JP3161729U - 多機能運動器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者がステッピング運動及びストレッチ運動を行えるようにする多機能運動器具を提供する。【解決手段】運動器具は、ベースと、左連結金具及び右連結金具によって接続される2つのトラック溝と、下連結金具とシリンダとを備える。ペダルが各トラック溝内に取り付けられ、少なくとも1つの位置決め穴がトラック溝に配置される。ペダルは、位置決め穴に適合する固定ロッドと共に配置される。さらに、少なくとも1つの停止穴が左連結金具に設置され、ラッチが右連結金具に配置されて停止穴内に取り付けられる。固定ロッドが位置決め穴内に取り付けられ、ラッチが停止穴内に取り付けられると、ペダルは上下に同調して動く。【選択図】図1
Description
本考案は、運動器具に関し、詳細には使用者が足のステッピング及びストレッチを行うことを可能にする多機能運動器具に関する。
種々のタイプの運動器具が現在利用可能である。それらの1つはストレッチャである。2つの長いシートが対称的に、ハンドルの2つの端と枢動可能に接続される。ハウジングで覆われる輪軸が、長いシートの2つの短い側辺に対称的に配置される。ガイドスロットが、長いシートの上面の2つの長い側辺それぞれの縁に設置される。それぞれが底部に少なくとも2セットの対称的なキャスタを有する2つのペダルが、対称的なガイドスロット内にそれぞれ取り付けられる。2セットの対称的な固定スロットは、ペダルの上端の両側にそれぞれ配置される。複数の弾性ケーブルが長いシートに配置される。弾性ケーブルは輪軸に巻き付き、ストッパが、ハウジングの上で停止するか又は固定スロット内に取り付けられるように弾性ケーブルの後端に接続される。ストレッチャは、長い溝が対称的なガイドスロット間で長いシートの上部に配置され、複数の対称的で等間隔の位置決め穴が2つの長い溝の外側付近に配置されることを特徴とする。ストップベースがその底部の四隅のピンと共に配置されると共に、これらの4つのピンは長い溝付近の位置決め穴内に取り付けられる。異なる位置決め穴内に取り付けるように、ストップベースのピンの位置を調節することによって、ガイドスロット内を移動するペダルの距離は変えられる。しかしながら、この運動器具は1つの運動モードしか提供しない。
このため、足のストレッチ運動だけでなくステッピング運動にもシフトするように運動器具を改良する必要性がある。
したがって、使用者がステッピング運動及びストレッチ運動を行えるようにする多機能運動器具を提供することが本考案の主な目的である。シフトユニットによって、運動モードは変えられる。このため、使用者は異なる複数の運動モードを有することができる。
上記の目的を達成するために、本考案の多機能運動器具は、ベースと、2つのトラック溝と、2つのペダルとを主に備える。ベースは1つの上部軸及び2つの下部軸と共に配置され、ペダルは2つのトラック溝のそれぞれの内部に取り付けられる。少なくとも1つの位置決め穴がトラック溝の底部の内面に配置される。一方のトラック溝の底部の外面が左連結金具(link)及び下連結金具に枢動可能に接続され、他方のトラック溝も同様に右連結金具及び下連結金具に枢動可能に接続される。左連結金具の他方の端及び右連結金具の他方の端は上部軸に枢動可能に接続され、2つの下連結金具のそれぞれの他方の端は、それに応じて2つの下部軸のそれぞれに枢動可能に接続される。左連結金具には少なくとも1つの停止穴が配置され、右連結金具には停止穴に適合するラッチが配置される。ペダルの底部は、トラック溝の底部の内面に当接する2つのプーリセットと枢動可能に接続され、位置決め穴内に取り付けられる固定ロッドと共に配置される。固定ロッドを位置決め穴内に、ラッチを停止穴内に取り付けることによって、2つのペダルを上下に同調して動かす。固定ロッド及びラッチが対応する穴から外れると、ペダルはトラック溝内で自由に摺動する。
さらに、足部筋力(foot strength)を強化するようにペダルを押しながら抵抗をもたらすために、シリンダが、ベースの2つの下部軸の底部と2つのトラック溝の底部の外面との間に配置される。
上記及び他の目的を達成するために本考案が採用する構造及び技術手段は、好ましい実施形態の以下の詳細な説明と添付の図面を参照することによって最良に理解することができる。
図1を参照すると、本考案の多機能運動器具は、ベース10と、2つのトラック溝20と、2つのペダル30と、2つのシリンダとを備える。
ベース10は、1つの上部軸11及び2つの下部軸12と共に配置される。2つの下部軸12はそれぞれ、ベース10の外側に上部軸11の下で互いに対向して配置される。
2つのトラック溝20は、互いに対称的な長い窪みである。停止部21がトラック溝20の2つの短い側辺のそれぞれに配置され、ペダル30がトラック溝20内に取り付けられ、少なくとも1つの位置決め穴22がトラック溝20の底部の内面に配置される。この実施形態では、或る一定の距離を置いて離間している2つの位置決め穴22がある。さらに、一方のトラック溝20の底部の外面には、左連結金具25及び下連結金具27にそれぞれ枢動可能に接続される上部軸23及び下部軸24が配置される。他方のトラック溝20の底部の外面にも同様に、右連結金具26及び下連結金具27にそれぞれ枢動可能に接続される上部軸23及び下部軸24の別のセットが配置される。左連結金具25の他方の端及び右連結金具26の他方の端は、上部軸11に枢動可能に接続され、それに応じて2つの下連結金具27それぞれの他方の端は、2つの下部軸12のそれぞれに枢動可能に接続される。
さらに、図1、図5及び図8を参照すると、上部軸11が挿入され且つ上部軸11によって枢動可能に接続される左下穴251が左連結金具25の一方の端に配置され、少なくとも1つの停止穴252が、回転の中心である左下穴251の周囲に配置される。この実施形態では、3つの停止穴252がある。上部軸11が挿入され且つ上部軸11によって枢動可能に接続される右下穴261が右連結金具26の一方の端に配置され、挿入穴262も右下穴261と並んで平行して右連結金具26に配置される。右連結金具26の動きを調節する際、挿入穴262は、上記の3つの停止穴252の1つに対応する。ラッチ263が挿入穴262内に取り付けられ、ラッチ263の一端は、使用者のニーズに応じて、対応する停止穴252内に取り付けられるか又は停止穴252から外される。
図2及び図4を参照すると、ソケット31がペダル30の底部に接続され、プーリセット32が、ソケット31の前部及び後部に枢動可能に接続される。各プーリセット32は、水平軸321と、ソケット31の2つの外側にそれぞれ配置されている2つのプーリ322とから成る。底部がソケット31の底部よりも低いプーリ322は、トラック溝20の内面と接触し、トラック溝20内部で円滑に転がる。
ペダル30にあるソケット31は、垂直に動き得る固定ロッド33によって取り付けられる。フランジヘッド331を有する固定ロッド33及び位置決め穴22は対応して適合する。この実施形態では、図2及び図6に示されるように、ソケット31には、固定ロッド33が貫通穴311内に取り付けられるように貫通穴311が配置される。両端がそれぞれフランジヘッド331及びソケット31の上面に当接している圧縮ばね等の弾性要素34が固定ロッド33の回りに配置される。底面351の一端に下方傾斜352を有する調節可能で可動の摺動子35が、貫通穴311に対応しながらペダル30に設置される。概して、弾性要素34はフランジヘッド331を上方へ動かすように押し続ける。図6に示されるように、フランジヘッド331の上部が摺動子35の下方傾斜352に接触すると、固定ロッド33の底部はトラック溝20の位置決め穴22から完全に外れる。下方傾斜352と反対にある、底面351の他方の端をフランジヘッド331の上面と接触させるように摺動子35を動かしながら、フランジヘッド331を押し下げる結果、固定ロッド33の底部が位置決め穴22内に取り付けられてペダル30はトラック溝20内で静止する。
上記の構造に従って、固定ロッド33が位置決め穴22内に取り付けられると、ペダルはトラック溝20の特定の位置に固定され、静止状態にある。次いで、ラッチ263の一方の端は停止穴252の1つの中に取り付けられて、左連結金具25と右連結金具26とを一連に接続する。それによって、2つのペダル30を片足ずつ交互に押して上下に動かすと、足が上方及び下方に同調してスイングして、使用者がこの運動器具でステッピングをして健康及び体力の増進のために身体を鍛えることができる。
ステッパのように機能するように本考案の運動器具を調節する場合、力の増減を提供する異なる分類レバー等の異なる運動モードを有するように、2つのペダル30間の高差はラッチ263の一端を異なる高さの停止穴252内に取り付けることによって変えられる。たとえば、図7を参照すると、ラッチ263の一端が最高位置の停止穴252内に取り付けられると、左連結金具25と右連結金具26との間にはより小さい角度が生じる。このような状況下で、ペダル30の固定ロッド33はそれぞれ、互いに最も近付いて2つのトラック溝20の内側の位置決め穴22内に取り付けられ、2つのペダル30間の距離は最短であり、ステップ同士の高差は最大である。これはペダルを押すのによりいっそうの労力を要する。ペダル30の固定ロッド33がそれぞれ、互いから最も離れて2つのトラック溝20の外側の位置決め穴22内に取り付けられると、2つのペダル30間の距離は増大し、ステップ同士の高差はわずかに減少する。このモードは上記のモードよりも省力である。
図7を参照すると、ラッチ263の一端を最低位置の停止穴252内に取り付けると、左連結金具25と右連結金具26との間に最大角が生じる。このような状況下で、ペダル30の固定ロッド33が2つのトラック溝20の内側又は外側(異なる位置)の位置決め穴22内に取り付けられる場合、2つのペダル30間の距離は変えられ且つ調節可能である。このため、この器具を上述したような異なる運動モードにシフトすることができる。
2つのペダル30間の高差は、ラッチ263を異なる位置の停止穴252内に取り付けることによって調節可能である。さらに、2つのペダル30間の距離も、ペダル30の固定ロッド33を異なる位置の位置決め穴22内に取り付けることによって変えることができる。
本考案の多機能運動器具がステッパになるように調節されると、一方のシリンダ40は左連結金具25の外側底部とベース10の下部軸12との間に配置され、他方のシリンダ40は右連結金具26の外側底部とベース10の下部軸12との間にあり、ペダル30を押す間に抵抗をもたらす。さらに、2つのシリンダ40をトラック溝20の底部の外面下で枢動可能に接続して、ペダル30を押す間に抵抗をもたらすこともできる。
図9及び図10を参照すると、本考案の多機能運動器具が、使用者が足を外側に押し出して戻す、別のモードにシフトしている。ラッチ263の一端が停止穴252から外れると、左連結金具25及び右連結金具26は互いから分離して独立して動く。さらに、固定ロッド33の底部はトラック溝20の位置決め穴22から外れるように調節されて、ペダル30がトラック溝20内の所定の経路に沿って自由に移動する。それによって、2つのトラック溝20が押し下げられて左連結金具25及び右連結金具26が最大に拡張されると、2つのトラック溝20は、水平面に平行になるか、又はトラック溝20の外側に対して内側から下方に傾斜する。このため、ペダル30は滑り落ちて傾斜したトラック溝20の最低位置に寄りかかる。この特徴により、2つのペダル30が内側に向かって移動し互いに近付く場合、ペダル30への負荷がなくなると、ペダル30は最低位置に自動的に摺動して戻る。したがって、使用者は足をより円滑にストレッチすることができる。
本考案の運動器具を足ストレッチモードに調節する場合、ソケット31とトラック溝20の停止部21との間の接触によって引き起こされる雑音及び振動を防止するように、弾性パッド312が、トラック溝20の停止部21に面してソケット31の一端に配置される。弾性パッド312は、互いに向き合う各停止部の内側に配置することもできる(図示されていない)。この実施形態では、弾性パッド312がソケット31の一端に固定される。弾性パッド312は、発泡プラスチック又は同様の機能を有する他の材料から作製される。
さらに、弾性部材13がベース10の両側それぞれに対称的に配置されており、トラック溝20の底部の外面に当接して用いられる。弾性部材13が各トラック溝20の底部の外面と接触する間に、弾性部材13は緩衝作用をもたらして雑音及び振動を低減する。
本考案が足ストレッチモードにシフトする場合、ペダルに抵抗を加えるための装置が本考案の運動機具に配置される。図10、図11及び図12に示されるように、少なくとも1セットの対称的な締結スロット28が、各トラック溝20の2つの短い側辺の外面に配置される。この実施形態では、各トラック溝20には、2セットの締結スロット28及び軸29が配置され、軸29が2つの隣接する締結スロット28の下に配置される。少なくとも1つの弾性バンド50(その個数は対称的な締結スロット28のセット数に対応する)が、トラック溝20の底部の外面に設置される。弾性バンド50の一方の端は、位置決めブロックに接続されてから、トラック溝20の一方の端にある軸29の表面に付着してこれに巻き付き、トラック溝20の他方の端にある別の位置決めブロック51に向かってこれに接続される。一方の端にある位置決めブロック51は、トラック溝20の対応する締結スロット28内に固定して取り付けられて、位置決め及び保持される。少なくとも1セットの対称的な固定スロット36がペダル30の両側に配置されている。対称的な固定スロット36のセット数は、トラック溝20にある対称的な締結スロット28のセット数と同じである。それによって図11に示されるように、2つのトラック溝20の外側にある位置決めブロック51は2つのペダル30の外側にある固定スロット36内に取り付けられて位置決めされるように移動する。それによって2つのペダル30が内側且つ互いに向かって移動すると、抵抗がもたらされる。同様に、2つのトラック溝20の内側にある位置決めブロック51を、2つのペダル30の内側にある固定スロット36内に取り付けて位置決めするように移動させることもできる。したがって、2つのペダルを外側に押し出すときに抵抗が生じる。
当業者であれば、さらなる利点及び変更を容易に思い付くであろう。したがって、より広い態様での本考案は、本明細書で図示及び説明する具体的な詳細及び代表的な装置に限定されない。したがって、添付の特許請求の範囲及びその均等物によって定められる包括的考案概念の精神又は範囲から逸脱せずに、さまざまな変更を加えることができる。
Claims (10)
- 多機能運動器具であって、
1つの上部軸及び2つの下部軸と共に配置されるベースと、
2つのトラック溝と、
該トラック溝のそれぞれの内部に取り付けられ、その内部で自由に摺動するペダルと、
を備え、該ペダルは垂直に動く固定ロッドと共に配置され、少なくとも位置決め穴が該トラック溝の底部の内面に配置されて、該固定ロッドは該位置決め穴内に取り付けられ;一方のトラック溝の底部の外面が左連結金具及び下連結金具に枢動可能に接続され、他方のトラック溝の底部の外面は右連結金具及び下連結金具に枢動可能に接続され;該左連結金具の他方の端及び該右連結金具の他方の端は、該上部軸に枢動可能に接続され;該2つの下連結金具のそれぞれの他方の端は、それに応じて該2つの下部軸のそれぞれに枢動可能に接続され;該左連結金具には少なくとも1つの停止穴が配置され、該右連結金具には該停止穴に適合するラッチが配置され;該固定ロッドを該位置決め穴内に、該ラッチを該停止穴内に調節して取り付けるときに、該2つのペダルが上下に同調して動かされ;該固定ロッド及び該ラッチそれぞれが該位置決め穴及び該停止穴から外れると、該ペダルは該トラック溝内を摺動しながら外側に押し出されて戻る、多機能運動器具。 - ソケットが該ペダルの底部に接続され、プーリセットが、該ソケットの前部及び後部に枢動可能に接続され;該ソケットの2つの外側にそれぞれ配置されている2つのプーリと該プーリの底部とを有する該プーリセットは、該トラック溝の内面と接触し、その内部で円滑に転がる、請求項1に記載の器具。
- 弾性パッドが該ソケットの前端及び後端に配置される、請求項2に記載の器具。
- 停止部が該トラック溝の2つの短い側辺のそれぞれに配置され、弾性パッドが、互いに向き合う各停止部の内側に配置される、請求項1に記載の器具。
- 該一方のトラック溝の底部の外面には、該左連結金具及び該下連結金具にそれぞれ枢動可能に接続される該上部軸及び該下部軸が配置され;該他方のトラック溝の底部にある外面には、該右連結金具及び該下連結金具にそれぞれ枢動可能に接続される該上部軸及び該下部軸の別のセットが配置される、請求項1に記載の器具。
- シリンダが該ベースの該下部軸と該左連結金具及び該右連結金具の外側端との間に配置される、請求項1に記載の器具。
- 該ラッチの一端が該停止穴から外れて、該左連結金具及び該右連結金具が押されて最大に拡張されると、該2つのトラック溝は水平面に平行になる、請求項1に記載の器具。
- 該ラッチの一端が該停止穴から外れて、該左連結金具及び該右連結金具が特定の位置まで押し出されると、該2つのトラック溝は互いに向き合う該トラック溝の内側端から該トラック溝の外側端に向かって傾斜する、請求項1に記載の器具。
- 弾性部材が、該ベースの両側それぞれの上部に配置され、該トラック溝の底部の外面に当接して用いられる、請求項1に記載の器具。
- 少なくとも1セットの対称的な締結スロットが各トラック溝に配置され、軸が該締結スロットの下に設置され;少なくとも1つの弾性バンドが該トラック溝の底部の外面に設置され;両端がそれぞれ位置決めブロックと接続される該弾性バンドは該軸に巻き付き、該位置決めブロックは対応する締結スロット内に固定して取り付けられ;少なくとも1セットの対称的な固定スロットが、移動する該ペダルに抵抗を加えるように、該ペダルの両側に配置され、対応する位置決めブロックを取り付けて位置決めするためのものである、請求項1に記載の器具。
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Cited By (1)
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KR20200041857A (ko) | 2017-08-17 | 2020-04-22 | 도레이 카부시키가이샤 | 폴리에스테르 코폴리머 및 그 제조 방법 |
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