JP3158587U - 再帰反射織物及び当該織物を用いた再帰反射衣服 - Google Patents
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Abstract
【課題】夜間の安全性を損なうことなく、着心地やデザイン性、更にファッション性も考慮して、昼間或いは室内照明の下で織物を見た場合に再帰反射糸が目立ち難く、違和感が生じることのない再帰反射織物及び当該織物を用いた再帰反射衣服を提供する。【解決手段】経糸及び/又は緯糸に互いに色彩の異なる複数の先染糸を織り分けることで構成される縞模様或いは格子模様を有する織物であって、これらの縞模様或いは格子模様の境界部の全部又は一部において、当該境界部を形成する一方の先染糸と他方の先染糸の間に、これらの先染糸に並行に再帰反射糸を織り込んでおり、少なくとも一方の先染糸と再帰反射糸との表色系(L*a*b*)における色差(ΔE*ab)の値が20以下となるようにする。【選択図】図2
Description
本考案は、再帰反射糸を織り込んだ再帰反射織物及び当該織物を用いた再帰反射衣服に関するものである。
従来から夜間の作業者や交通整理の警察官の安全を確保するために、自動車のヘッドライトで反射する再帰反射衣服が使用されている。これらの再帰反射衣服は、織物の表面に高屈折率の透明微小ガラス球をコーティングし、或いは、作業着に別途作成した再帰反射シートを貼付したものであり、あくまでも安全のみを重視し着心地やデザイン性には配慮が払われていない。
しかし、夜間の作業だけでなく、夜間の外出や犬の散歩など一般の衣料としても再帰反射衣服が必要とされている。そこで、着心地やデザイン性を考慮して、再帰反射フィルムをマイクロスリッターで細断したスリットヤーンや、このスリットヤーンを芯部にしてポリエステルフィラメントでカバリングしたカバリングヤーンを再帰反射糸とし、これらの再帰反射糸を織り込んだ再帰反射布帛及び再帰反射衣服が下記特許文献1に提案されている。
ところで、上記のような再帰反射布帛では、例えば、濃色の織物に再帰反射糸を織り込んだ場合、当該再帰反射糸が淡色であれば、昼間或いは室内照明の下で織物を見た場合には、織物の中に織り込まれた再帰反射糸が目立ち、ファッション性の観点からは違和感が生じる。一方、再帰反射糸を任意の色彩に染色することも不可能ではないが、再帰反射性能が低下し、或いは多品種製造によるコストアップにつながり現実的でない。
そこで、本考案は、以上のようなことに対処して、夜間の安全性を損なうことなく、着心地やデザイン性、更にファッション性も考慮して、昼間或いは室内照明の下で織物を見た場合に再帰反射糸が目立ち難く、違和感が生じることのない再帰反射織物及び当該織物を用いた再帰反射衣服を提供することを目的とする。
上記課題の解決にあたり、本考案者は、鋭意研究の結果、縞模様或いは格子模様の織物の模様の境界部に再帰反射糸を織り込むことにより、昼間或いは室内照明の下で織物を見た場合にも再帰反射糸が目立ち難く、逆に、夜間には再帰反射性能が十分に発揮されて目立ちやすい織物を見出し本考案の完成に至った。
即ち、本考案に係る再帰反射織物は、請求項1の記載によると、
経糸及び/又は緯糸に互いに色彩の異なる複数の先染糸を織り分けることで構成される縞模様或いは格子模様を有する織物であって、
上記縞模様或いは上記格子模様の境界部の全部又は一部において、当該境界部を形成する一方の先染糸と他方の先染糸の間に、これらの先染糸に並行に再帰反射糸を織り込んでおり、
少なくとも上記一方の先染糸と上記再帰反射糸との表色系(L*a*b*)における色差(ΔE*ab)の値が20以下である。
経糸及び/又は緯糸に互いに色彩の異なる複数の先染糸を織り分けることで構成される縞模様或いは格子模様を有する織物であって、
上記縞模様或いは上記格子模様の境界部の全部又は一部において、当該境界部を形成する一方の先染糸と他方の先染糸の間に、これらの先染糸に並行に再帰反射糸を織り込んでおり、
少なくとも上記一方の先染糸と上記再帰反射糸との表色系(L*a*b*)における色差(ΔE*ab)の値が20以下である。
ここで、表色系(L*a*b*)とは、国際照明委員会(CIE)で規格化され、我が国においてもJIS Z8729で採用されている表色系であって、物体の色を表すのに適している。また、この表色系(L*a*b*)における色差(ΔE*ab)とは、対象とする2つの物体の色の違いを数値で表すものであって、下記の式であらわされる。
ΔE*ab=〔(ΔL*)2+(Δa*)2+(Δb*)2〕1/2
この色差(ΔE*ab)の値が大きいほど、比較する2つの物体の色が大きく異なることを意味する。
この色差(ΔE*ab)の値が大きいほど、比較する2つの物体の色が大きく異なることを意味する。
本来、先染糸から構成される縞模様或いは格子模様の織物は、糸の状態で異なる色彩に染色した複数の先染糸を経糸及び緯糸の片方或いは両方に部分的に織り分けることにより、これらの先染糸の境界部が明瞭となり模様を形成するものである。そこで、これらの模様を形成する各先染糸とは異なる糸である再帰反射糸をこの境界部に織り込んでも、本来、境界として目立つ部分であるので再帰反射糸が目立ち難いという特徴がある。更に、少なくとも一方の先染糸と再帰反射糸との色差(ΔE*ab)の値が20以下と小さければ、再帰反射糸が一方の先染糸と区別しにくくなる。このことにより、再帰反射糸は、縞模様或いは格子模様の境界部において、更に目立ち難くなる。
よって、請求項1に記載の考案によれば、夜間の安全性を損なうことなく、着心地やデザイン性、更にファッション性も考慮して、昼間或いは室内照明の下で織物を見た場合に再帰反射糸が目立ち難く、違和感が生じることのない再帰反射織物を提供することができる。
また、本考案は、請求項2の記載によると、請求項1に記載の再帰反射織物であって、
上記他方の先染糸と上記再帰反射糸との表色系(L*a*b*)における色差(ΔE*ab)の値が45以上であることを特徴とする。
上記他方の先染糸と上記再帰反射糸との表色系(L*a*b*)における色差(ΔE*ab)の値が45以上であることを特徴とする。
上記構成によれば、他方の先染糸と再帰反射糸との色差(ΔE*ab)の値が大きく、再帰反射糸が他方の先染糸とは区別しやすいことを意味する。このように、再帰反射糸は、一方の先染糸と色差が小さく、他方の先染糸と色差が大きいことになる。このとき、一方の先染糸と他方の先染糸との色差は、かなり大きなものとなり、縞模様或いは格子模様は、より明瞭な境界部を形成している。このことにより、再帰反射糸は、一方の先染糸の一部のように見えることで、縞模様或いは格子模様の明瞭な境界部において、より一層目立ち難くなる。
よって、請求項2に記載の考案によれば、請求項1と同様の作用効果をより一層達成することができる。
また、本考案に係る再帰反射衣服は、請求項3の記載によると、請求項1又は2に記載の再帰反射織物を用いている。
上記構成によれば、夜間の安全性を損なうことなく、着心地やデザイン性、更にファッション性も考慮して、昼間或いは室内照明の下で織物を見た場合に再帰反射糸が目立ち難く、違和感が生じることのない再帰反射衣服を提供することができる。
本考案において、再帰反射糸は、どのようなものを使用してもよい。例えば、アルミニウム蒸着ポリエステルフィルムなどの片面或いは両面に高屈折率の透明微小ガラス球を透明樹脂バインダーで固定してなる再帰反射フィルムをマイクロスリッターで細断し、これを撚ってスリットヤーンとして使用してもよく、また、このスリットヤーンの強度を補強するために、ポリエステルフィラメント糸などでカバリングしたカバリングヤーンを使用するようにしてもよい。また、再帰反射糸の太さもどのようなものであってもよく、織物を構成する他の先染糸と異なる太さの糸を使用するようにしてもよい。
また、本考案において、先染糸とは、織物を織布する前の糸の段階で染色した織糸であって、糸の太さや繊維の種類は、どのような糸であってもよい。例えば、綿、麻、絹、毛などの天然繊維、レーヨン、ポリノジック、キュプラ、テンセルなどの再生繊維、ジアセテート、トリアセテートなどの半合成繊維、或いは、ポリエステル、ナイロン、アクリルなどの合成繊維の単独繊維或いは複合繊維からなる糸であってもよい。先染めは、各繊維に適した染料及び染法で行うようにすればよい。
本考案において、織物の織組織はどのようなものでもよく、例えば、平織り、綾織り、朱子織り或いは各種変化織り、二重織りなどであってもよい。これらの織物を織る織機は、どのようなものであってもよく、シャトル織機、ジェット織機、スルザー織機、レピア織機などであってもよい。
本考案においては、再帰反射糸は、経糸或いは緯糸のいずれにも使用できる。経糸に使用する場合には、織機の開口運動において隣り合う糸と擦れて再帰反射性能が低下しないようにしなければならない。その点、緯糸に使用することが好ましい。
本考案に係る織物は、縞模様或いは格子模様を有している。縞模様は、縦縞、横縞いずれであってもよく、縞の太さに変化があってもよく、また、色彩の異なる縞を複数有するような縞模様であってもよい。一方、格子模様は、格子の大きさ、縦縞と横縞の数と組み合わせ、色彩などに変化があってもよい。縞模様や格子模様に変化がある場合であっても、模様の全ての境界部に再帰反射糸を織り込むようにしてもよく、或いは、境界部の一部に再帰反射糸を織り込むようにしてもよい。いずれの場合にも、夜間に再帰反射性能が十分に発揮されるだけの再帰反射糸の量は織り込む必要がある。
また、一か所の境界部に織り込む再帰反射糸の本数は、再帰反射糸の太さと再帰反射性能によって調整すればよく、特に限定するものではないが、多くの本数を一か所に織り込むと再帰反射糸が目立つこととなる。従って、再帰反射糸は、一か所に1本或いは数本織り込むことが適切である。
以下、本発明に係る再帰反射織物を各実施形態により説明する。
(第1実施形態)
まず、再帰反射糸を準備した。本第1実施形態においては、株式会社丸仁のカバリング糸からなる再帰反射糸(LFUY1200−T0275)を使用した。また、経糸及び緯糸に使用する先染糸を準備した。準備した先染糸は、13種類であり、それぞれの先染糸の色、素材、糸の太さを表1に示す。なお、表1の素材において、各記号は、C:綿、W:毛、T:ポリエステル、R:レーヨンを表す。糸の太さは、番手で示し、一部のフィラメント糸のみD(デニール)で示した。
(第1実施形態)
まず、再帰反射糸を準備した。本第1実施形態においては、株式会社丸仁のカバリング糸からなる再帰反射糸(LFUY1200−T0275)を使用した。また、経糸及び緯糸に使用する先染糸を準備した。準備した先染糸は、13種類であり、それぞれの先染糸の色、素材、糸の太さを表1に示す。なお、表1の素材において、各記号は、C:綿、W:毛、T:ポリエステル、R:レーヨンを表す。糸の太さは、番手で示し、一部のフィラメント糸のみD(デニール)で示した。
次に、再帰反射糸及び各先染糸それぞれについて、表色系(L*a*b*)による測色を行った。まず、それぞれの糸を小平板に巻き取って一定の測色面積を有する各測色サンプルを作成した。各測色サンプルに対して、積分球を備えた分光測色計(MINOLTA SPECTROPHOTOMETER CM3600D)を使用して測色し、再帰反射糸と各先染糸のL*、a*、b*の値を求め、再帰反射糸と各先染糸との色差(ΔE*ab)を計算した。計算して求めた各色差(ΔE*ab)の値を俵1に示す。
各横縞部20の上下両側が淡色部30と接する境界部40には、それぞれ、1本の緯糸として再帰反射糸が使用されているが、図1においては、確認することができない。そこで、図1の部分Aを拡大して図2に示す。図2においては、横縞部20を構成する濃色の緯糸21と淡色部30を構成する淡色の緯糸31との境界部40に1本の再帰反射糸41が緯糸として使用されている。一方、経糸には、全体に亘って淡色の緯糸31と同じ色彩の淡色の経糸51が使用されている。
次に、表1に示した再帰反射糸と各先染糸とを組み合わせて、実施例1〜6及び比較例1〜3の各再帰反射織物を織布した。織布した各再帰反射織物の経糸及び緯糸に使用した先染糸の番号(表1に示した番号)、並びに、再帰反射糸と各先染糸との色差(ΔE*ab)の値を表2に示した。
また、各実施例及び各比較例の再帰反射織物に対して、再帰反射糸の昼間の目立ち難さ及び夜間の再帰反射性能を評価した。まず、昼間の目立ち難さの評価は、次のようにして行った。昼間の北窓光の下で目視評価を行い、再帰反射糸が目立たないものを◎、目立ち難いものを○、明らかに目立つものを×として評価し表2に示した。この評価において、◎と○を合格とした。
次に、夜間の再帰反射性能の評価は、次のようにして行った。夜間30m離れた位置から自動車のヘッドライトを当て、再帰反射性能を十分に発揮するものを○、再帰反射性能が不十分のものを×として表2に示した。
一方、比較例1〜3の再帰反射織物においては、いずれも、夜間の再帰反射性能は良好であったが、再帰反射糸の昼間の目立ち難さは、いずれも、明らかに目立つものであり不良であった。比較例1では、再帰反射糸と緯糸に使用した2種類の先染糸の色差(ΔE*ab)の値が、いずれも20より大きな値であり、いずれの先染糸に対しても再帰反射糸が目立ち易いからである。また、比較例2及び3では、緯糸に使用した2種の先染糸は同じ糸であり、無地織物と同様で更に目立ち易いからである。
(第2実施形態)
次に、本考案に係る再帰反射織物の第2実施形態について説明する。まず、使用する再帰反射糸及び経糸及び緯糸に使用する先染糸は、上記第1実施形態において準備したものと同じ糸を使用した。
(第2実施形態)
次に、本考案に係る再帰反射織物の第2実施形態について説明する。まず、使用する再帰反射糸及び経糸及び緯糸に使用する先染糸は、上記第1実施形態において準備したものと同じ糸を使用した。
図3は、本第2実施形態の再帰反射織物であって、レピア織機で織り上げた平織りの格子模様の織物100の平面図を示している。この格子模様の織物100は、図3に示される範囲においては、3本の濃色の横縞部110と3本の濃色の縦縞部120とこれらの間に形成される淡色部130とから構成されている。濃色の横縞部110には、濃色の緯糸が使用され、濃色の縦縞部120には、横縞部110と同じ色彩の濃色の経糸が使用されている。一方、淡色部130には、淡色の緯糸とこれと同じ色彩の淡色の経糸が使用されている。
各横縞部110の下辺側が淡色部130と接する境界部140には、それぞれ、1本の緯糸として再帰反射糸が使用されているが、図3においては、確認することができない。そこで、図3の部分Bを拡大して図4に示す。図4においては、横縞部110を構成する濃色の緯糸111と淡色部130を構成する淡色の緯糸131との境界部140に1本の再帰反射糸141が緯糸として使用されている。一方、経糸においては、縦縞部120を構成する濃色の経糸121と淡色部130を構成する淡色の経糸132とが使用されている。
次に、表1に示した再帰反射糸と各先染糸とを組み合わせて、実施例7及び8の再帰反射織物を織布した。なお、実施例7及び8においては、濃色の緯糸111と濃色の経糸121とに同じ先染糸を使用し、また、淡色の緯糸131と淡色の経糸132とに同じ先染糸を使用した。織布した各再帰反射織物に使用した先染糸の番号(表1に示した番号)、並びに、再帰反射糸と各先染糸との色差(ΔE*ab)の値を表3に示した。
また、実施例7及び8の再帰反射織物に対して、再帰反射糸の昼間の目立ち難さ及び夜間の再帰反射性能を評価して表3に示した。評価は、上記実施例1〜6について行った方法と同じである。
なお、上記実施例7及び8は、格子模様の再帰反射織物であり、図3において、横縞部110と縦縞部120との重複部分150では、経糸と緯糸の両方に濃色の先染糸111、121が使用され、部分的に濃色の無地となっている。この部分の下辺側にも再帰反射糸が織り込まれているが、この部分の長さは、横縞部110と淡色部130との境界部140の長さに比べ小さいので、再帰反射糸は、織物全体として目立ち難くなっている。
上述のように、第1実施形態及び第2実施形態においては、夜間の安全性を損なうことなく、着心地やデザイン性、更にファッション性も考慮して、昼間或いは室内照明の下で織物を見た場合に再帰反射糸が目立ち難く、違和感が生じることのない再帰反射織物を提供することができる。
(第3実施形態)
上記第2実施形態において織布した実施例7の再帰反射織物を使用して、ベージュの地色に紺の格子模様を有するベストを縫製した。このベストにおいては、再帰反射糸が織り込まれた緯糸方向をベストの縦方向に使用した。従って、昼間は格子柄のベストであるが、夜間は、縦縞に再帰反射するベストとなった。
(第3実施形態)
上記第2実施形態において織布した実施例7の再帰反射織物を使用して、ベージュの地色に紺の格子模様を有するベストを縫製した。このベストにおいては、再帰反射糸が織り込まれた緯糸方向をベストの縦方向に使用した。従って、昼間は格子柄のベストであるが、夜間は、縦縞に再帰反射するベストとなった。
本実施形態3で縫製したベストは、昼間或いは室内照明の下で見た場合に再帰反射糸が目立ち難く、着心地やデザイン性に優れ、一般のファッション衣料として着用することができる。一方、夜間においては自動車のヘッドライトで明瞭に再帰反射して夜間の安全を確保することができるので、夜間の外出や犬の散歩など様々な用途に使用することができる。
なお、実施例7の再帰反射織物の緯糸方向をベストの横方向に使用して、夜間は、横縞に再帰反射するベストとすることもできる。また、本考案に係る再帰反射衣服は、本実施形態3のベストに限るものではなく、あらゆる衣服として縫製することができる。
10…横縞模様の織物、20…横縞部、21…濃色の緯糸、30…淡色部、31…淡色の緯糸、40…境界部、41…再帰反射糸、51…淡色の経糸、100…格子模様の織物、110…横縞部、111…濃色の緯糸、120…縦縞部、121…濃色の経糸、130…淡色部、131…淡色の緯糸、132…淡色の経糸、140…境界部、141…再帰反射糸。
Claims (3)
- 経糸及び/又は緯糸に互いに色彩の異なる複数の先染糸を織り分けることで構成される縞模様或いは格子模様を有する織物であって、
前記縞模様或いは前記格子模様の境界部の全部又は一部において、当該境界部を形成する一方の先染糸と他方の先染糸の間に、これらの先染糸に並行に再帰反射糸を織り込んでおり、
少なくとも前記一方の先染糸と前記再帰反射糸との表色系(L*a*b*)における色差(ΔE*ab)の値が20以下である再帰反射織物。 - 前記他方の先染糸と前記再帰反射糸との表色系(L*a*b*)における色差(ΔE*ab)の値が45以上であることを特徴とする請求項1に記載の再帰反射織物。
- 請求項1又は2に記載の再帰反射織物を用いた再帰反射衣服。
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