JP3159162B2 - 回覧形式の電子メールシステムにおける順序付け分岐送信合流方式 - Google Patents

回覧形式の電子メールシステムにおける順序付け分岐送信合流方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子メールシステム
に関し、特に回覧形式の電子メールシステムにおける順
序付け分岐送信合流方式に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の回覧形式の電子メールシステム
として、例えば特開平6−324850号公報に示され
るように、電子メールを用いて帳票の回覧を行う方式が
ある。上記特開平6−324850号公報に記載される
システムでは、送受信される電子メール自身に、その電
子メールが流れる経路情報や、各ノードで行う処理内容
の情報をプログラムコードとして持たせ、ノード間を移
動させ作業を行わせることにより回覧を実現するもので
ある。
【0003】しかし、実際に回覧形式の電子メールシス
テムを運用する場合には、アンケート結果集計などの例
のように、一度に複数の宛先に分岐送信/合流し、その
結果を待ち合わせして集計するといった処理に対応する
必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子メールシス
テムにおいては、分岐送信し合流するようなフロー制御
を行う際に、送信された電子メールがすべてそろうまで
待ち合わせを行なう、という処理を実現することができ
ず、また分岐合流においてその結果を着信直後時に行わ
れるデータベースデータ操作等の自動処理等に対し、デ
ータの整合性を取るためにいずれの電子メールからの処
理を優先して行うかを考慮するなどの点については考慮
されていなかった。
【0005】そこで電子メールが分岐送信され、その後
にある役割に対して合流するように送信される際に、合
流対象の電子メールが全て揃うまで待ち合わせを行な
い、その分岐送信合流における電子メールの着信時に行
われる自動処理に対し、予め定義されていた処理の優先
度に従って電子メールからの自動処理を順序どおりに行
い、分岐送信合流を行うことのできる方式が求められて
いた。
【0006】したがって、本発明は、上記課題を解決す
べく創案されたものであって、その目的は、分岐送信合
流における電子メールの着信時に行われる自動処理に対
し、予め定義されていた処理の優先度に従って電子メー
ルからの自動処理を順序どおり実行可能とする電子メー
ルシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、電子メールの回覧対象者を役割としてユ
ーザを設定し、該役割に対して実際の電子メールアドレ
スを結合して回覧先を特定する回覧形式の電子メールシ
ステムにおいて、電子メールがある役割ノードで同時に
複数の役割に分岐送信され、その後に分岐送信された電
子メールがある役割ノードで合流する際に、前記役割ノ
ードにて合流対象の電子メールが全て揃うまで待ち合わ
せを行ない、前記合流対象の電子メールが全て揃うと、
分岐送信合流時における電子メールの着信時に行われる
べきものとして回覧前にバインドされた自動処理を、前
記自動処理に対して回覧前に予め付与された優先度順に
従い実行する、ようにしたものである。
【0008】本発明は、回覧経路定義における役割と実
際の電子メールアドレス及び、その役割における特有処
理や自動処理を回覧前に予めバインドする回覧経路定義
のバインド手段と、電子メールの分岐送信が行われる場
合にその合流先で指定された自動処理に対して順序付き
の優先度をバインドする優先度付与手段と、分岐合流時
にどの経路情報から送信されて来た電子メールかを一意
に識別するためのID(「スレッドID」という)を作
成し電子メールに添付する分岐送信合流用スレッドID
生成手段と、回覧経路情報に基づき電子メールを分岐先
の役割に分岐送信する電子メール分岐送信手段と、分岐
送信合流時、各分岐先から送信されてきた電子メールを
受信し、該電子メールが保持するスレッドIDを登録す
る電子メール受信手段と、前記電子メール受信手段によ
って登録されたスレッドIDを基に分岐先から送信され
た電子メール合流の状況管理を行う分岐送信合流状況管
理手段と、合流対象電子メールの待ち合わせ完了後に行
われる自動実行処理を指定された優先度順に従って実行
する自動処理一括実行手段と、を備える。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明は、電子メールの回覧対象者を「役
割」として仮想的にユーザを設定し、その役割に対して
実際の電子メールアドレスをバインドして回覧先を特定
する回覧経路の定義方式において、電子メールが同時に
複数役割に配布され(「分岐送信」という)、その後に
分岐送信された電子メールが、ある役割に対して集約す
るように送信される(「合流」という)際に、合流対象
の電子メールが全て揃うまで待ち合わせを行ない(「分
岐送信合流の待ち合わせ」という)、その分岐送信合流
の待ち合わせ完了後の自動処理の実行等に対し、いずれ
の電子メールからの自動処理を優先するかの順序を付け
て実行することができるようにしたものである。この方
式を、「回覧形式の電子メールシステムにおける順序付
け分岐送信合流方式」と呼ぶこととする。
【0010】本発明の回覧形式の電子メールシステムに
おける順序付け分岐送信合流方式は、その好ましい実施
の形態において、回覧経路定義のバインド手段(図1の
11)、優先度付与手段(図1の12)、分岐送信合流
用スレッドID生成手段(図1の13)、電子メール分
岐送信手段(図1の14)、電子メール受信手段(図1
の15)、分岐送信合流状況管理手段(図1の16)、
及び自動処理一括実行手段(図1の17)を有する。
【0011】このうち、回覧経路定義のバインド手段
(図1の11)は、回覧経路定義における役割と実際の
電子メールアドレス及び、その役割における特有処理や
自動処理を回覧前に予めバインドする。
【0012】また優先度付与手段(図1の12)は、電
子メールの分岐送信が行われる場合にその合流先で指定
された自動処理に対して順序付きの優先度をバインドす
る。
【0013】分岐送信合流用スレッドID生成手段(図
1の13)は、分岐合流時にどの経路情報から送信され
て来た電子メールであるのかを一意に識別するためのI
D(「スレッドID」という)を作成し電子メールに添
付する。
【0014】電子メール受信手段(図1の15)は、分
岐送信合流時、各分岐先から送信されてきた電子メール
を受信し、該電子メールが保持するスレッドIDを登録
する。
【0015】分岐送信合流状況管理手段(図1の16)
は、前記電子メール受信手段によって登録されたスレッ
ドIDを基に分岐送信合流の状況管理を行う。
【0016】自動処理一括実行手段(図1の17)は、
分岐送信合流時における待ち合わせ完了後に行われる自
動実行処理を指定された優先度順に実行する。なお、上
記した回覧経路定義のバインド手段、優先度付与手段、
分岐送信合流用スレッドID生成手段、電子メール受信
手段、分岐送信合流状況管理手段、自動処理一括実行手
段は、コンピュータ上で実行されるプログラム制御によ
ってその機能を実現することができる。
【0017】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して以下に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係る順序付け
分岐送信合流方式の構成を示すブロック図である。図1
を参照すると、本実施例は、回覧経路定義における役割
と実際の電子メールアドレス、及び、その役割における
特有処理や自動処理を回覧前に予めバインドする回覧経
路定義のバインド手段11と、分岐送信が行われる場合
にその合流先で指定された自動処理に対して順序付きの
優先度をバインドする優先度付与手段12と、分岐合流
時にどの経路情報から送信されて来た電子メールかを一
意に識別するID(これを「スレッドID」という)こ
ととするがその識別情報となるそのスレッドIDを作成
する分岐送信合流用スレッドID生成手段13と、を備
えている。
【0019】また実行時に関連するものとして、電子メ
ールを送信する電子メール分岐送信手段14と、電子メ
ール受信手段15とを備え、このうち電子メール受信手
段15は、各分岐先から送信されてきたメールを受信
し、分岐送信合流状況管理手段16に対しその電子メー
ルが保持するスレッドIDを登録する。
【0020】分岐送信合流状況管理手段16は、電子メ
ール受信手段15によって登録されたスレッドIDを基
に分岐送信合流の状況管理を行う。保持する情報は、ス
レッドID、そのスレッドIDに属する分岐送信合流対
象電子メールの残り数、を有し、これらの情報をユーザ
が操作、確認するためのユーザインターフェイス(グラ
フィカルユーザインタフェース;GUI)も保持する。
【0021】電子メール受信手段15によって登録され
たスレッドIDが分岐送信合流状況管理手段16に、存
在しない場合には新規に登録し、存在する場合にはその
スレッドIDに属する分岐送信合流対象電子メールの残
り数を減らし、最終的にこの数が0になるまで状況を管
理する。
【0022】自動処理一括実行手段17は、分岐送信合
流時における待ち合わせ完了後に行われる自動実行処理
を指定された優先度順に実行する。
【0023】次に、本発明の一実施例の動作について説
明する。本発明においては、電子メールの分岐送信合流
を行うためには、まず電子メールの回覧を行うことを前
提とする。その回覧経路を定義する経路情報と、各役割
における具体化情報及びその経路において分岐送信合流
が存在した場合の自動処理等の実行優先順情報を用意す
る。そして回覧の開始前に、電子メールにこれらの情報
を付与する。
【0024】まず始めに、メール回覧開始前に、回覧経
路定義のバインド手段11によって、経路情報における
役割の具体化(電子メールアドレスの特定)を行うため
に、実際の電子メールアドレスをバインド(結合)す
る。更に、この時、各役割における自動処理や特定処理
についても同じようにバインドする。
【0025】次に、分岐送信合流時における電子メール
の着信時に行われる自動処理等に対し、どの経路から届
いた電子メールからの処理を優先して行うかの優先度順
序を優先度付与手段12によってバインドする。
【0026】次に、分岐合流時にどの経路情報から送信
されて来た電子メールであるのを一意に識別するための
スレッドIDを、分岐送信合流用スレッドID生成手段
13で作成する。
【0027】そして、上記した情報を回覧前に作成し
て、回覧対象電子メールに添付する。
【0028】図2は、回覧の経路情報をグラフで表した
ものである。回覧経路情報は、図2に示す例のように、
ノード(21〜24)とアーク(31〜36)から構成
されるグラフを表現できる。経路情報は、回覧を開始す
るノードから始まり、各ノードにはその役割を表す役割
(25〜30)が付与される。図2に示す例では、ノー
ド21の役割25は「発信者」、ノード22の役割27
は「回答者B」、ノード23の役割29は「確認者」、
ノード24の役割30は「承認者」等である。
【0029】そしてノードとノートの間は、電子メール
の回覧順序を対応づけるためのアークによって結ばれ
る。
【0030】役割とアドレス(電子メールアドレス)の
対応情報について、図3にその一例を示す。
【0031】また役割と特有処理・自動処理の対応情報
について、図4にその概要を示す。図4を参照すると、
それぞれの役割に対して、特有処理や自動処理、分岐送
信合流時における処理を記述する。
【0032】図5は、分岐送信合流時優先度情報につい
て、その概要を示したものである。それぞれのアークを
認識するアークIDに対して優先度が定義されることに
なる。
【0033】図6は、スレッドIDを説明するための図
である。スレッドIDは、分岐送信合流用スレッドID
生成手段13により作成され、一意になるように生成さ
れた時刻と作成者のメールアドレスを組み合わせた文字
列で実現するものとする。
【0034】上記した情報が、電子メールの回覧と送信
分岐合流時の自動処理等の実行優先度付けを行うための
ソース情報となる。
【0035】本発明の一実施例の動作について、図1に
示したシステム構成と、図2で例示された回覧経路とを
順に追うことで、以下に詳細に説明する。
【0036】始めに、電子メールの回覧を行う前に、回
覧経路定義のバインド手段11を用いて、経路情報に定
義されている役割と、実際の電子メールアドレス、及び
その役割における特有処理や自動処理をバインドする。
この時にバインドする情報については、図3に示した、
役割とアドレスとの対応情報と、図4に示した役割にお
ける特有処理、自動処理の対応情報とする。
【0037】図7は、本発明の一実施例における回覧経
路定義のバインド手段11の処理フローを示すフローチ
ャートである。
【0038】図7を参照すると、回路経路定義のバイン
ト手段11は、経路順に現れる各役割に電子メールアド
レスがバインドされているか否かを調べる(ステップ7
1)。ここで、経路上で最初に現れる役割は、「送信
者」であり、この役割には、未だ具体化情報がバインド
されていないので(ステップ71の判定はNoとな
る)、役割とアドレスの対応情報を参照して、「送信
者」における電子メールアドレスを具体化するため、役
割アドレス情報として追加する(ステップ72)。
【0039】次に、役割の特有処理、自動処理がバイン
ドされているか否かを調べる(ステップ73)。これに
ついても同じように具体化情報がバインドされていない
ので(ステップ73の判定はNoとなる)、役割と特有
処理・自動処理情報を参照して、「送信者」における特
有処理、自動処理を具体化する(ステップ74)。
【0040】この手続きを、次の回覧先「回答者A」に
おいても行い、最終的には回覧経路内に登場する全ての
役割に対して行う。これによって役割と、その役割にお
ける具体化情報のバインドを行うことができる。この結
果生成される、役割と具体化情報の表現形式の一例を図
8に示す。
【0041】次に、分岐送信合流時における電子メール
の着信時に行われる自動処理等に対し、どの経路から届
いた電子メールからの処理を優先して行うかの優先度順
序を、優先度付与手段12によってバインドする。図9
は、本発明の一実施例における優先度付与手段12の処
理フローを示すフローチャートである。
【0042】図9を参照すると、優先度付与手段12で
は、まず、そのノードにおいて送信分岐後に合流してい
るか否かを確信する(ステップ91)。合流がある場合
には、優先度を追加する。
【0043】役割「送信者」の場合には、合流が行われ
ず優先度も定義されていないので、次の役割に調査対象
が移る。こうやって順次処理していく。図2に示した回
覧経路において、役割「確認者」の場合に、合流と優先
度が定義されている(図5参照)。この場合、図9のス
テップ92により、役割「確認者」において行われる処
理情報に対して優先度情報を付与する。この優先度情報
の表現形式の例としては、図8における「確認者」の定
義部分に「priority」として示されている。
【0044】次に分岐合流時にどの経路情報から送信さ
れて来た電子メールかを一意に識別するスレッドIDを
分岐送信合流用スレッドID生成手段13で作成する。
【0045】図10は、本発明の一実施例における分岐
送信合流用スレッドID生成手段13の処理フローを示
すフローチャートである。
【0046】図10を参照すると、分岐送信合流用スレ
ッドID生成手段13では、まずスレッドIDを作成し
(ステップ101)、生成されたスレッドIDを電子メ
ールの情報として添付する(ステップ102)。これら
の情報の決定が行われた後に、電子メールの回覧を行
う。
【0047】次に、本発明の一実施例における回覧中の
流れについて説明する。
【0048】図11は、本発明の一実施例における電子
メール分岐送信手段14の処理フローを示すフローチャ
ートである。図11を参照すると、電子メール分岐送信
手段14では、まず、次の回覧先の回覧先情報を次の役
割にセットする(ステップ111)。
【0049】図12に、この次の回覧先情報の表現形式
の一例を示す。役割「発信者」からの分岐送信は、役割
「回答者A」、「回答者B」、「回答者C」に対して行
われる。
【0050】そして回覧先情報に設定されている役割の
電子メールアドレスを具体化情報によりサーチする(ス
テップ112)。
【0051】回覧開始の場合には、「送信者」から「回
答者A」、「回答者B」、「回答者C」に対する電子メ
ールアドレスがサーチされる。
【0052】次の回覧先情報に設定されている役割に対
応する電子メールアドレス先に回覧電子メールの送信を
行う(ステップ113)。
【0053】図13は、各「回答者」における電子メー
ル受信手段15の処理フローを示すフローチャートであ
る。
【0054】図13を参照すると、電子メール受信手段
15では、まず回覧電子メールの着信処理を行う(ステ
ップ131)。そして、次の回覧先情報から現在の役割
を取得し、その役割に定義された(各「回答者」の場合
には着信時の)特有処理及び自動処理を可能にする為の
設定を行う。
【0055】次にその役割において合流が行われるかを
確認する(ステップ133)。
【0056】図2に示した例における各「回答者」にお
いては合流が存在しないのでこのまま受信処理を終了す
る。
【0057】各「回答者」から上記と同じように電子メ
ール送信手段を使って「確認者」に送信する。
【0058】以下では、説明を解り易くするために、合
流対象の電子メールが「確認者」において「回答者
A」、「回答者B」、「回答者C」の順に着信するもの
として、順序付け分岐送信合流の説明を行う。
【0059】図13を参照すると、「回答者A」からの
電子メールが着信した場合には、まず電子メール受信手
段15により電子メールの着信処理を行う(ステップ1
31)。次に合流時に、「確認者」における「回答者
A」から送信されたメールで定義された特有処理、自動
処理を可能にするための設定を行う(ステップ13
2)。
【0060】次にこのノードにおいて合流が行われるか
を確認する(ステップ133)。この「確認者」ノード
では、合流が存在しているため、スレッドIDをキーと
して分岐送信合流状況管理手段16を確認する(ステッ
プ134)。これで電子メール受信手段15の処理は終
了する。
【0061】これに続いて、分岐送信合流状況管理手段
16では以下の処理が行われる。図14は、本発明の一
実施例における分岐送信合流状況管理手段16の処理フ
ローを示す流れ図である。
【0062】図14を参照すると、分岐送信合流状況管
理手段16では、まず電子メール受信手段15より指定
されたスレッドIDが管理下に置かれているかを確認す
る(ステップ141)。最初に着信した際には、スレッ
ドIDが登録されていないので(ステップ141の「存
在しない」)、対象の電子メールにおいて回覧経路情報
において定義された分岐送信先の数を確認する(ステッ
プ144)。そしてその分岐送信先数とスレッドIDを
管理情報として登録する(ステップ145)。
【0063】分岐した電子メールの数のうち1通は着信
を完了したので、そのスレッドIDに対応する合流電子
メールの待ち合わせ数のカウントを1つ減らす(ステッ
プ142)。
【0064】次に、図14のステップ143に移るが、
ここでは、スレッドIDに対応する待ち合わせの数は、
今の場合には(3−1=2)で、まだ2通の待ち合わせ
が存在するので、このまま処理を終了する。
【0065】同じようにして「回答者B」からの電子メ
ールが着信した場合にも、ほぼ上記と同じ手順となる。
「回答者B」からの電子メールが着信した場合にも、ま
ず電子メール受信手段15により電子メールの着信処理
を行う。
【0066】次に、電子メール受信手段15において、
合流時(図13のステップ131)に、「確認者」にお
ける「回答者B」から送信されたメールで定義された特
有処理、自動処理を可能にする為の設定を行う。次にこ
のノードにおいて合流が行われるかを確認する(図13
のステップ133)。この「確認者」ノードでは合流が
存在しているので、スレッドIDをキーとして分岐送信
合流状況管理手段16を確認する(図13のステップ1
34)。これで電子メール受信手段15の処理は終了す
る。
【0067】続いて分岐送信合流状況管理手段16では
以下の処理が行われる。電子メール受信手段より指定さ
れたスレッドIDが管理下に置かれているかを確認する
(図14ステップ141)。上記の処理で既にスレッド
IDが登録されているので、待ち合わせ対象の数を1つ
減らす(図14のステップ142)。
【0068】そしてステップ143の処理に入るがスレ
ッドIDに対応する待ち合わせの数は、今の場合には
(2−1=1)でまだ1通の待ち合わせが存在するの
で、このまま処理を終了する。
【0069】最後に「回答者C」からの電子メールが着
信した場合にも、上記した手順とほぼ同じ手順となる。
【0070】「回答者C」からの電子メールが着信した
場合にも、まず電子メール受信手段15で電子メールの
着信処理を行う(図13のステップ131)。次に合流
時に、「確認者」における「回答者B」から送信された
メールで定義された特有処理、自動処理を可能にする為
の設定を行う(図13のステップ132)。次にこのノ
ードにおいて合流が行われるかを確認する(図13のス
テップ133)。もちろん「確認者」ノードでは合流が
存在しているので、スレッドIDをキーとして分岐送信
合流状況管理手段16を確認する(図13のステップ1
34)。これで電子メール受信手段15の処理は終了す
る。
【0071】これに続いて分岐送信合流状況管理手段1
6では以下の処理が行われる。電子メール受信手段15
より指定されたスレッドIDが管理下に置かれているか
を確認する(図14のステップ141)。既にそのスレ
ッドIDが登録されているので、次に待ち合わせ対象の
数を1つ減らす(図14のステップ142)。そして図
14のステップ143の処理に入るが、スレッドIDに
対応する待ち合わせの数は、今の場合には(1−1=
0)で待ち合わせの数が0となり、対象の電子メールが
全て着信したことになる。
【0072】このため自動処理一括実行手段17の処理
を実行して、分岐送信合流時に行う特有処理、自動処理
を予め指定されていた優先度に従い実行し(図14のス
テップ146)、待ち合わせ処理は全て終了したので、
そのスレッドIDに対する情報管理情報をクリアして終
了する(図14のステップ147)。
【0073】図15は、本発明の一実施例における自動
処理一括実行手段17の処理フローを示すフローチャー
トである。
【0074】分岐送信合流状況管理手段16によりその
処理ステップ146(図14参照)で呼び出された自動
処理一括実行手段17では、登録された自動処理(この
例だと3つ)を優先度順に並び替え(図15のステップ
151)、分岐送信合流時の自動処理を優先度順に実行
する(図15のステップ152)。
【0075】以上の処理により順序付け分岐送信合流が
実現される。
【0076】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。本実施例では、部内稟議票をモデルとし電子メール
の回覧に移動型エージェントを使用する。ここで用いる
移動型エージェントは、回覧すべき情報を、自身の動作
を規定するプログラムの記述に従って回覧していくもの
である。経路情報を解釈して、役割とアドレスの対応、
役割における処理を求めて回覧することで、本実施例を
実現する。
【0077】本実施例で使用する経路情報としては、図
16に示すような多段階にネストして行われている。こ
のような場合でも同じように分岐送信合流の待ち合わせ
を行うことができる。
【0078】移動型エージェントが保持する情報につい
ては、知識の構造をテキストとして表現し易い、記号処
理言語Scheme(またはLISP等)を使用する。
【0079】図16に示した経路情報は、図17に示す
ようなSchemeデータ表現で表すことができる。ま
ず、この表現の意味について説明する。まず各役割に対
するノードと各アークには、それぞれノードIDとアー
クIDを付与する。
【0080】ノードと役割名に対する情報は、:Nod
eで始まるリストに、各ノードのノードIDとノードの
役割名の組(例えば(node1 “担当”))を保持
する。
【0081】アークのつながりの情報は、:Arcで始
まるリストに、各アークのアークIDとそのアークの始
点ノードと終点ノードのIDの組(例えば(acr1
node1 node2))を保持する。
【0082】開始ノードの情報は、:Start−no
deで始まるリストに、経路の開始ノードのIDを唯一
つ保持する(この例ではnode1)。
【0083】上記した記号処理言語SchemeのS式
(S−Expression)表現によって、部内稟議
票の回覧経路をプログラム的に表現できる。
【0084】次にこの部内稟議票を回覧する場合の運用
ルールを以下に箇条書きにする。
【0085】担当から発せられた稟議票は、まず最初に
その担当の上司となる主任と生産管理課長に回覧され
る。主任に回覧された稟議票は次の営業課長と開発課長
に送信後各課長で承認し、その承認後に各課長から部長
に回覧される。
【0086】回覧電子メールが移動する場合、その役割
で着信したかの履歴をそれぞれ電子メール内のEdit
(編集)領域に自動的に保存する。
【0087】各課長から送信された稟議票の内容は、生
産管理課長、営業課長、開発課長の優先度の順に上書き
されていく形で保存される。
【0088】図18は、上記の運用ルールを基に、役割
とアドレスの対応情報、役割における特有処理、自動処
理の一例を示したものである。ここでも、役割における
特有処理、自動処理についてはSchemeのS式を用
いて表現する。
【0089】役割における処理の形式は、(ifアクシ
ョン処理)の形式で記述する。アクションとは処理を実
行する契機を意味し、その契機から処理が行われる。
【0090】本実施例の場合には、アクションの例とし
て、Receive_Action(着信時)、Syn
c_Action(分岐送信合流時)、Push_En
d(回覧電子メール上GUIの終了ボタン押下)を定義
している。
【0091】また処理の例として、Add−Field
(回覧電子メール上GUIのEdit欄に指定された値
を追加)、Update−Context(電子メール
に記述された内容を元に稟議票の内容を更新)、Exi
t(回覧の終了)を定義している。
【0092】図19は、合流時の処理の優先度を表す例
を示したものである。これも上記と同じようにSche
meのS式を用いて表現する。
【0093】これらの情報を前提として用意すること
で、本実施例を実行することができる。以下では、本実
施例において回覧から分岐送信合流までを実行する場合
の動きについて説明する。
【0094】まず回覧を行うための準備を行う。回覧経
路定義のバインド手段11によって図17に示した経路
情報、図18に示した役割とアドレスの対応情報、役割
における特有処理、自動処理対応情報から、役割におけ
る電子メールアドレスと、役割における特有処理、自動
処理の設定を行う。その処理手順は、次のようになる。
【0095】図17の経路情報に出てくる「:nod
e」のリストに記述されている役割の順に図7に示した
フローチャートを参照して説明する。
【0096】ステップ71の判定では、担当の役割は情
報がまだバインドされていないので「No」となり、ス
テップ72より電子メールアドレスが具体化される。次
にステップ73では役割の特有処理、自動処理もバイン
ドされていないのでNoとなり、ステップ74より役割
の特有処理、自動処理がバインドされる。
【0097】次の役割は、主任になるが、これも情報が
バインドされていないので、上記と同じ手続きによっ
て、電子メールアドレスと特有処理、自動処理がバイン
ドされる。次に出てくる各課長の役割名も同じく処理さ
れる。
【0098】最後に回覧される部長の役割では、まだ具
体化情報がバインドされていないので、これも担当で行
った時と同じようにして具体化情報をバインドする。こ
れらの手続きによって回覧準備が完了する。
【0099】次に分岐送信合流時における優先度順序の
バインド処理について、図9の流れ図を参照して説明す
る。
【0100】ステップ91において、よりその役割にお
ける優先度情報が存在するか否かを調べる。担当の場合
には、合流が行われず優先度も定義されていないので、
次の役割に調査対象が移る。こうやって順次処理してい
く。この例では、部長の場合に、合流と優先度が定義さ
れている。この場合、ステップ92で部長において行わ
れる処理情報に対して優先度情報を付与する。
【0101】次にスレッドIDを作成する。この処理
は、図10に示す処理手順によって行われ、生成された
スレッドIDを電子メールの情報として添付する。
【0102】以上これらの情報を基に順次回覧を行う。
【0103】まず電子メール送信手段により次の回覧先
の情報を主任と生産管理課長に設定後に主任(okabe@di
vi1.xyz.co.jp)と生産管理課長(iida@divi1.xyz.co.j
p)への電子メールアドレスへ送信する。
【0104】主任、生産管理課長では、それぞれ電子メ
ール受信手段15によって、電子メールの着信処理を行
い、それぞれの役割で定義されている特有処理、自動処
理を行う。
【0105】ここで、主任では、着信時に自動的に「岡
部主任確認」という文字列の電子メールのEdit欄へ
の設定が行われ、生産管理課長では、着信時に自動的に
「飯田課長確認」という文字列の電子メールのEdit
欄への設定が行われる。そして主任からは次の回覧先と
なる営業課長(miki@divi1.xyz.co.jp)と開発課長(yo
yogi@divi1.xyz.co.jp)へ、上記と同じように電子メー
ルを送信する。また生産管理課長からも同じように次の
回覧先となる部長(nomura@divi1.xyz.co.jp)へ上記と
同じように電子メールを送信する。営業課長、開発課長
においても上記と同じ手続き後、部長に送信が行われ
る。
【0106】その後については説明を解り易くするため
に、合流対象の電子メールが「生産管理課長」、「営業
課長」、「開発課長」の順に着信するものとして、順序
付け分岐送信合流の説明を行う。
【0107】部長において生産管理課長からの電子メー
ルが着信した場合、まず電子メール受信手段15では、
その処理フローを示す図13のステップ131におい
て、電子メールの着信処理を行う。
【0108】次にステップ132において、合流時の部
長における生産管理課長からメール合流時の自動処理
(この例では、稟議票の更新)を可能にするための設定
を行う。
【0109】次に、この部長ノードでは、合流が存在し
ているので、図13のステップ134において、スレッ
ドIDをキーにして分岐送信合流状況管理手段16に確
認する。これで電子メール受信手段15の処理は終了す
る。
【0110】これに続いて、分岐送信合流状況管理手段
16では以下の処理が行われる。図14のステップ14
1において、電子メール受信手段15より指定されたス
レッドIDが管理下に置かれているか否かを確認する。
【0111】最初に着信した際には、指定されたスレッ
ドIDが登録されていないので、図14のステップ14
4において、対象の電子メールにおいて回覧経路情報に
おいて定義された分岐送信先の数を確認する。
【0112】そして図14のステップ145において、
その分岐送信先数とスレッドIDを管理情報として登録
する。
【0113】分岐した電子メールの数のうち1通は着信
を完了したので、図14のステップ142において、そ
のスレッドIDに対応する合流電子メールの待ち合わせ
数のカウントを1つ減らす。
【0114】次に図14のステップ143の処理に入る
が、スレッドIDに対応する待ち合わせの数は、この場
合、(3−1)で、まだ2通の待ち合わせが存在するの
で、このまま処理を終了する。
【0115】同じようにして、営業課長からの電子メー
ルが着信した場合にも、まず電子メール受信手段15で
は、図13のステップ131において、電子メールの着
信処理を行う。
【0116】次に、図13のステップ132において、
着信時あるいは合流時に、部長における営業課長からメ
ール合流時の自動処理(本例では、稟議票の更新)を可
能とするための設定を行う。合流が存在しているので、
図13のステップ134において、スレッドIDをキー
にして、分岐送信合流状況管理手段16に確認する。こ
れで電子メール受信手段15の処理は終了する。
【0117】これに続いて、分岐送信合流状況管理手段
16では以下の処理が行われる。図14のステップ14
1において、電子メール受信手段15より指定されたス
レッドIDが管理下に置かれているか否かを確認する。
上記の処理で、既にスレッドIDが登録されているの
で、次に図14のステップ142において、待ち合わせ
対象の数を1つ減らす。そして図14のステップ143
の処理に入るが、スレッドIDに対応する待ち合わせの
数は、今の場合、(2−1)で、まだ1通の待ち合わせ
が存在することから、このまま処理を終了する。
【0118】最後に、開発課長からの電子メールが着信
した場合にも、まず電子メール受信手段5では、図13
のステップ131において、電子メールの着信処理を行
う。次に図13のステップ132において、着信時ある
いは合流時に、部長における開発課長からメール合流時
の自動処理(この例では、稟議票の更新)を可能にする
為の設定を行う。
【0119】次に合流が存在しているので、図13のス
テップ134において、スレッドIDをキーとして分岐
送信合流状況管理手段16に確認する。これで電子メー
ル受信手段15の処理は終了する。
【0120】これに続いて、分岐送信合流状況管理手段
16では以下の処理が行われる。図14のステップ14
1において、電子メール受信手段15より指定されたス
レッドIDが管理下に置かれているか否かを確認する。
既にスレッドIDが登録されているので、次に図14の
ステップ142において、待ち合わせ対象の数を1つ減
らす。そして図14のステップ143の処理に入るが、
スレッドIDに対応する待ち合わせの数は、今の場合、
(1−1)で、待ち合わせの数が0となり、対象の電子
メールが全て着信したことになる。
【0121】よって図14のステップ146において、
自動処理一括実行手段17を実行し、分岐送信合流時に
行う自動処理を予め指定されていた優先度に従い実行
し、待ち合わせ処理は全て終了したので、図14のステ
ップ147において、そのスレッドIDに対する情報管
理情報をクリアして終了する。
【0122】図14のステップ146によって呼び出さ
れた自動処理一括実行手段17では、その処理フローを
示す流れ図の図15のステップ151において、登録さ
れた自動処理(今の例だと3つ)を優先度順に並びかえ
て、図15のステップ152において、分岐送信合流時
に行う稟議票の内容の更新を、生産管理課長、営業部
長、開発課長からの情報の順に行う。
【0123】以上の説明からも解るように、多段階にネ
ストした分岐送信合流の待ち合わせでも問題なく、順序
付け分岐送信合流が実現される。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子メールが分岐送信され、その後にある役割に対して
分岐送信された電子メールが最終的に合流する際に、合
流対象の電子メールが全て揃うまで待ち合わせを行な
い、またその分岐送信合流のおける電子メールの着信時
あるいは合流時に行われる自動処理に対して、予め定義
されていた処理の優先度に従って電子メールからの自動
処理を行う岐送信合流を行うことを可能としたものであ
り、合流時に実行されるデータへの更新処理に対して、
実行の順序によってデータの整合性をとる場合などには
特に有効であり、電子メールシステムの利便性、操作
性、信頼性を特段に向上する、という顕著な効果を奏す
るものであり、その実用上の価値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例を説明するための図であり、
回覧の経路情報の一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施例を説明するための図であり、
役割と電子メールアドレスの対応情報
【図4】本発明の一実施例を説明するための図であり、
役割における特有処理、自動処理の対応情報の一例を示
す図である。
【図5】本発明の一実施例を説明するための図であり、
分岐送信合流時優先度情報の一例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例を説明するための図であり、
スレッドID情報の一例を示す図である。
【図7】本発明の一実施例における回覧経路定義のバイ
ンド手段の処理フローを示す流れ図である。
【図8】本発明の一実施例を説明するための図であり、
回覧電子メールに対する各役割に関する具体化情報の形
式の一例を示す図である。
【図9】本発明の一実施例における優先度付与手段の処
理フローを示す流れ図である。
【図10】本発明の一実施例における分岐送信合流用ス
レッドID生成手段の処理フローを示す流れ図である。
【図11】本発明の一実施例における電子メール分岐送
信手段の処理フローを示す流れ図である。
【図12】本発明の一実施例を説明するための図であ
り、次の回覧先表現の一例を示す図である。
【図13】本発明の一実施例における電子メール受信手
段の処理フローを示す流れ図である。
【図14】本発明の一実施例における分岐送信合流状況
管理手段の処理フローを示す流れ図である。
【図15】本発明の一実施例における自動処理一括実行
手段の処理フローを示す流れ図である。
【図16】本発明の第2の実施例を説明するための図で
あり、順序付け分岐送信合流方式における「部内稟議
票」の一例を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施例を説明するための図で
あり、経路情報Schemeデータ表現の一例を示す図
である。
【図18】本発明の第2の実施例を説明するための図で
あり、アドレスの対応及び役割における自動処理情報の
一例を示す図である。
【図19】本発明の第2の実施例を説明するための図で
あり、優先度情報の一例を示す図である。
【符号の説明】
11 回覧経路定義のバインド手段 12 優先度付与手段 13 分岐送信合流用スレッドID生成手段 14 電子メール分岐送信手段 15 電子メール受信手段 16 分岐送信合流状況管理手段 17 自動処理一括実行手段 21、22、23、24 ノード 25、26、27、28、29、30 役割 31、32、33、34、35、36 アーク

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子メールの回覧対象者を役割としてユー
    ザを設定し、該役割に対して実際の電子メールアドレス
    を結合して回覧先を特定する回覧形式の電子メールシス
    テムにおいて、 電子メールがある役割ノードで同時に複数の役割に分岐
    送信され、その後に分岐送信された電子メールがある役
    割ノードで合流する際に、前記役割ノードにて合流対象
    の電子メールが全て揃うまで待ち合わせを行ない、前記
    合流対象の電子メールが全て揃うと、分岐送信合流時に
    おける電子メールの着信時に行われるべきものとして回
    覧前にバインドされた自動処理を、前記自動処理に対し
    て回覧前に予め付与された優先度順に従い実行する、よ
    うにしたことを特徴とする、回覧形式の電子メールシス
    テムにおける順序付け分岐送信合流方式。
  2. 【請求項2】回覧経路定義における役割と実際の電子メ
    ールアドレス及び、その役割における特有処理や自動処
    理を回覧前に予めバインドする回覧経路定義のバインド
    手段と、 電子メールの分岐送信が行われる場合にその合流先で指
    定された自動処理に対して順序付きの優先度をバインド
    する優先度付与手段と、 分岐合流時にどの経路情報から送信されて来た電子メー
    ルかを一意に識別するためのID(「スレッドID」と
    いう)を作成し電子メールに添付する分岐送信合流用ス
    レッドID生成手段と、 回覧経路情報に基づき電子メールを分岐送信する電子メ
    ール分岐送信手段と、 分岐送信合流時、各分岐先から送信されてきた電子メー
    ルを受信し、該電子メールが保持するスレッドIDを登
    録する電子メール受信手段と、 前記電子メール受信手段によって登録されたスレッドI
    Dを基に、分岐先からの電子メールの合流の状況管理を
    行う分岐送信合流状況管理手段と、 合流対象電子メールの待ち合わせ完了後に行われる自動
    実行処理を指定された優先度順に従い実行する自動処理
    一括実行手段と、 を備えたことを特徴とする電子メールシステム。
  3. 【請求項3】前記分岐送信合流状況管理手段が、前記電
    子メール受信手段によって登録されたスレッドIDが存
    在しない場合には新たに登録し、一方、存在する場合に
    はそのスレッドIDに属する分岐送信合流対象電子メー
    ルの残り数を減らし、最終的にこの数が0になるまで合
    流の管理を行うことを特徴とする請求項2記載の電子メ
    ールシステム。
  4. 【請求項4】電子メールの回覧が、回覧すべき情報の動
    作を規定するプログラムに従って回覧していく移動型エ
    ージェントによって行われることを特徴とする請求項2
    記載の電子メールシステム。
  5. 【請求項5】(a)回覧経路定義における役割と実際の
    電子メールアドレス及び、その役割における特有処理や
    自動処理を回覧前に予めバインドする手段、 (b)電子メールの分岐送信が行われる場合にその合流
    先で指定された自動処理に対して順序付きの優先度をバ
    インドする手段、 (c)分岐合流時にどの経路情報から送信されて来た電
    子メールかを一意に識別するためのID(「スレッドI
    D」という)を作成し電子メールに添付する手段、 (d)分岐送信された電子メールの合流先での合流時各
    分岐先から送信されてきた電子メールについて該電子メ
    ールが保持するスレッドIDを登録する手段と、 (e)前記登録されたスレッドIDを基に、分岐先から
    送信される電子メールの合流の状況管理を行う手段、及
    び、 (f)合流対象の電子メールの待ち合わせ完了後に行わ
    れる自動実行処理を指定された優先度順に従って実行す
    る手段、 の上記(a)〜(f)の各手段を電子メール送受信機能
    を具備するコンピュータで機能させるためのプログラム
    を記録した記録媒体。
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