JP3161164U - 足蒸れ軽減靴 - Google Patents
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Abstract
【課題】靴の内部が高温多湿になるのを軽減できる足蒸れ軽減靴を提供する。【解決手段】足蒸れ軽減靴10の本底12の上面12Aには換気路20が形成され、換気路20は爪先部換気路20A、第1サイド換気路20B,第2サイド換気路20Cから構成されている。爪先部換気路20Aには換気用弾性体22が設けられている。本底12の本底第1サイド部24と本底第2サイド部26にはハトメ挿入孔が貫通形成され、ハトメ挿入孔にはハトメ30が挿入されている。ハトメ30のハトメ穴には非透水性換気体が配設されている。また、非透水性換気体の外側にはメッシュ体40が設けられている。【選択図】図1
Description
本考案は、靴の内部の換気性を向上させることにより靴の内部で足が蒸れるのを軽減することができる足蒸れ軽減靴に関する。
靴を履くと靴の甲皮部内は密室状態になり足が熱をもって発汗するため、靴の甲皮部内が高温多湿状態になり足が蒸れてしまう。靴の甲皮部内で足が蒸れると不快な臭いが生じたり、水虫等の遠因となる。
そこで、靴を履いても靴の甲皮部内が高温多湿になるのを軽減するための靴が提案されている(特許文献1)。
この靴は本底と中底に貫通孔を複数形成すると共に本底と中底の間に非透水性の通気性部材を配設している。この非透水性の通気性部材は弾性樹脂体の両面に非透水性の通気膜を設けることにより形成されている。
しかし、前記靴は上述したように本底と中底の間に非透水性の通気性部材が挟まれた状態で配設されている。このため、靴を履く者の体重が作用したり経年変化等によって前記非透水性の通気性部材がへたって前記通気膜に小さな亀裂等が発生したりして、非透水性の通気性部材が劣化して雨水等が浸入する等して非透水性効果が著しく低下してしまうという不具合がある。
また、前記靴は本底と中底に貫通孔を形成して自然通気で甲皮部内の換気を行っているため、換気効果が十分でないという不具合がある。
そこで、靴を履いても靴の甲皮部内が高温多湿になるのを軽減するための靴が提案されている(特許文献1)。
この靴は本底と中底に貫通孔を複数形成すると共に本底と中底の間に非透水性の通気性部材を配設している。この非透水性の通気性部材は弾性樹脂体の両面に非透水性の通気膜を設けることにより形成されている。
しかし、前記靴は上述したように本底と中底の間に非透水性の通気性部材が挟まれた状態で配設されている。このため、靴を履く者の体重が作用したり経年変化等によって前記非透水性の通気性部材がへたって前記通気膜に小さな亀裂等が発生したりして、非透水性の通気性部材が劣化して雨水等が浸入する等して非透水性効果が著しく低下してしまうという不具合がある。
また、前記靴は本底と中底に貫通孔を形成して自然通気で甲皮部内の換気を行っているため、換気効果が十分でないという不具合がある。
本考案は、上記事実に鑑みなされたものであり、靴を長期間使用しても非透水性効果が低下するのを防止すると共に靴の内部の換気を効率よく行って靴の内部が高温多湿になるのを軽減できる足蒸れ軽減靴を提供するものである。
請求項1の考案は、本底と中底と甲皮部を備えてなる足蒸れ軽減靴であって、前記本底に形成された換気路と、この換気路に配設された換気用弾性体と、前記本底に貫通形成されると共に前記換気路と連通された換気用管体挿入孔と、この換気用管体挿入孔に挿入された換気用管体と、この換気用管体の穴を塞ぐように配設された非透水性換気体と、前記中底に形成された中底貫通孔と、を有してなることを特徴としている。
請求項2の考案は、本底と中底と甲皮部を備えてなる足蒸れ軽減靴であって、前記本底の爪先部から踵部にわたって連続形成されると共に爪先部換気路、第1サイド換気路、第2サイド換気路を備えた換気路と、前記爪先部換気路に配設された換気用弾性体と、前記本底の本底第1サイド部及び本底第2サイド部に貫通形成されると共に前記換気路と連通された換気用管体挿入孔と、この換気用管体挿入孔に挿入された換気用管体と、この換気用管体の穴を塞ぐように配設された非透水性換気体と、前記換気用管体の穴に配設されると共に前記非透水性換気体の外側に配設されるメッシュ体と、前記中底に形成された中底貫通孔と、を有してなることを特徴としている。
請求項3の考案は、本底と中底と甲皮部を備えてなる足蒸れ軽減靴であって、前記本底の爪先部から踵部にわたって連続形成されると共に爪先部換気路、第1サイド換気路、第2サイド換気路を備えた換気路と、前記爪先部換気路に配設された換気用弾性体と、前記本底の底部に貫通形成されると共に前記換気路と連通された換気用管体挿入孔と、この換気用管体挿入孔に挿入された換気用管体と、この換気用管体の穴を塞ぐように配設された非透水性換気体と、前記換気用管体の穴に配設されると共に前記非透水性換気体の外側に配設されるメッシュ体と、前記中底に形成された中底貫通孔と、を有してなることを特徴としている。
請求項4の考案は、本底と中底と甲皮部を備えてなる足蒸れ軽減靴であって、前記本底の爪先部から踵部にわたって連続形成されると共に爪先部換気路、第1サイド換気路、第2サイド換気路を備えた換気路と、前記爪先部換気路に配設された換気用弾性体と、前記本底の本底第1サイド部及び本底第2サイド部と前記本底の底部にそれぞれ貫通形成されると共に前記換気路と連通された換気用管体挿入孔と、この換気用管体挿入孔に挿入された換気用管体と、この換気用管体の穴を塞ぐように配設された非透水性換気体と、前記換気用管体の穴に配設されると共に前記非透水性換気体の外側に配設されるメッシュ体と、前記中底に形成された中底貫通孔と、を有してなることを特徴としている。
請求項5の考案は、前記非透水性換気体は不織布と、この不織布の表面に超撥水剤を塗布して形成したことを特徴としている。
請求項2の考案は、本底と中底と甲皮部を備えてなる足蒸れ軽減靴であって、前記本底の爪先部から踵部にわたって連続形成されると共に爪先部換気路、第1サイド換気路、第2サイド換気路を備えた換気路と、前記爪先部換気路に配設された換気用弾性体と、前記本底の本底第1サイド部及び本底第2サイド部に貫通形成されると共に前記換気路と連通された換気用管体挿入孔と、この換気用管体挿入孔に挿入された換気用管体と、この換気用管体の穴を塞ぐように配設された非透水性換気体と、前記換気用管体の穴に配設されると共に前記非透水性換気体の外側に配設されるメッシュ体と、前記中底に形成された中底貫通孔と、を有してなることを特徴としている。
請求項3の考案は、本底と中底と甲皮部を備えてなる足蒸れ軽減靴であって、前記本底の爪先部から踵部にわたって連続形成されると共に爪先部換気路、第1サイド換気路、第2サイド換気路を備えた換気路と、前記爪先部換気路に配設された換気用弾性体と、前記本底の底部に貫通形成されると共に前記換気路と連通された換気用管体挿入孔と、この換気用管体挿入孔に挿入された換気用管体と、この換気用管体の穴を塞ぐように配設された非透水性換気体と、前記換気用管体の穴に配設されると共に前記非透水性換気体の外側に配設されるメッシュ体と、前記中底に形成された中底貫通孔と、を有してなることを特徴としている。
請求項4の考案は、本底と中底と甲皮部を備えてなる足蒸れ軽減靴であって、前記本底の爪先部から踵部にわたって連続形成されると共に爪先部換気路、第1サイド換気路、第2サイド換気路を備えた換気路と、前記爪先部換気路に配設された換気用弾性体と、前記本底の本底第1サイド部及び本底第2サイド部と前記本底の底部にそれぞれ貫通形成されると共に前記換気路と連通された換気用管体挿入孔と、この換気用管体挿入孔に挿入された換気用管体と、この換気用管体の穴を塞ぐように配設された非透水性換気体と、前記換気用管体の穴に配設されると共に前記非透水性換気体の外側に配設されるメッシュ体と、前記中底に形成された中底貫通孔と、を有してなることを特徴としている。
請求項5の考案は、前記非透水性換気体は不織布と、この不織布の表面に超撥水剤を塗布して形成したことを特徴としている。
本考案の足蒸れ軽減靴は、換気路に換気用弾性体が配設されているのでこの換気用弾性体がポンプの役目を果たし靴の甲皮部内を効率よく換気できるという優れた効果を有する。
また、本考案の足蒸れ軽減靴は、非透水性換気体の性能を長期間にわたり保持できるので、長期間にわたって使用することができるという優れた効果を有する。
また、本考案の足蒸れ軽減靴は、非透水性換気体の性能を長期間にわたり保持できるので、長期間にわたって使用することができるという優れた効果を有する。
考案を実施するために最良の形態の例として以下のような実施例を示す。
図1〜図4には本考案に係る足蒸れ軽減靴の第1実施例が示されている。
図1に示されるように、実施例の足蒸れ軽減靴10は本底12と、本底12の上面12Aに載置される中底14と、中底14の上に設けられる中敷16と、甲皮部18とから構成されている。
図2に示されるように、前記本底12の上面12Aには換気路20が刻設されている。この換気路20は、本底12の爪先部12Bに形成された爪先部換気路20A、本底12の土踏まず部12Cから踵部12Dにわたって並んで形成された第1サイド換気路20B、第2サイド換気路20Cと、から構成されている。
前記爪先部換気路20Aには換気用弾性体22が設けられている。この換気用弾性体22は合成樹脂材で形成されたスポンジを一定の厚みを有するシート状に形成してカットしたものである。前記換気用弾性体22を爪先部換気路20Aに配設することにより足蒸れ軽減靴10を履いて歩いたり走ったりすると足の爪先部が換気用弾性体22を押圧したり押圧を解除するため、換気用弾性体22がポンプの役目を果たして効率よく換気できるようになっている。
図2及び図3に示されるように、前記本底12の本底第1サイド部24と本底第2サイド部26にはそれぞれ複数の換気用管体挿入孔としてのハトメ挿入孔28(図4参照)が間隔を設けて3個づつ貫通形成されている。このハトメ挿入孔28を設けることにより前記爪先部換気路20A、第1サイド換気路20B、前記第2サイド換気路20Cは外部と連通し、換気できるようになっている。
図4に示されるように、前記ハトメ挿入孔28には換気用管体としてのハトメ30が密着状態で挿入されている。なお、本底第1サイド部24及び本底第2サイド部26の内側面には座金32が設けられ、ハトメ30をハトメ挿入孔28に挿入しても外部から雨水等がハトメ挿入孔28を介して前記爪先部換気路20A、第1サイド換気路20B、第2サイド換気路20Cに浸入するのを防止している。
前記ハトメ30のハトメ穴34にはハトメ穴34を塞ぐように非透水性換気体36が配設されている。この非透水性換気体36は空気は通すが水は通さない部材である。この実施例では前記非透水性換気体36は不織布38と、この不織布38の表面に超撥水剤39を塗布することにより形成されている。
また、前記非透水性換気体36の外側には金属製のメッシュ体40が設けられている。従って、足蒸れ軽減靴10の外部からハトメ穴34を通過してゴミ等が浸入するのを防いで前記非透水性換気体36が損傷する等のダメージを受けないようになっている。
図1に示されるように、前記中底14の爪先部と踵部には中底貫通孔42が上下方向に向かって複数貫通形成され、前記中敷16の爪先部と踵部には中敷貫通孔44が上下方向に向かって複数貫通形成されている。
従って、足蒸れ軽減靴10の甲皮部18内はハトメ30、中底貫通孔42、中敷貫通孔44を介して外部と換気可能になっている。
図1に示されるように、実施例の足蒸れ軽減靴10は本底12と、本底12の上面12Aに載置される中底14と、中底14の上に設けられる中敷16と、甲皮部18とから構成されている。
図2に示されるように、前記本底12の上面12Aには換気路20が刻設されている。この換気路20は、本底12の爪先部12Bに形成された爪先部換気路20A、本底12の土踏まず部12Cから踵部12Dにわたって並んで形成された第1サイド換気路20B、第2サイド換気路20Cと、から構成されている。
前記爪先部換気路20Aには換気用弾性体22が設けられている。この換気用弾性体22は合成樹脂材で形成されたスポンジを一定の厚みを有するシート状に形成してカットしたものである。前記換気用弾性体22を爪先部換気路20Aに配設することにより足蒸れ軽減靴10を履いて歩いたり走ったりすると足の爪先部が換気用弾性体22を押圧したり押圧を解除するため、換気用弾性体22がポンプの役目を果たして効率よく換気できるようになっている。
図2及び図3に示されるように、前記本底12の本底第1サイド部24と本底第2サイド部26にはそれぞれ複数の換気用管体挿入孔としてのハトメ挿入孔28(図4参照)が間隔を設けて3個づつ貫通形成されている。このハトメ挿入孔28を設けることにより前記爪先部換気路20A、第1サイド換気路20B、前記第2サイド換気路20Cは外部と連通し、換気できるようになっている。
図4に示されるように、前記ハトメ挿入孔28には換気用管体としてのハトメ30が密着状態で挿入されている。なお、本底第1サイド部24及び本底第2サイド部26の内側面には座金32が設けられ、ハトメ30をハトメ挿入孔28に挿入しても外部から雨水等がハトメ挿入孔28を介して前記爪先部換気路20A、第1サイド換気路20B、第2サイド換気路20Cに浸入するのを防止している。
前記ハトメ30のハトメ穴34にはハトメ穴34を塞ぐように非透水性換気体36が配設されている。この非透水性換気体36は空気は通すが水は通さない部材である。この実施例では前記非透水性換気体36は不織布38と、この不織布38の表面に超撥水剤39を塗布することにより形成されている。
また、前記非透水性換気体36の外側には金属製のメッシュ体40が設けられている。従って、足蒸れ軽減靴10の外部からハトメ穴34を通過してゴミ等が浸入するのを防いで前記非透水性換気体36が損傷する等のダメージを受けないようになっている。
図1に示されるように、前記中底14の爪先部と踵部には中底貫通孔42が上下方向に向かって複数貫通形成され、前記中敷16の爪先部と踵部には中敷貫通孔44が上下方向に向かって複数貫通形成されている。
従って、足蒸れ軽減靴10の甲皮部18内はハトメ30、中底貫通孔42、中敷貫通孔44を介して外部と換気可能になっている。
次に、第1実施例の足蒸れ軽減靴10の作用について説明する。
足蒸れ軽減靴10を履くと甲皮部18内は密室状態になり足が熱をもって発汗するため、甲皮部18内が高温多湿状態になる。
この足蒸れ軽減靴10を履いて歩いたり走ったりする場合、本底12の底部12Eが路面に接地すると足の爪先部(図示せず)が換気用弾性体22を押圧するため第1サイド換気路20Bの空気は本底第1サイド部24に設けられたハトメ30を介し、第2サイド換気路20Cの空気は本底第2サイド部26に設けられたハトメ30を介し、それぞれ外部に排出される。
従って、甲皮部18内で発生した熱や湿気は中敷16の中敷貫通孔44、中底14の中底貫通孔42を介して爪先部換気路20A、第1サイド換気路20B、第2サイド換気路20C、ハトメ30を介して排出される。
また、本底12の底部12Eが路面から離れると足の爪先部が換気用弾性体22の押圧を解除するので換気用弾性体22は弾性復帰することにより外気は本底第1サイド部24に設けられたハトメ30を介して第1サイド換気路20Bに流入し、本底第2サイド部26に設けられたハトメ30を介して第2サイド換気路20Cに流入する。
そして、爪先部換気路20A、第1サイド換気路20B、第2サイド換気路20Cに流入した外気は中底14の中底貫通孔42、中敷16の中敷貫通孔44を介して甲皮部18内に流入する。
従って、足蒸れ軽減靴10を履いて歩いたり走ったりすることにより上記動作が繰り返されると前記換気用弾性体22はポンプの役目を果たして甲皮部18内は効率よく換気される。
この結果、足蒸れ軽減靴10の甲皮部18内が高温多湿状態になるのを軽減することができるので、本考案の足蒸れ軽減靴10は不快な臭いが発生するのを抑えることができると共に水虫の遠因を抑えることができる。
また、足蒸れ軽減靴10の非透水性換気体36はハトメ30内に配設されると共に本底第1サイド部24と本底第2サイド部26に設けられているので、足蒸れ軽減靴10を履く者の体重がほとんどかからないので非透水性換気体36の劣化を抑えられ非透水性換気効果を長期にわたって維持することができる。さらに、前記非透水性換気体36の外側にはメッシュ体40を設けたので外部からハトメ穴34にゴミ等が浸入するのを防止できるので、前記非透水性換気体36は非透水性換気性能を維持した状態で長期間にわたり使用することができる。
足蒸れ軽減靴10を履くと甲皮部18内は密室状態になり足が熱をもって発汗するため、甲皮部18内が高温多湿状態になる。
この足蒸れ軽減靴10を履いて歩いたり走ったりする場合、本底12の底部12Eが路面に接地すると足の爪先部(図示せず)が換気用弾性体22を押圧するため第1サイド換気路20Bの空気は本底第1サイド部24に設けられたハトメ30を介し、第2サイド換気路20Cの空気は本底第2サイド部26に設けられたハトメ30を介し、それぞれ外部に排出される。
従って、甲皮部18内で発生した熱や湿気は中敷16の中敷貫通孔44、中底14の中底貫通孔42を介して爪先部換気路20A、第1サイド換気路20B、第2サイド換気路20C、ハトメ30を介して排出される。
また、本底12の底部12Eが路面から離れると足の爪先部が換気用弾性体22の押圧を解除するので換気用弾性体22は弾性復帰することにより外気は本底第1サイド部24に設けられたハトメ30を介して第1サイド換気路20Bに流入し、本底第2サイド部26に設けられたハトメ30を介して第2サイド換気路20Cに流入する。
そして、爪先部換気路20A、第1サイド換気路20B、第2サイド換気路20Cに流入した外気は中底14の中底貫通孔42、中敷16の中敷貫通孔44を介して甲皮部18内に流入する。
従って、足蒸れ軽減靴10を履いて歩いたり走ったりすることにより上記動作が繰り返されると前記換気用弾性体22はポンプの役目を果たして甲皮部18内は効率よく換気される。
この結果、足蒸れ軽減靴10の甲皮部18内が高温多湿状態になるのを軽減することができるので、本考案の足蒸れ軽減靴10は不快な臭いが発生するのを抑えることができると共に水虫の遠因を抑えることができる。
また、足蒸れ軽減靴10の非透水性換気体36はハトメ30内に配設されると共に本底第1サイド部24と本底第2サイド部26に設けられているので、足蒸れ軽減靴10を履く者の体重がほとんどかからないので非透水性換気体36の劣化を抑えられ非透水性換気効果を長期にわたって維持することができる。さらに、前記非透水性換気体36の外側にはメッシュ体40を設けたので外部からハトメ穴34にゴミ等が浸入するのを防止できるので、前記非透水性換気体36は非透水性換気性能を維持した状態で長期間にわたり使用することができる。
図5には本考案に係る足蒸れ軽減靴の第2実施例が示されている。なお、第1実施例の足蒸れ軽減靴10と同一の構成は同一の符号を用いてその説明は省略する。
図5に示されるように、本考案の足蒸れ軽減靴50の本底12の底部12Eの第1サイド換気路20B、第2サイド換気路20Cに対応する部分には複数のハトメ挿入孔28が間隔を設けて貫通形成されている。これらハトメ挿入孔28にはハトメ30が挿入されている。
従って、第2実施例の足蒸れ軽減靴50においては本底12の底部12Eのハトメ30を介して換気されるようになっている。
なお、他の作用、効果は第1実施例の足蒸れ軽減靴10と同一であるので、その説明は省略する。
図5に示されるように、本考案の足蒸れ軽減靴50の本底12の底部12Eの第1サイド換気路20B、第2サイド換気路20Cに対応する部分には複数のハトメ挿入孔28が間隔を設けて貫通形成されている。これらハトメ挿入孔28にはハトメ30が挿入されている。
従って、第2実施例の足蒸れ軽減靴50においては本底12の底部12Eのハトメ30を介して換気されるようになっている。
なお、他の作用、効果は第1実施例の足蒸れ軽減靴10と同一であるので、その説明は省略する。
図6には本考案に係る足蒸れ軽減靴の第3実施例が示されている。なお、第1実施例の足蒸れ軽減靴10と同一の構成は同一の符号を用いてその説明は省略する。
図6に示されるように、第3実施例の足蒸れ軽減靴60は本底12の本底第1サイド部24、本底第2サイド部26及び本底12の底部12Eの第1サイド換気路20B、第2サイド換気路20Cに対応する部分にハトメ挿入孔28を貫通形成されている。これらハトメ挿入孔28にハトメ30が挿入されている。
従って、足蒸れ軽減靴60は本底第1サイド部24、本底第2サイド部26及び本底12の底部12Eのハトメ30を介して換気されるので換気量を多くすることができるようになっている。
なお、他の作用、効果は第1実施例の足蒸れ軽減靴10と同一であるので、その説明は省略する。
図6に示されるように、第3実施例の足蒸れ軽減靴60は本底12の本底第1サイド部24、本底第2サイド部26及び本底12の底部12Eの第1サイド換気路20B、第2サイド換気路20Cに対応する部分にハトメ挿入孔28を貫通形成されている。これらハトメ挿入孔28にハトメ30が挿入されている。
従って、足蒸れ軽減靴60は本底第1サイド部24、本底第2サイド部26及び本底12の底部12Eのハトメ30を介して換気されるので換気量を多くすることができるようになっている。
なお、他の作用、効果は第1実施例の足蒸れ軽減靴10と同一であるので、その説明は省略する。
なお、実施例で示したで換気用弾性体22はスポンジで製造したものを示したが、換気用弾性体22は弾性復帰する性質を有する材料(例えばシリコン、エラストマー、弾性ゴムや他の合成樹脂材等)であればスポンジに限定されないことは勿論である。
また、実施例の非透水性換気体36は不織布38の表面に超撥水剤39を塗布して形成したものを示したが、非透水性換気体36は空気は通すが水は通さない部材であれば実施例の非透水性換気体36に限定されるものでないことは勿論である。
なお、実施例では中敷16を設けた足蒸れ軽減靴10を示したが、中敷16は必ずしも設けなくてもよいことは勿論である。
また、実施例では側面視円形状のハトメ30を使用したが、ハトメ30の形状は円形状に限定されるものでなく、楕円形状、長円形状、矩形形状等でもよいことは勿論である。
また、実施例の非透水性換気体36は不織布38の表面に超撥水剤39を塗布して形成したものを示したが、非透水性換気体36は空気は通すが水は通さない部材であれば実施例の非透水性換気体36に限定されるものでないことは勿論である。
なお、実施例では中敷16を設けた足蒸れ軽減靴10を示したが、中敷16は必ずしも設けなくてもよいことは勿論である。
また、実施例では側面視円形状のハトメ30を使用したが、ハトメ30の形状は円形状に限定されるものでなく、楕円形状、長円形状、矩形形状等でもよいことは勿論である。
本考案の足蒸れ軽減靴は、婦人靴、紳士靴、子供靴等の一般靴の他に運動靴、長靴等のあらゆる靴に使用することができる。
10 足蒸れ軽減靴
12 本底
12E 底部
14 中底
16 中敷
18 甲皮部
20 換気路
20A 爪先部換気路
20B 第1サイド換気路
20C 第2サイド換気路
22 換気用弾性体
24 本底第1サイド部
26 本底第2サイド部
28 ハトメ挿入孔
30 ハトメ
32 座金
34 ハトメ穴
36 非透水性換気体
38 不織布
39 超撥水剤
40 メッシュ体
42 中底貫通孔
44 中敷貫通孔
12 本底
12E 底部
14 中底
16 中敷
18 甲皮部
20 換気路
20A 爪先部換気路
20B 第1サイド換気路
20C 第2サイド換気路
22 換気用弾性体
24 本底第1サイド部
26 本底第2サイド部
28 ハトメ挿入孔
30 ハトメ
32 座金
34 ハトメ穴
36 非透水性換気体
38 不織布
39 超撥水剤
40 メッシュ体
42 中底貫通孔
44 中敷貫通孔
Claims (5)
- 本底と中底と甲皮部を備えてなる足蒸れ軽減靴であって、前記本底に形成された換気路と、この換気路に配設された換気用弾性体と、前記本底に貫通形成されると共に前記換気路と連通された換気用管体挿入孔と、この換気用管体挿入孔に挿入された換気用管体と、この換気用管体の穴を塞ぐように配設された非透水性換気体と、前記中底に形成された中底貫通孔と、を有してなることを特徴とする足蒸れ軽減靴。
- 本底と中底と甲皮部を備えてなる足蒸れ軽減靴であって、前記本底の爪先部から踵部にわたって連続形成されると共に爪先部換気路、第1サイド換気路、第2サイド換気路を備えた換気路と、前記爪先部換気路に配設された換気用弾性体と、前記本底の本底第1サイド部及び本底第2サイド部に貫通形成されると共に前記換気路と連通された換気用管体挿入孔と、この換気用管体挿入孔に挿入された換気用管体と、この換気用管体の穴を塞ぐように配設された非透水性換気体と、前記換気用管体の穴に配設されると共に前記非透水性換気体の外側に配設されるメッシュ体と、前記中底に形成された中底貫通孔と、を有してなることを特徴とする足蒸れ軽減靴。
- 本底と中底と甲皮部を備えてなる足蒸れ軽減靴であって、前記本底の爪先部から踵部にわたって連続形成されると共に爪先部換気路、第1サイド換気路、第2サイド換気路を備えた換気路と、前記爪先部換気路に配設された換気用弾性体と、前記本底の底部に貫通形成されると共に前記換気路と連通された換気用管体挿入孔と、この換気用管体挿入孔に挿入された換気用管体と、この換気用管体の穴を塞ぐように配設された非透水性換気体と、前記換気用管体の穴に配設されると共に前記非透水性換気体の外側に配設されるメッシュ体と、前記中底に形成された中底貫通孔と、を有してなることを特徴とする足蒸れ軽減靴。
- 本底と中底と甲皮部を備えてなる足蒸れ軽減靴であって、前記本底の爪先部から踵部にわたって連続形成されると共に爪先部換気路、第1サイド換気路、第2サイド換気路を備えた換気路と、前記爪先部換気路に配設された換気用弾性体と、前記本底の本底第1サイド部及び本底第2サイド部と前記本底の底部にそれぞれ貫通形成されると共に前記換気路と連通された換気用管体挿入孔と、この換気用管体挿入孔に挿入された換気用管体と、この換気用管体の穴を塞ぐように配設された非透水性換気体と、前記換気用管体の穴に配設されると共に前記非透水性換気体の外側に配設されるメッシュ体と、前記中底に形成された中底貫通孔と、を有してなることを特徴とする足蒸れ軽減靴。
- 前記非透水性換気体は不織布と、この不織布の表面に超撥水剤を塗布して形成したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の足蒸れ軽減靴。
Priority Applications (1)
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