JP3162178U - 道路、通路等の敷設材 - Google Patents

道路、通路等の敷設材 Download PDF

Info

Publication number
JP3162178U
JP3162178U JP2010002338U JP2010002338U JP3162178U JP 3162178 U JP3162178 U JP 3162178U JP 2010002338 U JP2010002338 U JP 2010002338U JP 2010002338 U JP2010002338 U JP 2010002338U JP 3162178 U JP3162178 U JP 3162178U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
stone
roads
passages
laying material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010002338U
Other languages
English (en)
Inventor
悟 玉城
悟 玉城
正憲 大山
正憲 大山
Original Assignee
正憲 大山
正憲 大山
玉城 充教
玉城 充教
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 正憲 大山, 正憲 大山, 玉城 充教, 玉城 充教 filed Critical 正憲 大山
Priority to JP2010002338U priority Critical patent/JP3162178U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3162178U publication Critical patent/JP3162178U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

【課題】石材又はコンクリートからなる道路、通路の敷設材の風化を防止し、且つコンクリートの中性化を防止できるようにした敷石材を提供する。
【解決手段】道路、通路の敷設材に、珪酸化合物、水、アクリル樹脂系バインダー材からなる二酸化炭素吸収組成物含有無機質塗料を塗布し内部に浸透させる。このことにより、石材又はコンクリート層の内部にガラス質の被膜を形成させ、水をコンクリート等から遮断できるようにする。
【選択図】図1

Description

本考案は、道路、通路等に敷設する石材又はコンクリートからなる敷設材、歩道等に敷設する視覚障害者誘導用ブロックの改良に関するものである。
従来より道路、通路の敷設材としてコンクリートからなり種々の形状としたインターロッキングブロック又は平板は知られている。更に石材又はコンクリートからなるブロック表面に複数本の凸状ライン又は表面に多数の円形状突起物を設けた視覚障害者誘導用ブロックも周知である。その他にも、石材製としては石畳み、石段があげられる。また、直接の敷設材ではないが、道路と歩道の境界ブロック等も当該分野に属するものである。
コンクリートは、アルカリ性の強固な物室で、その表面は絶えず雨水にさらされ、空気中の湿気、大気中に含まれている炭酸ガス、酸性の排気ガス、海水の塩分、酸性雨等と接触していて酸化されるのでコンクリートは中性化されてしまい、脆い物質になってしまう。酸化されて中和されたコンクリート成分は水に溶けやすく、雨水に溶けてコンクリートから流出してしまうので、やがてコンクリートは徐々に痩せ細り、最終的にはコンクリート構造物自体が崩壊する危険性がある。このように、コンクリートが酸性の物質によって酸化される現象を「コンクリートの中性化」と言われる。
コンクリートの中性化を防止するためには、もっとも効果的な方法として、水をコンクリートから遠ざけるという方法がある。水は酸性物質を酸化剤として作用させるために必要不可欠な溶媒であるので、水なしではいかなる酸製剤も酸として作用しない。コンクリートと水を隔離させておくために、従来ではコンクリートにペンキや撥水剤を塗布する方法が行われていたが、ペンキや撥水剤は石油を原料とする製品で、合成樹脂製品であるから、太陽熱、紫外線等で破壊される傾向があって、恒久的に性能を継続させることは困難であった。即ち、ペンキや撥水剤等の塗科が老化してしまうので、水をコンクリートから隔離しておけるという性能は比較的短時間で消滅してしまうという結点があった。
石材においても、やはり風雨にさらされ、紫外線を浴びているうちに風化が進み表面が脆くなるという問題があった。
解決しようとする問題点は、石材又はコンクリートからなる道路、通路等の敷設材の風化を防止し、且つコンクリートの中性化を防止すること、が課題である。
本考案は、道路、通路等の敷設材に、珪酸化合物、水、アクリル樹脂系バインダー材からなる二酸化炭素吸収組成物含有無機質塗料を塗布し内部に浸透させることで、石材又はコンクリート層の内部にガラス質の被膜を形成させ、水をコンクリート等から遮断するようにすることを問題を解決するための手段としている。
本考案は、道路、通路等の敷設材、即ち、石材又はコンクリートからなるインターロッキングブロック、同じく石材又はコンクリートからなる視覚障害者誘導用ブロック、石材からなる石畳又は石段、コンクリートからなる歩車道境界ブロック等に、珪酸化合物、水、アクリル樹脂系バインダー材からなる二酸化炭素吸収組成物含有無機質塗料を塗布し内部に浸透させたことを特徴とするものであるから、従来この種の敷設材においては、石材は風雨、紫外線にさらされることにより風化し、またコンクリートは空気中の湿気、大気中に含まれている炭酸ガス、酸性の排気ガス、海水の塩分、酸性雨等と接触していて酸化されるのでコンクリートは中性化されてしまっていたが、珪酸化合物、水、アクリル樹脂系バインダー材からなる二酸化炭素吸収組成物含有無機質塗料を塗布し内部に浸透させているので、二酸化炭素吸収組成物は、上述の珪酸化合物、水、アクリル樹脂系バインダー材を混練して生成される。生成された二酸化炭素吸収組成物は、硬化する過程で二酸化炭素を吸収しながら、重合珪酸として形成される、即ち、石材又はコンクリート層の内部にガラス質の被膜を形成させ、水をコンクリート等から遮断することでこれらの問題が解決される等、顕著なる実用的効果を有するものである。
珪酸化合物、水、アクリル樹脂系バインダー材からなる二酸化炭素吸収組成物含有無機質塗料を塗布し内部に浸透させたことを特徴とする道路、通路等の敷設材を呈セントするものである。
図1〜図7は各種インターロッキングの図面であり、当該インターロッキングブロックの形状は実施例に示す以外にもある。図8は視覚障害者用誘導ブロックで、Aは注意喚起、警告を促す警告ブロック(点状ブロック)で、Bは移動の方向を示す誘導ブロック(線状ブロック)である。図9は歩車道境界ブロックで、Aは左側面、Bは正面、Cは右側面を表している。尚、本実施例においては石畳、石段は図示していないが、本考案においてはこれらのブロックすべてを道路、通路等の敷設材としている。
前記インターロッキングブロック類、視覚障害者用誘導ブロック、歩車道境界ブロック、石畳、石段等に下記に説明する珪酸化合物、水、アクリル樹脂系バインダー材からなる二酸化炭素吸収組成物含有無機質塗料を塗布している。
二酸化炭素を吸収する二酸化炭素吸収組成物は、珪酸化合物、水、アクリル樹脂系バインダー材からなる。
珪酸化合物とは、珪酸を化合物の一部として含有する物質を言う。例えば、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、珪酸カルシウム、二酸化珪素、水酸化ナトリウム珪素等があげられ、それらのうち少なくとも1種以上を用いる。二酸化炭素吸収組成物中における珪酸化合物は、10〜50重量%の範囲で適宜選択することができ、25〜30重量%の範囲でより効果的な二酸化炭素吸収組成物を得ることができる。
水は、一般的な水道水から、ミネラルウォーターなどの天然水、蒸留水、イオン水などが挙げられ、それらのうち少なくとも1種以上を用いる。二酸化炭素吸収組成物中における水は、10〜50重量%の範囲で適宜選択することができ、35〜45重量%の範囲でより効果的な二酸化炭素吸収組成物を得ることができる。
アクリル樹脂系バインダー材は、一般的な塗科にも用いられているアクリル樹脂系のバインダー材を用いることができる。例えば、金属化合物、有機固着材、硬化促進作用剤などが挙げられる。好ましくは、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、アルミナ、珪石、リン酸塩、ホウ酸アルミニウム、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、ガラス粉、粘土、雲母、ガラス繊維、シリコン樹脂、フッ素樹脂などが挙げられ、それらのうち少なくとも1種以上を用いる。また、着色のために添加される顔料もバインダー材としての作用を奏するため、上記列挙したバインダー材の1種として用いることができる。二酸化炭素吸収組成物中におけるアクリル樹脂系バインダー材は、10〜40重量%の範囲で適宜選択することができ、30〜35重量%の範囲でより効果的な二酸化炭素吸収組成物を得ることができる。
二酸化炭素吸収組成物は、上述の珪酸化合物、水、アクリル樹脂系バインダー材を混練して生成される。生成された二酸化炭素吸収組成物は、硬化する過程で二酸化炭素を吸収しながら、重合珪酸として形成される。
本考案は、道路、通路等の敷設材、即ち、石材又はコンクリートからなるインターロッキングブロック、同じく石材又はコンクリートからなる視覚障害者誘導用ブロック、石材からなる石畳又は石段、コンクリートからなる歩車道境界ブロック等に、珪酸化合物、水、アクリル樹脂系バインダー材からなる二酸化炭素吸収組成物含有無機質塗料を塗布し内部に浸透させたことを特徴とするものであるから、従来この種の敷設材においては、石材は風雨、紫外線にさらされることにより風化し、またコンクリートは空気中の湿気、大気中に含まれている炭酸ガス、酸性の排気ガス、海水の塩分、酸性雨等と接触していて酸化されるのでコンクリートは中性化されてしまっていたが、珪酸化合物、水、アクリル樹脂系バインダー材からなる二酸化炭素吸収組成物含有無機質塗料を塗布し内部に浸透させているので、二酸化炭素吸収組成物は、上述の珪酸化合物、水、アクリル樹脂系バインダー材を混練して生成される。生成された二酸化炭素吸収組成物は、硬化する過程で二酸化炭素を吸収しながら、重合珪酸として形成される、即ち、石材又はコンクリート層の内部にガラス質の被膜を形成させ、水をコンクリート等から遮断することで、コンクリートの中性化を防止する等、顕著なる実用的効果を有するものであり、また塗料を塗布するだけでコンクリートの中性化を防止できる新たなる敷設材ということで産業上の利用可能性は極めて大である。
インターロッキングブロック平面図。 インターロッキングブロック平面図。 インターロッキングブロック平面図。 インターロッキングブロック平面図。 インターロッキングブロック平面図。 インターロッキングブロック平面図。 インターロッキングブロック平面図。 視覚障害者誘導用ブロック平面図。 歩車道境界ブロック。
1 インターロッキングブロック
2 視覚障害者誘導ブロック
3 歩車道境界ブロック

Claims (6)

  1. 珪酸化合物、水、アクリル樹脂系バインダー材からなる二酸化炭素吸収組成物含有無機質塗料を塗布し内部に浸透させたことを特徴とする道路、通路等の敷設材。
  2. 前記敷設材が、石材又はコンクリートからなるインターロッキングブロックである請求項1の道路、通路等の敷設材。
  3. 前記敷設材が、石材又はコンクリートからなる視覚障害者誘導用ブロックである請求項1の道路、通路等の敷設材。
  4. 前記敷設材が、石材からなる石畳である請求項1の道路、通路等の敷設材。
  5. 前記敷設材が、石材からなる石段である請求項1の道路、通路等の敷設材。
  6. 前記敷設材が、コンクリートからなる歩車道境界ブロックである請求項1の道路、通路等の敷設材。
JP2010002338U 2010-03-19 2010-03-19 道路、通路等の敷設材 Expired - Fee Related JP3162178U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010002338U JP3162178U (ja) 2010-03-19 2010-03-19 道路、通路等の敷設材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010002338U JP3162178U (ja) 2010-03-19 2010-03-19 道路、通路等の敷設材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3162178U true JP3162178U (ja) 2010-08-26

Family

ID=54865019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010002338U Expired - Fee Related JP3162178U (ja) 2010-03-19 2010-03-19 道路、通路等の敷設材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3162178U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102177170B1 (ko) 보차도블록의 제조방법
KR101366514B1 (ko) 콘크리트 함수율 100% 습윤상태에서 프라이머 없이 시공이 가능한 무기질계 중성화방지, 방수, 방식, 바닥마감재 도료 조성물과 이를 이용한 중성화방지, 방수, 방식, 바닥재 시공방법
Varas-Muriel et al. Effect of conservation treatments on heritage stone. Characterisation of decay processes in a case study
EP3728499B1 (en) Titanium dioxide asphalt compositions and methods for their application
KR101697147B1 (ko) 세라믹 및 재유화형 분말수지를 이용한 내 오염성이 확보된 블록 코팅제 조성물 및 이에 의한 코팅마감재
KR100787477B1 (ko) 콘크리트 표면 보호용 자기세정 침투성 성능개선제
JP2006336212A (ja) 舗装体
Fiore et al. Preliminary experimental study on the effects of surface-applied photocatalytic products on the durability of reinforced concrete
KR100979094B1 (ko) 겔 타입 발수제를 이용한 기존 및 신설 콘크리트 구조물의 염해 및 중성화 방지용 친환경 표면보호공법
Massalimov et al. Protection of building constructions with sulfur impregnating solution
Stambolov et al. The deterioration and conservation of porous building materials in monuments
JP3162178U (ja) 道路、通路等の敷設材
JP2010144439A (ja) コンクリート部材およびその製造方法
JP3160385U (ja) 石材又はコンクリート構造物
TW200815312A (en) Cement composite and method of forming the same
KR101157782B1 (ko) 공기정화기능 및 불빛반사가 되는 컬러도막형 패턴무늬 바닥제의 시공방법
EP1144340B1 (de) Material zum abdichten poröser bauflächen
KR20140132900A (ko) 염해 부식 방지 전기 시설물
JP6037754B2 (ja) 構造物塗布材、構造物塗布材施工方法及び構造物塗布材の使用方法
WO2011129022A1 (ja) 舗装ブロック
Gil et al. Effectiveness and durability of anti-graffiti products applied on ETICS: towards a compatible and sustainable graffiti removal protocol
Pepi et al. Conservation of Dalle de Verre at the New York hall of science
KR20200048886A (ko) 칼라골재를 이용한 바닥 포장재 및 시공방법
CN209483425U (zh) 一种阻燃环保路隧道
JP3070677U (ja) 建築物または構築物表面仕上用装飾材

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130804

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees