JP3162566U - 楽器用ストラップ脱落防止具 - Google Patents

Abstract

【課題】楽器とそれを保持するための楽器用ストラップを外れ難くする楽器用ストラップ脱落防止具を提供する。【解決手段】楽器本体のストラップピン３に装着したストラップ２の上からストラップピン３の外径より小さな穴の開いた伸縮可能な板状のゴム素材の楽器用ストラップ脱落防止具１の穴を拡げながら装着し、ストラップピン３の窪みの部分でゴム素材を緩めながら、ゴム素材本来の弾性により元に穴の大きさに戻す。【選択図】図１

Description

本考案は、楽器用ストラップ脱落防止具に関するものである。

従来の楽器用ストラップ脱落防止具は金属、プラスチック製で複数の部品で構成されている。

そのためプラスチック製のものは連続動作やストラップに力が加わった際に締め付けている部品が弛む、もしくは破損し、金属製のものは取り付けに工具が必要であり、重量が重く楽器本体に負担をかけるという欠点があった。

特開２０００−２５３９１２

「インストゥルメンツカタログ」株式会社キョーリツコーポレーション,２００９年,２０２ページ

本考案は、以上のような従来の欠点に鑑み、稼動する複数の部品を用いて装着するのではなくゴム素材の伸縮によってストラップピンに装着することで部品同士による弛みを解消し、取り付ける際に工具が必要ない楽器用ストラップ脱落防止具を提供する事を目的としている。

上記目的を達成するために、本考案は、ストラップピンの外径より小さな穴の開いた伸縮可能な板状のゴム素材で楽器用ストラップ脱落防止具を構成している。

以上の説明から明らかなように、本考案にあっては次に列挙する効果が得られる。
（１）ストラップピンの外径より小さな穴の開いた板状のゴム素材で構成されているので、伸縮ができる。
したがって、ストラップピンの外径より小さな穴を伸ばして穴にストラップピンを通すことができる。

（２）前記（１）によってストラップピンから容易に抜けないようにすることができる。

楽器用ストラップ脱落防止具の実施方法を示した図である。 楽器用ストラップ脱落防止具の実施方法を示した図である。 楽器用ストラップ脱落防止具の実施方法を示した図である。

以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。

図１は、本考案装置の実施例１の断面図であって、１〜４までは図２、図３と同様である。また５はストラップスリット、６は楽器用ストラップ脱落防止具の孔である。

ストラップピン３は楽器４にネジで固定されており、一般的にストラップを掛けるものなので楽器４との接続部までの間に窪み、もしくは緩やかに狭まる形状をしている。ストラップ２をストラップピン３に装着、その上から楽器用ストラップ脱落防止具１の孔６の内径をストラップピン３の外径の大きさまで広げ、楽器ストラップ脱落防止具１の孔６にストラップピン３を通す。ゴム素材の弾性により楽器ストラップ脱落防止具１の孔６は内径の大きさに戻る。

工具を使わず装着し、ストラップ２から伝わる力でストラップピン３の外径の大きさに広がってしまうことを防ぐ為にもゴム素材の楽器用ストラップ脱落防止具１の厚みは２．０ｍｍから２．５ｍｍ程度で硬度は６０°から８０°が望ましい。

本考案は、楽器用ストラップ脱落防止具を製造する産業で利用される。

１ 楽器用ストラップ脱落防止具
２ ストラップ
３ ストラップピン
４ 楽器
５ ストラップスリット
６ 孔

Claims (1)

1. 楽器本体のストラップピンに装着したストラップの上からストラップピンの外径より小さな内径の穴の開いた伸縮可能な板状のゴム素材を穴が拡がるよう伸ばしながら装着し、ストラップピンの窪みの部分でゴム素材の弾性により元に戻す。それによってストラップが外れ難くなることを特徴とする楽器用ストラップ脱落防止具。