JP3160860U - 洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャビテーション効果を利用した金型洗浄用の反転洗浄機において、短時間で洗浄できる洗浄器を提供する。【解決手段】洗浄対象物が収容される流体収容空間Y6を中にして流体収容空開Y4,Y5側とY7,Y8側に形成される閉回路のそれぞれの末端に存在する流体押しのけ要素1gが引き起こす押し引き動作によりY6の中で頻繁にキャビテーションやウォーターハンマーが起こり、付着物が剥がれる。【選択図】図1

Description

本考案は配管の内壁に付着した汚れを洗浄する装置に関するものである。
ここでは技術分野を代表する例として容器内壁や配管内壁に付着堆積した汚れの洗浄装置に関して述べる。例えば鋳造業や射出成型機に用いる金型には冷却水を通水する配管が廻らされているがその内壁にシリカ、カルシウム、鉄錆びなどが宿命的に付着し堆積するうらみがある。堆積物は管内径を狭め通水量不足をもたらし、また正常な熱伝達を阻害し熱交換効率を著しく減少させる。その放置は例えば射出成型に於いてプラスチック製品の不良品発生につながる。そこで効果的な管内洗浄が求められる。しかし管内堆積物の除去には困難が伴う。その理由は金型が容易に分解できる構造ではなくまたその冷却水通水配管が細いのみならず長く曲がりくねっているせいである。ブラシ状のものが挿入しにくいので物理的な接触による清掃が困難で、また管壁にノズルから高圧で洗浄液を噴射させる方法も困難である。そこで化学薬品を通水して堆積物との化学反応を起して剥離を促す洗浄方法に依存する場合が多くなる。しかし化学薬品は洗浄の都度消費されるランニングコストを伴うものであるのみならず使用後にPH調整の手間や産業廃棄物としての処理コストを強いられるものでもある。そこで基本的に水だけで強力に洗浄できる洗浄方法や装置が求められており、可能な限り水だけで洗浄し、それでも困難なケースに限り化学薬品を用いた洗浄にも用いることができることが理想的であると結論づけられる。
ここで水だけで洗浄できるとされる従来の配管洗浄機について述べる。当該装置は反転洗浄方式であり接液部は金属製である。30秒ほどの往きの流れで水を間欠的に圧縮空気と合流させて配管内壁に送り込む工程と、同様に30秒ほどのポンプの自吸力を伴う戻しの流れの工程を交互に繰り返す装置である。流れが反転する際にキャビテーションを発生させ付着物の剥離を誘発しようとする考え方である。大雑把に言えば電動ポンプと4ウェイバルブをタイマーで切替える装置である。当該装置の課題は以下の通りである。
第1の課題は金型冷却水配管の洗浄目的に用いられるとき、反転から次の反転までの30秒という反転時間が長いことである。その結果満足できる洗浄結果が得られるまでに時間が掛かり過ぎることである。
第2の課題は反転洗浄機が金属製であるため、特に酸などの洗浄流体に対応できない点である。酸を含む洗浄液は多用されておりプラスチックの機種の開発が急務である。
課題[0003]を解決する手段について述べる。
[図 3]に示すようにダブルアクションポンプから逆流防止弁体(1a)を取り除きスプリットマニホールド(1b)を取り付け2系統の貫通する流体収容空間を形成した部分から構成される往復アクチュエーター(1c)を作る。
[図 4]に示すように1系統の一方の口に流体入口側シャットオフバルブ(1h)を取り付けて流体収容空間(Y4)を、また他系統の一方の口に流体出口側シャットオフバルブ(1j)ないしは[図 6]に示すように流体出口側圧力リリーフバルブ(1k)を取り付けて流体収容空間(Y8)を形成する。
[図 5]に示すように何れのバルブとも接続関係を持たない口は流体収容空間(Y5)(Y7)を持つホースやパイプにより洗浄対象物(1i)の流体収容空間(Y6)の流体出入口と接続する。
流体収容空間(Y4+Y5+Y6+Y7+Y8)に洗浄流体を満たした後にバルブ(1h)(1jまたは1k)を閉じることで閉回路となる。
ここで往復アクチュエーター(1c)を動作させると、流体収容空開(Y4)を出発地点とする洗浄流体は洗浄対象物(1i)の流体収容空間(Y6)を経て流体収容空間(Y8)に達し、次に(Y8)を出発地点とする流体は(Y6)を経て空間(Y4)に達する。これが繰り返されることで流体収容空間(Y6)内壁を頻繁に行き来し、そこで発生するウォーターハンマーやキャビテーションにより付着物が剥がれる。
ここで、流体収容空間(Y4+Y5+Y6+Y7+Y8)で汚れてゆく洗浄流体を入れ替える手段について述べる。
流体入口側シャットオフバルブ(1h)に[図 1]に示すように流体送り込みポンプ(1f)を接続する。
入れ替え手段は、流体入口側シャットオフバルブ(1h)をタイマー制御で一定時間毎に開閉制御する方法で行うことである。
開いたときにバルブ(1jまたは1k)も開いていれば流体が流体収容空間(Y4+Y5+Y6+Y7+Y8)を越えて流体収容空間(Y9)側に溢れ出ることとなる。
また閉じたときに流体収容空間(Y4+Y5+Y6+Y7+Y8)が閉回路になり、洗浄対象物(1i)の流体収容空間(Y6)が洗浄される。
[0004]は接液材質を課題としている。本特許請求の構成要素は往復アクチュエーター(1c)たるダブルアクションポンプ、入口側シャットオフバルブ(1h)、出口側シャットオフバルブ(1j)または出口側圧力リリーフバルブ(1k)、空間(Y5)及び(Y7)と非常に少なく、何れも樹脂化されている。
流体収容空間(Y4+Y5+Y6+Y7+Y8)に流体を満たした後にバルブ(1h)(1jまたは1k)を閉じ往復アクチュエーター(1c)を動作させたときに、閉じられた流体収容空間(Y4+Y5+Y6+Y7+Y8)の両端(Y4)(Y8)に流体押しのけ要素(1g)が存在し、またそれらは一本のシャフトに結合されているお陰で流体収容空間(Y4)と(Y8)にはほぼ等しい流体置換量の反転流が生まれる。
一方の流体押しのけ要素(1g)が流体収容空間(Y4)に流体を押し込む工程のとき、それと同期して他方の流体押しのけ要素(1g)が流体収容空間(Y8)に流体を吸い込む工程となるわけである。
本来の姿がダブルアクションポンプである往復アクチュエーター(1c)の往復速度はこの場合、流体収容空間同士(Y4)(Y8)を結合する流体収容空間(Y5)(Y6)(Y7)の流体通路や流体の粘度などに影響される。しかし水相当の粘度で(Y5)(Y6)(Y7)が短距離でフルボアだとしたら少なくとも毎秒数回は作動するのが通常である。この特徴によって流体収容空間(Y4+Y5+Y6+Y7+Y8)に頻繁に生ずるウォーターハンマー現象やキャビテーション現象により悠長に反転する従来の反転洗浄機と異なる短時間の洗浄が可能となる。
[請求項2]の実施形態に於いて流体入替工程である。 [請求項2]の実施形態に於いて洗浄工程である。 [請求項1]の製造手順の1である。 [請求項1]の製造手順の2である。 [請求項1]の製造手順の3である。 [請求項2]の実施形態に於いて流体入替工程である。 [請求項2]の実施形態に於いて洗浄工程で出口側圧力リリーフバルブが閉じている図である。 [請求項2]の実施形態に於いて洗浄工程で出口側圧力リリーフバルブが開いている図である。 [請求項1]製造手順の1に於いて異なるスプリットマニホールドを付けた実施形態である。 [請求項1]に於いて往復アクチュエーター(1c)を横に寝かせた実施形態である。
以下図1に基づいて説明する。外気混入用に逆流防止弁(1e)とフローコントロールバルブ(1d)を取り付けている。流体収容空間(Y4+Y5+Y6+Y7+Y8)の流体を全て液体とせず、液体と気体の混合物とした方が、洗浄効果が高くなる効果を実現するものである。これは内側が汚れたコップにひたひたまで水を満たし手のひらで蓋をした状態で揺すっても汚れは落ちず水を半分くらいにして同様にしたとき汚れが落ち易くなる理屈と同様である。流体送り込みポンプ(1f)のサクション側はチーズなどで洗浄液に落とし込む配管と外気を吸う流量制御弁に分岐させるとよい。吸う外気量を洗浄に最適な空気混合割合に調整可能となる。
図に於いて往復アクチュエーター(1c)は空気駆動ダブルダイヤフラムポンプを転用しており流体送り込みポンプ(1f)はそのまま空気駆動ダブルダイヤフラムポンプを用いている。元が空気駆動ダブルダイヤフラムポンプである往復アクチュエーター(1c)の利点は仮に流体収容空間が完全に閉塞している場合にも圧力的にバランスして停止するのみで破損することがない点である。
往復アクチュエーター(1c)は縦置きが望ましいので流体入口側シャットオフバルブ(1h)は1系統の下側の口に、流体出口側バルブ(1jまたは1k)は他系統の上側の口に接続するとよい。
これによって往復アクチュエーター(1c)の2系統に於いて下側から上側へと空気抜きがし易くなる。
また[図10]に示すように、往復アクチュエーター(1c)を横に寝かせれば空気抜きの方法が容易になる。流体入口側シャットオフバルブ(1h)と流体出口側バルブ(1jまたは1k)の取付け制約がなくなるからである。
酸をベースとする洗浄液が用いられる場合には、洗浄物の付着分と反応して発泡するような洗浄液がある。その場合入口側と出口側を両方とも長い間、シャットオフバルブとすると閉じられた空間(Y4+Y5+Y6+Y7+Y8)の中で圧力が高まるおそれがある。そこで入口側だけシャットオフバルブとして出口側は圧力リリーフバルブ(1k)とする。
本考案は全ての動力源を圧縮空気とすることができる。ポンプ(1f)、往復アクチュエーター(1c)、入口側シャットオフバルブ(1h)、出口側シャットオフバルブ(1j)、出口側圧力リリーフバルブ(1k)は圧縮空気で動作するものがある。これらを空気式コントローラーで作動させれば、国ごとに定格が異なる電気と違い、世界共通の動力源で作動させることができる。
本考案は基本的に水だけで強力に洗浄することができる洗浄装置として生まれた。
可能な限り水だけで洗浄し、それでも困難なケースに限り化学薬品を用いた洗浄にも用いることができることを目標としたからである。増圧式往復アクチュエーター(1c)などを使えば閉回路で洗浄する際に圧力を増すこともできる。それによって内壁に付着がひどい場合は往きの水圧で壊すこともできる。また樹脂接液タイプも可能とした。さらに[0013]で述べたように完全に空気で作動するものも可能である。これが意味することは、本考案は防爆洗浄機であり、化学洗浄機でもあるということである。
1a 逆流防止弁体
1b スプリットマニホールド
1c 往復アクチュエーター
1d フローコントロールバルブ
1e 逆流防止弁
1f 流体送り込みポンプ
1g 流体押しのけ要素
1h 入口側シャットオフバルブ
1i 洗浄対象物
1j 出口側シャットオフバルブ
1k 出口側圧力リリーフバルブ
1l 流体容器
Y1 サクション配管
Y2 空気混合管
Y3 流体供給管
Y4 流体収容空間
(入口側シャットオフバルブ1hからこの系統の1cの口まで)
Y5 流体収容空間
Y6 流体収容空間
Y7 流体収容空間
Y8 流体収容空間
(出口側シャットオフバルブ1jまたは出口側圧力リリーフバルブ1kからこの系統の1cの口まで)
Y9 デリバリー配管
本考案は配管の内壁に付着した汚れを洗浄する装置に関するものである。
ここでは技術分野を代表する例として容器内壁や配管内壁に付着堆積した汚れの洗浄装置に関して述べる。例えば鋳造業や射出成型機に用いる金型には冷却水を通水する配管が廻らされているがその内壁にシリカ、カルシウム、鉄錆びなどが宿命的に付着し堆積するうらみがある。堆積物は管内径を狭め通水量不足をもたらし、また正常な熱伝達を阻害し熱交換効率を著しく減少させる。その放置は例えば射出成型に於いてプラスチック製品の不良品発生につながる。そこで効果的な管内洗浄が求められる。
しかし管内堆積物の除去には困難が伴う。その理由は金型が容易に分解できる構造ではなくまたその冷却水通水配管が細いのみならず長く曲がりくねっているせいである。
ブラシ状のものが挿入しにくいので物理的な接触による清掃が困難で、また管壁にノズルから高圧で洗浄液を噴射させる方法も困難である。そこで化学薬品を通水して堆積物との化学反応を起して剥離を促す洗浄方法に依存する場合が多くなる。しかし化学薬品は洗浄の都度消費されるランニングコストを伴うものであるのみならず使用後にPH調整の手間や産業廃棄物としての処理コストを強いられるものでもある。そこで基本的に水だけで強力に洗浄できる洗浄装置が求められており、可能な限り水だけで洗浄し、それでも困難なケースに限り化学薬品を用いた洗浄にも用いることができることが理想的であると結論づけられる。
ここで水だけで洗浄できるとされる従来の配管洗浄機について述べる。当該装置は反転洗浄方式であり接液部は金属製である。30秒ほどの往きの流れで水を間欠的に圧縮空気と合流させて配管内壁に送り込む工程と、同様に30秒ほどのポンプの自吸力を伴う戻しの流れの工程を交互に繰り返す装置である。流れが反転する際にキャビテーションを発生させ付着物の剥離を誘発しようとする考え方である。大雑把に言えば電動ポンプと4ウェイバルブをタイマーで切替える装置である。当該装置の課題は以下の通りである。
第1の課題は金型冷却水配管の洗浄目的に用いられるとき、反転から次の反転までの30秒という反転時間が長いことである。その結果満足できる洗浄結果が得られるまでに時間が掛かり過ぎることである。
第2の課題は反転洗浄機が金属製であるため、特に酸などの洗浄流体に対応できない点である。酸を含む洗浄液は多用されておりプラスチックの機種の開発が急務である。
課題[0003]を解決する手段について述べる。
[図3]に示すようにダブルアクションポンプから逆流防止弁体(1a)を取り除きスプリットマニホールド(1b)を取り付け2系統の貫通する流体収容空間を形成した往復アクチュエーター(1c)を作る。
[図4]に示すように1系統の一方の口に流体入口側シャットオフバルブ(1h)を取り付けて第4流体収容空間(Y4)を、また他系統の一方の口に流体出口側シャットオフバルブ(1j)ないしは[図6]に示すように流体出口側圧力リリーフバルブ(1k)を取り付けて第8流体収容空間(Y8)を形成する。
[図5]に示すように何れのバルブとも接続関係を持たない2口はホースやパイプなどで構成される第5流体収容空間(Y5)及び第7流体収容空間(Y7)により洗浄対象物(1i)の第6流体収容空間(Y6)の2つの流体出入口と接続する。
第4流体収容空間(Y4)と第5流体収容空間(Y5)と第6流体収容空間(Y6)と第7流体収容空間(Y7)と第8流体収容空間(Y8)からなる第48流体収容空間に洗浄流体を満たした後にバルブ(1h)(1jまたは1k)を閉じると第48流体収容空間は閉回路となる。
ここで往復アクチュエーター(1c)を動作させると、すなわち[図1]に示す流体押しのけ要素(1g)が左側に進むのが初期状態であったとして動作を始めると、第4流体収容空間(Y4)を出発地点とする洗浄流体は、第5流体収容空間(Y5)を経て、洗浄対象物(1i)の第6流体収容空間(Y6)を経て、第7流体収容空間(Y7)を経て、第8流体収容空間(Y8)に達し、次に流体押しのけ要素(1g)が右側に進むとき第8流体収容空間(Y8)を出発地点とする流体は、第7流体収容空間(Y7)を経て、第6流体収容空間(Y6)を経て、第5流体収容空間(Y5)を経て、第4流体収容空間(Y4)に達する。これが繰り返されることで第6流体収容空間(Y6)内壁を頻繁に行き来し、そこで発生するウォーターハンマーやキャビテーションにより付着物が剥がれる。
ここで、第48流体収容空間で汚れてゆく洗浄流体を入れ替える手段について述べる。
流体入口側シャットオフバルブ(1h)に[図1]に示すように流体送り込みポンプ(1f)を接続する。入れ替え手段は、流体入口側シャットオフバルブ(1h)を一定時間毎に開くことである。開いたときにバルブ(1jまたは1k)も開いていれば流体が第48流体収容空間を越えてデリバリー配管(Y9)側に溢れ出ることとなる。また閉じたときに第48流体収容空間が閉回路になり、洗浄対象物(1i)の第6流体収容空間(Y6)が洗浄される。
[0004]は接液材質を課題としている。本考案の構成要素は往復アクチュエーター(1c)たるダブルアクションポンプ、入口側シャットオフバルブ(1h)、出口側シャットオフバルブ(1j)または出口側圧力リリーフバルブ(1k)、ホースやパイプなどで構成される第5流体収容空間(Y5)及び第7流体収容空間(Y7)と非常に少なく、何れも樹脂化されている。
第48流体収容空間に流体を満たした後にバルブ(1h)(1jまたは1k)を閉じ往復アクチュエーター(1c)を動作させたときに、閉じられた第48流体収容空間の両端(Y4)(Y8)に流体押しのけ要素(1g)が存在し、またそれらは一本のシャフトに結合されているお陰で流体収容空間(Y4)と(Y8)にはほぼ等しい流体置換量の反転流が生まれる。一方の流体押しのけ要素(1g)が第4流体収容空間(Y4)に流体を押し込む工程のとき、それと同期して他方の流体押しのけ要素(1g)が第8流体収容空間(Y8)に流体を吸い込む工程となるわけである。
本来の姿がダブルアクションポンプである往復アクチュエーター(1c)の往復速度はこの場合、第4流体収容空間(Y4)及び第8流体収容空間(Y8)同士を結合する第5流体収容空間(Y5)、第6流体収容空間(Y6)、第7流体収容空間(Y7)の流体通路や流体の粘度などに影響される。しかし水相当の粘度で第5流体収容空間(Y5)、第6流体収容空間(Y6)、第7流体収容空間(Y7)の距離が短くフルボアだとしたら少なくとも毎秒数回は作動するのが通常である。この特徴によって第48流体収容空間に頻繁に生ずるウォーターハンマー現象やキャビテーション現象により悠長に反転する従来の反転洗浄機と異なる短時間の洗浄が可能となる。
[請求項2]の実施形態に於いて流体入替工程である。 [請求項2]の実施形態に於いて洗浄工程である。 [請求項1]の製造手順の1である。 [請求項1]の製造手順の2である。 [請求項1]の製造手順の3である。 [請求項2]の実施形態に於いて流体入替工程である。 [請求項2]の実施形態に於いて洗浄工程で出口側圧力リリーフバルブが閉じている図である。 [請求項2]の実施形態に於いて洗浄工程で出口側圧力リリーフバルブが開いている図である。 [請求項1]製造手順の1に於いて異なるスプリットマニホールドを付けた実施形態である。 [請求項1]に於いて往復アクチュエーター(1c)を横に寝かせた実施形態である。
以下図1に基づいて説明する。外気混入用に逆流防止弁(1e)とフローコントロールバルブ(1d)を取り付けている。第48流体収容空間の流体を全て液体とせず、液体と気体の混合物とした方が洗浄効果が高くなる。これは内側が汚れたコップにひたひたまで水を満たし手のひらで蓋をした状態で揺すっても汚れは落ちず、水を半分くらいにして同様にしたとき汚れが落ち易くなる理屈と同様である。流体送り込みポンプ(1f)のサクション側はチーズなどで洗浄液に落とし込む配管と外気を吸う流量制御弁に分岐させるとよい。吸う外気量を洗浄に最適な空気混合割合に調整可能となる。
図に於いて往復アクチュエーター(1c)は空気駆動ダブルダイヤフラムポンプを転用しており流体送り込みポンプ(1f)はそのまま空気駆動ダブルダイヤフラムポンプを用いている。元が空気駆動ダブルダイヤフラムポンプである往復アクチュエーター(1c)の利点は仮に流体収容空間が完全に閉塞している場合にも圧力的にバランスして停止するのみで破損することがない点である。
往復アクチュエーター(1c)は縦置きが望ましいので流体入口側シャットオフバルブ(1h)は1系統の下側の口に、流体出口側バルブ(1jまたは1k)は他系統の上側の口に接続するとよい。
これによって往復アクチュエーター(1c)の2系統に於いて下側から上側へと空気抜きがし易くなる。
また[図10]に示すように、往復アクチュエーター(1c)を横に寝かせれば空気抜きの方法が容易になる。流体入口側シャットオフバルブ(1h)と流体出口側バルブ(1jまたは1k)の取付け制約がなくなるからである。
酸をベースとする洗浄液が用いられる場合には、洗浄物の付着分と反応して発泡するような洗浄液がある。その場合入口側と出口側を両方とも長い間、シャットオフバルブとすると閉じられた空間である第9流体収容空間の中で圧力が高まるおそれがある。
そこで入口側だけシャットオフバルブとして出口側は圧力リリーフバルブ(1k)とする。
本考案は全ての動力源を圧縮空気とすることができる。ポンプ(1f)、往復アクチュエーター(1c)、入口側シャットオフバルブ(1h)、出口側シャットオフバルブ(1j)、出口側圧力リリーフバルブ(1k)は圧縮空気で動作するものがある。これらを空気式コントローラーで作動させれば、国ごとに定格が異なる電気と違い、世界共通の動力源で作動させることができる。
本考案は基本的に水だけで強力に洗浄することができる洗浄装置として生まれた。
可能な限り水だけで洗浄し、それでも困難なケースに限り化学薬品を用いた洗浄にも用いることができることを目標としたからである。増圧式往復アクチュエーター(1c)などを使えば閉回路で洗浄する際に圧力を増すこともできる。それによって内壁に付着がひどい場合は往きの水圧で壊すこともできる。また樹脂接液タイプも可能とした。さらに[0013]で述べたように完全に空気で作動するものも可能である。
これが意味することは、本考案は防爆洗浄機であり、化学洗浄機でもあるということである。
1a 逆流防止弁体
1b スプリットマニホールド
1c 往復アクチュエーター
1d フローコントロールバルブ
1e 逆流防止弁
1f 流体送り込みポンプ
1g 流体押しのけ要素
1h 入口側シャットオフバルブ
1i 洗浄対象物
1j 出口側シャットオフバルブ
1k 出口側圧力リリーフバルブ
1l 流体容器
Y1 サクション配管である第1流体収容空間
Y2 空気混合管である第2流体収容空間
Y3 流体供給管である第3流体収容空間
Y4 第48流体収容空間の一部である第4流体収容空間
Y5 第48流体収容空間の一部である第5流体収容空間
Y6 第48流体収容空間の一部である第6流体収容空間
Y7 第48流体収容空間の一部である第7流体収容空間
Y8 第48流体収容空間の一部である第8流体収容空間
Y9 デリバリー配管である第9流体収容空間

Claims (2)

  1. (イ)ダブルアクションポンプから逆流防止弁体(1a)を取り除きスプリットマニホールド(1b)を取り付けた結果、2系統の貫通空間が形成された往復アクチュエーター(1c)を作る。 [図 3]
    (ロ)1系統の1口が入口側シャットオフバルブ(1h)と接続関係を持ち流体収容空間(Y4)を、残る1系統の1口が出口側シャットオフバルブ(1j)または出口側圧力リリーフバルブ(1k)と接続関係を持ち流体収容空間(Y8)を形成する。 [図 4]
    (ハ)何れのバルブとも接続関係を持たない往復アクチュエーター(1c)の2口はそれぞれ流体収容空間(Y5)(Y7)を持つ配管やホースにより洗浄対象物(1i)の流体収容空間(Y6)の口と接続関係を持つ。 [図 5]
    (ニ)流体収容空間(Y4+Y5+Y6+Y7+Y8)に洗浄流体を満たし、バルブ(1h)(1jまたは1k)を閉じ、往復アクチュエーター(1c)を作動させたとき、(Y4)から(Y8)方向に向かう流れと(Y8)から(Y4)方向に向かう流れが交互に生じ、その反転流で洗浄する装置。
  2. [請求項1]記載の洗浄する方法と装置に於いて、
    (イ)入口側シャットオフバルブ(1h)の残りの口に流体送り込みポンプ(1f)を接続する。 [図 1]
    (ロ)バルブ(1h)(1jまたは1k)が開くときに、洗浄流体は流体収容空間(Y3)から入り、(Y4+Y5+Y6+Y7+Y8)を経て(Y9)に溢れ出る工程と、
    (ハ)同じく閉じるときに、流体収容空間(Y4+Y5+Y6+Y7+Y8)の閉回路のなかで、流体収容空間(Y4)から(Y8)方向に向かう流れと(Y8)から(Y4)方向に向かう流れが交互に生じる工程を、
    (ニ)(ロ)→(ハ)→(ロ)→(ハ)と交互に繰り返すようタイマー制御する装置。 [図 2]
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016143489A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 日産自動車株式会社 圧送装置および燃料電池システム
JP6433042B1 (ja) * 2018-08-10 2018-12-05 日本リニューアル株式会社 フラッシング装置

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