JP3158451B2 - 測定ヘッドバランス装置 - Google Patents
測定ヘッドバランス装置Info
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- JP3158451B2 JP3158451B2 JP00922991A JP922991A JP3158451B2 JP 3158451 B2 JP3158451 B2 JP 3158451B2 JP 00922991 A JP00922991 A JP 00922991A JP 922991 A JP922991 A JP 922991A JP 3158451 B2 JP3158451 B2 JP 3158451B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は穴径等の寸法を測定する
寸法測定ヘッドのバランスを保持する測定ヘッドバラン
ス装置に関するものである。
寸法測定ヘッドのバランスを保持する測定ヘッドバラン
ス装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、測定物の寸法を測定する寸法測定
装置には穴の径や、球形凹部を測定する装置等がある。
例えば図6(a)に示すような寸法測定装置は、測定物
に穿設された穴36の径を測定するために測定ヘッド3
0先端の計測部31を穴36内に挿入し、計測部31に
設けられた一対の接触子32の間隔の変位を差動トラン
スによって検出するものである。このような寸法測定装
置は計測部31を穴36内に挿入する際の位置決め誤差
や、穴36が測定物に穿設される際の誤差等により、計
測部31が適切に穴36内に挿入されず計測部31が損
傷することを防止するために、測定ヘッド30を挿入方
向と直交する方向(矢印D方向)にフローティング可能
となるようにしている。即ち、測定ヘッド30に鍔部3
3を設け、この鍔部33を計測部31の挿入方向と直交
する方向に自由にフローティング可能なようにボールガ
イド34を介して筒体35内に格納する構造となってい
る。
装置には穴の径や、球形凹部を測定する装置等がある。
例えば図6(a)に示すような寸法測定装置は、測定物
に穿設された穴36の径を測定するために測定ヘッド3
0先端の計測部31を穴36内に挿入し、計測部31に
設けられた一対の接触子32の間隔の変位を差動トラン
スによって検出するものである。このような寸法測定装
置は計測部31を穴36内に挿入する際の位置決め誤差
や、穴36が測定物に穿設される際の誤差等により、計
測部31が適切に穴36内に挿入されず計測部31が損
傷することを防止するために、測定ヘッド30を挿入方
向と直交する方向(矢印D方向)にフローティング可能
となるようにしている。即ち、測定ヘッド30に鍔部3
3を設け、この鍔部33を計測部31の挿入方向と直交
する方向に自由にフローティング可能なようにボールガ
イド34を介して筒体35内に格納する構造となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な寸法測定装置をロボットの手首部先端等に取り付けて
種々の角度に穿設された穴の径を測定する場合において
は、図6(b)に示すように計測部31を斜めに挿入す
る時に測定ヘッド30が重力Wによって荷重Wfをフロ
ーティング方向に受けて筒体35内で測定ヘッド30が
荷重Wfの方向に移動してしまうという問題点があっ
た。この問題点のために傾斜して穿設された穴の径を測
定する場合は、本来あるべき計測部31の中心軸の位置
Pが荷重Wfの方向にεだけ変位し、Qの位置となるた
め、計測部31を穴へ挿入することが困難となり、測定
物に傷をつけることがあった。また、この位置ずれ分ε
をロボットの位置決めによって補償するのは制御上困難
であった。
な寸法測定装置をロボットの手首部先端等に取り付けて
種々の角度に穿設された穴の径を測定する場合において
は、図6(b)に示すように計測部31を斜めに挿入す
る時に測定ヘッド30が重力Wによって荷重Wfをフロ
ーティング方向に受けて筒体35内で測定ヘッド30が
荷重Wfの方向に移動してしまうという問題点があっ
た。この問題点のために傾斜して穿設された穴の径を測
定する場合は、本来あるべき計測部31の中心軸の位置
Pが荷重Wfの方向にεだけ変位し、Qの位置となるた
め、計測部31を穴へ挿入することが困難となり、測定
物に傷をつけることがあった。また、この位置ずれ分ε
をロボットの位置決めによって補償するのは制御上困難
であった。
【0004】本発明は以上の問題点を解決するためにな
されたものであり、計測部31を斜めまたは水平方向に
挿入する場合でも位置ずれすることのない寸法測定装置
の測定ヘッドバランス装置を提供することを目的とす
る。
されたものであり、計測部31を斜めまたは水平方向に
挿入する場合でも位置ずれすることのない寸法測定装置
の測定ヘッドバランス装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成する手段として、測定物に接近させてこの測定物の
所望の部分の寸法を測定する2つの同重量の測定ヘッド
と、この各測定ヘッドを測定物への接近方向に対して直
交する方向にフローティングさせるフローティング装置
を備えた寸法測定装置の測定ヘッドバランス装置であっ
て、測定ヘッドに作用する重力成分の向きを互いに打ち
消し合う方向に変える複数の回転要素によって2つの測
定ヘッドを連結したものである。
達成する手段として、測定物に接近させてこの測定物の
所望の部分の寸法を測定する2つの同重量の測定ヘッド
と、この各測定ヘッドを測定物への接近方向に対して直
交する方向にフローティングさせるフローティング装置
を備えた寸法測定装置の測定ヘッドバランス装置であっ
て、測定ヘッドに作用する重力成分の向きを互いに打ち
消し合う方向に変える複数の回転要素によって2つの測
定ヘッドを連結したものである。
【0006】または、2つの測定ヘッドをワイヤによっ
て連結し、ワイヤに作用する測定ヘッドの重力成分の向
きを互いに打ち消し合う方向に変えるべく前記ワイヤを
架け渡す支持軸を設けたものである。
て連結し、ワイヤに作用する測定ヘッドの重力成分の向
きを互いに打ち消し合う方向に変えるべく前記ワイヤを
架け渡す支持軸を設けたものである。
【0007】
【作用】測定ヘッド間を連結するリンクまたはワイヤに
よって、一方の測定ヘッドに作用する重力成分の方向を
逆方向に変換し、この力を他方の測定ヘッドに作用させ
ることにより、2つの測定ヘッドに作用する重力成分を
相手方の重力成分によって相殺する。
よって、一方の測定ヘッドに作用する重力成分の方向を
逆方向に変換し、この力を他方の測定ヘッドに作用させ
ることにより、2つの測定ヘッドに作用する重力成分を
相手方の重力成分によって相殺する。
【0008】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1は本実施例の寸法測定装置の正面図、図2は
側面図、図3は図1のA矢視図である。本実施例の寸法
測定装置は2つの測定ヘッド40,50が並列に設けら
れており、ブラケット10を介して図略のロボット手首
部先端に取り付けて種々の角度の穴の径を測定するもの
である。
する。図1は本実施例の寸法測定装置の正面図、図2は
側面図、図3は図1のA矢視図である。本実施例の寸法
測定装置は2つの測定ヘッド40,50が並列に設けら
れており、ブラケット10を介して図略のロボット手首
部先端に取り付けて種々の角度の穴の径を測定するもの
である。
【0009】測定ヘッド40,50はロボット手首部に
固定される基板60にフローティング装置41,51を
介して取り付けられている。測定ヘッド40,50はシ
リンダ装置61,62に中間板20によって連結され、
中間板20はシリンダ装置61,62に遊嵌穴20aを
介して結合されているためフローティング装置41,5
1の作用により測定ヘッド40,50がフローティング
可能となっている。
固定される基板60にフローティング装置41,51を
介して取り付けられている。測定ヘッド40,50はシ
リンダ装置61,62に中間板20によって連結され、
中間板20はシリンダ装置61,62に遊嵌穴20aを
介して結合されているためフローティング装置41,5
1の作用により測定ヘッド40,50がフローティング
可能となっている。
【0010】測定ヘッド40,50は先端に計測部40
a,50aを有しており、この計測部40a,50a内
部にはそれぞれ1対のレバー42,52が収納されてい
る。測定ヘッド40,50はこのレバー42,52の先
端にある接触子43,53が穴の側面に接触し、レバー
42,52間の間隔の変化を図略の差動コイルで検出す
ることにより穴の径を測定できるようになっている。計
測部40a,50aには保持部材11,12を介して中
心軸を同じとする差動ロッド44,54が取り付けられ
ており、シリンダ装置61,62の昇降に合わせてフロ
ーティング装置41,51内を摺動する。差動ロッド4
4,54内部には差動コイルからの検出信号等を外部に
伝送するコネクタ15および信号線16が挿通されてい
る。
a,50aを有しており、この計測部40a,50a内
部にはそれぞれ1対のレバー42,52が収納されてい
る。測定ヘッド40,50はこのレバー42,52の先
端にある接触子43,53が穴の側面に接触し、レバー
42,52間の間隔の変化を図略の差動コイルで検出す
ることにより穴の径を測定できるようになっている。計
測部40a,50aには保持部材11,12を介して中
心軸を同じとする差動ロッド44,54が取り付けられ
ており、シリンダ装置61,62の昇降に合わせてフロ
ーティング装置41,51内を摺動する。差動ロッド4
4,54内部には差動コイルからの検出信号等を外部に
伝送するコネクタ15および信号線16が挿通されてい
る。
【0011】フローティング装置41,51は同一の構
成であるため、以下は図2によりフローティング装置5
1のみを説明する。フローティング装置51は筒体55
内部にフローティングケース56を有しており、このフ
ローティングケース56は作動ロッド54をストローク
ベアリング57を介して摺動可能に支持している。フロ
ーティングケース56は鍔部56aを有しており、この
鍔部56aが筒体55内部でボールガイド58によっ
て、作動ロッド54が摺動する方向と直交する方向にフ
ローティング可能に支持されている。ボールガイド58
は鍔部56aに接するスペーサ58a,58bと、ボー
ルを保持するケージ58c,58dと、このケージ58
c,58dを外側から保持するレース58e,58fか
ら構成されている。そして、このボールガイド58は、
スプリング71によって筒体55底面に押圧され、この
スプリング71はピン70によって支持されている。
成であるため、以下は図2によりフローティング装置5
1のみを説明する。フローティング装置51は筒体55
内部にフローティングケース56を有しており、このフ
ローティングケース56は作動ロッド54をストローク
ベアリング57を介して摺動可能に支持している。フロ
ーティングケース56は鍔部56aを有しており、この
鍔部56aが筒体55内部でボールガイド58によっ
て、作動ロッド54が摺動する方向と直交する方向にフ
ローティング可能に支持されている。ボールガイド58
は鍔部56aに接するスペーサ58a,58bと、ボー
ルを保持するケージ58c,58dと、このケージ58
c,58dを外側から保持するレース58e,58fか
ら構成されている。そして、このボールガイド58は、
スプリング71によって筒体55底面に押圧され、この
スプリング71はピン70によって支持されている。
【0012】フローティング装置41側のフローティン
グケース46とフローティング装置51側のフローティ
ングケース56はバランス装置80によって連結されて
いる。バランス装置80は図3および図3のB−B断面
図である図4に示すように基板60に図略のボルトによ
って固定されたブラケット81、フローティングケース
46,56にボルトによって固定された支持部材84,
85およびリンク82,83より成り立っている。リン
ク82,83はL字状の部材であり、その直角部でベア
リング66,86を介してボルト67,87によりブラ
ケット81に回動可能に支持されている。また、リンク
82の両端にはカムフォロア88,89がボルト部88
b,89bによって取り付けられており、リンク83の
一端にはU字状の切欠部83aが形成され、他端にはカ
ムフォロア90がボルト部90bによって取り付けられ
ている。カムフォロア88,89のローラ部88a,9
0aはそれぞれ支持部材84,85に形成されたU字状
の切欠部84a,85aに係合されている。カムフォロ
ア89のローラ部89aはリンク83に形成されたU字
状の切欠部83aに係合されている。上記したカムフォ
ロア88,89,90はそれぞれU字状の切欠部84
a,83a,85aを移動可能となっており、上記した
構成で連結された支持部材84,85およびリンク8
2,83が後述する荷重を受けた場合に相対移動するこ
とを容易にし、荷重を伝達し易くしている。
グケース46とフローティング装置51側のフローティ
ングケース56はバランス装置80によって連結されて
いる。バランス装置80は図3および図3のB−B断面
図である図4に示すように基板60に図略のボルトによ
って固定されたブラケット81、フローティングケース
46,56にボルトによって固定された支持部材84,
85およびリンク82,83より成り立っている。リン
ク82,83はL字状の部材であり、その直角部でベア
リング66,86を介してボルト67,87によりブラ
ケット81に回動可能に支持されている。また、リンク
82の両端にはカムフォロア88,89がボルト部88
b,89bによって取り付けられており、リンク83の
一端にはU字状の切欠部83aが形成され、他端にはカ
ムフォロア90がボルト部90bによって取り付けられ
ている。カムフォロア88,89のローラ部88a,9
0aはそれぞれ支持部材84,85に形成されたU字状
の切欠部84a,85aに係合されている。カムフォロ
ア89のローラ部89aはリンク83に形成されたU字
状の切欠部83aに係合されている。上記したカムフォ
ロア88,89,90はそれぞれU字状の切欠部84
a,83a,85aを移動可能となっており、上記した
構成で連結された支持部材84,85およびリンク8
2,83が後述する荷重を受けた場合に相対移動するこ
とを容易にし、荷重を伝達し易くしている。
【0013】以上の構成により本実施例の作用を説明す
る。寸法測定装置の測定ヘッド40,50によって、穴
の径を測定する場合、通常シリンダ装置61,62のど
ちらか一方を作動させることにより、一方の測定ヘッド
を穴に挿入する。この時穴が斜め方向に穿設されている
と、測定ヘッド40,50はそれぞれ図3に示すように
重力による荷重成分である荷重W1,W2をフローティ
ング方向に受ける。この荷重W1,W2は支持部材8
4,85を介してリンク82,83のカムフォロア8
8,90に作用する。この時荷重W1はボルト67を支
点として90°作用方向を変換し、カムフォロア89に
おいて荷重W12 として作用する。荷重W1 2 はカムフ
ォロア89のローラ部88aを介してリンク83に伝え
られ、ボルト87を支点として90°作用方向を変換
し、カムフォロア88において荷重W1 3 として作用す
る。即ち、カムフォロア88に作用した荷重W1はカム
フォロア90にて逆方向の荷重W13 として作用し、リ
ンク82,83を閉じる方向に移動させようとする。同
様に荷重W2はボルト87を支点として90°作用方向
を変換し、カムフォロア89において荷重W22 として
作用する。荷重W22 はカムフォロア89のローラ部8
8aを介してリンク82に伝えられ、ボルト67を支点
として90°作用方向を変換し、カムフォロア90にお
いて荷重W23 として作用する。即ち、カムフォロア9
0に作用した荷重W2はカムフォロア88にて逆方向の
荷重W23 として作用し、リンク82,83を開く方向
に移動させようとする。また、測定ヘッド40,50は
同じものであるため、荷重W1,W2は同じである。従
って測定ヘッド40側(フローティング装置41側)に
おいては荷重W1と荷重W23 が釣り合い、測定ヘッド
50側(フローティング装置51側)においては荷重W
2と荷重W13 が釣り合う。従って、測定ヘッド40,
50には重力による荷重W1,W2とは同じ大きさの逆
の力が作用するため、測定ヘッド40,50がフローテ
ィング装置41,51のフローティング作用によって重
力方向に移動することを防止できる。
る。寸法測定装置の測定ヘッド40,50によって、穴
の径を測定する場合、通常シリンダ装置61,62のど
ちらか一方を作動させることにより、一方の測定ヘッド
を穴に挿入する。この時穴が斜め方向に穿設されている
と、測定ヘッド40,50はそれぞれ図3に示すように
重力による荷重成分である荷重W1,W2をフローティ
ング方向に受ける。この荷重W1,W2は支持部材8
4,85を介してリンク82,83のカムフォロア8
8,90に作用する。この時荷重W1はボルト67を支
点として90°作用方向を変換し、カムフォロア89に
おいて荷重W12 として作用する。荷重W1 2 はカムフ
ォロア89のローラ部88aを介してリンク83に伝え
られ、ボルト87を支点として90°作用方向を変換
し、カムフォロア88において荷重W1 3 として作用す
る。即ち、カムフォロア88に作用した荷重W1はカム
フォロア90にて逆方向の荷重W13 として作用し、リ
ンク82,83を閉じる方向に移動させようとする。同
様に荷重W2はボルト87を支点として90°作用方向
を変換し、カムフォロア89において荷重W22 として
作用する。荷重W22 はカムフォロア89のローラ部8
8aを介してリンク82に伝えられ、ボルト67を支点
として90°作用方向を変換し、カムフォロア90にお
いて荷重W23 として作用する。即ち、カムフォロア9
0に作用した荷重W2はカムフォロア88にて逆方向の
荷重W23 として作用し、リンク82,83を開く方向
に移動させようとする。また、測定ヘッド40,50は
同じものであるため、荷重W1,W2は同じである。従
って測定ヘッド40側(フローティング装置41側)に
おいては荷重W1と荷重W23 が釣り合い、測定ヘッド
50側(フローティング装置51側)においては荷重W
2と荷重W13 が釣り合う。従って、測定ヘッド40,
50には重力による荷重W1,W2とは同じ大きさの逆
の力が作用するため、測定ヘッド40,50がフローテ
ィング装置41,51のフローティング作用によって重
力方向に移動することを防止できる。
【0014】以上述べた実施例では、測定ヘッド40,
50の並び方向に荷重W1,W2が作用する場合の測定
ヘッドバランス装置について述べたものであるが、図5
(a)に示すような構成とすれば測定ヘッド40,50
の並び方向と直交する方向に荷重W1,W2が作用する
場合についても、荷重W1,W2を互いに打ち消し合う
ことができる。即ち、フローティングケース46,56
に取り付けられ、長穴100a,200aが形成された
支持部材100,200のそれぞれに、この長穴100
a,200aとピン100b,200bを介してリンク
101,201を連結するとともに、このリンク10
1,201をリンク150によって連結する。このリン
ク150には長穴150a,150bが形成され、これ
らの長穴とピン150c,150dを介してリンク10
1,201は連結される。この構成において、リンク1
01,201,150は支持軸101a,201a,1
50eでブラケット81に回動可能に支持されており、
長穴100a,200a,150a,150bは各連結
部に作用する荷重と直交する方向、即ち荷重W1,W2
と直交する方向に形成されている。
50の並び方向に荷重W1,W2が作用する場合の測定
ヘッドバランス装置について述べたものであるが、図5
(a)に示すような構成とすれば測定ヘッド40,50
の並び方向と直交する方向に荷重W1,W2が作用する
場合についても、荷重W1,W2を互いに打ち消し合う
ことができる。即ち、フローティングケース46,56
に取り付けられ、長穴100a,200aが形成された
支持部材100,200のそれぞれに、この長穴100
a,200aとピン100b,200bを介してリンク
101,201を連結するとともに、このリンク10
1,201をリンク150によって連結する。このリン
ク150には長穴150a,150bが形成され、これ
らの長穴とピン150c,150dを介してリンク10
1,201は連結される。この構成において、リンク1
01,201,150は支持軸101a,201a,1
50eでブラケット81に回動可能に支持されており、
長穴100a,200a,150a,150bは各連結
部に作用する荷重と直交する方向、即ち荷重W1,W2
と直交する方向に形成されている。
【0015】また、以上の実施例では回転要素としてリ
ンクを用いているが、歯車列を用いた構成としてもよ
い。図5(b)に示す測定ヘッドバランス装置は上記し
たリンク機構の代わりにワイヤとプーリを用いたもので
ある。即ち、図中において測定ヘッド40,50の並び
方向に作用する荷重W1,W2はワイヤ140によって
支持部材120,121がプーリ130,131,13
2を介して連結されることにより相殺される。(荷重W
1,W2が図中と逆方向に作用する場合はワイヤ141
によって支持部材122,123がプーリ132,13
3,134を介して連結されることにより相殺され
る。)また、測定ヘッド40,50の並び方向と直交す
る方向に作用する荷重W3,W4はワイヤ142によっ
て支持部材124,125がプーリ135を介して連結
されることにより相殺される。(荷重W3,W4が図中
と逆方向に作用する場合はワイヤ143によって支持部
材126,127がプーリ136を介して連結されるこ
とにより相殺される。)
ンクを用いているが、歯車列を用いた構成としてもよ
い。図5(b)に示す測定ヘッドバランス装置は上記し
たリンク機構の代わりにワイヤとプーリを用いたもので
ある。即ち、図中において測定ヘッド40,50の並び
方向に作用する荷重W1,W2はワイヤ140によって
支持部材120,121がプーリ130,131,13
2を介して連結されることにより相殺される。(荷重W
1,W2が図中と逆方向に作用する場合はワイヤ141
によって支持部材122,123がプーリ132,13
3,134を介して連結されることにより相殺され
る。)また、測定ヘッド40,50の並び方向と直交す
る方向に作用する荷重W3,W4はワイヤ142によっ
て支持部材124,125がプーリ135を介して連結
されることにより相殺される。(荷重W3,W4が図中
と逆方向に作用する場合はワイヤ143によって支持部
材126,127がプーリ136を介して連結されるこ
とにより相殺される。)
【0016】
【発明の効果】以上、述べたように本発明の測定ヘッド
バランス装置は、複数のリンクまたはワイヤによって、
2つの測定ヘッドに作用する重力成分を相手方の重力成
分によって相殺するようにしたために、測定ヘッドを斜
めに測定物に接近させる場合でもフローティング装置に
よって測定ヘッドが移動することがない。従って、測定
物に傷を付けることなく、精度の良い測定が可能であ
る。
バランス装置は、複数のリンクまたはワイヤによって、
2つの測定ヘッドに作用する重力成分を相手方の重力成
分によって相殺するようにしたために、測定ヘッドを斜
めに測定物に接近させる場合でもフローティング装置に
よって測定ヘッドが移動することがない。従って、測定
物に傷を付けることなく、精度の良い測定が可能であ
る。
【図1】本発明の実施例を示す寸法測定装置の正面図で
ある。
ある。
【図2】図1の一部断面した側面図である。
【図3】図1におけるA矢視図である。
【図4】図3におけるB−B断面図である。
【図5】本発明の応用変形例を示す図である。
【図6】従来技術を示す図である。
40,50 測定ヘッド 41,51 フローティング装置 80 バランス装置 82,83 リンク 84,85 支持部材 83a,84a,85a 切欠部 88,89,90 カムフォロア 101,150,201 リンク 100,200 支持部材 100a,150a,150b,200a 長穴 100b,150c,150d,200b ピン 120,121,122,123 支持部材 124,125,126,127 支持部材 140,141,142,143 ワイヤ 130,131,132,133 プーリ 134,135,136,137 プーリ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−90011(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 5/00 - 5/30
Claims (2)
- 【請求項1】 測定物に接近させてこの測定物の所望の
部分の寸法を測定する2つの同重量の測定ヘッドと、こ
の各測定ヘッドを測定物への接近方向に対して直交する
方向にフローティングさせるフローティング装置を備え
た寸法測定装置の測定ヘッドバランス装置であって、前
記測定ヘッドに作用する重力成分の向きを互いに打ち消
し合う方向に変える複数の回転要素によって2つの測定
ヘッドを連結したことを特徴とした測定ヘッドバランス
装置。 - 【請求項2】 測定物に接近させてこの測定物の所望の
部分の寸法を測定する2つの同重量の測定ヘッドと、こ
の各測定ヘッドを測定物への接近方向に対して直交する
方向にフローティングさせるフローティング装置を備え
た寸法測定装置の測定ヘッドバランス装置であって、前
記2つの測定ヘッドをワイヤによって連結し、ワイヤに
作用する測定ヘッドの重力成分の向きを互いに打ち消し
合う方向に変えるべく前記ワイヤを架け渡す支持軸を設
けたことを特徴とした測定ヘッドバランス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00922991A JP3158451B2 (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 測定ヘッドバランス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00922991A JP3158451B2 (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 測定ヘッドバランス装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04252901A JPH04252901A (ja) | 1992-09-08 |
JP3158451B2 true JP3158451B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=11714581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00922991A Expired - Fee Related JP3158451B2 (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 測定ヘッドバランス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3158451B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017081098A1 (de) | 2015-11-12 | 2017-05-18 | Oerlikon Metco Ag, Wohlen | Verfahren zur maskierung eines bauteils welches mit einer thermischen spritzschicht beschichtet werden soll |
JP7035219B2 (ja) | 2018-04-20 | 2022-03-14 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | Hvof耐性テープの適用方法 |
-
1991
- 1991-01-29 JP JP00922991A patent/JP3158451B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017081098A1 (de) | 2015-11-12 | 2017-05-18 | Oerlikon Metco Ag, Wohlen | Verfahren zur maskierung eines bauteils welches mit einer thermischen spritzschicht beschichtet werden soll |
JP7035219B2 (ja) | 2018-04-20 | 2022-03-14 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | Hvof耐性テープの適用方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04252901A (ja) | 1992-09-08 |
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