JP3160095U - ノイズフィルタ - Google Patents
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Abstract
Description
図19〜図23に示すように、この種のノイズフィルタ60は、略直方体形状と成された箱型のケース62を備えており、該ケース62内にフィルタ回路を構成する各種電子部品(図示せず)が収納されている。
上記ケース62は、上端及び下端に開口を有する本体部63と、該本体部63の上端開口を閉塞する蓋部65と、上記本体部63の下端開口を閉塞する導電材料より成るベース部67を有している。
上記端子部66a,66bは、端子ネジ70とネジ孔72が形成されたネジ受片74を有しており、端子ネジ70とネジ受片74との間に、外部回路を構成する電子部品の外部端子を挟持して接続することにより、外部回路とケース62内のフィルタ回路とが電気的に接続されるようになっている。
尚、各端子部66a,66bは、両側に立設する隔壁76と隔壁76との間に配置されている。
而して、図19等に示すように、カバー78を閉じて端子部66a,66bの上方を覆うことにより、端子部66a,66bに埃が付着したり、誤って指が端子部66a,66bに接触することを防止でき、安全である。
また、図20に示すように、カバー78を開ければ、端子部66a,66b上方が開放されるので、外部回路を構成する電子部品から導出された外部端子との接続作業を容易に行うことができる。
このため、ヨーロッパではYコンデンサC3,C4の容量を大きくして漏洩電流が大きくなっても、電源ラインの漏電遮断器が作動することがないのに対して、日本では漏洩電流がグラウンドに流れて漏電遮断器が作動してしまい、電源回路を遮断することになる。従って、ヨーロッパ仕様の機械にYコンデンサC3,C4の容量が大きいノイズフィルタ60を組み込んだ上で、日本国内で動作確認を行おうとすると、漏洩電流が大きいために漏電遮断器が作動してしまい、動作確認をすることができないこととなる。
そこで、YコンデンサC3,C4とグラウンドとの間を開閉自在なスイッチを設け、YコンデンサC3,C4の容量が大きくて漏洩電流が大きい仕様のノイズフィルタ60であっても、これを小さな漏洩電流しか対応しない電源環境下で一時的に使用する場合に、上記スイッチでYコンデンサC3,C4とグラウンドとの間を切断して漏洩電流をなくし、漏洩電流が原因で漏電遮断器が作動することを防止することが行われている(例えば、出願人提案の特開2005−184074号公報参照)。
しかしながら、ケース62外面から出っ張った状態でスイッチ操作部を設けた場合、ノイズフィルタ60の取付時等においてスイッチ操作部を誤操作してしまう虞がある。
ケース内に、ライン間に接続されるXコンデンサと、ラインとグラウンド間に接続されるYコンデンサを備えたフィルタ回路を収納すると共に、上記ケースの外面に、上記Yコンデンサとグラウンド間を開閉するスイッチを操作するスイッチ操作部を設けたノイズフィルタにおいて、
上記ケースの外面に凹部を形成し、該凹部内に上記スイッチ操作部を収納し、以て、ケースの外面からスイッチ操作部が出っ張らないよう構成したことを特徴とする。
図1は本考案に係るノイズフィルタ10のカバーを閉じた状態を示す斜視図、図2は正面図、図3は背面図、図4は平面図、図5は底面図、図6は右側面図、図7は左側面図、図8はカバーを開けた状態を示す斜視図である。
また、ケース12の蓋部18と本体部16には、多数の放熱用孔21が形成されている。
図9において、Swは、YコンデンサCyとグラウンド間に介在し、YコンデンサCyとグラウンド間を開閉するスイッチである。該スイッチは、例えば、公知のロッカースイッチで構成することができる。
このため、ヨーロッパではYコンデンサCyの容量を大きくして漏洩電流が大きくなっても、電源ラインの漏電遮断器が作動することがないのに対して、日本では漏洩電流がグラウンドに流れて漏電遮断器が作動してしまい、電源回路を遮断することになる。従って、ヨーロッパ仕様の機械にYコンデンサCyの容量が大きいノイズフィルタ10を組み込んだ上で、日本国内で動作確認を行うと、漏洩電流が大きいために漏電遮断器が作動してしまい、動作確認をすることができないこととなる。
そこで、YコンデンサCyとグラウンドとの間を開閉自在な上記スイッチSwを設け、YコンデンサCyの容量が大きくて漏洩電流が大きい仕様のノイズフィルタ10であっても、これを小さな漏洩電流しか対応しない電源環境下で一時的に使用する場合に、上記スイッチでYコンデンサCyとグラウンドとの間を切断して漏洩電流をなくし、漏洩電流が原因で漏電遮断器が作動することを防止しているのである。
尚、図9に示す回路構成は一例を示したものに過ぎず、これに限定されるものではない。
而して、図10及び図11に示すように、スイッチ操作部23を、ケース12の本体部16に形成した凹部22a内に収納し、ケース12の外面からスイッチ操作部23が出っ張らないようになっているので、スイッチ操作部23の誤操作を抑制することができる。
図示は省略するが、各端子部30a,30b,30cは、上記フィルタ回路14と電気的に接続されているものである。
各端子部30a,30b,30cは、端子ネジ32と、該端子ネジ32が挿通される孔(図示省略)が形成されたネジ受片34を有している(図8及び図13)。
而して、端子ネジ32とネジ受片34との間に、外部回路を構成する他の電子部品の外部端子を挟持して接続することにより、外部回路とケース12内のフィルタ回路14とが電気的に接続されるようになっている。
上記カバー36のピン38は、ケース本体部16の端子台26の両端の隔壁28a,28dに形成した孔40に挿入されており、上記ピン38を回動させることにより、カバー後端36aが回動してカバー36の開閉を行うことができるようになっている。
而して、カバー36を閉じる場合には、可撓性を利用してカバー36を撓ませつつカバー36の先端36bを、係合部42の第1の傾斜面42a−垂直面42b−第2の傾斜面42cへと滑らせて水平面42dの下に配置させれば、カバー36の先端36bと係合部42とが係合する(図17参照)。
一方、カバー36を開ける場合には、可撓性を利用してカバー36を撓ませつつカバー36の先端36bを、係合部42の水平面42d−第2の傾斜面42−垂直面42b−第1の傾斜面42aへと滑らせていけば、カバー36の先端36bと係合部42との係合が解除される。
従って、カバー36には係合手段を設ける必要がなく、端子台26の隔壁28b,28cにのみ係合部42を形成すれば良いので、カバー36を閉じて端子部30a,30b,30cの上方を覆う際に、簡易な構造でカバー36と隔壁28b,28cとを係合させることができる。
上記アース端子部46は、ベース部20の端から立設する垂直板46aと該垂直板46aの上端からベース部20の内方へ延びる水平板46bを有している。また、上記水平板46bにはアース線接続部としての3個のアースネジ挿通孔48及び各アースネジ挿通孔48に近接配置された3個のアース線引出孔49が形成されており、1個のアースネジ挿通孔48にはアースネジ50が挿通されている。
上記3個のアースネジ挿通孔48及びアース線引出孔49は、アース端子部46の両端位置と、中央位置に形成されている。
上記アースネジ挿通孔48に挿通されたアースネジ50に、図示しないアース線が接続されると共に、該アース線は上記アース線引出孔49から引出されるのである。
尚、アース端子部46に形成するアースネジ挿通孔48及びアース線引出孔49の数は3個に限定されるものではなく、複数個形成されていれば良い。
また、アース線を、アースネジ挿通孔48に挿通されたアースネジ50と水平板46bとの間に接続して引出すようにすれば、アース線引出孔49を形成する必要はなく、従って、アース線引出孔49は必ずしも必須ではない。
12 ケース
14 フィルタ回路
16 ケースの本体部
18 ケースの蓋部
20 ケースのベース部
21 放熱用孔
L コモンモードチョークコイル
Cx Xコンデンサ
Cy Yコンデンサ
R 抵抗器
Sw スイッチ
22a ケースの凹部
22b ケースの凹部
23 スイッチ操作部
24a ケース本体部の側壁部
24b ケース本体部の側壁部
26 端子台
28a 隔壁
28b 隔壁
28c 隔壁
28d 隔壁
30a 端子部
30b 端子部
30c 端子部
32 端子ネジ
34 ネジ受片
36 カバー
36a カバーの後端
36b カバーの先端
38 カバーのピン
40 孔
42 係合部
42a 係合部の第1の傾斜面
42b 係合部の垂直面
42c 係合部の第2の傾斜面
42d 係合部の水平面
44 ベース部の取付用孔
46 アース端子部
46a アース端子部の垂直板
46b アース端子部の水平板
48 アースネジ挿通孔
49 アース線引出孔
50 アースネジ
52 外部端子
X 端子台の外端
Y ベース部の外端
Z 端子台の外端とベース部の外端との間の距離
Claims (1)
- ケース内に、ライン間に接続されるXコンデンサと、ラインとグラウンド間に接続されるYコンデンサを備えたフィルタ回路を収納すると共に、上記ケースの外面に、上記Yコンデンサとグラウンド間を開閉するスイッチを操作するスイッチ操作部を設けたノイズフィルタにおいて、
上記ケースの外面に凹部を形成し、該凹部内に上記スイッチ操作部を収納し、以て、ケースの外面からスイッチ操作部が出っ張らないよう構成したことを特徴とするノイズフィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010002170U JP3160095U (ja) | 2010-04-01 | 2010-04-01 | ノイズフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010002170U JP3160095U (ja) | 2010-04-01 | 2010-04-01 | ノイズフィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3160095U true JP3160095U (ja) | 2010-06-10 |
Family
ID=54863307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010002170U Expired - Lifetime JP3160095U (ja) | 2010-04-01 | 2010-04-01 | ノイズフィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3160095U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017118387A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 富士電機株式会社 | ノイズフィルタ |
CN115987237A (zh) * | 2023-03-20 | 2023-04-18 | 深圳市维爱普电子有限公司 | 一种用于铝合金滤波器的外壳 |
-
2010
- 2010-04-01 JP JP2010002170U patent/JP3160095U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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