JP3158646U - 空気袋装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】組み合せ部で繰り返し組み合せることによって、適切な大きさに迅速に拡大し、異なるサイズの物品を覆い、物品のぶつかり防止や、防水及び耐湿性の効果を達成できる空気袋装置を提供する。【解決手段】四つ以上の空気袋1を用いて物品を覆う。例えば、一つの空気袋1の上下側縁及び左右側縁を一つの空気袋1となるように取り外し可能に組み合せて、より大きな空気袋1を拡大して形成し、空気袋装置が四つ以上の空気袋1で物品4を覆う。そして、各空気袋1の第1組み合せ部2と第2組み合せ部3を、それぞれ、他の空気袋1の第2組み合せ部3と第1組み合せ部2に組み合せ、より大きな空気袋1で密封空間を形成する。物品4は空気袋装置の内部に閉じられて覆われ、物品4のぶつかり防止や、防水及び耐湿性の効果を達成できる。また、第1組み合せ部2と第2組み合せ部3とを、マジックテープ(登録商標)、ファスナーまたは押さえ棒にしても同じ効果が得られる。【選択図】図10
Description
本考案は、空気袋装置に関し、特に、物品のぶつかり防止や、防水及び耐湿性の役割を有し、物品を覆う保護装置に関するものである。
貴重且つ精密的な物品を運送または携帯する際に、別にパッケージやボックスなどの包装ケースに物品を収容しなければならない。パッケージボックス内には複数の空気袋が配置され、該空気袋で物品を固定し、耐震や防圧の効果を得て、物品が外力からのぶつかりまたは圧迫で損壊されることを防いでいる。
しかし、従来の空気袋装置は、パッケージボックスの内部に空気袋を置いて使用する。パッケージボックスは、物品の大きさに応じて異なった大きさのパッケージボックスに交換しなければならなく、使用上の不便となってしまう。また、パッケージボックスは、そのサイズが固定されており、携帯して使用するには不便があり、且つ、より大きな収納空間が必要である。
そのため、本考案者は、上記欠点に着目して、長年以来この分野で積み立てた経験により、専念な観察かつ研究をし、さらに学術理論の運用に合せ、合理的な設計かつ前記欠点を有効に改善できる本考案を提案した。
本考案の目的は、組み合せ部で繰り返し組み合せることによって、空気袋装置を迅速に適切な大きさに拡大して、異なる体積の物品を覆い、物品のぶつかり防止や、防水及び耐湿性の効果を達成できる空気袋装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本考案は、空気袋と、前記空気袋の二つの側縁にそれぞれ固定された二つの第1組み合せ部と、前記二つの第1組み合せ部に対応し、前記空気袋の他の二つの側縁にそれぞれ固定された二つの第2組み合せ部と、を含む空気袋装置を提供する。
本考案は、さらに、複数の空気袋を有する空気袋装置であって、各前記空気袋が他の前記空気袋に取り外し可能に組み合せられ、前記複数の空気袋で密封空間を形成することを特徴とする空気袋装置を提供する。
本考案は、以下の有益な効果を有する。
1、物品の体積の大きさに応じて、第1組み合せ部と第2組み合せ部とを繰り返し組み合せて、空気袋装置を適切な大きさに拡大することができる。物品の外部を覆う空気袋は、優れた緩衝、耐震効果を有し、物品のぶつかり防止や、防水及び耐湿性の効果を達成できる。
2、組み合せて拡大された空気袋は、第1組み合せ部と第2組み合せ部とを迅速に取り外すこともできるので、収納や携帯するのに占める空間を削減し、使用し易くなる。
1、物品の体積の大きさに応じて、第1組み合せ部と第2組み合せ部とを繰り返し組み合せて、空気袋装置を適切な大きさに拡大することができる。物品の外部を覆う空気袋は、優れた緩衝、耐震効果を有し、物品のぶつかり防止や、防水及び耐湿性の効果を達成できる。
2、組み合せて拡大された空気袋は、第1組み合せ部と第2組み合せ部とを迅速に取り外すこともできるので、収納や携帯するのに占める空間を削減し、使用し易くなる。
本考案の特徴及び技術内容をさらに了解するため、以下に本考案に関る詳しい説明及び添付図面を参照することにより、深く且つ具体的な了解を得られるが、それらの添付図面が参考及び説明のみに使われ、本考案の主張範囲を狭義的に局限するものではない。
図1を参照すると、本考案による空気袋装置は、少なくとも一つの空気袋1と、少なくとも二つの第1組み合せ部2と、少なくとも二つの第2組み合せ部3とを含む。
空気袋1は、フレキシブル材質で作製される。空気袋1は、本体11とエア室12と給気口13とを有する。本体11は、両枚のシート111が結合されてなり、該両枚のシート111の周縁同士が固着して固着部112が形成され、エア室12を画定して形成し、本体11内部に位置されているエア室12を外部環境から隔絶させる。給気口13は本体11の表面に設けられる。給気口13は、エア室12と外部環境とを連通させ、外部環境のエアが給気口13からエア室12内に入り込み、エアを本体11内部に充填する。また、外部環境のエアは、エアポンプ(図示せず)または口吹きの方式で給気口13内に吹き込まれる。よって、本体11内部に充填されたエア給気量が、空気袋1の膨脹程度を決定する。エアの加圧縮性によって、空気袋1が充分の表面柔軟性を有し、良好な耐震、防圧の効果が得られる。
第1組み合せ部2と第2組み合せ部3とは互いに組み合せることができる。これらの第1組み合せ部2及びこれらの第2組み合せ部3は、空気袋1の固着部112に固定される。第1組み合せ部2と第2組み合せ部3は、対称的に空気袋1の周縁に設けられる。よって、空気袋1はもう一つの空気袋1と組み合せることで、より大きな空気袋1に拡大することができる。例えば、図1に示す空気袋1の平面視において、二つの第1組み合せ部2を空気袋1の上側縁及び左側縁にそれぞれ固定させ、二つの第2組み合せ部3を空気袋1の下側縁及び右側縁にそれぞれ固定させることができる。
使用する際に、空気袋1は、物品(例えば、携帯電話、PDA、MP3、ノードパソコンまたはラゲージ)を覆い、第1組み合せ部2と第2組み合せ部3の組み合せにより、物品を空気袋1内部に安定に固定させ、物品のぶつかりや外力からの圧迫を防止する。本考案による空気袋装置の好適な第一実施例によると、たとえば図2に示すように、一つの空気袋1を折り畳んで、第1組み合せ部2を第2組み合せ部3に組み合せて使用する。第1組み合せ部2と第2組み合せ部3は、異なるデザインにしてもよく、例えば、第1組み合せ部2と第2組み合せ部3とを、それぞれ、マジックテープのような鈎状面2Aとパイル状面3Aに設計し(図2を参照する)、空気袋1が物品4の外部を覆うと、空気袋1の上側縁の鈎状面2Aが空気袋1の下側縁のパイル状面3Aに接着される。或いは、前述した空気袋1の左側縁の鈎状面2Aを空気袋1の右側縁のパイル状面3Aに接着させ、空気袋装置の内部に覆われた物品4が外力からの衝撃または圧迫を受けることを防止する。また、例えば、第1組み合せ部2と第2組み合せ部3とをそれぞれ、第1ファスナーの歯部2B及び第2ファスナーの歯部3Bに設計し(図3を参照する)、スライド(図示せず)により第1ファスナーの歯部2Bと第2ファスナーの歯部3Bとを噛合させることで、同じ効果が得られる。さらに、例えば、第1組み合せ部2と第2組み合せ部3とを、それぞれ、凸部2C及び凹部3Cに設計し(図4を参照する)、凸部2Cを凹部3C内に押し付けて組み合せることにより、同じ効果が得られる。空気袋1の大きさは、実際の使用状況に応じて変えることができる。図5及び図6を参照すると、空気袋1は、体積が大きなノードパソコンまたはラゲージ(物品4)を覆うこともでき、物品4が外力からの衝撃または圧迫を受けることを防止する。
また、本考案による空気袋装置の好適な第二実施例によると、二つの空気袋1を用いて物品を覆う。例えば、物品4の両側(上面および下面側)に空気袋1をそれぞれ一つ設ける(図7を参照する)。該二つの空気袋1のうちの一つの第1組み合せ部2と第2組み合せ部3が、それぞれ、もう一つの空気袋1の第2組み合せ部3と第1組み合せ部2に組み合せられ、密封空間を形成する。物品4を密封空間内に置くと、空気袋装置により物品4は覆われ、物品4のぶつかり防止や、防水及び耐湿性の効果を達成できる。或いは、まず二つの空気袋1を取り外し可能に予め組み合せて1つの大きな空気袋1を形成してから(図8を参照し)、その1つの大きな空気袋1を折り畳んで物品4を覆うこともできる。また、第1組み合せ部2と第2組み合せ部3とをマジックテープ、ファスナーまたは押さえ棒にしても同じ効果が得られる。
また、本考案による空気袋装置の好適な第三実施例によると、四つ以上の空気袋1を用いて物品を覆う。例えば、一つの空気袋1の上下側縁及び左右側縁を一つの空気袋1となるように取り外し可能に組み合せて、より大きな空気袋1を拡大して形成し(図9及び図10に参照する)、空気袋装置が四つ以上の空気袋1で物品4を覆う。そして、各空気袋1の第1組み合せ部2と第2組み合せ部3を、それぞれ、他の空気袋1の第2組み合せ部3と第1組み合せ部2に組み合せ、より大きな空気袋1で密封空間を形成する。物品4は空気袋装置の内部に閉じられて覆われ、物品4のぶつかり防止や、防水及び耐湿性の効果を達成できる。また、第1組み合せ部2と第2組み合せ部3とを、マジックテープ、ファスナーまたは押さえ棒にしても同じ効果が得られる。
以上のように、本考案は、以下の利点を有する。
1、物品の体積の大きさに応じて、第1組み合せ部と第2組み合せ部とを繰り返し組み合せて、空気袋装置を適切な大きさに拡大することができる。物品の外部を覆う空気袋は、優れる緩衝、耐震効果を有し、物品のぶつかり防止や、防水及び耐湿性の効果を達成できる。
2、組み合せて拡大された空気袋は、第1組み合せ部と第2組み合せ部とを迅速に取り外すこともできるので、収納や携帯するのに占める空間を削減し、使用し易くなる。
1、物品の体積の大きさに応じて、第1組み合せ部と第2組み合せ部とを繰り返し組み合せて、空気袋装置を適切な大きさに拡大することができる。物品の外部を覆う空気袋は、優れる緩衝、耐震効果を有し、物品のぶつかり防止や、防水及び耐湿性の効果を達成できる。
2、組み合せて拡大された空気袋は、第1組み合せ部と第2組み合せ部とを迅速に取り外すこともできるので、収納や携帯するのに占める空間を削減し、使用し易くなる。
しかし、以上の説明は、単に本考案の好ましい具体的な実施例の詳細説明及び図面に過ぎず、本考案の実用新案登録請求の範囲を局限するものではなく、いずれの当該分野における通常の知識を有する専門家が本考案の分野の中で、適当に変更や修飾などを実施できるが、それらの実施のことが本考案の主張範囲内に納入されるべきことは言うまでもないことである。
1 空気袋
11 本体
12 エア室
13 給気口
111 シート
112 固着部
2 第1組み合せ部
3 第2組み合せ部
2A 鈎状面
3A パイル状面
2B 第1ファスナーの歯部
3B 第2ファスナーの歯部
2C 凸部
3C 凹部
4 物品
11 本体
12 エア室
13 給気口
111 シート
112 固着部
2 第1組み合せ部
3 第2組み合せ部
2A 鈎状面
3A パイル状面
2B 第1ファスナーの歯部
3B 第2ファスナーの歯部
2C 凸部
3C 凹部
4 物品
Claims (10)
- 空気袋と、
前記空気袋の二つの側縁にそれぞれ固定された二つの第1組み合せ部と、
前記二つの第1組み合せ部に対応し、前記空気袋の他の二つの側縁にそれぞれ固定された二つの第2組み合せ部と、を含む空気袋装置。 - 前記空気袋は、本体とエア室と給気口とを有し、前記エア室は前記本体の内部に設けられ、外部環境から遮断され、前記給気口は前記本体に設けられ、前記給気口は前記エア室と前記外部環境とを連通することを特徴とする請求項1に記載の空気袋装置。
- 前記第1組み合せ部と前記第2組み合せ部とは、マジックテープ、ファスナー、押さえ棒の何れか1つであることを特徴とする請求項1または2に記載の空気袋装置。
- 前記空気袋は、もう一つの空気袋と取り外し可能に組み合せられ、前記もう一つの空気袋は、二つの第1組み合せ部と二つの第2組み合せ部とを有し、前記空気袋の前記第1組み合せ部と前記第2組み合せ部は、それぞれ、前記もう一つの空気袋の前記第2組み合せ部と前記第1組み合せ部に組み合せられ、前記空気袋と前記もう一つの空気袋により、密封空間を形成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の空気袋装置。
- 前記密封空間内に物品が置かれ、前記空気袋と前記もう一つの空気袋は前記物品を覆うことを特徴とする請求項4に記載の空気袋装置。
- 前記物品は、携帯電話、PDA、MP3、ノートパソコンまたはラゲージの何れか1つであることを特徴とする請求項5に記載の空気袋装置。
- 複数の空気袋を有する空気袋装置であって、
各前記空気袋が他の前記空気袋に取り外し可能に組み合せられ、前記複数の空気袋で密封空間を形成することを特徴とする空気袋装置。 - 各前記空気袋は、二つの第1組み合せ部と二つの第2組み合せ部とを有し、各前記空気袋の前記第1組み合せ部と前記第2組み合せ部は、それぞれ、他の前記空気袋の前記第2組み合せ部と前記第1組み合せ部に組み合せられ、前記複数の空気袋は前記密封空間を形成することを特徴とする請求項7に記載の空気袋装置。
- 前記第1組み合せ部と前記第2組み合せ部とが、マジックテープ、ファスナーまたは押さえ棒であることを特徴とする請求項8に記載の空気袋装置。
- 前記密封空間内に物品が置かれ、前記複数の空気袋は前記物品を覆うことを特徴とする請求項7ないし9に記載の空気袋装置。
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JP2009007134U JP3158646U (ja) | 2009-10-07 | 2009-10-07 | 空気袋装置 |
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JP (1) | JP3158646U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117767142A (zh) * | 2023-12-27 | 2024-03-26 | 国网湖北省电力有限公司 | 一种具有防摔保护组件的智能配电箱 |
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2009
- 2009-10-07 JP JP2009007134U patent/JP3158646U/ja not_active Expired - Fee Related
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