JP3160127U - 刈払機用飛散防護カバー - Google Patents

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【課題】飛散物を確実に防止し、特に刈払機用飛散防護カバーと地面との隙間からの飛散物の飛散を防止可能であり、軽量且つ高強度の刈払機用飛散防護カバーを提供する。【解決手段】回転部を備えて雑草の刈取りを行う刈払機に装着される刈払機用飛散防護カバー1であって、略平板状の剛性体で形成される防護板部2と、この防護板部2の一の側縁部に備えられ、刈払機の主軸に着脱可能に保持する固定部12と、防護板部2の下端に網状体に形成されて接続される防護網部3とを有するものである。【選択図】図1

Description

本考案は、刈払機(草刈機)に装着して刈取り後の雑草や小石などの飛散から刈取り作業者を防護する刈払機(草刈機)用飛散防護カバーに関する。
一般に、雑草等の刈取り作業には、小型エンジン等の動力部を備えて回転刃(チップソー)やナイロンコードが回転する刈払機あるいは草刈機(本願では便宜上、刈払機と草刈機を総称して刈払機という。)が広く使用されている。この刈払機で作業する場合、刈取った雑草とともに地面に点在する小石が刈払機の回転刃やナイロンコードに接触して飛散し、刈払機の使用者に当たって重傷を負ったり、周囲に駐車される車や建物のガラス等を損傷したりする不具合が多い。従って、刈払機の使用にあたっては、回転刃の近傍に飛散防護カバーを設置することが推奨されている。そして、この飛散防護カバーにおいては、飛散物の効果的な防止や軽量化等の課題を解決するために様々な検討がなされている。
例えば、特許文献1には、「レール式防塵ガード付き刈払機」という名称で飛散防止ガードが作業時の障害物に衝突することを防止して作業効率を向上させ、且つ、作業者への飛散物の飛散を防止可能なレール式防塵ガード付き刈払機に関する発明が開示されている。
この特許文献1に開示された発明は、主軸の先端に回転刃が設置される刈払機において、主軸に金属製のレール部分と、このレール上をスライドするガードの台座に垂設される透視性を備える板状の飛散防止ガードとを有するものである。
したがって、立ち木や背の高い草等がある場合は、飛散防止ガードをレールに沿って上方へ移動させることができるので、作業時に飛散防止ガードが立ち木等に衝突して作業を中断することがなく、効率良く作業することができる。また、飛散防止ガードは折りたたんで収納可能に構成されているので、不要時には折りたたんで収納すればよく、煩雑な着脱作業を省略することができる。さらに、飛散防止ガードは透視性を備えているので、作業者は視界が良好となり、安全性も高い。
また、特許文献2には、「刈払機」という名称で、軽量で確実に飛散物の飛散を防止可能な刈払機に関する発明が開示されている。
この特許文献2に開示された発明は、操作杆の先端に回転刃が設置される刈払機において、操作杆の中間部に取付部材を介して設置される枠体と、この枠体に張設され適宜な大きさの網目を備える網体とを有するものである。
そして、取付部材を介して設置される枠体は、取付部材を軸として回動可能に設置することができるので、使用者は、刈取った草や小石等の飛散物が飛散しやすい方向に合わせて枠体の位置を細かく決定することが可能である。また、枠体を網体で形成することによって、従来の板状体に比べて、軽量になるとともに、飛散物が網体に衝突する際の衝撃音を小さくし、また、撥ねかえりも抑えることができる。
特開2009−89705号公報 特開平7−23642号公報
しかしながら、上述の従来技術である特許文献1に開示された発明は、飛散防止ガードと障害物との衝突を回避するために上方へ移動すると、飛散防止ガードの下方からの飛散物が増加し、作業者の安全確保が困難になるという課題があった。
また、特許文献2に開示された発明は、ナイロン糸などにより形成される網体を用いて飛散防止ガード全体を構成しているので、強度が低く、高速で飛散する小石などにより破損しやすいという課題があった。
本考案はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、飛散物を確実に防止し、特に刈払機用飛散防護カバーと地面との隙間からの飛散物の飛散を防止可能であり、軽量且つ高強度の刈払機用飛散防護カバーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案である刈払機用飛散防護カバーは、回転部を備えて雑草の刈取りを行う刈払機に装着される刈払機用飛散防護カバーであって、略平板状の剛性体で形成される防護板部と、この防護板部の一の側縁部に備えられ、刈払機の主軸に着脱可能に保持する固定部と、防護板部の下端に網状体に形成されて接続される防護網部とを有するものである。
このような構成の刈払機用飛散防護カバーによれば、防護板部は強度を備えて面で飛散物を防護するように作用する。また、固定部は防護板部の一の側縁部において刈払機の主軸を保持するように作用する。そして、防護網部は防護板部の下端に配置されて自在に変形するという作用を有する。また、防護網部の網状体は回転部側を透視するという作用を有する。
また、請求項2記載の考案は、請求項1記載の刈払機用飛散防護カバーにおいて、防護板部の上縁部に、刈払機の回転部側に屈曲して延設される上縁返し部を備えるものである。
このような構成の刈払機用飛散防護カバーにおいては、請求項1に記載の考案の作用に加えて、上縁返し部は防護板部に沿って上方に移動する飛散物の移動を抑止するように作用する。
そして、請求項3記載の考案は、請求項1又は請求項2に記載の刈払機用飛散防護カバーにおいて、防護板部の他の側縁部に、刈払機の回転部側に屈曲して延設される側縁返し部を備えるものである。
このような構成の刈払機用飛散防護カバーにおいては、請求項1又は請求項2に記載の考案の作用に加えて、側縁返し部は防護板部に沿って他の側縁部の方向に移動する飛散物の移動を抑止するように作用する。
そして、請求項4記載の考案は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の刈払機用飛散防護カバーにおいて、防護網部は防護板部に着脱可能に設置されるものである。
このような構成の刈払機用飛散防護カバーにおいては、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の考案の作用に加えて、防護網部は防護板部に着脱が自在であるように作用する。
最後に、請求項5記載の考案は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の刈払機用飛散防護カバーにおいて、固定部は、防護板部を回転部の回転方向が手前側となる側にのみ保持するように設けられるものである。
このような構成の刈払機用飛散防護カバーにおいては、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の考案の作用に加えて、固定部は刈払機の回転部の回転方向から飛散する飛散物を防止する位置に防護板部を保持するように作用する。
以上説明したように、本考案の請求項1に記載の刈払機用飛散防護カバーにおいては、防護板部の下方に防護網部を設けているので、防護板部が上下した際にも防護網部が地面との間で余分な部分を柔軟に吸収して隙間ができず、防護板部の下方からの飛散物は防護網部によって防止可能となる。また、防護板部は剛性を備えているので高強度であり、小石等の硬い飛散物に対しても耐久性がある。
一方、防護網部は網状体で構成されているので、前述のとおり地面や地面上の障害物に合わせて自在に変形して地面との間に隙間を形成するのを防止することができる。また、軽量で視認性が良く、小石等の撥ね返りに対する緩衝性があり、しかも、刈取った草が付着しにくい。そして、固定部によって刈払機の主軸に着脱可能に保持できるので、既存の刈払機に容易に装着して使用することが可能である。
また、本考案の請求項2に記載の刈払機用飛散防護カバーにおいては、上縁返し部を形成することによって防護板部の上縁部近傍に当たる飛散物を使用者の方向に飛散させることなく、地面方向に効果的に落下させることができる。
そして、本考案の請求項3に記載の刈払機用飛散防護カバーにおいては、側縁返し部を形成することによって、防護板部の他の側縁部近傍に当たる飛散物を周囲に飛散させることなく、地面方向に効果的に落下させることができる。
そして、本考案の請求項4に記載の刈払機用飛散防護カバーにおいては、防護網部は防護板部に着脱可能に設置されているので、不要な場合は防護網部を取り外して作業することができる。また、防護網部が汚れたり、破損したりした場合は、取り外して洗浄したり交換することが可能である。
最後に、本考案の請求項5に記載の刈払機用飛散防護カバーにおいては、防護板部は刈払機に回転部の回転方向が手前側になる側のみに固定部によって保持されるので、主に刈払機の回転部の回転方向から飛散する飛散物を効果的に防護することができる。また、片側のみに設置することによって軽量化を図ることができる。
本考案の実施の形態に係る刈払機用飛散防護カバーの正面図である。 本考案の実施の形態に係る刈払機用飛散防護カバーの背面図である。 (a)は図1中にA−A線で示された部分の矢視断面図であり、(b)は図1中にB−B線で示された部分の矢視断面図である。 本考案の実施の形態に係る刈払機用飛散防護カバーの固定部を示す概念図である。 本考案の実施の形態に係る刈払機用飛散防護カバーを刈払機に装着した場合の概念図である。
以下に、本考案に係る刈払機用飛散防護カバーの実施の形態を図1乃至図5を参照しながら説明する。
図1は、本考案の実施の形態に係る刈払機用飛散防護カバーの正面図である。また、図2は、本考案の実施の形態に係る刈払機飛散防護カバーの背面図である。なお、本願明細書においては、正面とは刈払機の使用者側を意味し、背面とは回転部側を意味している。
図1及び図2において、刈払機用飛散防護カバー1は、略平板状の防護板2と、この防護板2に接続される防護網3と、防護板2の一の側縁部の屈曲部6に設けられる固定部12を有しており、固定部12において刈払機の主軸に固定されて、刈払機の回転刃の回転によって飛散する草や小石等の飛散物を防護板2と防護網3で受けて使用者や周囲への飛散を防護することができる。防護網3の網目は四角状でも六角状でもあるいは丸目状でもよく、その網目形状は限定されない。
防護板2は、剛性体で形成されており、外力を受けた場合には変形しない高強度を備えているので、小石等の硬い飛散物を受け止めることが可能である。防護板2を形成する材料には、鉄やアルミニウム等の金属や木材等を用いることが可能であるが、金属や木材では重量が重くなるので、ポリプロピレン等の硬質プラスチックを用いると軽量化が可能であり好適である。
また、防護板2の上縁部には、装着する刈払機の回転部側に屈曲して延設された上縁返し4が形成され、また、防護板2の他の側縁部には、同じく、装着する刈払機の回転部側に屈曲して延設された側縁返し5が形成されている。上縁返し4及び側縁返し5は、刈払機の回転部側に屈曲して形成されているので、地面から飛んでくる小石等の飛散物を効果的に地面に落下させることができる。
そして、防護板2の一の側縁部には屈曲部6が設けられており、この屈曲部6に固定部12が設置されている。詳細については後述するが、固定部12は、刈払機の主軸を挿通可能なU字ステイ13と、このU字ステイ13を屈曲部6に固定するボルト17a,17b、ナット16a,16b、ワッシャー15a〜15d及び平プレート14a,14bの固定手段で構成されている。また、屈曲部6の屈曲部分には補強部材7a〜7cが設けられており、補強部材7a〜7cによって屈曲部6が補強されて防護板2から屈曲部6が折れ曲がることを防止している。
また、防護板2の下方には、防護網3が設けられている。防護網3は、三か所において固定手段であるボルト11a〜11c、ナット10a〜10c、ワッシャー9a〜9c及びワッシャー18a〜18cを用いて防護板2に固定されている。これらの固定手段は繰り返し嵌着が可能であり、防護網3を防護板2に対して着脱自在に保持することができる。したがって、防護網3が汚れて洗濯したり、損傷して交換したりする場合に容易に取外し及び取付けができ、使用勝手のよい構成になっている。なお、固定手段は、ボルト11a〜11cやナット10a〜10cを用いた方法に限定されるものではなく、フックを用いた掛止構造やスナップボタンや面ファスナーなどを用いることもできる。但し、刈払機用飛散防護カバー1は屋外において使用し、早朝や雨天後では草木が湿ったり濡れていたりするので、耐水性のある材料が好適である。
そして、防護網3は、ポリエステル等の化学繊維を用いて網状体に形成されている。この防護網3は、変形が自在であるので、下端を地面に這わせて使用することができる。そうすると、地面と刈払機用飛散防護カバー1の隙間をなくすことができるので、この隙間から飛散物が飛散することがなく、安全性の高い刈払機用飛散防護カバー1を提供することができる。また、刈払い作業する場所では、岩や切り株など様々な障害物があるので、このような障害物に当接した場合は、防護網3は形状を自在に変えて地面と刈払機用飛散防護カバー1の隙間をなくすことができ、如何なる作業場においても広範囲の飛散防止が可能であり、安全な作業環境となる。しかも、防護網3では、網目の隙間から向こう側を見ることができるので、使用者は目視で確認しながら作業することができ、視認性も備えている。なお、網目の大きさは、小石等が通過しない程度にするとよい。また、防護網3を網状体に形成することによって軽量化することができる。そして、刈取った雑草で特に湿っている場合は、平面体には付着しやすいが、防護網3は網状体であるので付着しにくく、刈り取った雑草が付着して重量化するという不具合が発生しないという利点もある。さらに、防護網3に小石等の硬い飛散物が当たっても緩衝するので損傷しにくく、また、消音の効果もあり、作業時の騒音の低減につながる。なお、符号8は縁取りであり、防護網3を構成する網状体の端部がほつれないように縁取り8によって縫製されている。
次に、本実施の形態に係る刈払機用飛散防護カバーの上縁返し及び側縁返しについて図3を用いて説明する。
図3(a)は、図1中にA−A線で示された部分の矢視断面図であり、(b)は、図1中にB−B線で示された部分の矢視断面図である。
まず、図3(a)において、刈払機用飛散防護カバー1の縦方向の断面をみると、防護板2の上縁部には上縁返し4が背面側に向けて直角に折り曲げられて形成されている。したがって、防護板2の面に当たって上方に向けて面上を移動する飛散物があっても、上縁返し4に当たると、飛散の速度が遅い場合は飛散物はその移動が抑止されて停止し、地面に落下させることができる。また、飛散の速度が速い場合でも、飛散物は防護板2の面上を移動しながら上縁返し4に到達し、上縁返し4にガイドされるように地面方向に放出させることができる。したがって、上縁返し4を備えることによって、飛散物を効果的に地面に落下させるので、使用者や周囲への飛散物の飛散防止を強化することができる。
また、防護網3は、防護板2の正面側において下端部と防護網3の上端部が重なるように設置されている。このように配置することによって防護板2と防護網3との隙間をなくし、飛散物の通過を防止できる。但し、防護網3の設置位置は限定されるものではなく、防護板2の背面側に設置したり、下端に吊設したりしてもよい。
次に、図3(b)において、刈払機用飛散防護カバー1の横方向の断面をみると、防護板2の一の側縁部には屈曲部6が正面側に向けて直角に折り曲げられており、一方、他の側縁部には側縁返し5が背面側に向けて折り曲げられて形成されている。
屈曲部6は、前述したが、刈払機の主軸と刈払機用飛散防護カバー1を固定する固定部12を設置するために設けたものであり、固定部を設置可能であれば、特に形状は限定されるものではなく、防護板2と一体化せずに他の部品を接続したりすることもできる。但し、防護板2と一体的に構成すると単純な構造となり、製造も容易になる上に、他の部品を必要としないのでコスト面で有利となる。
側縁返し5は、前述の図3(a)における上縁返し4と同様の効果を奏するものである。すなわち、防護板2の面上に沿って移動する飛散物を停止させたり、
誘導させたりして、飛散物を効果的に地面に落下させることができる。本実施の形態では、側縁返し5は刈払機用飛散防護カバー1の背面側に向けて緩やかに屈曲しているが、形状は特に限定されるものでなく、図3(a)の上縁返し4と同様に防護板2に対して直角に形成することもできる。
続いて、本実施の形態に係る刈払機用飛散防護カバーの固定部について図4を用いて説明する。
図4は、本考案の実施の形態に係る刈払機用飛散防護カバーの固定部を示す概念図である。
図4において、固定部12は、刈払機の主軸が挿通可能なU字ステイ13が防護板の屈曲部6に穿設された貫通孔に挿通されたボルト17a,17bと図示していないが背面側のナットが螺着して固定されている。刈払機の主軸を固定する場合には、まず、ボルト17a,17bとナットの螺合を緩めてU字ステイ13のU字部分に刈払機の主軸を挿通し、刈払機の回転刃から少し離れた適当な位置において、ナットをボルト17a,17bに螺合していくと、刈払機の主軸がU字ステイ13によって押圧されて固定される。また、U字ステイ13は屈曲部6において斜めになるように設置されており、U字ステイ13の設置する角度によって防護板の角度が決定される。本実施の形態では、U字ステイ13を固定するための貫通孔は一対のみを穿設しているが、例えば、複数の穿設孔を設けて、U字ステイ13の設置角度を変更できるようにして、防護板の角度を選択可能にすることもできる。また、装着する刈払機の主軸の外径に合わせてU字ステイ13を交換することもできるので、市販の様々な刈払機に対応することができる。なお、固定部12における固定手段は、U字ステイ13、ボルト17a,17b、ワッシャー15c,15d、平プレート14bやナット等を用いた固定手段に限定されるものではない。
最後に、本実施の形態に係る刈払機用飛散防護カバーの使用方法について図5を用いて説明する。
図5は、本考案の実施の形態に係る刈払機用飛散防護カバーを刈払機に装着した場合の概念図である。
図5において、刈払機用飛散防護カバー1はU字ステイ13に刈払機19の主軸20が挿通されて固定されている。ここで、刈払機19は、主軸20の先端部に接続部材22を介してヘッド21を備え、ヘッド21には回転して草等を刈るナイロンコード23a,23bが設置されている。刈払機19の回転部としては、ナイロンコード23a,23bを用いたナイロンカッターや金属製のチップソーや30枚刃等があり、ナイロンカッターはチップソーや30枚刃には切断力は劣るものの安全性の高い回転刃として広く使用されている。このナイロンカッターでは、ナイロンコード23a,23bが回転して草木に接触しながら刈っていき、刈取られた草が周囲に飛散することが多いので、刈払機用飛散防護カバー1を装着することによって飛散物の飛散防止を効果的に行うことができる。一方、チップソーや30枚刃等の金属刃やセラミック刃を用いるものでは、高速で回転する金属刃やセラミック刃に防護網3が巻き込まれる恐れがあるので、防護網3を外して使用する方がよい。
刈払機19のナイロンコード23a,23bは時計回りに回転して、草木を刈取っていき、このとき、刈取られた草木やナイロンコード23a,23bがはじく小石は回転方向に飛散する。したがって、刈払機用飛散防護カバー1を使用者の手前でなお且つナイロンコード23a,23bの回転方向が手前側になる側に設置すると、使用者に対して効果的に飛散物の飛散防止を行うことができる。また、片側のみに設置する構成にすることによって、小型化できるので、軽量化及び低コスト化を図ることができる。
また、図示するように、防護板2に接続される防護網3の下端部は地面24に接して軽く折れ曲がって刈払機用飛散防護カバー1と地面24との隙間をなくしており、刈払機用飛散防護カバー1と地面24の隙間からの飛散物による事故等の発生を防止している。
このように構成された本実施の形態では、刈払機用飛散防護カバー1を防護板2と防護網3で構成し、防護板2の剛性体が有する強度と防護網3の網状体が有する柔軟性を兼備させて、飛散物から使用者を効果的に防護し、軽量、低価格、安全性の高い構成の実現を可能にしている。
以上説明したように、請求項1乃至請求項5に記載された本考案は、軽量且つ高強度で飛散物の飛散から刈取り作業者を防護できる刈払機用飛散防護カバーを提供可能であり、一般家庭や公園、庭園あるいは、教育、福祉あるいは医療等様々な施設において利用可能である。
1…刈払機用飛散防護カバー 2…防護板 3…防護網 4…上縁返し 5…側縁返し 6…屈曲部 7a〜7c…補強部材 8…縁取り 9a〜9c…ワッシャー 10a〜10c…ナット 11a〜11c…ボルト 12…固定部 13…U字ステイ 14a,14b…平プレート 15a〜15d…ワッシャー 16a,16b…ナット 17a,17b…ボルト 18a〜18c…ワッシャー 19…刈払機 20…主軸 21…ヘッド 22…接続部材 23a,23b…ナイロンコード 24…地面

Claims (5)

  1. 回転部を備えて雑草の刈取りを行う刈払機に装着される刈払機用飛散防護カバーであって、略平板状の剛性体で形成される防護板部と、この防護板部の一の側縁部に備えられ、前記刈払機の主軸に着脱可能に保持する固定部と、前記防護板部の下端に網状体に形成されて接続される防護網部とを有することを特徴とする刈払機用飛散防護カバー。
  2. 前記防護板部の上縁部に、前記刈払機の回転部側に屈曲して延設される上縁返し部を備えることを特徴とする請求項1に記載の刈払機用飛散防護カバー。
  3. 前記防護板部の他の側縁部に、前記刈払機の回転部側に屈曲して延設される側縁返し部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の刈払機用飛散防護カバー。
  4. 前記防護網部は前記防護板部に着脱可能に設置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の刈払機用飛散防護カバー。
  5. 前記固定部は、前記防護板部を前記回転部の回転方向が手前側となる側にのみ保持するように設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の刈払機用飛散防護カバー。
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