JP3161807U - 糸巻き - Google Patents

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【課題】8の字に巻かれた糸を円滑にかつそのループを完全に解いた状態で引き出すことができる糸巻きを提供する。【解決手段】本体部4では、平行配置の上壁6、下壁8の一方の端部が端壁10によって結合され、上壁6、下壁8の他方の端部が開放端部とされている。上壁6、下壁8の内面に、短柱状部12、14が設けられ、上壁6、下壁8の内面の端壁10側から開放端部側に向かって舌片部16、18が伸延し、短柱状部12、14に中途が結合されている。舌片部16、18は、それらの先端部側から端壁10に向かうに従って、幅が細くなり、その両縁の中途に、幅方向の外方側に凸に湾曲している第1の湾曲部が設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、例えば釣り糸の幹糸やハリスを巻く糸巻きに関する。
上記の糸巻きとしては、例えば特許文献1に開示されているようなものがある。特許文献1の技術は、本体部を有している。本体部は、互いに平行に配置された第1及び第2の主壁を備えている。第1及び第2の主壁の一方の端部が結合体によって結合され、第1及び第2の主壁の他方の端部が開放端部とされている。第1の主壁の内面に、第2の主壁側に向かって突出した楕円柱状の第1の突出部が設けられている。同様に第2の主壁の内面に、第1の主壁側に向かって突出した楕円柱状の第2の突出部が設けられている。第1の主壁の内面の前記結合体側から前記開放端部側に向かって第1の片状部が伸延し、中途の裏面が第1の突出部の突出端部に結合されている。第1の片状部の前記開放端部側の先端部が、前記開放端部側に向かって凸に湾曲している。第2の主壁の内面の前記結合体側から前記開放端部側に向かって第2の片状部が伸延し、中途の裏面が第2の突出部の突出端部に結合されている。第2の片状部の前記開放端部側の先端部が、前記開放端部側に向かって凸に湾曲している。第1及び第2の片状部は、その両縁が、先端部側から結合体側に向かうに従って中央側に向かって直線状に傾斜している。8の字状に巻かれた糸が、その交差位置で2つのループが重なるように折り曲げられ、一方のループが第1の突出部に係合させられ、他方のループが第2の突出部に係合させられている。糸の引き出し端は、一方のループ側にあり、引き出された糸は、第1及び第2の片状部の間から外部に引き出される。
特許第3899117号
特許文献1の技術では、糸を引き出す際、ループから糸が引き出されるが、完全に解けずに、ループのまま引き出されることがある。このループのままの糸が第1または第2の片状部の縁に当たり、円滑にかつループを完全に解いた状態で引き出すことができなかった。
本考案は、8の字に巻かれた糸を円滑にかつそのループを完全に解いた状態で引き出すことができる糸巻きを提供することを目的とする。
本考案の一態様の糸巻きは、本体部を有し、本体部では、第1及び第2の主壁が互いに平行に配置され、第1及び第2の主壁の一方の端部が結合体によって結合されている。第1及び第2の主壁の他方の端部が開放端部とされている。第1及び第2の主壁は、例えば正方形または長方形状の板状体とすることもできるし、円板や楕円板、小判型の板状体等の種々の形状とすることができる。結合体は、第1及び第2の主壁の一方の端部を全面的に結合する板状のものを使用することもできるし、一方の端部の長さ方向に適当な間隔をおいて配置され、第1及び第2の主壁の一方の端部間を結合するものも使用できる。第1の主壁の内面に、第2の主壁側に向かって突出した第1の突出部が設けられている。第1の突出部は、少なくとも前記開放端部側に位置している部分が、前記開放端部側に向かって凸に湾曲している。第2の主壁の内面に、第1の主壁側に向かって突出して第2の突出部が設けられている。第2の突出部も、少なくとも前記開放端部側に位置している部分が、前記開放端部側に向かって凸に湾曲している。第1及び第2の突出部は、突出端部がほぼ接するように配置することもできるし、一方が開放端側によって、他方が結合体側によるように配置することもできる。また、第1及び第2の突出部の凸の湾曲部は、例えば円弧状または楕円弧状とすることができる。第1の主壁の内面の前記結合体側から前記開放端部側に向かって第1の片状部が伸延し、第1の片状部の中途の裏面が第1の突出部の突出端部に結合されている。第1の片状部の前記開放端部側の先端部が、前記開放端部側に向かって凸に湾曲している。第2の主壁の内面の前記結合体側から前記開放端部側に向かって第2の片状部が伸延し、第2の片状部の中途の裏面が第2の突出部の突出端部に結合されている。第2の片状部の前記開放端部側の先端部が、前記開放端部側に向かって凸に湾曲している。第1及び第2の片状部の開放端部側に凸の湾曲部も、例えば円弧状または楕円弧状とすることができる。前記第1及び第2の片状部は、それらの前記先端部側に存在する、前記開放端部側に凸に湾曲した部分から前記結合体側に向かうに従って、幅が細くなり、その両縁の中途に、前記幅方向の外方側に凸に湾曲している第1の湾曲部を有している。
このように構成された糸巻きでは、第1または第2の突出部から解かれた糸は、第1または第2の片状部の縁に沿って結合体側に移動し、そこから第1及び第2の片状部の間を通過して、外部に引き出される。第1または第2の片状部の縁に、外方側に凸に湾曲している第1の湾曲部が形成されているので、この第1の湾曲部に糸が案内されている間に、ループのままの糸が解けて、完全に解けた状態で糸が引き出される。
前記第1の湾曲部の前記開放端部側の端部に連ねて、前記幅方向の中央側に向かって凸に第2の湾曲部が形成したり、前記第1の湾曲部の前記結合体側の端部に連ねて、前記幅方向の中央側に向かって凸に第3の湾曲部を形成したりすることもできる。このように第2、第3の湾曲部を設けることにより、より円滑に糸を引き出すことができる。
以上のように、本考案によれば、8の字に巻かれた糸を、円滑にかつそのループを完全に解いた状態で引き出すことができる。
本考案の1実施形態の糸巻きの縦断側面図である。 図1の糸巻きの本体部を展開した状態の平面図及び側面図である。 図1の糸巻きの2つの舌片部を展開した状態の平面図及び側面図である。 図1の糸巻きの展開した本体部に、展開した2つの舌片部を取り付けた状態の平面図である。
本考案の一実施形態の糸巻き2は、例えば合成樹脂製で、図1に示すように、本体部4を有している。本体部4は、第1及び第2の主壁、例えば上壁6と下壁8とを有している。上壁6及び下壁8は、共に同じ大きさの長方形状に形成され、両者が互いに重なり合うように平行に、所定の間隔を隔てて配置されている。これら上壁6と下壁8との一方の端部、例えば一方の短縁間が、結合体、例えば端壁10によって結合されている。端壁10は、上壁6及び下壁8の両短縁全域に結合され、両者に対してほぼ垂直である。このように本体部4は、端壁16とは反対側が開放された開放端部とされた概略コ字状の側面形状をなしている。
上壁6の裏面、即ち下壁8側にある面の開放端部側によった位置に第1の突出部、例えば短柱状部12が形成されている。この短柱状部12は、上壁6の長手縁を繋ぐ方向、即ち幅方向のほぼ中央に位置している。下壁8の裏面、即ち上壁6側にある面における短柱状部12と対応する位置に、第2の突出部、例えば短柱状部14が形成されている。これら短柱状部12、14は同じ大きさである。短柱状部12、14は、その平面形状が楕円形であるので、開放端部側に向かって凸の湾曲部を有している。
この本体部4は、図2(a)、(b)に示すように、上壁6及び下壁8をその長さ方向に沿って一直線状に配置し、両者の間にこれらの間に端壁10を配置し、上壁6に短柱状部12を形成し、下壁8に短柱状部14を形成した板状体を、図2(a)に示す破線(端壁10と上壁6との境界、端壁10と下壁8との境界)に沿って折曲げることによって形成される。
上壁6の裏面に第1の片状部、例えば舌片部16が配置されている。舌片部16は、図1に示すように、その基端部が端壁16の近傍にあり、先端部が本体部4の開放端側にある。同様に、下壁8の裏面に第2の片状部、例えば舌片部18が配置されている。舌片部18も、その基端部が端壁16側にあり、先端部が本体部4の開放端側にある。これら舌片部16、18は、それらの基端部側で連結体20によって連結されている。また、これら舌片部16、18は、所定の隙間を通路として空けて互いに対向している。これら通路を維持するために、舌片部16、18の一方の面には、通路形成部22、24が設けられている。通路形成部22、24が形成されている面と反対側の舌片部16、18の面において、短柱状部12、14に対応する位置に、これらの外周面に一致する内周面を有する短筒状部26、28が形成され、これら短筒状部26、28が短柱状部12、14に嵌合している。これによって、舌片部16、18が本体部4に取り付けられている。
舌片部16、18では、図3(a)に示すように、それらの先端部が、本体部4の開放端側に向かって凸に湾曲した円弧状部16a、18aとされている。これら円弧状部16a、18aの両端から基端部側に向かってわずかに傾斜した縁部16b、18bが形成されて、幅寸法が徐々に短くなっている。これら縁部16b、18bの基端側の端部から基端部側に向かって、第2の湾曲部16c、18c、第1の湾曲部16d、18d、第3の湾曲部16e、18eが順に連ねて形成されている。第2の湾曲部16c、18cは、幅方向の内側に凸に湾曲している。これらにそれぞれ連なる第1の湾曲部16d、18dは、幅方向の外側に凸に湾曲し、それらの頂点は縁部16b、18bの最も外側に位置する部分よりも内側に位置している。この第1の湾曲部16c、18cに連なる第3の湾曲部16e、18eは、幅方向の内側に凸に湾曲し、その端部は連結体20に連なっている。これら湾曲部16c、18c、16d、18d、16e、18eは、滑らかに連なっている。
この糸巻き2では、図2(a)に示すように本体部4を展開した状態で、図4に示すように8の字に巻いた糸30の2つのループ部分を、短柱状部12、14に挿通する。各ループ部分は、複数のループからなる。糸30の基端30aが下壁8に固定されている。引き出し端30bは、図4では、舌片部16の側方にある。次に、舌片部16、18の短円筒状部26、28を図4に示すように短柱状部12、14に嵌合する。なお、図4では、糸30の巻き量は図が錯綜するので少なめに描いてある。但し、各ループは、幾分解けた状態にあり、短柱状部12、14から遠い位置にあるものでは、一部が第2の湾曲部16c、18c、第1の湾曲部16d、18d、第3の湾曲部16e、18eの付近にある。この状態において、端壁10、連結体20を折り曲げて、図1に示すような状態とすることによって糸巻き2が完成する。
完成した状態では、糸30の引き出し端30bは、第3の湾曲部16cと第1の湾曲部16dの境界付近から、舌片部16、18間に形成された通路内に入り、この通路を通って開放端部から引き出される。このとき、例えば急に糸30を引き出すことにより、ループが解けないまま上記通路に入ろうとしたとき、第2の湾曲部16c、18cと第1の湾曲部16dとに沿って滑ることにより、ループが解けて、引き出される。なお、第1の湾曲部16d、18dに沿って滑っていく際に解けなかったループは、第3の湾曲部16e、18eに沿って滑る際に解ける。
上記の実施形態では、第1の湾曲部16d、18dの他に、第2の湾曲部16c、18c及び第3の湾曲部16e、18eを設けたが、第2の湾曲部16c、18d及び第3の湾曲部16e、18eのいずれか一方または双方を除去することもできる。上記の実施形態では、上壁6及び下壁8は、同一の大きさの長方形状としたが、これに限らず、例えば円板状や楕円板状のような形状とすることができる。上記の実施形態では、上壁6及び下壁8と同じ幅寸法を持つ端壁10によって、上壁6及び下壁8を連結したが、これに限らず、例えば幅方向に間隔をおいて配置した複数の帯状体によって上壁6及び下壁8を転結することもできる。上記の実施形態では、糸巻き2を合成樹脂製としたが、これに限らず、例えば紙製とすることもできる。
2 糸巻き
4 本体部
6 上壁(第1の主壁)
8 下壁(第2の主壁)
10 端壁(結合体)
12 14 短柱状部(第1及び第2の突出部)
16 18 舌片部(第1及び第2の片状部)
16c 18c 第2の湾曲部
16d 18d 第1の湾曲部
16e 18e 第3の湾曲部

Claims (3)

  1. 第1及び第2の主壁が互いに平行に配置され、第1及び第2の主壁の一方の端部が結合体によって結合され、第1及び第2の主壁の他方の端部が開放端部とされている本体部と、
    第1の主壁の内面に、第2の主壁側に向かって突出した状態で設けられ、少なくとも前記開放端部側に位置している部分が、前記開放端部側に向かって凸に湾曲している第1の突出部と、
    第2の主壁の内面に、第1の主壁側に向かって突出した状態で設けられ、少なくとも前記開放端部側に位置している部分が、前記開放端部側に向かって凸に湾曲している第2の突出部と、
    第1の主壁の内面の前記結合体側から前記開放端部側に向かって伸延し、中途の裏面が第1の突出部に結合され、前記開放端部側の先端部が、前記開放端部側に向かって凸に湾曲する第1の片状部と、
    第2の主壁の内面の前記結合体側から前記開放端部側に向かって伸延し、中途の裏面が第2の突出部に結合され、前記開放端部側の先端部が、前記開放端部側に向かって凸に湾曲する第2の片状部とを、
    具備し、
    前記第1及び第2の片状部は、それらの前記先端部側にある、前記開放端部側に凸に湾曲した部分から前記結合体側に向かうに従って、幅が細くなり、その両縁の中途に、前記幅方向の外方側に凸に湾曲している第1の湾曲部を有している糸巻き。
  2. 請求項1または2記載の糸巻きにおいて、前記第1の湾曲部の前記開放端部側の端部に連ねて、前記幅方向の中央側に向かって凸に第2の湾曲部が形成されている糸巻き。
  3. 請求項1記載の糸巻きにおいて、前記第1の湾曲部の前記結合体側の端部に連ねて、前記幅方向の中央側に向かって凸に第3の湾曲部が形成されている糸巻き。
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