JP3159165B2 - 故障診断における推定論理状態管理方法及びその装置並びにプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

故障診断における推定論理状態管理方法及びその装置並びにプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体

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    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
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    • G01R31/317Testing of digital circuits
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  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、論理回路の故障診
断により推定された推定論理状態を管理する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】推定論理状態管理方式は、特開平8-1460
93号公報、特開平8-217301号公報に開示されているよう
な順序回路の故障診断システムで推定した推定論理状態
を管理する方式である。
【0003】前述した故障診断システムは、故障出力に
故障を伝搬する可能性のある組合せ回路をダイナミック
に抽出して、組合せ回路毎に論理状態および故障の伝搬
する経路を推定し、入力方向にさかのぼることにより故
障箇所を推定する。論理状態とは、一つの信号線の論理
値だけでなく、回路内部の全ノード、すなわち、信号
線、ゲート、ゲート端子、入出力端子が0/1/X(Don't Ca
re)/Z(ハイインピーダンス)/U(不定)などの論理値を持
っている状態のことである。このような組合せ回路毎の
論理状態を管理して、推定データの登録、検索、削除を
行うのが推定論理状態管理方式である。
【0004】従来の推定論理状態管理方式は、組合せ回
路毎に推定した論理状態をツリー構造で管理している。
当然のことながら、各組合せ回路においては複数の論理
状態が求まるために、大規模回路においては、巨大なツ
リー構造となり、推定した論理状態同士の関係が見えに
くくなるという問題がある。
【0005】〔従来の技術の構成〕従来技術について図
面を参照して詳細に説明する。図14は従来技術の構成例
を示すブロック図であり、入力装置1と、プログラム制
御により動作するデータ処理装置8と、情報を記憶する
記憶装置3と、出力装置4とを含む。
【0006】入力装置1は、キーボードや故障診断シス
テム(図示せず)とのインターフェース部である。出力
装置4は、ディスプレイ装置や印刷装置あるいは故障診
断システムとのインターフェース部である。
【0007】記憶装置3は、論理状態記憶部31とツリー
構造記憶部32とを備えている。
【0008】論理状態記憶部31は、推定した回路の論理
状態を記録している。ここで、論理状態とは、回路内部
の全ノード、或いは、一部のノードが、0/1/X(Don't Ca
re)/Z(ハイインピーダンス)/U(不定)などの論理値を持
っている状態のことである。ノードとは、信号線、ゲー
ト、ゲート端子、回路の入出力端子のことである。
【0009】ツリー構造記憶部32は、組合せ回路単位の
推定論理状態のツリー構造を記録している。
【0010】データ処理装置8は、処理命令解析手段21
と、インデックス付加手段22と、第3の論理状態登録手
段81と、検索条件解析手段25と、第2の論理状態検索手
段82と、削除条件解析手段27と、第2の論理状態削除手
段83とを備える。
【0011】処理命令解析手段21は、入力装置1から与
えられた処理命令を解析し、「登録処理」、「検索処
理」、「削除処理」のそれぞれの処理フローに分岐す
る。つまり、処理命令が「登録処理」を指示している場
合はインデックス付加手段22に制御を渡し、「検索処
理」を指示している場合は検索条件解析手段25に制御を
渡し、「削除処理」を指示している場合は削除条件解析
手段27に制御を渡す。
【0012】インデックス付加手段22は、登録する論理
状態にデータ識別用のインデックス番号を付加する。
【0013】第3の論理状態登録手段81は、インデック
ス付加手段22で付加されたインデックス番号を単位とし
て、論理状態を構成するノード名とその論理値を論理状
態記憶部31に記録すると共に、インデックス付加手段22
で付加されたインデックス番号を親インデックス番号の
子インデックスとしてツリー構造記憶部32に記録する。
【0014】検索条件解析手段25は、論理状態を検索す
る条件を解析する。
【0015】第2の論理状態検索手段82は、検索条件解
析手段25で解析された条件に合致する論理状態のデータ
を論理状態記憶部31とツリー構造記憶部32から検索し、
出力装置4に出力する。
【0016】削除条件解析手段27は、論理状態を削除す
る条件を解析する。
【0017】第2の論理状態削除手段83は、削除条件解
析手段27で解析された条件に合致する論理状態のデータ
を論理状態記憶部31とツリー構造記憶部32から削除す
る。
【0018】〔従来の技術の動作〕次に、図14および図
15を参照して、従来技術の動作について説明する。入力
装置1から与えられた処理命令を処理命令解析手段21に
おいて解析し、処理命令の指示内容が、記憶装置3に新
たに論理状態を登録する「登録処理」,記憶装置3に記
録されているデータから、要求するデータを検索して出
力装置4に出力する「検索処理」,記憶装置3から削除
条件に合うデータを削除する「削除処理」の何れである
かを判断する(ステップA1〜A3)。
【0019】処理命令解析手段21において「登録処理」
と判断された場合(ステップA1)は、インデックス付加
手段22が、故障診断システムにおいて推定された論理状
態にデータ識別用のユニークなインデックス番号を付加
する(ステップA4)。一つの論理状態には複数のノード
とその論理値が含まれ、一つのインデックス番号が付加
される。また、その論理状態の推定の基となった論理状
態のインデックス番号(親インデックス番号)が分かっ
ているものとする。
【0020】その後、第3の論理状態登録手段81が、イ
ンデックス付加手段22で付加されたインデックス番号を
単位として、論理状態を構成するノード名とその論理値
を論理状態記憶部31に記録すると共に、インデックス付
加手段22で付加されたインデックス番号を親インデック
ス番号の子インデックスとして、ツリー構造記憶部32に
記録する(ステップE1)。
【0021】また、処理命令解析手段21において「検索
処理」と判断された場合(ステップA2)は、検索条件解
析手段25が、データの検索条件を解析する(ステップA
7)。その後、第2の論理状態検索手段82が、検索条件
に合致するデータを論理状態記憶部31、および、ツリー
構造記憶部32を参照して検索し(ステップE2)、検索結
果を出力装置4に出力する(ステップA9)。
【0022】また、処理命令解析手段21において「削除
処理」と判断された場合(ステップA3)は、削除条件解
析手段27が、データの削除条件を解析する(ステップA1
0)。その後、第2の論理状態削除手段83が、削除条件に
合致するデータを論理状態記憶部31、および、ツリー構
造記憶部32を参照して削除する(ステップE3)。
【0023】次に、図14、図15、図16、図6および図7
を参照し、従来技術の動作を具体例を挙げて詳細に説明
する。
【0024】図6,図7に示す端子F1, F2 は、故障出
力が観測されている外部出力端子で、インデックス番号
0で論理状態記憶部31、ツリー構造記憶部32に登録され
ている。
【0025】故障診断システムは、入力装置1を介して
データ処理装置8に、未処理の故障端子の検索命令を入
力する。
【0026】データ処理装置8内の処理命令解析手段21
は、ステップA2において「検索処理」と判断し、制御を
検索条件解析手段25に渡す。これにより、検索条件解
析手段25が検索条件を解析し(ステップA7)、第2の論
理状態検索手段82が条件を満たすデータを検索する(ス
テップE2)。この例の場合は、インデックス番号0の端
子F1, F2が未処理の故障端子として検索され、出力装置
4に出力される(ステップA9)。
【0027】故障診断システムは、インデックス番号0
の端子F1, F2から、回路Aを抽出し、内部の論理状態を
推定する。その結果、2つの論理状態および故障伝搬経
路が求まったとする。一つは端子F3から端子F1, F2に故
障が伝搬している論理状態で、もう一つは端子F4(図示
せず)から端子F1, F2に故障が伝搬している論理状態で
ある。故障診断システムは、入力装置1を介してデータ
処理装置8に、その2つの論理状態の登録命令を入力す
る。
【0028】処理命令解析手段21は、ステップA1におい
て「登録処理」と判断すると、制御をインデックス付加
手段22に渡す。これにより、インデックス付加手段22
が、二つの論理状態に新規インデックス番号としてそれ
ぞれ1および2を付加する(ステップA4)。なお、端子
F3に故障を推定した論理状態のインデックス番号は1、
端子F4に故障を推定した論理状態のインデックス番号は
2とする。
【0029】その後、第3の論理状態登録手段81が、二
つの論理状態に含まれるノード名とその論理値をインデ
ックス毎に論理状態記憶部31に記録すると共に、インデ
ックス番号0の子インデックスとしてインデックス番号
1と2をツリー構造記録部32に記録する(ステップE
1)。
【0030】「登録処理」が完了すると、故障診断シス
テムは、入力装置1を介してデータ処理装置8に、未処
理の故障端子の検索命令を入力する。これにより、前述
したと同様の処理(ステップA2, A7, E2, A9)が行わ
れ、未処理の端子としてインデックス番号1の端子F3
と、インデックス番号2の端子F4とが故障診断システム
の渡される。
【0031】故障診断システムは、インデックス番号1
の端子F3から、回路Bを抽出して内部の論理状態を推定
する。その結果、2つの論理状態が求まったとする。一
つは端子F5, F6から端子F3に故障が伝搬している論理状
態で、もう一つは端子F5, F7から端子F3に故障が伝搬し
ている論理状態である。故障診断システムは、入力装置
1を介してデータ処理装置8に上記した2つの論理状態
の登録命令を入力する。
【0032】これにより、データ処理装置8は、前述し
たと同様の処理を行い、それぞれの論理状態をインデッ
クス番号3および4として論理状態記憶部31に記録する
と共に、インデックス番号3および4をインデックス番
号1の子インデックスとしてツリー構造記憶部32に記録
する(ステップA1,A4,E1)。
【0033】次に、診断システムは、もう一つの未処理
の端子であるインデックス番号2の端子F4から、同様に
して回路を抽出して内部の論理状態を推定する。その結
果、1つの論理状態および故障伝搬経路が求まったとす
る。端子F8(図示せず)から端子F4に故障が伝搬してい
る論理状態である。故障診断システムは、入力装置1を
介してデータ処理装置8に上記した論理状態の登録命令
を入力する。
【0034】これにより、データ処理装置8は、前述し
たと同様の処理を行い、その論理状態をインデックス番
号5として論理状態記憶部31に記録すると共に、インデ
ックス番号5をインデックス番号2の子インデックスと
してツリー構造記憶部32に記録する(ステップA1, A4,
E1)。
【0035】故障診断システムは、「登録処理」が完了
すると、入力装置1に未処理の故障端子の検索命令を入
力し、未処理の端子として、インデックス番号3の端子
F5,F6と、インデックス番号4の端子F5, F7と、インデ
ックス番号5の端子F8とを得る。
【0036】以上の処理を繰り返すことにより、図16の
ようなインデックスのツリー構造が得られる。なお、カ
ッコ内の記号は推定された故障端子を表している。ま
た、ツリー構造の枝はインデックスの親子関係を示して
いる。
【0037】図6、図7中の丸印で囲まれた数字は、論
理状態のインデックス番号を示している。
【0038】図6は、インデックス番号0の故障端子F
1, F2から、インデックス番号1の論理状態において故
障端子F3が推定され、さらに、インデックス番号3の論
理状態において故障端子F5, F6が推定され、さらに、イ
ンデックス番号6の論理状態において故障端子F9、イン
デックス番号8の論理状態において故障端子F11 が推定
されている状態を示している。
【0039】また、図7は、インデックス番号0の故障
端子F1, F2から、インデックス番号1の論理状態におい
て故障端子F3が推定され、さらに、インデックス番号4
の論理状態において故障端子F5, F7が推定され、さら
に、インデックス番号10の論理状態において故障端子F
9、インデックス番号12の論理状態において故障端子 F1
3が推定されている状態を示している。
【0040】インデックスツリー構造を参照すること
で、例えば、インデックス番号6の論理状態が、インデ
ックス番号0,1,3の順に推定が進んだ結果得られた
論理状態であることがわかる。このように、インデック
スの親子関係はツリーを参照すれば分かるが、インデッ
クスの論理状態が、論理状態として同時に成り立つ(AN
D 関係)か、または、同時に成り立たない(OR関係)か
を検索結果として得ることはできない。例えば、インデ
ックス番号6,7,8,9の論理状態同士のAND/OR関係
を調べようとしても、図16に示したインデックスツリー
構造では、それらが端子F5,F6に対応する2個の回路の
内の何れで推定された論理状態なのかが分からないた
め、AND/OR関係を特定することができない。尚、インデ
ックス同士の全ての関係を記録することは、大量の論理
状態が推定される場合にはその組合せの数だけ記録する
必要があり、現実的ではない。
【0041】また、インデックス3,4では両方の論理
状態で端子F5が故障端子として推定されているため、そ
の子インデックスであるインデックス番号6と10の論理
状態で重複して推定処理が行われている。そのため、処
理量、処理時間、および、データ量が増大する。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術の第
一の問題点は、インデックスで識別される論理状態同士
の関係を容易に検索することができないという点であ
る。その理由は、従来の推定論理状態管理システムで
は、論理状態同士の関係検索についてなんら考慮されて
いなかったためである。
【0043】第二の問題点は、回路内部の論理状態を復
元することが困難であるという点である。その理由は、
多数の論理状態からAND 関係の論理状態のみを選択する
ことができなかったためである。
【0044】第三の問題点は、同一故障端子が未処理の
端子として重複して検索されるという点である。その理
由は、同一抽出回路において複数の論理状態が求まり、
かつ、同一の故障端子が推定された時に、異なるインデ
ックス番号で管理されているためである。
【0045】〔発明の目的〕そこで、本発明の目的は、
論理状態同士の関係を容易に得ることができるようにす
ることにある。
【0046】本発明の他の目的は、回路内部の論理状態
を復元できるようにすることにある。
【0047】本発明の更に他の目的は、推定処理の重複
を省略し、高速な故障診断を実現できるようにすること
にある。
【0048】
【課題を解決するための手段】本発明は、故障診断シス
テムが推定した各組合せ回路の各論理状態の内、同一の
組合せ回路において推定された複数の論理状態を一つの
グループとしてインデックスツリー構造に登録し、論理
状態の推定履歴とグループ番号を参照することにより、
論理状態同士のAND/OR関係および論理状態の復元を行
う。
【0049】より具体的には、論理状態を登録する際
に、同一の組合せ回路において推定された論理状態を一
つのグループにまとめてグループ番号を付すグループ化
手段(図1の23)と、論理状態の推定履歴を記録したイ
ンデックスのツリー構造とグループ番号とを参照して論
理状態同士のAND/OR関係を判定するAND/OR関係検索手段
(図1の29)と、インデックスツリー構造とグループ番
号とに基づいて診断対象回路内部の論理状態を復元する
論理状態設定手段(図1の30)を有する。
【0050】この構成では、同一組み合わせ回路におい
て推定された複数の論理状態を一つのグループにまとめ
てグループ番号を付すようにしているので、論理状態の
推定履歴とグループ番号を参照することにより、論理状
態同士のAND/OR関係を判定することが可能である。ま
た、各グループ内の論理状態の内、1つの論理状態を選
択し、インデックスのツリー構造を検索することで、AN
D 関係の論理状態のみを検索できるため、論理状態の復
元を行うことが可能である。
【0051】また、本発明は、同一グループ内で共通の
論理値を持つノードが存在する時に、そのノードと論理
値とを親インデックスに登録することにより、故障端子
の重複した検索を回避する。
【0052】より具体的には、論理状態を登録する際に
共通論理値を持つノードを検索する共通論理値検索手段
(図8の51)と、検索されたノードとそのノードの論理
値を親インデックスに登録する第2の論理状態登録手段
(図8の52)を有する。
【0053】この構成では、同一グループ内で共通の論
理値を持つノードが存在する時に、そのノードと共通論
理値とを親インデックスに登録することにより、故障端
子の重複した検索を回避することが可能となる。そのた
め、故障診断システムが同じ故障端子に対して、重複し
た推定処理を行うことを回避することができる。
【0054】
【発明の実施の形態】〔第1の実施の形態の構成〕次に
本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細
に説明する。
【0055】図1を参照すると第1の実施の形態は、入
力装置1と、プログラム制御により動作するデータ処理
装置2と、情報を記憶する記憶装置3と、出力装置4と
を含む。
【0056】入力装置1は、キーボードや故障診断シス
テム(図示せず)とのインターフェース部である。出力
装置4は、ディスプレイ装置や印刷装置あるいは故障診
断システムとのインターフェース部である。
【0057】記憶装置3は、論理状態記憶部31とツリー
構造記憶部32とグループ記憶部33とを備えている。
【0058】論理状態記憶部31は、推定した回路の論理
状態を記録している。ここで、論理状態とは、回路内部
の全ノード、あるいは、一部のノードが、 0/1/X(Don't
Care)/Z(ハイインピーダンス)/U(不定)などの論理値
を持っている状態のことである。ノードとは、信号線、
ゲート、ゲート端子、回路の入出力端子のことである。
【0059】ツリー構造記憶部32は、組合せ回路単位の
推定論理状態のツリー構造を記録している。
【0060】グループ記憶部33は、同じ組合せ回路で同
時に推定された論理状態のインデックスのグループ番号
を記録している。
【0061】データ処理装置2は、処理命令解析手段21
と、インデックス付加手段22と、グループ化手段23と、
第1の論理状態登録手段24と、検索条件解析手段25と、
第1の論理状態検索手段26と、削除条件解析手段27と、
第1の論理状態削除手段28と、AND/OR関係検索手段29
と、論理状態設定手段30とを備える。
【0062】処理命令解析手段21は、入力装置1から与
えられた処理命令を解析し、「登録処理」、「検索処
理」、「削除処理」のそれぞれの処理フローに分岐す
る。つまり、処理命令が「登録処理」を指示するもので
ある場合はインデックス付加手段22に制御を渡し、「検
索処理」を指示するものである場合は検索条件解析手段
25に制御を渡し、「削除処理」を指示するものである場
合は削除条件解析手段27に制御を渡す。
【0063】インデックス付加手段22は、登録する論理
状態にデータ識別用のユニークなインデックス番号を付
加する。
【0064】グループ化手段23は、同じ組合せ回路で同
時に推定された論理状態を1つのグループにまとめ、ユ
ニークなグループ番号を付加する。
【0065】第1の論理状態登録手段24は、インデック
ス付加手段22で付加されたインデックス番号を単位とし
て論理状態を構成するノード名とその論理値を論理状態
記憶部31に記録すると共に、インデックス付加手段22で
付加されたインデックス番号を親インデックス番号の子
インデックスとしてツリー構造記憶部32に記録する。さ
らに、グループ化手段23で付加されたグループ番号とそ
のグループを構成するインデックス番号とを関連付けて
グループ記憶部33に記録する。
【0066】検索条件解析手段25は、論理状態を検索す
る条件を解析する。
【0067】第1の論理状態検索手段26は、検索条件解
析手段25で解析した条件に合致する論理状態のデータを
論理状態記憶部31と、ツリー構造記憶部32と、グループ
記憶部33から検索し、出力装置4に出力する。
【0068】削除条件解析手段27は、論理状態を削除す
る条件を解析する。
【0069】第1の論理状態削除手段28は、削除条件解
析手段27で解析した条件に合致する論理状態のデータを
論理状態記憶部31と、ツリー構造記憶部32と、グループ
記憶部33から削除する。
【0070】AND/OR関係検索手段29は、ツリー構造記憶
部32と、グループ記憶部33を参照して、論理状態同士の
AND/OR関係を調べる。 AND関係とは、複数の論理状態に
おいて、それらの論理状態が同時に成り立つ関係である
ことである。OR関係とは、複数の論理状態において、そ
れらの論理状態が同時に成り立ち得ない関係であること
である。
【0071】論理状態設定手段30は、論理状態記憶部3
1、ツリー構造記憶部32およびグループ記憶部33を参照
して、回路内の論理状態および故障伝搬経路を復元す
る。
【0072】〔第1の実施の形態の動作の説明〕次に、
図1および図2を参照して、本発明の第1の実施の形態
の動作について説明する。入力装置1から与えられた処
理命令を処理命令解析手段21において解析し、その指示
内容が、記憶装置に新たに論理状態を登録する「登録処
理」、記憶装置に記録されているデータから、要求する
データを検索して出力装置に出力する「検索処理」、記
憶装置から削除条件に合うデータを削除する「削除処
理」の何れかを判断する(ステップA1〜A3)。
【0073】処理命令解析手段21において「登録処理」
と判断された場合は、先ず、インデックス付加手段22
が、故障診断システムにおいて推定された論理状態にデ
ータ識別用のインデックス番号を付加する(ステップA
4)。一つの論理状態には複数のノードとその論理値が
含まれ、一つのインデックス番号が付加される。また、
その論理状態の推定の基となった論理状態のインデック
ス番号(親インデックス番号)が分かっているものとす
る。
【0074】次に、グループ化手段23が、同じ組合せ回
路において同時に推定された論理状態を一つのグループ
にまとめてグループ番号を付加する(ステップA5)。
【0075】その後、第1の論理状態登録手段24が、イ
ンデックス付加手段22で付加されたインデックス番号を
単位として論理状態を構成するノード名とその論理値を
論理状態記憶部31に記録すると共に、インデックス付加
手段22で付加されたインデックス番号を親インデックス
番号の子インデックスとして、ツリー構造記憶部に記録
する。さらに、グループ化手段23で付加されたグループ
番号とそのグループを構成するインデックス番号をグル
ープ記憶部33に記録する (ステップA6)。
【0076】また、処理命令解析手段21において「検索
処理」と判断された場合(ステップA2)は、先ず、検索
条件解析手段25が、データの検索条件を解析する(ステ
ップA7)。
【0077】次に、第1の論理状態検索手段26が、検索
条件に合致するデータを論理状態記憶部31、ツリー構造
記憶部32、および、グループ記憶部33を参照して検索す
る(ステップA8)。このとき、検索条件解析手段25にお
いて解析した検索条件が、論理状態同士のAND/OR関係の
検索であれば、AND/OR関係検索手段29において、AND/OR
関係を検索し、その結果を第1の論理状態検索手段26に
返す(ステップA12)。また、検索条件解析手段25におい
て解析した検索条件が、論理状態設定であれば、論理状
態設定手段30において、同時に成り立つAND 関係である
論理状態を検索して、回路内部の論理状態を復元し、そ
の結果を第1の論理状態検索手段26に返す(ステップA1
3)。
【0078】その後、第1の論理状態検索手段26が、検
索結果を出力装置4に出力する(ステップA9)。
【0079】また、処理命令解析手段21において「削除
処理」と判断された場合(ステップA3)は、先ず、削除
条件解析手段27が、データの削除条件を解析する(ステ
ップA10)。
【0080】その後、第1の論理状態削除手段28が、削
除条件に合致するデータを論理状態記憶部31、ツリー構
造記憶部32、および、グループ記憶部33を参照して削除
する(ステップA11)。
【0081】次に、図2のステップA12 で行う処理、す
なわちAND/OR関係検索手段29において、各インデックス
の論理状態のAND/OR関係を得るための処理を図3を参照
して詳細に説明する。
【0082】先ず、対象となる論理状態のインデックス
番号の系列(推定の履歴)をツリー構造記憶部32を参照
して検索する(ステップB1)。
【0083】次いで、検索した各インデックス番号の系
列を先祖から比較し、不一致となるインデックスを求め
る(ステップB2)。
【0084】その後、グループ記憶部33を参照して、イ
ンデックス系列の中で不一致となったインデックス番号
のグループ番号を取得する (ステップB3)。
【0085】そして、取得したグループ番号が一致する
か、しないかにより、 AND関係かOR関係を判定する(ス
テップB4, B5, B6)。
【0086】次に、図2のステップA13 で行う処理、即
ち論理状態設定手段30において、回路内部の論理状態を
復元するための処理を図4を参照して詳細に説明する。
【0087】先ず、グループ記憶部33を参照して、同一
グループ内の1つのインデックス番号を選択する(ステ
ップC1)。
【0088】次に、ツリー構造記憶部32を参照して、選
択されていないインデックス番号の枝にぶら下がってい
るインデックス番号の論理状態を回路全体の論理状態復
元のためのインデックス候補から除く(ステップC2)。
ここで、除かれていないインデックス番号の論理状態
は、互いにAND 関係にある。
【0089】その後、残ったAND 関係の論理状態を全て
重ね合わせることで、回路全体の論理状態を復元する
(ステップC3)。
【0090】次に、図1、図2、図3、図4、図5、図
6および図7を参照して、具体例を挙げて動作を詳細に
説明する。
【0091】図6,図7に示す端子F1, F2は、故障出力
が観測されている外部出力端子で、インデックス番号0
で論理状態記憶部31、ツリー構造記憶部32に登録されて
いる。
【0092】故障診断システムは、入力装置1を介して
データ処理装置2に未処理の故障端子の検索命令を入力
する。
【0093】処理命令解析手段21は、ステップA2におい
て「検索処理」と判断し、制御を検索解析手段25に渡
す。これにより、検索条件解析手段25が検索条件を解析
し(ステップA7)、第1の論理状態検索手段26が検索条
件を満たすデータを検索する(ステップA8)。この例の
場合は、インデックス番号0の端子F1, F2が未処理の故
障端子として検索され、出力装置4に出力される(ステ
ップA9)。
【0094】故障診断システムは、インデックス番号0
の端子F1, F2から、回路Aを抽出し、内部の論理状態を
推定する。その結果、2つの論理状態および故障伝搬経
路が求まったとする。一つは端子F3から端子F1, F2に故
障が伝搬している論理状態で、もう一つは端子F4(図示
せず) から端子F1, F2に故障が伝搬している論理状態で
ある。故障診断システムは、入力装置1を介してデータ
処理装置2にその2つの論理状態の登録命令を入力す
る。
【0095】処理命令解析手段21は、ステップA1におい
て「登録処理」と判断し、制御をインデックス付加手段
22に渡す。これにより、インデックス付加手段22は、二
つの論理状態に新規インデックス番号としてそれぞれ1
および2を付加する(ステップA4)。なお、端子F3に故
障を推定した論理状態のインデックス番号は1、端子F4
に故障を推定した論理状態のインデックス番号は2とす
る。
【0096】次に、グループ化手段23において、二つの
論理状態は回路Aで推定された論理状態であることか
ら、同一のグループにまとめられ、グループ番号1が付
加される(ステップA5)。
【0097】次に第1の論理状態登録手段24において、
二つの論理状態に含まれるノード名とその論理値をイン
デックス毎に論理状態記憶部31に記録する。また、イン
デックス番号0の子インデックスとして1と2をツリー
構造記憶部32に記録する。さらに、インデックス番号1,
2がグループ番号1に属していることをグループ記憶部
33に記録する(ステップA6)。
【0098】「登録処理」が完了すると、故障診断シス
テムは、データ処理装置2に未処理の故障端子の検索命
令を入力し、未処理の端子としてインデックス番号1の
端子F3と、インデックス番号2の端子F4とを得る。
【0099】インデックス番号1の端子F3から、回路B
を抽出して内部の論理状態を推定する。その結果、2つ
の論理状態が求まったとする。一つは端子F5, F6から端
子F3に故障が伝搬している論理状態(図6参照)で、も
う一つは端子F5, F7から端子F3に故障が伝搬している論
理状態(図7参照)である。
【0100】データ処理装置2は、それぞれの論理状態
をインデックス番号3および4として論理状態記憶部31
に登録し、インデックス番号3および4をインデックス
番号1の子インデックスとしてツリー構造記憶部32に登
録し、さらに、インデックス番号3および4をグループ
番号2と関連付けてグループ記憶部33に登録する(ステ
ップA1, A4〜A6)。
【0101】次に、故障診断システムは、もう一つの未
処理の端子であるインデックス番号2の端子F4から、同
様にして回路を抽出して内部の論理状態を推定する。そ
の結果、1つの論理状態および故障伝搬経路が求まった
とする。端子F8から端子F4に故障が伝搬している論理状
態である。
【0102】データ処理装置2は、その論理状態をイン
デックス番号5として論理状態記憶部31に登録し、イン
デックス番号5をインデックス番号2の子インデックス
としてツリー構造記憶部32に登録し、インデックス番号
5をグループ番号3と関連付けてグループ記憶部33に登
録する(ステップA1, A4〜A6)。
【0103】その後、故障診断システムは、入力装置1
に未処理の故障端子の検索命令を入力し、未処理の端子
として、インデックス番号3の端子F5, F6と、インデッ
クス番号4の端子F5, F7と、インデックス番号5の端子
F8とを得る。
【0104】以上の処理を繰り返すことにより、図5の
ようなインデックスツリー構造が得られる。丸で囲んだ
数字がインデックス番号で、Gで示した番号がグループ
番号を表す。また、カッコ内の記号は推定された故障端
子を表している。また、ツリー構造の枝はインデックス
の親子関係を示している。
【0105】図6、図7中の丸印で囲まれた数字は、論
理状態のインデックス番号を示している。図6は、イン
デックス番号0の故障端子F1, F2から、インデックス番
号1の論理状態において故障端子F3が推定され、さら
に、インデックス番号3の論理状態において故障端子F
5, F6が推定され、さらに、インデックス番号6の論理
状態において故障端子F9、インデックス番号8の論理状
態において故障端子F11 が推定されている状態を示して
いる。
【0106】また、図7は、インデックス番号0の故障
端子F1, F2から、インデックス番号1の論理状態におい
て故障端子F3が推定され、さらに、インデックス番号4
の論理状態において故障端子F5, F7が推定され、さら
に、インデックス番号10の論理状態において故障端子F
9、インデックス番号12の論理状態において故障端子F13
が推定されている状態を示している。
【0107】ツリーを参照することで、例えば、インデ
ックス番号6の論理状態が、インデックス番号0,1,
3の順に推定が進んだ結果得られた論理状態であること
がわかる。
【0108】グループ化を行うことにより、インデック
ス同士のAND/OR関係を得ることが可能となる。この点に
ついて、図1、図3および図5を参照して詳細に説明す
る。
【0109】例えば、インデックス番号6とインデック
ス番号8の論理状態のAND/OR関係を検索する場合、先
ず、ツリー構造記憶部32を参照して、対象としている論
理状態のインデックス番号の系列(推定の履歴)を検索
する(ステップB1)。インデックス番号6は、0 → 1→
3→ 6と推定されている。また、インデックス番号8
は、0 → 1→ 3→ 8と推定されている。
【0110】インデックスの系列を比較すると、0 → 1
→ 3までは同一で、その後の6と8でツリーが分岐して
いることがわかる(ステップB2)。
【0111】不一致となったインデックス番号6と8の
グループ番号は、グループ記憶部33を参照すると、それ
ぞれ4と5であることがわかる(ステップB3)。
【0112】よって、グループ番号は不一致であるか
ら、インデックス番号6とインデックス番号8の論理状
態は同時に成り立つAND 関係であることがわかる(ステ
ップB5)。
【0113】次に、インデックス番号6とインデックス
番号12の論理状態のAND/OR関係を検索する。まず、ツリ
ー構造記憶部32を参照して、対象としている論理状態の
インデックス番号の系列(推定の履歴)を検索する(ス
テップB1)。インデックス番号6は、0 → 1→ 3→ 6と
推定されている。また、インデックス番号12は、0 →1
→ 4→ 12と推定されている。
【0114】インデックスの系列を比較すると、0 → 1
までは同一で、その後の3と4でツリーが分岐している
ことがわかる(ステップB2)。
【0115】不一致となったインデックス番号3と4の
グループ番号は、グループ記憶部33を参照すると、両者
とも2であることがわかる(ステップB3)。
【0116】グループ番号が一致していることから、イ
ンデックス番号6とインデックス番号12の論理状態は同
時に成り立たないOR関係であることがわかる(ステップ
B6)。
【0117】次に、論理状態設定手段30により回路内部
の論理状態の復元を行う際の動作を図1、図2、図5、
および、図6を参照して詳細に説明する。
【0118】まず、各グループに属するインデックスの
内、一つを選択する。論理状態記憶部31およびグループ
記憶部33を参照して、グループ1はインデックス1、グ
ループ2はインデックス3、グループ3はインデックス
5、グループ4はインデックス6、グループ5はインデ
ックス8、グループ6はインデックス10、グループ7は
インデックス12、グループ8はインデックス14を選択す
る(ステップC1)。
【0119】次に、ツリー構造記憶部32を参照して、選
択されていないインデックス番号のツリーを除くと、イ
ンデックス番号0, 1, 3, 6, 8が残る(ステップC2)。
【0120】残ったインデックス番号0,1,3,6,
8の論理状態を重ね合わせると、図6の回路全体の論理
状態と故障伝搬経路を復元することができる(ステップ
C3)。
【0121】以上で述べた方法は、最初にグループ内の
インデックス番号を選択するものであるが、各インデッ
クスの子インデックスの内、同じグループに属するもの
があれば一つを選択するという処理を、インデックス番
号0から処理していく方法もある。
【0122】例えば、インデックス番号0の子インデッ
クスであるインデックス番号1,2は同一グループ1に
属しているので、一つのインデックス番号1を選択す
る。インデックス番号1の子インデックスであるインデ
ックス番号3,4は同一グループ2に属しているので、
一つのインデックス番号3を選択する。
【0123】インデックス番号3の子インデックスであ
るインデックス番号6,7は同一グループ4に属してい
るので、一つのインデックス番号6を選択する。また、
インデックス番号3の子インデックスであるインデック
ス番号8,9は同一グループ5に属しているので、一つの
インデックス番号8を選択する。
【0124】以上のようにして、インデックス番号0,
1,3,6,8の論理状態を選択して重ね合わせると、
図6の論理状態と故障伝搬経路を復元することができ
る。
【0125】以上は、組合せ回路を抽出しながら故障診
断を行う場合の推定論理状態管理方式について述べた
が、順序回路を1ブロックとして抽出する場合について
も同様に管理することが可能である。
【0126】〔第2の実施の形態の構成〕次に本発明の
第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明す
る。図8を参照すると、本発明の第2の実施の形態は、
データ処理装置5が、図1に示されたデータ処理装置2
の構成の第1の論理状態登録手段24の代わりに第2の論
理状態登録手段52を有する点と、図8に示された共通論
理値検索手段51が追加されている点で第1の実施の形態
と異なる。
【0127】共通論理値検索手段51は、同時に推定され
た同一グループ内の論理状態において、共通する論理値
を持つノードを検索する。
【0128】第2の論理状態登録手段52は、インデック
ス付加手段22で付加されたインデックス番号を単位とし
て論理状態を構成するノード名とその論理値を論理状態
記憶部31に記録する。ただし、グループ内の論理状態で
共通する論理値を持つノードとその論理値はインデック
ス付加手段22で付加されたインデックス番号ではなく、
親インデックスの論理状態として記録する。また、第2
の論理状態登録手段52は、インデックス付加手段22で付
加されたインデックス番号を親インデックス番号の子イ
ンデックスとして、ツリー構造記憶部32に記録する。さ
らに、グループ化手段23で付加したグループ番号とその
グループを構成するインデックス番号とをグループ記憶
部33に記録する。
【0129】〔第2の実施の形態の動作の説明〕本発明
の第2の実施の形態の動作を図面を参照して詳細に説明
する。図9のステップA1〜A5, A7〜A13 で示される第2
の実施の形態における処理命令解析手段21と、インデッ
クス付加手段22と、グループ化手段23と、検索条件解析
手段25と、第1の論理状態検索手段26と、削除条件解析
手段27と、論理状態削除手段28と、 AND/OR 関係検索手
段29と、論理状態設定手段30の動作は、第1の実施の形
態の各手段21,22,23,25,26,27,28,29 および30の動作と
同一のため、説明を省略する。
【0130】従来技術および第1の実施の形態では、同
一グループ内の複数の論理状態に共通の故障端子が推定
されている場合、それぞれの論理状態の子インデックス
で同じ回路に対して重複して推定処理が行われてしま
う。そこで、第2の実施の形態では、グループ内の論理
状態において共通の論理値を推定した場合、そのノード
と論理値を親インデックスの論理状態に登録すること
で、そうした重複処理を回避する。
【0131】グループ化手段23において論理状態のグル
ープ化が行われた後、共通論理値検索手段51が、同一グ
ループ内の論理状態において、共通する論理値を持つノ
ードを検索する(ステップD1)。
【0132】その後、第2の論理状態登録手段52が、イ
ンデックス付加手段22で付加されたインデックス番号を
単位として論理状態を構成するノード名とその論理値を
論理状態記憶部31に記録する。ただし、グループ内の論
理状態で共通する論理値を持つノードとその論理値はイ
ンデックス付加手段22で付加されたインデックス番号で
はなく、親インデックスの論理状態として登録する。イ
ンデックス付加手段22で付加したインデックス番号を親
インデックス番号の子インデックスとして、ツリー構造
記憶部に記録する。さらに、グループ化手段23で付加し
たグループ番号とそのグループを構成するインデックス
番号をグループ記憶部33に記録する(ステップD2)。
【0133】次に、図8、図9、図10、図11および図12
を参照して、具体例を挙げて動作を詳細に説明する。
【0134】図6,図7に示す端子F1, F2は故障出力が
観測されている外部出力端子で、インデックス番号0で
論理状態記憶部31、ツリー構造記憶部32に登録されてい
る。
【0135】故障診断システムは、入力装置1に未処理
の故障端子の検索命令を入力する。処理命令解析手段21
は、ステップA2において「検索処理」と判断して、検索
条件解析手段25に制御を渡す。これにより、検索条件解
析手段25が、検索条件の解析を行い(ステップA7)、第
1の論理状態検索手段26が、解析条件を満たすデータを
検索する(ステップA8)。この例の場合は、インデック
ス番号0の端子F1, F2が未処理の故障端子として検索さ
れ、出力装置4に出力される(ステップA9)。
【0136】故障診断システムは、インデックス番号0
の端子F1, F2から、回路Aを抽出し、内部の論理状態を
推定する。その結果、2つの論理状態および故障伝搬経
路が求まったとする。一つは端子F3から端子F1, F2に故
障が伝搬している論理状態で、もう一つは端子F4(図示
せず) から端子F1, F2に故障が伝搬している論理状態で
ある。故障診断システムは、入力装置1を介してデータ
処理装置5にその2つの論理状態の登録命令を入力す
る。
【0137】処理命令解析手段21は、ステップA1におい
て「登録処理」と判断し、制御をインデックス付加手段
22に渡す。これにより、インデックス付加手段22は、二
つの論理状態に新規インデックス番号としてそれぞれ1
および2を付加する(ステップA4)。なお、端子F3に故
障を推定した論理状態のインデックス番号は1、端子F4
に故障を推定した論理状態のインデックス番号は2とす
る。
【0138】次に、グループ化手段24において、二つの
論理状態は回路Aで推定された論理状態であることか
ら、同一のグループにまとめられ、グループ番号1が付
加される(ステップA5)。
【0139】その後、共通論理値検索手段51が、同一グ
ループ内の論理状態において共通の論理値を持つノード
を検索する(ステップD1)。
【0140】次に第2の論理状態登録手段52が、二つの
論理状態に含まれるノード名とその論理値をインデック
ス毎に論理状態記憶部31に記録する。ただし、この時、
共通論理値検索手段51において検索した共通論理値を持
つノードは親インデックスであるインデックス番号0に
記録する。また、インデックス番号0の子インデックス
として1と2をツリー構造記憶部32に記録する。さら
に、インデックス番号1,2がグループ番号1に属してい
ることをグループ記憶部33に記録する(ステップD2)。
【0141】次に、故障診断システムは、入力装置1に
未処理の故障端子の検索命令を入力し、未処理の端子と
してインデックス番号1の端子F3と、インデックス番号
2の端子F4とを得る。
【0142】インデックス番号1の端子F3から、回路B
を抽出して内部の論理状態を推定する。その結果、2つ
の論理状態および故障伝搬経路が求まったとする。一つ
は端子F5, F6から端子F3に故障が伝搬している論理状態
(図11参照)で、もう一つは端子F5, F7から端子F3に故
障が伝搬している論理状態(図12参照)である。端子F5
はインデックス番号3, 4で共通の論理値を持つので、
親インデックス1に登録される。端子F6, F7はそれぞれ
インデックス番号3および4として論理状態記憶部31に
登録され、インデックス番号3および4はインデックス
番号1の子インデックスとしてツリー構造記憶部32に登
録され、インデックス番号3および4はグループ番号2
としてグループ記憶部33に登録される。
【0143】次に、もう一つの未処理の端子であるイン
デックス番号2の端子F4から、同様にして回路を抽出し
て内部の論理状態を推定する。その結果、1つの論理状
態および故障伝搬経路が求まるとする。端子F8(図示せ
ず)から端子F4に故障が伝搬している論理状態である。
グループ3には論理状態は1つだけであるので、インデ
ックス番号5で推定された論理値は全て親インデックス
2に登録される。そのため、端子F8の故障状態も親イン
デックス2に登録される。インデックス番号5をインデ
ックス番号2の子インデックスとしてツリー構造記憶部
32に、インデックス番号5をグループ番号3としてグル
ープ記憶部33に登録する。
【0144】次に、故障診断システムは、入力装置1に
未処理の故障端子の検索命令を入力し、未処理の端子と
して、インデックス番号1の端子F5と、インデックス番
号2の端子F8と、インデックス番号3の端子F6と、イン
デックス番号4の端子F7と、を得る。
【0145】以上の処理を繰り返すことにより、図10の
ようなインデックスツリー構造が得られる。丸で囲んだ
数字がインデックス番号でGで示した番号がグループ番
号を表す。また、カッコ内の記号は推定された故障端子
を表している。また、ツリー構造の枝はインデックスの
親子関係を示している。図5と異なるところは、共通の
端子が親インデックスに登録されているため、重複して
故障端子の処理を行うことを回避できる点である。例え
ば、インデックス番号3および4の論理状態で推定され
た共通故障端子F5は、親インデックス1に登録するた
め、インデックス1の故障端子として検索され、故障診
断システムにより推定処理される。インデックス3の故
障端子としては端子F6が検索され、インデックス4の故
障端子としては端子F7が検索される。このことにより、
回路Cの論理状態の推定処理の重複を回避することがで
きる。
【0146】図11、図12中の丸印で囲まれた数字は、論
理状態のインデックス番号を示している。図11は、イン
デックス番号0の故障端子F1,F2 から、インデックス番
号1の論理状態において故障端子F3が推定され、さら
に、インデックス番号3の論理状態において故障端子F
5,F6 が推定され、さらに、インデックス番号6の論理
状態において故障端子F9、インデックス番号8の論理状
態において故障端子F11 が推定されている状態を示して
いる。
【0147】また、図12は、インデックス番号0の故障
端子F1, F2から、インデックス番号1の論理状態におい
て故障端子F3が推定され、さらに、インデックス番号4
の論理状態において故障端子F5,F7 が推定され、さら
に、インデックス番号6の論理状態において故障端子F
9、インデックス番号12の論理状態において故障端子F13
が推定されている状態を示している。
【0148】図6、図7の場合は、回路Cの処理がイン
デックス番号6と10の2回処理されていたが、本発明の
第2の実施の形態では、回路Cの処理はインデックス番
号1の故障端子F5から1回処理されるだけである。その
ため、重複処理がなくなり、故障診断を高速におこなう
ことが可能となる。また、ツリー構造が簡素化されるた
め、データ量が少なくなる。
【0149】〔第3の実施の形態の構成〕次に、本発明
の第3の実施の形態について図面を参照して詳細に説明
する。図13を参照すると、本発明の第3の実施の形態
は、入力装置1と、記憶装置3と、出力装置4と、コン
ピュータからなるデータ処理装置6と、推定論理状態管
理用プログラムを記録した記録媒体7を備える。この記
録媒体7は磁気ディスク、半導体メモリその他の記録媒
体である。
【0150】推定論理状態管理用プログラムは、記録媒
体7からデータ処理装置6に読み込まれ、データ処理装
置6の動作を制御する。データ処理装置6は故障伝搬経
路推定プログラムの制御により、第1或いは第2の実施
の形態におけるデータ処理装置2或いはデータ処理装置
5による処理と同一の処理を実行する。言い換えれば、
推定論理状態管理用プログラムがデータ処理装置6の動
作を制御することで、データ処理装置6上に、図1に示
した処理命令解析手段21, インデックス付加手段22,グ
ループ化手段23, 第1の論理状態登録手段24, 検索条件
解析手段25, 第1の論理状態検索手段26,削除条件解析
手段27,第1の論理状態削除手段28,AND/OR関係検索手
段29, 論理状態設定手段30、或いは、図8に示した処理
命令解析手段21, インデックス付加手段22,グループ化
手段23, 検索条件解析手段25, 第1の論理状態検索手段
26,削除条件解析手段27,第1の論理状態削除手段28,
AND/OR関係検索手段29, 論理状態設定手段30,共通論理
値検索手段51,第2の論理状態登録手段52が実現され
る。
【0151】入力装置1から論理状態の「登録処理」
「検索処理」「削除処理」の処理命令が与えられると、
それぞれ、記憶装置3に対して、登録、検索、削除を行
う。
【0152】
【発明の効果】第1の効果は、論理状態同士のAND/OR関
係を容易に得ることができるということである。その理
由は、同一の組合せ回路において推定された論理状態を
一つのグループにまとめてグループ番号を付し、AND/OR
関係を調べようとする論理状態が同一組合せ回路で推定
されたものか否かを識別できるようにしたからである。
【0153】第2の効果は、診断対象回路内部の論理状
態を復元することができることである。その理由は、各
グループ内の論理状態の内、1つの論理状態を選択する
ことで、AND 関係の論理状態のみを検索できるためであ
る。
【0154】第3の効果は、故障診断の処理速度が高速
になり、データ量が少なくなることである。その理由
は、同一グループ内で共通の論理値を持つノードが存在
する時に共通論理値を親インデックスに登録することに
より、故障端子の重複した検索を回避するためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】第1の実施の形態におけるデータ処理装置2の
処理例を示す流れ図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるAND/OR関係
検索手段29の処理例を示す流れ図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における論理状態設
定手段30の処理例を示す流れ図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態により生成されるイ
ンデックスツリー構造の一例を示す図である。
【図6】故障箇所が推定される様子を示した図である。
【図7】故障箇所が推定される様子を示した図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態におけるデータ処理
装置5の処理例を示す流れ図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態により生成される
インデックスツリー構造の一例を示す図である。
【図11】故障箇所が推定される様子を示した図であ
る。
【図12】故障箇所が推定される様子を示した図であ
る。
【図13】本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図14】従来の技術の構成例を示すブロック図であ
る。
【図15】従来の技術の動作を示す流れ図である。
【図16】従来の技術によって生成されるインデックス
ツリー構造の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…入力装置 2…データ処理装置 3…記憶装置 4…出力装置 21…処理命令解析手段 22…インデックス付加手段 23…グループ化手段 24…第1の論理状態登録手段 25…検索条件解析手段 26…第1の論理状態検索手段 27…削除条件解析手段 28…第1の論理状態削除手段 29…AND/OR関係検索手段 30…論理状態設定手段 31…論理状態記憶部 32…ツリー構造記憶部 33…グループ記憶部 51…共通論理値検索手段 52…第2の論理状態登録手段 81…第3の論理状態登録手段 82…第2の論理状態検索手段 83…第2の論理状態削除手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/22 - 11/277 G01R 31/28 - 31/30 G06F 17/50 CSDB(日本国特許庁) JICSTファイル(JOIS)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 故障診断システムが診断対象回路の故障
    端子から入力側に逆上ることにより抽出した、前記故障
    端子に故障を伝播する可能性がある複数の組合せ回路そ
    れぞれの、前記故障診断システムによって推定された故
    障が伝播している論理状態をインデックスツリー構造
    に登録する際に、同一の組合せ回路において推定された
    論理状態を一つのグループにまとめてグループ番号を付
    すステップと、 前記インデックスツリー構造とグループ番号とを参照し
    て論理状態同士のAND/OR関係を判定するステップと、を
    含むことを特徴とする故障診断における推定論理状態管
    理方法。
  2. 【請求項2】 前記各組合せ回路の論理状態が登録され
    前記インデックスツリー構造と前記グループ番号とに
    基づいて前記診断対象回路内部の論理状態を復元するス
    テップを含むことを特徴とする請求項1記載の故障診断
    における推定論理状態管理方法。
  3. 【請求項3】 同一グループ内の異なる論理状態から同
    一論理値を持つ、組合せ回路の構成要素であるノード
    検索するステップと、 該ステップで検索されたノードとその論理値とを親イン
    デックスに登録するステップと、を含むことを特徴とす
    る請求項2記載の故障診断における推定論理状態管理方
    法。
  4. 【請求項4】 故障診断システムが診断対象回路の故障
    端子から入力側に逆上ることにより抽出した、前記故障
    端子に故障を伝播する可能性がある複数の組合せ回路そ
    れぞれの、前記故障診断システムによって推定された故
    障が伝播している論理状態をインデックスツリー構造
    に登録する際に、同一の組合せ回路において推定された
    論理状態を一つのグループにまとめてグループ番号を付
    すグループ化手段と、 前記インデックスツリー構造とグループ番号とを参照し
    て論理状態同士のAND/OR関係を判定するAND/OR関係検索
    手段と、を備えたことを特徴とする故障診断における推
    定論理状態管理装置。
  5. 【請求項5】 前記各組合せ回路の論理状態が登録され
    前記インデックスツリー構造と前記グループ番号とに
    基づいて前記診断対象回路内部の論理状態を復元する論
    理状態設定手段を備えたことを特徴とする請求項4記載
    の故障診断における推定論理状態管理装置。
  6. 【請求項6】 同一グループ内の異なる論理状態から同
    一論理値を持つ、組合せ回路の構成要素であるノード
    検索する共通論理値検索手段と、 該共通論理値検索手段で検索されたノードとその論理値
    とを親インデックスに登録する第2の論理状態登録手段
    と、を備えたことを特徴とする請求項5記載の故障診断
    における推定論理状態管理装置。
  7. 【請求項7】 故障診断システムが診断対象回路の故障
    端子から入力側に逆上ることにより抽出した、前記故障
    端子に故障を伝播する可能性がある複数の組合せ回路そ
    れぞれの、前記故障診断システムによって推定された故
    障が伝播している論理状態をインデックスツリー構造
    に登録する際に、同一の組合せ回路おいて推定された論
    理状態を一つのグループにまとめてグループ番号を付す
    グループ化処理と、 前記インデックスツリー構造とグループ番号とを参照し
    て論理状態同士のAND/OR関係を判定するAND/OR関係検索
    処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムを
    記録した機械読み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記各組合せ回路の論理状態が登録され
    前記インデックスツリー構造と前記グループ番号とに
    基づいて前記診断対象回路内部の論理状態を復元する論
    理状態設定処理をコンピュータに実行させるためのプロ
    グラムを記録した請求項7記載のプログラムを記録した
    機械読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 同一グループ内の異なる論理状態から同
    一論理値を持つ、組合せ回路の構成要素であるノードを
    検索する共通論理値検索処理と、 該共通論理値検索処理で検索されたノードとその論理値
    とを親インデックスに登録する第2の論理状態登録処理
    と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを記
    録した請求項8記載のプログラムを記録した機械読み取
    り可能な記録媒体。
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