JP3163734U - 蝶ナットまわし - Google Patents

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Abstract

【課題】電気柵の碍子を、指に負担をかけることなく、支柱に固定することができる蝶ナットまわしを提供する。【解決手段】合成樹脂製の成形品の本体に、碍子のヒートンネジ切り部、または、碍子のヒートンネジ切り部と蝶ナットを挿通させる中空部32を有し、その中空部32の壁部32aに背面方向から正面に向かって開く方向へテーパーをつけ、その中空部32にヒートンネジ切り部を挿通させるタイプには、中空部32の外径付近に、本体を回すと、蝶ナットに回す力を加える凸部を少なくとも1つ以上を有したことを特徴とする。【選択図】図7A

Description

本考案は、蝶ナットの螺着補助具に関するものである。
例えば中山間地域の農村地帯では、田畑を荒らす猪、鹿等の害獣を電気ショックで撃退するために、田畑の周囲に裸電線を張設し、この裸電線に衝撃電圧を印加するようにした電気柵が多く使用されている。裸電線を張設するために、多数の支柱を一定間隔で地面に打設し、この打設された支柱に碍子を蝶ナットで螺着し、この螺着された碍子に裸電線が係止される。
例えば、電気柵が猪用であれば、図1に示すように、田畑の周囲に打設された支柱2に取り付けられた碍子1a、碍子1bに裸電線3a、裸電線3bを係止して、裸電線3a、裸電線3bを田畑の周囲に張設し、その裸電線3a、裸電線3bを約50mごとに裸電線からなる上下結線4で結線される。
地表より1段目の裸電線3bは地表より約20cm程度、2段目の裸電線3aは裸電線3bの上方約20cm程度の位置に張設されている。そして、この張設された裸電線3a、裸電線3bに衝撃電圧発生装置5より発生された衝撃電圧が印加されている。
田畑に侵入しようとして、この張設された裸電線3aもしくは裸電線3bに接触した猪等の害獣には図中の矢目盛のように衝撃電圧発生装置5の出力端子6、出力線7、裸電線3a、上下結線4、裸電線3b、猪8、地中9、アース棒10、アース線11、アース端子12の順路で衝撃電流が流れ、猪8は電気ショックにより電撃を受け、田畑へ侵入する意欲を失い、侵入をあきらめる。
この電気柵の裸電線を張設する為には、多数の支柱を一定間隔で地面に打設し、この打設された支柱に碍子を蝶ナットで螺着し、この螺着された碍子に裸電線が係止される。
碍子について、次に説明する。
1.図2に、碍子を構成する、ヒートン半円形状部21、ヒートンネジ切り部22、碍子本体23、蝶ナット24、を直線上に並べた参考図を示す。蝶ナット24には突起部24aが形設している。
2.図3に、組み立てられた碍子25の斜視図を示す。
3.図4に、組み立てられた碍子25を支柱に取り付けた斜視図を示す。
碍子を支柱に仮付け、そして、しっかりと螺着して固定する作業について、次に説明する。
1.図5A、図5Bに示すように、地面に打設した支柱26に、支柱26の頭部26aから、ヒートンの半円形状部21を挿通し、図5Cのように碍子本体23をヒートンネジ切り部22に挿通し、適する高さのところで、蝶ナット24を指で回して、碍子本体23を支柱26に仮付けする。
2.そのあと、蝶ナット24を、指で強く回して、しっかりと螺着する。



特許公開2003−117845 特許公開平10−151575
碍子を支柱に固定する作業については、蝶ナット24を、指でつまんで、強い力で螺着させる必要があるので、指に痛みを感じる。
周囲500mの田畑を囲む電気柵には、約200本の支柱が必要である。
猪侵入防止用電気柵あれば支柱1本につき2個の碍子が必要であり、鹿侵入防止用電気柵であれば、支柱1本につき、4個の碍子が必要である。
よって 碍子の数は猪侵入防止用電気柵周囲500mで400個となり、鹿侵入防止用電気柵周囲500mで800個となる。
このように、多数の碍子を支柱に螺着する作業については、指に強い痛みをともなう。
また、非特許文献1や非特許文献2のように、蝶ナットを締めつける工具もあるが、次のような欠点がある。
1.工具のつくりが複雑なために高価である。
2.軽くなく、物が小さくないので、使い勝手がわるい。
3.短時間で螺着できない。
4.蝶ナットを締め付け過ぎる恐れがある。
そこで、本考案は、碍子を支柱に固定する際に、指に痛みを感じることなく、また、つくりが簡単で安価、軽く、小さく、使い勝手が良く、短時間で螺着でき、蝶ナットを締め付け過ぎずに、碍子を支柱に螺着することが出来る成形品(螺着補助具)を提供するものである。
本考案は、電気柵支柱26に碍子本体23を螺着する場合に用いる合成樹脂製の成形品(螺着補助具)であって、2つのタイプがある。
一つ目はAタイプである。図6AはAタイプの正面斜視図、図6Bは同背面斜視図、
図6Cは同正面図、図6Dは同背面図である。
これは、図6A〜6Dに示すように合成樹脂製の本体31のほぼ中央にヒートンネジ切り部22を挿通させるための中空部32を有している。そして、中空部32から放射状に凸部33を形成している。
そして、図6E、図6Fのように、その中空部32にヒートンネジ切り部22を挿通させ、本考案の成形品(螺着補助具)の本体31を蝶ナットに冠着し、本体31を指で回転させると、その回す力は成形品(螺着補助具)の凸部33から蝶ナット24の突起部24aに伝えられることを特徴とする。
二つ目はBタイプである。図7AはBタイプの正面斜視図、図7Bは同背面斜視図、
図7Cは同正面図、図7Dは同背面図である。
これは図7A〜7Dに示すように、合成樹脂製の本体41のほぼ中央に、ヒートンネジ切り部22と蝶ナット24とを同時に挿通させるための中空部32を有している。32aは中空部32の壁部である。
そして、図7E、図7Fのように、その中空部32にヒートンネジ切り部22と蝶ナット24とを同時に挿通させ本考案の成形品(螺着補助具)の本体41を指で回転させれば、その回す力は中空部32の壁部32aから蝶ナット24の突起部24aに伝えられることを特徴とする。
以下、本考案の成形品(螺着補助具)を、AタイプのものをA蝶ナットまわし、BタイプのものをB蝶ナットまわしと言う。
本考案のA蝶ナットまわしには、前述のように合成樹脂製の本体31のほぼ中央にヒートンネジ切り部22を挿通させるための中空部32を有している。そして、中空部32から放射状に凸部33を形成している。
図6E、図6Fのように、この中空部32にヒートンネジ切り部22を挿通させ、本考案の成形品(螺着補助具)の本体31を蝶ナットに冠着し、本体31を指で回転させると、その回す力は凸部33から蝶ナット24の突起部24aに伝えられる。
従って、指に痛みを感じることなく、碍子25を支柱26に螺着、そして、しっかりと固定することができる。また、この碍子25を支柱26から取り外す場合もA蝶ナットまわしを使用し螺着する時とは逆に回すことにより容易に取り外しができる。
本考案のB蝶ナットまわしには、合成樹脂製の本体41のほぼ中央に、ヒートンネジ切り部22と蝶ナット24を同時に挿通させるための中空部32を有している。
そして、図7E、図7Fのように、その中空部32にヒートンネジ切り部22と蝶ナット24とを同時に挿通させ本考案の成形品(螺着補助具)の本体41を指で回転させると、その回す力は中空部32の壁部32aから蝶ナット24の突起部24a伝えられる。
従って、指に痛みを感じることなく、碍子25を支柱26に螺着、そして、しっかりと固定することができる。また、この碍子25を支柱26から取り外す場合もB蝶ナットまわしを使用し、螺着する時とは逆に回すことにより容易に取り外しができる。
このようにして、A蝶ナットまわし、B蝶ナットまわし共に、指に痛みを感ずることもなく碍子を支柱に容易に螺着固定、取り外しができ、まことに有益であり、また、既成のものと比べて、次の利点がある。
1.つくりが簡単なために安価である。
2.軽くて、物が小さいので、使い勝手が良い。
3.短時間で螺着できる。
4.蝶ナットを締め付け過ぎない。














電気柵の一例を示す概要図である。 碍子を構成する、ヒートン、本体、蝶ナット、を直線上に並べた参考図。 碍子の斜視図。 碍子を支柱に取り付けた斜視図。 支柱の頭部から、ヒートンの半円形状部を挿通しようとする参考図。 支柱の頭部から、ヒートンの半円形状部を挿通させた参考図。 支柱の適する高さで、ヒートン、本体、蝶ナット、を直線上に並べた参考図。 本考案のA蝶ナットまわしの正面斜視図。 本考案のA蝶ナットまわしの背面斜視図。 本考案のA蝶ナットまわしの正面図。 本考案のA蝶ナットまわしの背面図。 ヒートン、本体、蝶ナット、と本考案のA蝶ナットまわしを直線上に並べた図。 本考案のA蝶ナットまわしの中空部を蝶ナットに冠着した参考図。 本考案のB蝶ナットまわしの正面斜視図。 本考案のB蝶ナットまわしの背面斜視図。 本考案のB蝶ナットまわしの正面図。 本考案のB蝶ナットまわしの背面図。 ヒートン、本体、蝶ナット、と本考案のB蝶ナットまわしを直線上に並べた図。 本考案のB蝶ナットまわしの中空部をヒートンネジ切り部と蝶ナットを同時に挿通させた参考図。
本考案の実施例を、図面を参照しながら説明する。
1)A蝶ナットまわしの場合
A蝶ナットまわしの外形の直径は約50mm厚さ8mm程度が適当である。
図5A、図5Bのように、地面に打設された支柱26に、支柱26の頭部26aから、ヒートンの半円形状部21を挿通する。
次に図5Cのよう支柱の適する高さの位置で、ヒートンネジ切り部22に碍子本体23を
挿入し、そして、蝶ナット24をヒ―トンネジ切り部22に当着し指で回して、碍子本体23を支柱26に仮付けする。
そして、図6FのようにA蝶ナットまわしの中空部32をヒートンネジ切り部22に挿通させ、A蝶ナットまわしを蝶ナット24に冠着し、これを指で回転させて螺着する。取付完成図が図4である。
2)B蝶ナットまわしの場合
B蝶ナットまわしの外形の直径は約50mm厚さ8mm程度が適当である。
図5A、図5Bのように、地面に打設された支柱26に、支柱26の頭部26aから、ヒートンの半円形状部21を挿通する。
次に、図5Cのように、支柱の適する高さの位置で、ヒートンネジ切り部22に碍子本体23を挿通し、そして、蝶ナット24をヒートンネジ切り部22に当着し、指で回して碍子本体23を支柱26に仮付けする。
そして、図7Fのように、B蝶ナットまわしの中空部32にヒートンネジ切り部22と蝶ナット24とを同時に挿通させ、B蝶ナットまわしを指で回転させて螺着する。取付完成図が図4である。
このようにして、A蝶ナットまわし、B蝶ナットまわし共に、指に痛みを感ずることもなく容易に碍子を支柱に螺着ができる。また取り外しも同様である。
なお、A蝶ナットまわし、B蝶ナットまわし共に、手で持つところの外形を円形のものとしたが、特にそれに限られたものでなく、角形でも楕円形など、その他の形でも実施できる。
A蝶ナットまわしの中央部の中空部32も円形としたが、特にそれに限られたものでなく、楕円でも、また、角型等、その他の形状あってもヒートンネジ切り部22を挿通出来る大きさの形状であれば実施できる。
なお、中空部32の壁部32aを背面方向から正面に向かって開く方向へテーパー状に加工すると、ヒートンネジ切り部22を挿通し易くなり、作業効率も上がる。
B蝶ナットまわしの中央部に中空部32を設けているが、この中空部32も長方形としたが、特にそれに限られたものでなく、楕円でもその他の形状であってもヒートンネジ切り部22と蝶ナット24とを同時に挿通させることが出来る大きさの形状であれば実施できる。
なお、中空部32の壁部32aを背面方向から正面に向かって開く方向へテーパー状に加工すると、ヒートンネジ切り部22と蝶ナット24を挿通し易くなり、作業効率も上がる。
1a,1b:碍子
2:支柱
3a,3b:裸電線
4:上下結線
5:衝撃電圧発生装置
6:出力端子
7:出力線
8:猪
9:地中
10:アース棒
11:アース線
12:アース端子
21:碍子のヒートン半円形状部
22:碍子のヒートンネジ切り部
23:碍子の本体
24:碍子の蝶ナット
24a:蝶ナットの突起部
25:碍子
26:支柱
26a:支柱の頭部
31:本考案のA蝶ナットまわしの本体
32:本考案のA蝶ナットまわしとB蝶ナットまわしの中空部
32a:本考案のA蝶ナットまわしとB蝶ナットまわしの中空部の壁部
33:本考案のA蝶ナットまわしの本体の凸部
41:本考案のB蝶ナットまわしの本体



Claims (3)

  1. 蝶ナット24を回すものであって、合成樹脂製の成形品の本体中央部にヒートンネジ切り部22を通す中空部32を有し、その中空部32の外径付近に、本体31を回わすと、蝶ナット24に回す力を伝える凸部33を少なくとも1つ以上を有したことを特徴とする蝶ナットまわし。
  2. 蝶ナット24を回すものであって、合成樹脂製の成形品の本体中央部にヒートンネジ切り部22と蝶ナット24を同時に通す中空部32を有したことを特徴とする蝶ナットまわし。
  3. 前記、合成樹脂製の成形品の中空部32の壁部32aに背面方向から正面に向かって開く方向へテーパーをつけたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蝶ナットまわし。
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