JP3163145U - 集水桝用の防蚊網蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】集水桝内への蚊の出入りを確実に防ぐ集水桝用の防蚊網蓋を提供する。【解決手段】天板3に穿設された上部開口,底板4に穿設された下部開口,及び上部開口を覆う網体3bを有する中空柱体状の本体2と、本体2内に、天板3と略平行に配設されたサブ網体11とを備える集水桝用の防蚊網蓋である。網体3b及びサブ網体11を備えているので、確実に蚊の侵入を防ぐことができる。また、落葉,小石,ゴミ等の堆積物により網体3bが破損又は変形しても、サブ網体11により確実に蚊の侵入を防ぐことができる。サブ網体11が本体2内に着脱自在に配設されるので、堆積物の一部が網体3bを通り抜けサブ網体11上に落下しても、サブ網体11を取外して堆積物を取り除くことができるから、清掃容易である。【選択図】図1

Description

本考案は、集水桝内に着脱自在に取り付けられ、集水桝内への蚊の出入りを防ぐ、集水桝用の防蚊網蓋に関する。
従来、地すべり防止対策の一つとして設けられる地表水を集める集水路は、水路の合流箇所、例えば側溝や排水管の交差部位や、水路が長い場合にはその途中に、集水桝が設けられている。集水桝の底部には、排水管への土砂流入を防ぐための泥溜めが設けられている。また、浮遊物が流入しないように、鋳鉄製やコンクリート製で孔の穿設された上蓋が設けられている。泥溜めには流入水が滞留しやすく、この滞留した水は蚊の産卵場所、即ちボウフラ及び蚊の発生源になりやすい。蚊は、人々に不快感を与えるだけでなく、伝染病の有力な媒介者でもあるので、蚊の発生に対する対策が必要である。蚊の発生防止は、主に殺虫剤を散布して行われている。しかし殺虫剤等の薬剤を用いる方法は、効果が比較的短期間に限られ、コストが高いという欠点がある。また、薬剤は水質を変化させ、環境に悪影響を及ぼす虞もある。
このような背景から、薬剤を用いない物理的な方法で、蚊の発生を未然に防ぐ手段を備えた様々な装置が開示されている。例えば、桝内への蚊の出入りを防ぐ網体を着脱自在に配設した、集水桝の一種である雨水桝が開示されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。これらの雨水桝によれば、単層の網を有するネット体又は防虫網を備えているので蚊が侵入し難く、また、薬剤を用いないので、環境に与える影響も小さい。
実開平6−76484号公報 特開平7−224458号公報
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2に記載される集水桝は、泥水や、落葉,小石,ゴミ等が上蓋の孔を通過しネット体又は防虫網上に堆積して、当該堆積物の重みで網が破れたり変形したりする虞があり、生じた隙間から蚊が出入りする虞があった。
上記問題点に鑑み、本考案は、集水桝内への蚊の出入りを確実に防ぐ集水桝用の防蚊網蓋を提供することを課題とする。
上記課題を解決する第1の考案は、天板に穿設された上部開口,底板に穿設された下部開口,及び上部開口を覆う網体を有する中空柱体状の本体と、
本体内に天板と略平行に配設されたサブ網体とを備えてなる集水桝用の防蚊網蓋である。
第2の考案は、サブ網体が、下部開口の縁部に載置されて着脱自在に配設されると共に、
本体の側壁の一部に、サブ網体を挿通可能な切欠き部が穿設されてなる第1の考案に係る集水桝用の防蚊網蓋である。
第3の考案は、網体及びサブ網体がステンレス鋼で作製されてなる第1又は第2の考案に係る集水桝用の防蚊網蓋である。
第4の考案は、全体がステンレス鋼で作製されてなる第1又は第2の考案に係る集水桝用の防蚊網蓋である。
本考案の集水桝用の防蚊網蓋は、網体及びサブ網体を備えているので、確実に蚊の侵入を防ぐことができる。また、落葉,小石,ゴミ等の堆積物により網体が破損又は変形しても、サブ網体により確実に蚊の侵入を防ぐことができる。
第2の考案によれば、サブ網体が本体に着脱自在に係合されており、本体とサブ網体を分離することができるので、堆積物の一部が網体を通り抜けサブ網体上に落下したとしても、サブ網体を取外し、前記堆積物を取り除くことができるから、清掃容易である。
第3の考案の防蚊網蓋は、網体及びサブ網体がステンレス鋼で作製されているから、耐候性及び堅牢性を有し錆び難く,堆積物で変形せずにメッシュサイズを維持できる。
第4の考案の防蚊網蓋は、全体がステンレス鋼で作製されているから、耐候性及び堅牢性を有し錆び難く、加工成型が容易である。
実施例1の集水桝用の防蚊網蓋を示す全体斜視図である。 実施例1に係るサブ網体を示す斜視図である。 実施例1の集水桝用の防蚊網蓋を示す上面図である。 実施例1に係る本体を示す上面視断面図である。 実施例1の集水桝用の防蚊網蓋を示す図面で、(a)は図3のA−A線断面図であり、(b)は図3のB−B線断面図である。 実施例2の集水桝用の防蚊網蓋を示す全体斜視図である。 実施例2に係る本体を示す斜視図である。
以下に、本考案を実施するための形態を、実施例を示す図面を参照して詳細に説明する。尚、本考案は、本実施例及び図面に限定されるものではない。
本考案の集水桝用の防蚊網蓋1は、図1乃至図5に示される様に、天板3に穿設された上部開口3a,底板4に穿設された下部開口4a,及び上部開口3aを覆う網体3bを有する中空柱体状の本体2と、
本体2内に天板3と略平行に配設されたサブ網体11とを備えている。
防蚊網蓋1は、角形の集水桝21内に嵌脱可能で、集水桝21に嵌入した際に防蚊網蓋1の外周壁と集水桝21の内壁との間に蚊が出入りする隙間ができない大きさに作製されている。また、通常、集水桝の凹稜が曲率をもつ形状に作製されているので、その形状に合わせて防蚊網蓋1の側壁6の稜も曲率をもつ形状に作製されているが、これに限定されるものではなく、防蚊網蓋1の外周が集水桝の内周の形状に合い、集水桝21に嵌脱可能であればよい。
一般的な集水桝21の内壁には、排水管の接続口があり、その上方に段差22が内周に沿って設けられている。本考案の集水桝用の防蚊網蓋1は、集水桝21の段差22に載置して用いられる。また、段差22が無く内壁が下方向にテーパー状を成す集水桝に、防蚊網蓋を設置する場合は、嵌入した際に所望の高さで止まるような大きさに防蚊網蓋1を作製すればよい。
集水桝21の内壁が、段差22を有さずテーパー状でもない場合は、集水桝21の内周の一定の高さ位置に複数のコンクリート片等の断片を固着して支持部を設け、その支持部上に防蚊網蓋1を載置してもよい。
本考案を構成する各部材は、網体3b及びサブ網体11を除き、剛性を有する材質で作製される。その材質は特に限定されず、例えば、鉄,炭素鋼,ステンレス鋼,アルミニウム合金等の金属、木材、石材や、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリメタクリル酸エステル等の合成樹脂を用いることができるが、本考案を長期間に亘って使用するためには、堅牢性を維持するために、剛性を有する金属で作製されることが好ましい。更に、耐食性を有するステンレス鋼で作製されることがより好ましい。
天板3は、その外周を除いて中央が広く穿孔されていて、それによって上部開口3aが設けられている。上部開口3aは、略矩形状に形成されたステンレス鋼製の網体3bで覆われており、網体3bの外周は、ステンレス鋼を材質とする上部開口3aの縁部3cに溶接固定されている。網体3bのメッシュサイズは、蚊が通り抜け難いサイズであればよく、例えば約20メッシュとすることができる。
網体3bの材質は、加工成型が容易である材質、例えば、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリアミド等の合成樹脂や、ステンレス鋼,アルミニウム合金等の金属を用いることができるが、堆積物で変形せず、メッシュサイズを維持できる堅牢な構造とするために、剛性を有する金属で作製されることが好ましい。更に、堅牢性及び耐食性を有するステンレス鋼で作製されることがより好ましい。
縁部3cの形状及び網体3bとの接合方法は、必ずしも溶接に限定されず、網体3bが確実に固定されるような形状及び接合方法であればよい。例えば、網体3bが、ヘミング加工された縁部3cに挟持され接合されていてもよいし、網体3b及び縁部3cが一体として形成されていてもよい。また、例えば、網体3b及び縁部3cが合成樹脂製の場合には、接着剤を用いて網体3bが縁部3cに止着されていてもよい。
網体3bの略中央には、ステンレス鋼で作製された取手部5が立設されている。取手部5は、略コの字状の取手5aと円盤状の土台5bからなり、網体3bと一体として作製された土台5b上に、取手5aが溶接固定されている。取手部5の形状,材質及び網体3bとの接合手段はこれに限定されるものではなく、堆積物が網体3b上に堆積しても、防蚊網蓋1を集水桝21から容易に取り出せればよい。
図4及び図5に示すように、底板4は、その外周を除いて中央が広く穿孔されていて、それによって下部開口4aが設けられている。下部開口4aの縁部4bの形状は、図示されている形状に限定されず、側壁6の内周の半分以上と接合されるように配設されていればよく、例えば上面視略コ字状に形成されてもよい。
本体2の側壁6には、切欠き部6aが穿設されている。切欠き部6aは、底板4の縁部4b上端から天板3の縁部3c下端に至る高さ位置に、本体2の左右両端に至る幅で形成されていて、サブ網体11を挿通可能とされている。切欠き部6aの形状及び大きさは、サブ網体11を挿通可能であればよく、必ずしも上記に限られない。
サブ網体11は、略矩形状に形成され、その外周上部に設けられた枠部11aにより補強されている。サブ網体11及び枠部11aは、それぞれステンレス鋼で作製され、溶接固定され接合されている。サブ網体11のメッシュサイズは、蚊が通り抜け難いサイズであればよく、例えば約24メッシュとすることができる。サブ網体11のメッシュサイズが網体3bのそれより小さいと、集水桝への蚊の侵入をより確実に防ぐことができる。また、網体3b及びサブ網体11により、集水桝へ流下した堆積物が段階的に除去されるので、網目が詰まり難い。
サブ網体11の材質は、加工成型が容易である材質、例えば、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリアミド等の合成樹脂や、ステンレス鋼,アルミニウム合金等の金属を用いることができるが、堆積物で変形せず、メッシュサイズを維持できる堅牢な構造とするために、剛性を有する金属で作製されることが好ましい。更に、堅牢性及び耐食性を有するステンレス鋼で作成されることがより好ましい。
枠部11aの形状及びサブ網体11との接合方法は、サブ網体11が補強されるような形状及び接合方法であればよく、特に限定されるものではない。例えば、サブ網体11が、ヘミング加工された枠部11aに挟持され接合されていてもよいし、サブ網体11及び枠部11aが一体として形成されていてもよい。また、例えば、サブ網体11及び枠部11aが合成樹脂製の場合には、接着剤を用いてサブ網体11が枠部11aに止着されていてもよい。
サブ網体11は、本体2の切欠き部6aから底板4の縁部4bに沿って挿入され、縁部4b上に載置されている。また、防蚊網蓋1が集水桝21内にスムーズに嵌脱されるように、枠部11aの切欠き部6a側の両端は、曲率をもつ形状に作製されている。サブ網体11が本体2に着脱自在なので、堆積物の一部が網体3bを通り抜けたとしてもサブ網体11を容易に清掃できる。
側壁6の内周の少なくとも一部から内方に延出されたフランジを設け、該フランジ上に、防蚊網蓋1の中空部を区画するようにサブ網体11を載置しても良い。斯様にして複数のサブ網体11,11…を配設すると、蚊の出入りを更に確実に防ぐことができる。
以下、本考案の別の実施例について説明するが、実施例1と同一部分については同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
実施例2の集水桝用の防蚊網蓋1’は、丸形の集水桝に嵌脱可能であり、図6及び図7に示すように、天板3に穿設された上部開口,底板4に穿設された下部開口4a,及び上部開口を覆う網体3bを有する中空円柱体状の本体2と、
天板3と略平行に配設されたサブ網体11とを備えている。
天板3は、その外周を除いて中央が広く穿孔されていて、それによって略円形の上部開口が設けられている。上部開口は、略円板状に形成された網体3bで覆われており、網体3bの外周は、上部開口3aの縁部3cに接合されている。
サブ網体11は、略円板状に形成され、その外周上部に設けられた略環状の枠部11aにより補強されている。
実施例2に係る側壁6には、切欠き部6aが穿設されている。切欠き部6aは、底板4の下端から側壁6の略中央に至る高さ位置に、側壁6の径に略等しい幅で形成されていて、サブ網体11を挿通可能である。切欠き部6aの形状及び大きさは、サブ網体11を挿通可能であればよく、必ずしも上記に限られない。
底板4の縁部4bの形状は、サブ網体11が載置できればよく、図示される略半環状の他、例えば、略環状にすることができる。
1,1’ 防蚊網蓋
2 本体
3 天板
3a 上部開口
3b 網体
3c,4b 縁部
4 底板
4a 下部開口
5 取手部
5a 取手
5b 土台
6 側壁
6a 切欠き部
11 サブ網体
11a 枠部
21 集水桝
22 段差

Claims (4)

  1. 天板に穿設された上部開口,底板に穿設された下部開口,及び上部開口を覆う網体を有する中空柱体状の本体と、
    本体内に天板と略平行に配設されたサブ網体とを備えてなることを特徴とする集水桝用の防蚊網蓋。
  2. サブ網体が、下部開口の縁部に載置されて着脱自在に配設されると共に、
    本体の側壁の一部に、サブ網体を挿通可能な切欠き部が穿設されてなることを特徴とする請求項1に記載の集水桝用の防蚊網蓋。
  3. 網体及びサブ網体がステンレス鋼で作製されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の集水桝用の防蚊網蓋。
  4. 全体がステンレス鋼で作製されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の集水桝用の防蚊網蓋。
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