JP3159516U - 手工芸用の連結可能な立方体状部品 - Google Patents

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【課題】手工芸作品の部品として、3次元方向に連結が可能で、作品を容易に組み立てたり、分解したり出来る立方体状部品を提供する。【解決手段】中身のつまった立方体形部品に、立方体の表面に対して垂直であり、互いにねじれの位置関係にあり、立方体の中心から等距離にある3個の貫通孔を設ける。連結用の棒を貫通孔に挿入する。【選択図】図1

Description

本考案は、手工芸の分野で使用する部品の形状に関するものである。
市販されている手工芸品の部品としては、接着剤を使う寄木細工の部品、針金や糸を通せる1個の貫通孔を持つ立方体状のビーズ、障子の桟の木組み方法を利用した部品などがある。また、立方体状部品の接合は玩具ブロックで多く用いられている。球状突起と突起をはめ込める凹部を併せ持つ部品を、つなぎ合わせるアクセサリ玩具がある。(特許文献1参照)本考案は、3次元方向への連結方法をもつ部品の形状を求めるものなので、類似の使用をする玩具ブロックの中で、立方体に近い形状のブロックの接合方法を調べた。本考案に近いのは、以下である。立方体ブロックの任意の位置に、接合棒の半分が入る穴を設け、他のブロックと棒を介して接合するもの。(特許文献2参照)あるいは、立方体の各面に4箇所ずつ貫通孔をもうけ、さらに各稜から貫通孔へ切り込みを加えるもの。このブロック同士を連結するには、複雑な形の連結用部品が使われる。(特許文献3参照)
特開2004−222858 特開2004−337202 実登3096834
手工芸用の部品として、3次元方向に連結が可能な、立方体に近い簡素な形状の部品をあらかじめ用意する事によって、作品を容易に組み立てたり、分解したり出来るようにしたい。障子の桟の形状では、出来あがった作品の表面が平らな広がりを持たないので、作品の形に限界が多い。(特許文献1)の部品は、(図5)に示されるように2次元方向にしかつながらない上に、材質を木にすると、接合がはずれやすい形状である。(特許文献3)の部品は3次元方向に連結できる。しかし、この立方体状ブロックは多くの切れ込みがあるので、加工に費用が多くかかると思われる。手工芸品の部品は、多くの数が必要になるので、安価に供給される事が望ましく、複雑な形状のブロックは、手工芸用に、転用しにくい。(特許文献2)のブロックは、簡素な形状であるが、各面の1から4個の穴は任意の場所であり、(図6)に見られるように正確に場所を指定しない。ブロックの断面図(図7)に示されるように、穴は貫通せず、穴同士は接しないので、場所の任意性をもつからであろう。その上、連結のための貫通孔を持たないので、手工芸用部品に転用すると、出来上がる作品の強固さが不十分と思われる。
中身が詰まった立方体の形をした部品に、(図1)のX、Y、Z軸の方向に、立方体表面に対して垂直に3個の貫通孔をあけ、連結のための円柱形の棒を挿入して、同型の部品をX、Y、Zの方向に連結する。立方体の表面での孔の円の中心であって、その表面の4角形の対角線上にある点をA、B、Cとする。点Aに近い角を1、Bに近い角を2、Cに近い角を3とする。Aと1、Bと2、Cと3の間は同じ距離と規定する。その距離は、4角形の対角線の2分の1より小さくする。以上のように条件づけられた貫通孔の特徴は、以下の3つにまとめられる。第1に、各貫通孔は、立方体の各表面に対して垂直である。第2に、3個の貫通孔は、幾何学用語では、ねじれの位置関係にあると表現される。第3に、Aと1、Bと2、Cと3の距離を、等距離と規定したので、3つの貫通孔は、立方体の中心からも、それぞれ等距離になる。上記のように、貫通孔の位置関係を示したが、実施上は、部品同士の連結につかう円柱状の棒の直径によって、点A、B、Cの位置が左右される。(図2の実施例を参照)
ねじれの位置関係にある3個の貫通孔は、交わらないので、そのなかに挿入される連結棒は長くても、棒同士は交わったり、接したりしない。その結果、1個の部品から6方向に他の部品を、長く連結でき、(図3)のように、連結を重ねることによって、3次元方向に、作品を大きく出来る。作品の連結用の棒が、3本通っている部品の周囲の強度は高い。また、(図4)では、Y方向に竹ひごを、他の方向に針金を用いている。こうして、1方向に柔軟性のある板状の物を作り、筒状に整える事も出来る。その上、条件付けられた点A、B、Cは立方体の中心を中心として、回転させると、重なる位置にくる。その結果、部品同士は、どの面を選んでも連結できるので、作品がつくりやすい。この部品は、(特許文献3)のブロックより簡素な形なので、製造しやすいと思われる。その上、連結用の棒は、貫通孔の径を合わせると、市販の規格品が使えるので、経済的である。
本考案の部品の貫通孔の方向と位置を表す斜視図 連結用の棒を挿入した立方体状部品の斜視図 部品同士の連結状態を表す斜視図 竹ひごと針金を連結に用いた状態を表す斜視図 特許文献1の連結体の断面図 特許文献2の実施例の斜視図 特許文献2のブロックの断面図
課題を解決する手段の項で記述した、棒の直径が点A、B、Cの位置を左右する、という事について、(図2)を用いて具体的に述べる。市販の規格品である、直径1.8ミリメートル(以下ではミリと省略)の竹ひごを、連結用の棒にする。1辺20ミリの木製の立方体形部品に、1.8ミリより少し大きい2ミリの直径の貫通孔を設ける。図では竹ひごY1は下方にずらせて、貫通孔の周囲Eを見せている。BはEの仮想上の中心である。また、Bは対角線の上にある。EがDに接するような中心Bの位置では、貫通孔がそれぞれ、立方体の中で接してしまう。Eが辺Fに近接する位置では、立方体の強度が保てない。図では、Bと2の距離を9ミリにした。すると、Eは、Dからも、Fからも、5ミリ以上離れるので、立方体状部品の強度を損なわない。立方体の大きさや素材の強度、連結用の棒の径によって変化するBと2の間の距離は、条件の範囲で任意とする。なお、部品表面に垂直な貫通孔に入っているので、X1、Y1、Z1の竹ひごも、同様に垂直であり、立方体形の中心からも等距離である。3本の竹ひごは、ねじれの位置関係になっている。
部品の材質は あたたかみと、着色性から考えて、木にしたい。木によって色の違うのも楽しみたいが、例えば、柿シブ液等の染料・顔料で濃淡に色付けた部品を組み立てて、モザイク模様の作品を作りたい。間伐材を利用した部品が出来るといい。木のくずや、古紙の繊維を固めて部品が作れるなら、資源の有効利用になる。
1辺が5センチの部品をつかって、大きな箱も作れる。連結棒は直径5ミリの、ひのき棒を使う。部品を大きくすると、高齢者にも楽しめる。大きいので、しばらく置いて、分解して片付けるといい。
1、2、3 立方体表面の4角形の角
A、B、C 貫通孔の仮想上の円中心
D 対角線の交点
E 孔の立方体表面上の外周
F 表面4角形の辺
G1、G2 針金
H 特許文献2の接合棒の断面
X、Y、Z 貫通孔の仮想上の軸中心で方向を表す
X1、X2、X3 X方向の竹ひご
Y1、Y2、Y3 Y方向の竹ひご
Z1、Z2、Z3 Z方向の竹ひご

Claims (1)

  1. 中身が詰まった立方体形部品に、3個の貫通孔を、決められた条件で設け、その貫通孔に挿入した連結用の棒を介して、3次元方向に他の同形部品と連結可能にした手工芸作品を作るための立方体状部品の形状。その条件とは、第一に、貫通孔が立方体の表面に対して垂直であること。第2に、3個の貫通孔が、ねじれの位置関係にあること。第3に、立方体の中心から、それぞれの貫通孔が等距離であること。この条件を同時に満たす部品の形状。
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