JP3196158U - 多機能杖 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の用途に使用可能な多機能杖を提供する。【解決手段】多機能杖は杖本体1、ブラケット2、及び1つ或いは複数の杖本体付き3又は4を備える。杖本体自体は杖として使用され、杖本体はブラケットにより1つの杖本体付きに固定され、松葉杖またはロフストランドクラッチとして使用されることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、多機能杖に関する。
杖は一種の走行補助道具であり、本来両足で支えている体重の大部分を上半身で支えるようにする。怪我や障害等で短期間或いは長期間両足で体重を支えられなくなった場合に、杖を使用して歩行を補助させる。
支持する部位により杖は幾つかの種類に分けられる。例えば、脇の下で支える松葉杖、前腕で支えるロフトランドクラッチ、プラットホームクラッチ等である。従来の杖は皆単一の機能しか具備していない。よって、もし2種類以上の機能を使用したい場合は、別個に杖を購入せねばならず、出費がかさむ上、場所も取るといった問題があった。
そこで、本考案者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本考案の提案に到った。
本考案は、上記の事情を考慮してなされたもので、上記課題解決のため、本考案は、多機能杖を提供することを主目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本考案に係る多機能杖は杖本体、ブラケット、及び1つ或いは複数の杖本体付きを備える。前記杖本体自体は杖として使用されるが、前記杖本体は前記ブラケットにより1つの前記杖本体付きに固定されることで、他の機能を具備する杖として使用される。
本実施形態において、前記杖本体付きは1つのアンダーアーム杖本体付きである。
本実施形態において、前記杖本体付きを備え1つのアームカフ杖本体付きである。
本実施形態において、前記杖本体は把持部、棒部、及び支持部を備える。
本実施形態において、前記ブラケットは穿設部及び収納部を備え、装設する場合は、前記棒部は前記穿設部を貫通させ、前記杖本体付きの組立端は収納部内に挿設される。
本実施形態において、多機能杖は、前記杖本体及び前記杖本体付きの固定に用いられる固定機構を更に備える。
本実施形態において、前記固定機構は中空の柱体及び位置決め栓を備え、前記柱体の一側は前記把持部に固定され、前記柱体の他側の側壁には貫通孔を有し、前記位置決め栓は前記貫通孔に対応させる。
本考案の第1実施形態による多機能杖を示す外観斜視図である。 本考案の第1実施形態による多機能杖の杖本体を示す外観斜視図である。 本考案の他の実施形態による多機能杖の杖本体を示す外観斜視図である。 本考案の第1実施形態による多機能杖のブラケットを示す外観斜視図である。 本考案の第1実施形態による多機能杖のブラケットを示す外観斜視図である。 本考案の第1実施形態による多機能杖のアンダーアーム杖本体付きを示す外観斜視図である。 本考案の第1実施形態による多機能杖の脇の下支持部を示す外観斜視図である。 本考案の第1実施形態による多機能杖の脇の下支持パットを示す外観斜視図である。 本考案の第1実施形態による多機能杖の脇の下支持パットを示す背面図である。 本考案の第1実施形態による多機能杖のアームカフ杖本体付きを示す外観斜視図である。 本考案の第1実施形態による多機能杖の肘支持部を示す外観斜視図である。 本考案の第1実施形態による多機能杖の肘支持部を示す外観斜視図である。 本考案の第1実施形態による杖本体及びアンダーアーム杖本体付きが脇の下の杖に結合される斜視図である。 本考案の第1実施形態による杖本体及びアンダーアーム杖本体付きが肘杖に結合される斜視図である。 本考案の第1実施形態による固着構造を示す断面模式図である。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態を図1〜9に基づいて説明する。図1は本考案の好ましい実施形態に係る多機能杖である。杖本体1、ブラケット2、及びアンダーアーム杖本体付き3やアームカフ杖本体付き4等の1つ或いは複数の杖本体付きを備える。
杖本体1自体は普通の杖として使用可能である。図1に示すように、杖本体1は把持部10、棒部11、及び支持部12を備えるが、但しこれらに限定されない。把持部10は使用者が把持するのに用いられる。棒部11は2つの端を有し、一端は把持部10に連結され、他端は支持部12に連結される。支持部12は地面に接触し、グリップ力、緩衝性、及び安定性を有する。
図2は杖本体1の詳細である。本実施形態において、支持部12は、複数の支持脚122、及び枢設方式により支持脚122と棒部11との間に位置され、棒部11と支持脚122との間の角度を任意で変更可能にして杖の使用上の応用性及び安定性を向上させる1つの回転球(図示せず)を備えるが、但しこれらに制限されない。
各支持脚122の底部には取り外し可能なシース124を有し、シース124が取り外されると、スパイク(図示せず)が露出し、濡れて滑り易い地面や泥地での使用に適合させる。このほか、棒部11は長さ(或いは高さ)調整機構を有する。例えば、棒部11は外部棒112及び内部棒114を含み、内部棒114は外部棒112内で滑動する。外部棒112は締め付け構造1122及び複数の位置決め孔1124を有し、内部棒114は弾性により圧縮される凸部構造1142を有する。
締め付け構造1122は内部棒114を固定或いは解放させる。締め付け構造1122が(例えば、回転方式により解放させる)内部棒114を解放させると、使用者は凸部構造1142を押下させ、内部棒114を外部棒112内で滑動させ、凸部構造1142を特定の位置決め孔1124内に位置させ、再度締め付け構造1122を用いて内部棒114を固定させることで棒部11の長さを調整出来る。
本実施形態において、支持部12は従来の構造のもので構わない。図3は本考案の他の実施形態に係る杖本体5であり、杖本体1との異なる部分は、支持部12が単一構造であり、複数の支持脚を具備しない点である。
本実施形態によれば、杖本体1にはブラケット2により杖本体付きが固定され、他の機能を具備する杖になる。例えば、杖本体1にアームカフ杖本体付き4が固定されると、ロフトランドクラッチになる。杖本体1にアンダーアーム杖本体付き3が固定されると、松葉杖になる。
図4A及び図4Bは本考案の好ましい実施形態に係るブラケット2の外観斜視図及び断面図を各々図示する。本実施形態において、ブラケット2は三角形或いは梯子型に似た外観を有するが、但しこれらに限定されない。
図4A及び図4Bに示すように、ブラケット2は穿設部22及び収納部24を有し、前述の杖本体1(或いは杖本体5)の棒部11は穿設部22に貫入され、前述の杖本体付き、例えばアームカフ杖本体付き4(図1参照)やアンダーアーム杖本体付き3(図1参照)の一端は、収納部24内に挿設される。
図5Aは本考案の好ましい実施形態に係るアンダーアーム杖本体付き3を図示する。好ましくは、アンダーアーム杖本体付き3は外部棒32及び内部棒34を備える。内部棒34は外部棒32内で滑動する。外部棒32は締め付け構造322及び複数の位置決め孔324を有し、内部棒34は弾性により圧縮される凸部構造342を有する。
締め付け構造322は内部棒34の固定或いは解放に用いられる。締め付け構造322が(例えば、回転方式により解放させる)内部棒34を解放させると、使用者は凸部構造342を押下させることで内部棒34を外部棒32内で滑動させ、凸部構造342を特定の位置決め孔324に位置させ、再度締め付け構造322により内部棒34を固定させることで、アンダーアーム杖本体付き3の長さ(或いは高さ)を調整できる。
このほか、外部棒32はブラケット2に装設される組立端326を有する。内部棒34は脇の下支持部344を有し、脇の下からの支持に用いられる。脇の下支持部344は脇の下ブラケット3442(図5B参照)及び脇の下支持パッド3444(図5C及び図5D参照)を備える。
図6Aは本考案の好ましい実施形態に係るアームカフ杖本体付き4を図示する。好ましくは、アームカフ杖本体付き4は外部棒42及び内部棒44を備える。内部棒44は外部棒42内で滑動する。外部棒42は締め付け構造422及び複数の位置決め孔424を有し、内部棒44は弾性により圧縮される凸部構造442を有する。
締め付け構造422は内部棒44を固定或いは解放させるために用いられる。締め付け構造422が(例えば、回転方式により解放させる)内部棒44を解放させると、使用者は凸部構造442を押下させることで内部棒44を外部棒42内で滑動させ、凸部構造442を特定の位置決め孔424に位置させて、再度締め付け構造422により内部棒44を固定させることで、アームカフ杖本体付き4の長さ(或いは高さ)を調整できる。このほか、外部棒42はブラケット2に装設される組立端426を有する。内部棒44は肘での支持に用いられる肘支持部46を有し、使用者の肘は肘支持部46の内側に置かれる。
図6B及び図6Cは肘支持部46の正面図及び側面図を図示する。また、図7は本考案の好ましい実施形態を図示する。アンダーアーム杖本体付き3及び杖本体1はブラケット2により結合された後、松葉杖となる。具体的には、杖本体1の棒部11がブラケット2の穿設部22に貫入され、アンダーアーム杖本体付き3の組立端326がブラケット2の収納部24に設置されることで、装設が完成する。
図8は本考案の好ましい実施形態を図示する。アームカフ杖本体付き4及び杖本体1はブラケット2により結合された後、ロフトランドクラッチとなる。具体的には、杖本体1の棒部11がブラケット2の穿設部22に貫入され、アームカフ杖本体付き4の組立端426がブラケット2の収納部24に設置されることで、装設が完成する。
本実施形態によれば、多機能杖は、杖本体1と杖本体付き及び/或いはブラケット2とを固定させる1つ或いは複数の固定機構を更に有する。
図9は本考案の好ましい実施形態に係る固着構造6を図示する。図7、図8及び図9に示すように、固着構造6により杖本体1の把持部10は杖本体付き、例えばアンダーアーム杖本体付き3或いはアームカフ杖本体付き4に固定される。具体的には、固着構造6は中空になる柱体62を備え、杖本体付きを挿設させる。柱体62の一側には連接部64を有し、螺合、嵌合、或いは他の方式により杖本体1の把持部10に固定される。
柱体62の他側の管壁には貫通孔68を有し、位置決め栓66は貫通孔68に対応させると共に貫通孔68のねじ山に対応させるねじ山を有する。これにより、位置決め栓66を締めると、杖本体付き3/4は棒部11で上下に滑動しなくなる。位置決め栓66を緩めると、杖本体付き3/4は棒部11で上下に滑動する。
本考案の他の実施形態では、他の固着構造を備える。実施形態では、ブラケット2はねじにより杖本体1の棒部11に固定される。
本考案の多機能杖は、複数の機能を有する。使用者は自分の必要に応じて必要な部品を購入できるため、安価で便利である。
本明細書に記載する各/全ての実施形態は、本分野に習熟する者ならば各種の修飾、変化、結合、交換、省略、代替、相当の変化を施すことが可能であり、相互に矛盾し合わなければ、全て本考案の概念及び範囲に含まれる。
本考案で詳述する実施形態の特徴に対応するか関連する構造或いは方法、及び/或いは本考案者或いは譲受人が申請中、放棄、或いは既に承認された申請案は、全て本文に記述しており、本考案の明細書の一部分とする。
記述した部分は、対応、関連、修飾する一部分或いは全部分を含み、(1)操作及び/或いは構成に関するもの、(2)本分野に習熟する者が修飾し操作する者及び/或いは構成するもの、(3)本考案の明細書、本考案に関連する申請案、及び本分野に習熟する者の常識及び判断するあらゆる部分の実施/製造/使用或いは結合に関するものを含む。
ちなみに、ある条件文或いは語彙、例えば「出来る(can)」、「可能である(could)」、「場合もある(might)」、或いは「かもしれない(may)」とは、通常は本考案の実施形態を表す表現であるが、但し不必要な特徴、部材、或いは行程を解説するものでもある。他の実施形態では、これらの特徴、部材、或いは行程は不要の場合もある。
本文の前述の部材及び内容は全て本文中に記述しており、本考案の明細書の一部分とみなす。本考案に係る実施形態は例示に過ぎず、本考案の範囲を制限するものではない。本考案が示す特徴や他の特徴は方法、行程、及び技術を含み、関連する申請案に記載する特徴或いは構造の一部分或いは全部分のあらゆる結合や変更は本考案に相等せず、別個のものであり、代替可能な実施形態ではない。
本考案に記載する特徴及び方法が対応する、或いは関連するものは、文中から読み取られ相互に矛盾しないもの、及び本分野に習熟する者が行う修飾の一部分或いは全部分は、(1)操作及び/或いは構成に関するもの、(2)本分野に習熟する者が修飾し操作する者及び/或いは構成するもの、(3)本案明の明細書のいかなる部分の実施/製造/使用或いは結合に関するものとなり、(I)本考案或いは関連する構造及び方法のいかなる1つ或いはより多くの部分、及び/或いは(II)何れか1つ或いは複数の特徴或いは実施形態の内容のいかなる変更及び/或いは組み合わせを含む、本考案に記載するいかなる1つ或いは複数の考案の概念及びこの部分の内容のいかなる変更及び/或いは組み合わせをも包括する。
以上、本考案の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1 杖本体
10 把持部
11 棒部
112 内部棒
1122 締め付け構造
1124 位置決め孔
114 外部棒
1142 凸部構造
12 支持部
122 支持脚
124 シース
2 ブラケット
22 穿設部
24 収納部
3 アンダーアーム杖本体付き
32 外部棒
322 締め付け構造
324 位置決め孔
326 組立端
34 内部棒
344 脇の下支持部
3442 脇の下ブラケット
3444 脇の下支持パット
342 凸部構造
4 アームカフ杖本体付き
42 外部棒
422 締め付け構造
424 位置決め孔
426 組立端
44 内部棒
442 凸部構造
46 肘支持部
5 杖本体
6 固着構造
62 柱体
64 連接部
66 位置決め栓
68 貫通孔
支持する部位により杖は幾つかの種類に分けられる。例えば、脇の下で支える松葉杖、前腕で支えるロフトランドクラッチ、プラットホームクラッチ等である。従来の杖は皆単一の機能しか具備していない。よって、もし2種類以上の機能を使用したい場合は、別個に杖を購入せねばならず、出費がかさむ上、場所も取るといった問題があった。
本実施形態によれば、杖本体1にはブラケット2により杖本体付きが固定され、他の機能を具備する杖になる。例えば、杖本体1にアームカフ杖本体付き4が固定されると、ロフトランドクラッチになる。杖本体1にアンダーアーム杖本体付き3が固定されると、松葉杖になる。
図8は本考案の好ましい実施形態を図示する。アームカフ杖本体付き4及び杖本体1はブラケット2により結合された後、ロフトランドクラッチとなる。具体的には、杖本体1の棒部11がブラケット2の穿設部22に貫入され、アームカフ杖本体付き4の組立端426がブラケット2の収納部24に設置されることで、装設が完成する。

Claims (11)

  1. 杖本体と、
    ブラケットと、
    1つ或いは複数の杖本体付きを備え、
    前記杖本体自体は杖として使用され、前記杖本体は前記ブラケットにより1つの前記杖本体付きに固定され、他の機能を具備する杖として使用されることを特徴とする、
    多機能杖。
  2. 1つ或いは複数の杖本体付きは、1つのアンダーアーム杖本体付きを備えることを特徴とする、請求項1記載の多機能杖。
  3. 1つ或いは複数の杖本体付きは、1つのアームカフ杖本体付きを備えることを特徴とする、請求項1記載の多機能杖。
  4. 前記杖本体は把持部、棒部、及び支持部を備えることを特徴とする、請求項1記載の多機能杖。
  5. 前記ブラケットは穿設部及び収納部を備え、装設する際には、前記棒部は前記穿設部を貫通させ、前記杖本体付きの組立端は収納部内に挿設されることを特徴とする、請求項4記載の多機能杖。
  6. 前記杖本体及び前記杖本体付きを固定させるため固定機構を更に備えることを特徴とする、請求項4記載の多機能杖。
  7. 前記固定機構は中空状の柱体及び位置決め栓を備え、前記柱体の一側は前記把持部に固定され、前記柱体の他側の側壁には貫通孔を有し、前記位置決め栓は前記貫通孔に対応させることを特徴とする、請求項6記載の多機能杖。
  8. 前記支持部は複数の支持脚を有することを特徴とする、請求項4記載の多機能杖。
  9. 前記杖本体は長さ調整機構を有することを特徴とする、請求項1記載の多機能杖。
  10. 各前記杖本体付きは長さ調整機構を有することを特徴とする、請求項1記載の多機能杖。
  11. 把持部からなる杖本体と、
    ブラケットと、
    1つ或いは複数の杖本体付きを備え、
    前記杖本体自体は杖として使用され、前記杖本体は前記ブラケットにより1つの前記杖本体付きに連結され、且つ前記杖本体付き及び前記把持部の固定後、他の機能を具備する杖として使用されることを特徴とする、
    多機能杖。
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