JP3163526B2 - Lanのブロードキャストフレーム処理方法および装置 - Google Patents
Lanのブロードキャストフレーム処理方法および装置Info
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- JP3163526B2 JP3163526B2 JP31791294A JP31791294A JP3163526B2 JP 3163526 B2 JP3163526 B2 JP 3163526B2 JP 31791294 A JP31791294 A JP 31791294A JP 31791294 A JP31791294 A JP 31791294A JP 3163526 B2 JP3163526 B2 JP 3163526B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LAN(Local Area
Network)におけるブロードキャストフレーム処理方法
および装置に関し、特にネットワークの処理速度を向上
させることができるLANを用いたコンピュータネット
ワークの処理方式に関するものである。
Network)におけるブロードキャストフレーム処理方法
および装置に関し、特にネットワークの処理速度を向上
させることができるLANを用いたコンピュータネット
ワークの処理方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホストコンピュータが入出力装置を介し
てメディアにアクセスするためには、コンピュータとメ
ディアとの間に必ず専用の接続装置が必要となる。これ
がLANの場合、公衆電話回線等に接続される際には公
衆網用の接続アダプタが必要となり、その中の1つがL
ANアダプタである。ホストコンピュータはLANにア
クセスするための意識的なプログラムを持っており、こ
のプログラムでLANアダプタを制御することになる。
LANアダプタは小型コンピュータを内蔵しており、従
来は1台で十分であった。しかし、LANからそのホス
トシステム宛に大量のフレームが到来した場合には、1
台のLANアダプタでは受けきれないときがある。ま
た、ホストシステムから大量のフレームを送信する場合
には、1台のアダプタでは負荷が大となる。そこで本出
願人は、1つのホストシステムが複数個のLANアダプ
タを具備する方式を提案した(「LANにおけるホスト
システムのメッセージ処理負荷分散方式」(特願平4−1
64544号明細書および図面参照))。これにより、
大量のフレームを送信または受信する場合でも、負荷が
分割されることになる。
てメディアにアクセスするためには、コンピュータとメ
ディアとの間に必ず専用の接続装置が必要となる。これ
がLANの場合、公衆電話回線等に接続される際には公
衆網用の接続アダプタが必要となり、その中の1つがL
ANアダプタである。ホストコンピュータはLANにア
クセスするための意識的なプログラムを持っており、こ
のプログラムでLANアダプタを制御することになる。
LANアダプタは小型コンピュータを内蔵しており、従
来は1台で十分であった。しかし、LANからそのホス
トシステム宛に大量のフレームが到来した場合には、1
台のLANアダプタでは受けきれないときがある。ま
た、ホストシステムから大量のフレームを送信する場合
には、1台のアダプタでは負荷が大となる。そこで本出
願人は、1つのホストシステムが複数個のLANアダプ
タを具備する方式を提案した(「LANにおけるホスト
システムのメッセージ処理負荷分散方式」(特願平4−1
64544号明細書および図面参照))。これにより、
大量のフレームを送信または受信する場合でも、負荷が
分割されることになる。
【0003】上記方式では、1つのLANに複数個のL
ANアダプタを接続したホストシステムに関して、代表
論理アドレスを持つLANアダプタに対してのみフレー
ムが到着し、自ホストシステムに接続されて代表論理ア
ドレスに該当しないLANアダプタを宛先とするフレー
ムが存在しないことが前提となっている。これは、当該
ホストシステムに接続されている代表論理アドレスを持
つLANアダプタ以外で自ホストシステムに接続されて
いるLANアダプタからのフレーム発信時、発信元MA
Cアドレス(メディア・アクセス・副層コントロール・
アドレス)に代表論理アドレスをセットして発すること
により、代表論理アドレスを持つLANアダプタ以外の
LANアダプタの存在を、他ホストシステムに認識させ
ないようにすることで可能にしている。なお、マック副
層とは、OSIの7層のうち、第1層は物理層、第2層
はデータリンク層であるが、第2層が2つに分離されて
副層を形成し、その下方がMAC副層、上方がLLC副
層である。しかし、LANに接続されている全てのアダ
プタを宛先とする同報通信フレーム(つまり、MAC副
層のブロードキャストフレーム)の場合には、他ホスト
システムに認識させないで処理することが不可能とな
る。すなわち、MACアドレスがいくら他ホストシステ
ムに知られず、LANアダプタの存在を抑止できても、
MAC副層のブロードキャストフレームは送信先アドレ
スが全LANアダプタになるため、当該ホストシステム
に接続されている代表論理アドレスを持つLANアダプ
タ以外のLANアダプタでも、ブロードキャストフレー
ムを受信すれば、これをホストシステムに受信通知し、
当該ホストシステムは受信処理を行うことになる。ブロ
ードキャストフレームがLAN上を流れた場合、自ホス
トシステムにはLANに接続されているLANアダプタ
の数だけブロードキャストフレーム受信通知が到着する
ことになり、余計な処理オーバーヘッドが生じることに
なる。また、自ホストシステムがブロードキャストフレ
ームを送信した場合に、自ホストシステムからのブロー
ドキャストを受信し処理する必要がないにも拘らず、受
信処理を行ってしまう。
ANアダプタを接続したホストシステムに関して、代表
論理アドレスを持つLANアダプタに対してのみフレー
ムが到着し、自ホストシステムに接続されて代表論理ア
ドレスに該当しないLANアダプタを宛先とするフレー
ムが存在しないことが前提となっている。これは、当該
ホストシステムに接続されている代表論理アドレスを持
つLANアダプタ以外で自ホストシステムに接続されて
いるLANアダプタからのフレーム発信時、発信元MA
Cアドレス(メディア・アクセス・副層コントロール・
アドレス)に代表論理アドレスをセットして発すること
により、代表論理アドレスを持つLANアダプタ以外の
LANアダプタの存在を、他ホストシステムに認識させ
ないようにすることで可能にしている。なお、マック副
層とは、OSIの7層のうち、第1層は物理層、第2層
はデータリンク層であるが、第2層が2つに分離されて
副層を形成し、その下方がMAC副層、上方がLLC副
層である。しかし、LANに接続されている全てのアダ
プタを宛先とする同報通信フレーム(つまり、MAC副
層のブロードキャストフレーム)の場合には、他ホスト
システムに認識させないで処理することが不可能とな
る。すなわち、MACアドレスがいくら他ホストシステ
ムに知られず、LANアダプタの存在を抑止できても、
MAC副層のブロードキャストフレームは送信先アドレ
スが全LANアダプタになるため、当該ホストシステム
に接続されている代表論理アドレスを持つLANアダプ
タ以外のLANアダプタでも、ブロードキャストフレー
ムを受信すれば、これをホストシステムに受信通知し、
当該ホストシステムは受信処理を行うことになる。ブロ
ードキャストフレームがLAN上を流れた場合、自ホス
トシステムにはLANに接続されているLANアダプタ
の数だけブロードキャストフレーム受信通知が到着する
ことになり、余計な処理オーバーヘッドが生じることに
なる。また、自ホストシステムがブロードキャストフレ
ームを送信した場合に、自ホストシステムからのブロー
ドキャストを受信し処理する必要がないにも拘らず、受
信処理を行ってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、ブロ
ードキャストフレームの受信処理に関して配慮がされて
おらず、それについて何も明細書に記載がない。従っ
て、1つのLANに複数個のLANアダプタを接続した
ホストシステムにおいて、LAN上を流れる1つのブロ
ードキャストフレームをホストシステムが複数回受信処
理してしまい、更に自ホストシステムから送信されたブ
ロードキャストフレームに対しても受信処理を行うとい
う問題があった。本発明の目的は、このような従来の課
題を解決し、LAN上を流れるブロードキャストフレー
ムの受信処理に関してLANアダプタからの受信通知を
制限して、不要な受信処理を削除し、ホストシステムの
ブロードキャストフレーム受信処理オーバヘッドを削減
することができるLANのブロードキャストフレーム処
理方法および装置を提供することにある。
ードキャストフレームの受信処理に関して配慮がされて
おらず、それについて何も明細書に記載がない。従っ
て、1つのLANに複数個のLANアダプタを接続した
ホストシステムにおいて、LAN上を流れる1つのブロ
ードキャストフレームをホストシステムが複数回受信処
理してしまい、更に自ホストシステムから送信されたブ
ロードキャストフレームに対しても受信処理を行うとい
う問題があった。本発明の目的は、このような従来の課
題を解決し、LAN上を流れるブロードキャストフレー
ムの受信処理に関してLANアダプタからの受信通知を
制限して、不要な受信処理を削除し、ホストシステムの
ブロードキャストフレーム受信処理オーバヘッドを削減
することができるLANのブロードキャストフレーム処
理方法および装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるLANのブロードキャストフレーム処
理方法では、1つのLANに複数個のLANアダプタを
接続したホストシステムに接続されている各々のLAN
アダプタが、相互にLANアダプタのMACアドレス情
報を記憶保持でき、アダプタの外部から与えられるブロ
ードキャストフレーム受信処理開始の指令を受けるまで
はLANから受信したブロードキャストフレームを破棄
でき、アダプタの外部からブロードキャストフレーム受
信処理開始の指令を受けた後はブロードキャストフレー
ムの受信処理を行い、LANアダプタ内に記憶している
MACアドレス情報から受信したブロードキャストフレ
ームが自ホストシステムから発信されたブロードキャス
トフレームならば破棄し、また他ホストシステムから発
せられたブロードキャストフレームならば、これを自ホ
ストシステムに受信通知する機能を持つ。また、ホスト
システムがブロードキャストフレーム受信処理開始の指
令をただ1つのLANアダプタにのみ与える機能を持
つ。LANアダプタには、ブロードキャストフレーム受
信開始指令を記憶するブロードキャストフレーム受信管
理機構を設置する。アダプタがブロードキャストフレー
ムを受信した時には、受信管理機構に記憶したMACア
ドレスと比較して、同一であれば自ホストシステムから
発したフレームであるため、これを破棄する。
め、本発明によるLANのブロードキャストフレーム処
理方法では、1つのLANに複数個のLANアダプタを
接続したホストシステムに接続されている各々のLAN
アダプタが、相互にLANアダプタのMACアドレス情
報を記憶保持でき、アダプタの外部から与えられるブロ
ードキャストフレーム受信処理開始の指令を受けるまで
はLANから受信したブロードキャストフレームを破棄
でき、アダプタの外部からブロードキャストフレーム受
信処理開始の指令を受けた後はブロードキャストフレー
ムの受信処理を行い、LANアダプタ内に記憶している
MACアドレス情報から受信したブロードキャストフレ
ームが自ホストシステムから発信されたブロードキャス
トフレームならば破棄し、また他ホストシステムから発
せられたブロードキャストフレームならば、これを自ホ
ストシステムに受信通知する機能を持つ。また、ホスト
システムがブロードキャストフレーム受信処理開始の指
令をただ1つのLANアダプタにのみ与える機能を持
つ。LANアダプタには、ブロードキャストフレーム受
信開始指令を記憶するブロードキャストフレーム受信管
理機構を設置する。アダプタがブロードキャストフレー
ムを受信した時には、受信管理機構に記憶したMACア
ドレスと比較して、同一であれば自ホストシステムから
発したフレームであるため、これを破棄する。
【0006】
【作用】本発明においては、LANに接続されている他
ホストシステムから発せられたブロードキャストフレー
ムに対し、ホストシステムに接続されているただ1つの
LANアダプタのみが受信通知するように動作する。そ
れによって、ホストシステムと1つのLAN間に接続さ
れているLANアダプタの数に関係なく、1つのブロー
ドキャストフレームに対するホストシステムへの受信通
知および当該ホストシステムの受信処理回数は1回で済
み、不要なブロードキャストフレーム受信処理を排除す
ることができる。また、自ホストシステムにブロードキ
ャストフレームを受信通知できるただ1つのLANアダ
プタは、アダプタ内に、自ホストシステムと1つのLA
N間に接続されている他のLANアダプタのMACアド
レスを保持しているため、自ホストシステムから発信し
たブロードキャストフレームを自ホストシステムに受信
通知することを抑止することができ、不要なブロードキ
ャストフレーム受信処理を排除することができる。
ホストシステムから発せられたブロードキャストフレー
ムに対し、ホストシステムに接続されているただ1つの
LANアダプタのみが受信通知するように動作する。そ
れによって、ホストシステムと1つのLAN間に接続さ
れているLANアダプタの数に関係なく、1つのブロー
ドキャストフレームに対するホストシステムへの受信通
知および当該ホストシステムの受信処理回数は1回で済
み、不要なブロードキャストフレーム受信処理を排除す
ることができる。また、自ホストシステムにブロードキ
ャストフレームを受信通知できるただ1つのLANアダ
プタは、アダプタ内に、自ホストシステムと1つのLA
N間に接続されている他のLANアダプタのMACアド
レスを保持しているため、自ホストシステムから発信し
たブロードキャストフレームを自ホストシステムに受信
通知することを抑止することができ、不要なブロードキ
ャストフレーム受信処理を排除することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例を示すLANシス
テムのブロック図であって、複数個のLANアダプタが
1つのLANに接続したホストシステムと、ホストシス
テム内部のLAN制御プログラム及び当該LANに接続
された他ホストシステムを示す。1はホストシステム、
2はホストシステム内に格納されているLAN制御プロ
グラム、3はホストシステムに接続されたLAN構成情
報ファイル、4は複数のLANアダプタ、5はLANア
ダプタ内に格納されているMACアドレス記憶部、6は
本発明で新たに設けられたブロードキャストフレーム受
信管理部、7は他のホストシステム、8はLANであ
る。本実施例では、3台のLANアダプタが同一CSM
A/CD LAN(CarrierSense Multiple Access w
ith Collision Detection)に接続したホストシステム
の場合を例に説明する。なお、CSMA/CD方式で
は、データを送信する前に、他のノードが送信中か否か
を調べ、複数のノードから伝送したデータが衝突したと
きは各ノードはそれを検出して、乱数で決定される時間
だけ待機してから再送信する方式である。
説明する。図1は、本発明の一実施例を示すLANシス
テムのブロック図であって、複数個のLANアダプタが
1つのLANに接続したホストシステムと、ホストシス
テム内部のLAN制御プログラム及び当該LANに接続
された他ホストシステムを示す。1はホストシステム、
2はホストシステム内に格納されているLAN制御プロ
グラム、3はホストシステムに接続されたLAN構成情
報ファイル、4は複数のLANアダプタ、5はLANア
ダプタ内に格納されているMACアドレス記憶部、6は
本発明で新たに設けられたブロードキャストフレーム受
信管理部、7は他のホストシステム、8はLANであ
る。本実施例では、3台のLANアダプタが同一CSM
A/CD LAN(CarrierSense Multiple Access w
ith Collision Detection)に接続したホストシステム
の場合を例に説明する。なお、CSMA/CD方式で
は、データを送信する前に、他のノードが送信中か否か
を調べ、複数のノードから伝送したデータが衝突したと
きは各ノードはそれを検出して、乱数で決定される時間
だけ待機してから再送信する方式である。
【0008】ホストシステム1内にはLANアダプタ制
御プログラム2が内蔵されている。ホストシステム1に
は1つのLAN8に接続された複数のLANアダプタ
(A,B,C)4があり、それぞれのLANアダプタ4は
MACアドレス記憶部5とブロードキャストフレーム受
信管理部6を持つ。また、LAN8には、他ホストシス
テム7が接続されている。図2は、図1の構成で、ブロ
ードキャストフレーム受信処理するLANアダプタを決
定するまでのホストシステム,LAN制御プログラム及
びLANアダプタ間の指令遷移図であり、図3は、CS
MA/CD LANのフレーム構造図である。また、図
4は、ブロードキャストフレームを受信するLANアダ
プタに関するフレーム受信処理をフローチャートであ
る。
御プログラム2が内蔵されている。ホストシステム1に
は1つのLAN8に接続された複数のLANアダプタ
(A,B,C)4があり、それぞれのLANアダプタ4は
MACアドレス記憶部5とブロードキャストフレーム受
信管理部6を持つ。また、LAN8には、他ホストシス
テム7が接続されている。図2は、図1の構成で、ブロ
ードキャストフレーム受信処理するLANアダプタを決
定するまでのホストシステム,LAN制御プログラム及
びLANアダプタ間の指令遷移図であり、図3は、CS
MA/CD LANのフレーム構造図である。また、図
4は、ブロードキャストフレームを受信するLANアダ
プタに関するフレーム受信処理をフローチャートであ
る。
【0009】図2に示すように、先ず、LANアダプタ
(A,B,C)4は、初期設定状態ではブロードキャスト
フレーム15を受信しても全て廃棄する(17)。LAN
アダプタ制御プログラム2は、複数のLANアダプタ
(A,B,C)4が同一LAN8に接続していることをL
AN構成情報ファイル3によって認識し、LANアダプ
タ(A,B,C)4に対してMACアドレス要求指令9を
送信する。すなわち、各アダプタ4内のROMには固有
のMACアドレスが設定されているので、LANアダプ
タ(A,B,C)4は、MACアドレス要求指令9の応答
としてLANアダプタのMACアドレス10をLANア
ダプタ制御プログラム2に通知する。LANアダプタ制
御プログラム2はこれらを受信して、同一LAN8に接
続されているLANアダプタ4のMACアドレスを収集
する。次に、LANアダプタ制御プログラム2は、LA
Nアダプタ(A,B,C)4のMACアドレスを含んだM
ACアドレス記憶指令11を、全LANアダプタ(A,
B,C)4に送信する。
(A,B,C)4は、初期設定状態ではブロードキャスト
フレーム15を受信しても全て廃棄する(17)。LAN
アダプタ制御プログラム2は、複数のLANアダプタ
(A,B,C)4が同一LAN8に接続していることをL
AN構成情報ファイル3によって認識し、LANアダプ
タ(A,B,C)4に対してMACアドレス要求指令9を
送信する。すなわち、各アダプタ4内のROMには固有
のMACアドレスが設定されているので、LANアダプ
タ(A,B,C)4は、MACアドレス要求指令9の応答
としてLANアダプタのMACアドレス10をLANア
ダプタ制御プログラム2に通知する。LANアダプタ制
御プログラム2はこれらを受信して、同一LAN8に接
続されているLANアダプタ4のMACアドレスを収集
する。次に、LANアダプタ制御プログラム2は、LA
Nアダプタ(A,B,C)4のMACアドレスを含んだM
ACアドレス記憶指令11を、全LANアダプタ(A,
B,C)4に送信する。
【0010】LANアダプタ(A,B,C)4は、MAC
アドレス記憶指令11を受信し、LANアダプタ(A,
B,C)4のMACアドレスをMACアドレス記憶部5
に格納する(12)。次に、LAN制御プログラム2は、
複数のLANアダプタ(A,B,C)4から任意の方法に
よってただ1つのLANアダプタ(A)4を選択し、そ
のLANアダプタ(A)4にブロードキャストフレーム
受信開始指令13を送信する。LANアダプタ(A)4
は、ブロードキャストフレーム受信開始指令13を受信
すると、この指令13をブロードキャストフレーム受信
管理部6に記憶させ、直ちにブロードキャストフレーム
の受信処理を開始する(14)。他ホストシステムが発信
したブロードキャストフレームが、各LANアダプタ4
に到達すると、受信を開始したLANアダプタ(A)4
のみがこれを受信するが(16)、他のLANアダプタ
(B,C)4はこれを破棄する(17)。LANアダプ
タ(A)4は受信したブロードキャストフレーム15を
LAN制御プログラム2に転送する。また、自ホストシ
ステム1が発信したブロードキャストフレーム15がL
ANアダプタ4に到達すると、各アダプタ4はブロード
キャストフレーム受信管理部6に記憶されているアドレ
スと比較することにより、一致したことを検出すると、
これを破棄する(17)。
アドレス記憶指令11を受信し、LANアダプタ(A,
B,C)4のMACアドレスをMACアドレス記憶部5
に格納する(12)。次に、LAN制御プログラム2は、
複数のLANアダプタ(A,B,C)4から任意の方法に
よってただ1つのLANアダプタ(A)4を選択し、そ
のLANアダプタ(A)4にブロードキャストフレーム
受信開始指令13を送信する。LANアダプタ(A)4
は、ブロードキャストフレーム受信開始指令13を受信
すると、この指令13をブロードキャストフレーム受信
管理部6に記憶させ、直ちにブロードキャストフレーム
の受信処理を開始する(14)。他ホストシステムが発信
したブロードキャストフレームが、各LANアダプタ4
に到達すると、受信を開始したLANアダプタ(A)4
のみがこれを受信するが(16)、他のLANアダプタ
(B,C)4はこれを破棄する(17)。LANアダプ
タ(A)4は受信したブロードキャストフレーム15を
LAN制御プログラム2に転送する。また、自ホストシ
ステム1が発信したブロードキャストフレーム15がL
ANアダプタ4に到達すると、各アダプタ4はブロード
キャストフレーム受信管理部6に記憶されているアドレ
スと比較することにより、一致したことを検出すると、
これを破棄する(17)。
【0011】図4に示すように、LANアダプタ(A)
4は、ブロードキャストフレーム受信開始指令13を受
けた後、LAN8からフレームを受信すると(ステップ
20)、そのフレームが自アダプタ向けか、あるいはブ
ロードキャストフレーム15であるかを判断し(ステッ
プ201)、そのいずれでもないときにはこれを破棄す
る(ステップ202)。また、そのいずれかであるとき
には、宛先アドレスがブロードキャストアドレスである
か否かを判断する(ステップ21)。ブロードキャスト
アドレスでないとき、つまり自ホストシステム宛のフレ
ームであるときには、自ホストシステムにそのフレーム
の受信通知を行う(ステップ24)。フレームの宛先ア
ドレス(図3の25)ブロードキャストアドレスであれ
ば、自アダプタ4内のブロードキャストフレーム受信管
理部を参照し、ブロードキャストフレームを受信してよ
い状態か否かを判断し(ステップ211)、受信禁止状態
であればこの受信フレームを破棄する(ステップ20
2)。一方、受信可能状態であれば、当該ブロードキャ
ストフレーム中の送信元MACアドレス(図3の26)を
自アダプタ内のMACアドレス記憶部5の内容と照合し
(ステップ22)、一致するMACアドレスが存在した場
合には(ステップ221)、当該ブロードキャストフレ
ームを自ホストシステムから発せられたブロードキャス
トフレームであると判断して、これを破棄する(ステッ
プ23)。。また受信フレームがブロードキャストフレ
ームで、更に当該ブロードキャストフレームのMACア
ドレスと一致するMACアドレスがMACアドレス記憶
部5に存在していなければ、当該ブロードキャストフレ
ームはLAN上の他ホストシステムから発せられたと判
断して、自ホストシステムに受信通知し(ステップ2
4)、ホストシステムはブロードキャストフレームを受
信処理する。
4は、ブロードキャストフレーム受信開始指令13を受
けた後、LAN8からフレームを受信すると(ステップ
20)、そのフレームが自アダプタ向けか、あるいはブ
ロードキャストフレーム15であるかを判断し(ステッ
プ201)、そのいずれでもないときにはこれを破棄す
る(ステップ202)。また、そのいずれかであるとき
には、宛先アドレスがブロードキャストアドレスである
か否かを判断する(ステップ21)。ブロードキャスト
アドレスでないとき、つまり自ホストシステム宛のフレ
ームであるときには、自ホストシステムにそのフレーム
の受信通知を行う(ステップ24)。フレームの宛先ア
ドレス(図3の25)ブロードキャストアドレスであれ
ば、自アダプタ4内のブロードキャストフレーム受信管
理部を参照し、ブロードキャストフレームを受信してよ
い状態か否かを判断し(ステップ211)、受信禁止状態
であればこの受信フレームを破棄する(ステップ20
2)。一方、受信可能状態であれば、当該ブロードキャ
ストフレーム中の送信元MACアドレス(図3の26)を
自アダプタ内のMACアドレス記憶部5の内容と照合し
(ステップ22)、一致するMACアドレスが存在した場
合には(ステップ221)、当該ブロードキャストフレ
ームを自ホストシステムから発せられたブロードキャス
トフレームであると判断して、これを破棄する(ステッ
プ23)。。また受信フレームがブロードキャストフレ
ームで、更に当該ブロードキャストフレームのMACア
ドレスと一致するMACアドレスがMACアドレス記憶
部5に存在していなければ、当該ブロードキャストフレ
ームはLAN上の他ホストシステムから発せられたと判
断して、自ホストシステムに受信通知し(ステップ2
4)、ホストシステムはブロードキャストフレームを受
信処理する。
【0012】図5は、図1におけるLANアダプタ内の
構成図である。LANアダプタ4内には、MACアドレ
ス記憶部5およびメモリ素子51と、ブロードキャスト
受信管理部6およびメモリ素子61と、LAN8に接続
されたフレーム受信部18と、ホストシステム1に接続
されたホストシステム入出力部19とが設置される。ブ
ロードキャスト受信管理部6には、LAN制御プログラ
ム2からのブロードキャストフレーム受信開始指令をメ
モリ61に記憶して、フレーム受信部18に対して、こ
れを契機として直ちにブロードキャストフレームの受信
処理を開始させる。また、ブロードキャストフレームを
受信したとき、そのフレーム中の送信元MACアドレス
と、MACアドレス記憶部5のメモリ51に格納されて
いるアドレスと比較照合し、一致すれば自ホストシステ
ム1から発信されたブロードキャストフレームであると
判断して、これを破棄する。不一致であれば、他ホスト
システム1から発信されたブロードキャストフレームで
あると判断して、ホストシステム入出力部19を介して
自ホストシステム1に受信通知する。
構成図である。LANアダプタ4内には、MACアドレ
ス記憶部5およびメモリ素子51と、ブロードキャスト
受信管理部6およびメモリ素子61と、LAN8に接続
されたフレーム受信部18と、ホストシステム1に接続
されたホストシステム入出力部19とが設置される。ブ
ロードキャスト受信管理部6には、LAN制御プログラ
ム2からのブロードキャストフレーム受信開始指令をメ
モリ61に記憶して、フレーム受信部18に対して、こ
れを契機として直ちにブロードキャストフレームの受信
処理を開始させる。また、ブロードキャストフレームを
受信したとき、そのフレーム中の送信元MACアドレス
と、MACアドレス記憶部5のメモリ51に格納されて
いるアドレスと比較照合し、一致すれば自ホストシステ
ム1から発信されたブロードキャストフレームであると
判断して、これを破棄する。不一致であれば、他ホスト
システム1から発信されたブロードキャストフレームで
あると判断して、ホストシステム入出力部19を介して
自ホストシステム1に受信通知する。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1つのLANに複数個のLANアダプタが接続されたホ
ストシステムにおいて、当該ホストシステムは、LAN
上に流れるブロードキャストフレームを複数回受信処理
する必要がなく、1回の受信処理で済み、また自ホスト
システムから発せられたブロードキャストフレームを受
信処理しないので、ブロードキャストフレーム受信処理
に関するホストシステムの処理オーバヘッドを軽減でき
る。
1つのLANに複数個のLANアダプタが接続されたホ
ストシステムにおいて、当該ホストシステムは、LAN
上に流れるブロードキャストフレームを複数回受信処理
する必要がなく、1回の受信処理で済み、また自ホスト
システムから発せられたブロードキャストフレームを受
信処理しないので、ブロードキャストフレーム受信処理
に関するホストシステムの処理オーバヘッドを軽減でき
る。
【図1】本発明の一実施例を示すもので、複数個のLA
Nアダプタが一つのLANに接続しているホストシステ
ムの構成図である。
Nアダプタが一つのLANに接続しているホストシステ
ムの構成図である。
【図2】初期状態からブロードキャストフレームを決定
するまでのホストシステムとLAN制御プログラム、及
びLANアダプタの間の指令遷移、及びブロードキャス
トフレーム受信時の処理を示すシーケンスチャートであ
る。
するまでのホストシステムとLAN制御プログラム、及
びLANアダプタの間の指令遷移、及びブロードキャス
トフレーム受信時の処理を示すシーケンスチャートであ
る。
【図3】図1の構成におけるCSMA/CD LANの
フレーム構造を示す図である。
フレーム構造を示す図である。
【図4】ブロードキャストフレーム受信指令を受けたL
ANアダプタのフレーム受信動作を示すフローチャート
である。
ANアダプタのフレーム受信動作を示すフローチャート
である。
【図5】図1におけるLANアダプタ内の詳細ブロック
図である。
図である。
1…ホストシステム、2…LAN制御プログラム、3…
LAN構成情報ファイル、4…LANアダプタ、5…M
ACアドレス記憶部、6…ブロードキャストフレーム受
信管理部、7…他ホストシステム、8…LAN、9…M
ACアドレス要求指令、10…MACアドレス応答、1
1…全MACアドレス記憶指令、12…全MACアドレ
ス記憶動作、13…ブロードキャスト受信開始指令、1
4…ブロードキャスト受信開始動作、15…ブロードキ
ャストフレーム受信、 16…フレーム処理受諾、17
…フレーム処理破棄、18…フレーム受信部、19…ホ
ストシステム入出力部、51,61…メモリ。
LAN構成情報ファイル、4…LANアダプタ、5…M
ACアドレス記憶部、6…ブロードキャストフレーム受
信管理部、7…他ホストシステム、8…LAN、9…M
ACアドレス要求指令、10…MACアドレス応答、1
1…全MACアドレス記憶指令、12…全MACアドレ
ス記憶動作、13…ブロードキャスト受信開始指令、1
4…ブロードキャスト受信開始動作、15…ブロードキ
ャストフレーム受信、 16…フレーム処理受諾、17
…フレーム処理破棄、18…フレーム受信部、19…ホ
ストシステム入出力部、51,61…メモリ。
Claims (2)
- 【請求項1】 1つのLANに複数個のLANアダプタ
を接続したホストシステムのブロードキャストフレーム
処理方法において、 ホストシステムは、複数個の中の任意の1つのLANア
ダプタにのみブロードキャストフレームを受信する指令
を与え、 上記LANアダプタ以外のLANアダプタに対しては、
ブロードキャストフレームを受信しても該ブロードキャ
ストフレームを破棄させ、 LANに接続された他システムから発せられたブロード
キャストフレームの受信処理を1回だけ行うようにし、上記ホストシステムに接続された各々のLANアダプタ
は、相互にLANアダプタのMACアドレスを認識して
おき、 各LANアダプタがブロードキャストフレームを受信し
た時、自ホストシステムから発したブロードキャストフ
レームを識別して、これを破棄し、 他ホストシステムから発せられたブロードキャストフレ
ームを識別すると、これを自ホストシステムに受信通知
すること を特徴とするLANのブロードキャストフレー
ム処理方法。 - 【請求項2】 1つのLANに複数個のLANアダプタ
を接続したホストシステムにおいて、 各LANアダプタには、該ホストシステムからの記憶指
令により全MACアドレスを記憶するMACアドレス記
憶部と、 該ホストシステムからの記憶指令を記憶し、該指令によ
りブロードキャストフレームの受信を開始させ、受信フ
レームがブロードキャストフレームであるときには、該
フレーム中の送信元MACアドレスを上記MACアドレ
ス記憶部内のアドレスと照合して、一致するアドレスが
存在したときには、自ホストシステムから発信したブロ
ードキャストフレームであると判断して、これを破棄
し、不一致のときには、自ホストシステムに受信通知す
るブロードキャストフレーム受信管理部とを設置したこ
とを特徴とするLANのブロードキャストフレーム処理
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31791294A JP3163526B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | Lanのブロードキャストフレーム処理方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31791294A JP3163526B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | Lanのブロードキャストフレーム処理方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08181705A JPH08181705A (ja) | 1996-07-12 |
JP3163526B2 true JP3163526B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=18093443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31791294A Expired - Fee Related JP3163526B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | Lanのブロードキャストフレーム処理方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3163526B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4210168B2 (ja) | 2003-07-09 | 2009-01-14 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 移動端末、制御装置、ホームエージェント及びパケット通信方法 |
KR100934985B1 (ko) | 2004-01-19 | 2010-01-06 | 삼성전자주식회사 | Dcf를 따르는 무선통신방법 |
JP4879212B2 (ja) * | 2008-03-24 | 2012-02-22 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 移動端末、制御装置及びパケット通信システム |
JP5289473B2 (ja) * | 2011-01-31 | 2013-09-11 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | ホームエージェント |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP31791294A patent/JP3163526B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08181705A (ja) | 1996-07-12 |
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