JP3186798U - 懸架式バスケットボールボード - Google Patents

Abstract

【課題】いかなる厚さのドアにも水平に安定して取り付けることができる懸架式バスケットボールボードを提供する。
【解決手段】懸架式バスケットボールボードはバックボード１０と、バスケットボールリング２０と、少なくとも１つの吊り下げ具３０とを備えている。少なくとも１つの吊り下げ具はバックボードの裏面に取り付けられている。少なくとも１つの吊り下げ具のそれぞれはハンガー３１と少なくとも１つの締め付け板３２を備えている。少なくとも１つの締め付け板はハンガーに結合し、ハンガーに対して弾力性がある。懸架式バスケットボールボードが使用される時、ドアはバックボードと少なくとも１つの締め付け板との間で締め付けられる。少なくとも１つの締め付け板はハンガーに結合し、ハンガーに対して弾性力があり、少なくとも１つの締め付け板は異なる厚さのドアに当接することができる。
【選択図】図１

Description

本考案は懸架式バスケットボールボードに係り、特に異なる厚さのドアや壁に水平に安定して取り付けることができる懸架式バスケットボールボードに関する。

バスケットボールは長く人気のあるスポーツである。懸架式バスケットボールボードはドアや壁に吊すことができるが、公式のバスケットボールコート以外の場所でバスケットボールを行うために使われる。このようにアマチュアのバスケットボールファンはいかなる屋内の場所でもバスケットボールや運動を行うことができる。

図７を参照すると、従来の懸架式バスケットボールボードはバックボード５０、バスケットボールリング６０及びハンガー７０からなっている。バスケットボールリング６０はバックボード５０の前面に取り付けられている。ハンガー７０はバックボード５０の裏面の上側に取り付けられており、結合板７１及び鉤部を備えている。結合板７１はバックボード５０に結合している。鉤部は結合板７１から後方へ曲げられており、天板７２と後部板７３を備えている。懸架式バスケットボールボードはハンガー７０をドアや壁に引っ掛けることにより掛けることができる。好ましくは、ドアや壁の上側はバックボード５０とハンガー７０との間に配置される。

しかし、バックボード５０と後部板７３の間の距離が調節できないので従来のハンガー７０の天板７２の長さは固定されている。バックボード５０と後部板７３の間の距離はドア８０や壁８０Aの厚さに対応している。種々のドア８０や壁８０Aは異なる厚さを有しているので、バックボード５０と後部板７３の間の距離はドア８０や壁８０Aの厚さに常に対応することができない。このように、懸架式バスケットボールボードは前方に傾き、容易に振動したりドア８０や壁８０Aから落下さえしたりするので、プレーヤーのシュート練習に影響を及ぼす。

欠点を克服するために、本考案は前述の課題を軽減したり除去したりする懸架式バスケットボールボードを提供するものである。

本考案の主要な目的は、異なる厚さのドアに水平に安定して取り付けることができる懸架式バスケットボールボードを提供することである。

懸架式バスケットボールボードはバックボードと、バスケットボールリングと、少なくとも１つの吊り下げ具を備えている。バスケットボールリングはバックボードの前面に取り付けられる。少なくとも１つの吊り下げ具はバックボードの裏面に取り付けられる。少なくとも１つの吊り下げ具のそれぞれはハンガーと少なくとの１つの締め付け板を備えている。少なくとも１つの締め付け板はハンガーに結合され、ハンガーに対して弾力性がある。懸架式バスケットボールボードが使用中の時、ドアはバックボードと少なくとも１つの締め付け板の間に締め付けられる。少なくとも１つの締め付け板がハンガーに結合され、ハンガーに対して弾力性があるので、少なくとも１つの締め付け板はどのような厚さのドアにも当接することができる。このように、懸架式バスケットボールボードは使用者のシュート練習に影響を及ぼすことなく異なる厚さのドアに水平に安定して取り付けることができる。

考案の他の目的、利点及び新規な特徴は、添付している図面とともに以下の詳細な説明からより明らかとなるであろう。

本考案による懸架式バスケットボールボードの斜視図である。 図１における懸架式バスケットボールボードの他の斜視図である。 図１における懸架式バスケットボールボードの側面図で、ドアを締め付けているところが示されている。 本考案による懸架式バスケットボールボードの他の実施例の斜視図である。 本考案による懸架式バスケットボールボードのさらに他の実施例の斜視図である。 図１における懸架式バスケットボールボードの側面図で、異なる厚さの他のドアを締め付けているところが示されている。 従来技術による従来の懸架式バスケットボールボードの側面図である。

図１及び図２を参照すると、本考案による懸架式バスケットボールボードはバックボード１０、バスケットボールリング２０及び少なくとも１つの吊り下げ具３０からなる。

図１から図３までを参照すると、バックボード１０は前面及び裏面を有している。好ましい実施例においては、懸架式バスケットボールボードはさらにクッションアセンブリー１３を有している。クッションアセンブリー１３はバックボード１０の裏面上に取り付けられており、バックボード１０の裏面上に間隔をおいて取り付けられる複数の第１のクッション１３１を有している。

図１及び図２を参照すると、バスケットボールリング２０はバックボード１０の前面に水平に取り付けられている。

図１から図３までを参照すると、少なくとも１つの吊り下げ具３０はバックボード１０の裏面の上側に水平に取り付けられている。少なくとも１つの吊り下げ具３０のそれぞれはハンガー３１と、室部３３及び少なくとも１つの締め付け板３２を備えている。ハンガー３１は結合板３１１及び鉤部３１２を備えている。結合板３１１はバックボード１０に結合している。鉤部３１２は結合板３１１から後方に曲げられている。室部３３はバックボード１０と鉤部３１２の間で定義される。締め付け板３２のそれぞれはハンガー３１に結合しており、ハンガー３１に対して弾力性があり、固定端３２１と自由端３２２を備えている。固定端３２１はハンガー３１に結合している。自由端３２２はバックボード１０の方へ斜めに延びており、室部３３の内部に配置されている。外力が少なくとも１つの締め付け板３２に加えられる時、自由端３２２は固定端３２１を枢軸としてハンガー３１に当接することができる。

好ましい実施例においては、図３を参照すると、鉤部３１２は天板３１２１及び後部板３１２２を備えている。天板３１２１は前面及び背面を備えている。天板３１２１の前面は結合板３１１に結合している。後部板３１２２は天板３１２１の背面及び少なくとも１つの締め付け板３２のそれぞれの固定端３２１に結合している。室部３３はバックボード１０、結合板３１１、天板３１２１及び後部板３１２２の間で定義される。

好ましい実施例においては、図２及び図３を参照すると、少なくとも１つの吊り下げ具３０のそれぞれは、さらに第２のクッション３４及び少なくとも１つの第３のクッション３５を備えている。第２のクッション３４はハンガー３１の結合板３１１に取り付けられている。少なくとも１つの第３のクッション３５のそれぞれは対応する締め付け板３２に取り付けられている。少なくとも１つの第３のクッション３５と第２のクッション３４は室部３３の２つの側で互いに反対側に配置されている。

図１に示すような好ましい実施例においては、懸架式バスケットボールボードは２つの吊り下げ具３０を備えており、各吊り下げ具３０はただ１つの締め付け板３２を備えている。

図４に示すような他の好ましい実施例においては、懸架式バスケットボールボードは３つの吊り下げ具３０Ａを備えており、各吊り下げ具３０Ａはただ１つの締め付け板３２Ａを備えている。

さらに図５に示すような他の好ましい実施例においては、懸架式バスケットボールボードはただ１つの吊り下げ具３０Ｂを備えており、吊り下げ具３０Ｂは３つの締め付け板３２Ｂを備えている。

図３及び図６を参照すると、懸架式バスケットボールボードはバックボード１０と吊り下げ具３０の締め付け板３２により室部３３に締め付けられたドア４０、４０Ａでドア４０、４０Ａに吊り下げられる。ドア４０、４０Ａの前面は第２のクッション３４と各吊り下げ具３０のハンガー３１の結合板３１１を介して吊り下げ具３０の裏面に当接している。ドア４０、４０Ａの上側は各吊り下げ具３０のハンガー３１の天板３１２１に当接している。ドア４０、４０Ａの裏面は締め付け板３２上で第３のクッション３５を介して各吊り下げ具３０の締め付け板３２の自由端３２２に当接している。自由端３２２がドア４０、４０Ａに当接して、自由端３２２が固定端３２１を枢軸としてハンガー３１の方へ曲げられるように、当接によって力が発生し、自由端３２２に加えられる。

締め付け板３２はハンガー３１に対して弾力性があり、締め付け板３２はドア４０、４０Ａに加えられる反力を発生させる。このように、懸架式バスケットボールボードは傾斜することなく、容易に振動したりまた落下したりすることなくドア４０、４０Ａを締め付ける。懸架式バスケットボールボードがドア４０、４０Ａから取り外された後、締め付け板３２の自由端３２２は締め付け板３２がハンガー３１に対して弾力性があるので元の位置に回復する。

また、クッションアセンブリー１３、各吊り下げ具３０の第２のクッション３４及び締め付け板３２の第３のクッション３５はバックボード１０及び吊り下げ具３０との衝突や擦れを阻止することができ、それによりドア４０、４０Ａを擦り傷や損傷から保護する。

要約すると、ドアがバックボード１０と締め付け板３２により室部３３において安定的に締め付けられるように、締め付け板３２はハンガー３１に対して弾力性がある。使用後、締め付け板３２は元の位置に戻ることができる。従って、懸架式バスケットボールボードがドアから取り外されると、他の異なる厚さのドア４０Ａに懸架式バスケットボールボードを傾斜することなく吊り下げることができる。結果として、競技者のシュート練習に影響を及ぼすことなく異なる厚さのドア４０、４０Ａに水平に安定して懸架式バスケットボールボードを取り付けることができる。

本考案の多数の特色や長所が前述の明細書において考案の構造や特徴の詳細とともに説明されてきたけれども、開示はあくまでも実施例である。変更は詳細において、特に添付した実用新案登録請求の範囲が表現している用語の広く一般的な意味により指示される十分な範囲に対して考案の原理内で形状、寸法、部品の配置の事項において可能である。

１０・・・バックボード
１３・・・クッションアセンブリー
１３１・・・第１のクッション
２０・・・バスケットボールリング
３０・・・吊り下げ具
３１・・・ハンガー
３１１・・・結合板
３１２・・・鉤部
３１２１・・・天板
３１２２・・・後部板
３２・・・締め付け板
３２１・・・固定端
３２２・・・自由端
３３・・・室部
３４・・・第２のクッション
３５・・・第３のクッション

Claims (10)

1. 前面及び裏面を備えたバックボードと、
   バックボードの前面に取り付けられたバスケットボールリングと、
   バックボードの裏面に取り付けられた少なくとも１つの吊り下げ具とからなり、
   少なくとも１つの吊り下げ具のそれぞれは、
   バックボードに結合しているハンガーと、
   ハンガーに結合し、ハンガーに対して弾性力がある少なくとも１つの締め付け板を備え、
   少なくとも１つの締め付け板のそれぞれはハンガーに結合している固定端と、
   バックボードの方へ斜めに延びる自由端を備え、
   少なくとも１つの吊り下げ具のそれぞれはバックボードとハンガーとの間で定義される室部を備えたことを特徴とする懸架式バスケットボールボード。
2. 少なくとも１つの吊り下げ具のそれぞれにおいて、
   少なくとも１つの締め付け板のそれぞれの自由端は室部に配置されていることを特徴とする請求項１記載の懸架式バスケットボールボード。
3. 少なくとも１つの吊り下げ具のそれぞれにおいて、
   ハンガーはバックボードに結合している結合板と、結合板から後方へ曲げられた鉤部とを備え、
   室部はバックボードとハンガーの鉤部との間で定義されることを特徴とする請求項１又は請求項２記載の懸架式バスケットボールボード。
4. 少なくとも１つの吊り下げ具のそれぞれにおいて、
   ハンガーの鉤部は、結合板に結合している前面と背面とを備えた天板と、天板の背面と少なくとも１つの締め付け板のそれぞれの固定端に結合している後部板とを備え、
   室部は、バックボード、結合板、天板及び後部板との間で定義されることを特徴とする請求項３記載の懸架式バスケットボールボード。
5. 吊り下げ具の数は２つで、各吊り下げ具は１つの締め付け板を備えていることを特徴とする請求項１から請求項４までのいずれかの請求項に記載の懸架式バスケットボールボード。
6. 吊り下げ具の数は３つで、各吊り下げ具は１つの締め付け板を備えていることを特徴とする請求項１から請求項４までのいずれかの請求項に記載の懸架式バスケットボールボード。
7. 吊り下げ具の数は１つで、吊り下げ具は３つの締め付け板を備えていることを特徴とする請求項１から請求項４までのいずれかの請求項に記載の懸架式バスケットボールボード。
8. さらにバックボードの裏面に取り付けられたクッションアセンブリーからなることを特徴とする請求項１から請求項７までのいずれかの請求項に記載の懸架式バスケットボールボード。
9. クッションアセンブリーはバックボードの裏面に間隔を置いて取り付けられた複数の第１のクッションを備えていることを特徴とする請求項８記載の懸架式バスケットボールボード。
10. 少なくとも１つの吊り下げ具のそれぞれは、ハンガーに取り付けられた第２のクッションと、それぞれが締め付け板に対応して取り付けられた少なくとも１つの第３のクッションとを備え、
    少なくとも１つの第３のクッションと第２のクッションは、室部の２つの側で互いに反対側に配置されていることを特徴とする請求項１から請求項９までのいずれかの請求項に記載の懸架式バスケットボールボード。

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