JP3161021U - タオル - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、抗菌防臭加工層を、生地を構成する繊維の表面に積層することで、抗菌効果や消臭効果、アンチエイジング効果、美肌効果、美髪効果、健康維持効果を高めるタオルを提供することを目的とする。【解決手段】本考案のタオルは、抗菌防臭剤と白金をナノサイズの微小粒子にした白金ナノコロイドの水溶液との混合液に浸し、乾燥させることで、生地を構成する繊維2の表面に抗菌防臭加工層1を積層させたことを特徴とするものである。【選択図】 図1

Description

本考案は、タオルに関する。
従来、例えば、ハンドタオル、フェイスタオル、ボディタオル、バスタオル、スポーツタオル、ビーチタオル等のタオルは、使用時に人の肌に密着するものであることから、抗菌性や消臭性等が求められている。
このような要求に鑑み、例えば特許文献1では、パイル糸、経地糸及び緯地糸又はパイル糸、締糸、経地糸及び緯地糸からなるタオルであって、パイル糸、締糸、経地糸又は緯地糸の少なくとも1つが、抗菌性ゼオライトを練り込んだ繊維からなる糸条、又は、抗菌性ゼオライトを練り込んだ繊維を混綿あるいは撚合させてなる糸条である抗菌性タオルが開示されている。
実公平6−49278号公報
しかしながら、前述した先行技術は、抗菌効果に着目したもので、消臭効果やアンチエイジング効果、美肌効果、美髪効果、疲労回復効果、健康維持効果には着目されていない。
今日では、白金をナノサイズの微小粒子にした所謂「白金ナノコロイド」が、これら全ての効果を高めるものとして注目されているが、白金ナノコロイドを利用したタオルは実現されていないのが実状である。
そこで、本考案は、上述の技術的な課題に鑑みて、抗菌防臭加工層を、生地を構成する繊維の表面に積層させることで、抗菌効果や消臭効果、アンチエイジング効果、美肌効果、美髪効果を高めるタオルを提供することを目的とする。
上述技術的な課題を解決するため、本考案の第1の態様に係るタオルは、抗菌防臭剤と白金粒子が分散した白金ナノコロイドの水溶液との混合液に浸し、乾燥させることで、生地を構成する繊維の表面に抗菌防臭加工層を積層させたことを特徴とする。
本考案の第2の態様に係るタオルは、少なくとも一部の領域に、抗菌防臭剤と白金粒子が分散した白金ナノコロイドの水溶液との混合液を噴霧し、乾燥させることで、該一部の領域に係る生地を構成する繊維の表面に抗菌防臭加工層を積層させたことを特徴とする。
本考案の第3の態様に係るタオルは、抗菌防臭剤と白金粒子が分散した白金ナノコロイドの水溶液との混合液に浸し、乾燥させることで、生地を構成する繊維の表面に抗菌防臭加工層を積層させた後、更に一部の領域に、上記抗菌防臭剤と上記白金粒子が分散した上記白金ナノコロイドの水溶液との混合液を噴霧し、乾燥させることで、該一部の領域に係る生地を構成する繊維の表面に上記抗菌防臭加工層を更に積層させたことを特徴とする。
ここで、上記一部の領域とは、使用時に人の体、髪、顔及び肌が当接する領域であってよい。
上記抗菌防臭加工層には、上記白金ナノコロイドの上記白金粒子が含まれてよい。
本考案に係るタオルによれば、抗菌防臭加工層を、生地を構成する繊維の表面に積層させることで、抗菌効果や消臭効果、アンチエイジング効果、美肌効果、美髪効果を高めることが可能となる。
(a)及び(b)は本考案の実施形態に係るタオルの生地を構成する繊維に抗菌防臭加工層を積層した様子を示す概念図である。 本考案の一実施形態に係るタオルの構成図である。
以下、本考案のタオルに係る好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。本考案のタオルは、以下の記述に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において、適宜変更可能である。
尚、本願において「タオル」とは、例えばハンドタオル、フェイスタオル、ボディタオル、バスタオル、スポーツタオル、ビーチタオル等を概念上含むものとする。
先ず、図1を参照して、本実施形態の基本概念を説明する。
図1(a)、(b)は、タオルの生地を構成する繊維に抗菌防臭加工層を積層させた様子を示している。これらの図に示されるように、タオルの生地を構成する繊維2には、抗菌防臭加工層1が積層されている。より具体的には、下着を抗菌防臭剤と白金ナノコロイドの水溶液との混合液に浸した後、乾燥させることで、該タオルの生地を構成する繊維の表面に抗菌防臭加工層1を積層することになる。或いは、タオルに霧吹き等で抗菌防臭剤と白金ナノコロイドの水溶液との混合液を噴霧し、乾燥させることで、該タオルの生地を構成する繊維の表面に抗菌防臭加工層1を積層することになる。抗菌防臭加工層1は、抗菌防臭剤と白金ナノコロイドからなる。
ここで、「白金ナノコロイド」とは、白金をナノサイズの微小粒子にした白金粒子が均一に分散した状態のものである。なお、図1(b)においては説明の便宜上、白金ナノコロイドの白金粒子3を実際よりも大きくして図示している。白金ナノコロイドの白金粒子3の平均粒径は、例えば1〜10nmとなっている。この場合、白金ナノコロイドの水溶液とは、平均粒径が1〜10nmの白金粒子が均一に分散された白金ナノコロイドの水溶液である。但し、これに限定されないことは勿論である。
白金ナノコロイドは、白金の触媒作用によって皮膚表面等の活性酸素を除去する抗酸化作用を有している。特に、十数種類ある活性酸素のほぼ全ての活性酸素を除去する効果が認められている。さらに、白金ナノコロイドは触媒として作用するために、持続的に抗酸化作用を発揮することができる。これにより、アンチエイジング、美肌、美髪効果が奏される。さらに、消臭効果、抗菌効果も奏される。白金ナノコロイドの中には、社団法人繊維評価技術評議会が定める「防奥抗菌加工/制菌加工繊維製品」のSEKマークの特定赤マークを取得したものもある。また、白金自体は食品添加物として厚生労働省より認可が下りているものであるのである。従って、安全性は十分である。
以下、本考案の一実施形態について説明する。
図2は本考案の一実施形態に係るタオルの構成図である。
図2に示されるように、タオル10の生地を構成する繊維の表面には抗菌防臭加工層が積層されている。即ち、より具体的には、タオル10を抗菌防臭剤と白金ナノコロイドの水溶液との混合液に浸した後、乾燥させることで、該タオル10の生地を構成する繊維の表面に抗菌防臭加工層を積層させている。タオル10の所定領域にのみ、霧吹きで抗菌防臭剤と白金ナノコロイドの水溶液との混合液を噴霧して、乾燥させることで、該所定領域にのみ抗菌防臭加工層を積層させるようにしてもよい。
また、タオル10を抗菌防臭剤と白金粒子が分散した白金ナノコロイドの水溶液との混合液に浸し、乾燥させることで、生地を構成する繊維の表面に抗菌防臭加工層を積層させた後、更にタオル10の生地の所定領域に抗菌防臭剤と白金ナノコロイドの水溶液との混合液を噴霧し、乾燥させることで、該所定領域に係る生地を構成する繊維の表面に抗菌防臭加工層を更に積層させてもよい。
従って、本実施形態によれば、使用している最中に、白金ナノコロイドの抗酸化作用により、人の皮膚表面等の活性酸素が除去され、アンチエイジング、美肌効果、美髪効果が奏される。さらに、消臭効果、抗菌効果も奏される。
以上説明したように、本考案の実施形態によれば、繊維で構成された生地を加工したタオルであって、抗菌防臭剤とナノサイズ(例えば、平均粒径が1〜10nm)の白金粒子が分散した白金ナノコロイドの水溶液との混合液に浸し、乾燥させることで、生地を構成する繊維の表面に上記白金ナノコロイドの上記白金粒子を定着させたことを特徴とするタオルが提供される。
更に、繊維で構成された生地を加工したタオルであって、少なくとも一部の領域に、抗菌防臭剤とナノサイズ(例えば、平均粒径が1〜10nm)の白金粒子が分散した白金ナノコロイドの水溶液との混合液を噴霧し、乾燥させることで、該一部の領域に係る生地を構成する繊維の表面に上記白金ナノコロイドの上記白金粒子を定着させたことを特徴とするタオルが提供される。
さらに、表裏2面を有するタオルにおいて、一方の面に、抗菌防臭剤とナノサイズ(例えば、平均粒径が1〜10nm)の白金粒子が分散した白金ナノコロイドの水溶液との混合液を噴霧し、乾燥させることで、生地を構成する繊維の上記一方の面の表面に上記白金ナノコロイドの上記白金粒子を定着させたことを特徴とするタオルが提供される。
さらに、繊維で構成された生地を加工したタオルであって、抗菌防臭剤とナノサイズ(例えば、平均粒径が1〜10nm)の白金粒子が分散した白金ナノコロイドの水溶液との混合液に浸し、乾燥させることで、生地を構成する繊維の表面に上記白金ナノコロイドの上記白金粒子を定着させた後、更に一部の領域に、抗菌防臭剤とナノサイズ(例えば、平均粒径が1〜10nm)の白金粒子が分散した白金ナノコロイドの水溶液との混合液を噴霧し、乾燥させることで、該一部の領域に係る生地を構成する繊維の表面に上記白金ナノコロイドの上記白金粒子を更に定着させたことを特徴とするタオルが提供される。
なお、上記一部の領域とは、使用時に人の体、髪、顔及び肌が当接する領域であってよい。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは勿論である。
1 抗菌防臭加工層
2 繊維
3 白金粒子
10 タオル

Claims (5)

  1. 抗菌防臭剤と白金粒子が分散した白金ナノコロイドの水溶液との混合液に浸し、乾燥させることで、生地を構成する繊維の表面に抗菌防臭加工層を積層させたことを特徴とするタオル。
  2. 少なくとも一部の領域に、抗菌防臭剤と白金粒子が分散した白金ナノコロイドの水溶液との混合液を噴霧し、乾燥させることで、該一部の領域に係る生地を構成する繊維の表面に抗菌防臭加工層を積層させたことを特徴とするタオル。
  3. 抗菌防臭剤と白金粒子が分散した白金ナノコロイドの水溶液との混合液に浸し、乾燥させることで、生地を構成する繊維の表面に抗菌防臭加工層を積層させた後、
    更に一部の領域に、上記抗菌防臭剤と上記白金粒子が分散した上記白金ナノコロイドの水溶液との混合液を噴霧し、乾燥させることで、該一部の領域に係る生地を構成する繊維の表面に上記抗菌防臭加工層を更に積層させたことを特徴とするタオル。
  4. 上記一部の領域とは、使用時に人の体、髪、顔及び肌が当接する領域であることを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載のタオル。
  5. 上記抗菌防臭加工層には、上記白金ナノコロイドの上記白金粒子が含まれていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のタオル。
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