JP3160212U - ペットトイレの排泄物廃棄用スコップ - Google Patents

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Abstract

【課題】ペットトイレ内の凝固物、糞等を未使用の排泄物処理剤と篩い分け、凝固物、糞等のみを残して、そのまま所定の廃棄場所まで運び、衛生的に処理できるペットトイレの排泄物廃棄用スコップを提供する。【解決手段】上下の篩い孔4,6を有する上底3、下底5の二重底構造となって、上底3あるいは下底5のいずれか一方が他方に対してスライドして上下の篩い孔4,6を開閉自在としてある底部2、この底部2の左右に立設状に形成した左右両側壁部8、底部2の奥部に形成した収容奥壁部9からスコップ本体1を形成する。上下の篩い孔4,6を開閉させる開閉操作用の操作部15を有する柄体11をスコップ本体1の収容奥壁部9の外側面に連結する。収容奥壁部9は、後片9A、覆い片9B、側片9Cにて囲繞して凹部状に形成し、側片9C部位には立て掛け溝10を形成する。【選択図】図1

Description

この考案は、ペットトイレにおける犬・猫等の小動物からの排泄物をいわゆる猫砂と共に掬い、廃棄するとき、猫砂と排泄物とを簡単に分別でき、排泄物のみを周囲に飛散させることなく水洗便器その他の所定廃棄箇所にまで運び、廃棄できるようにしたペットトイレの排泄物廃棄用スコップに関する。
従来から、屋内で飼っている猫等の小動物には、いわゆる猫砂と称される排泄物処理剤が収容されているペットトイレで排泄を行うように躾けており、排泄後では水分によって凝固された排泄物処理剤、糞等をペットトイレから取り出し、廃棄物として廃棄している。廃棄するに際し、例えば水溶性あるものは水洗便器等にそのまま流し、また鉱物系・木質系等の非水溶性のものでは家庭ゴミとして廃棄している。いずれにしても、排泄物があってもそのまま使用できる非凝固の未使用の排泄物処理剤と排泄物とは分別し、使用可能な排泄物処理剤は可能な限り残置し、排泄物のみを速やかに、周囲に飛散させることなく衛生的に処理することが望まれる。
このため、従来から排泄物のみを取り出し、除去できるように各種の廃棄処理用のスコップその他が提案されている。例えばペットのトイレ用スコップに係る特許文献1、バケット型シャベルに係る特許文献2、ペットトイレ用はさみ型スコップに係る特許文献3、ペットのトイレ用スコップに係る特許文献4、ペット用トイレ及びこれに用いるスコップに係る特許文献5である。
特許文献1のスコップは、フルイ孔が開いている上皿部に同じくフルイ孔が開けられた可動皿部を重ね移動させることで、孔の大きさを任意調整し、様々なサイズの猫砂に適合できるようにすると共に、フルイ孔から落下した落下物を溜める空間を設けた下皿部を設けるとする。特許文献2のシャベルは深く形成したシャベル本体の五面に長く開穿された無数の通砂孔を設け、トレイの底面上での掬い取り、微細振動による選別を可能にするとする。特許文献3に係るはさみ型スコップは大粒用皿を備えた大粒用スコップ部材と、小粒用皿を備えた小粒用スコップ部材とが開閉自在となるように、これらを回転自在に係合してはさみ状に構成し、固まりを掬い取った後の選別操作で未使用の猫砂を小粒用皿からふるい落とすことができるとする。特許文献4に係るスコップは所定大きさの大きいフルイ孔と、このフルイ孔を中線でほぼ三等分で仕切る小さいフルイ孔とをスコップ本体の底部に設け、固形化した塊状の汚れた猫砂のみを除去できるとする。特許文献5に係るスコップは排泄物処理剤が収納されているトイレ内で使用するスコップの柄を長さ変更可能に構成し、長くして掬い上げた排泄物を遠ざけられるように、また短くして収納時に邪魔にならないようにするとする。
特開2004−242656号公報 特開2005−287495号公報 特開2007−97485号公報 特開2009−213458号公報 登録実用新案第3088520号公報
上述した従来のスコップ等において、特許文献1のスコップではフルイ孔の開閉によって汚れていない猫砂は下皿部に落下し、上皿部には凝集した尿、糞等が残るとするも、フルイ孔は完全に閉塞されておらず、また上皿部は浅底状に形成されているために分別後に上皿部に残る糞等を運ぶときに、これらが周辺に落下し、汚損させる虞がある。また、特許文献2乃至5のスコップ類でも同様に、選別のための孔は開口されたままか、大小があるにすぎないから、選別後に残る糞等を他所に運ぶときに、それらの孔から落下し、周辺を汚損させてしまう虞があることは変わりない。
そこでこの考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、その目的は例えば水溶性で、凝固される排泄物処理剤を収納しているペットトイレ内から尿等で凝固された排泄物処理剤、糞等の排泄物を未使用の排泄物処理剤のみを篩い、落下させることで分離でき、残った廃棄されるべき凝固物、糞等を周囲に飛散、落下させることなく所定の廃棄場所まで確実に運ぶことで衛生的に処理できるペットトイレの排泄物廃棄用スコップを提供することにある。
上述した課題を解決するため、この考案にあっては、上下の篩い孔4,6を有する上底3、下底5の二重底構造となって、上底3あるいは下底5のいずれか一方が他方に対してスライドして上下の篩い孔4,6を開閉自在としてある底部2、この底部2の左右に立設状に形成した左右両側壁部8、底部2の奥部に形成した凹部状の収容奥壁部9から成るスコップ本体1と、このスコップ本体1の収容奥壁部9の外側面に連結され、上下の篩い孔4,6を開閉させる開閉操作用の操作部15を有する柄体11とを備えていることを特徴とする。
底部2は、上篩い孔4が開穿されている上底3と、下篩い孔6が開穿されている下底5と、下底5を上底3下面でスライドさせるように上底3下面両側に設けたスライド案内溝7とを備え、スコップ本体1の前後に沿う上下の篩い孔4,6それぞれの相互間の間隔は篩い孔4,6の前後に沿う孔間隔幅員に比し大きく、上下の篩い孔4,6が合致しない位置に下底5がスライドしたときの下篩い孔6は上篩い孔4相互間の上底3部位に隠蔽され、上篩い孔4相互間の上底3部位が下篩い孔6を閉塞するようにして構成することができる。
上下の篩い孔4,6には、上篩い孔4の後縁側でやや鋭利状となっている上篩い縁4Aが、下篩い孔6の前縁側で同じくやや鋭利状となっている下篩い縁6Aがそれぞれ形成されているものとして構成することができる。
収容奥壁部9は、スコップ本体1における後部において、底部2の後縁部位で立設させた後片9A、この後片9Aから傾斜状で、底部2を覆うように連設した覆い片9B、覆い片9B側縁と左右両側壁部8上縁との間に配された側片9Cによって凹部状に形成されているものとして構成することができる。
収容奥壁部9の側片9C部位には、立て掛け溝10を形成することができる。
操作部15は、柄体11の上部にスコップ本体1の前後方向に沿って長くして開口形成してある操作口17外に外出配置した操作ボタン16と、底部2の後方に外出する下底5後部上に立脚した連結バー18とを連繋して構成することができる。
以上のように構成されたこの考案に係るペットトイレの排泄物廃棄用スコップにあって、底部2における上底3に対する下底5のスライドで上下の篩い孔4,6が開閉され、開放状態にあるときでスコップ本体1によって掬い上げた糞、排泄物処理剤S等は篩い操作によって未使用の排泄物処理剤Sのみを下方に落下させ、糞、凝固物等を底部2上に残す。また、下底5のスライドで篩い孔4,6が閉塞状態にあり、糞、凝固物等が収容奥壁部9内に収容されたとき、これらをスコップ本体1外に飛散させたり、落下させたりせずにスコップ本体1自体で運ばせる。
上底3下面両側に設けたスライド案内溝7によって下底5を前後にスライド案内させるとき、スコップ本体1の前後に沿う上下の篩い孔4,6それぞれの相互間の間隔は篩い孔4,6の前後に沿う孔間隔幅員に比し大きいことで、下底5のスライドによる閉塞時は上下の篩い孔4,6を閉塞させ、糞、凝固物等を底部2から落下させない。
上下の篩い孔4,6それぞれに形成されたやや鋭利状の上篩い縁4A、下篩い縁6Aは、下底5のスライド時における篩い孔4,6間に存する凝固物、糞、排泄物処理剤Sを分別させる。
後片9A、覆い片9B、側片9Cにて囲繞された収容奥壁部9は、収容した糞等を保持し、周辺に飛散、落下させず、所定箇所に運ばせる。
この考案は以上説明したように構成されているため、例えばペットトイレT内で猫等の尿等によって凝固された塊状の排泄物処理剤S、糞等の排泄物を排泄物処理剤Sと共に掬い上げても、上下の篩い孔4,6を開放状態として篩い操作することで未使用の排泄物処理剤Sのみを落下させて、廃棄すべき糞等を底部2上に残し、分離できる。そして、篩い孔4,6を閉塞させ、収容奥壁部9内に収容することで、底部2上に残った廃棄されるべき凝固物、糞等を周囲に飛散、落下させることなく所定の廃棄場所まで確実に運び、衛生的に処理することができる。
すなわち、これはこの考案において、上下の篩い孔4,6を有する上底3、下底5の二重底構造となって、上底3に対する下底5のスライドで上下の篩い孔4,6を開閉自在としてある底部2、左右両側壁部8、底部2の奥部に形成した凹部状の収容奥壁部9から成るスコップ本体1と、このスコップ本体1の収容奥壁部9に連結され、上下の篩い孔4,6を開閉させる操作部15を備えた柄体11とを備えているからであり、廃棄すべき糞等と未使用の排泄物処理剤Sとの分離、操作部15による篩い孔4,6開閉のための円滑なスライド操作、糞等のみの確実な運搬等を図ることができる。
また、底部2において、上底3下面両側にスライド案内溝7を設け、このスライド案内溝7によって下底5をスライド案内させるから、操作部15による下底5のスライド操作は円滑であり、上下の篩い孔4,6の合致による開放で、篩い操作によって未使用の排泄物処理剤S等を落下させ、ペットトイレT内に戻すことができる。一方、下底5における下篩い孔6相互間の部位を上篩い孔4位置にスライドさせることで上篩い孔4を完全に閉塞でき、底部2上に残された糞、凝固物等を底部2から落下させない。しかも、後片9A、覆い片9B、側片9Cにて囲繞された凹部状の収容奥壁部9内にこれらを収容することで、運ぶときに周囲に飛散させたり、落下させたりせずに所定の廃棄場所例えば水洗便器箇所まで確実に運ぶことができる。
上下の篩い孔4,6には、上篩い孔4の後縁側でやや鋭利状となっている上篩い縁4Aが、下篩い孔6の前縁側で同じくやや鋭利状となっている下篩い縁6Aがそれぞれ形成されているから、開放時に篩い孔4,6相互間に排泄物処理剤S、糞等が存していても、閉塞操作時にはこれらを底部2の上下で円滑に分別でき、取り扱いを便利にする。
スコップ本体1の後部に設けた収容奥壁部9は、その周囲が後片9A、覆い片9B、側片9Cにて囲繞されているから、この収容奥壁部9外側面に連結された柄体11によって例えばスコップ本体1全体を起こすようにすることで、これの内部に糞等を周囲に飛散させることなく確実に収容でき、篩い孔4,6が閉塞状態にあることと相俟ち、スコップ本体1自体によってそのまま運ぶことができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。この考案は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
この考案を実施するための一形態を示す一部切欠斜視図である。 同じく分別するときの篩い作業時の断面図で、その(a)は篩っているとき、(b)は篩い後で凝固物、糞等を運ぶときであり、一部拡大を含む。 同じく使用状態を説明する概略斜視図である。
以下、図面を参照してこの考案を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1はスコップ本体であり、スリット状の上下の篩い孔4,6によって開閉自在としてある底部2、この底部2の左右に立設状に形成した左右両側壁部8、底部2の奥部に形成した凹部状、例えば湾曲している凹部状の収容奥壁部9から成る。そして、収容奥壁部9の外側面には、開閉操作用の操作部15を有する柄体11が前後方向に沿って連結されている。
このスコップ本体1においての底部2は二重底構造としてあり、上篩い孔4が開穿されている上底3と、下篩い孔6が開穿されている下底5と、下底5を上底3下面でスライドさせるように上底3下面両側に設けたスライド案内溝7とを備えている。尚、底部2自体は例えば平坦状に、また底部2前縁がやや鋭利状に形成されていることで、ペットトイレT内に収納されている排泄物処理剤Sを満遍なく掬い取ることができるように配慮されるも、場合によっては湾曲形成されることもある。
開穿されている篩い孔4,6は同形、同大で、図示例にあってはスコップ本体1の後方側すなわち柄体側に向かっては末広がり状となる配列形態で左右方向に沿って長くなっている2列で配列してある。またスコップ本体1の前後に沿う配列方向での相互間の間隔は篩い孔4,6の前後に沿う孔間隔幅員に比し大きくし、上下の篩い孔4,6が合致しない位置に下底5がスライドしたときの下篩い孔6は上篩い孔4相互間の上底3部位に隠蔽されるようにしてある。すなわち、下底5がスライドして篩い孔4,6が合致したときには大きく開口するも、下底5が逆方向にスライドしたときには下篩い孔6は上篩い孔4相互間の上底3部位によって完全に隠蔽され、上篩い孔4相互間の上底3部位が下篩い孔6を完全に閉塞するようにしてある。もとより、これらの篩い孔4,6の外形状、開口幅員、大きさ、配列形態等は図示例に限定されず、下底5の前後に沿うスライドによって篩い孔4,6の開閉がスムーズに行われ、合致したときの開放形状は大きく、また合致しないときは隙間なく閉塞されれば足りる。
尚、下底5のスライド量によって篩い孔4,6による開口大きさを任意に調整でき、その調整によって、篩い落とす未凝固の排泄物処理剤Sの大きさあるいは篩い分けて残す凝固物、糞等の大きさに対応可能である。
そして、これらの上下の篩い孔4,6には、上篩い孔4の後縁側でやや鋭利状となっている上篩い縁4Aが、下篩い孔6の前縁側で同じくやや鋭利状となっている下篩い縁6Aがそれぞれ形成されている(図2(b)参照)。すなわち、上篩い縁4Aは、上篩い孔4の孔後縁部位で、スコップ本体1の前方側から後方側に至るにしたがい肉厚となるよう傾斜させることで、孔端縁の下底5側がやや鋭利状となる片刃様に形成されている。また、下篩い縁6Aは、下篩い孔6の孔前縁部位で、スコップ本体1の後方側から前方側に至るにしたがい次第に肉厚となるよう傾斜させることで、孔端縁の上底3側がやや鋭利状となる片刃様に形成されている。こうすることで、上底3がスコップ本体1の後方側にスライド移動することで上下の篩い孔4,6が閉塞されるとき、篩い孔4,6の前後縁相互間で排泄物処理剤Sあるいは糞等が挟み込まれるのを防止し、底部2上下間での篩い分別を円滑にさせる。
底部2のスライド案内溝7は、上底3下面の両側に相対向させて、下底5両側縁の肉厚に比し小さくはない幅員でスコップ本体1の前後方向に沿って設けられており、下底5の両側縁をがたつくことなく挟み込むような深さを有し、下底5自体を円滑にスライド案内させるようにしてある。図例にあってはこのスライド案内溝7の前後縁は開放されていると共に、上底3下面の後部には下底5を支持する支持片7Aを、下底5肉厚に比し小さくはない間隙を隔てて左右両縁間に連結してあって、下底5がスコップ本体1の前方側へのスライド移動で、上下の篩い孔4,6が合致して開口し、後方側への移動で篩い孔4,6は閉塞されると共にスライド案内溝7の後方側に下底5の後縁が外出するようになっている。尚、必要があればスライド案内溝7の前方側は閉塞処理を施し、スコップ本体1によって排泄物処理剤等を掬うとき、その粉末がスライド案内溝7内に侵入を防止するようにしても良い。
収容奥壁部9は、掬い上げて排泄物処理剤Sを篩った後の凝固物、糞等を収容するに足る容量を有するように形成され、柄体11を持ってスコップ本体1をその前縁が上方位置となるように起こしても側方からこれらが落下しない程度の高さ・深さを備えている。すなわち、スコップ本体1における後部において、底部2と共に後方部位、側方部位、上方部位それぞれによって囲繞されることで凹部状に形成されている。図例にあっては、底部2の後縁部位で立設させた後片9A、この後片9Aから傾斜状で、底部2を覆うように連設した覆い片9B、覆い片9B側縁と左右両側壁部8上縁との間に配された側片9Cによって凹部状に形成されている。
また、この収容奥壁部9の側片9C部位には、例えばほぼ半円形状・U字形状・V字形状等に切り欠くことで形成した立て掛け溝10が設けられており、例えばペットトイレTの開口部縁に係止することで、この考案スコップをペットトイレT内に保持できるようにしてある。
スコップ本体1の後部である収容奥壁部9に連結した柄体11は、手指等によって握持できる程度の外径を有する例えば筒状に形成されており、内部には下底5をスライドさせる前記の操作部15を設けてある。
操作部15は、図2に示すように柄体11の上部にスコップ本体1の前後方向に沿って長くして開口形成してある操作口17外に外出配置した操作ボタン16と、底部2の後方に外出する下底5後部上に立脚した連結バー18とを連繋して成る。そして、操作ボタン16のスライド操作で連結バー18を介して下底5を前後にスライドさせることで、上下の篩い孔4,6相互の合致による開放、あるいは隠蔽による閉塞を選択操作できるようにしてある。図中符号19は、底部2の後方に外出する下底5の後縁部分が円滑に前後にスライドするように後縁部分を下方から覆っているスライドカバーである。
尚、図示例の操作部15にあっては、上底3に対して下底5を前後にスライドさせて篩い孔4,6を開閉するも、操作ボタン16による前方へのスライド操作で篩い孔4,6が開放状態となり、逆の後方へのスライド操作で篩い孔4,6が閉塞状態となるようにしてある。こうすることで、ペットトイレT内の凝固物、糞さらには排泄物処理剤Sを掬い上げるべく、スコップ本体1の前方への移動に対応して操作ボタン16を前方位置として開放状態とする。そして、開放状態で篩い作業を行った後、残った糞等を廃棄すべくスコップ本体1を起てるとき、操作ボタン16を後方位置として篩い孔4,6を閉塞状態とするのであり、篩うときあるいは運ぶときのスコップ本体1の姿勢に対応したスライド操作となる。
次にこれの使用の一例を説明すると、図3に示すようにペットトイレT内にこの考案スコップをその立て掛け溝10によってその縁等に係止保持しておき、猫等がペットトイレT内で排泄したときには、上下の篩い孔4,6を開放状態としたままでスコップ本体1によって排泄物処理剤Sと共に尿によって凝固された凝固状の塊あるいは糞等を掬い上げる。次いで適当に篩い(図2(a)参照)、未使用の排泄物処理剤Sを落下除去させて凝固物等を残し、操作部15のスライド操作による篩い孔4,6の閉塞と共にスコップ本体1を起てるようにし、凝固物等を収容奥壁部9内に収納させる(図2(b)参照)。その後、例えば水洗便器まで運び、洗浄水と共に流して廃棄すれば良く、水洗便器まで運ぶに際し、スコップ本体1の底部2は閉塞状態にあるから周囲に排泄物処理剤Sの粉末はもとより、糞等を飛散させずに済む。
S…排泄物処理剤 T…ペットトイレ
1…スコップ本体 2…底部
3…上底 4…上篩い孔
4A…上篩い縁 5…下底
6…下篩い孔 6A…下篩い縁
7…スライド案内溝 7A…支持片
8…左右両側壁部 9…収容奥壁部
9A…後片 9B…覆い片
9C…側片 10…立て掛け溝
11…柄体 15…操作部
16…操作ボタン 17…操作口
18…連結バー 19…スライドカバー

Claims (6)

  1. 上下の篩い孔を有する上底、下底の二重底構造となって、上底あるいは下底のいずれか一方が他方に対してスライドして上下の篩い孔を開閉自在としてある底部、この底部の左右に立設状に形成した左右両側壁部、底部の奥部に形成した凹部状の収容奥壁部から成るスコップ本体と、このスコップ本体の収容奥壁部の外側面に連結され、上下の篩い孔を開閉させる開閉操作用の操作部を有する柄体とを備えていることを特徴とするペットトイレの排泄物廃棄用スコップ。
  2. 底部は、上篩い孔が開穿されている上底と、下篩い孔が開穿されている下底と、下底を上底下面でスライドさせるように上底下面両側に設けたスライド案内溝とを備え、スコップ本体の前後に沿う上下の篩い孔それぞれの相互間の間隔は篩い孔の前後に沿う孔間隔幅員に比し大きく、上下の篩い孔が合致しない位置に下底がスライドしたときの下篩い孔は上篩い孔相互間の上底部位に隠蔽され、上篩い孔相互間の上底部位が下篩い孔を閉塞するようにしてある請求項1に記載のペットトイレの排泄物廃棄用スコップ。
  3. 上下の篩い孔には、上篩い孔の後縁側でやや鋭利状となっている上篩い縁が、下篩い孔の前縁側で同じくやや鋭利状となっている下篩い縁がそれぞれ形成されている請求項1または2に記載のペットトイレの排泄物廃棄用スコップ。
  4. 収容奥壁部は、スコップ本体における後部において、底部の後縁部位で立設させた後片、この後片から傾斜状で、底部を覆うように連設した覆い片、覆い片側縁と左右両側壁部上縁との間に配された側片によって凹部状に形成されている請求項1乃至3のいずれに記載のペットトイレの排泄物廃棄用スコップ。
  5. 収容奥壁部の側片部位には、立て掛け溝を形成してある請求項4に記載のペットトイレの排泄物廃棄用スコップ。
  6. 操作部は、柄体の上部にスコップ本体の前後方向に沿って長くして開口形成してある操作口外に外出配置した操作ボタンと、底部の後方に外出する下底後部上に立脚した連結バーとを連繋して成る請求項1乃至5のいずれかに記載のペットトイレの排泄物廃棄用スコップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101979153B1 (ko) * 2017-11-09 2019-05-16 정상민 애완동물 용변처리 장치

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