JP3161053U - ガーゼ製ワイシャツ - Google Patents

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【課題】蒸し暑い梅雨や猛暑の夏日でも快適に着用できるワイシャツを提供する。【解決手段】ワイシャツの本体1をガーゼ布で単衣縫製すると共に、襟部5とヨーク部4と前立て部6と袖口部9をガーゼまたは現用シャツ布あるいはこれらの布を重合縫製したガーゼ製のワイシャツである。本ワイシャツは、綿糸で目粗く織った薄手の柔らかい平織りのガーゼ布で縫製されているため、汗を吸着しまた通気性がよく速乾性も有する特性から蒸し暑い梅雨や猛暑の夏日でも快適に着用できる特長がある。【選択図】図1

Description

本考案は、蒸し暑い梅雨時また猛暑の夏日を涼しく快適に過ごせるガーゼ製のワイシャツを提供するものである。
ワイシャツは、カッターシャツあるいはドレスシャツとも呼ばれ、主に男性の背広服の下着として上半身に着用される一種の前開きシャツである。特にワイシャツは、蒸し暑い時期や猛暑が続く暑い日の公式行事や冠婚葬祭時でも基本的にネクタイを締める事を前提に着用されるもので、正装な服装とは言え体温が上昇し流れる汗で周囲の人に不快感を強く感じさせる事もあった。近年、人は暑い夏を涼しく快適に過ごせる時代を強く求める様になり、半袖シャツが多く着用されている。しかしながら、半袖シャツは、抗菌防臭加工や形状安定加工の際に樹脂が繊維間の目地を詰らせるため、通気性が悪い。さらに半袖シャツの上に背広を着込んだ場合は、暑過ぎて、不快感を一層感じる問題があった。この様な問題から、通気性を考慮した多くの種類のワイシャツが開発されている。例えば特許第2715923号公報の「肩部と腕の脇側部さらに必要によっては胴の脇側部を複数のテープ状物が互いにずれ部分的に重なり合って形成される開口部を設ける重畳構造に作製する事により、体から発し上昇し肩部や腕の脇側さらには脇腹にこもる熱気を開口部から効率的に放出し、清涼感を付与したワイシャツ」、また特開平11−124701号公報の「ワイシャツ本体のヨークした部分と袖口のカフス部分を除いた袖部をメッシュ生地で作製する事により、上衣を着ても夏を快適に過ごせるワイシャツ」なども開発されている。
特許第2715923号公報 特開平11−124701号公報
しかしながら、上記の様に夏を快適に過ごせる各種のワイシャツが開発されているが、半袖シャツは、腕の汗が上衣に滲み込んで該上衣から悪臭を放つ問題があった。熱を放出させ易い位置に開口部を設けたワイシャツは、熱の放出程度に問題があった。またワイシャツ本体の大部分にメッシュ生地を使用したワイシャツは、外部から肌着が透けて見える問題があった。
本考案者は、上記した様に夏日に着用されるワイシャツの諸問題を解消する事を目的に縫製方法や使用する生地について種々検討した結果、ワイシャツの生地にガーゼ布を使用する事によって夏に着用されるワイシャツの問題点が解消される事を知見した。
本考案はこの知見に基づいて構成したもので、その要旨は、ワイシャツの本体をガーゼ布で単衣縫製すると共に、襟部とヨーク部と前立て部と袖口部をさらにガーゼ布でまたは現用シャツ布であるいはこれらの布を組合わせて重合縫製したガーゼ製のワイシャツである。
本考案のワイシャツは、綿糸で目粗く織った薄手の柔らかい平織りのガーゼ布で縫製されているため、汗を吸着しまた通気性がよく速乾性も有する特性から蒸し暑い梅雨や猛暑の夏日でも快適に着用できる特長がある。
以下、本考案のガーゼ製ワイシャツについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本考案の一実施例を正面図で示す。図1において、1は、ワイシャツの本体を示す。ワイシャツ本体1は後身頃(図示せず)に左右の前見頃部2と両袖部3とヨーク部4さらに襟部5と前立て部6らを一体的に縫い合わせ、さらに前身頃部2の前立て部6に前ボタン7とポケット8を取り付けて着用される前開きデザインのワイシャツに縫製したもので、必要によっては袖口9にカフス部10を付けてもよい。すなわち、本考案におけるワイシャツ本体1のデザインは、特に限定するものでない。さらに本考案は、ワイシャツ本体1はガーゼ布で単衣縫製すると共に、襟部5とヨーク部4と前立て部6と袖口部9らは着用中の型崩れを防止するため単衣ガーゼの重ね折りで縫製してもよくまた麻布や綿布やポリエステルとの混紡繊維など現在ワイシャツに使用される生地すなわち現用シャツ布で縫製してもよくあるいはこれらの布を任意に重合わせて厚目に縫製してもよい。
ガーゼ布は綿糸を目粗く織った吸湿性に優れた粗製織物で、乳児の肌着やハンカチーフやタオルなどの衣料用にまた傷口手当用の医療用などに多く使用されている。本考案はガーゼ布の吸湿性や通気性など特性を利用したもので、縫製されたワイシャツは肌触りがよく通気性もよいため汗をかき易い夏の衣服として最適である。
上記の様にガーゼで縫製された本考案のワイシャツは通気性がよくまた吸湿性もよいため蒸し暑い梅雨や猛暑の夏日でも快適に過ごす事ができる。また特に通気性がよいため、汗を吸湿したワイシャツは速乾性にも優れているため周囲に汗の悪臭を漂わす事もない。さらに洗濯しても直ちに乾燥し早い時期に着用できるなどの利点から、今後多くのサラリーマンに着用されるものと思われる。
本考案ワイシャツの一実施例を示した正面図である。
1 ワイシャツの本体
2 前身頃部
3 袖部
4 ヨーク部
5 襟部
6 前立て部
7 前ボタン
8 ポケット
9 袖口部
10 カフス部

Claims (1)

  1. ワイシャツの本体1をガーゼ布で単衣縫製すると共に、襟部5とヨーク部4と前立て部6と袖口部9をさらにガーゼ布でまたは現用シャツ布であるいはこれらの布を組合わせて重合縫製した事を特徴とするガーゼ製ワイシャツ。
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