JP3158447B2 - 湿式多板式ロックアップ装置 - Google Patents
湿式多板式ロックアップ装置Info
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- JP3158447B2 JP3158447B2 JP40410690A JP40410690A JP3158447B2 JP 3158447 B2 JP3158447 B2 JP 3158447B2 JP 40410690 A JP40410690 A JP 40410690A JP 40410690 A JP40410690 A JP 40410690A JP 3158447 B2 JP3158447 B2 JP 3158447B2
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- lock
- driven plate
- driven
- torque converter
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H2045/0273—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
- F16H2045/0278—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch comprising only two co-acting friction surfaces
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H2045/0284—Multiple disk type lock-up clutch
Landscapes
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の湿式多板
式ロックアップ装置に関する。
式ロックアップ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、トルクコンバータ室内に、密
封したロックアップピストン室を設け、トルクコンバー
タカバー側とスプライン結合したドライブプレートと、
タービンランナー側とスプライン結合したドリブンプレ
ートとを備え、これらプレートのいずれか一方のプレー
トにフェーシング材を接着し、ロックアップピストン室
内へ供給する油圧を制御して、ドライブプレートとドリ
ブンプレートとの締結力をコントロールする、自動変速
機の湿式多板式ロックアップ装置が知られている、（例
えば、特開昭５７−１１４０５９号公報参照）。
封したロックアップピストン室を設け、トルクコンバー
タカバー側とスプライン結合したドライブプレートと、
タービンランナー側とスプライン結合したドリブンプレ
ートとを備え、これらプレートのいずれか一方のプレー
トにフェーシング材を接着し、ロックアップピストン室
内へ供給する油圧を制御して、ドライブプレートとドリ
ブンプレートとの締結力をコントロールする、自動変速
機の湿式多板式ロックアップ装置が知られている、（例
えば、特開昭５７−１１４０５９号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の湿式多板式ロックアップ装置にあっては、そ
の非締結状態においてドリブンプレートの前後に、トル
クコンバータ内部の流れに起因する差圧が発生し、ドリ
ブンプレートと、該ドリブンプレートの前後にあるドラ
イブプレートとの間隔が不均一となりやすく、ドリブン
プレートが一方に寄せられて大きなドラッグトルクを発
生してしまうことがあるという問題点があった。
うな従来の湿式多板式ロックアップ装置にあっては、そ
の非締結状態においてドリブンプレートの前後に、トル
クコンバータ内部の流れに起因する差圧が発生し、ドリ
ブンプレートと、該ドリブンプレートの前後にあるドラ
イブプレートとの間隔が不均一となりやすく、ドリブン
プレートが一方に寄せられて大きなドラッグトルクを発
生してしまうことがあるという問題点があった。
【０００４】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものであり、その非締結状態におけるドリ
ブンプレートの片寄りをなくし、大きなドラッグトルク
の発生を防止した、湿式多板式ロックアップ装置を提供
することを目的としている。
してなされたものであり、その非締結状態におけるドリ
ブンプレートの片寄りをなくし、大きなドラッグトルク
の発生を防止した、湿式多板式ロックアップ装置を提供
することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、自動
変速機のトルクコンバータ室内に配設され、ポンプ側に
係合されたドライブプレートとタービン側に係合された
ドリブンプレートが油圧作動するピストンに押圧されて
摩擦係合されるものであって、ドライブプレートとドリ
ブンプレートの少なくとも一方が複数枚設けられ、一方
のプレートによって他方のプレートの表裏両面の摩擦面
が挟圧されることによりプレート相互が係合される湿式
多板式ロックアップ装置において、前記他方のプレート
の摩擦面部分に、板厚方向に貫通する複数の貫通孔を設
けた。
変速機のトルクコンバータ室内に配設され、ポンプ側に
係合されたドライブプレートとタービン側に係合された
ドリブンプレートが油圧作動するピストンに押圧されて
摩擦係合されるものであって、ドライブプレートとドリ
ブンプレートの少なくとも一方が複数枚設けられ、一方
のプレートによって他方のプレートの表裏両面の摩擦面
が挟圧されることによりプレート相互が係合される湿式
多板式ロックアップ装置において、前記他方のプレート
の摩擦面部分に、板厚方向に貫通する複数の貫通孔を設
けた。
【０００６】
【作用】ドリブンプレートの前後で、トルクコンバータ
内部の流れに起因する差圧が発生し、ドリブンプレート
が、一方に寄せられようとすると、貫通孔を通じて油が
逃れ差圧が緩和されるので、ドリブンプレートは一方に
寄せられることはない。
内部の流れに起因する差圧が発生し、ドリブンプレート
が、一方に寄せられようとすると、貫通孔を通じて油が
逃れ差圧が緩和されるので、ドリブンプレートは一方に
寄せられることはない。
【０００７】従って、大きいドラッグトルクの発生は防
止される。
止される。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
１〜図２は本発明の一実施例を示す図である。
１〜図２は本発明の一実施例を示す図である。
【０００９】まず、構成を説明する。トルクコンバータ
室１内に、トルクコンバータカバー２側のスプライン３
とスプライン嵌合した一対のドライブプレート４，４
と、タービンランナー５側にトーションダンパー６を介
して連結された部材のスプライン７にスプライン嵌合し
たドリブンプレート８とが設置されている。
室１内に、トルクコンバータカバー２側のスプライン３
とスプライン嵌合した一対のドライブプレート４，４
と、タービンランナー５側にトーションダンパー６を介
して連結された部材のスプライン７にスプライン嵌合し
たドリブンプレート８とが設置されている。
【００１０】また、トルクコンバータ室１内にはピスト
ン９が配設され、密封したロックアップピストン室１０
が形成されている。
ン９が配設され、密封したロックアップピストン室１０
が形成されている。
【００１１】図２（ａ）及び（ｂ）に示すようにドリブ
ンプレート８の表裏両面には、フェーング（湿式摩擦
材）１１が接着されている。
ンプレート８の表裏両面には、フェーング（湿式摩擦
材）１１が接着されている。
【００１２】そして、ドリブンプレート８と両側のフェ
ーシング１１には、これらの板厚方向に貫通する貫通孔
１２が複数穿設されている。貫通孔１２は、湿式多板式
ロックアップ装置が非作動時にドリブンプレート８の前
後に発生する差圧を緩和するに必要な大きさと個数を有
し、例えば径２φ程度の貫通孔を１６個程設ける。な
お、１３はコアプレートスプライン部である。
ーシング１１には、これらの板厚方向に貫通する貫通孔
１２が複数穿設されている。貫通孔１２は、湿式多板式
ロックアップ装置が非作動時にドリブンプレート８の前
後に発生する差圧を緩和するに必要な大きさと個数を有
し、例えば径２φ程度の貫通孔を１６個程設ける。な
お、１３はコアプレートスプライン部である。
【００１３】次に作用を説明する。湿式多板式ロックア
ップ装置のロックアップ解除時に、トリブンプレート８
の前後でトルクコンバータ内部の流れに起因した差圧が
発生して、ドリブンプレート８が一方に寄せられようと
すると、貫通孔１２により、前後の差圧は緩和され、ド
リブンプレート８は、一方に寄せられることはない。
ップ装置のロックアップ解除時に、トリブンプレート８
の前後でトルクコンバータ内部の流れに起因した差圧が
発生して、ドリブンプレート８が一方に寄せられようと
すると、貫通孔１２により、前後の差圧は緩和され、ド
リブンプレート８は、一方に寄せられることはない。
【００１４】従って、非締結状態でも、ドライブプレー
ト４とドリブンプレート８との間のクリアランスは均一
に保たれ、大きなドラッグトルクが発生することはな
い。
ト４とドリブンプレート８との間のクリアランスは均一
に保たれ、大きなドラッグトルクが発生することはな
い。
【００１５】なお、湿式多板式ロックアップ装置の摩擦
締結力は摩擦面が複数存在するため、単板式ロックアッ
プ装置の２倍以上とれるので、貫通孔１２を設けても、
十分な伝達容量を確保することができ実用上全く問題な
い。
締結力は摩擦面が複数存在するため、単板式ロックアッ
プ装置の２倍以上とれるので、貫通孔１２を設けても、
十分な伝達容量を確保することができ実用上全く問題な
い。
【００１６】また、ドライブプレート４とドリブンプレ
ート８とはトルコン油に完全に浸漬した状態にあるの
で、トルクコンバータの回転等による影響で前後差圧の
分布が均一とならず、非締結状態の、ドライブプレート
４とドリブンプレート８とのクリアランスは敏感に影響
を受けやすいので、本発明は有効な手段である。
ート８とはトルコン油に完全に浸漬した状態にあるの
で、トルクコンバータの回転等による影響で前後差圧の
分布が均一とならず、非締結状態の、ドライブプレート
４とドリブンプレート８とのクリアランスは敏感に影響
を受けやすいので、本発明は有効な手段である。
【００１７】さらに、スリップロックアップ等の状態で
は、フェーシング材１１と相手金属面との間に介在する
油が、貫通孔１２を介して流れ、油の循環が良好とな
り、フェーシング１１が冷却されるので、耐熱性も向上
する。
は、フェーシング材１１と相手金属面との間に介在する
油が、貫通孔１２を介して流れ、油の循環が良好とな
り、フェーシング１１が冷却されるので、耐熱性も向上
する。
【００１８】以上、ドリブンプレート８に貫通孔１２を
設けた実施例について説明したが、ドライブプレート４
の表裏両面にドリブンプレート８が配置される構造であ
れば、ドライブプレート４側の摩擦面部分に貫通孔を設
けても、当然に同様の効果が得られる。
設けた実施例について説明したが、ドライブプレート４
の表裏両面にドリブンプレート８が配置される構造であ
れば、ドライブプレート４側の摩擦面部分に貫通孔を設
けても、当然に同様の効果が得られる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明してきたように構成されている
ので、本発明によれば、表裏の摩擦面部分を貫通孔によ
って連通させることで、非締結状態での表裏の摩擦面上
の圧力分布差を速やかに無くすことができるため、他方
のプレートが片側の相手プレート方向に移動することに
よる大きなドラッグトルクの発生を確実に防止すること
ができる。 また、本発明にかかるロックアップ装置は、
スリップロックアップ等の状態において表裏の摩擦面付
近の油が貫通孔を通して流動するため、この油の流れに
よって摩擦面を効率良く冷却することができ、摩擦面の
過熱防止を図ることができる、というさらなる効果を奏
する。
ので、本発明によれば、表裏の摩擦面部分を貫通孔によ
って連通させることで、非締結状態での表裏の摩擦面上
の圧力分布差を速やかに無くすことができるため、他方
のプレートが片側の相手プレート方向に移動することに
よる大きなドラッグトルクの発生を確実に防止すること
ができる。 また、本発明にかかるロックアップ装置は、
スリップロックアップ等の状態において表裏の摩擦面付
近の油が貫通孔を通して流動するため、この油の流れに
よって摩擦面を効率良く冷却することができ、摩擦面の
過熱防止を図ることができる、というさらなる効果を奏
する。
【図１】本発明の一実施例を示す側断面図。
【図２】ドリブンプレートを示す図で、図２（ａ）は平
面図、図２（ｂ）は側断面図。
面図、図２（ｂ）は側断面図。
２…トルクコンバータカバー ４…ドライブプレート ５…タービンランナ ８…ドリブンプレート ９…ピストン １１…フェーシング材 １２…貫通孔
Claims (1)
- 【請求項１】 自動変速機のトルクコンバータ室内に配
設され、ポンプ側に係合されたドライブプレートとター
ビン側に係合されたドリブンプレートが油圧作動するピ
ストンに押圧されて摩擦係合されるものであって、ドラ
イブプレートとドリブンプレートの少なくとも一方が複
数枚設けられ、一方のプレートによって他方のプレート
の表裏両面の摩擦面が挟圧されることによりプレート相
互が係合される湿式多板式ロックアップ装置において、前記他方のプレートの摩擦面部分に、 板厚方向に貫通す
る複数の貫通孔を設けたことを特徴とする湿式多板式ロ
ックアップ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40410690A JP3158447B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 湿式多板式ロックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40410690A JP3158447B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 湿式多板式ロックアップ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04224354A JPH04224354A (ja) | 1992-08-13 |
| JP3158447B2 true JP3158447B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=18513802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40410690A Expired - Fee Related JP3158447B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 湿式多板式ロックアップ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3158447B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4344562C1 (de) * | 1993-12-24 | 1995-04-06 | Daimler Benz Ag | Turbinenrad eines hydrodynamischen Drehmomentwandlers |
| JP3934403B2 (ja) * | 2001-11-13 | 2007-06-20 | 株式会社エクセディ | 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置 |
-
1990
- 1990-12-20 JP JP40410690A patent/JP3158447B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04224354A (ja) | 1992-08-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080216 Year of fee payment: 7 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090216 Year of fee payment: 8 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |