JP3163331U - 固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストと作業時間の減少を図ることができる固定具を提供する。【解決手段】棒状部材3が挿通可能な挿通穴が形成された環状のナット部材1と、このナット部材の外側面を覆うキャップ部材2とを備える。そして、上記ナット部材の上記挿通穴は、上記棒状部材の長手方向に対して垂直な断面の形状よりも大きく形成され、上記ナット部材の上記挿通穴の内側面の一部のみに、上記棒状部材の側面と当接することにより上記ナット部材が上記棒状部材の長手方向に沿って移動することを係止する係止面が形成される。また、上記キャップ部材は、上記棒状部材の側面が上記ナット部材の上記係止面に当接した状態で、上記キャップ部材自体が上記棒状部材と係合して当該棒状部材の長手方向に対して垂直方向に移動することを規制する移動規制部と、上記キャップ部材自体が上記ナット部材に固定されるよう当該ナット部材の外側面と係合する固定部21aとを備える。【選択図】図8

Description

本考案は、固定具にかかり、特に、ボルトに挿通されて当該ボルトの所定位置に固定されるナットを有する固定具に関する。
被固定部材を固定するために、ボルトとナットとが用いられることがある。例えば、被固定部材に形成された穴にボルトを挿通し、このボルトの一端側はボルトの頭部で係止し、他端側をナットで係止することで、被固定部材をボルトを介して両端側から挟んで固定することができる。
一方で、ボルトにナットを締め付ける際には、雄ねじが切られた軸部の先端側から、雌ねじが切られたナットを回して挿入する必要がある。このとき、ボルトの先端からナットを固定する位置までの距離が長いほど、取り付け時間と手間がかかる、という問題が生じる。
ここで、ボルトに対してナットを取り付ける時間の短縮と手間の軽減を図る技術として、特許文献1に開示の技術がある。この文献の記載の技術は、まず、相互にZ形状に嵌め合わせられる2ピースのナットを備えており、各ナットの穴には半分のみ雌ねじが切られている。そして、ボルトの所定の位置までは各ナットを回すことなく挿入でき、その後、2つのナットを嵌め合せた状態で、当該ナットを締め付ける。このとき、各ナットが相互に近づくよう移動するため、強固に締め付けることができる。
特開2008−45725号公報
しかしながら、上述した技術では、部品形状が複雑であるため、製造コストが増大する、という問題が生じる。また、2つのナットをしっかりと嵌め合わせる必要があるため、その動作に手間や時間がかかる、という問題も生じる。
このため、本考案の目的は、上述した課題である、製造コストと作業時間の増大、ということを解決することができる固定具を提供することにある。
かかる目的を達成するため本考案の一形態である固定具は、
棒状部材が挿通可能な挿通穴が形成された環状のナット部材と、このナット部材の外側面を覆うキャップ部材と、を備える。
そして、上記ナット部材の上記挿通穴は、上記棒状部材が上記挿通穴に挿通された状態で、当該挿通穴内で上記棒状部材が当該棒状部材の長手方向に対して垂直方向に移動可能なよう、当該棒状部材の長手方向に対して垂直な断面の形状よりも大きく形成されており、
上記ナット部材の上記挿通穴の内側面の一部のみに、上記棒状部材の側面と当接することにより上記ナット部材が上記棒状部材の長手方向に沿って移動することを係止する係止力を発生させる係止面が形成され、
上記キャップ部材は、上記棒状部材の側面が上記ナット部材の上記係止面に当接した状態で、上記キャップ部材自体が上記棒状部材と係合して当該棒状部材の長手方向に対して垂直方向に移動することを規制する移動規制部と、上記キャップ部材自体が上記ナット部材に固定されるよう当該ナット部材の外側面と係合する固定部と、を備えた、
という構成をとる。
また、上記固定具では、
上記棒状部材が上記挿通穴に当該挿通穴の上記係止面に当接せずに挿通されている状態では、上記ナット部材が上記棒状部材の長手方向に沿って移動可能なよう、上記挿通穴の上記係止面が形成されていない部分が上記棒状部材の長手方向に対して垂直な断面の形状よりも大きく形成されている、
という構成をとる。
また、上記固定具では、
上記ナット部材の上記挿通穴に形成された上記係止面には、上記棒状部材の側面に形成された雄ねじに対応する径の雌ねじが形成されており、
上記ナット部材の上記挿通穴に形成された上記係止面の雌ねじと上記棒状部材の側面に形成された雄ねじとが螺合することで、上記ナット部材が上記棒状部材の長手方向に沿って移動することを係止すると共に、上記ナット部材が上記棒状部材の長手方向に対して垂直方向への移動が規制された上記キャップ部材と固定される、
という構成をとる。
また、上記固定具では、
上記ナット部材の外側面に雄ねじが形成されており、
上記キャップ部材の上記固定部は、上記ナット部材の外側面を覆う側壁部を備えており、当該側壁部の内側面に、上記ナット部材に形成された雄ねじに対応して螺合する雌ねじが形成されている、
という構成をとる。
また、上記固定具では、
上記キャップ部材の上記移動規制部は、上記棒状部材が貫通する貫通穴であり、当該貫通穴は上記棒状部材が挿通可能なよう当該棒状部材の径とほぼ同じ大きさの径にて形成されている、
という構成をとる。
上記構成の固定具によると、まず、ナット部材の挿通穴の係止面が棒状部材の側面に当接しないよう、ナット部材の挿通穴に棒状部材を挿通させる。例えば、棒状部材が側面に雄ねじが形成されたボルトであり、ナット部材の挿通穴の一部のみに形成された係止面に雌ねじが形成されている場合には、ナット部材の挿通穴が棒状部材であるボルトの断面形状よりも大きく形成されているため、雄ねじ部分と雌ねじ部分とを螺合させることなく、つまり、ナット部材を回すことなく、当該ナット部材を棒状部材の長手方向における所定位置まで容易に移動させることができる。
その後、棒状部材の所定位置で、当該棒状部材の長手方向に対して垂直方向にナット部材を移動させて、棒状部材の側面とナット部材の挿通穴の係止面とを当接させる。例えば、棒状部材の雄ねじ部分とナット部材の雌ねじ部分とを螺合させる。これにより、ナット部材が棒状部材の長手方向に移動しない状態とする。
続いて、上述した状態で、キャップ部材をナット部材に固定させる。このとき、キャップ部材は棒状部材の長手方向に対して垂直方向への移動が規制された状態で、ナット部材の外側面と係合して固定されるため、ナット部材も棒状部材の長手方向に対して垂直方向に移動することが規制される。つまり、棒状部材の側面とナット部材の挿通穴の係止面とが当接した状態のまま固定されるため、キャップ部材とナット部材からなる固定具が、棒状部材の所定位置に固定され、長手方向に移動しない状態となる。
このとき、例えば、キャップ部材に形成された貫通穴に棒状部材を挿通させることで、棒状部材の長手方向に対する垂直方向へのキャップ部材の移動を規制できる。また、キャップ部材の側壁の内側面に形成された雌ねじを、ナット部材の外側面に形成された雄ねじに螺合させることで、キャップ部材とナット部材とを容易に固定することができる。
以上のように、本考案における固定具は、構造的にも簡易であるため製造コストを抑制でき、長い棒状部材に対しても容易な作業で固定することができる。
本考案は、以上のように構成されることにより、低コストにて固定作業が容易な固定具を提供することができる。
ナット部材の構成を示す上面図、側面図、断面図である。 キャップ部材の構成を示す上面図、側面図、断面図である。 ナット部材とキャップ部材からなる固定具を使用するときの様子を示す図である。 ナット部材とキャップ部材からなる固定具を使用するときの様子を示す図である。 ナット部材とキャップ部材からなる固定具を使用するときの様子を示す図である。 ナット部材とキャップ部材からなる固定具を使用するときの様子を示す図である。 ナット部材とキャップ部材からなる固定具を使用するときの様子を示す図である。 ナット部材とキャップ部材からなる固定具を使用するときの様子を示す図である。 ナット部材とキャップ部材からなる固定具を使用するときの様子を示す図である。
<実施形態1>
本考案の第1の実施形態を、図1乃至図9を参照して説明する。図1は、ナット部材の構成を示す図であり、図2は、キャップ部材の構成を示す図である。図3乃至図9は、棒状部材に対してナット部材とキャップ部材とからなる固定具を固定するときの動作を示す図である。
[構成]
本考案である固定具は、図1に示すナット部材1と、図2に示すキャップ部材2といった2つの部材にて構成されている。なお、図1(A)は、ナット部材1の上面図を示し、図1(B)は側面図を示し、図1(C)は側方断面図を示す。また、図2(A)は、キャップ部材2の上面図を示し、図2(B)は側面図を示し、図2(C)は側方断面図を示す。以下、各部材の構造について説明する。
図1に示すように、ナット部材1は、所定の高さを有する円環状の部材である。具体的に、ナット部材1は、図1(B)の側面図、及び、図1(C)の側方断面図に示すように、高さ方向における下端側よりも上端側の方が、外径が小さく形成されており、上端側の外側面11には雄ねじ11aが切られて形成されている。なお、この雄ねじ部分11aは、後述するキャップ部材2の内側面に形成された雌ねじ部分21aに螺合可能なよう形成されている。
また、ナット部材1の中心付近には、高さ方向に貫通し、棒状部材であるボルト3に挿通される挿通穴12が形成されている。この挿通穴12は、ボルト3の長手方向に対して垂直な断面の形状よりも大きく形成されている。具体的に、挿通穴12は、図1(A)の二点鎖線に示すように、2つの円形の穴13,14が相互に重なった形状に形成されており、一方の穴13(図1(A)で左側の穴)はボルト3の外径とほぼ同一の径に形成されており、他方の穴14(図1(B)で右側の穴)は、ボルト3の外径よりも大きい径に形成されている。なお、一方の穴13と他方の穴14との各中心は、それぞれ離間して位置しているが、一方の穴13の中心がナット部材1の中心に位置し、他方の穴14の中心はナット部材1の中心から離れて位置している。
さらに、挿通穴12の内側面の一部のみ、具体的には、上述した一方の穴13側の内側面のみに、ボルト3の側面に形成された雄ねじ3aに対応する雌ねじ13a(係止面)が形成されている。
次に、キャップ部材2について説明する。図2に示すように、キャップ部材2は、所定の高さを有する一端が塞がった円筒状、つまり、側壁を形成する円筒部21(側壁部)と、円筒の一端を塞ぐ円形状の端面部22と、を備えた断面コ字状に形成されている。そして、円形状である端面部22の中心には、棒状部材であるボルト3が挿通可能であり、当該ボルト3の外径とほぼ同一あるいはそれよりもやや大きい径の円形の貫通穴22a(移動規制部)が形成されている。また、円筒部21の内側面には、上述したナット部材1の外側面11に形成された雄ねじ11aに対応する雌ねじ21a(固定部)が形成されている。
[動作]
次に、壁面Wから突出して設けられたボルト3に固定物Oを挿通し、当該ボルト3の先端側から上述したナット部材1とキャップ部材2とによる固定具を挿通して、壁面Wと固定具1,2とにより固定物Oを挟んで当該固定物Oを固定するときの動作を、図3乃至図9を参照して説明する。なお、図3乃至図9の例では、ボルト3の一端に壁面Wが位置する場合を説明するが、ボルト3の一端に軸部よりも外形の大きい頭部が設けられていてもよい。かかる場合には、ボルト3の頭部と固定具1,2との間に固定物Oを固定することとなる。
なお、図3乃至図9の各図(A)は、固定物O及び固定具1,2を固定するボルト3を側方から見た図であり、図3乃至図9の各図(B)は、各図(A)を左側から見た図である。
まず、図3の矢印Y1に示すように、固定物Oに形成された固定用穴Oaにボルト3を先端側から挿通して、ボルト3の長手方向に沿って固定物Oを壁面Wに接するまで移動させる。なお、図3(B)では、壁面Wの図示は省略している。
続いて、図4の矢印Y2に示すように、ナット部材1の挿通穴12に、ボルト3を先端側から挿通する。このとき、ナット部材1の挿通穴12に対しては、上述した他方の穴14側である内側面に雌ねじ13aが形成されていない穴14側に、ボルト3を挿通させる。すると、他方の穴14側は、ボルト3の外径よりも大きく形成されており、また、雌ねじが形成されていないため、円滑にナット部材1をボルト3の長手方向に沿って、図5に示すように壁面W側まで移動させることができる。なお、図4乃至図9の各図(B)では、壁面W及び固定物Oの図示は省略している。
続いて、固定物Oに当接するまで移動させたナット部材1を壁面Wに沿って、つまり、ボルト3の長手方向に対して垂直方向に移動させる。具体的には、図6の矢印Y3に示すように、挿通穴12の他方の穴14側である内側面に雌ねじが形成されていない穴14側から、一方の穴13側である内側面に雌ねじ13aが形成されている穴13側に、挿通されているボルト3を移動する。すると、ボルト3の側面に形成された雄ねじ部分3aと、ナット部材1の挿通穴12の内側面に形成された雌ねじ部分13aとが螺合した状態となる。これにより、ナット部材1とボルト3との間に、当該ボルト3の長手方向に沿った係止力が生じ、ナット部材1がボルト3の長手方向に移動しない状態となる。
続いて、上述したようにボルト3に対してナット部材1を装着した状態で、キャップ部材2にボルト3を挿通させ、キャップ部材2とナット部材1とを固定する。具体的には、まず、図7の矢印Y4に示すように、キャップ部材2の端面部22に形成された貫通穴22aにボルト3を挿通させ、ボルト3の長手方向に沿って図8に示すようにナット部材1の位置までキャップ部材2を移動させる。そして、ナット部材1の位置で当該ナット部材1自体がキャップ部材2の円筒部21内部にねじ込まれるよう、図8の矢印Y5、矢印Y6に示すように、キャップ部材2をナット部材1側に押した状態で回す。すると、ナット部材1の外側面11に形成された雄ねじ部分11aが、キャップ部材2の円筒部21の内側面に形成された雌ねじ部分21aに螺合することとなり、図9に示すように、キャップ部材2とナット部材1とが相互に固定された状態となる。
そして、このとき、キャップ部材2の端面部22の中心に形成された貫通穴22aにボルト3が貫通しているため、キャップ部材2自体は、ボルト3の長手方向に対して垂直方向への移動が規制された状態である。これに加え、キャップ部材2がナット部材1と固定されているため、ナット部材1もボルト3の長手方向に対して垂直方向への移動が規制された状態である。従って、ナット部材1は、ボルト3と螺合した状態のままであり、当該ボルト3がナット部材1の挿通穴12内において移動することなく、当該ナット部材1がボルト3に対してその長手方向に移動しない状態となる。その結果、ボルト3の長手方向の所定位置に、ナット部材1とキャップ部材2とからなる固定具を固定することができるため、壁面Wとの間に固定物Oを固定することができる。
ここで、上記では、キャップ部材2に形成された貫通穴22aにボルト3を挿通させて、当該ボルト3の長手方向に対して垂直方向へのキャップ部材2の移動を防止していたが、本考案は上述した構成であることに限定されない。例えば、キャップ部材2の端面部22に貫通穴22aを設けずに、端面部22の内底面にボルト3の先端を収容する凹部を設けるなど、当該ボルト3の先端を保持する保持部(移動規制部)を設けてもよい。かかる構成は、図5に示すようにナット部材1にボルト3を挿通したときに、例えば、ボルト3の先端がナット部材1から少ししか突出しなかった場合に好適である。このような構成にしても、キャップ部材2自体がボルト3などの棒状部材と係合することで、当該棒状部材の長手方向に対して垂直方向に移動することを規制することができ、これに加え、キャップ部材2がナット部材1と固定されているため、ナット部材1もボルト3の長手方向に対して垂直方向への移動が規制された状態となる。その結果、構成が簡易であり、固定作業が容易な固定具を提供することができる。
また、上記では、ナット部材1の内側面の一部に形成された雌ねじ部分13aと、ボルト3の側面に形成された雄ねじ部分3aと、が相互に係合することで、ナット部材1と棒状部材であるボルト3との移動を防止していたが、本考案は、上述した構成であることに限定されない。例えば、ナット部材1の内側面の一部に雌ねじ部分13aを形成することなく、かかる箇所である係止面(符号13aの箇所)に、他の物体が当接することによって当該ナット部材1の高さ方向に所定の摩擦力(係止力)を発生させる部材を設けてもよい。例えば、ナット部材1の内側面の一部である係止面(13a)に、ゴムなどの弾性部材を設けたり、粘着部材を設けてもよい。これに伴い、ナット部材1の挿通穴12(13,14)に挿通される棒状部材はボルト3であることに限定されず、当該棒状部材の側面に雄ねじが形成されていなくてもよく、いかなる断面形状の棒状部材であってもよい。
上記構成にすることで、例えば、図6に示すように、ナット部材1の挿通穴12に棒状部材(3)を挿通させた状態で当該棒状部材(3)を挿通穴12の係止面(13a)側に移動させると、当該係止面(13a)に設けられた弾性部材などが棒状部材(3)の側面に当接した状態となる。すると、棒状部材(3)の長手方向に沿って当該棒状部材(3)とナット部材1との間に摩擦力が生じることとなり、ナット部材1の移動を係止することができる。
以上、上記各実施形態を参照して本願考案を説明したが、本願考案は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願考案の構成や詳細には、本願考案の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
1 ナット部材
11 外側面
11a 雄ねじ部分
12 挿通穴
13 一方の穴
13a 雌ねじ部分(係止面)
14 他方の穴
2 キャップ部材
21 円筒部
21a 雌ねじ部分
22 端面部
22a 貫通穴
3 ボルト
3a 雄ねじ部分
W 壁面
O 固定物

Claims (5)

  1. 棒状部材が挿通可能な挿通穴が形成された環状のナット部材と、このナット部材の外側面を覆うキャップ部材と、を備え、
    前記ナット部材の前記挿通穴は、前記棒状部材が前記挿通穴に挿通された状態で、当該挿通穴内で前記棒状部材が当該棒状部材の長手方向に対して垂直方向に移動可能なよう、当該棒状部材の長手方向に対して垂直な断面の形状よりも大きく形成されており、
    前記ナット部材の前記挿通穴の内側面の一部のみに、前記棒状部材の側面と当接することにより前記ナット部材が前記棒状部材の長手方向に沿って移動することを係止する係止力を発生させる係止面が形成され、
    前記キャップ部材は、前記棒状部材の側面が前記ナット部材の前記係止面に当接した状態で、前記キャップ部材自体が前記棒状部材と係合して当該棒状部材の長手方向に対して垂直方向に移動することを規制する移動規制部と、前記キャップ部材自体が前記ナット部材に固定されるよう当該ナット部材の外側面と係合する固定部と、を備えた、
    固定具。
  2. 請求項1に記載の固定具であって、
    前記棒状部材が前記挿通穴に当該挿通穴の前記係止面に当接せずに挿通されている状態では、前記ナット部材が前記棒状部材の長手方向に沿って移動可能なよう、前記挿通穴の前記係止面が形成されていない部分が前記棒状部材の長手方向に対して垂直な断面の形状よりも大きく形成されている、
    固定具。
  3. 請求項2に記載の固定具であって、
    前記ナット部材の前記挿通穴に形成された前記係止面には、前記棒状部材の側面に形成された雄ねじに対応する径の雌ねじが形成されており、
    前記ナット部材の前記挿通穴に形成された前記係止面の雌ねじと前記棒状部材の側面に形成された雄ねじとが螺合することで、前記ナット部材が前記棒状部材の長手方向に沿って移動することを係止すると共に、前記ナット部材が前記棒状部材の長手方向に対して垂直方向への移動が規制された前記キャップ部材と固定される、
    固定具。
  4. 請求項3に記載の固定具であって、
    前記ナット部材の外側面に雄ねじが形成されており、
    前記キャップ部材の前記固定部は、前記ナット部材の外側面を覆う側壁部を備えており、当該側壁部の内側面に、前記ナット部材に形成された雄ねじに対応して螺合する雌ねじが形成されている、
    固定具。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の固定具であって、
    前記キャップ部材の前記移動規制部は、前記棒状部材が貫通する貫通穴であり、当該貫通穴は前記棒状部材が挿通可能なよう当該棒状部材の径とほぼ同じ大きさの径にて形成されている、
    固定具。
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