JP3159072U - ネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネジロック構造の利用で骨組と板体間の穏定性を高めるとともに耐用寿命及び耐重量性を向上させうるネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井を提供する。【解決手段】板体3の辺枠32内側に複数個のネジロック構造4を設け、骨組構造における概略板状を呈する骨組22を板体3同士が相互に連接する箇所の上方に跨って設け、骨組22の両端をネジ23の締めこみによりネジロック構造4に固着し、複数の板体3を相互に連接固定して一体としたネジロック構造を具有する。【選択図】図2
Description
本考案は、ネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井に関するものであり、特に、ネジロック構造の利用で骨組と板体間の穏定性を高めるとともに耐用寿命及び耐重量性を向上させることが可能なネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井に関するものである。
一般に、居室の天井には、電線や配管等が設けられている空間から該居室を仕切る天井板が吊り下げられ、該居室を清浄に保つことが行われている。しかし、その天井板を吊り下げる骨組構造は天井板を構成する各板体の間隙箇所の下方に暴露し、塵埃が集積して環境衛生上問題が生じる。
上述の問題を解決するため、周知技術においては、例えば図10及び図11に示すように、次のような骨組の天井1a構成が行われている。この天井1aは、上層形鋼等からなる上層構造11の底面に多数の懸垂ロッド12を布設し、各懸垂ロッド12の底端には、それぞれ水平調整器13を設けている。そして該多数の水平調整器13の下方に、概略的に平行で相互間に間隙21aを有する多数の骨組構造2aを布設している。該骨組構造2aは、多数の骨組22aを直列に連結して構成されており、該骨組22aは、その断面が概略酒コップ状の條状態を呈し、前記水平調整器13に連結されるC形端23a及び他端側の固定端24aを有し、さらにC形端23aと固定端24a間に連設する隔離板25aを有している。多数の板体3aは、複数の面板31a、該面板31a両側の辺枠32a及び面板31aと辺枠32間の充填材料33aで組成されている。該多数の板体3a相互間には間距離34aを有し、また多数の骨組構造2a相互間には間隙21aを設け、且つ辺枠32aの両側に凹槽321aを設けて、該凹槽321a内に骨組22aの固定端24aを嵌設し、さらに多数のL形固定枠7aの両端を隔離板25a及び面板31aに固設している。上述の構造により、多数の板体3a底面を概略同一平面に呈することで、衛生問題が生じるのを免れている。
ところで、ある状況下においては、板体3a部分はファン・フィルター・ユニット(FFU)の設置が必要であり、且つ該FFUを設置するための工作人員も該板体3a上を歩く必要がある。このため、板体3a部分が所要の耐重量性を有することは非常に重要である。そして上記周知技術においては、骨組の固定端24a及びL形固定枠7aで該板体3aから来る重量を受けて、この部分に荷重が集中する。しかしながら、この部分における該L形固定枠7aは非常に薄い面板31aと辺枠32a(厚さ約0.5mm)に固設されているため、その構造は不安定であり、耐重量性が低い。このことから上記周知技術では容易に予想外の事態が生じて耐用寿命が短い。
そこで、ネジロック構造の利用で骨組と板体間の穏定性を高めるとともに耐用寿命及び耐重量性を向上させるために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案はこの課題を解決することを目的とする。
本考案は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の考案は、多数の骨組構造2並びにそれぞれ面板31、辺枠32及び充填材料33で組成された多数の板体3を備えたネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井1であって、前記板体3の
辺枠32内側に概略ブロック状を呈してネジ孔42が形成された複数個のネジロック構造4を設け、前記骨組構造2における概略板状を呈する骨組22を前記板体3同士が相互に連接する箇所の上方に跨って設け、該骨組22の両端を前記ネジ孔42へのネジ23の締めこみにより前記ネジロック構造4に固着し、複数の前記板体3を相互に連接固定して一体としたネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井を提供する。
辺枠32内側に概略ブロック状を呈してネジ孔42が形成された複数個のネジロック構造4を設け、前記骨組構造2における概略板状を呈する骨組22を前記板体3同士が相互に連接する箇所の上方に跨って設け、該骨組22の両端を前記ネジ孔42へのネジ23の締めこみにより前記ネジロック構造4に固着し、複数の前記板体3を相互に連接固定して一体としたネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井を提供する。
この構成によれば、ネジロック構造の利用により、骨組を板体同士が相互に連接する箇所の上方に跨って設けたことで、板体から来る荷重が分散されて骨組と板体間の穏定性が高められる。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案において、上記辺枠32は断面が概略M形を呈して開口が外側向けの凹槽321を有し、且つ相対する該凹槽321の他端の辺縁にレール322を設け、上記ネジロック構造4には可動板43を連接し該可動板43を上記レール322に係設させたネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井を提供する。
この構成によれば、ネジロック構造に連接した可動板を、辺枠側のレールに係設させたことで、該ネジロック構造の姿勢が能動的に定められて、該ネジロック構造への骨組の組付け容易性が得られる。
請求項3記載の考案は、請求項2記載の考案において、上記可動板43bの両側を外向きに凸起させて上記ネジロック構造4との間にスライド槽44bを形成し、該スライド槽44bは上記辺枠32のレール322に係設しているネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井を提供する。
この構成によれば、可動板の両側を外向きに凸起させてスライド槽を形成し、該スライド槽をレールに係設させたことで、レールに対する可動板の係設容易性が得られる。
請求項4記載の考案は、請求項1記載の考案において、上記辺枠32cは、断面が概略C形もしくは概略O形のいずれかであるネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井を提供する。
この構成によれば、辺枠の断面を概略C形もしくは概略O形のいずれかとしたことで、辺枠の構造容易性が増し、また辺枠とネジロック構造との固設安定性が増大する。
請求項5記載の考案は、請求項2又は4記載の考案において、上記辺枠32と上記ネジロック構造4は溶接手段もしくはネジ37を用いたネジ締め付け手段のいずれかの手段で連結したものであるネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井を提供する。
この構成によれば、辺枠の内側にネジロック構造が強固に連結される。
請求項6記載の考案は、請求項2記載の考案において、上記板体3が相互に連接する箇所に係合ピース7を設け、該係合ピース7を上記凹槽321内に係設したネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井を提供する。
この構成によれば、相対する凹槽同士内に係設した係合ピースにより、相互に連接される板体同士が能動的に所要の連接姿勢となるように定められる。
請求項7記載の考案は、請求項2又は4記載の考案において、上記骨組22に吊りロッド28を設け、該吊りロッド28は他端側のネジロッド282で上層構造11下方の懸垂ロッド12底端の水平調整器13に取付けたネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天
井を提供する。
井を提供する。
この構成によれば、骨組を吊りロッドで懸垂ロッド底端の水平調整器に取付けることで、天井を構成する多数の板体底面がほぼ同一平面となるように調整可能となる。
請求項8記載の考案は、請求項7記載の考案において、上記骨組22は中間が内向けに概略凹状の板体を呈するとともに該凹状部の底板25中間に孔26を有し、上記吊りロッド28は前記孔26よりも大きい固定端281及び該固定端281に連接された上記ネジロッド282から組成し、該ネジロッド282は前記孔26を通過した後、上向きに伸びて上記水平調整器13に取付けられているネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井を提供する。
この構成によれば、骨組は凹状部の底板中間に孔を有し、吊りロッドは前記孔よりも大きい固定端及びネジロッドから組成し、該ネジロッドが骨組の孔を通過した後、水平調整器に取付けられていることで、骨組の凹状部と吊りロッド側の固定端との間に水平調整器による調整操作の際の調整余裕が生じる。
請求項9記載の考案は、請求項7記載の考案において、板体3eが上記吊りロッド28に相対する箇所に凹口36eを有し、上記骨組22eは中間に孔26eを有し、前記吊りロッド28は前記凹口36e内に置かれて前記孔26eより大きい固定端281及び該固定端281に連接された上記ネジロッド282から組成し、該ネジロッド282は前記孔26eを通過した後、上向きに伸びて上記水平調整器13に取付けられているネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井を提供する。
この構成によれば、骨組には吊りロッドにおけるネジロッドを通過させる孔のみを開穿し、前記ネジロッド先端部の固定端を収容する凹口は板体側に設けたことで、骨組の構造が簡単化される。
請求項10記載の考案は、請求項1記載の考案において、多数の上記面板31端部の断面は概略L形を呈し、前記面板31は前記L形の部分で上記辺枠32と相互に固定されているネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井を提供する。
この構成によれば、板体を構成する面板と辺枠とは、面板端部のL形部分で相互に固定するようにしたことで、それぞれ面板と辺枠とが所定の組付け態様で一体的に固定された多数の板体が実現される。
請求項1記載の考案は、骨組と板体間の穏定性が高められることで、耐用寿命及び耐重量性を向上させることができるという利点がある。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案の効果に加えてさらに、ネジロック構造への骨組の組付け容易性が得られることで、骨組と板体間の穏定性を一層高めることができるという利点がある。
請求項3記載の考案は、請求項2記載の考案の効果に加えてさらに、スライド槽をレールに係設させたことで、レールに対する可動板の一層の係設容易性が得られるという利点がある。
請求項4記載の考案は、請求項1記載の考案の効果に加えてさらに、辺枠の構造が簡単化されて材料費及び製造費用を低減することができ、また辺枠とネジロック構造との固設
安定性を増大させることができるという利点がある。
安定性を増大させることができるという利点がある。
請求項5記載の考案は、請求項2又は4記載の考案の効果に加えてさらに、辺枠の内側にネジロック構造を強固に連結することができるという利点がある。
請求項6記載の考案は、請求項2記載の考案の効果に加えてさらに、相互に連接される板体同士を所要の連接姿勢となるように定めることができるという利点がある。
請求項7記載の考案は、請求項2又は4記載の考案の効果に加えてさらに、水平調整器により多数の板体底面を、ほぼ同一平面となるように調整することができるという利点がある。
請求項8記載の考案は、請求項7記載の考案の効果に加えてさらに、水平調整器による調整操作の際の調整余裕が生じることで、多数の板体底面を、ほぼ同一平面となるように容易且つ適切に調整することができるという利点がある。
請求項9記載の考案は、請求項7記載の考案の効果に加えてさらに、骨組の構造が簡単化されて該骨組の製作費用が低減するとともに材料費を節減することができるという利点がある。
請求項10記載の考案は、請求項1記載の考案の効果に加えてさらに、それぞれ面板と辺枠とが所定の組付け態様で一体的に固定された多数の板体を容易に実現することができるという利点がある。
本考案は、ネジロック構造の利用で骨組と板体間の穏定性を高めるとともに耐用寿命及び耐重量性を向上させるという目的を達成するために、多数の骨組構造2並びにそれぞれ面板31、辺枠32及び充填材料33で組成された多数の板体3を備えたネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井1であって、前記板体3の辺枠32内側に概略ブロック状を呈してネジ孔42が形成された複数個のネジロック構造4を設け、前記骨組構造2にお
ける概略板状を呈する骨組22を前記板体3同士が相互に連接する箇所の上方に跨って設け、該骨組22の両端を前記ネジ孔42へのネジ23の締めこみにより前記ネジロック構造4に固着し、複数の前記板体3を相互に連接固定して一体とすることにより実現した。
ける概略板状を呈する骨組22を前記板体3同士が相互に連接する箇所の上方に跨って設け、該骨組22の両端を前記ネジ孔42へのネジ23の締めこみにより前記ネジロック構造4に固着し、複数の前記板体3を相互に連接固定して一体とすることにより実現した。
以下、本考案の好適な実施例1を図1及び図2を参照して説明する。なお、図1において、前記図10における構成要素と同一ないし均等のものは、前記と同一符号を以って示す。図1及び図2に示すように、本実施例1のネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井1は、多数の骨組構造2並びにそれぞれ面板31、辺枠32及び充填材料33で組成された多数の板体3が備えられ、該板体3の辺枠32内側に数個のネジロック構造4が設けられている。又、前記多数の骨組構造2相互間は間隙21が形成されている。そして、前記骨組構造2における骨組22が、前記板体3同士が相互に連接する箇所の上方に跨って設けられている。このように、ネジロック構造4の利用により、骨組22を板体3同士が相互に連接する箇所の上方に跨って設けたことで、板体3から来る荷重が分散されて骨組22と板体3間の穏定性が高められる。これにより耐用寿命及び耐重量性を向上させることができる。
上記骨組22とネジロック構造4の連接関係等を、以下にさらに詳述する。図2に示すように、多数の面板31端部の断面は概略L形を呈し、面板31は該L形の部分で辺枠32と相互に固定されている。また、該辺枠32は断面が概略M形を呈して開口が外側向けの凹槽321を有し、且つ該辺枠32の内側に数個のネジロック構造4が設けられている。該ネジロック構造4は概略ブロック状を呈してネジ孔42が形成されている。辺枠32とネジロック構造4とは溶接で連結することができ、安定な固定構造を提供しうる。
骨組構造2は多数の骨組22を連結してなり、該骨組22は凹状板体で、板体3同士が相互に連接する箇所の上方に跨って設けている。該骨組22の両端はネジ23を用いてネジロック構造4のネジ孔42に締め付け、板体3を相互に連接し一体に固定する。前記骨組22は中間が内向けに概略凹状の板体を呈し、該凹状部の底板25中間に孔26を有している。また、該骨組22には吊りロッド28が連設されている。該吊りロッド28は前記孔26よりも大きい固定端281及び該固定端281に連接されたネジロッド282から組成され、該ネジロッド282は前記孔26を通過した後、上向きに伸びて上層構造11下方の懸垂ロッド12底端の水平調整器13にねじ込んで取付けられている。図示しないが、当然、吊りロッド28も直接溶接或いはその他の方式で骨組22上に固設することができる。
このように、骨組22を吊りロッド28で懸垂ロッド12底端の水平調整器13に取付けることで、天井1を構成する多数の板体3底面がほぼ同一平面となるように調整することが可能となる。また、吊りロッド28は前記孔26よりも大きい固定端281及びネジロッド282から組成し、該ネジロッド282が骨組22の孔26を通過した後、水平調整器13に取付けられていることで、骨組22の凹状部と吊りロッド28側の固定端281との間に水平調整器13による調整操作の際の調整余裕が生じて、容易且つ適切に調整することができる。
なお、骨組22を4つの板体3連設箇所に設置したとき、その四角隅は、それぞれネジを利用して該当板体3のネジロック構造4のネジ孔42に締め付け、それにより板体3を相互に連接固定して一体とすることもできる。
本考案の実施例2を図3を用いて説明する。前述したように辺枠32は断面が概略M形を呈して開口が外側向けの凹槽321を有しており、且つ相対する該凹槽321の他端の
辺縁にレール322が設けられている。一方、前記ネジロック構造4には可動板43が連接され、該可動板43が前記レール322に係設されている。このようにネジロック構造4に連接した可動板43を、辺枠32側のレール322に係設させたことで、該ネジロック構造4の姿勢が能動的に定められて、該ネジロック構造4への骨組22の組付け容易性が得られる。これにより骨組22と板体3間の穏定性を一層高めることができる。
辺縁にレール322が設けられている。一方、前記ネジロック構造4には可動板43が連接され、該可動板43が前記レール322に係設されている。このようにネジロック構造4に連接した可動板43を、辺枠32側のレール322に係設させたことで、該ネジロック構造4の姿勢が能動的に定められて、該ネジロック構造4への骨組22の組付け容易性が得られる。これにより骨組22と板体3間の穏定性を一層高めることができる。
本考案の実施例3を図4を用いて説明する。本実施例3では、図4に示すように、可動板43bの上、下両側が外向きに凸起されて前記ネジロック構造4との間にスライド槽44bが形成され、該スライド槽44bが辺枠32のレール322に係設されている。このように可動板43bにスライド槽44bを形成し、該スライド槽44bをレール322に係設させたことで、レール322に対する可動板43bの一層の係設容易性が得られる。
本考案の実施例4を図5を用いて説明する。辺枠32と上記ネジロック構造4とは、前述したように溶接で連結する外に、組合わせ又は図5に示すように、ネジ37を用いたネジ締め付け手段によっても強固に連結することができる。これにより板体3から来る荷重を確実に分散して耐用寿命及び耐重量性を一層向上させることができる。
本考案の実施例5を図6を用いて説明する。本実施例5では、図6に示すように、板体3が相互に連接する箇所に係合ピース7を設け、該係合ピース7を前記凹槽321内に係設させている。このように、相対する凹槽321同士内に係合ピース7を係設させたことで、相互に連接される板体3同士が能動的に所要の連接姿勢となるように定められる。
本考案の実施例6を図7を用いて説明する。本実施例6では、辺枠32cの断面が概略C形に形成されている。辺枠32cの断面を概略C形としたことで、辺枠32cの構造が簡単化されて材料費及び製造費用を低減させることができる。
本考案の実施例7を図8を用いて説明する。本実施例7では、辺枠32dの断面が概略O形に形成されている。辺枠32dの断面を概略O形としたことで、辺枠32dとネジロック構造4との固設安定性が増大して耐用寿命及び耐重量性を一層向上させることができる。
本考案の実施例8を図9を用いて説明する。本実施例8では、骨組22eは概略平板状を呈し中間に孔26eが開穿されている。一方、板体3eには前記吊りロッド28に相対する箇所に凹口36eが形成されている。前記吊りロッド28は前記凹口36e内に置かれて前記孔26eより大きい固定端281と該固定端281に連接されたネジロッド282から組成され、該ネジロッド282は前記孔26eを通過した後、上向きに伸びて上記水平調整器13にねじ込んで取付けられている。このように、骨組22eには吊りロッド28におけるネジロッド282を通過させる孔26eのみを開穿し、前記ネジロッド282先端部の固定端281を収容する凹口36eは板体3e側に設けたことで、骨組22eの構造が簡単化されて該骨組22eの製作費用が低減するとともに材料費を節減することができる。
なお、本考案は、本考案の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本考案が該改変されたものにも及ぶことは当然である。
骨組と板体間の穏定性を高めるとともに耐用寿命及び耐重量性を向上させることが不可欠な一般家屋及び工場建物等の天井に適用することが可能である。
1,1a 天井
11 上層構造
12 懸垂ロッド
13 水平調整器
2,2a 骨組構造
21,21a 間隙
22,22a,22e 骨組
23,37 ネジ
23a C形端
24a 固定端
25 底板
25a 隔離板
26,26e 孔
28 吊りロッド
281 固定端
282 ネジロッド
3,3a,3e 板体
31,31a 面板
32,32a,32c,32d 辺枠
321,321a 凹槽
322 レール
33,33a 充填材料
34a 間距離
36e 凹口
4 ネジロック構造
42 ネジ孔
43,43b 可動板
44b スライド槽
7 係合ピース
7a L形固定枠
11 上層構造
12 懸垂ロッド
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2,2a 骨組構造
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22,22a,22e 骨組
23,37 ネジ
23a C形端
24a 固定端
25 底板
25a 隔離板
26,26e 孔
28 吊りロッド
281 固定端
282 ネジロッド
3,3a,3e 板体
31,31a 面板
32,32a,32c,32d 辺枠
321,321a 凹槽
322 レール
33,33a 充填材料
34a 間距離
36e 凹口
4 ネジロック構造
42 ネジ孔
43,43b 可動板
44b スライド槽
7 係合ピース
7a L形固定枠
Claims (10)
- 多数の骨組構造(2)並びにそれぞれ面板(31)、辺枠(32)及び充填材料(33)で組成された多数の板体(3)を備えたネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井(1)であって、
前記板体(3)の辺枠(32)内側に概略ブロック状を呈してネジ孔(42)が形成された複数個のネジロック構造(4)を設け、前記骨組構造(2)における概略板状を呈する骨組(22)を前記板体(3)同士が相互に連接する箇所の上方に跨って設け、該骨組(22)の両端を前記ネジ孔(42)へのネジ(23)の締めこみにより前記ネジロック構造(4)に固着し、複数の前記板体(3)を相互に連接固定して一体としたことを特徴とするネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井。 - 上記辺枠(32)は断面が概略M形を呈して開口が外側向けの凹槽(321)を有し、且つ相対する該凹槽(321)の他端の辺縁にレール(322)を設け、上記ネジロック構造(4)には可動板(43)を連接し該可動板(43)を上記レール(322)に係設させたことを特徴とする請求項1記載のネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井。
- 上記可動板(43b)の両側を外向きに凸起させて上記ネジロック構造(4)との間にスライド槽(44b)を形成し、該スライド槽(44b)は上記辺枠(32)のレール(322)に係設していることを特徴とする請求項2記載のネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井。
- 上記辺枠(32c)は、断面が概略C形もしくは概略O形のいずれかであることを特徴とする請求項1記載のネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井。
- 上記辺枠(32)と上記ネジロック構造(4)は溶接手段もしくはネジ(37)を用いたネジ締め付け手段のいずれかの手段で連結したものであることを特徴とする請求項2又は4記載のネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井。
- 上記板体(3)が相互に連接する箇所に係合ピース(7)を設け、該係合ピース(7)を上記凹槽(321)内に係設したことを特徴とする請求項2記載のネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井。
- 上記骨組(22)に吊りロッド(28)を設け、該吊りロッド(28)は他端側のネジロッド(282)で上層構造(11)下方の懸垂ロッド(12)底端の水平調整器(13)に取付けたことを特徴とする請求項2又は4記載のネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井。
- 上記骨組(22)は中間が内向けに概略凹状の板体を呈するとともに該凹状部の底板(25)中間に孔(26)を有し、上記吊りロッド(28)は前記孔(26)よりも大きい固定端(281)及び該固定端(281)に連接された上記ネジロッド(282)から組成し、該ネジロッド(282)は前記孔(26)を通過した後、上向きに伸びて上記水平調整器(13)に取付けられていることを特徴とする請求項7記載のネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井。
- 板体(3e)が上記吊りロッド(28)に相対する箇所に凹口(36e)を有し、上記骨組(22e)は中間に孔(26e)を有し、前記吊りロッド(28)は前記凹口(36e)内に置かれて前記孔(26e)より大きい固定端(281)及び該固定端(281)に連接された上記ネジロッド(282)から組成し、該ネジロッド(282)は前記孔(26e)を通過した後、上向きに伸びて上記水平調整器(13)に取付けられていること
を特徴とする請求項7記載のネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井。 - 多数の上記面板(31)端部の断面は概略L形を呈し、前記面板(31)は前記L形の部分で上記辺枠(32)と相互に固定されていることを特徴とする請求項1記載のネジロック構造を具有する覆い隠し骨組の天井。
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