JP3159796U - 自転車用歯套筒の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】正転や逆転の伝動が可能で、両側の接触面積が保護効果を有するとともに、パーツ間の相互磨耗による歯滑りを低減することができる自転車用歯套筒の構造を提供する。【解決手段】套筒座10と、第1伝動部20と、第2伝動部30とを備え、套筒座は円筒状を呈し、ハブ本体40の一端に嵌設され、第1伝動部は、套筒座の外縁に一体化して取り付けられるとともに、套筒座の軸心から外縁に向けて垂直方向に延設されて所定高度を有し、第2伝動部は、套筒座の外縁に嵌設されるとともに、套筒座の軸心から外縁に向けて垂直方向に延設されて所定高度を有し、しかも套筒座には位置決め縁部31を一体化して形成し、位置決め縁部には一端が両側面を包覆されるとともに、他端が套筒座とハブ本体の接続部付近に位置される、少なくとも一つの嵌設部材32を嵌設し、これにより、位置決め縁部とも第2伝動部を形成する。【選択図】図2

Description

本考案は自転車用歯套筒の構造に係り、特に自転車用ハブとリアスプロケットの間に使用されるとともに、リアスプロケットの伝動を受けて同期に回転することができる自転車用歯套筒の構造に関する。
自転車のペダルを踏むと、前進する踏みが伝動となり、その反対の踏みが空回りする。しかも伝動システムは主に、ハブ、チェーンリング、リアスプロケット、チェーン及びクランクから構成される。そのうち、チェーンリングは自転車のクランクの部位に設けられており、リアスプロケットは後車輪のハブ上に取り付けられている。しかもチェーンリングとリアスプロケットの間にチェーンが繞設され、伝動を行い、車体を前進させる。
一般的に言えば、自転車の伝動システムのすべては、変速装置を具備し、そのうち、主にチェーンリングに三枚の歯片を積層して取り付け、リアスプロケットに五〜十枚の歯片を積層して取り付ける。シフトレバーを用いてシフトチェンジをすることにより、チェーンの両端に繞設される歯片(又はギヤ)の組合せを変え、異なるギヤ比をもたらす。即ち、変速の切り換えを実現することにより、異なる路面状況に応じて自転車に乗ることができる。
リアスプロケットの構造に関しては、又は「飛輪」とも呼び、ハブの套筒部位に嵌設されており、この「飛輪」がチェーンを介して回転を伝動した後に、さらにハブ、及びハブに接続される後車輪を帯動して同期に回転させる。リアスプロケットと套筒座との間の接続構造を分析すると、これは多数の凸縁及び凹溝を套設して嵌合する設計によるものであり、係止面積をもって互いに伝動回転を行うようになる。
後輪軸部に設けられる「飛輪」ユニットは一般的に、(公序良俗違反につき、不掲載)シリーズと、(公序良俗違反につき、不掲載)シリーズに大別される。両者の差異は、主にリアスプロケットとハブ用套筒との嵌設部位の構造及び状態が異なることにある。(公序良俗違反につき、不掲載)シリーズ、或は(公序良俗違反につき、不掲載)シリーズの両者はいずれも「飛輪」ユニットがハブ用套筒への回転を伝動し、さらに後車輪の回転を帯動する点で共通である。
公知の自転車用歯套筒の構造では、外径縁リングに9段伝動凸縁を設け、しかもリアスプロケットの中央内径上に9段伝動嵌溝を嵌設し、これにより、リアスプロケットの動力をハブへ伝達させ、同期に回転するようになる。このようにして、伝動凸縁と伝動嵌溝の両者を直接接触して伝動を行うという設計は、伝動の有効な縁面が容易に互いに摩耗し合ってしまい、隙間が逐次に発生し、隙間が大きくなければ大きくなるほど、騒音も大きくなる。しかも伝動面の衝突が発生することにより、変形も生じる。最悪の場合は、歯が滑り始めると、ペダルも踏まなくなるおそれがある。
上記の変形、歯のすべりの問題を解決するためには、当業界が保護効果を有する自転車用歯套筒の構造を開発し始めている。例えば、保護効果を有する自転車用歯套筒の構造としては、特許文献1に「ハブの歯套筒の保護構造」が開示されている。これは主にハブと、ハブの一端に設けられる歯套筒を含む。該歯套筒には、ハブの端部付近において拡大形状を有する止め縁を設けるとともに、歯套筒の円表面に若干の係止凸リブを所定間隔で環設し、さらに少なくとも一つの位置決め凸リブを設け、歯套筒の材質と異なる係止凸リブの少なくとも一側辺を保護パーツとする。
また、保護効果を有する自転車用歯套筒の構造としては、特許文献2に「補強構造を有する自転車用チェーンリング位置決め座」が開示されている。これは管状の位置決め座である。該位置決め座は、第1端と第2端を有し、該第1端から該第2端まで延伸して縦軸を形成する。該位置決め座の外周面には、該縦軸と平行する複数片の凸片を設ける。該位置決め座は、少なくとも一つのチェーンリングに套設されるとともに、該凸片は該チェーンリングを係止し、これにより、該チェーンリングは該位置決め座を帯動して回転する。該位置決め座は自転車の車輪を連動する。そのうち、少なくとも一つの凸片上に補強片を付設し、該補強片は力を受ける受力辺と、該受力片の反対側の連接辺とを有する。チェーンリングが該位置決め座に対して回転するとき、該チェーンリングは該補強片の受力辺と接触し、該補強片の連接辺は該凸片と接触し、これにより、該チェーンリングの駆動力は該補強片を介して該位置決め座へ伝わるようになる。
台湾実用新案登録出願第096218930号 台湾実用新案登録出願第095203776号
上記の構造では、リアスプロケットとハブとの間の伝動接触面に保護効果があり、前者(特許文献1)では、拡大した止め縁22を有する歯套筒20上に若干の係止凸リブ21を設けることにより、加えて、該係止凸リブ21の一側辺は硬い金属材を使用して保護効果を発揮することができる。後者(特許文献2)の構造では、該凸片11の一側に設けられる補強片30を利用することにより、該補強片の受力辺31に該チェーンリングからの駆動力を直接受けさせる。
また、前者の構造では、該止め縁と該係止凸リブ211を位置決めとして接続して設けるため、該歯套筒の前端にある保護パーツが該位置決めの箇所との距離が相当長く、該保護パーツの末端と該係止凸リブ211との間に隙間が生じ、接合が不良となる場合はある。同時に、大半の自転車は、一方向で有効に伝動するものであり、逆方向の回転が空回りとなる。故に前述した両者の構造は、いずれも片側の伝動凸片で保護構造を採用する設計であるため、この保護構造が正転、逆転を有効に行える変速システムに適用できないといも問題があった。
そこで、本考案の主な目的は、正転や逆転の伝動が可能で、両側の接触面積が保護効果を有するとともに、パーツ間の相互磨耗による歯滑りを低減することができる自転車用歯套筒の構造を提供することにある。
本考案の次の目的は、保護パーツが正転や逆転の伝動で良好な保護効果を有し、同時に左側又は右側のチェーン伝動に適する変速、固定ギヤの自転車に使用することができる自転車用歯套筒の構造を提供することにある。
本考案のさらなる目的は、保護パーツが歯套筒上に環設されるとともに、組み立てが迅速で、結合が安定し、全体構造が利便性と実用性を有する自転車用歯套筒の構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の自転車用歯套筒の構造は、自転車用ハブに用いられる自転車用歯套筒の構造であって、一つの套筒座と、少なくとも一つの第1伝動部と、少なくとも一つの第2伝動部と、を備え、前記套筒座は、円筒状を呈し、前記自転車用ハブの一端に嵌設され、前記第1伝動部は、前記套筒座の外縁に一体化して取り付けられるとともに、前記套筒座の軸心から外縁に向けて垂直方向に延設されて所定高度を有し、前記第2伝動部は、前記套筒座の外縁に嵌設されるとともに、前記套筒座の軸心から外縁に向けて垂直方向に延設されて所定高度を有し、しかも前記套筒座には少なくとも一つの位置決め縁部を一体化して形成し、前記位置決め縁部には、一端が両側面を包覆されるとともに、他端が前記套筒座と自転車用ハブの接続部付近に位置される、少なくとも一つの嵌設部材を嵌設し、これにより、前記位置決め縁部とも第2伝動部を形成してなることを特徴とするものである。
本考案の「自転車用歯套筒の構造」は、上記構成を有するものであるため、固定ギヤ、及び変速の自転車用歯套筒の構造に適用でき、包覆式の設計によって、一つの嵌合部材を第2伝動部の両側縁に嵌設し、これにより、伝動が正転又は逆転するとき、パーツ間の伝動接触による磨耗隙間を効果的に軽減し、歯滑りの発生を減少し、且つ組み立てが迅速で、コストが経済的で、同時に套筒座が汎用性を有し、伝動チェーン装置が自転車の左側、又は右側に取り付けられる自転車のいずれも適用でき、結合が安定し、組み立ての便利性が高く、全体構造の実用性と経済性を十分有する。
本考案の自転車用歯套筒の構造の好適な実施例の斜視図である。 本考案の自転車用歯套筒の構造の好適な実施例の分解斜視図である。 本考案の自転車用歯套筒の構造の好適な実施例の一部縦断面図である。 本考案の自転車用歯套筒の構造の好適な実施例の横断面図である。 本考案の自転車用歯套筒の構造の実施例2の斜視図である。 本考案の自転車用歯套筒の構造の実施例2の分解斜視図である。 本考案の自転車用歯套筒の構造の実施例2の一部縦断面図である。 本考案の自転車用歯套筒の構造の実施例3の斜視図である。 本考案の自転車用歯套筒の構造の実施例3の一部縦断面図である。 本考案の自転車用歯套筒の構造の実施例4の斜視図である。 本考案の自転車用歯套筒の構造の実施例4の分解斜視図である。 本考案の自転車用歯套筒の構造の実施例4の一部縦断面図である。 本考案の自転車用歯套筒の構造の実施例5の分解斜視図である。 本考案の自転車用歯套筒の構造の実施例5の分解斜視図である。 本考案の自転車用歯套筒の構造の実施例5の横断面図である。
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、下記実施例は、本考案の好適な実施の形態を示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。
本考案の自転車用歯套筒の構造は図1乃至図4に示すように、(公序良俗違反につき、不掲載)シリーズの応用例であり、主に一つの套筒座(10)と、前記套筒座(10)上に設けられる六つの第1伝動部(20)と、三つの第2伝動部(30)と、を備えている。
前記套筒座(10)は、円筒状を呈し、一端が前記自転車用ハブ(40)上に嵌設されている。前記套筒座(10)と自転車用ハブ(40)の接続部には、一つの凸縁部(11)をさらに設け、前記凸縁部(11)は前記套筒座(10)に対して比較的大きな外径を有する。前記凸縁部(11)には、一つの凹溝部(12)を予め設ける。
前記第1伝動部(20)は、前記套筒座(10)の外縁に一体化して環設されるとともに、前記套筒座(10)の軸心から外縁に向けて垂直方向に延設されて所定高度を有する。
前記第2伝動部(30)は、前記套筒座(10)の外縁に嵌設されるとともに、前記套筒座の軸心から外縁に向けて垂直方向に延設されて所定高度を有する。しかも前記套筒座(10)には一つの位置決め縁部(31)を一体化して形成し、前記位置決め縁部(31)には、一端が両側面を包覆されるとともに、他端が前記套筒座と自転車用ハブの接続部付近に位置される、少なくとも一つの嵌設部材(32)を嵌設し、これにより、前記位置決め縁部(31)とも第2伝動部(30)を形成してなる。前記第2伝動部は、さらに一つの位置決め溝(33)を有し、前記位置決め溝(33)は、前記套筒座(10)の外縁に予め設けられる凹溝に供する。前記嵌設部材(32)には、前記套筒座(10)の当接面と当接する凸縁を有する位置決め嵌合部(321)を突設するとともに、その凸縁を前記位置決め溝(33)内に嵌設して位置決められてなる。前記嵌設部材(32)には一つの凹溝状の嵌合部(322)を予め設ける。ここで、前記嵌合部(322)は、一側が横倒れた門型字で開口される凹溝であり、前記位置決め縁部(31)は前記嵌合部(322)内に嵌設されることにより、完全な外観を共に形成してなる。前記嵌設部材(32)は一端が前記凹溝部(12)内に嵌設されることにより、前記凸縁部(11)ともに、完全な外観を共に形成してなる。
上記構成においては、前記第1伝動部(20)と前記第2伝動部(30)は、所定個数で、所定配置で、および所定距離で、前記套筒座(10)の外縁上にそれぞれ環設されてなる。加えて、前記嵌設部材(32)を前記位置決め縁部(31)上に嵌設することにより、第2伝動部(30)を形成してなる。前記位置決め縁部(31)は保護効果を有し、伝動の磨耗による歯の滑りを低減し、且つ組み立てが迅速になり、結合が安定し、故に全体構造の利便性と実用性を有する。
本考案の構造特徴、運用技術手段及び所期の効果をより一層理解されために、以下、本考案の使用方式について説明する。
本考案の組み立ては、まず、前記套筒座(10)上にそれぞれの第1伝動部(20)、凸縁部(11)、凹溝部(12)、位置決め縁部(31)、及び位置決め溝(33)を少なくとも予め形成しておく。前記第2伝動部(30)を組み立てるとき、前記嵌合部材(32)は一端が前記凹溝(12)内に嵌設され、他端が前記位置決め嵌合部(321)を前記位置決め縁部上にロックされる。この際に、前記嵌合部材(32)底面の嵌合部(322)は、同時に前記位置決め溝内に嵌設される。即ち、組み立て作業を完成する。
前記套筒座(10)を組み立てた後に、前記凸縁部(11)の一端付近においてハブ本体(40)を取り付け、ハブの組み立て作業を完成する。
本考案の第2伝動部(20)は前記套筒座(10)上の位置決め縁部(31)に一体化して形成され、加えて、前記位置決め縁部(31)上の嵌合部材(32)に係止されて構成される。そのうち、前記嵌合部材(32)は、両側面が包覆される方式で、前記位置決め縁部(31)上に嵌設されることにより、共に前記第2伝動部(30)を形成する。各嵌合部材及び位置決め縁部(31)は包覆状嵌設片により設計されることにより、前記第2伝動部は正転又は逆転のとき、両側の伝動接触面が前記嵌合部材(32)により保護されるようになる。よって、前記第2伝動部とチェーンリングとの間の相互伝動による磨耗及び歯滑りを低減することができる。同時に、前記嵌合部材(32)を利用することにより、正転、逆転の伝動のいずれも有効な保護を受けることができる。杖に、変速及びギヤ固定の自転車の車種に適用でき、また、左側又は右側のチェーン伝動にも適用できる。
本考案のそれぞれの第1伝動部(20)、第2伝動部(30)は所定個数で、所定配置で、および所定距離で、前記套筒座(10)の外縁上に環設され、一つのリアスプロケット(50)の内径伝動歯構造に取り付けされる。その他、前記嵌合部材(32)を前記套筒座(10)上に嵌設することにより、迅速な組み立て及び安定した係合を実現でき、もって製造コストに対する最高利益を達成でき、故に全体構造の利便性と実用性をも達成できる。
図5乃至図7には、本考案の実施例2を示す。前記位置決め溝(33)と前記位置決め嵌合部(321)の両パーツの構造を変化し、さらに二つの位置決めねじ(34)を設ける。それぞれの位置決めねじ(34)をそれぞれの前記嵌合部材(32)と前記套筒座(10)に同時に取り付ける。これにより、前記嵌合部材(32)を前記套筒座(10)の外縁上に固定させる。
前記嵌合部材(32)を組み立てるとき、前記嵌合部材(32)の一端を前記凹溝(12)内に嵌設し、その他端を前記嵌合部(322)に取り付けるとともに、位置決め縁部(31)上に嵌設して係止する。最後に、それぞれの位置決めねじ(34)を螺合することにより、前記嵌合部材(32)を前記套筒座(10)上にしっかり固定し、組み立て作業を完成する。この実施例は、前記嵌合部材(32)を前記套筒座(10)上に固定する効果を強化することにある。その他の所期の効果は、前述した実施例1と同一である。
図8と図9には、本考案の実施例3を示す。この実施例3では、前記位置決め溝(31)と前記位置決め嵌合部(321)の構造を有し、さらに二つの位置決めねじ(34)を具備する。それぞれの位置決めねじ(34)をそれぞれの前記位置決め嵌合部(321)と前記位置決め溝(31)に同時に取り付ける。これにより、前記嵌合部材(32)を前記套筒座(10)の外縁上に固定させる。
前記嵌合部材(32)を組み立てるとき、前記嵌合部材(32)の一端を前記凹溝(12)内に嵌設し、その他端を前記嵌合部(322)に取り付けるとともに、位置決め縁部(31)上に嵌設して係止する。この際に、前記位置決め嵌合部(321)を前記位置決め溝(33)内に嵌設する。最後に、それぞれの位置決めねじ(34)を用いて螺合を行う。これにより、前記嵌合部材(32)を前記套筒座上にしっかり固定させ、組み立て作業を完成する。この実施例は前記嵌合部材(32)を前記套筒座(10)上に固定する効果を強化することにある。その他の所期の効果は、前述した実施例1、2と同一である。
図10乃至図12には、本考案の実施例4を示す。この実施例4では、前記凹溝(12)の構造を除き、しかもそれぞれの位置決め溝(33)及び位置決め嵌合部(321)の両パーツを具備する。前記套筒座(10)上の所定位置に所定の間距離を有する二つの位置決め縁部(311、312)を設ける。一方の前記位置決め縁部(312)は前記凸縁部(11)付近に位置され、前記嵌合部材(32)の両端には、凹状(又は貫通)の嵌合部(322、323)をそれぞれ設け、この二つの嵌合部(322、323)は、それぞれの位置決め縁部(311、312)に嵌設して係止される。
組み立てるとき、前記嵌合部材(32)の両端にあるそれぞれの嵌合部(322、323)はそれぞれの前記位置決め縁部(311、312)上に係止される。この際に、前記位置決め嵌合部(321)を前記位置決め溝(33)内に嵌設され、組み立て作業を完成する。この実施例は、前記嵌合部材(32)を前記套筒座(10)上に固定するもう一つの効果を強化することにある。凹溝(12)を不要とするため、切削加工を省くことができ、また嵌合部材(32)の両端を固定する効果を達成することができる。その他の所期の効果は、前述した実施例1、2、3と同一である。
図13乃至図15には、本考案の実施例5を示す。この実施例5は、(公序良俗違反につき、不掲載)シリーズの応用例であり、主に二つの第1伝動部(20)と二つの第2伝動部(30)を前記套筒座(10)の外縁に環設される。そのうち、それぞれの第1伝動部(20)は凸縁状を呈し、前記套筒座(10)の軸心から外縁に向けて垂直方向に延設されて所定高度を有する。且つ前記第1伝動部(20)の凸縁には、一つの歯溝(21)を凹設する。前記第2伝動部は、両側の所定間距離に予め一体化して設けられる二つの位置決め縁部(311、312)から構成される。二つの嵌合部材(32)は、前記位置決め縁部(311、312)にそれぞれ嵌設されることにより、共に第2伝動部(30)を形成する。しかもそれぞれの嵌合部材(32)間には、一つの歯溝(35)を形成する。
前記套筒座(10)上には、それぞれの第1伝動部(20)、凸縁部(11)、二つの凹溝部(12)、および二つの位置決め縁部(311、312)を一体化して形成する。前記第2伝動部(30)を組み立てて形成するとき、それぞれの嵌合部材(32)は、一端がそれぞれの前記凹溝部(12)内に、他端がそれぞれの位置決め嵌合部(321)上に嵌設されることにより、組み立て作業を完成する。
この実施例では、二つの前記嵌合部材(32)の両側を嵌設することで歯溝を有する第2伝動部(30)を共同で形成する。そして、(公序良俗違反につき、不掲載)シリーズのチェーンリングに取り付ける。その他の所期の効果は、前述した実施例1、2、3、4と同一である。
以上を総合すると、本考案の「自転車用歯套筒の構造」は、固定ギヤ、及び変速の自転車用歯套筒の構造に適用でき、包覆式の設計によって、一つの嵌合部材を第2伝動部の両側縁に嵌設し、これにより、伝動が正転又は逆転するとき、パーツ間の伝動接触による磨耗隙間を効果的に軽減し、歯滑りの発生を減少し、且つ組み立てが迅速で、コストが経済的で、同時に套筒座が汎用性を有し、伝動チェーン装置が自転車の左側、又は右側に取り付けられる自転車のいずれもに適用でき、結合が安定し、組み立ての便利性が高く、全体構造の実用性と経済性を十分有する。
以上は本考案の好ましい実施の形態であって、本考案の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなしえる修正、もしくは変更であって、この考案の精神の下においてなされ、かつこの考案に対して均等の効果を有するものは、いずれもこの考案の登録請求の範囲に含まれるものとする。
10 套筒座
11 凸縁部
12 凹溝部
20 第1伝動部
21 歯溝
30 第2伝動部
31 位置決め縁部
311 位置決め縁部
312 位置決め縁部
32 嵌設部材
321 位置決め嵌合部
322 嵌合部
323 嵌合部
33 位置決め溝
34 位置決めねじ
35 歯溝
40 ハブ本体
50 リアスプロケット

Claims (10)

  1. 自転車用ハブに用いられる自転車用歯套筒の構造であって、一つの套筒座と、少なくとも一つの第1伝動部と、少なくとも一つの第2伝動部と、を備え、
    前記套筒座は、円筒状を呈し、前記自転車用ハブの一端に嵌設され、
    前記第1伝動部は、前記套筒座の外縁に一体化して取り付けられるとともに、前記套筒座の軸心から外縁に向けて垂直方向に延設されて所定高度を有し、
    前記第2伝動部は、前記套筒座の外縁に嵌設されるとともに、前記套筒座の軸心から外縁に向けて垂直方向に延設されて所定高度を有し、しかも前記套筒座には少なくとも一つの位置決め縁部を一体化して形成し、前記位置決め縁部には、一端が両側面を包覆されるとともに、他端が前記套筒座と自転車用ハブの接続部付近に位置される、少なくとも一つの嵌設部材を嵌設し、これにより、前記位置決め縁部とも第2伝動部を形成してなることを特徴とする、自転車用歯套筒の構造。
  2. 前記第1伝動部と前記第2伝動部は、所定個数で、所定配置で、および所定距離で、前記套筒座の外縁上にそれぞれ環設されてなることを特徴とする、請求項1に自転車用歯套筒の構造。
  3. 少なくとも一つの位置決めねじをさらに含み、前記位置決めネジは、前記嵌設部材と前記套筒座に穿設されることにより、前記嵌設部材を前記套筒座の外縁上に固定してなることを特徴とする、請求項1に自転車用歯套筒の構造。
  4. 前記第2伝動部は、さらに一つの位置決め溝を有し、前記位置決め溝は、前記套筒座の外縁に予め設けられる凹溝に供し、
    前記嵌設部材には、前記套筒座の当接面と当接する凸縁を有する位置決め嵌合部を突設するとともに、その凸縁を前記位置決め溝内に嵌設して位置決められてなることを特徴とする、請求項1に自転車用歯套筒の構造。
  5. 少なくとも一つの位置決めねじをさらに含み、前記位置決めネジは、前記位置決め嵌合部と前記位置決め溝に穿設されることにより、前記嵌設部材を前記套筒座の外縁上に固定してなることを特徴とする、請求項4に自転車用歯套筒の構造。
  6. 前記嵌設部材には少なくとも一つの凹溝状の嵌合部を予め設け、前記嵌合部内に前記位置決め縁部を嵌設してなることを特徴とする、請求項1に自転車用歯套筒の構造。
  7. 前記嵌合部は、一側が横倒れた門型字で開口される凹溝であり、前記位置決め縁部は前記嵌合部内に嵌設されることにより、完全な外観を共に形成してなることを特徴とする、請求項6に自転車用歯套筒の構造。
  8. 前記嵌合部は、一側がL型字で開口される凹溝であり、前記位置決め縁部は前記嵌合部内に嵌設されることにより、完全な外観を共に形成してなることを特徴とする、請求項6に自転車用歯套筒の構造。
  9. 前記套筒座と自転車用ハブの接続部には、一つの凸縁部をさらに設け、前記凸縁部は前記套筒座に対して比較的大きな外径を有し、
    前記凸縁部には、一つの凹溝部を予め設け、前記凹溝部に前記嵌設部材の一端を嵌設することにより、前記凸縁部ともに、完全な外観を共に形成してなることを特徴とする、請求項1に自転車用歯套筒の構造。
  10. 前記第1伝動部の凸縁には、一つの歯溝を凹設し、前記第2伝動部には、二つの位置決め縁部を両側の所定間距離に予め一体化して設け、
    前記位置決め縁部には、二つの嵌設部材を嵌設して共同で前記第2伝動部を形成し、二つの前記嵌設部材間に一つの歯溝を凹設してなることを特徴とする、請求項1に自転車用歯套筒の構造。
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