JP3160348B2 - 高周波加熱装置の障壁窓 - Google Patents
高周波加熱装置の障壁窓Info
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- Y02E30/10—Nuclear fusion reactors
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- Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子サイクロトロン周波
数(ECRF)帯、例えば数十GHz〜数百GHzの高
周波数の電磁波で核融合炉のプラズマの生成加熱を行う
高周波加熱装置の障壁窓に係り、特に障壁窓の冷却構造
の改良に関するものである。
数(ECRF)帯、例えば数十GHz〜数百GHzの高
周波数の電磁波で核融合炉のプラズマの生成加熱を行う
高周波加熱装置の障壁窓に係り、特に障壁窓の冷却構造
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】核融合炉を運転するためには炉心プラズ
マの生成加熱を必要とするが、その一手法として高周波
加熱法がある。この加熱法は、高周波数の電磁波エネル
ギーを炉心のプラズマに入射し、プラズマの共鳴加熱や
電流駆動によってプラズマ温度を上げる方法である。
マの生成加熱を必要とするが、その一手法として高周波
加熱法がある。この加熱法は、高周波数の電磁波エネル
ギーを炉心のプラズマに入射し、プラズマの共鳴加熱や
電流駆動によってプラズマ温度を上げる方法である。
【0003】この高周波加熱法を用いた加熱装置の一種
類であるECRF高周波加熱装置の従来例を図3に示
す。同図に示す加熱装置は、高出力の電磁波を発振する
ジャイロトロン等の高周波発振器1と、この高周波発振
器1の出力電磁波を核融合炉2内部のプラズマ3に伝搬
させる伝送路としての導波管4と、この導波管4の途中
に挿入された障壁窓5とを備えている。なお、核融合炉
2および伝送炉4は高真空に保たれている。
類であるECRF高周波加熱装置の従来例を図3に示
す。同図に示す加熱装置は、高出力の電磁波を発振する
ジャイロトロン等の高周波発振器1と、この高周波発振
器1の出力電磁波を核融合炉2内部のプラズマ3に伝搬
させる伝送路としての導波管4と、この導波管4の途中
に挿入された障壁窓5とを備えている。なお、核融合炉
2および伝送炉4は高真空に保たれている。
【0004】上記障壁窓5は、トリチウム等の核融合反
応の生成物が外部に拡散するのを防止するものであり、
具体的には図4に示すように、円形導波管4の途中に介
挿させた円形のセラミックス板からなる窓板6a,6b
と、この窓板6a,6bを囲むように設置された冷却ボ
ックス7とを備えている。この内、窓板6a,6bは例
えば高強度、高熱伝導率のアルミナで形成されると共
に、電磁波Dの伝搬方向に直交し、且つ所定距離dだけ
離して平行に配された状態で、円形導波管4の切断端面
に気密に冶金接合され、これにより核融合反応の生成物
がシールされる。この2枚の窓板6a,6b間の距離d
はインピーダンスのミスマッチングを打ち消すことので
きる最適寸法に設定される。冷却ボックス7の供給ポー
ト7aおよび排出ポート7bは図示しない冷却源に連結
してあり、2枚の窓板6a,6b間に冷却媒体Cを流す
ようになっている。このため、プラズマ加熱用の電磁波
が窓板6を透過し、この板の誘電体損失により発生した
熱は側面および外周面の冷却により除かれる。
応の生成物が外部に拡散するのを防止するものであり、
具体的には図4に示すように、円形導波管4の途中に介
挿させた円形のセラミックス板からなる窓板6a,6b
と、この窓板6a,6bを囲むように設置された冷却ボ
ックス7とを備えている。この内、窓板6a,6bは例
えば高強度、高熱伝導率のアルミナで形成されると共
に、電磁波Dの伝搬方向に直交し、且つ所定距離dだけ
離して平行に配された状態で、円形導波管4の切断端面
に気密に冶金接合され、これにより核融合反応の生成物
がシールされる。この2枚の窓板6a,6b間の距離d
はインピーダンスのミスマッチングを打ち消すことので
きる最適寸法に設定される。冷却ボックス7の供給ポー
ト7aおよび排出ポート7bは図示しない冷却源に連結
してあり、2枚の窓板6a,6b間に冷却媒体Cを流す
ようになっている。このため、プラズマ加熱用の電磁波
が窓板6を透過し、この板の誘電体損失により発生した
熱は側面および外周面の冷却により除かれる。
【0005】また、図5には上記障壁窓の別の例とし
て、構造がより簡単な外周冷却形の障壁窓を示す。な
お、図4と同一の構成部材については同一符号を付して
ある。同図に示す障壁窓10は、一枚の円形の窓板11
と、この窓板11を囲うように設置された冷却ボックス
7とを有し、この窓板11を円形導波管4の途中にコバ
ール等の封着リング12を介して、冶金手法を用いて気
密に接合されている。窓板11は電磁波Dの伝搬方向に
直交させている。このため、冷却ボックス7の供給ポー
ト7aから供給された冷却媒体Cは、封着リング12の
外周を通りながら排出ポート7bから冷却源に戻り、そ
の途中で封着リング12の外周面を冷却し、窓板11の
温度を下げるようにしている。上記発熱の原因となる誘
電体損失Lは下記式により表される。 L=2πzPtan δfε0 εr t ……(1)
て、構造がより簡単な外周冷却形の障壁窓を示す。な
お、図4と同一の構成部材については同一符号を付して
ある。同図に示す障壁窓10は、一枚の円形の窓板11
と、この窓板11を囲うように設置された冷却ボックス
7とを有し、この窓板11を円形導波管4の途中にコバ
ール等の封着リング12を介して、冶金手法を用いて気
密に接合されている。窓板11は電磁波Dの伝搬方向に
直交させている。このため、冷却ボックス7の供給ポー
ト7aから供給された冷却媒体Cは、封着リング12の
外周を通りながら排出ポート7bから冷却源に戻り、そ
の途中で封着リング12の外周面を冷却し、窓板11の
温度を下げるようにしている。上記発熱の原因となる誘
電体損失Lは下記式により表される。 L=2πzPtan δfε0 εr t ……(1)
【0006】ここで、Pは伝送電力、fは周波数、ε0
は真空の誘電率であり、z、tan δ、εr 、tはそれぞ
れ窓窓の特性インピーダンス、誘電体正接、誘電率、板
厚である。
は真空の誘電率であり、z、tan δ、εr 、tはそれぞ
れ窓窓の特性インピーダンス、誘電体正接、誘電率、板
厚である。
【0007】伝送電力Pは電界の約2乗に比例するの
で、損失Lも電界の2乗に比例する。円形導波管4内の
電界分布は図4、図5中の点線で示すように窓板6a,
6bの中心部程電界強度が高いので、その中心部での損
失Lも大きくなる。また、加熱装置の使用周波数fは例
えば100GHzと高いので、これに比例して誘電体損
失Lが大きくなる。さらに、静電正接tan δは窓板6
a,6bの絶対温度の1.96乗に比例する。
で、損失Lも電界の2乗に比例する。円形導波管4内の
電界分布は図4、図5中の点線で示すように窓板6a,
6bの中心部程電界強度が高いので、その中心部での損
失Lも大きくなる。また、加熱装置の使用周波数fは例
えば100GHzと高いので、これに比例して誘電体損
失Lが大きくなる。さらに、静電正接tan δは窓板6
a,6bの絶対温度の1.96乗に比例する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た誘電体損失Lの一例を、伝送電力P=1MW、温度=
400K、周波数f=110GHz、誘電率εr =9.
4、板厚t=1.3mmとして算出して見ると、L=約2
kWにもなり、この損失による発熱量も多くなることか
ら、図4の窓板6a,6b、図5の窓板11の温度を下
げないと、今度は損失Lが増加し、温度上昇と損失増加
の悪循環に陥る。このため、近年における加熱パワーの
大電力化、即ち電磁波エネルギーの増大や運転時間の長
期化、即ち単パルス運転(〜ms)から長パルス運転
(〜10s)或いは連続運転の要求に対し、比較的単純
な構造および流路を備えた従来の障壁窓の冷却構造は以
下のような種々の問題を有し、その対応に苦慮してい
た。
た誘電体損失Lの一例を、伝送電力P=1MW、温度=
400K、周波数f=110GHz、誘電率εr =9.
4、板厚t=1.3mmとして算出して見ると、L=約2
kWにもなり、この損失による発熱量も多くなることか
ら、図4の窓板6a,6b、図5の窓板11の温度を下
げないと、今度は損失Lが増加し、温度上昇と損失増加
の悪循環に陥る。このため、近年における加熱パワーの
大電力化、即ち電磁波エネルギーの増大や運転時間の長
期化、即ち単パルス運転(〜ms)から長パルス運転
(〜10s)或いは連続運転の要求に対し、比較的単純
な構造および流路を備えた従来の障壁窓の冷却構造は以
下のような種々の問題を有し、その対応に苦慮してい
た。
【0009】まず、第1の問題は冷却流路の形状に起因
している。誘電体損失Lは、前述したように絶対温度の
1.96乗に比例して増加する。しかし、図4に示した
従来の冷却構造では、冷却ボックスの下部から供給され
た冷却媒体Cの内、多量の媒体が流路抵抗のより少ない
窓板6a,6bの両側を迂回してしまうので、窓板6
a,6b間、特にその中心部を流れる量が減少し、これ
により冷却効率が低く、誘電体損失Lが大きいという問
題があった。一方、図5に示した従来の冷却構造では、
窓板11における表面積の小さい外周面のみを冷却する
ものであるため、構造は簡単であるが、図4の構造のも
のよりも冷却効率がさらに低下し、誘電体損失がより大
きくなるという問題があった。
している。誘電体損失Lは、前述したように絶対温度の
1.96乗に比例して増加する。しかし、図4に示した
従来の冷却構造では、冷却ボックスの下部から供給され
た冷却媒体Cの内、多量の媒体が流路抵抗のより少ない
窓板6a,6bの両側を迂回してしまうので、窓板6
a,6b間、特にその中心部を流れる量が減少し、これ
により冷却効率が低く、誘電体損失Lが大きいという問
題があった。一方、図5に示した従来の冷却構造では、
窓板11における表面積の小さい外周面のみを冷却する
ものであるため、構造は簡単であるが、図4の構造のも
のよりも冷却効率がさらに低下し、誘電体損失がより大
きくなるという問題があった。
【0010】第2の問題は発熱分布に起因している。上
記冷却効率の低さをカバーする対策として、冷却媒体C
の質量流量を増やして除熱量を大きくし、損失Lを少な
くするという手法が考えられるが、そのためには冷却媒
体Cの圧力を上げる必要がある。一般に冷却媒体Cとし
ては媒体自身の誘電体損失を少なくするため、気体を用
いており、従来の小電力、単パルス運転では1気圧程度
の圧力で済んでいた。しかし、大電力、連続運転におい
て、質量流量を増やすためには、例えば10気圧程度の
圧力が必要であり、そのように圧力を上げると、窓板6
a,6b,11が受ける力も当然に大きくなる。
記冷却効率の低さをカバーする対策として、冷却媒体C
の質量流量を増やして除熱量を大きくし、損失Lを少な
くするという手法が考えられるが、そのためには冷却媒
体Cの圧力を上げる必要がある。一般に冷却媒体Cとし
ては媒体自身の誘電体損失を少なくするため、気体を用
いており、従来の小電力、単パルス運転では1気圧程度
の圧力で済んでいた。しかし、大電力、連続運転におい
て、質量流量を増やすためには、例えば10気圧程度の
圧力が必要であり、そのように圧力を上げると、窓板6
a,6b,11が受ける力も当然に大きくなる。
【0011】これに加えて、窓板6a,6b,11の中
心部と外周部とでは発熱量(温度差)が大きいので、中
心部と周辺部とに大きい熱応力差が生じ、窓板6a,6
b,11に曲げモーメントが発生し、窓板6a,6b,
11が破損する問題があった。
心部と外周部とでは発熱量(温度差)が大きいので、中
心部と周辺部とに大きい熱応力差が生じ、窓板6a,6
b,11に曲げモーメントが発生し、窓板6a,6b,
11が破損する問題があった。
【0012】第3は電磁波の周波数が高いことに起因し
ている。高周波加熱装置の使用周波数は前述の如く例え
ば100GHzと高いので、自由空間波長は3mmと短
く、上述したように冷却媒体Cの圧力を上げた場合、そ
の高圧に起因した窓板6a,6bの間隔dが拡がり、電
力反射量が増加し、プラズマの生成加熱の効率が低下す
る問題がある。
ている。高周波加熱装置の使用周波数は前述の如く例え
ば100GHzと高いので、自由空間波長は3mmと短
く、上述したように冷却媒体Cの圧力を上げた場合、そ
の高圧に起因した窓板6a,6bの間隔dが拡がり、電
力反射量が増加し、プラズマの生成加熱の効率が低下す
る問題がある。
【0013】さらに、第4に、上述した応力差による曲
げモーメントや変形量を軽減するには、前述した(1)
式から分かるように板厚を増加させることも想定される
が、そのようにすると今度は板厚によって誘電体損失L
が増加し、発熱量が増えるという相反する問題があっ
た。
げモーメントや変形量を軽減するには、前述した(1)
式から分かるように板厚を増加させることも想定される
が、そのようにすると今度は板厚によって誘電体損失L
が増加し、発熱量が増えるという相反する問題があっ
た。
【0014】本発明は、電磁波の伝搬特性を良好に保持
する一方、窓板の機械的強度を下げることなく、冷却効
率を向上させて窓板の温度上昇を抑制し、又は積極的に
窓板の温度を低下させ、誘電体損失を小さくしてプラズ
マ加熱効率を向上させると共に、窓板の変形量や曲げモ
ーメントの発生を抑制して窓板の破損を防止し、信頼性
を格段に向上させることができる高周波加熱装置の障壁
窓を提供することを目的とする。
する一方、窓板の機械的強度を下げることなく、冷却効
率を向上させて窓板の温度上昇を抑制し、又は積極的に
窓板の温度を低下させ、誘電体損失を小さくしてプラズ
マ加熱効率を向上させると共に、窓板の変形量や曲げモ
ーメントの発生を抑制して窓板の破損を防止し、信頼性
を格段に向上させることができる高周波加熱装置の障壁
窓を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するたの手段】本発明は上記の目的を達成
するため、核融合炉内のプラズマに高周波の電磁波を伝
播させる伝送路の途中に窓板を介挿した高周波加熱装置
の障壁窓において、前記窓板の外周側両面に固着された
第1の短絡体と、この第1の短絡体の内周側で窓板の両
側を気密に把持する封着リングと、前記第1の短絡体が
固着された窓板を内包し且つ前記封着リングを第1の断
熱体を介して気密に支持する略筒状の第2の短絡体と、
この第2の短絡体を内包し且つ前記第2の短絡体を第2
の断熱体を介して気密に支持すると共に、前記伝送路に
気密に接続した外周容器と、前記第1の短絡体を第1の
低温に冷却する第1の冷却源と、前記第2の短絡体を第
1の低温よりも高い温度の第2の低温に冷却する第2の
冷却源とを備える。
するため、核融合炉内のプラズマに高周波の電磁波を伝
播させる伝送路の途中に窓板を介挿した高周波加熱装置
の障壁窓において、前記窓板の外周側両面に固着された
第1の短絡体と、この第1の短絡体の内周側で窓板の両
側を気密に把持する封着リングと、前記第1の短絡体が
固着された窓板を内包し且つ前記封着リングを第1の断
熱体を介して気密に支持する略筒状の第2の短絡体と、
この第2の短絡体を内包し且つ前記第2の短絡体を第2
の断熱体を介して気密に支持すると共に、前記伝送路に
気密に接続した外周容器と、前記第1の短絡体を第1の
低温に冷却する第1の冷却源と、前記第2の短絡体を第
1の低温よりも高い温度の第2の低温に冷却する第2の
冷却源とを備える。
【0016】
【作用】このような構成の高周波加熱装置の障壁窓にあ
っては、窓板は伝送路および外周容器からの輻射熱や第
2の断熱体からの伝導熱が第2の短絡体を介して第2の
冷却源により除熱される所謂クライオスタット構造によ
る2段階で冷却されるので、第2の低温(例えば80
K)に保持される。
っては、窓板は伝送路および外周容器からの輻射熱や第
2の断熱体からの伝導熱が第2の短絡体を介して第2の
冷却源により除熱される所謂クライオスタット構造によ
る2段階で冷却されるので、第2の低温(例えば80
K)に保持される。
【0017】また、第2の短絡体からの輻射熱や第1の
断熱体からの伝導熱および窓板に生じる誘電体損失によ
る熱は第1の短絡体を介して第1の冷却源により除熱さ
れ、第1の低温(例えば20K)で平行状態となる。こ
のように窓板の温度を積極的に第1の低温まで下げるこ
とができ、例えば第1の低温を20Kとすると、400
Kでの常温での運転と比べて誘電体損失を約1/400
にすることができる。また、第1の短絡体は窓板に直接
固着されているため、熱抵抗を小さくできる。さらに、
封着リングを薄くできるので、侵入熱が小さく、且つ製
造時に窓板に生じる熱応力を小さくできる。
断熱体からの伝導熱および窓板に生じる誘電体損失によ
る熱は第1の短絡体を介して第1の冷却源により除熱さ
れ、第1の低温(例えば20K)で平行状態となる。こ
のように窓板の温度を積極的に第1の低温まで下げるこ
とができ、例えば第1の低温を20Kとすると、400
Kでの常温での運転と比べて誘電体損失を約1/400
にすることができる。また、第1の短絡体は窓板に直接
固着されているため、熱抵抗を小さくできる。さらに、
封着リングを薄くできるので、侵入熱が小さく、且つ製
造時に窓板に生じる熱応力を小さくできる。
【0018】したがって、プラズマ生成加熱効率の向上
は勿論、温度上昇や温度分布も格段に低くなり、熱応力
が無視できる。しかも従来のように冷却媒体を窓板の側
面に沿って流す場合とは異なり、冷却媒体の圧力による
変形や曲げモーメントを生じることはない。
は勿論、温度上昇や温度分布も格段に低くなり、熱応力
が無視できる。しかも従来のように冷却媒体を窓板の側
面に沿って流す場合とは異なり、冷却媒体の圧力による
変形や曲げモーメントを生じることはない。
【0019】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0020】図1は本発明による高周波加熱装置の障壁
窓の構成例を一部破断し、図2は図1のA−A線に沿う
矢視断面図を示すものである。図1および図2におい
て、20は高周波加熱装置の円形の常温導波管であり、
この常温導波管20の途中に障壁窓21が取付けられ、
この窓としてのセラミックスからなる窓板22が設けら
れている。
窓の構成例を一部破断し、図2は図1のA−A線に沿う
矢視断面図を示すものである。図1および図2におい
て、20は高周波加熱装置の円形の常温導波管であり、
この常温導波管20の途中に障壁窓21が取付けられ、
この窓としてのセラミックスからなる窓板22が設けら
れている。
【0021】この障壁窓21は、軸方向両端の常温導波
管20に取付けられた外周容器としての筒状の常温の真
空容器24と、この容器24の外側に取付けられた冷却
装置25とを有し、常温真空容器24の内部に冷却装置
25によって窓板22を冷却する冷却機構が設けられて
いる。
管20に取付けられた外周容器としての筒状の常温の真
空容器24と、この容器24の外側に取付けられた冷却
装置25とを有し、常温真空容器24の内部に冷却装置
25によって窓板22を冷却する冷却機構が設けられて
いる。
【0022】窓板22は例えば円形で所定厚さのサファ
イヤで形成されている。この窓板22の外周側両面には
ドーナツ状の短絡リング29が低熱接触抵抗になるよう
に固着され、これら2枚の短絡リング29は第1の短絡
体を形成している。この短絡リング29の内周側で窓板
22の両側に封着リング28が気密に冶金接合されてい
る。
イヤで形成されている。この窓板22の外周側両面には
ドーナツ状の短絡リング29が低熱接触抵抗になるよう
に固着され、これら2枚の短絡リング29は第1の短絡
体を形成している。この短絡リング29の内周側で窓板
22の両側に封着リング28が気密に冶金接合されてい
る。
【0023】窓板22の軸方向両側には、各々所定の隙
間を介して低温導波管30が配置され、この低温導波管
30はその外周面の略中間位置に一体に立設したフラン
ジ30aを有し、このフランジ30aにより分割される
図1における右側面と封着リング28とがベローズを有
する第1の断熱体としての断熱リング31を介して気密
に、且つ熱侵入の少ない状態で接合されている。
間を介して低温導波管30が配置され、この低温導波管
30はその外周面の略中間位置に一体に立設したフラン
ジ30aを有し、このフランジ30aにより分割される
図1における右側面と封着リング28とがベローズを有
する第1の断熱体としての断熱リング31を介して気密
に、且つ熱侵入の少ない状態で接合されている。
【0024】低温導波管30の両側のフランジ30a間
には円筒状の低温シールド体32が熱的に接続された状
態で取付けられており、これにより窓板22、第1の短
絡体、第1の断熱体等が内包される。
には円筒状の低温シールド体32が熱的に接続された状
態で取付けられており、これにより窓板22、第1の短
絡体、第1の断熱体等が内包される。
【0025】低温シールド体32は、吊持部材33を介
して短絡リング29および窓板22等を保持している。
なお、低温導波管30、低温シールド体32は第2の短
絡体を形成する。
して短絡リング29および窓板22等を保持している。
なお、低温導波管30、低温シールド体32は第2の短
絡体を形成する。
【0026】低温導波管30のフランジ30aにより分
割される図1の左側面と常温真空容器24の内周面とが
第2の断熱体としてのベローズを有する断熱リング35
を介して気密に、且つ熱侵入の少ない状態で接合されて
いる。常温真空容器24はその両端側の内壁上部から吊
持部材36を介して断熱リング35および第2の短絡体
を保持している。常温真空容器24の軸方向両端は各々
常温導波管20に気密に連結されている。
割される図1の左側面と常温真空容器24の内周面とが
第2の断熱体としてのベローズを有する断熱リング35
を介して気密に、且つ熱侵入の少ない状態で接合されて
いる。常温真空容器24はその両端側の内壁上部から吊
持部材36を介して断熱リング35および第2の短絡体
を保持している。常温真空容器24の軸方向両端は各々
常温導波管20に気密に連結されている。
【0027】常温真空容器24および吊持部材36は外
周容器を形成する。冷却装置25は第1の低温(ここで
は約20K)の第1の冷却部38と、この第1の冷却部
38と前記短絡リング29とを熱的に接続する第1のサ
ーマルアンカー39と、第1の低温よりも高い第2の低
温(ここでは約80K)の第2の冷却部40と前記低温
シールド体32とを熱的に接続する第2のサーマルアン
カー41とを備えた2段ステージの冷凍機を構成する。
ここで、第1の冷却部38および第1のサーマルアンカ
ー39が第1の冷却源を形成し、第2の冷却部40およ
び第2のサーマルアンカー41が第2の冷却源を形成し
ている。さらに、本実施例では予冷時に窓板22を加熱
するためのヒータ42を短絡リング29に付設してい
る。次に上記のように構成された高周波加熱装置の障壁
窓の作用を述べる。
周容器を形成する。冷却装置25は第1の低温(ここで
は約20K)の第1の冷却部38と、この第1の冷却部
38と前記短絡リング29とを熱的に接続する第1のサ
ーマルアンカー39と、第1の低温よりも高い第2の低
温(ここでは約80K)の第2の冷却部40と前記低温
シールド体32とを熱的に接続する第2のサーマルアン
カー41とを備えた2段ステージの冷凍機を構成する。
ここで、第1の冷却部38および第1のサーマルアンカ
ー39が第1の冷却源を形成し、第2の冷却部40およ
び第2のサーマルアンカー41が第2の冷却源を形成し
ている。さらに、本実施例では予冷時に窓板22を加熱
するためのヒータ42を短絡リング29に付設してい
る。次に上記のように構成された高周波加熱装置の障壁
窓の作用を述べる。
【0028】常温導波管20および常温真空容器24か
らの伝導熱は、その殆どが断熱リング35によってしゃ
断されると共に、それら導波管20および常温真空容器
24からの輻射熱の大部分は低温導波管30および低温
シールド体32により吸収され、この吸収熱は第2のサ
ーマルアンカー41を介して第2の冷却部40にて除熱
される。
らの伝導熱は、その殆どが断熱リング35によってしゃ
断されると共に、それら導波管20および常温真空容器
24からの輻射熱の大部分は低温導波管30および低温
シールド体32により吸収され、この吸収熱は第2のサ
ーマルアンカー41を介して第2の冷却部40にて除熱
される。
【0029】さらに、断熱リング31および吊持部材3
3からの伝導熱は、短絡リング29を介して第1のサー
マルアンカー39に伝わり、除熱される。このため、窓
板22に外部から到達する熱は、ほぼ低温導波管30か
らの輻射熱のみの僅かな熱となる。
3からの伝導熱は、短絡リング29を介して第1のサー
マルアンカー39に伝わり、除熱される。このため、窓
板22に外部から到達する熱は、ほぼ低温導波管30か
らの輻射熱のみの僅かな熱となる。
【0030】そこで、この輻射熱および誘電体損失によ
る発熱は、直接短絡リング29を介して第1のサーマル
アンカー39に伝わり、第1の冷却部38により除熱さ
れるので、窓板22の熱と冷却とが平衡し、窓板22の
温度は第1の低温値約20°Kに保持される。このた
め、窓板22に発生する誘電体損失は常温時に比べて約
1/400になるので、従来の値に比べて数Wと極めて
小さくなる。このように窓板22を1枚とし、その外周
部を極低温(約20K)に冷却する、所謂クライオ構造
を採用しているので、誘電体損失を著しく減少させてプ
ラズマ生成加熱効率を上げることができる。
る発熱は、直接短絡リング29を介して第1のサーマル
アンカー39に伝わり、第1の冷却部38により除熱さ
れるので、窓板22の熱と冷却とが平衡し、窓板22の
温度は第1の低温値約20°Kに保持される。このた
め、窓板22に発生する誘電体損失は常温時に比べて約
1/400になるので、従来の値に比べて数Wと極めて
小さくなる。このように窓板22を1枚とし、その外周
部を極低温(約20K)に冷却する、所謂クライオ構造
を採用しているので、誘電体損失を著しく減少させてプ
ラズマ生成加熱効率を上げることができる。
【0031】これと共に、窓板22をサファイヤで形成
しているため、サファイヤの熱伝導率の温度変化をうま
く取込むことができる。即ち、サファイヤの熱伝導率
は、温度が30Kで最大値300W/cmK、20Kでも
100W/cmKであり、300K時の0.4W/cmKに
比して格段に向上するから、上述したように極低温に冷
却することにより、窓板22の中心部の発熱が効率良く
外周部に伝わり、窓板22の半径方向の温度差が極めて
小さくなる。したがって、温度上昇による誘電体損失や
熱応力の増加があっても、その増加分を相殺できる。ま
た、窓板22の外周部分の冷却であり、与圧された冷却
媒体による表面冷却ではないから、径方向の応力差が殆
ど発生しない。
しているため、サファイヤの熱伝導率の温度変化をうま
く取込むことができる。即ち、サファイヤの熱伝導率
は、温度が30Kで最大値300W/cmK、20Kでも
100W/cmKであり、300K時の0.4W/cmKに
比して格段に向上するから、上述したように極低温に冷
却することにより、窓板22の中心部の発熱が効率良く
外周部に伝わり、窓板22の半径方向の温度差が極めて
小さくなる。したがって、温度上昇による誘電体損失や
熱応力の増加があっても、その増加分を相殺できる。ま
た、窓板22の外周部分の冷却であり、与圧された冷却
媒体による表面冷却ではないから、径方向の応力差が殆
ど発生しない。
【0032】さらに、短絡リング29は窓板22の外周
側両面に直接固着され、気密のための封着リング28は
断熱リング31と気密に接合し、断熱経路を形成してい
るため、封着リング28を薄くしたり、長くして剛性を
下げても冷却上問題はなく、伝導による侵入熱の減少に
むしろ効果がある。また、封着リング28の剛性を下げ
ることにより、窓板22と封着リング28を冶金的に接
合するときの窓板に生じる残留応力を軽減できる。
側両面に直接固着され、気密のための封着リング28は
断熱リング31と気密に接合し、断熱経路を形成してい
るため、封着リング28を薄くしたり、長くして剛性を
下げても冷却上問題はなく、伝導による侵入熱の減少に
むしろ効果がある。また、封着リング28の剛性を下げ
ることにより、窓板22と封着リング28を冶金的に接
合するときの窓板に生じる残留応力を軽減できる。
【0033】また、本実施例では予冷時に、ヒータ42
で窓板22を低温導波管30の第2の低温以上に加熱
し、窓板22に水分が氷結するのを防止しているため、
そのような氷結による誘電体損失の増加を排除して、本
運転時に安定した効率の良いプラズマ生成加熱を行うこ
とができる。尚、この氷結防止策としては、高周波発振
器からマイクロ波を送信しながら予熱してもよい。な
お、本発明の第1、第2の断熱体31,35は、多重円
筒であってもよい。また、窓板22は高強度、低誘電体
損失のものであればガラスも使用できる。
で窓板22を低温導波管30の第2の低温以上に加熱
し、窓板22に水分が氷結するのを防止しているため、
そのような氷結による誘電体損失の増加を排除して、本
運転時に安定した効率の良いプラズマ生成加熱を行うこ
とができる。尚、この氷結防止策としては、高周波発振
器からマイクロ波を送信しながら予熱してもよい。な
お、本発明の第1、第2の断熱体31,35は、多重円
筒であってもよい。また、窓板22は高強度、低誘電体
損失のものであればガラスも使用できる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、第1
の冷却源に接続された第1の短絡体および第2の冷却源
に接続された第2の短絡体による所謂クライオスタット
構造を用いて、内包する窓板を冷却媒体を用いずに例え
ば20K(第1の低温)に冷却しているので、従来の冷
却媒体を用いて常温付近まで冷却して使用する構造のも
のに比べて、誘電体損失を例えば数百分の一まで小さく
でき、電磁波によるプラズマの加熱効率を格段に向上さ
せて、近年の大電力化および連続運転の要請に応えるこ
とができる。また、窓板は従来のような冷却媒体の圧力
を受けないこと、および全体に均一温度であることによ
って応力差による曲げや変形とは殆ど無縁になり、機械
的破損等を排除できる。さらに、窓板の冷却経路と気密
部を別にしたことにより、封着リングの剛性を低くでき
るので、製造時に生じる応力を軽減できる等、高性能、
高信頼性の高周波加熱装置の障壁窓を提供できる。
の冷却源に接続された第1の短絡体および第2の冷却源
に接続された第2の短絡体による所謂クライオスタット
構造を用いて、内包する窓板を冷却媒体を用いずに例え
ば20K(第1の低温)に冷却しているので、従来の冷
却媒体を用いて常温付近まで冷却して使用する構造のも
のに比べて、誘電体損失を例えば数百分の一まで小さく
でき、電磁波によるプラズマの加熱効率を格段に向上さ
せて、近年の大電力化および連続運転の要請に応えるこ
とができる。また、窓板は従来のような冷却媒体の圧力
を受けないこと、および全体に均一温度であることによ
って応力差による曲げや変形とは殆ど無縁になり、機械
的破損等を排除できる。さらに、窓板の冷却経路と気密
部を別にしたことにより、封着リングの剛性を低くでき
るので、製造時に生じる応力を軽減できる等、高性能、
高信頼性の高周波加熱装置の障壁窓を提供できる。
【図1】本発明に係る高周波加熱装置の障壁窓の一実施
例を一部破断して示す正面図。
例を一部破断して示す正面図。
【図2】図1のA−A線に沿う矢視断面図。
【図3】高周波加熱装置の概略を示す構成図。
【図4】従来の高周波加熱装置の障壁窓の構成例を示す
断面図。
断面図。
【図5】従来の高周波加熱装置の障壁窓の別の構成例を
示す断面図。
示す断面図。
20a,20b……導波管、21……障壁窓、22……
窓板、24……真空容器、25……冷却装置、28……
封着リング、29……短絡リング、30……低温導波
管、31,35……断熱体、32……低温シールド体、
33,36……吊持部材、38,40……第1、第2の
冷却部、39,41……第1、第2のサーマルアンカ
ー、42……ヒータ。
窓板、24……真空容器、25……冷却装置、28……
封着リング、29……短絡リング、30……低温導波
管、31,35……断熱体、32……低温シールド体、
33,36……吊持部材、38,40……第1、第2の
冷却部、39,41……第1、第2のサーマルアンカ
ー、42……ヒータ。
フロントページの続き (72)発明者 永島 孝 茨城県那珂郡那珂町大字向山801番地の 1 日本原子力研究所那珂研究所内 (72)発明者 坂本 慶司 茨城県那珂郡那珂町大字向山801番地の 1 日本原子力研究所那珂研究所内 (72)発明者 伊藤 孝治 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番 地 株式会社東芝京浜事業所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21B 1/00
Claims (1)
- 【請求項1】 核融合炉内のプラズマに高周波の電磁波
を伝播させる伝送路の途中に窓板を介挿した高周波加熱
装置の障壁窓において、前記窓板の外周側両面に固着さ
れた第1の短絡体と、この第1の短絡体の内周側で窓板
の両側を気密に把持する封着リングと、前記第1の短絡
体が固着された窓板を内包し且つ前記封着リングを第1
の断熱体を介して気密に支持する略筒状の第2の短絡体
と、この第2の短絡体を内包し且つ前記第2の短絡体を
第2の断熱体を介して気密に支持すると共に、前記伝送
路に気密に接続した外周容器と、前記第1の短絡体を第
1の低温に冷却する第1の冷却源と、前記第2の短絡体
を第1の低温よりも高い温度の第2の低温に冷却する第
2の冷却源とを備えたことを特徴とする高周波加熱装置
の障壁窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02258592A JP3160348B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 高周波加熱装置の障壁窓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02258592A JP3160348B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 高周波加熱装置の障壁窓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05215876A JPH05215876A (ja) | 1993-08-27 |
JP3160348B2 true JP3160348B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=12086935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02258592A Expired - Fee Related JP3160348B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 高周波加熱装置の障壁窓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3160348B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2833512B1 (en) * | 2012-03-30 | 2019-06-05 | Ube Industries, Ltd. | Method and device for power transmission and resonance device used in same |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP02258592A patent/JP3160348B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05215876A (ja) | 1993-08-27 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |