JP3159478U - 歩行補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】お年寄りや歩行障害者が安心して歩行出来る安定性の高い、小型、軽量で、小回りがきく安価な歩行補助具を提供する。【解決手段】上弦部a1、縦部a2、下弦部a3からなる略コ形状に曲折した支持ユニットAと、支持ユニットAの上弦部a1と下弦部a3を縦部a2に対して、反対方向に構成した上弦部b1、縦部b2、及び支持ユニットAの下弦部a3とは長さを違えて形成された下弦部b3からなる略コ形状の支持ユニットBからなる。さらに、支持ユニットAの上弦部a1と支持ユニットBの上弦部b1を一直線上に連結して、縦部a2と縦部b2が鋭角をなすように、下弦部a3と下弦部b3を適切な間隔をとって地面に平行に配置し、その2つの下弦部a3、b3に開き止めパイプDを取付けて開かないようにする。使用者は、前記連結した上弦部a1とb1からなる把持部Cを握持して、下弦部a3とb3を接地させて使用する。【選択図】図1
Description
本考案は、自立して歩行することが困難なお年寄りや歩行障害者が、安全に使用できる 歩行補助具に関するものである。
歩行が困難な人が、自立して安全に歩行する場合、支柱を一本とした一本脚杖や、両手
両肘で支持して全体重をあずけて移動する歩行器等を、歩行補助具として使用するのが一般的である。
両肘で支持して全体重をあずけて移動する歩行器等を、歩行補助具として使用するのが一般的である。
しかしながら一本脚杖は、安定性よりは使い易さを重視しており、腕の力の弱い人や、自立性の低下した人が使用するのには適さない。又、歩行器においては安定性を高めるために、大型に形成され重量のあるものが多い。従って小回りがきかないので、病院や施設のような、極めて整備された洋式環境の中での歩行訓練用としてしか使えないため、一般家屋内での使用には適切でない。
そこで、U字型をした石突部の上方に、平行な一対の脚部の上端部に握持部を形成して、杖のように片手歩行や、歩行器のように両手歩行が可能な歩行補助具が提案されている。(例えば特許文献1)
しかしながら、前記の歩行補助具においては、小型、軽量で小回りがきくように形成されているが、構成する要素が多くコスト高になる。又、片手歩行で前進する場合、U字型の石突部が横向きになるので、補助具が前方に傾きやすく倒れる危険性が考えられる。そして両手で歩行するときには、握持部が体の真正面に位置しないので、安定した歩行に難点が見受けられる。
本考案は、以上のような従来の歩行補助具の欠点を解決するために、小型、軽量で小回りがきいて、場所と使用者の障害の度合いによって、杖のように片手で歩行ができ、又、歩行器のように両手で歩行が可能な安定性の高い、歩行補助具を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本考案は、上弦部、縦部、下弦部からなる略コ形状に曲折した支持ユニットAと、支持ユニットAの上弦部と長さを違えて形成された下弦部を縦部に対して反対方向に構成した支持ユニットBからなり、2つの支持ユニットの上弦部を一直線上に連結して、縦部が鋭角をなすように、下弦部を適切な間隔をとって地面に平行に配置し、その2つの下弦部に開き止め部材を取付けて開かないようにして、使用者は、前記連結した上弦部からなる把持部を握持し、2つの下弦部を接地させて使用する歩行補助具を構成している。
本考案は、支持ユニットA、Bの下弦部a3、b3に取付けた開き止めパイプDは、両端にナットを埋め込んで形成し、前記の下弦部に貫通孔を空けてボルトgでもって取付けることを特徴とする歩行補助具である。
本考案は、支持ユニットA、Bの上弦部a1、b1を連結してなる把持部Cの外周には握持し易いように、ゴム、スポンジ、革、樹脂等のカバーcを取付け、接地している下弦部a3、b3の先端部と曲折部の外周にはゴム、ポリエチレン等の緩衝材dを取付けていることを特徴とする歩行補助具である。
本考案は、支持ユニットA、Bの縦部a2、b2において、逆L字型に曲折した上側パイプa21、b21とL字型に曲折した下側パイプa22、b22に分離して形成し、前記上側パイプは下側パイプよりも小径に形成されており、上側パイプを下側パイプに挿入して、使用者の身長の使い易さに合わせて、伸縮調節できることを特徴とする歩行補助具である。
以上の説明から明らかなように、本考案にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)略コ形状に曲折した2つの支持ユニットの上弦部どうしを一直線上に連結して、一体化したシンプルな構成でなるため、小型、軽量で組立も簡単にできるので、小回りがきき且つ安価に製作が可能である。
(1)略コ形状に曲折した2つの支持ユニットの上弦部どうしを一直線上に連結して、一体化したシンプルな構成でなるため、小型、軽量で組立も簡単にできるので、小回りがきき且つ安価に製作が可能である。
(2)2つの支持ユニットの接地している下弦部により、接地面での支持面積を広く確保できるので、安定性が高く、又補助具本体が自立するので、起立時の支え具としても利用できる。
(3)片手で握持して前進歩行する場合、接地している長寸法の下弦部の先端部を前方に向けて歩行するので、前方に傾き難く安定感がある。
(4)両手で握持して前進歩行する場合、接地している短寸法に形成された下弦部の脇に、空いたスペースができるので、そのスペースに踏み込み足を入れて把持部を体の真正面で支えて、安定した姿勢で歩行ができる。
(5)2つの下弦部に、開かないように開き止め部材を取付けることにより、把持部にかかる体重の圧力にも下弦部の間隔寸法を常に一定に保持することができ、又縦部を構成している鋭角が正確に決定できるのて組立も容易で早くできる。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図6は本考案の歩行補助具の使用の状態図を示す。(イ)のように把持部Cを片手で握持して使用者の一側で保持しながら杖のように使用したり、(ロ)ように、把持部Cを両手で握持して使用者の体の真正面で保持し、接地している短寸法の下弦部a3の脇の空いたスペースeに、踏込み足を入れて歩行することが可能である。
図1は本考案のの歩行補助具の構成を示す。(イ)は基本構造図、(ロ)は実施形を示す外観図。(イ)の基本構造図に示すように、上弦部a1、縦部a2、下弦部a3からなる略コ形状に曲折したアルミニウム等の軽量金属パイプで形成した支持ユニットAと、支持ユニットAの上弦部a1と下弦部a3を縦部a2に対して反対方向に構成した上弦部b1、縦部b2及び支持ユニットAの下弦部a3とは長さを違えて形成された下弦部b3からなる略コ形状の支持ユニットBからなり、支持ユニットAの上弦部a1と支持ユニットBの上弦部b1を一直線上に連結して、縦部a2と縦部b2が鋭角をなすように、下弦部a3と下弦部b3を適切な間隔をとって地面に平行に配置し、その2つの下弦部a3、b3を開き止めパイプDを取付けて開かないようにして、使用者は、前記連結した上弦部a1とb1からなる把持部Cを握持して、下弦部a3と下弦部b3を接地させて使用する。
本考案は、図1(ロ)の実施形の外観図に示すように、2つの支持ユニットA、Bの上弦部a1、b1を連結してなる把持部Cの外周には、握持し易いように、ゴム、スポンジ、革、樹脂等のカバーcを取付け、そして接地している下弦部a3、b3の先端部と曲折部の外周にはゴム、ポリエチレン等の緩衝材dを取付けて形成している。
図2は本考案の連結構成図を示す。把持部Cを形成している上弦部a1、b1の一方のパイプを小径に形成して、他方に挿入して連結し、ビスf等で固定する。連結する方法としては、溶接、接着、ネジ止め等一般的な方法で固定して形成しても支障ない。又、2つの支持ユニットを連結する例を示したが、一本のパイプを曲折して形成することも可能である。
図3は本考案の歩行補助具の基本構造図の平面図である。支持ユニットAの上弦部a1の挿入を左右に入れ替えることで、(イ)の右勝手使用、(ロ)の左勝手使用を構成することができる。
図4は本考案の歩行補助具のアルミニウム等の軽量金属で形成された開き止め部材の取付け図である。図4(イ)は下弦部a3、b3に取付ける開き止めパイプDを、両端にナットを埋め込んで形成し、下弦部a3、b3に貫通孔を空けてボルトgでもって締め付けて取付ける例である。その他に、(ロ)のように、開き止めプレートEをコ字型のプレートでボルトとナットで取付けたり、(ハ)のように両端を半円に曲げたプレートをネジh、ナットiで下弦部a3、b3に締め付けて取付ける構成がある。
本考案は、図5(イ)の伸縮構成の外観図に示すように、支持ユニットA、Bを縦部a2、b2において、逆L型に曲折した上側パイプa21、b21とL型に曲折した下側パイプa22、b22に分離して形成し、前記上側パイプは下側パイプよりも小径に形成されており、上側パイプを下側パイプに挿入して、使用者の身長の使い易さに合わせて、図(ロ)の調節機構図のように、上記パイプを挿入して、ネジh等で固定して、伸縮可能にすることもできる。
本考案の支持ユニットのパイプをアルミニウム等の軽量金属パイプで形成する例を示したが、木材、竹、ハイテク金属(チタン、カーボン等)で形成することもできる。
本考案の支持ユニットのパイプに、布、皮、籐等で巻いたり、塗装を施して装飾的なイメージを演出することもできる。
本考案は、杖や歩行器等の歩行補助具を製造する産業で利用することができる。
A 支持ユニットA
B 支持ユニットB
C 把持部
D 開き止めパイプ
E 開き止めプレート
a1 支持ユニットAの上弦部
a2 支持ユニットAの縦部
a3 支持ユニットAの下弦部
b1 支持ユニットBの上弦部
b2 支持ユニットBの縦部
b3 支持ユニットBの下弦部
a21 支持ユニットAの上側パイプ
a22 支持ユニットAの下側パイプ
b21 支持ユニットBの上側パイプ
b22 支持ユニットBの下側パイプ
c カバー
d 緩衝材
e 踏込み足スペース
f ビス
g ボルト
h ネジ
i ナット
B 支持ユニットB
C 把持部
D 開き止めパイプ
E 開き止めプレート
a1 支持ユニットAの上弦部
a2 支持ユニットAの縦部
a3 支持ユニットAの下弦部
b1 支持ユニットBの上弦部
b2 支持ユニットBの縦部
b3 支持ユニットBの下弦部
a21 支持ユニットAの上側パイプ
a22 支持ユニットAの下側パイプ
b21 支持ユニットBの上側パイプ
b22 支持ユニットBの下側パイプ
c カバー
d 緩衝材
e 踏込み足スペース
f ビス
g ボルト
h ネジ
i ナット
Claims (4)
- 上弦部a1、縦部a2、下弦部a3からなる略コ形状に曲折した支持ユニットAと、支持ユニットAの上弦部a1と下弦部a3を縦部a2に対して、反対方向に構成した上弦部b1、縦部b2、及び支持ユニットAの下弦部a3とは長さを違えて形成された下弦部b3からなる略コ形状の支持ユニットBからなり、支持ユニットAの上弦部a1と支持ユニ
ットBの上弦部b1を一直線上に連結して、縦部a2と縦部b2が鋭角をなすように、下弦部a3と下弦部b3を適切な間隔をとって地面に平行に配置し、その2つの下弦部a3、b3に開き止めパイプDを取付けて開かないようにして、使用者は、前記連結した上弦部a1とb1からなる把持部Cを握持して、下弦部a3とb3を接地させて使用することを特徴とする歩行補助具。 - 支持ユニットA、Bの下弦部a3、b3に取付けた開き止めパイプDは、アルミニウム等の軽量金属製のパイプの両端にナットを埋め込んで形成し、前記の下弦部に貫通孔を空けてボルトgでもって取付けることを特徴とする請求項1に記載の歩行補助具。
- 支持ユニットA、Bの上弦部a1、b1を連結してなる把持部Cの外周には、握持し易いように、ゴム、スポンジ、革、樹脂等のカバーcを取付け、接地している下弦部a3、b3の先端部と曲折部の外周にはゴム、ポリエチレン等の緩衝材dを取付けていることを特徴とする請求項1又請求項2に記載の歩行補助具。
- 支持ユニットA、Bの縦部a2、b2において、逆L字型に曲折した上側パイプa21、b21とL字型に曲折した下側パイプa22、b22に分離して形成し、前記上側パイプは下側パイプよりも小径に形成されており、上側パイプを下側パイプに挿入して、使用者の身長の使い易さに合わせて、伸縮調節できることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の歩行補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010001357U JP3159478U (ja) | 2010-03-04 | 2010-03-04 | 歩行補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010001357U JP3159478U (ja) | 2010-03-04 | 2010-03-04 | 歩行補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3159478U true JP3159478U (ja) | 2010-05-20 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3159478U (ja) |
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2010
- 2010-03-04 JP JP2010001357U patent/JP3159478U/ja not_active Expired - Fee Related
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