JP3159916B2 - 搬送土量測定装置及び測定方法 - Google Patents

搬送土量測定装置及び測定方法

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JP3159916B2
JP3159916B2 JP15000796A JP15000796A JP3159916B2 JP 3159916 B2 JP3159916 B2 JP 3159916B2 JP 15000796 A JP15000796 A JP 15000796A JP 15000796 A JP15000796 A JP 15000796A JP 3159916 B2 JP3159916 B2 JP 3159916B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送土量測定装置
及び測定方法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】シールド
工法においては、チャンバー内のカッターにより掘削し
た土砂をスクリューコンベアによって排出することによ
り、チャンバー内の土圧を一定に保っている。例えば、
スクリューコンベアによる排土量が多い場合は、チャン
バー内の土圧が低くなり、地山の崩壊や地盤沈下、地面
の部分的陥没等の原因となる。一方、スクリューコンベ
アによる排土量が少ない場合は、チャンバー内の土圧が
高くなり、切羽前方の地表面の隆起等の原因となる。こ
のため、スクリューコンベアによる排土量を正確に管理
する必要がある。
【0003】このような排土量の管理を行うためには、
現時点での排土量を正確に測定する必要がある。
【0004】ポンプ圧送による排土方式では、圧送ポン
プの吐出側に接続され土砂が圧送される圧送管に例えば
電磁流量計等を配置することで、圧送した土砂量を算出
している。すなわち、電磁流量計にて土砂流速vを捉
え、圧送管の管断面積Aを掛けることによって流量Qを
Q=Avにより求めている。
【0005】しかしながら、実際に管内を流れる土砂は
均一ではなく、様々な土質、形状等の原因により管内断
面に必ずしも土砂が充満した状態で流れておらず、上記
方法では正確な流量が算出できない。すなわち、上記方
法では、流量Qは管内を土砂が充満状態で流れることを
前提として算出されているため、搬送する土砂に空気等
が混じり空隙等が発生すると圧送管の中を通過する排土
量を正確に把握することができず、測定精度が悪く、切
羽破壊や取り込み過ぎによる地表面陥没等の危険な兆候
を捉えられないという問題点があった。
【0006】また、この点を解消するために、管内断面
Aに充満する土砂の充満度を表す補正係数αを用いて補
正し、Q=αAvから流量Qを算出することが考えられ
るが、補正係数αは、配管延長時など管を外したときに
管内部の土砂の状況を目視することにより、経験的に決
められるため、土砂の状態の変化に対応できず、流量Q
の十分な精度を確保できない。
【0007】さらに、上記従来の排土量測定方式では、
装置が複雑で測定装置が高価である等の問題点があっ
た。
【0008】本発明は、上記した技術の問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであって、その目的と
するところは、土砂を圧送する圧送管内に空隙が発生し
ても、測定の精度が高く、比較的低廉で簡単な構成によ
って排土量の測定を行うことができる搬送土量測定装置
及び測定方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る搬送土量測定装置は、掘削された土砂を圧送する際
の搬送土量を測定する搬送土量測定装置であって、前記
土砂が圧送される圧送管内に充満する前記土砂の充満度
に関する情報を検出する検出手段と、少なくとも前記充
満度に基づき、前記土砂の流量を算出する流量算出手段
とを含み、 前記検出手段は、前記圧送管の周方向の異な
る位置にて複数設けられ、前記圧送管の周方向に加わる
歪みを検出する歪み検出部を含むことを特徴とする。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、搬送土砂
に例えば空気等が含まれて圧送管内に空隙等が発生する
場合であっても、充満度を検出する検出手段により充満
度の値を正確に測定した上で流量が算出されるので、従
来よりも正確な流量の値を測定することができ、測定誤
差を少なくすることができる。また、充満度は例えば歪
みゲージ等を用いれば簡単に求められるため、測定装置
自体の構成を比較的低廉で簡略化することができる。
尚、本装置は、主にシールド工法における排送土量の測
定に使用するものであるが、それ以外にも一般の土砂を
搬送する場合の搬送土量測定装置として使用することも
できる。
【0011】
【0012】また、圧送管の周方向の異なる位置に複数
歪み検出部が設けられているので、圧送管の各部位にお
ける詳細な歪み量を知ることができ、充満度をより正確
に測定ることで、流量算出の精度がさらに向上する。
【0013】すなわち、この充満度を測定する方法とし
て、ピストン式圧送ポンプの吐出側に設けられた圧送管
の歪みを利用しており、これらの値が所定の値以上であ
るときに土砂を圧送中であると判断している。これは、
圧送ポンプによって搬送土砂を押し出しているときに
は、圧送管内の土圧が高まり、これに伴い圧送管外壁の
歪みが増大することに着目したためである。
【0014】このような現象を利用して流量の測定を行
うために、圧送管外壁に設けられた歪み検出部によって
歪みを検出し、この検出結果に基づき充満度の算出を行
っている。尚、充満度から搬送土の流量を計算するに
は、圧送管の断面積、圧送ポンプの吐出速度等を知る必
要があるが、断面積は予め一定であるとして、吐出速度
は電磁流量計等の流速検出手段にて測定し、そのデータ
に充満度を掛け合わせることによって得られた演算結果
に基づいて流量を算出する。
【0015】請求項に記載の発明に係る搬送土量測定
装置は、請求項において、前記周方向に配設された前
記歪み検出部の数をN、前記圧送管に土砂を圧送する圧
送ポンプのピストン動作時に、前記歪み検出部により検
出される歪み出力信号の最大値をτnH、前記圧送ポンプ
のピストン非動作時に、前記歪み検出部により検出され
る歪み出力信号の値をτnL(但し、nは1≦n≦Nの整
数)、前記圧送管の周方向の最下位置に配置される前記
歪み検出部にて検出される歪み出力信号のピストン動作
時の最大値、ピストン非動作時の値をそれぞれτ1H、τ
1Lとすると、前記流量算出手段にて演算される充満度α
は、
【数1】で表されることを特徴とする。
【0016】請求項に記載の発明によれば、上式によ
り充満度αを容易に算出することができる。すなわち、
上式において、圧送管に複数配設した各歪み検出部によ
り検出された歪み出力信号のピストン動作時の最大値よ
りピストン非動作時の定常状態での値を減算すること
で、任意の位置に配置された歪み検出部領域を通過する
土砂によって生じる歪みを算出することができる。
【0017】そして、圧送管の最下位置では土砂は完全
に充満されているので、この箇所での前記歪みの値を基
準として、各箇所の歪みとの比を算出し、各部位の各比
を合計して、管内が充満している状態の最大値(分割領
域が例えば8であれば8)で割ることで、管全体の充満
度αが正確に算出される。
【0018】請求項に記載の発明に係る搬送土量測定
装置は、掘削された土砂を圧送する際の搬送土量を測定
する搬送土量測定装置であって、前記土砂が圧送される
圧送管の周方向に複数設けられ、前記圧送管の周方向に
加わる歪みを検出する歪み検出部と、前記歪み検出部に
より得られた歪みに基づき、前記土砂の流量を算出する
流量算出手段と、を含み、前記流量算出手段は、前記歪
み検出部により得られた歪み出力信号を、前記圧送管に
土砂を圧送する圧送ポンプのピストンストローク駆動時
間に亘って積分する積分手段と、前記積分手段の積分値
に基づき、前記各歪み検出部での各積分値を加算する加
算手段と、前記加算手段の加算結果に基づき、前記流量
に換算される所定の係数を乗算する乗算手段と、を含む
ことを特徴とする。
【0019】請求項に記載の発明によれば、圧送管の
周囲に設けられた各歪み出力信号に基づき、流量算出手
段にて各種演算を行うことのみで、すなわち、圧送ポン
プのピストンストローク駆動時間に亘って、各歪み出力
信号を各々積分し、該各積分値の和を算出し、比例定数
(係数)を掛けることで、流量が算出される。
【0020】請求項に記載の発明に係る搬送土量測定
装置は、請求項において、前記歪み検出部によって検
出された歪みの値が所定の値以上になった時の時間を判
定することにより、前記圧送ポンプのピストンストロー
ク駆動時間を測定する圧送時間測定部をさらに設けたこ
とを特徴とする。
【0021】請求項に記載の発明によれば、圧送時間
測定部を設けたことで、例えばピストンストローク信号
の立ち上がり時間よりもやや遅延して歪み出力信号が立
ち上がりを示している場合、あるいは、ピストンストロ
ーク信号の動作時間に対して歪み出力信号のピストン動
作状態を示している時間が等しくない場合は、予め歪み
出力信号の歪みの値が所定の値以上、好ましくは前記ピ
ストン動作状態を示していない状態から示す状態への移
行期間に対応する歪みの値以上になるときの時間を判定
できるので、圧送時間測定部を設置していない場合に比
べて、より正確に歪み出力信号のピストン動作状態の期
間を認知することができ、もって正確な流量を知ること
ができる。
【0022】請求項に記載の発明に係る搬送土量測定
装置は、請求項において、前記圧送ポンプの動作時
に、前記圧送ポンプのピストンストロークの値が、前記
ピストンストローク駆動時間の変化に対して増加してい
る時間を検知する検知手段をさらに設け、前記積分手段
は、前記検知手段により検出される時間に基づき、前記
歪み検出部より検出された歪み出力信号を積分すること
を特徴とする。
【0023】請求項に記載の発明によれば、請求項
と同様の作用・効果を奏しながらも、圧送ポンプを動作
させているにも関わらず、土砂のつまり等により、ピス
トンの動作が阻まれる場合にも対応できる。すなわち、
検知手段を設けていない場合は、ピストンの動作が阻ま
れている時間をも積分されてしまうのに対し、検知手段
を設けた場合は、ピストンが静止している時間は積分さ
れず、圧送ポンプのピストンストロークの値が、ピスト
ンストローク駆動時間の変化に対して増加している時間
のみ積分されるので、より正確に流量を算出することが
できる。
【0024】請求項に記載の発明に係る測定方法は、
シールド掘進機によって掘削された土砂を圧送する際の
搬送土量を測定する測定方法であって、排土の搬送を行
う圧送ポンプの吐出側に接続され、前記土砂が圧送され
る圧送管の周方向に加わる歪みを計測する歪み計測工程
と、計測された前記歪みに基づき、前記圧送管に充満す
る前記土砂の充満度を算出する充満度算出工程と、少な
くとも前記充満度に基づき、前記圧送管内の土砂の流量
を算出する流量算出工程と、を含むことを特徴とする。
【0025】請求項7に記載の発明によれば、歪みより
充満度を求め、充満度を求めた上で、流量を算出するこ
とができるので、圧送管内に土砂以外の空隙が発生して
も、実質的に管内に存在する土砂の量を充満度により補
正することができ、正確な流量を求めることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
の一例について図面を参照して具体的に説明する。
【0027】[実施の形態1]…充満度αを求めて流量
を算出する方法 先ず、本発明の特徴的な構成である測定装置について図
1〜図3を用いて説明する。図1は、搬送土量測定装置
の全体構成を示すブロック図である。本例の装置は、一
例としてシールド工法における排土量の測定を行うため
に用いられる。
【0028】本例の搬送土量測定装置は、図1及び図2
に示すように、シールド掘進機によって掘削された土砂
を圧送する圧送管14(図2)内の搬送土量の測定を行
うものであって、圧送管14内に充満する土砂16の充
満度に関する情報を検出する検出手段10と、圧送管1
4内の土砂16の流量を算出する流量算出手段20と、
圧送ポンプ114(図6)の1回のピストン動作におけ
る圧送時間を測定する圧送時間測定部30と、圧送管1
4内の土砂の流速を検出する流速検出手段40・流速を
算出する流速算出部42と、圧送ポンプから排出される
土砂の密度を測定するための密度検出手段60と、これ
らの各測定結果に基づいて排土の体積および重量を演算
する体積演算部50・重量演算部70と、各演算結果を
画面上に表示あるいは記録紙に印刷する表示部80、プ
リンタ82を含んで構成される。
【0029】検出手段10は、図2に示すように、例え
ば歪み検出部例えば歪みゲージ10−1・10−2…1
0−8等にて形成され、排土の搬送を行うピストン式圧
送ポンプ114(図6)の吐出側に接続された圧送管1
4の外壁における歪みを検出するためのものであり、圧
送管14の外壁の周方向に複数例えば8個設けられ、圧
送管14の周方向に加わる内圧を計測する内圧測定用ゲ
ージとしての機能をも有する。これにより、歪みゲージ
10の抵抗変化によって歪みゲージ10設置部分の歪み
を検出する。
【0030】また、図2において、圧送管14の周方向
に等間隔で配設された膨らみ計測用の歪みゲージ10に
は、防水処理が施され、温度による膨張をキャンセルす
る理由で、該歪みゲージ10に隣接して温度補償用ゲー
ジ12も同様配設される。尚、各歪みゲージ10は動歪
みアンプ(本例では図示しないが実施の形態3では図1
0に示す符号13)に接続され、さらに、動歪みアンプ
は解析用パソコンに接続され、管の膨らみにより発生し
た歪みは動歪みアンプで増幅されA/D変換されてパソ
コン等にてリアルタイム処理される。
【0031】次に、歪みゲージ10により充満度が算出
できる理由を図5を用いて説明する。一般に、管14内
に内圧が発生すると管14は内圧の大きさに比例して膨
張し、管14内が流体で満たされている場合、内圧Pは
均一であるから管14が外側に向けて膨らむ量は一定で
あるが(図5(A))、管内物質が土砂のような固体
(塑性体)の場合充満状況により内圧P(土・水圧)は
不均一となり、管14の膨らみ方も不均一となる(図5
(B))。ここで、土砂輸送の場合内圧Pは土圧および
水圧により決定され、仮に管14内部に土砂及び水が完
全に充満していれば、管壁には土・水圧が均等に作用し
管の膨みは一定になるが、土砂はいっぱいでも水が少な
く空隙18等がある場合、土砂がダンゴ状態になり管上
部に空隙18がある場合等は土圧が不均等に作用し、管
の膨みは内圧Pの大小により変化する。すなわち、図5
のように、土圧が高い部分は土砂が存在し、土圧が低い
所は土砂が存在しないことになるため、管内の内圧(膨
み)の分布により土砂の充満状況が分かる。
【0032】ここで、内圧(膨み)の分布は、図2
(A)のように、圧送管14外壁に歪みゲージ10をリ
ング状に取付固定し、各分割エリアI、 II、III、・・
VIII毎に各歪みを測定することで調べることができ、か
つ、圧送管14のどの部分に空壁18が発生しているか
をも判別することができる。
【0033】すなわち、土砂輸送時における歪みゲージ
14の出力は、例えば図3のように、周期的な変動が見
られるが、これは、圧送ポンプ114が土砂を吐出して
いるときは圧送管14内の土圧が高まるためであり、歪
みεは、ε=(dP)/(Et)(dは圧送管14の外
径、Pは内圧、Eは縦弾性係数、tは圧送管14の肉
厚)で表され、この土圧の高まりに応じて歪みが大きく
なるためである。尚、水平面内の定常流では、全圧は動
圧と静圧の和で表せるが、動圧は土砂が流動している時
のみ発生し、静圧は圧送ポンプが停止しているときの圧
力で常に発生しているため、静圧はほぼ一定であると見
なせ、掘進を停止している時は明らかに土砂の流れは停
止しているが、土砂の流れが脈動流となっている圧送ポ
ンプ近傍でも、2台のプランジャが切り替わる間は、土
砂の流れが停止している状態とみなすことができる。し
たがって、圧送管14内を土砂が流れるとき、各歪みゲ
ージ10の出力は、図4のように、ピストンが動作時の
み定常状態より膨張し、圧送管14内の土砂充満状況に
応じて各位置で違ったものとなり、圧送管14内部が充
満状態であれば、どのゲージも同じ大きさの出力となる
が、図2(A)のように上部に空隙18がある場合は、
図4のように圧送管14上部にいくに従い出力が小さく
なる。
【0034】ここで、例えば土砂の充満状況が図2
(A)に示すような場合、各エリアI〜VIIIの歪みゲ
ージ10の出力は、図4(A)のようになる。図4
(A)は、歪みゲージ10によって検出される歪みデー
タの具体例を示す図であり、同図の縦軸は圧送管14外
壁の歪みに対応しており、横軸は時間経過に対応してい
る。膨みが定常状態より大きくなる時の変化は相対的な
内圧Pの変化、すなわち、図2(A)において管断面を
8等分した各部位(I〜VIII)の充満状況を意味する
ものである。今、管14内底部の部位Iは常に充満状況
にあることを考慮して部位Iにおける膨らみの変化を1
として、各部位の膨みの変化度合を見れば各部位の充満
状況がわかり、部位I〜VIIIの充満度を合計して最大
値8(管内が充満している状態)で割ると管全体の充満
度αがわかる(具体的な数式は後述する)。
【0035】流量算出手段20は、歪みゲージ10の出
力信号に基づいてみかけの流量を補正する流量補正部と
して機能し、各歪みゲージ10にて検出された歪みの出
力信号に基づき、土砂の充満度αを算出する充満度算出
部22と、充満度算出部22の出力・管断面積・流速検
出手段40の出力等を乗算することで流量を演算する流
量演算部24と、を含み構成される。
【0036】充満度算出部22の充満度αは、上述した
理由により、周方向に配設された歪みゲージ10の数を
N、圧送管に土砂を圧送する圧送ポンプのピストン動作
時に、歪みゲージ10により検出される歪み出力信号の
最大値をτnH、圧送ポンプのピストン非動作時に、歪み
ゲージ10により検出される歪み出力信号の値をτ
nL(但し、nは1≦n≦Nの整数)、圧送管14の周方
向の最下位置に配置される歪みゲージ10にて検出され
る歪み出力信号のピストン動作時の最大値、ピストン非
動作時の値をそれぞれτ1H、τ1Lとすると、
【数1】にて演算される。
【0037】流量演算部24は、検出手段10によって
得られる充満度α、断面積A、流量検出手段40によっ
て得られる土砂の平均流速v等に基づき、圧送管14を
通過する土砂の流量、を算出する機能を有する。尚、圧
送管14の断面積をA、平均流速をv、充満度をαとす
ると、Q=αAvで表すことができる。
【0038】圧送時間測定部30は、歪みゲージ10に
よって検出された圧送管14外壁の歪みに基づいて、圧
送ポンプ114における1回のピストンストローク駆動
時間を測定する。具体的には、圧送ポンプ114のピス
トン動作時には圧送管14内の土圧が高まることに着目
し、圧送管14外壁の歪みが所定の値(閾値)以上とな
ったときに圧送動作中であると判断し、その時間を測定
している。
【0039】流速検出手段40は、圧送ポンプの1ピス
トン動作における単位時間当たりに断面積Aを通過する
土砂16の平均流速を検出するもので、この流速検出手
段40の検出結果に基づき、流速算出部42にて流速が
算出される。尚、管内の平均流速vが一定である場合
は、予め流量演算部24に、断面積Aのデータと共に比
例定数として組み込んで充満度に乗算される。また、流
速検出手段40として、ポンプストロークとピストンス
トローク駆動時間とにより、平均流速を求めるものでも
良い。さらに、流速が変化する場合は、流速検出手段4
0として例えば電磁流量計、歪みゲージ等を用いたもの
でも良い。この歪みゲージを用いる場合、軸方向で少な
くとも2箇所に配置し、十分に圧送している状態の有効
圧力がかかっている間の平均時間から、各歪みゲージを
取り付けた区間の流速vは、v=L/(t1−t2)にて
求める。この場合、Lは各歪みゲージ間の距離、t1
2は一方及び他方での有効圧力時の平均時間を示す。
【0040】体積演算部50は、圧送時間測定部30か
ら入力される圧送ポンプ114の1ピストン動作に対応
した圧送時間と、流量算出手段20の流量とに基づい
て、1ピストン動作によって搬送される排土の体積を計
算する。その計算結果は、1ピストン動作で搬送される
排土量体積として、あるいは所定時間内に搬送される排
土の体積として出力され、表示部80およびプリンタ8
2に送られる。
【0041】密度検出手段60は、例えばγ線密度計等
にて構成され、その場合、γ線の照射によって比較的簡
単に圧送管内の搬送土の密度を計測するものである。こ
の計測結果は重量演算部70に入力される。尚、密度検
出手段60の構成として、圧送管の歪みゲージが配置さ
れる領域を、2点の支持部で支持し、その中央に撓み用
の歪みゲージを設け、圧送管14の歪みを測定し、該歪
みを密度演算部62にて密度に演算して密度を算出する
構成としても良い。この場合、密度ρはρ=(επE
(d1 2−d2 2))/(4AL22)(Eは縦弾性係数、
1・d2は圧送管の内径・外径、Aは断面積、Lは支点
間距離を示す)にて表される。
【0042】重量演算部70は、体積演算部50によっ
て計算された体積データと、密度検出手段60から入力
される密度データに基づいて排土重量を計算するもので
ある。密度検出手段60によって測定される密度をρと
すると、W=V×ρで表すことができる。したがって、
重量演算部70により体積演算部50から入力される体
積データVと密度検出手段60から入力される密度デー
タρとを乗算することにより重量Wが求められ、この計
算結果は、上述したように表示部80において表示され
ると共に、プリンタ82から出力される。
【0043】表示部80は、体積演算部50および重量
演算部70による各演算結果をディスプレイ画面上に表
示する。また、この表示部80による表示動作と平行し
て、プリンタ82は、体積演算部50および重量演算部
70の各計算結果を記録紙に出力する。
【0044】<シールド機について>図6は、搬送土量
測定装置によって排土量測定を行うシールド機の概略構
造を示す図であり、(A)は、チャンバーを含む一次搬
送系の概略構造を示し、(B)は、それ以後の二次搬送
系の概略構造を示す。
【0045】チャンバー100内のカッターによって掘
削された土砂は、スクリューコンベヤ102によって採
取された後、ロータリーポンプ104から管106へと
搬送される。この管106までが一次搬送系であり、チ
ャンバー100の前面の切羽の進行状況に伴い、管10
6が伸縮する。また、二次搬送系の切羽側には、シルト
ミキサー110が設置され、管106からの土砂に水又
は分散剤を添加して攪拌することで、一次搬送系の搬送
により低下した土砂の流動性を増大させ、シルトミキサ
ー110から排出された土砂を、ピストン式の圧送ポン
プ114を備えた土砂圧送機112にて、管106に圧
入する。この土砂圧送機112による土砂の圧送動作
は、土砂圧送機制御ユニット116にて行われる。管1
06は、土砂圧送機112から吐出された土砂を立坑を
経由して地上に搬送するためのものであり、その経路途
中には搬送土量測定装置の、歪みゲージ10等各種計測
手段が各々設置されている。
【0046】<動作について>次に、上述した構成を有
する搬送土量測定装置の動作について図7を用いて説明
する。図7は、本例の搬送土量測定装置の動作手順を示
す図である。
【0047】歪みゲージ10により、圧送管14の外壁
部分における歪みを検出する(ステップ400)。加え
て、圧送時間測定部30は、この検出された歪みに基づ
き圧送ポンプ114の1ピストン動作当たりの圧送時間
を測定する(ステップ402)。一方、充満度算出部2
2により、この検出された歪みに基づき数1により、土
砂が搬送される断面積Aの圧送管14内において、断面
の土砂の充満度αを算出する(ステップ401)。
【0048】尚、圧送時間T・密度ρ・流速v等の検出
順序は問わないが、図7のフローが好ましい。また、本
例では、充満度算出と圧送時間測定とを同時に行う場合
を例にとり説明したが、その順番は特にこれに限られる
ものでなく、充満度算出の前に時間を測定したり、ある
いは充満度算出の後に時間測定を行うようにしてもよ
い。
【0049】充満度α・断面積A・予め一定値に定めら
れた圧送ポンプ114による土砂の平均流速vに基づ
き、断面積Aを圧送ポンプ114のストローク駆動時間
内に通過する土砂の流量を算出する(ステップ40
3)。流量算出手段20にて、ステップ401によって
検出された充満度α、流速v(一定)とに基づき、圧送
ポンプ114による1ピストン動作当たりの吐出流量を
計算する(ステップ403)。
【0050】尚、流速検出手段40としてポンプ吐出圧
センサを用い、圧送ポンプ114の吐出側近傍における
ポンプ吐出圧を検出し、この検出されたポンプ吐出圧に
基づいて流速変換部にて流速を求め、流速vを流量演算
部24にて演算しても良い。
【0051】体積演算部50にて、圧送ポンプ114の
ピストンストローク駆動時間すなわち圧送時間測定部3
0により測定された圧送時間Tと流量Qとに基づき体積
を演算する(ステップ404)。その後、あるいは上述
した処理と並行して密度検出手段60は、圧送管14内
の搬送土の密度を検出する(ステップ405)。
【0052】重量演算部70は、流量算出手段20によ
って演算された流量Qと、密度検出手段60で検出され
た搬送土の密度ρと、に基づき演算し(ステップ40
6)、圧送ポンプ114による1ピストン当たりの搬送
土の重量Wを画面上に表示し、同様に、プリンタ82
は、これら体積および重量を記録紙に出力する(ステッ
プ407)。尚、圧送時間T・密度ρ・流速v等の検出
順序は問わない。
【0053】このようにして、一連の検出、演算、表示
動作が終了するが、これらの処理は一定時間毎にあるい
は圧送ポンプ114のピストン動作毎に行う。そして、
表示画面あるいは記録紙に印字された演算結果を見た工
事の作業者は、排土体積あるいは重量が設計値の許容範
囲内にあることを確かめる。もしも許容範囲から外れて
いる場合には、この作業者は、例えばシールド機全体の
掘削動作の制御を行っているシールド機駆動制御装置に
設定変更指示を入力し、スクリューコンベアの回転数の
変更等が行われるようになっている。
【0054】以上のように本実施の形態1によれば、以
下の効果を有する。
【0055】(1)搬送土砂に例えば空気等が含まれて
圧送管内に空隙等が発生する場合であっても、充満度を
検出する検出手段により充満度の値を正確に測定した上
で流量が算出されるので、実質的に管内に存在する土砂
の量を充満度により補正することができ、従来よりも正
確な流量の値を測定することができ、測定誤差を少なく
することができる。また、充満度は例えば歪みゲージ等
を用いれば簡単に求められるため、測定装置自体の構成
を比較的低廉で簡略化することができる。
【0056】(2)圧送管の周方向の異なる位置に複数
歪み検出部が設けられているので、圧送管の各部位にお
ける詳細な歪み量を知ることができ、充満度をより正確
に測定ることで、流量算出の精度がさらに向上する。す
なわち、この充満度を測定する方法として、ピストン式
圧送ポンプの吐出側に設けられた圧送管の歪みを利用し
ており、これらの値が所定の値以上であるときに土砂を
圧送中であると判断している。これは、圧送ポンプによ
って搬送土砂を押し出しているときには、圧送管内の土
圧が高まり、これに伴い圧送管外壁の歪みが増大するこ
とに着目したためである。このような現象を利用して流
量の測定を行うために、圧送管外壁に設けられた歪み検
出部によって歪みを検出し、この検出結果に基づき充満
度の算出を行っている。尚、充満度から搬送土の流量を
計算するには、圧送管の断面積、圧送ポンプの吐出速度
等を知る必要があるが、断面積は予め一定であるとし
て、吐出速度は電磁流量計等の流速検出手段にて測定
し、そのデータに充満度を掛け合わせることによって得
られた演算結果に基づいて流量を算出する。
【0057】(3)数1により充満度αを容易に算出す
ることができる。すなわち、上式において、圧送管に複
数配設した各歪み検出部により検出された歪み出力信号
のピストン動作時の最大値よりピストン非動作時の定常
状態での値を減算することで、任意の位置に配置された
歪み検出部領域を通過する土砂によって生じる歪みを算
出することができる。そして、圧送管の最下位置では土
砂は完全に充満されているので、この箇所での前記歪み
の値を基準として、各箇所の歪みとの比を算出し、各部
位の各比を合計して、管内が充満している状態の最大値
(分割領域が例えば8であれば8)で割ることで、管全
体の充満度αが正確に算出される。
【0058】(4)圧送ポンプの吐出側に設けられた圧
送管の外壁の歪みの測定により、圧送ポンプの各ピスト
ン動作毎の圧送時間をも測定している。この圧送時間
は、搬送土内の空気の割合が少ない場合は長くなり、空
気の割合が多い場合は短くなるため、実際に搬送する排
土の体積、重量に応じた圧送時間の測定が可能となる。
そして、体積および重量の演算に使用する流量算出手
段、流速算出手段、圧送時間、密度を求めるための各種
センサ等と、これらに基づいて体積・重量を演算する各
演算部等によって構成することができ、各検出結果に基
づき排土量が、さらにこの排土量に土の密度を乗算する
ことにより排土重量が簡単に求まるので、特に高価で複
雑な構成要素は含まないため、比較的底低廉で簡単な構
成となる。また、排土内の空気量も考慮した正確な排土
体積および重量が求まるため、測定精度を高くすること
ができる。
【0059】[実施の形態2]…直接流量を算出する方
法 次に、本発明に係る実施の形態2について、図4、8及
び9に基づいて説明する。尚、前記実施の形態1と実質
的に同様の構成要素に関しては説明を省略し、異なる部
分について述べる。本実施の形態2と上記実施の形態1
との相違点は、流量算出手段の構成が異なる点、検知手
段を備えている点である。
【0060】流量算出手段210は、図8に示すよう
に、検出手段10各歪みゲージ(10−1〜・10−
8)の歪み出力信号に基づき、直接流量を算出する機能
を有し、積分手段202、加算手段204、乗算手段2
06を含み構成される。
【0061】積分手段202は、各歪みゲージ10−1
〜10−8により得られた歪み出力信号を、圧送管14
に土砂を圧送する圧送ポンプ114のピストンストロー
ク駆動時間に亘って積分する機能を有し、歪みゲージ1
0の数8個に応じて複数例えば8個(202−1〜20
2−8)形成される。また、後述する検知手段210よ
り検出された時間、即ち圧送ポンプ114のピストンス
トロークの値がピストンストローク駆動時間の変化に対
して増加している時間中で歪み出力信号を積分し、流量
が算出される加算手段204は、各積分手段202−1
〜202−8の積分値に基づき、各歪みゲージ100で
の各積分値を加算する機能を有する。
【0062】乗算手段206は、加算手段204の加算
結果に基づき、流量に換算される所定の係数Kを乗算す
る機能を有する。この係数は、圧送時間・流速検出手段
等の比例定数である。
【0063】圧送時間測定部220は、歪みゲージ10
によって検出された歪みの値が所定の値以上になった時
の時間を判定することにより、圧送ポンプ114のピス
トンストローク駆動時間を測定する機能を有し、各積分
手段202−1〜202−8にデータを供給している。
【0064】検知手段210は、図4(B)に示すよう
に、圧送ポンプ114の動作時に、圧送ポンプ114の
ピストンストロークの値が、ピストンストローク駆動時
間の変化に対して増加している時間(図4(B)ではT
1〜T2・T3〜T4間)を検知する機能を有する。すなわ
ち、圧送管14内を土砂が流れるとき、各歪みゲージ1
0の出力は、図4(A)のようになるが、定常状態より
大きく膨らむピストン作動時においても、図4(B)の
ように、圧送ポンプ114を動作しているにも関わら
ず、土砂のつまり等により、ピストンに有効圧力が加わ
らず、ピストンの動作が阻まれ、ピストンが静止してい
る時間(T2〜T3)を有することとなる。そこで、検知
手段210により、有効圧力の加わる時間、即ちストロ
ークが増加している時間(T1〜T2・T3〜T4)を検知
することで、各積分手段202−1〜202−8に正確
な時間のデータを供給し、もって正確な流量を算出せし
めることとなる。
【0065】ここで、流量算出手段200により流量Q
が求まる理由を説明する。いま、図4において、時刻t
1における各歪みゲージ10の歪み増加分は、
【数2】 と表される。このΔτn(t1)は、図2(A)における部
位I〜VIIIにおける動圧を示している。もし、圧送ポ
ンプ114が動いている間(T)のΔτn の変化をとら
えれば、動圧Pは係数KP 、土砂密度ρ、流速vを用い
て、
【数3】 となるので、(Δτn(t1))/(Δτ1(t1))は、図2
(A)における部位I〜VIII の土砂の詰まり具合を示
し、以下の数4のようになる。
【0066】
【数4】 また、流速vは、既知である圧送ポンプのストロークL
P を稼動時間Tで割った値(LP /T)となるので、換
算係数Kを掛けることにより土砂の流量Qを算出するこ
とができる。すなわち、
【数5】 となり、Qは歪みの時間的変化のみで求まることにな
る。尚、本例においては、各歪み出力信号を積分した後
に各積分値を加算する方法としたが、これに限定され
ず、例えば各歪み出力信号を加算して積分する方法であ
っても良い。
【0067】次に上記のような構成の本装置の動作につ
いて図9に基づき説明する。図9は、搬送土量測定装置
の動作手順の一例を示すフローチャートである。
【0068】先ず、各歪みゲージ10−1〜10−8に
て歪みを検出する(ステップ501)。検出された各歪
み出力信号に基づき、圧送時間測定部220にて各部位
I〜VIII の圧送時間を測定する(ステップ502)。
検知手段210は、各歪みゲージ10−1〜10−8に
て検出された出力信号が、圧送ポンプ114の動作時
に、圧送ポンプ114のピストンストロークの値がピス
トンストローク駆動時間の変化に対して増加している時
間を検知する(ステップ503)。
【0069】各積分手段202−1〜202−8は、ス
テップ502又は503の時間に基づき、各部位の各歪
み出力信号を各々積分する(ステップ504)。加算手
段204は、各部位での各積分値を加算する(ステップ
505)。乗算手段206は、加算値に基づき、予め記
憶された係数Kを乗算する(ステップ506)。
【0070】この後は、上記実施の形態1同様、体積演
算部50にて、圧送ポンプ114のピストンストローク
駆動時間すなわち圧送時間測定部220により測定され
た圧送時間Tと流量Qとに基づき体積を演算し(ステッ
プ508)。その後、あるいは上述した処理と並行して
密度検出手段60により、圧送管14内の搬送土の密度
を検出し(ステップ509)、重量演算部70により、
流量算出手段200によって演算された流量Qと、密度
検出手段60で検出された搬送土の密度ρと、に基づき
演算し(ステップ510)、圧送ポンプ114による1
ピストン当たりの搬送土の重量Wを画面上に表示し、プ
リンタ82は、これら体積および重量を記録紙に出力す
る(ステップ511)。
【0071】以上のように本実施の形態2によれば、以
下の効果を有する。
【0072】(1)圧送管の周囲に設けられた各歪み出
力信号に基づき、流量算出手段にて各種演算を行うこと
のみで、すなわち、圧送ポンプのピストンストローク駆
動時間に亘って、各歪み出力信号を各々積分し、該各積
分値の和を算出し、比例定数(係数)を掛け、ピストン
ストローク駆動時間で割ることで、流量が算出される。
【0073】(2)圧送時間測定部を設けたことで、例
えばピストンストローク信号の立ち上がり時間よりもや
や遅延して歪み出力信号が立ち上がりを示している場
合、あるいは、ピストンストローク信号の動作時間に対
して歪み出力信号のピストン動作状態を示している時間
が等しくない場合は、予め歪み出力信号の歪みの値が所
定の値以上、好ましくは前記ピストン動作状態を示して
いない状態から示す状態への移行期間に対応する歪みの
値以上になるときの時間を判定できるので、圧送時間測
定部を設置していない場合に比べて、より正確に歪み出
力信号のピストン動作状態の期間を認知することがで
き、もって正確な流量を知ることができる。
【0074】(3)圧送ポンプを動作させているにも関
わらず、土砂のつまり等により、ピストンの動作が阻ま
れる場合にも対応できる。すなわち、検知手段を設けて
いない場合は、ピストンの動作が阻まれている時間をも
積分されてしまうのに対し、検知手段を設けた場合は、
ピストンが静止している時間は積分されず、圧送ポンプ
のピストンストロークの値が、ピストンストローク駆動
時間の変化に対して増加している時間のみ積分されるの
で、より正確に流量を算出することができる。
【0075】[実施の形態3]次に本発明を適用した実
施の形態3の構成を示す。本実施の形態3の搬送土量測
定装置は、実施の形態1に係る各歪みゲージによる検出
結果を一般のパーソナルコンピュータ(以下PCとい
う)を用いて処理するようにしたものである。図10
は、実施の形態3の搬送土量測定装置の構成を示す図で
ある。上記実施の形態1と1対1に対応する構成につい
ては同じ符号を用い、詳細な説明は省略する。
【0076】本例の排土量管理システムの構成は、図1
0に示すように、検出手段10としての歪みゲージ10
−1〜10−8・各種計測部(圧送時間測定部30・流
速検出手段40・密度検出手段60)等を含む測定用専
用配管部340と、これら各データを収集・各種演算処
理を行うPCを含む第1のシステム300と、第2のシ
ステム320と、を含み構成され、第1のシステム30
0は抗内運転台車に、第2のシステム320は地上管理
室に設置され、両者は双方向の通信システムである姿勢
制御システム部330を介して結ばれる。
【0077】各歪みゲージ10−1〜10−8にて、管
内を流れる土砂の流量や流速に応じた歪みが計測され、
これらの各データは各歪みアンプ13で増幅された後各
A/D変換部304−1〜304−8にてA/D変換さ
れ、第1のシステム300のPC302にてリアルタイ
ムにサンプリングされる。第1のシステム300では、
これらのデータ以外にも加泥注入量やジャッキストロー
ク、圧送ポンプ等の各種データをサンプリングし、各種
演算処理を行い排土状況を表示部80にてリアルタイム
に画像表示し、かつプリンタ82に出力される。
【0078】第1のシステム300でサンプリング処理
されたデータは、通信制御システム部330のRS変換
部332−1・332−2間の通信回線を経て地上管理
室の第2システム320に転送される。第2のシステム
320では、第1のシステム300同様、排土状況等の
各種画面表示をリアルタイムに行い、かつ、表示部32
4での画面表示以外にもプリンタ326にてデータ表や
各種グラフのプリント出力を行うことができる。
【0079】同図において、各アナログ−デジタル(A
/D)変換部304−1〜304−8は、各歪みゲージ
10−1〜10−8のアナロク信号の検出出力(歪み)
を各歪みアンプ13−1〜13−8にて増幅した後に所
定ビット数のデジタルデータに変換する。同様に、A/
D変換部306は、圧送時間測定部30検出出力(時
間)を所定ビット数のデジタルデータに変換する。A/
D変換部308は、流速検出手段40の検出出力(流
速)を所定ビット数のデジタルデータに変換する。A/
D変換部310は、密度検出手段60の検出出力(密
度)を所定ビット数のデジタルデータに変換する。
【0080】PC302は、各A/D変換部304・3
06・308・310の各出力に基づいて、排土の体
積、重量を演算する。演算結果は表示部80・324に
表示画面に表示されると共に、プリンタ82・326に
よって記録紙に印字される。
【0081】尚、ポンプ部350によりポンプ圧力計・
ポンプストローク計等の圧送ポンプのストローク信号等
のデジタル信号・をA/D変換した後にPC302内に
入力している。
【0082】図11は、本例の搬送土量測定装置の詳細
な動作手順を示す図である。以下、同図に示した各動作
手順に従って説明を行う。
【0083】まず、歪みゲージ10・圧送時間測定部3
0・流速検出手段40・密度検出手段60等によって歪
み・時間・流速・排土の密度等の検出を行う(ステップ
600)。各検出結果は、A/D変換部304・306
・308・310によってデジタルデータに変換された
後、PC302に入力される(ステップ601)。PC
302は、この入力された各データを内部の記憶部30
3に格納する(ステップ602)。
【0084】次に、PC302は、記憶部303に格納
された各データに基づき、実施の形態1同様、充満度α
等に基づき流量を算出し、その後、体積、重量等を計算
する。尚、記憶部303には、計算に必要な各種データ
・検出結果データが予め格納されており、各種演算に応
じて適宜取り出し、PC302は該データに基づき各種
演算を行う(ステップ603)。
【0085】さらに、PC302にて計算された各デー
タは、通信制御システム部330のRS変換部332−
1・332−2を介して変換して転送され(ステップ6
04)、第2システム320の管理室内のPC322に
受信される(ステップ605)。このPC322におい
ても、表示部324・プリンタ326等にて出力される
(ステップ606)。尚、この後にPC302により、
排土体積・重量の計算を行うと共に、計画値に対する誤
差計算を行う構成としても良い。その場合、排土体積・
重量および許容誤差の範囲内であるか否かについては、
表示部の表示画面に表示されると共に、プリンタによっ
て記録紙に印字される構成となる。
【0086】以上のように本実施の形態3によれば、歪
みゲージ等の各センサ出力をデジタルデータに変換した
後、汎用のPCによってデータ処理を行っており、比較
的低廉で簡単な構成で排土体積および重量を算出でき
る。また、その測定原理は、上記実施の形態1と同じで
あるため、測定精度が高く正確な測定を行うことができ
る。すなわち、測定管内部の圧縮された空気等により発
生する空隙の存在等に影響されずに、管内の重量を正確
に測定することができる。
【0087】尚、本発明に係る装置と方法はそのいくつ
かの特定の実施の形態に従って説明してきたが、当業者
は本発明の主旨及び範囲から逸脱することなく本発明の
本文に記述した実施の形態に対して種々の変形が可能で
ある。例えば、上述した各実施の形態においては、シー
ルド工法における排送土量を測定する場合を例にとり説
明したが、本発明はそれ以外の一般の土砂を搬送する場
合の搬送土量測定装置として使用することもできる。す
なわち、ピストン式の圧送ポンプで土砂を搬送する用途
であれば、一般のビル建設等における搬送土量の測定で
あっても良い。
【0088】また、上述した例では、作業者が直接目視
して排土量が許容範囲内にあるか否かを判定するように
したが、この判定処理を搬送土量測定装置が行うように
しても良い。この場合は、各演算処理終了後、体積演算
部、重量演算部あるいは測定装置全体の制御を行う主制
御部(図示せず)が許容誤差の範囲内にあるか否かを判
定し、範囲内にない場合にはその旨を表示部の表示画面
に表示するすると共にブザー等によるアラーム音鳴らす
ようにする。
【0089】さらに、本例では、演算した排土体積、重
量を表示し、この表示を見た作業者がシールド機駆動制
御装置等を操作する場合について説明したが、搬送土量
測定装置において誤差計算を行った後、この誤差計算結
果に基づいてシールド機駆動制御装置が自動制御を行っ
てスクリューコンベアの回転数制御を行うようにしても
良い。
【0090】さらにまた、本例では、二次搬送系に圧送
ポンプを用いて、その吐出側の排土量測定を行ったが、
ピストン式の圧送ポンプを使用するものであれば一次搬
送系における排土量測定を行うようにしても良い。
【0091】加えて、実施の形態2においては、各検出
出力を一旦デジタルデータにに変換した後に、PCに入
力するようにしたが、最近ではRS232CやGP−I
B等の各種インターフェースを有する機器も多く出回っ
ているため、このデジタル出力を直接PCに入力するよ
うにしても良い。
【0092】また、測定装置では、圧送管の歪みゲージ
設置領域の両側を固定し、圧送管に歪み圧力が加わらな
い形状にすることが好ましい。これにより、歪みゲージ
に測定誤差を引き起こすことを防止することができる。
【0093】さらに、ピストン式圧送ポンプの吐出量を
測定するためのポンプ吐出圧センサ、吐出量変換部、変
換テーブルとにより構成し、ポンプ吐出圧センサにて圧
送ポンプによる圧送動作時のポンプ吐出圧を検出し、検
出された吐出圧を吐出量変換部に入力する構成でも良
い。その場合、変換テーブルにて設計時に定まるポンプ
吐出圧と吐出量との関係を予め格納しておき、吐出量変
換部にてポンプ吐出圧センサから入力される吐出圧に基
づいて変換テーブルを検索し、この吐出圧と1対1に対
応するポンプ吐出量を求め、ここで求めたポンプ吐出量
のデータは体積演算部に入力する構成としても良い。
【0094】加えて、流速検出手段として、圧送管にに
対して、片持ちバリ式の外筒を取付固定し、その内側に
内筒を取付固定し、この内部に歪みゲージを設け、圧送
管内の流速に対応して片持ちバリ式の外筒が歪み、これ
を内筒に設けられた歪みゲージで測定する構成としても
良い。さらにまた、圧送時間測定部を、圧送管外壁の応
力を検出し、この応力値が所定の値以上になったときの
時間から圧送時間の判定を行うようにしても良い。
【0095】また、本例では歪みゲージを圧送管の周方
向に2列で配置する構成としたが、これに限定されず、
距離をおいて4列、6列等形成するものであっても良
い。さらに、地山換算部を設けて充満度に加えてさらに
流量Qを補正する構成としても良い。この場合、流量算
出手段と体積演算部の間に設けられることとなる。この
地山換算部は、密度算出部にて密度ρを算出した上で、
Q´=(ρ/ρ0 )Q−(ρ1/ρ0)Q1 にて演算され
る(ここで、Q´は補正後の値、Qは流量算出手段にて
演算された流量、Q1は加泥流量、ρ0は地山密度、ρ1
は加泥密度を示す)。
【0096】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態の一例の搬送土量測定
装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る搬送土量測定装置の実施の形態の
一例を示す図であり、特に圧送管に歪み検出部を設置し
た状態を示し、同図(A)は断面図、同図(B)は一部
切欠側面図を示す。
【図3】図2の搬送土量測定装置の歪み検出部にて検出
される歪み出力信号の出力波形の具体例を示す図であ
る。
【図4】同図(A)は、図2の搬送土量測定装置の複数
の各歪み検出部にて検出される各歪み出力信号の各出力
波形(脈動流により発生する円周歪み)の具体例を示す
図であり、同図(B)は、同図(A)に関連して、ピス
トンストロークとピストンストローク駆動時間との関係
の一例を示す図である。
【図5】圧送管内に土砂が流入することで生じる圧力分
布の状態を説明する断面図であり、同図(A)は圧送管
内の内圧が均一の場合、同図(B)は圧送管内の内圧が
不均一の場合、同図(C)はは圧送管内に土砂及び空隙
が流入している状態をそれぞれ示す。
【図6】本発明に係る実施の形態の一例の搬送土量測定
装置によって排土量測定を行うシールド機の概略構造を
示す図である。
【図7】本発明に係る搬送土量測定装置の動作手順の一
例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る搬送土量測定装置の他の実施の形
態の一例の全体構成を示すブロック図である。
【図9】図8の搬送土量測定装置の動作手順の一例を示
すフローチャートである。
【図10】本発明に係る搬送土量測定装置のさらに他の
実施の形態の一例の全体構成を示すブロック図である。
【図11】図10の搬送土量測定装置の動作手順の一例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 歪みゲージ 14 圧送管 20、200 流量算出手段 22 充満度算出部 24 流量演算部 30、220 圧送時間測定部 100 チャンバー 102 スクリューコンベヤ 110 シルトミキサー 112 土砂圧送機 114 圧送ポンプ 202 積分手段 204 加算手段 206 乗算手段 210 検知手段
フロントページの続き (72)発明者 白井 光夫 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田 建設株式会社内 (72)発明者 清水 潤一 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田 建設株式会社内 (72)発明者 梅原 勉 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田 建設株式会社内 (72)発明者 河本 泰二郎 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田 建設株式会社内 (72)発明者 森 直樹 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田 建設株式会社内 (72)発明者 杉本 伊佐夫 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田 建設株式会社内 (72)発明者 和田 洋一 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田 建設株式会社内 (72)発明者 今村 秀俊 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田 建設株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−114317(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/00 - 9/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削された土砂を圧送する際の搬送土量
    を測定する搬送土量測定装置であって、 前記土砂が圧送される圧送管内に充満する前記土砂の充
    満度に関する情報を検出する検出手段と、 少なくとも前記充満度に基づき、前記土砂の流量を算出
    する流量算出手段とを含み、 前記検出手段は、前記圧送管の周方向の異なる位置にて
    複数設けられ、前記圧送管の周方向に加わる歪みを検出
    する歪み検出部を含むことを特徴とする搬送土量測定装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項において、 前記周方向に配設された前記歪み検出部の数をN、 前記圧送管に土砂を圧送する圧送ポンプのピストン動作
    時に、前記歪み検出部により検出される歪み出力信号の
    最大値をτnH、 前記圧送ポンプのピストン非動作時に、前記歪み検出部
    により検出される歪み出力信号の値をτnL(但し、nは
    1≦n≦Nの整数)、 前記圧送管の周方向の最下位置に配置される前記歪み検
    出部にて検出される歪み出力信号のピストン動作時の最
    大値、ピストン非動作時の値をそれぞれτ1H、τ1Lとす
    ると、 前記流量算出手段にて演算される充満度αは、 【数1】 で表されることを特徴とする搬送土量測定装置。
  3. 【請求項3】 掘削された土砂を圧送する際の搬送土量
    を測定する搬送土量測定装置であって、 前記土砂が圧送される圧送管の周方向に複数設けられ、
    前記圧送管の周方向に加わる歪みを検出する歪み検出部
    と、 前記歪み検出部により得られた歪みに基づき、前記土砂
    の流量を算出する流量算出手段と、 を含み、 前記流量算出手段は、 前記歪み検出部により得られた歪み出力信号を、前記圧
    送管に土砂を圧送する圧送ポンプのピストンストローク
    駆動時間に亘って積分する積分手段と、 前記積分手段の積分値に基づき、前記各歪み検出部での
    各積分値を加算する加算手段と、 前記加算手段の加算結果に基づき、前記流量に換算され
    る所定の係数を乗算する乗算手段と、 を含むことを特徴とする搬送土量測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項において、 前記歪み検出部によって検出された歪みの値が所定の値
    以上になった時の時間を判定することにより、前記圧送
    ポンプのピストンストローク駆動時間を測定する圧送時
    間測定部をさらに設けたことを特徴とする搬送土量測定
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項において、 前記圧送ポンプの動作時に、前記圧送ポンプのピストン
    ストロークの値が、前記ピストンストローク駆動時間の
    変化に対して増加している時間を検知する検知手段をさ
    らに設け、 前記積分手段は、 前記検知手段により検出される時間に基づき、前記歪み
    検出部より検出された歪み出力信号を積分することを特
    徴とする搬送土量測定装置。
  6. 【請求項6】 シールド掘進機によって掘削された土砂
    を圧送する際の搬送土量を測定する測定方法であって、 排土の搬送を行う圧送ポンプの吐出側に接続され、前記
    土砂が圧送される圧送管の周方向に加わる歪みを計測す
    る歪み計測工程と、 計測された前記歪みに基づき、前記圧送管に充満する前
    記土砂の充満度を算出する充満度算出工程と、 少なくとも前記充満度に基づき、前記圧送管内の土砂の
    流量を算出する流量算出工程と、 を含むことを特徴とする測定方法。
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