JP2008125513A - 海釣り用竿掛 - Google Patents

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JP2008125513A JP2007246335A JP2007246335A JP2008125513A JP 2008125513 A JP2008125513 A JP 2008125513A JP 2007246335 A JP2007246335 A JP 2007246335A JP 2007246335 A JP2007246335 A JP 2007246335A JP 2008125513 A JP2008125513 A JP 2008125513A
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キム、ヒュンチョル
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Abstract

【課題】従来の竿掛は、岩場の隙間を用いて固定する必要があるため、隙間がない個所や、隙間があってもそれが大きければ固定することが困難になる。また、高さの調節ができないため、腰を折らなければ置き竿にできず、ユーザーの疲労度が増大するという問題点と、常に釣り竿の取っ手部の自重を用いて置き竿にして安定した姿勢を保持することができず、ともすれば釣り竿が滑り落ちたり竿掛が重心のために倒れてしまうという問題点があった。
【解決手段】所定の内部空間を有し、四角箱体状のコマセカゴ20の上端周縁部に嵌め込まれるように固定溝部4を有する固定具ボディ2と、前記固定具ボディ2の上部にスライド溝6を有する取付部10を90°の角度で直交するように一体に形成してここに前後移動自在に嵌め込まれ、竿掛30を固定するための竿掛固定手段が設けられているスライドバー8と、を備えてなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、海釣り用竿掛に係り、さらに詳しくは、海釣りをするときに常に持参するコマセカゴに竿掛を取り付けてここに釣り竿をユーザーが載置できるようにすることにより、海岸の岩場及び防波堤における釣りを楽にできることはもとより、高価でかつ貴重な釣り竿を安全に使用できるようにした海釣り用竿掛に関する。
通常、海釣りをするときに、釣りを楽しむ者であれば誰でも釣り竿を持参する。しかしながら、魚を釣った後に掬い網で掬った魚を釣り針から外すには、片手では魚を掴んで他方の片手では釣り針を掴むことが余儀なくされる。
このために、釣り竿を底面に置きっぱなすことになるが、このような状態では岩場の底面の荒面に釣り竿が引き掻かれて損傷され、特に、夜釣りの場合には、暗い環境により周りの他の釣り者や行人に釣り竿が踏まれる場合が頻繁であり、これらの状況は高価な釣り竿を破損させる主原因となる。
また、餌を釣り針に付けるときには、両手で餌を掴んで付ける必要があるが、釣り竿を底面に置きっぱなすことなく餌を付けるには、腕や足で釣り竿を保持した状態で両手を用いて餌を付けるため、中途半端な姿勢にならざるを得ず、しかも、このような動作を繰り返す間に疲労が溜まることがある。
一方、長時間釣りをするに際し、しばらくの間休憩するときや個人的な用務によりしばらくの間席を外す場合があるが、その度に釣り竿を持ち運ぶわけにはいかないため、岩場のどこかに置きっぱなすことが余儀なくされる。この場合、上述のごとく、釣り竿が損傷されることがある。
このような不都合を解消するために、竿掛が提案されているが、通常の竿掛は岩場の隙間を用いて固定する必要があるため、隙間がない個所や、隙間があってもそれが大きければ固定することが困難になる。
また、高さの調節ができないため、腰を折らなければ置き竿にできないためにユーザーの疲労度が増大するという問題点と、常に釣り竿の取っ手部の自重を用いて置き竿にして安定した姿勢を保持することができないためにともすれば釣り竿が滑り落ちたり竿掛が重心のために倒れてしまうという問題点があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、海釣りをするときに常に持参するコマセカゴに竿掛を取り付けてここに釣り竿をユーザーが載置できるようにすることにより、海岸の岩場及び防波堤における釣りを楽にできることはもとより、高価でかつ貴重な釣り竿を安全に使用できるようにした海釣り用竿掛を提供するところにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、所定の内部空間を有し、四角箱体状のコマセカゴの上端周縁部に嵌め込まれるように固定溝部を有する固定具ボディと、前記固定具ボディの上部にスライド溝を有する取付部を90°の角度で直交するように一体に形成してここに前後移動自在に嵌め込まれ、竿掛を固定するための竿掛固定手段が設けられているスライドバーと、を備えてなる。
本発明は、固定具ボディをコマセカゴに固定し、ここにスライドバーを固定し、スライドバーの両側に竿掛を選択して固定することにより高さが調節自在となることから、釣りをするときに自分の身体に合わせて据え置くのに最適な状態に調節して常に余裕のある釣りが可能になり、係合具を折り畳んでスライドバーと平行に折り畳むことができることから、移動及び保管が簡単であり、釣りをより楽にできるというメリットがある。
以下、添付した図面に基づき、本発明による好適な実施の形態を詳述する。先ず、各図面を説明するに当たり、同じ構成要素については、たとえ他の図面上に示してあるとしても、できる限り同じ参照符号を付する。
図1は、本発明の第1の実施形態による竿掛の組立て状態を示す分解斜視図であり、図2は、図1に示す竿掛の組立て状態を示す斜視図であり、図3は、図1に示す要部の拡大分解斜視図である。
以下、添付図面に基づき、本発明を詳細に説明する。まず、図1〜図3を参照すると、本発明による竿掛は、所定の内部空間を有し、四角箱体状のコマセカゴ20の上端周縁部に嵌め込まれるように固定溝部4を有する固定具ボディ2と、前記固定具ボディ2の上部にスライド溝6を有する取付部10を90°の角度で直交するように一体に形成してここに前後移動自在に嵌め込まれ、竿掛30を固定するための竿掛固定手段が設けられているスライドバー8と、を備えてなる。
前記竿掛固定手段は、スライドバー8の両端に鉤状の取付羽根12を形成してこの内側に竿掛を嵌着可能な嵌合溝14が設けられている係合具16を内蔵して取付羽根に穿孔された孔18を貫通しながら係合具16に設けられているねじ部24にボルト26を締め付けて堅く固定する。
前記係合具の外側には嵌合溝14に貫通するねじ部24aを形成した後、ここにボルト26aを締め付けて嵌合溝14に嵌め込まれている竿掛を任意の個所に固定できるようにして、ユーザーが必要に応じて高さを調節することができる。
また、竿掛30は、高さ調節が可能であるため、係合具に一体に形成してもよい。
前記スライドバー8を嵌合により固定する取付部は、上端周縁に係止突起28を内側に形成してスライド溝6に嵌め込まれたスライドバー8が任意に抜けることなくスライド溝内においてのみ移動できるようにする。
一方、スライドバーは円形のものも使用可能であり、このとき、スライド溝の形状も円形に形成すべきであることは言うまでもない。
図4及び図5は、本発明の第2の実施形態による竿掛を示すものであり、固定溝部4を有する固定具ボディ2の上部にスライド溝6aを形成し、ボディの上部からスライド溝6aに向かって貫通するように締結溝32を形成してここにボルト40を螺合し、スライド溝6aに嵌め込まれているバーを固定する。
前記スライドバー8の両端には、竿掛を固定するために竿掛を差し込む固定溝34と、下端にねじ加工の施された竿掛を差し込むボルト38と、下端がボルト状を呈する竿掛を差し込むナット部36とを形成してユーザーが所持している竿掛をいずれも固定できるようにし、スライドバー8の先端にはねじ部を貫設した後、ここにボルト40aを締め付けて固定溝34に嵌め込まれている竿掛30を任意の個所に固定できるようにして、ユーザーが必要に応じて高さを調節することができる。
前記スライドバー8は、大管中に小管が嵌め込まれるタイプに形成してもよく、この場合、上述のスライドバーよりも長くできると共に、重心を最大限に合わせることができる。
さらに、スライドバーは円形のものも採用可能であり、このとき、スライド溝の形状も円形に形成しなければならない。
図6は、固定具ボディの他の実施形態を示すものであり.前記固定溝部4は、ボディ2の側面から他側に向かって貫通するように切り欠いて「コ」字状の固定溝部を形成するが、このとき、下広上狭状にして堅く嵌合自在に構成し、コマセカゴの内側に入る面はやや薄く、外部に露出される面は厚く切り欠いて外部に露出される厚い面の上端に固定手段を形成できるようにする。
前記固定手段は竿掛を差し込む固定溝34aと、下端にねじ加工の施された竿掛を差し込むボルト部38aと、下端がボルト状を呈する竿掛を差し込むナット部36aとを形成して、ユーザーが所持している竿掛をいずれも固定できるようにする。
以下、このような構成を有する本発明による竿掛の組み立て過程を説明する。まず、コマセカゴを釣りの対象地に位置づけた後、固定具ボディ2をコマセカゴに嵌合して堅く固定する。
ボディを固定した後、ボディの上端に直交するように形成されたスライド溝6にスライドバー8を前後に調節して固定する。
スライドバーを固定した後、スライドバーの両端に設けられている竿掛固定手段に自分が有している竿掛を嵌合溝14に嵌め込み、ボルトを回して係合具16に竿掛30を固定する。
このとき、竿掛は高さ調節可能なものであるため、底面にある程度の傾斜があっても、竿掛の高さを調節することで、釣り竿をユーザーが最も楽に使用できる状態にできる。
これにより、釣り竿を簡単に置き竿にでき、釣り竿の掛け渡し幅が広くて常にモーメントが竿掛の内側に働くことから、風が吹いても釣りができるというメリットがある。
釣りを終えたり釣り場を変えるときには、ボルト26を緩めて係合具16を90°の角度で折り畳んでスライドバーと平行にした後に持ち運べば済むことから、竿掛を嵌め込んだ状態でも移動及び保管が容易になる。
本発明の第1の実施形態による竿掛の組立て状態を示す分解斜視図。 図1に示す竿掛の組立て状態を示す斜視図。 図1に示す要部の拡大分解斜視図。 本発明の第2の実施形態による竿掛の組立て状態を示す分解斜視図。 図4に示す要部の拡大斜視図。 本発明による固定具ボディの他の実施形態を示す斜視図。
符号の説明
2:固定具ボディ
4:固定溝部
6:スライド溝
6a:スライド溝
8:スライドバー
10:取付部
12:取付羽根
14:嵌合溝
16:係合具
18:孔
20:コマセカゴ
24:ねじ部
24a:ねじ部
26:ボルト
26a:ボルト
28:係止突起
30:竿掛
32:締結溝
34:固定溝
34a:固定溝
36:ナット部
36a:ナット部
38:ボルト
38a:ボルト部
40:ボルト
40a:ボルト

Claims (6)

  1. 所定の内部空間を有し、四角箱体状のコマセカゴ(20)の上端周縁部に嵌め込まれるように固定溝部(4)を有する固定具ボディ(2)と、
    前記固定具ボディ(2)の上部にスライド溝(6)を有する取付部(10)を90°の角度で直交するように一体に形成してここに前後移動自在に嵌め込まれ、竿掛(30)を固定するための竿掛固定手段が設けられているスライドバー(8)と、を備えてなることを特徴とする海釣り用竿掛。
  2. 前記竿掛固定手段は、スライドバー(8)の両端に鉤状の取付羽根(12)を形成してこの内側に竿掛を嵌着可能な嵌合溝(14)が設けられている係合具(16)を内蔵して取付羽根に穿孔された孔(18)を貫通しながら係合具(16)に設けられているねじ部(24)にボルト(26)を締め付けて係合具(16)が折り畳まれるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の海釣り用竿掛。
  3. 前記スライドバー(8)を嵌合により固定する取付部の上端周縁に係止突起(28)を内側に形成してスライド溝(6)に嵌め込まれたスライドバー(8)が任意に抜けることなくスライド溝内においてのみ移動できるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の海釣り用竿掛。
  4. 前記スライドバー(8)の両端には、竿掛を差し込む固定溝(34)と、下端にねじ加工の施された竿掛を差し込むボルト(38)と、下端がボルト状を呈する竿掛を差し込むナット部(36)とを形成して竿掛を多様に固定できるようにし、スライドバー(8)の先端にはねじ部を貫設した後、ここにボルト(40a)を締め付けて固定溝(34)に嵌め込まれている竿掛(30)を任意の個所に固定できるようにして、ユーザーが必要に応じて高さを調節できるようにすることを特徴とする請求項1に記載の海釣り用竿掛。
  5. 前記係合具(16)を竿掛(30)に一体に形成したことを特徴とする請求項2に記載の海釣り用竿掛。
  6. 前記固定手段は、竿掛を差し込む固定溝(34a)と、下端にねじ加工の施された竿掛を差し込むボルト部(38a)と、下端がボルト状を呈する竿掛を差し込むナット部(36a)とを形成して、ユーザーが所持している竿掛をいずれも固定できるようにすることを特徴とする請求項1に記載の海釣り用竿掛。
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