JP3163990U - ダーツボードセット - Google Patents

Abstract

【課題】 場所を選ばず、壁を傷つけず、年代を問わずダーツが楽しめるよう、軽量、組み立て簡単、安価なダーツボードセットを提供する。【解決手段】ダーツ盤と、このダーツ盤が取り付けられたバックボードと、このバックボードを掛けるスタンドとを備える。ダーツ盤より大きいベニヤ板を使用し、その表面には消音と衝撃を柔らかくするためにフェルトを張ってバックボードとし、裏面にはそりを防ぐため、周縁に補強材を配して、スタンドに掛けられるようフック金具を付け、スタンドとの一体化を図るため下部に安定器具を取り付ける。【選択図】図１

Description

本考案は、場所を選ばず、壁を傷つけず、年代を問わずダーツが楽しめるよう、軽量、組み立て簡単、高さも調整でき、且つ安価な競技器具の提供を目的とした、ダーツボードセットに関するものである。

ダーツを楽しむ時、ダーツ盤を直接壁に取り付けると、取り付けの工夫が必要になり、矢が盤を外れた時に壁を傷める事も懸念される。また、外部でする場合には器具が重かったり、かさばって持ち運びが困難であり、誰でもが利用できるとはいえない。

ダーツ競技のルールに則った盤の高さを簡単にセットでき、どの高さにでも容易に対応できるようにする。又、軽くてどこへでも運び込みができ、組み立て片付けが簡単な器具とする。

本考案はダーツ盤より大きいベニヤ板を使用し、その表面には消音と衝撃を柔らかくするためにフェルトを張ってバックボードとし、裏面にはそりを防ぐため、周縁に補強材を配して、スタンドに掛けられるようフック金具を付け、スタンドとの一体化を図るため下部に安定器具を取り付けたことを特徴とする。
また、本考案は高さ調節用穴を備えたスタンドを脚とし競技のルールに則ったダーツ盤の高さを簡単にセットできるようにしたことを特徴とする。
さらに、本考案はスタンドを部品ごとに分解し、収納袋に収めて持ち運びを楽にしたことを特徴とする。

総重量は従来のスタンド型ダーツ競技器具に比べて特段に軽量（７kg）になったため、どこにでも運べる。簡単に組み立て片付けが可能である。正式ルールのほか、ローカルルールで子供たちの身長に合わせて盤の高さを調節すれば、全世代でダーツを楽しむ事ができる。低廉な機材を使用して低価格化が図れ、気軽に誰でも利用できるようになる。

本請願項１及び請願項２記載のダーツボードセットを設置した状態を示す斜視図である。 本請願項３記載の持ち運びを簡単にするためのスタンド収納袋を示す斜視図である。 本請願項１及び請願項２記載のダーツボードセット設置の背面を示す斜視図である。 バックボードの側面図である。 バックボードの表面に盤を取り付けた状態を示す正面図である。 バックボードの裏面図である。 スタンド（バックボード取り付け用脚）を示す斜視図である。

ダーツボードはバックボード(Ａ)とスタンド(Ｂ)から成り、それを設置した状態（図１）と、そのスタンド（B）を分解して収納する袋(Ｃ)（図２）が図示された図面に基づいて本考案を説明する。

バックボード(Ａ)の表面（図５）には、ベニヤ板(2)への衝撃を柔らかくするためにフェルト(１)を張る。ダーツ盤(８)を取り付ける位置は中心を少し上にずらして取り付け、ベニヤ板(2)の上部(９)と下部(10)の長さを変えて下部(10)の広さを大きく取っている。矢がダーツ盤（８）に届かなくてもベニヤ板(2)が防いでくれる。フェルト(１)をベニヤ板(２)に張る際には、ベニヤ板(２)の表面にボンドを均等に塗りフェルト(１)を展張した。

バックボード(Ａ)（図６）は軽量化を図るためにベニヤ板(２)を使用したが、そりを防止する補強材(３)を周縁に取り付けた。スタンド(Ｂ)(図７)の上段ポール(13−Ａ)に掛けるフック金具(５)は重さに耐えられるよう２個を２本の支柱材(４)に取り付けた。なおベニヤ板(２)の裏面の下縁近傍の位置にはスタンド(A)との一体化を図るため、２ヶ所にベース板(７)を付け、その上にスタンドポール部品(13)を挟み込む構造になっている２つの下部安定器具(６)を一方のスタンドポール部品（１３）と他方のスタンドポール部品（１３）との間距離に応じた寸法を隔てて取り付け、バックボード(A)とスタンド(B)（図７）との組み合わせを密にした。

ダーツ盤(８)を取り付ける位置とフック金具(５)を取り付ける位置調整することにより、ダーツ盤（８）の中心から床までの高さを規定の高さに簡単に設置出来るようにした。

スタンド(B)（図７）は簡単な組立式で、高さ調節用穴(11)で位置を決め、高さ固定ネジ(12)で固定すれば、競技をする人の身長に合わせた盤の高さにセットすることができる。スタンドポール部品(13)は安定を加味した部品の組み立てに成っているが、更に安定化を増すために脚部には安定化木材(14)を取り付け、ズレや揺れを防ぐよう配慮した。

バックボード(A)とスタンド(B)の組み合わせ方は、スタンド(B)(図７)の上段ポール(13−Ａ)にバックボード(A)の裏面(図６)のフック金具(５)を掛け、更に下部安定器具(６)をスタンドポール部品(13)のにはめ込むと完成する。バックボード(A)の表面のダーツ盤(８)の面より垂直に降ろした床の地点より、まっすぐにスローイングラインまでの距離を計り、ライン表示をすれば、競技を開始できる。

スタンド(A)（図７）は部品ごとに分解し収納袋(C)（図２）に収め、バックボード(A)と収納袋(C)の二つになり、両手で楽にどこへでも持ち運びができる。

１フェルト
２ベニヤ板
３ 補強材
４ 支柱材
５ フック金具
６ 下部安定器具
７ ベース板
８ ダーツ盤
９上部
10下部
11 高さ調節用穴
12 高さ固定ネジ
13 スタンドポール部品
13−Ａ 上段ポール
14 安定化木材

Claims (3)

1. ダーツ盤より大きいベニヤ板を使用し、その表面には消音と衝撃を柔らかくするためにフェルトを張ってバックボードとし、裏面にはそりを防ぐため、周縁に補強材を配して、スタンドに掛けられるようフック金具を付け、スタンドとの一体化を図るため下部に安定器具を取り付けたことを特徴とするダーツボードセット。
2. 高さ調節用穴を備えたスタンドを脚とし競技のルールに則ったダーツ盤の高さを簡単にセットできるようにしたことを特徴とする請求項１に記載のダーツボードセット。
3. スタンドを部品ごとに分解し、収納袋に収めて持ち運びを楽にしたことを特徴とする請求項１または請求項２に記載のダーツボードセット。