ信号に対して行う。すなわ
ち、この例においては、入力ビデオ信号がコピーガード
対応処理回路8に供給されると共に、複製防止処理の有
無検出装置100の出力DETがコピーガード対応処理
回路8に供給される。コピーガード対応処理回路8で
は、出力DETがハイレベルのときだけ、入力ビデオ信
号に対してコピーガードの対応処理が行われる。
信号をミューティングして対応処理回路8から出力させ
ない、入力ビデオ信号のレベルを減衰させる、入力ビデ
オ信号に対してモザイク処理等の観視に耐えないように
するディジタル処理を施すなどがある。
る記録系のAGC回路として、その特性がコピーガード
信号に有効に反応する特性と、コピーガード信号に影響
されない特性とを切り換えられるようにしておき、出力
DETがハイレベルのときだけ、コピーガード信号に有
効に反応する特性に切り換え、再生画像が観視に耐えな
いようにすることもできる。さらに、出力DETを用い
て、これがハイレベルのときにはVTRの記録モードを
解除してしまうようにしてもよい。
信号だけでなく、これに付随する音声信号に対しても、
出力DETがハイレベルのときにのみ、ミューティング
処理や、レベル減衰、ノイズ付加等の聴取に耐えなくす
る処理を施すようにしてもよい。
ーガード対応処理回路8では、前記対応処理は行われ
ず、この回路8から入力ビデオ信号がそのまま出力され
る。
び音声信号は、例えばVTRの記録系に供給される。こ
うして、上記の例によれば、複製防止処理の有無検出装
置100の出力DETにより、コピーガードが入力ビデ
オ信号にかかっている場合には、ビデオ信号及び/又は
音声信号を、何らかの処理をせずに記録することが防止
できる。
FTは警報回路9に供給され、入力ビデオ信号にコピー
ガードがかかっていると検出された場合には、それが例
えば警報ランプの点灯、ディスプレイ表示、警報音の発
生などの方法により、ユーザに警報される。これによ
り、VTRが故障しているとユーザが誤認するのを防止
することができる。
れたコピーガード信号挿入部同期検出回路4の一例のブ
ロック図、図8はその説明のためのタイムチャートであ
る。図7において、411 は同期分離回路2からの水平同
期信号Hの入力端子、412 は垂直同期信号Vの入力端
子、413 は判定区間信号発生回路3からのウインドーパ
ルスSAの入力端子、414 は出力端子である。
ウンタ415 のクロック端子に供給される。また、入力端
子413 からのウインドーパルスSA(図8B)が、この
カウンタ415 のカウントイネーブル端子ENに供給され、
このカウンタ415 において、区間PAで入力クロックと
しての水平同期信号Hがカウントされる。
及び入力端子412 からの垂直同期信号Vは、タイミング
信号発生回路416 に供給される。このタイミング信号発
生回路416 では、図8C〜Fに示すように、区間PA
を、このコピーガード信号の最低連続挿入区間(前述し
たように、コピーガード信号は垂直ブランキング区間に
おいて、最低、連続した5水平区間に挿入される)の長
さより短い長さの区間、例えば3水平区間毎に分割し、
各分割区間Pa,Pb,Pc,Pdの前縁及び後縁でリ
セットパルスRS(図8G)を発生する。また、最初の
リセットパルスを除くリセットパルスの直前の時点にお
いて、それぞれラッチパルスLa,Lb,Lc,Ld
(図8H〜K)を得る。
のリセットパルスRSは、カウンタ415 のリセット端子
に供給される。したがって、カウンタ415 では、各分割
区間Pa,Pb,Pc,Pdのそれぞれに含まれる同期
パルス、疑似同期パルス、ノイズがカウントされる。
チ回路417 ,418 ,419 ,420 に供給される。そして、
分割区間Paのカウント値は、ラッチパルスLaにより
ラッチ回路417 にラッチされ、分割区間Pbのカウント
値は、ラッチパルスLbによりラッチ回路418 にラッチ
され、分割区間Pcのカウント値は、ラッチパルスLc
によりラッチ回路419 にラッチされ、分割区間Pdのカ
ウント値は、ラッチパルスLdによりラッチ回路420 に
ラッチされる。
9 ,420 でラッチしたカウント値データは、判定回路42
1 に供給される。この判定回路421 では、各分割区間内
でのカウント値から、その分割区間についての判定を、
図4の表に示すような判定基準で行う。すなわち、1水
平区間に挿入されるコピーガード信号は、前述したよう
に、5〜8ペアであり、これと水平同期パルスを加えた
パルス数に基づいて、若干の判定のマージンを見込ん
で、図4に示すように判定する。
入力ビデオ信号のその分割区間にはコピーガード信号を
含まない、あるいは入力信号無しと判定し、その分割区
間に対する判定結果として「0」を与える。 1つの分割区間内のカウント値が8以上29以下で
あれば、入力ビデオ信号のその分割区間はコピーガード
信号を含んでいると判定し、その分割区間に対する判定
結果として「1」を与える。 1つの分割区間内のカウント値が30以上であれ
ば、入力ビデオ信号のその分割区間には多数のノイズを
含んでいると判定し、その分割区間に対する判定結果と
して「2」を与える。
区間の判定結果を参照し、前述したように、コピーガー
ド信号は垂直ブランキング区間において、最低、連続し
た5水平区間に挿入されるものであることを考慮して、
連続した2以上の複数の分割区間で判定結果が「1」と
なっているか否か判別する。そして、連続する複数の分
割区間で判定結果が「1」になっているときには、入力
ビデオ信号中にコピーガード信号が存在すると判定し
て、出力DAをハイレベルとする。また、判定結果が
「1」となる分割区間が存在しない、あるいは存在して
も連続して存在しない場合には、入力ビデオ信号中にコ
ピーガード信号無しと判定して出力DAをローレベルと
する。
平区間から第18水平区間にコピーガード信号が挿入さ
れている場合には、連続する分割区間LbとLcとで判
定結果が「1」となり、コピーガード信号挿入部同期検
出回路4の出力DAは、ハイレベルとなる。
号が挿入されているか否かを判別するものではなく、複
数水平区間中に含まれる同期信号及びコピーガード信号
の擬似同期パルスを計数して、コピーガード信号が存在
するか否か判別するものである。このため、水平同期パ
ルスを含んで判別が可能であるので、図1の例のような
基準水平同期信号を必要とせず、判定タイミングの設定
が容易である。
有無検出装置100の使用例について説明する。図9の
使用例は、2個のVTRを合体した機能を備えるいわゆ
るダブルデッキVTRシステムに適用した場合である。
ばいわゆるVHS方式対応のものとされている。21は
第2のVTR部で、例えば8mmビデオ対応のものとさ
れている。
のモード切り換え信号発生回路31には、操作入力デコ
ード回路33からの操作入力デコード信号が供給され
る。操作入力デコード回路33にはリモートコントロー
ル用のコマンダ34からのリモコン信号が供給されると
共に、キー入力操作部35からのキー入力操作信号が供
給される。したがって、モード切り換え信号発生回路3
1からは、コマンダ34からのリモコン入力あるいはキ
ー入力操作部35でのキー入力操作に応じたモードとす
るための各種モード切り換え信号が得られるものであ
る。
第2のVTR部21の出力ビデオ信号とは、スイッチ回
路30の一方及び他方の入力端a及びbに供給される。
このスイッチ回路30は、モード切り換え信号発生回路
31からの切り換え信号SWにより入力端a又はbの一
方に択一的に切り換えられ、第1のVTR部11又は第
2のVTR部21の一方の出力ビデオ信号がこのスイッ
チ回路30から得られる。そして、このスイッチ回路3
0から得られたビデオ信号がモニター出力端子32に導
出される。このモニター出力端子32には、モニターT
V受像機のビデオ入力端子が接続される。
VTR部11及び21に対する入力セレクト回路であ
る。入力セレクト回路12には、チューナ36からのビ
デオ信号と、ライン入力端子37からの外部入力ビデオ
信号と、第2のVTR部21の出力ビデオ信号とが入力
される。また、入力セレクト回路22には、チューナ3
6からのビデオ信号と、ライン入力端子37からの外部
入力ビデオ信号と、第1のVTR部11の出力ビデオ信
号とが入力される。38はTVアンテナである。
切り換え信号発生回路31からのセレクト信号により設
定されるモードに応じた入力選択状態とされる。
力信号は、前述した図1の例における回路8に相当する
コピーガード対応処理回路13及び23をそれぞれ通じ
て第1のVTR部11の記録系及び第2のVTR部21
の記録系に入力される。この例の場合、コピーガード対
応処理としては、例えばミューティング処理が施され
る。
オ信号は、また、この発明の一例として図1に示した構
成の複製防止処理の有無検出回路14及び24に、それ
ぞれ供給される。したがって、入力セレクト回路12、
22からのビデオ信号にコピーガードがかかっていると
きには、そのことが検出回路14、24で検出され、そ
の検出出力DETにより、対応処理回路13、23でミ
ューティング等の前述したようなコピーガード対応処理
が施される。そして、そのコピーガード対応処理が施さ
れたビデオ信号がVTR部11、21の記録系に供給さ
れる。このため、コピーガードが有効に作用する。すな
わち、入力セレクト回路12,22からのビデオ信号は
ミューティングされ、VTR部11,21には供給され
ず、ダビングはできない。
においては、第1のVTR部11を再生状態にし、第2
のVTR部21を記録状態にしていわゆるダビングを行
う場合、また、第2のVTR部21を再生状態にし、第
1のVTR部11を記録状態にしてダビングを行う場
合、さらに、外部のVTRで再生を行って得たビデオ信
号をライン入力端子に供給し、第1のVTR部11ある
いは第2のVTR部21でその記録を行うダビングを行
う場合の、いずれの場合においても、再生ビデオ信号に
コピーガードがかかっているか否かを検出回路14、2
4で確実に、かつ、正確に検出することができる。そし
て、この検出出力に基づいてミューティング、記録レベ
ルの減衰、記録停止、ディジタルモザイク処理等のコピ
ーガード対応処理が適切に行われるものである。
期パルスの存在の検知によってのみ、ビデオ信号に複製
防止処理がかけられているか否かを検出するのではな
く、映像部区間の同期パルス数もチェックして、ビデオ
信号の垂直ブランキング区間中の擬似同期パルスが、V
TRの変速再生時などにおいて発生するノイズか否かを
検出するようにしているので、複製防止処理の有無の検
出が正確にできる。
テムにおいては、各VTR部の記録系の入力段に複製防
止処理の有無検出回路とコピーガード対応処理回路を設
けたが、VTR部の再生系の出力段に複製防止処理の有
無検出回路とコピーガード対応処理回路を設け、第1の
VTR部と第2のVTR部との間でダビングを行うとき
に、再生状態とするVTR部側の複製防止処理の有無検
出回路を動作可能状態にするようにしてもよい。
に擬似同期パルスと正パルスとのペアをコピーガード信
号として挿入してビデオ信号に複製防止処理を行う場合
の例であるが、この発明の対象となる複製防止処理とし
てはこれに限らず、垂直ブランキング区間内の連続する
水平区間に擬似同期パルスを含むものであれば適用可能
である。
ば、垂直ブランキング区間に挿入されたコピーガードの
ための擬似同期パルスの存在を検出することにより、ビ
デオ信号中に複製防止用信号が挿入されているか否か、
すなわち複製防止処理がかけられているか否かを検出す
るので、この検出出力を用いて適切な複製防止対応処理
をビデオ信号やこれに付随する音声信号に施すことがで
きる。
ド信号は、通常、垂直ブランキング区間内の複数水平区
間に連続して挿入されることに鑑み、垂直ブランキング
区間内の連続する水平区間に連続してコピーガード信号
が挿入されていると判別されたとき、あるいはコピーガ
ード信号の最低連続挿入区間の長さより短い長さの区間
毎に、コピーガード信号が挿入されているか否かを判別
し、その連続する区間でコピーガード信号挿入が検出さ
れとき、入力ビデオ信号にコピーガードがかかっている
と判別する。このため、入力ビデオ信号にコピーガード
がかかっているか否かを正確に検出することができる。
の一例を実施する検出装置の一実施例のブロック図であ
る。
である。
無検出装置の一実施例のブロック図である。
の他の例を実施する検出回路の一実施例のブロック図で
ある。
使用例のブロック図である。
ためのビデオ信号波形図である。
Claims (1)
- 【請求項1】ビデオ信号の垂直ブランキング区間内の連
続する複数水平区間の各水平区間に複製防止のために複
数個が挿入された擬似同期パルスを検出することによ
り、前記ビデオ信号中の複製防止信号の有無を検出する
方法であって、 前記ビデオ信号の垂直ブランキング区間を、前記擬似同
期パルスが挿入される前記連続する複数水平区間よりも
短い区間幅の複数個の区間に分割し、前記分割区間のそれぞれで前記擬似同期パルスの有無を
検出し、その検出の結果、 連続する前記分割区間で、前
記擬似同期パルス有りを検出したときに、前記ビデオ信
号中に複製防止用信号の存在有りと検出するようにした
複製防止用信号の有無検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02572492A JP3164120B2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 複製防止用信号の有無検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02572492A JP3164120B2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 複製防止用信号の有無検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05191771A JPH05191771A (ja) | 1993-07-30 |
JP3164120B2 true JP3164120B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=12173753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02572492A Expired - Lifetime JP3164120B2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 複製防止用信号の有無検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3164120B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100505594B1 (ko) * | 1998-02-16 | 2005-10-19 | 삼성전자주식회사 | 영상신호의 복사방지 신호 검출장치 및 이를 이용한 영상처리씨스템 |
-
1992
- 1992-01-16 JP JP02572492A patent/JP3164120B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05191771A (ja) | 1993-07-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3134894B2 (ja) | 複製防止処理の有無検出装置 | |
US6173109B1 (en) | Method and apparatus for removing or defeating effects of copy protection signals from a video signal | |
EP0559763B1 (en) | Method and apparatus for disabling anti-copy protection system in video signals | |
KR100328211B1 (ko) | 화상정보전송방식,화상정보기록장치및화상정보재생장치 | |
US5157510A (en) | Method and apparatus for disabling anti-copy protection system in video signals using pulse narrowing | |
US6600873B1 (en) | Method and apparatus for detecting modified color burst signals to prevent the copying of a video program | |
JP3164120B2 (ja) | 複製防止用信号の有無検出方法 | |
JPH0549001A (ja) | ビデオ信号記録装置 | |
KR100636781B1 (ko) | 복사방지신호를 감지하는 디지털 녹화장치 및 그 방법 | |
USRE40689E1 (en) | Method and apparatus for disabling anti-copy protection system in video signals | |
JP3481125B2 (ja) | テレビジョン受像機 | |
JP2004064369A (ja) | 複製防止用信号の検出装置および方法 | |
AU720847B2 (en) | Method and apparatus for detecting modified color burst signals to prevent the copying of a video program | |
JP3067199B2 (ja) | Vtr | |
KR100707263B1 (ko) | 기록매체 재생신호의 화면 표시 모드를 자동 변환하는디스플레이 장치 및 그의 디스플레이 방법 | |
JP3359444B2 (ja) | テレビジョン信号再生装置 | |
KR0185316B1 (ko) | Vtr의 녹화 채널 선택장치 및 방법 | |
JP3257016B2 (ja) | 付加情報抽出回路 | |
JP3685182B2 (ja) | ビデオ信号処理装置およびビデオ信号処理方法 | |
JP3263980B2 (ja) | 識別信号判別装置、それを備えたテレビジョン受像機及びビデオテープレコーダ | |
JPH11103440A (ja) | Vtr録画防止回路 | |
JPH04144385A (ja) | Vtr | |
KR19980052601A (ko) | 브이씨알의 복사 방지 비디오 테이프 검출 장치 | |
KR19990001702U (ko) | 복사방지기능을 갖는 브이시알 시스템 | |
JPH05122650A (ja) | コピー防止機能付き映像信号記録再生装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080302 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090302 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120302 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |