JP3161866U - 舌圧子装置 - Google Patents

Abstract

【課題】便利、迅速で咽喉部位の撮影診察を行うことができる舌圧子装置を提供する。【解決手段】 舌圧子本体１０は前端部１０１および後端部１０２を有する。小型レンズ１２は舌圧子本体１０の前端部１０１に設けられ、撮像する。発光素子は舌圧子本体１０の前端部１０１に設けられる。スイッチ１０３は舌圧子本体１０の後端部１０２の近傍に設けられ、小型レンズ１２を制御する。電源１０４は発光素子および小型レンズ１２にエネルギを供給する。無線モジュール１８は舌圧子本体１０に設けられる。発光素子は、電源１０４からエネルギが供給され、スイッチ１０３により制御される。無線モジュール１８は、小型レンズ１２から出力されたビデオ影像を送信する。【選択図】図９

Description

本考案は、医療診察機器に関し、特に、患者の咽喉状態を映像でスクリーンに伝送可能な舌圧子装置に関する。

従来、人体内部に関する医療視診の器具は、撮影レンズを備え、更に検診するために、映像で撮像した内容をスクリーンに伝送する。例えば、人体の咽喉部分に使われた視診の器具に関し、米国特許第６３８１４８４号明細書には、舌圧子５２が掲示されている。この明細書の図５、６Ｃに示されるように、舌圧子５２の後端に設けられるアダプター５４は、光ファイバーケーブル２４のアダプター２と接続している。アダプター２６に設けられる光ファイバーカメラ４２は患者の口腔内部を撮影する。また、米国特許第６３５０２３５号明細書の図１、２に開示されるように、舌圧子１０の後端に挿入されるブラケット１３に電球１５および撮像カメラ１８が設けられ、この撮像カメラ１８で患者の咽喉を遠距離撮影する。

上述した人体の口腔、咽喉或いは喉頭部位に使われた検診器具には、その撮像カメラまたは小型レンズは全ての舌圧子には装着されていない。即ち舌圧子の後端に連結している部材、例えば、光ファイバーカメラのアダプター或いはブラケット等で接続され、検診器具と撮像カメラまたは小型レンズとが分離状態となっている。よって、舌圧子を口腔に挿入する時、生理的反応で、舌は、舌圧子後端に設けられた撮像カメラを遮蔽し、撮影作業に影響を及ぼすおそれがある。特に赤ん坊あるいは小児などの患者を検診している時、患者が舌でかき回したり、舌圧子を噛んだりするため、撮像カメラで迅速に撮影作業を遂行することができず、多くの時間を費やす。また、赤ん坊あるいは小児などの患者にとって、苦しみが長く続き、心身障害と医療の恐ろしさを容易にもたらす。更に、撮像カメラ４２は、舌圧子の後端に設けられているため、患者の咽喉奥まで撮影することができず、迅速に病状を分析して処方箋を書くことが不可能である。また、小型撮像カメラは、ケーブル線で表示装置に接続して、操作上できわめて不便であるため、改善する必要がある。

本考案の主な目的は、便利、迅速で咽喉部位の撮影診察を行うことができる舌圧子装置を提供することにある。

本考案の請求項１に係る発明によると、舌圧子装置は、舌圧子本体、小型レンズ、発光素子、スイッチ、電源、および、無線モジュールを備える。舌圧子本体は前端部および後端部を有する。小型レンズは舌圧子本体の前端部に設けられ、撮像する。発光素子は舌圧子本体の前端部に設けられる。スイッチは舌圧子本体の後端部の近傍に設けられ、小型レンズを制御する。電源は発光素子および小型レンズにエネルギを供給する。無線モジュールは舌圧子本体に設けられる。発光素子は、電源からエネルギが供給され、スイッチにより制御される。無線モジュールは、小型レンズから出力されたビデオ影像を送信する。

上記構成により、本考案は、操作上伝送ケーブル線に限られず、無線の方式で伝送することができるため便利でまた迅速で、適切、有効に撮影視診を行うことができる。同時に、咽喉部位に関する実際影像の結果及び病状を理解させるように直ちに患者或いは患者の家族に提供することができる。また、お互いに診察の過程に参与することで、医療サービスの品質を高めるとともに、更に医療上に診察操作のサービス品質を高めることができる。
また、咽喉奥処の撮影を行うことができて、舌をかき回すこと及び舌圧子を噛むことで撮影操作を邪魔することを防止できて、更に、撮影操作の効果を高められる。

本考案による第１実施形態の舌圧子装置を示す斜視図である。 本考案による第１実施形態の舌圧子装置を示す要部拡大図である。 本考案による第１実施形態の舌圧子装置を示す平面図である。 本考案による第２実施形態の舌圧子装置を示す斜視図である。 本考案による第３実施形態の舌圧子装置を示す斜視図である。 本考案による第３実施形態の舌圧子装置を示す要部拡大図である。 本考案による第３実施形態の舌圧子装置を示す平面図である。 本考案による第４実施形態の舌圧子装置を示す斜視図である。 本考案による第５実施形態の舌圧子装置を示す斜視図である。 本考案によるフローチャート図である。 本考案による第６実施形態の舌圧子装置を示す斜視図である。 本考案による第７実施形態の舌圧子装置を示す斜視図である。

以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
（第１実施形態）
図１、図１Ａ、図２を参照して、本考案による舌圧子装置の第１実施形態を説明する。舌圧子装置１は、舌圧子本体１０と、小型レンズ１２と、発光素子１４とを含む。舌圧子本体１０は、前端部１０１と後端部１０２を有する。前端部１０１は、患者の口腔に挿入するために使われ、後端部１０２は、把持するために使われる。舌圧子本体１０の後端部１０２の近傍は、スイッチ１０３と、電源１０４と、無線モジュール１８とが設けられる。スイッチ１０３は、電源１０４のオン・オフを操作するために使われ、無線モジュール１８は、電源１０４と接続している。電源１０４は、例えば電池が配置されている。小型レンズ１２は、舌圧子本体１０の前端部１０１に設けられ、筒体１２１と透視蓋１２２を含む。透視蓋１２２は、筒体１２１の前端に設けられ、小型レンズ１２の後端は、電源、信号を伝送するための導線１２３が設けられる。導線１２３は、プリント基板(図に示さず)に接続され、プリント基板を通って、スイッチ１０３および電源１０４に電気的に接続している。電源１０４は、小型レンズ１２および発光素子１４を作動するための電源を提供する。小型レンズ１２は、前端部１０１の前端縁部１０１Ａの近傍に、或いは前端縁部１０１Ａ（図２に示すよう）に近づいて設けられている。発光素子１４は、筒体１２１に設けられて、透視蓋１２２に遮られており、発光素子１４は、光源を提供するために、例えば複数のＬＥＤ灯を設置する。

本考案の実施形態による舌圧子装置を操作する時、舌圧子本体１０の前端部１０１を患者の口腔に挿入して、患者の舌を押し下げて、スイッチ１０３を押した後、すぐに小型レンズ１２を始動して咽喉の撮影を行う。特に咽喉奥の撮影を行う。小型レンズ１２は、舌圧子本体１０の前端部１０１に設けられているため、患者（例えば、赤ん坊、小児）が舌でかき回したり、舌圧子本体１０を噛んだりする時、小型レンズ１２の診察撮影作業に影響を与えない。よって、迅速に診察撮影操作を完成することができ、直ちに、舌圧子装置に接続しているコンピュータのスクリーン(後述する)までビデオ映像を伝送することができる。そして患者或いは患者の家族は、直接に咽喉或いはのどの状態を見ることができ、特に咽喉の奥の影像を見ることができる。これは、医療分析診察及び真実な動態のカルテなどに提供することができる。

（第２実施形態）
図３に示すように、本考案による舌圧子装置の第２実施形態は、第１実施形態の構成を変形したものである。舌圧子本体１０の前端部１０１には、舌圧子本体１０と一体成形して形成されるレンズ収容部１６を有する。レンズ収容部１６は、小型レンズ１２を収容するために使われる。

（第３実施形態）
図４、図４Ａ、図５に示すように、本考案による舌圧子装置の第３実施形態は、第１実施形態の構成を変形したものである。本実施形態では、光源を提供する発光素子１４（複数のＬＥＤ灯）が、舌圧子本体１０の前端部１０１の前端縁部１０１Ａに設けられている。

（第４実施形態）
図６に示すように、本考案による舌圧子装置の第４実施形態は、第２、第３実施形態の構成を変形したものである。舌圧子本体１０の前端部１０１には、舌圧子本体１０と一体成形して形成されるレンズ収容部１６Ａを有する。レンズ収容部１６Ａは、小型レンズ１２を収容する。発光素子１４（複数のＬＥＤ灯）は、舌圧子本体１０の前端部１０１の前端縁部１０１Ａに設けられている。舌圧子本体１０の後端部１０２は、無線モジュール１８が設けられている。

（第５実施形態）
図７に示すように、本考案による舌圧子装置の第５実施形態は、第１実施形態の構成を変形したものである。舌圧子本体１０は、レンズ管筒２６および挿入部材２８を有する。また、小型レンズ１２（発光素子１４）は、挿入部材２８の前端に設けられる。挿入部材２８は、細長い挿管となって、挿入部材２８の後端は、管径がレンズ管筒２６より大きい係止部３０を有する。使用する時、小型レンズ１２が舌圧子本体１０の前端部１０１に位置するよう、小型レンズ１２と結合している挿入部材２８をレンズ管筒２６に挿入する。よって、小型レンズ１２と舌圧子本体１０とは容易に結合または分離することができる。

図８は、本考案によるフローチャートを示す。無線モジュール１８は、電源１０４と小型レンズ１２を接続する。無線モジュール１８は、小型レンズ１２から出力されたビデオ影像を受けて、ビデオ影像を無線発射の方式でコンピュータ２４に伝送する。伝送されるビデオ映像は、同時に、同様な医療システムで使用された舌圧子装置間の資料処理となる。一つのチャンネルである表示装置１９（図９、図１０に示すよう）で、無線モジュール１８が使用した異なるチャンネルを表示し、接続しているコンピュータ２４、スクリーン２０、及びキーボード２２は、本考案の舌圧子装置によるコンピュータスクリーンのコントロール装置を構成する。

（第６実施形態）
図９は、本考案による舌圧子装置の第６実施形態を示す。本考案の舌圧子装置１（舌圧子本体１０）を使用する時、その外側でハウジング４０を設置する。ハウジング４０は、可撓性及び柔軟性がある弾性ハウジングであって、ハウジング４０は、舌圧子を指押し、患者の舌を押し下げることで、咽喉奥の影像を取るためのくぼんだ指押部４１を設ける。

（第７実施形態）
図１０に示すように、本考案の第７実施形態による舌圧子装置を使用する時、ハウジング４０の外側にカバー５０が設けられる。カバー５０は、可撓性と柔軟性を有して光学透明さが優れたプラスチックの薄い袋で形成される。薄い袋は、使い捨てることができ、次の患者に新しいカバー５０に更新することができる。言い換えれば、衛生性、安全性及び経済性を兼ねている。

本考案は、小型レンズと発光素子（複数ＬＥＤ灯）とが、舌圧子の前端部に設けられ、発光素子と小型レンズとが舌圧子と一体となっているため、便利で迅速に咽喉撮影を行うことができる。特に、咽喉奥の撮影診察を行うことができて、舌をかき回すこと及び舌圧子を噛むことで撮影操作に影響することを防止することができる。このため、撮影診察の効果を高めることができる。さらに、映像伝送（Video Transmission）を行う時、伝送ケーブル線が邪魔になることを免れることができる。よって、便利、迅速、および適切に撮影操作及び視診を行い、病院のサービス品質を高めることができる。

１ ・・・舌圧子装置、
１０ ・・・舌圧子本体、
１０１ ・・・前端部、
１０１Ａ・・・ 前端縁部、
１０２ ・・・後端部、
１０３ ・・・スイッチ、
１０４ ・・・電源、
１２ ・・・小型レンズ、
１２１ ・・・筒体、
１２２ ・・・透視蓋、
１２３ ・・・導線、
１４ ・・・発光素子、
１６ ・・・レンズ収容部、
１６Ａ ・・・レンズの円筒部、
１８ ・・・無線モジュール、
１９ ・・・表示装置、
２０ ・・・スクリーン、
２２ ・・・キーボード、
２４ ・・・コンピュータ、
２６ ・・・レンズ管筒、
２８ ・・・挿入部材、
３０ ・・・係止部、
４０ ・・・ハウジング、
４１ ・・・指押部、
５０ ・・・カバー。

Claims (6)

1. 前端部および後端部を有する舌圧子本体と、
   前記舌圧子本体の前記前端部に設けられ、撮像する小型レンズと、
   前記舌圧子本体の前記前端部に設けられる発光素子と、
   前記舌圧子本体の前記後端部の近傍に設けられ、前記小型レンズを制御するスイッチと、
   前記発光素子および前記小型レンズにエネルギを供給する電源と、
   前記舌圧子本体に設けられる無線モジュールと、を備え、
   前記発光素子は、前記電源からエネルギが供給され、前記スイッチにより制御され、
   前記無線モジュールは、前記小型レンズから出力された影像を送信することを特徴とする舌圧子装置。
2. 前記小型レンズは、筒体及び透明蓋を含み、
   前記小型レンズの後端は、エネルギ及び信号を伝送するための導線が設けられ、
   前記発光素子は、少なくとも一つのＬＥＤ灯を有し、前記ＬＥＤ灯は、前記筒体に設けられて前記透明蓋に遮られるか、あるいは、前記ＬＥＤ灯は、前記舌圧子本体の前記前端部の前端縁部に設けられることを特徴とする請求項１に記載の舌圧子装置。
3. 前記舌圧子本体の前記前端部は、前記舌圧子本体と一体成形され、前記小型レンズを収容するレンズ収容部を有し、
   前記小型レンズは、筒体を有し、
   前記発光素子は、前記筒体に設けられるか、或いは、前記舌圧子本体の前記前端部の前端縁部に設けられることを特徴とする請求項１に記載の舌圧子装置。
4. 前記舌圧子本体は、レンズ管筒と、前記レンズ管筒に挿入するための挿入部材を有し、前記挿入部材の前端には、前記小型レンズが設置され、前記挿入部材は、細長い挿管となって、前記挿入部材の後端は、管径が前記レンズ管筒より大きい係止部が設けられていることを特徴とする請求項１に記載の舌圧子装置。
5. 外側にハウジングをさらに備え、
   前記ハウジングは、可撓性及び柔軟性がある弾性ハウジングであって、指押部を有することを特徴とする請求項１に記載の舌圧子装置。
6. 外側にハウジングをさらに備え、
   前記ハウジングの外側にはカバーが設けられ、前記カバーは、可撓性と柔軟性を有し、光学透明さが優れた薄い袋であることを特徴とする請求項１に記載の舌圧子装置。

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