JP3160730U - 魚類監視水槽 - Google Patents

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Abstract

【課題】照度の低い明かりでCCDビデオカメラが飼育水槽の全域で撮影を可能とし、少量の試験水量で濁質でも早く検査ができ魚類は長期に生息を可能とする。【解決手段】飼育水槽の三方向を透明樹脂板の上に透明個所を残して有色樹脂板で貼着し、三日月形状板も透明樹脂板にし、明かりが奥まで透過する、飼育水槽よりポンプ水槽の底面を低くして循環ポンプの噴き出し口のレベルと飼育水槽の底部のレベルを合わし、飼育水槽の底部を排出口を中心としたテーパーにする。【選択図】図1

Description

本考案は、水道原水の含有毒物を魚類の行動及び生死で自動判定する監視装置内の魚類監視水槽において、試験原水の入水量と排水量と水位を一定に保ち、CCDビデオカメラで24時間連続監視することで原水中の毒物混入を自動判定する監視装置内の魚類監視水槽の形状に関するものである。
河川や湖から飲料用水として取水する原水には有毒物質、例えばPCB(ポリ塩化ビフェニール)などの有機塩素系化合物、水銀、カドミウム、鉛、亜鉛などの有害重金属、ダイオキシン、シアン化カリウムや農薬などの急性毒物などの混入する事態が想定される、そのため飲料原水の水質管理は大変重要であり24時間連続した監視が必要とされる。試薬による化学分析法では、それぞれの毒物に対応した装置が必要で経済的にも負担が大きく、また未知の毒物や複合毒物などには化学分析法は対応できないため、コストが安く未知の毒物や複合毒物などにも対応できる魚類を使ったバイオアッセイ法(生物判定法とも言う)が広く利用されてきた。
しかしバイオアッセイ法は人の目で魚類の異常を判定しなければならず、長時間の監視労働の疲労と苦痛によって達成されていた。しかし見損ないや見誤りや経験度の違いによって事故につながることも予測されていた。
そこで、取水した飲料原水を連続的に水槽内に入水させ、その水槽に魚類を飼育し、飼育水槽の上部から俯瞰でCCDビデオカメラで24時間連続撮影して、飼育水槽の魚類が弱ったり死んだり異常行動などを起こした時、例えば映像解析による自動監視警報装置等で入水した飲料原水の有毒物質の混入を自動検知に供せられる魚類監視水槽が知られている。
魚類を撮影するCCDビデオカメラは最低被写体照度が必要であり、飼育水槽の上部からの照明の照射では水面に光が乱反射して俯瞰で撮影するCCDビデオカメラや映像解析に支障が生じることから魚類監視水槽の正面に一箇所透明の箇所を設けて、ここから照明を照射することで解決を図っていた、また正面から照射した光が水槽底部に反射してCCDビデオカメラや映像解析に影響を及ぼさないために照度は極力抑えられていた、例えば蛍光灯の6ワット前後を使用していた。
そのため、飼育水槽の照明の近くは照射が十分届くが奥に行くほど光が届かなくなり、原水に濁質が含まれると更に照射が阻まれ奥側はCCDビデオカメラの最低被写体照度が保持されず魚類の撮影ができないなどの問題が起こっていた。
また、飼育水槽の通常水深は5cmから8cmで使用されてきたが、水深が浅いほど原水の濁質にCCDビデオカメラが対応できることと、水深を浅くして入水量を少なくすることで経済的な効果が得られることが判明した。例えば飲料原水は場合によっては数10km離れたところから導水することもあり原水コストに非常に高い地域もあることが分かった、例えば1分間に1.5リットルの試験水を使用した場合は1時間で90リットル使用し、1日で2,160リットル、1カ月間で約63,800リットル、1年間約1,512.000リットル、これを1升瓶で換算すると84万本という膨大な試験水を使う、そのため試験水を極力少量にするために水深浅くする必要がある。
また、魚類監視水槽の底部に原水濁質の微細な砂や泥や残餌や魚の糞などが残り、夏場の水温の上昇で残渣が腐敗して魚類の死亡する原因となった。魚類監視水槽の魚類の死亡は本来、水道原水の有毒物質の流入時に死亡しなければならず、水槽機構部の不備による死亡は誤判定と言わざるを得ないなど問題が生じた。
特開2009−082124号公報 特開2008−102901号公報 特開2004−212312号公報 実用新案登録第3095182号
解決しようとする問題点の一つは、低照度の照明の明かりが監視水槽の奥まで届かないことである、二つ目は水槽の水深が深いため試験水を多く使い濁質では撮影できないことである、三つ目は水槽の底部に残渣が残る点である。
本考案の一つは、水槽周囲を透明板にして光が奥まで届く形状と水槽の色を黒色にすることを特徴とする、二つ目は監視水槽よりポンプ水槽の底部を低くして循環ポンプの噴き出し位置を下げる形状にすることを特徴とする、三つ目は飼育水槽の底部をテーパーにして残渣が残らず排水し易くする形状を特徴とする。
本考案の魚類監視水槽は、照明の明かりが手前から奥まで全体的に行きとどきCCDビデオカメラの撮影の被写体照度が確保され、水槽の水深を約3cmまで浅くすることで試験水の量を少なくし経済効果を上げると共に、濁質のある原水でも撮影が容易になり、飼育水槽の底部をテーパーにすることで魚の死亡原因の残渣腐敗が排水とともに流れ去り、また排水スピードも速くなり、回流は飼育水槽の底部を常に自動清掃し、頻繁な水槽の清掃をしなくてもよくなる、頻繁な清掃は清掃時毒物監視ができないため危険リスクが高まるが、危険リスクの解決にもつながる等の利点がある。
魚類が飼育水槽のどの位置にいても、また濁水でもCCDビデオカメラで撮影が容易にでき、試験水を最小限に抑え、機構部の不備による魚類の死亡原因を除去するなどの目的を達成することで人の目の代わりによる自動監視警報装置の信頼性の向上とより一層の実用化を実現した。
以下、この考案に係わる魚類監視水槽の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明をする。図1は、この考案に係わる魚類監視水槽の実施の形態を示す斜視図である。図2は、この考案に係わる魚類監視水槽の実施の形態を示す右側面図である。
図1において、魚類監視水槽1は飼育水槽2とポンプ水槽3に分割され、正面、右側面、左側面、裏面、底面を有色の樹脂板で囲い、正面と右側面と左側面の有色の樹脂板の上下2枚の間に透明の樹脂板が見える形状にし、上面以外は各樹脂板は接触面を粘着して水が漏らない構造とし、上面のみ解放された四角形の箱型の形状である。
飼育水槽2とポンプ水槽3の仕切板は多数の通水孔があり、そのため水位は両水槽とも均一になる、ポンプ水槽3の原水は循環ポンプ5によって飼育水槽2の内面に向かって噴き出し、その水勢で飼育水槽2を回流し、飼育水槽2の中心部にある排水口から原水濁質の微細な砂や泥や残餌や魚の糞などの残渣は回流による遠心分離で中心部の排水口から原水と共に排出される。また例えば排水口に捕獲ネット等を設置して回流を利用して弱ったり死んだ魚類を捕獲ネットで捕獲して元気な魚類との選別に回流を利用したりする。
飼育水槽2の排出口の中心に向けて底部をテーパー(漏斗の形状)にすることで残渣が残らず、また排水スピードも速くなり、回流は飼育水槽2の底部を常に自動洗浄し、頻繁な水槽の清掃をしなくてもよくなる、頻繁な清掃は清掃時毒物監視ができないため危険リスクが生じる、そのため清掃回数は極力少ない方が良い。
CCDビデオカメラ8は最低被写体照度がなければ撮影できない、照度が強すぎるとハレーションを起こし、照度が弱いと撮影できない、飼育水槽2の上部から照明を当てると原水の浪頭によって乱反射を起こし映像解析に不都合が生じる。
従来は、魚類監視水槽1の照明は正面側に小型蛍光灯の約6W前後を設置して、正面の有色の樹脂板の一部を蛍光灯の長さに合わせて透明樹脂板を嵌着し、透明樹脂板を明かりが透過して飼育水槽2の魚類をCCDビデオカメラ8で撮像していた。ところが飼育水槽2の正面側は十分最低被写体照度があり撮影に支障はないが、裏に行くほど明かりの透過が悪くなり、濁質の有るときは撮影が難しいなどの問題が生じた。
そのため正面と右側面と左側面の3面において、まず透明の樹脂板で作製し、その外面の上から2枚の有色の樹脂板を上下から明かりが透過する透明板部を残して粘着する、そして三日月形状板7も透明板にすることで、3面周囲が見透せる形状となり蛍光灯4の明かりは奥の方向まで透過しCCDビデオカメラ8の最低被写体照度が確保される。三日月形状板7は原水がスムーズに回流するため飼育水槽2のコーナー3カ所に装着している。
従来、魚類監視水槽1は全て有色の白色で製作されていたが、監視魚類の例えばヒメダカ(緋メダカとも書く)は最初は淡いピンク色であるが、飼育水槽2に数カ月おくと体表皮が白色化し、水槽の白色と似た色になりCCDビデオカメラ8での判別が難しい事態も生じたため、飼育水槽2の有色は黒色の方が判別が容易である。
図2において、従来循環ポンプ5はポンプ水槽3の右側面側に設置している、飼育水槽2の内面に向かって噴き出すためで回流がつくり易い、循環ポンプ5の噴き出し口は左上部に具備されている、そのため飼育水槽2とポンプ水槽3の底面が同一レベルでは循環ポンプ5の噴き出し口まで水深をキープしなければならなかった、本考案は水槽の水深を浅くすることで試験水の量を少なくし経済効果を上げると共に、濁質のある原水でも撮影が容易にするための考案として、飼育水槽2よりポンプ水槽3の底面を下げて、循環ポンプ5の噴き出し口と飼育水槽2の底面とのレベルを合わせる、この考案によって従来より3cmまで下げることができる、経済効果は従来の試験水量の約半分まで下げることが可能になる、ヒメダカは1cmでも生息が可能であるため3cmは生息環境に支障はない。
飼育水槽2とポンプ水槽の水位は裏面側の水位調整排水口の排出レベルと同一にしているため3cmの水深が上がることはない。飼育水槽2のテーパーをもった排出口からは原水濁質の微細な砂や泥や残餌や魚の糞などが原水とともに排出され、その後は残渣排出バルブを定期的に開放することで残渣は魚類監視水槽1から外部に排出される。
表流水、湖沼水、地下水などの水道原水を使用する上水道及び食品工場や排水施設などで含有毒物を24時間連続監視を行う必要のある施設においては、魚類によるバイオアッセイ法の自動監視警報装置内の魚類監視水槽の用途に適用できる。
この考案に係わる魚類監視水槽の実施の形態を示す斜視図である。 この考案に係わる魚類監視水槽の実施の形態を示す右側面図である。である。
1 魚類監視水槽
2 飼育水槽
3 ポンプ水槽
4 蛍光灯
5 循環ポンプ
6 透明板
7 三日月形状板
8 CCDビデオカメラ

Claims (1)

  1. 飼育水槽の正面と右側面と左側面を透明の樹脂板で製作し、明かりが透過する透明板の一部を残して上下から有色の樹脂板で貼着し、三日月形状板も透明樹脂板にし、ポンプ水槽の底面を循環ポンプの噴き出し口まで下げる、飼育水槽の底部排出口の中心に向けてテーパーにすることを特徴とする魚類監視水槽。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020145336A1 (ja) * 2019-01-11 2020-07-16 株式会社FullDepth 魚監視システム及びカメラユニット
CN113575442A (zh) * 2021-06-07 2021-11-02 重庆医科大学附属第一医院 一种大小鼠动物畏光行为学检测系统

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