JP3158482U - 四脚、及び竿保持セット - Google Patents

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Abstract

【課題】釣竿を保持することができ、前側に倒れにくい四脚を提供する。【解決手段】ベース板10と、ベース板10の裏面11bに配設されて右及び左斜め前方に開放される2本の前の脚部40Aと右及び左斜め後方に開放される2本の後の脚部40Bと、ベース板10の裏面11bに固定されて、4本の脚部40の基端部41aをそれぞれ揺動自在に支持するとともに、4本の脚部40の開閉方向及び開放限度を規制する4個の規制部材20と、ベース板10の表面12aに立設されて竿保持具2を略左右方向に揺動可能に支持する支持軸30と、を備える。支持軸30は、ベース板10における、4個の規制部材20の中心Cよりも後方に配置されている。【選択図】図1

Description

本考案は、釣竿を保持する竿保持具が装着される四脚、及び竿保持セットに関する。
防波堤等の平坦な場所や岩場等の凹凸のある場所で釣りをする際に、釣竿を保持する道具として三脚が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、三脚よりも安定性に優れる四脚が使用されることもある。
特開2004−89104号公報
しかしながら、三脚又は四脚は、基端側から先端側に長く延びる釣竿の基端部近傍を保持するため、全体の重心が、三脚又は四脚における前方に片寄った部分に位置する。このため、三脚又は四脚は例えば、強い風等によって、前側に倒れるおそれがある。
本考案は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、前側に倒れにくくした四脚を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案は、釣竿を保持する竿保持具が装着される四脚において、ベース板と、前記ベース板の裏面に配設されて右及び左斜め前方に開放される2本の前の脚部と右及び左斜め後方に開放される2本の後の脚部と、前記ベース板の裏面に固定されて、4本の前記脚部の基端部をそれぞれ揺動自在に支持するとともに、4本の前記脚部の開閉方向及び開放限度を規制する4個の規制部材と、前記ベース板の表面側に立設されて前記竿保持具を略左右方向に揺動可能に支持する支持軸と、を備え、前記支持軸は、前記ベース板における、4個の前記規制部材の中心よりも後方に配置されている、ことを特徴とする。
この構成によれば、竿保持具を支持する支持軸が、4個の規制部材の中心よりも後方に配置されているので、その分、全体の重心を後方に移動させることができる。これにより、釣竿を保持した状態の竿保持具を支持軸によって支持した際に、四脚が前側に倒れにくいようにすることができる。
上記構成において、4本の前記脚部は、基端側が前記規制部材によって支持される主脚と、前記主脚によってスライド可能に支持されて前記主脚の先端からの突出長さを変更する補助脚と、アンロックにより前記補助脚のスライドを許容し、ロックにより前記補助脚のスライドを禁止するロック部材と、を有し、前記補助脚の前記突出長さが最大の際の4本の前記脚部の全長を最大長としたときに、2本の前記前の脚部の最大長が、2本の前記後の脚部の最大長よりも長くなるようにしてもよい。
この構成によれば、4本の脚部を最大長とすることにより、2本の前の脚部の方が2本の後の脚部よりも長くなるので、特に脚部の長さの微調整等を行うことなく、簡単な動作で、前側に倒れにくい四脚の姿勢を簡単に構成することができる。
上記構成において、4本の前記脚部の前記主脚の長さが同じに設定されている、ようにしてもよい。
この構成によれば、4本の主脚を同様に作製することができるので、前の主脚と後の主脚とで長さが異なる場合と比較して、部品点数を少なくして、構成を簡略化することができる。なお、4本の主脚を同長さとすることにより、前の脚部の補助脚の突出長さが、後の脚部の補助脚の突出長さよりも長くなる。
上記構成において、前記ベース板は、裏面に前記規制部材が固定されている部分の表面側に、4本の前記脚部を同長さで開いてそれぞれの先端を平らな設置面に置いた際に略水平となる平坦面を有し、前記平坦面の後方に連続して後端側が高くなるように傾斜され、4本の前記脚部を最大長に延ばして開いてそれぞれの先端を前記設置面に置いた際に略水平となる傾斜面を有し、前記支持軸は、前記傾斜面に垂直に立設されている、ようにしてもよい。
この構成によれば、4本の脚部を最大長に延ばしたときに、設置面に対して支持軸が垂直になるので、支持軸によって支持された、釣竿を保持した竿保持具を揺動(回転)させたときに、支持軸が垂直でない場合と異なり、揺動(回転)による釣竿の高さ変化がないので、円滑に回転させることができ、また、釣竿に、支持軸を中心として揺動(回転)させる不要なモーメントが作用することがない。
上記構成において、前記ベース板は、前記傾斜面の裏面側における前記支持軸に対応する部分に、錘を吊り下げるための透孔を有する錘取り付け板が設けられている、ようにしてもよい。
この構成によれば、透孔を利用して錘を取り付けることにより、四脚を安定させることができる。
また、上記目的を達成するために、本考案は、上記構成の四脚と、前記四脚に装着される竿保持具と、を備えた竿保持セットにおいて、前記竿保持具は、前記四脚の前記支持軸によって回転可能に支持されたホルダと、前記ホルダによって上下方向の傾斜角度が調整可能に支持されたアームと、を備え、前記アームは、後端側に前記釣竿の基端部が係合される後受け部を有し、前端側に前記釣竿の中間部が係合される前受け部を有する、ことを特徴とする。
この構成によれば、四脚と竿保持具とを備えた竿保持セットにおいて、上記四脚と同様の効果を奏することができる。
さらに、上記目的を達成するために、本考案は、上記構成の四脚と、前記四脚に左右方向を向けて装着される棒状の支持部材と、前記支持部材に装着される複数の竿保持具と、を備えた竿保持セットにおいて、前記支持部材は、左右方向の中間部を前記四脚の前記支持軸によって揺動自在に支持されるとともに、前記中間部を基準に振り分けられた位置にそれぞれ立設された複数の副支持軸を有し、前記竿保持具は、前記支持部材の前記副支持軸によって回転可能に支持されたホルダと、前記ホルダによって上下方向の傾斜角度が調整可能に支持されたアームと、を備え、前記アームは、後端側に前記釣竿の基端部が係合される後受け部を有し、前端側に前記釣竿の中間部が係合される前受け部を有する、ことを特徴とする。
この構成によれば、四脚と支持部材と竿保持具とを備えた竿保持セットにおいて、上記四脚と同様の効果を奏することができる。
本考案によれば、前側に倒れにくくした四脚を提供することができる。
竿保持具2が装着され、4本の脚部40が開かれた状態の四脚1を示す斜視図である。 (A)は4本の脚部40が閉じられた状態の四脚1の正面図、(B)は同じく背面図である。 4本の脚部40が閉じられた状態の四脚1の斜視図である。 (A)はベース板10の上面図であり、(B)はベース板10の下面図である。 前の脚部40Aと後の脚部40Bの全長Lを同じにして、設置面Sにセットした場合の四脚1を模式的に示す右側面図である。 前の脚部40Aを最大長A・Lmaxとし、後の脚部40BをB・Lmaxとして、設置面Sにセットした場合の四脚1を模式的に示す右側面図である。 四脚1に装着される竿保持具2を前側斜め下方から見た斜視図である。 四脚1に対して複数の竿保持具2を装着するために使用する支持部材3を示す斜視図である。 支持部材3に、複数の竿保持具2を装着した状態を示す斜視図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づき詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同じ構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
<実施形態1>
図1〜図9を参照して本考案を適用した実施形態1に係る四脚1について説明する。
ここで、図1は、釣竿F(二点鎖線参照)を保持した竿保持具2が装着され、4本の脚部40が開かれた状態の四脚1を示す斜視図である。図2(A)は4本の脚部40が閉じられた状態の四脚1の正面図、(B)は同じく背面図である。図3は、4本の脚部40が閉じられた状態の四脚1の斜視図である。
四脚1は、図1〜図3に示すように、ベース板10と、4個の規制部材20と、支持軸30と、4本の脚部40とを備えて構成されている。
図4(A)はベース板10の上面図であり、(B)はベース板10の下面図である。なお、図4(A),(B),図5,図6中に矢印で示す前後左右上下は、ベース板10,四脚1等の前後左右上下の方向を示している。
ベース板10は、図3,図4に示すように、略矩形の板状に形成されていて、前部11は平らに形成され、後部12は後端側が高くなるように屈曲されている。前部11の表面は平坦面11aとなり、後部12の表面は、平坦面11aの後方に連続する傾斜面12aとなっている。傾斜面12aは、例えば、平坦面11aに対して15度程度の傾斜角度をもって形成されている。前部11における裏面11bには、後述する4個の規制部材20が取り付けられている。後部12における表面の傾斜面12aには、後述する支持軸30が立設され、また裏面12bには、錘取り付け板13が設けられている。錘取り付け板13は、錘(不図示)に連結された紐(不図示)等を通すための透孔13aが穿設されている。この透孔13aの位置は、後述する支持軸30に略対応している。
4個の規制部材20は、ベース板10の前部11の裏面11bに固定されている。規制部材20は、図4(A)に示すように、相互に対向する一対の対向壁20aと、これらの一方の端部を連結する連結壁20bとを有していて、下方から見た形状が「コ」字形に形成されている。規制部材20は、それぞれの開口部を4個の規制部材20の中心C側に向けるようにして配置されている。つまり、4個の規制部材20のうち、2個の前の規制部材20は、右及び左斜め前方に向けて配置され、2個の後の規制部材20は、右及び左斜め後方に向けて配置されている。さらに、左の規制部材20と右の規制部材20とは隣接するように配置されているが、前の規制部材20と後の規制部材20とは、距離を隔てて配置されている。このように前後方向の距離を確保することにより、ベース板10の前部11が後述するように前後方向に傾斜した際に、4本の脚部40がベース板10を確実に支持できるようになっている。ベース板10は、例えば、ステンレス等の鋼板を所定の形状に形成して、プレス等により、後部12を屈曲させて形成することができる。
規制部材20は、一方の対向壁20aから他方の対向壁20aに至るピン20cが設けられていて、このピン20cが脚部40の基端部(主脚41の基端部)を貫通することにより、脚部40全体を揺動自在に支持している。また、連結壁20bは、脚部40が開かれたときに、連結壁20bの下端20d(図1参照)に脚部40の基端側の一部が当接することにより、脚部40の開放限度を規制している。つまり、連結壁20bの下端20dは、ストッパとして作用する。規制部材20は、例えば、ステンレス等の鋼板を、屈曲させて形成することができる。
支持軸30は、図3,図4に示すように、ベース板10に立設されている。支持軸30は、ベース板10の後部12表面の傾斜面12aにおける左右方向の中心で後端側の位置に、傾斜面12aに対して垂直に立設されている。支持軸30は、円柱状に形成されていて、上側の外周には、母線に沿った溝が周方向に多数形成されて回り止め30aを構成している。この支持軸30には、後述するように、釣竿Fを保持する竿保持具2が装着され、竿保持具2及び釣竿Fの重量がかかることになる。
4本の脚部40は、その基端側が上述の規制部材20によって揺動自在に支持されている。図1〜図3に示すように、脚部40は、主脚41と補助脚42と調整ねじ(ロック部材)43とを有している。主脚41は、四角筒状に形成されていて、その基端部41aが、上述の規制部材20のピン20cによって揺動自在に支持されている。4本の主脚41は同形、すなわち同じ太さで同じ長さに形成されている。補助脚42は、主脚41によってスライド可能に支持されている。補助脚42は、主脚41によってガイドされた状態で、主脚41の先端41bから出入りでき、突出長さTを変更することができるようになっている。ここで、突出長さTとは、主脚41の先端41bから突出状態の補助脚42の先端42aまでの距離とする。この突出長さTが変化することにより、脚部40の全長Lが変化する。ここで、脚部40の全長とは、主脚41の基端から補助脚42の先端42aまでの距離とする。主脚41の先端41b近傍には、ロック部材としての調整ねじ43が取り付けられている。調整ねじ43は、主脚41を貫通する雌ねじ(不図示)に螺合されていて、その先端を四角筒状の主脚41の内側に突出させている。調整ねじ43は、締め付ける(ロックする)ことにより、その先端が補助脚42を押圧し、主脚41に対して補助脚42を固定して、補助脚42のスライド動作を禁止する。一方、調整ねじ43は、緩める(アンロックする)ことにより、その先端が補助脚42の押圧を解除し、補助脚42のスライド動作を許容する。
ここで、補助脚42の基端側で主脚41に挿入されている部分には、凸状のストッパ(不図示)が設けてあって、補助脚42の突出長さTを長くしていくと、最終的にこのストッパが調整ねじ43の先端に当接して補助脚42がそれ以上突出することができないようになっている。このときの補助脚42の突出長さTが、最大突出長さTmax(図6参照)となる。本実施形態では、4本の脚部40を、2本の前の脚部40Aと、2本の後の脚部40Bとに分けたときに、上述の最大突出長さTmaxについて、前の脚部40Aの補助脚42の最大突出長さA・Tmaxが、後の脚部40Bの補助脚42の最大突出長さB・Tmaxよりも長くなるように構成されている。これにより、脚部40Aの全長Lの最大長をLmaxとしたときに、前の脚部40Aの最大長A・Lmaxが、後の脚部40Bの最大長B・Lmaxよりも長くなるようにした。本実施形態に係る四脚1は、前の脚部40A、後の脚部40Bをそれぞれ最大長A・Lmax、最大長B・Lmaxとしたときに、四脚1全体がベストなポジションとなるように構成されている。この点については後に詳述する。
図7は、四脚1に装着される竿保持具2を前側斜め下方から見た斜視図である。竿保持具2は、四脚1とともに、竿保持セットを構成するものである。
竿保持具2は、四脚1の支持軸30によって回転自在に支持されるホルダ50と、このホルダ50によって、揺動可能に支持されたアーム60とを備えている。
ホルダ50は、支持軸30に係合される円筒状の取付け部材51とその上端に固定されたブロック状のホルダ本体52とを有している。
取付け部材51には、雌ねじ53が貫通されていて、この雌ねじ53に螺合されたロック部材54を占めることにより、ホルダ50を支持軸30に固定し、緩めることで、支持軸30に対するホルダ50の回転を可能にする。
ホルダ本体52は、上面に、アーム60が収まる溝55が前後方向に向けて形成されている。ホルダ本体52には、前端側の下方から上下角度調整ボルト56が螺合されていて、その先端が溝55から突出されてアーム60の下面に当接されている。また、ホルダ本体52の後端側上部には、溝55を横切るように左右方向に揺動軸57が配設されていて、アーム60を揺動自在に支持している。上下角度調整ボルト56は、締め付けると、溝55に対する先端の突出量が増加して、アーム60の先端側を上に押し上げる。逆に、緩めると、溝55に対する先端の突出量が減少して、アーム60の先端側を下方に下げることになる。
アーム60は、角棒状のアーム本体61とこのアーム本体61の後端に上から重ねるように配置された角棒状の補助アーム62とを有している。アーム本体61は、前端側に、「U」字形に形成されて釣竿F(図1参照)の中間部を下方から支持する前受け具63を有し、中間部に操作用のグリップ64が固定されており、後端側が上述の揺動軸57によって揺動自在に支持されている。補助アーム62は、後部に、釣竿Fの基端部が挿入される環状の後受け具65を有し、この後受け具65のさらに後側に釣竿Fの基端縁が当接されるストッパ66を有している。アーム本体61の後端側及び補助アーム62の先端側は、四角筒状の締結部材67に通されていて、この締結部材67に螺合されたロックねじ68を締めつけることで補助アーム62がアーム本体61に固定される。一方、ロックねじ68を緩めることで、補助アーム62を前後方向に移動させて、アーム60全体の長さ調整を行うことが可能となる。
竿保持具2は、釣竿Fを保持した状態で、ホルダ50の取付け部材51を四脚1側の支持軸30に係合することで、四脚1に装着される。竿保持具2は、この装着状態で、四脚1に対して回動自在(実質的には、略左右方向に揺動自在)であり、アーム60が上下角度調整自在で、かつ長さ調整自在となっている。
図8は、四脚1に対して複数の竿保持具2を装着するために使用する支持部材3を示す斜視図である。四脚1と竿保持具2と支持部材3とによって竿保持セットを構成することができる。
支持部材3は、角棒状の部材によって形成された本体70を有しており、本体70の長手方向(左右方向)の中心には、円筒状の取付け部材71が下向きに設けられている。この取付け部材71が四脚1の支持軸30に回転可能に係合されている。取付け部材71には雌ねじ72が形成されていて、この雌ねじ72にロック部材73を締め込むことにより、その先端が支持軸30を押圧することで、支持部材70全体を四脚1に固定する。本体70の中心から振り分けられた位置、すなわち、本体70の長手方向の両端には、それぞれ、四脚1の支持軸30と同様の補助支持軸74が立設されている。補助支持軸74は、取付け部材71の中心軸に対して平行に形成されている。これら補助支持軸74には、それぞれ竿保持具2が、その取付け部材51を係合させることで取り付けられる。
図9は、支持部材3に、複数の竿保持具2を装着した状態を示す斜視図である。図9に示すように、支持部材3を使用することにより、複数の竿保持具2を、1つの四脚1に装着することが可能となる。なお、本体70の長手方向の中心における上面に、補助支持軸74と同様の補助支持軸(不図示)をさらに追加して立設すれば、合計3つの竿保持具2を取り付けることが可能である。なお、補助支持軸をさらに追加して、4つ以上の竿保持具2を取り付けることも可能となる。
図5,図6を参照して、四脚1、及び竿保持セットの作用効果を説明する。
ここで、図5は、前の脚部40Aと後の脚部40Bの全長Lを同じにして、設置面Sにセットした場合の四脚1を模式的に示す右側面図である。これに対し、図6は、前の脚部40Aを最大長A・Lmaxとし、後の脚部40Bを最大長B・Lmaxとして、設置面Sにセットした場合の四脚1を模式的に示す右側面図である。
なお、設置面Sが岩場等の凹凸の激しい箇所である場合には、凹凸に応じて脚部40の全長Lを適宜調整するものとして、以下では、四脚1をセットする設置面Sが、桟橋等の、平坦で硬い場合を例に説明する。
設置面Sが平坦である場合、従来は、図5に示すように、まず、前の脚部40Aと後の脚部40Bの全長Lを同じにして、4本の脚部40を全開にする。このとき、ベース板10の平坦面11aは、設置面Sと略平行になり、傾斜面12aは、後上がりに傾斜する。したがって、この傾斜面12aに対して垂直な支持軸30は、垂線に対して、傾斜面の傾斜角度と同じ角度だけ前傾する。この状態で、釣竿Fを保持した竿保持具2、または複数の竿保持具2が装着された支持部材3を、支持軸30に係合させる。その後、脚部40の調整ねじ43を緩めたり締め付けたりを繰り返して、補助脚42の突出長さTを調整しながら、全体としてバランスのとれたポジションを見つけて決定する。このため、ポジションを決定するまでに多くの時間を要し、また、決定したポジションがベストに近いものであるとは限らない。
これに対して、本実施形態では、図6に示すように、前の脚部40Aの全長Lを最大長A・Lmaxにし、後の脚部40Bの全長Lを最大長B・Lmaxにして、4本の脚部40を全開にするだけで、補助脚42の突出長さTの調整を繰り返すことなく、全体として略ベストのポジションをとるように、全体が構成されている。
すなわち、図6に示すように、前の脚部40Aの最大長A・Lmaxと後の脚部40Bの最大長B・Lmaxについて、
A・Lmax>B・Lmax
となるので、このことによって、まず、四脚1全体は、前側に倒れにくくなる。また、支持軸30が、4個の規制部材20の中心よりも後方に配置されているので、全体の重心が後方に移動して安定する。さらに、例えば、前の脚部40Aの最大長A・Lmaxが、後の脚部40Bの最大長B・Lmaxと同じであった場合と比較しても、支持軸30の位置が下方に下がるので、重心の位置が下方に移動し、全体が安定する。
これらに加え、図6に示す状態では、ベース板10の平坦面11aが後下がりに傾斜し、傾斜面12aが略水平になる。つまり、平坦面11aに対する傾斜面12aの傾斜角度が、この状態で略水平(設置面Sに対して略平行)になるように決定されている。さらに、支持軸30は、傾斜面12aに対して垂直に立設されているので、この結果、支持軸30は、設置面Sに対して垂直となる。したがって、この支持軸30に係合された竿保持具2、あるいは支持部材3は、支持軸30が垂線に対して傾斜している場合(図5の場合)と異なり、上下方向の不要な移動がなく、水平面上を小さい力で円滑に揺動(回動)することができる。このため、竿保持具2や支持部材3を介しての釣竿Fの操作性が向上する。
1 四脚
2 竿保持具
3 支持部材
10 ベース板
11a 平坦面
11b ベース板の裏面
12a 傾斜面(ベース板の表面)
13 錘取り付け板
13a 透孔
20 規制部材
30 支持軸
40 脚部
40A 前の脚部
40B 後の脚部
41 主脚
41a 主脚の基端部(脚部の基端部)
41b 主脚の先端
42 補助脚
43 調整ねじ(ロック部材)
50 ホルダ
60 アーム
63 前受け具
65 後行け具
C 4個に規制部材の中心
F 釣竿
L 脚部の全長
Lmax 脚部の最大長
A・Lmax 前の脚部の最大長
B・Lmax 後の脚部の最大長
S 設置面
T 補助脚の突出長さ
A・Tmax 前の補助脚の最大突出長さ
B・Tmax 後の補助脚の最大突出長さ

Claims (7)

  1. 釣竿を保持する竿保持具が装着される四脚において、
    ベース板と、
    前記ベース板の裏面に配設されて右及び左斜め前方に開放される2本の前の脚部と右及び左斜め後方に開放される2本の後の脚部と、
    前記ベース板の裏面に固定されて、4本の前記脚部の基端部をそれぞれ揺動自在に支持するとともに、4本の前記脚部の開閉方向及び開放限度を規制する4個の規制部材と、
    前記ベース板の表面側に立設されて前記竿保持具を略左右方向に揺動可能に支持する支持軸と、を備え、
    前記支持軸は、前記ベース板における、4個の前記規制部材の中心よりも後方に配置されている、
    ことを特徴とする四脚。
  2. 4本の前記脚部は、基端側が前記規制部材によって支持される主脚と、前記主脚によってスライド可能に支持されて前記主脚の先端からの突出長さを変更する補助脚と、アンロックにより前記補助脚のスライドを許容し、ロックにより前記補助脚のスライドを禁止するロック部材と、を有し、
    前記補助脚の前記突出長さが最大の際の4本の前記脚部の全長を最大長としたときに、
    2本の前記前の脚部の最大長が、2本の前記後の脚部の最大長よりも長い、
    ことを特徴とする請求項1に記載の四脚。
  3. 4本の前記脚部の前記主脚の長さが同じに設定されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の四脚。
  4. 前記ベース板は、裏面に前記規制部材が固定されている部分の表面側に、4本の前記脚部を同長さで開いてそれぞれの先端を平らな設置面に置いた際に略水平となる平坦面を有し、前記平坦面の後方に連続して後端側が高くなるように傾斜され、4本の前記脚部を最大長に延ばして開いてそれぞれの先端を前記設置面に置いた際に略水平となる傾斜面を有し、
    前記支持軸は、前記傾斜面に垂直に立設されている、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の四脚。
  5. 前記ベース板は、前記傾斜面の裏面側における前記支持軸に対応する部分に、錘を吊り下げるための透孔を有する錘取り付け板が設けられている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の四脚。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の四脚と、前記四脚に装着される竿保持具と、を備えた竿保持セットにおいて、
    前記竿保持具は、前記四脚の前記支持軸によって回転可能に支持されたホルダと、
    前記ホルダによって上下方向の傾斜角度が調整可能に支持されたアームと、を備え、
    前記アームは、後端側に前記釣竿の基端部が係合される後受け部を有し、前端側に前記釣竿の中間部が係合される前受け部を有する、
    ことを特徴とする竿保持セット。
  7. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の四脚と、前記四脚に左右方向を向けて装着される棒状の支持部材と、前記支持部材に装着される複数の竿保持具と、を備えた竿保持セットにおいて、
    前記支持部材は、左右方向の中間部を前記四脚の前記支持軸によって揺動自在に支持されるとともに、前記中間部を基準に振り分けられた位置にそれぞれ立設された複数の副支持軸を有し、
    前記竿保持具は、前記支持部材の前記副支持軸によって回転可能に支持されたホルダと、
    前記ホルダによって上下方向の傾斜角度が調整可能に支持されたアームと、を備え、
    前記アームは、後端側に前記釣竿の基端部が係合される後受け部を有し、前端側に前記釣竿の中間部が係合される前受け部を有する、
    ことを特徴とする竿保持セット。
JP2010000285U 2010-01-19 2010-01-19 四脚、及び竿保持セット Expired - Fee Related JP3158482U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015123066A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 グローブライド株式会社 釣り竿支持装置の補助装置および釣り竿支持装置
KR102377617B1 (ko) * 2021-03-19 2022-03-23 김우진 낚싯대 거치유닛용 지지체
KR20220150115A (ko) * 2021-05-03 2022-11-10 박영록 낚싯대 지지장치
KR102588329B1 (ko) * 2023-03-29 2023-10-12 정광만 갈치낚시용 자동 리프팅·다운형 로드잭 장치 및 방법

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