JP3159338U

JP3159338U - 足パック

Info

Publication number: JP3159338U
Application number: JP2010000302U
Authority: JP
Inventors: 大瑞曾
Original assignee: 大瑞曾
Priority date: 2010-01-20
Filing date: 2010-01-20
Publication date: 2010-05-20
Anticipated expiration: 2020-01-20

Abstract

【課題】足部に対する貼合度を向上し、足部のパック内に添加したケア用品又は薬品に対する吸収効果を向上することができる足パックを提供する。【解決手段】足パックは、複合層の膜状物により人体の足部に合わせた開口部を有する袋体を形成する。複合層の膜状物は、防水層及び吸着層から構成され、吸着層は、防水層の内部に設置され、防水層と貼合する。防水層及び吸着層が足底と平行状態を呈することができる底層を含み、折り畳み設置され、足部を袋体に入れる時、袋体が立体直立状を呈する。【選択図】図４

Description

本考案は、足パックに関し、特に、足底と平行状態を呈することができる底層により、足部をパックに入れる時、該パックは、立体直立状を呈し、足部に対する貼合度を向上し、足部のパック内の添加物に対する吸収度を向上する足パックに関する。

世界経済の発展に伴い、現代人は、衣食住の基本的生活の要求以外に、娯楽及び美容ケアの関連情報も徐々に重視するようになり、青春期の汚れない外見を維持又は回復する為、女性が美容ケアを重視するだけでなく、男性も皆夢中になっており、現代人は、外見の完全な美しさを求め、ケア観念は、これに商機を見ることができ、顔部のケアにおいて最も用いられるフェイスパックは、肢体ケアの概念に応用されている。

早期のケアパックは、中華民国専利公告第Ｍ２５２４２２号「美白保湿医療手足パック構造」の実用新案のように、吸水したパック材料で直接、手袋、靴下のような形状を形成し、該パック材料が含浸した保養液を利用し、手、脚を該パックに入れる時、皮膚内に浸透させ、手、脚部位の美白、保湿効果を達成する。しかしながら、この種の構造は、そのパック材料が直接外部に露出するので、保養液が容易に滴り落ち、又は外部を汚す困難が存在する。

上記設計の欠陥を改良する為、中華民国専利公告第Ｍ２７１４１２号「竹炭ハンドケアパック」の実用新案があり、それは、使用時、別途湿潤なパックの外側に防水カバーを被せ、保養液が滴り落ち、又は外部を汚すことを回避している。しかしながら、この種の装着方式は、複雑であり、その使用利便性に影響を及ぼすので、消費者は、依然としてより理想的な設計により取って代わることを期待している。

この為、中華民国専利公告第Ｍ３０６８５５号「パック」の実用新案は、その吸水性の繊維層の外側に防水性を有する高分子ポリマー材質層を結合し、高分子ポリマー材質の防水特性を利用し、保養液が滴り落ちるか、外部を汚すことを回避し、同時に使用利便性を兼ね備え、使用者が該パックを直接着るだけで使用することができるが、その二層の材質の結合方式は、辺縁の結合のみに採用され、全面の粘着ではないので、該二層間の隙間は、収縮時、皺ができ膨張する欠点を有する。従って、中華民国専利公告第Ｍ３１９７６１号「保養パックの改良構造」実用新案は、吸水繊維の表面にラミネートし、防水層を成型することにより、両層の構造の結合の安定固定を確保し、後続の加工工程を簡易化し、吸水繊維の薄い浸透を維持し、同時に運送、保存のコストを低減することができる。

ケアパックの構造改良は、これまで、使用上、消費者が相当な程度の利便性を提供しており、現在まで足パックは、何れも左右がそれぞれ１片の繊維層及び防水層から構成され、該足パックを収縮する時、完全に平坦な平面構造を呈現し、使用時は、開かれ、足部を入れることができるが、足部の立体外形に相対して、該足パックの使用者の足部に対する貼合度が良好でなく、皮膚のカバーが均一でなく、ケア効果、更には使用者が装着する快適度に影響を及ぼす。

中華民国専利公告第Ｍ２５２４２２号明細書中華民国専利公告第Ｍ２７１４１２号明細書中華民国専利公告第Ｍ３０６８５５号明細書

これに鑑みて、本考案の目的は、足部に対する貼合度を向上した足パックを提供することにある。

上記の目的に基づき、本考案が開示する足パックは、複合層の膜状物により開口部を有する袋体を形成し、人体の足部に被せ合わせる。該複合層の膜状物は、防水層及び吸着層から構成され、該吸着層は、防水層の内部に設置され、該防水層と貼合し、その特徴は、防水層及び吸着層が足底と平行状態を呈することができる底層を含み、折り畳み設置され、足部を袋体に入れる時、該袋体が立体直立状を呈することができることにある。
本考案は下記の特徴を有する。
（１）複合層の膜状物により開口部を有する袋体を形成し、人体の足部に被せ合わせる。該複合層の膜状物は、防水層及び吸着層から構成され、該吸着層は、防水層の内部に設置され、該防水層と貼合し、
防水層及び吸着層が足底と平行状態を呈することができる底層を含み、折り畳み設置され、足部を袋体に入れる時、該袋体が立体直立状を呈することができることを特徴とする足パック。
（２）前記底層の左右対称中線に沿って折り跡を圧設する（１）記載の足パック。
（３）開口に隣接する防水層内側に粘着部材を増設する（１）記載の足パック。
（４）前記防水層の材質がポリエチレン(Polyethylene, PE)、ポリプロピレン(Polypropylene, PP)、ポリビニルクロリド(Polyvinyl chloride, PVC)及び/又はエチレンビニルアセタート(Ethylene vinyl acetate, EVA)であることができる（１）記載の足パック。
（５）吸着層が撥水不織布、不織布又は織布であることができる（１）記載の足パック。
（６）前記吸着層に添加物を添加する（１）記載の足パック。
（７）前記添加物が液状、霜状、クリーム状、粉状の形態であることができる（６）記載の足パック。
（８）前記添加物がケア用品又は皮膚病を治療する薬品であることができる（７）記載の足パック。

上記から分かるように、本考案が記載する足パックは、含まれる足底と平行状態を呈することができる底層により、使用者の足部をパックに入れる時、該足パックが立体直立状を呈することができ、足部（特に、足底）に対する貼合度及び装着の快適性を向上する。このように、この設計により足部のパック内の添加物に対する吸収度及び消費者の購買意欲を向上する効果を達成することができる。

本考案の好適実施例の立体図である。本考案の好適実施例の構造展開説明図である。本考案の好適実施例の直立及び収縮の断面図である。本考案の好適実施例の実施説明図である。

本考案の目的、効果及び構造の特徴を分かり易くするため、図面に併せ、好適実施例を挙げ、以下に詳細に説明する。

図１、図２、図３、図４を同時に参照する。図１は、本考案の好適実施例の立体図であり、図２は、本考案の好適実施例の構造展開説明図であり、図３は、本考案の好適実施例の直立及び収縮の断面図であり、図４は、本考案の好適実施例の実施説明図である。

図から分かるように、本考案が記載する足パック１は、複合層の膜状物から形成され、該複合層の膜状物は、防水層１０及び吸着層１１から構成され、該吸着層１１は、防水層１０の内部に設置され、該防水層１０と調合し、防水層１０の辺縁は、熱シールの方式で結合し、開口部１２を有する袋体とし、使用者に足部２を該開口部１２に通過させ足パック１内に入れさせる。本考案の特徴は、以下にある：防水層１０及び吸着層１１は、足底と平行状態を呈することができる底層部１３を含み、該底層部１３の左右対称中線に沿って折り跡１３０を圧設し、該底層部１３に内凹向きに左右両側の複合層を膜状物の間に折り畳ませることができるようにし、全体の足パック１に扁平収縮の状態を呈させ、空間を占有しないようにすることができ、製品の包装の利便性を維持する。足部２が本考案の足パックに入る時、該底層部１３の折り跡１３０は、平らにされ、本考案の足パックに立体直立状を呈させることができ、足部２（特に、足底）の貼合度を向上する。

そのうち、該防水層１０は、ポリエチレン(Polyethylene, PE)、ポリプロピレン(Polypropylene, PP)、ポリビニルクロリド(Polyvinyl chloride, PVC)及び/又はエチレンビニルアセタート(Ethylene vinyl acetate, EVA)等の高分子ポリマー材質から形成され、該吸着層１１は、各種成分及び基礎重量の撥水不織布、不織布、織布等の液体を吸収可能な各種繊維材質であることができる。

また、本考案が記載する足パックは、足部２ケアのフィルとして用いる以外に、皮膚病の治療に応用することもでき、各式形態（例：液状、霜状、クリーム状、粉状）の添加物を吸着層１１中に添加し、敷設用とし、該添加物は、ケア用品又は薬品とすることができ、ケア用品又は薬品に加える方法は、予め加えるか、使用前に加える２種に分けることができる。

予め添加物を加える方式は、該添加物が漏出しないか、蒸発しないように確保し、開口部１２を密封する必要があり、製造の過程で、１つの手続きが増えるが、この方法は、使用者が該開口部１２を開けた後、足部２をその内に入れ、使用を開始することができ、使用上相当便利である。しかしながら、多数のケア用品又は薬品は、何れも単一成分でなく、不安定な成分は、その他の成分と混合後、変質を開始し、混合して一定時間後、該特殊成分は、失われ、その効果が減少する可能性があるので、予め加える添加物は、使用前に開口部１２から本考案の足パック中に入れ、吸着層１１から均一に吸収し、ケア又は治療効果を維持するだけでなく、本考案の足パックを製造する時、開口部１２を密封する必要が無く、製造コストの及び時間の節約を補助することができる。

異なる足部２の寸法の使用者が皆この足パック１を適用することができようにするため、開口部１２の防水層１０内側に粘着部材１４を増設し、使用者にその足部２の寸法に基づき開口部１２の大きさを調整させることができ、本考案の足パックの吸着層１１を使用者の足部２により完全に貼合させることができ、好適なケア又は治療の効果を達成する。

上記のように、本考案が記載する足パックは、以下の利点を有する：
（1）本考案が記載する足パックは、足底と平行状態を呈することができる底層を折り畳み設置し、使用者の足部をパックに入れる時、該足パックが立体直立状を呈することができ、足部（特に、足底）に対する貼合度及び装着の快適性を向上し、足部のパック内に添加するケア用品又は薬品の吸収効果及び消費者の購買意欲を向上する。
（2）本考案は、底層の左右対称中線に沿って折り跡を圧設し、該底層に左右両側の複合層を膜状物の間に折り畳むことができるようにし、扁平収縮の状態を呈させ、空間を占有せず、製品包装の利便性を維持することができる。
（3）本考案の開口部に隣接する防水層内層に粘着部材を増設し、使用者にその足部の寸法に基づき開口部の大きさを調整させることができ、吸着層を使用者の足部に完全に貼合できるようにし、好適なケア又は治療効果を達成する。

なお、本考案では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本考案に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本考案の精神と領域を脱しない均等の範囲内で各種の変動や潤色を加えることができることは勿論である。

１足パック
１０防水層
１１吸着層
１２開口部
１３底層部
１３０折り跡
１４粘着部材
２足部

Claims

複合層の膜状物により開口部を有する袋体を形成し、人体の足部に被せ合わせる。該複合層の膜状物は、防水層及び吸着層から構成され、該吸着層は、防水層の内部に設置され、該防水層と貼合し、
防水層及び吸着層が足底と平行状態を呈することができる底層を含み、折り畳み設置され、足部を袋体に入れる時、該袋体が立体直立状を呈することができることを特徴とする足パック。
前記底層の左右対称中線に沿って折り跡を圧設する請求項１記載の足パック。
開口に隣接する防水層内側に粘着部材を増設する請求項１記載の足パック。
前記防水層の材質がポリエチレン(Polyethylene, PE)、ポリプロピレン(Polypropylene, PP)、ポリビニルクロリド(Polyvinyl chloride, PVC)及び/又はエチレンビニルアセタート(Ethylene vinyl acetate, EVA)であることができる請求項１記載の足パック。
吸着層が撥水不織布、不織布又は織布であることができる請求項１記載の足パック。
前記吸着層に添加物を添加する請求項１記載の足パック。
前記添加物が液状、霜状、クリーム状、粉状の形態であることができる請求項６記載の足パック。
前記添加物がケア用品又は皮膚病を治療する薬品であることができる請求項７記載の足パック。