JP3158033U - Led照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高電力LED光源の使用及び屋外における使用に耐え得るLED照明装置を提供する。【解決手段】外筒1の外表面のそれぞれ所定位置にファン9の排気孔10及び吸気孔11を設ける。LED照明装置の外筒1内部には、所定の面パターンをなすLED光源2及びLED光源2が配置される配置台3と、LED光源2からの光を透過する透過板5と、配置台3の基部から連結して熱交換を行うヒートパイプ6及びヒートパイプ6に枢支されるヒートシンク7と、ヒートパイプ6及びヒートシンク7を挟んでLED光源2の配置された配置台3と対向する位置から配置台3の基部に風を吹き付けるファン9とをそれぞれ設ける。【選択図】図1
Description
本考案は、LEDを光源として利用したLED照明装置に関するものである。
従来より、環境問題を考慮して従来の白色電球の代替となる蛍光灯光源の普及が進んでいるが、近年では、消費電力及び光量において蛍光灯光源よりさらに優れたLED(発光ダイオード)を利用したLED光源が普及し始めている。
本考案者の先に提案したLED照明装置では、複数のLEDをアレイ状又は放射状等に配列することにより仮想的な面発光を実現し、大きな発光面積を確保するとともに均一な光を得るよう構成されている(例えば特許文献1、図3、図4を参照)。そこでは、充分な発光面積を確保しつつ、LED光源からの発熱を抑えるためのヒートシンク141及びシロッコファン130a・130bが設けられている。
一方で、発光ユニットとして発光ダイオードを用い、且つ上記のヒートシンク141及びシロッコファン130a・130bに相当する放熱ユニットと、更にはヒートパイプからなる熱伝達ユニットを更に備えた照明装置も提案されている(特許文献2)。
本考案者の先に提案したLED照明装置では、複数のLEDをアレイ状又は放射状等に配列することにより仮想的な面発光を実現し、大きな発光面積を確保するとともに均一な光を得るよう構成されている(例えば特許文献1、図3、図4を参照)。そこでは、充分な発光面積を確保しつつ、LED光源からの発熱を抑えるためのヒートシンク141及びシロッコファン130a・130bが設けられている。
一方で、発光ユニットとして発光ダイオードを用い、且つ上記のヒートシンク141及びシロッコファン130a・130bに相当する放熱ユニットと、更にはヒートパイプからなる熱伝達ユニットを更に備えた照明装置も提案されている(特許文献2)。
上記従来の技術によるLED光源は、平面上等に配列されたLEDを一定形状の筐体内に配置して用いられるものであるが、50W以上の高電力のLED光源を採用した場合に、充分にその使用に耐え得る構成とは言えなかった。又、上記特許文献2におけるLED光源は、温度上昇を抑えるための必要な部材は揃っているものの、その効率的な配置に着目したものではない。
また、工事用ライト等、屋外における使用を前提としてLED光源を用いる場合、防水に対する配慮が必須不可欠であるが、前記いずれの照明装置もこの課題に対する省察を含むものではなかった。
すなわち、本願考案者は、高電力で面発光するLED光源の使用に耐え得る効率的な冷却構造を採用した技術、更には屋外で使用する場合の環境の影響に配慮した技術が従来より存在しないことを見いだした。
また、工事用ライト等、屋外における使用を前提としてLED光源を用いる場合、防水に対する配慮が必須不可欠であるが、前記いずれの照明装置もこの課題に対する省察を含むものではなかった。
すなわち、本願考案者は、高電力で面発光するLED光源の使用に耐え得る効率的な冷却構造を採用した技術、更には屋外で使用する場合の環境の影響に配慮した技術が従来より存在しないことを見いだした。
本考案はこのような課題に鑑みてなされたものであり、高電力LED光源の使用及び屋外における使用に耐え得るLED照明装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案の第1の側面は、外筒の外表面には、それぞれ所定位置にファンの排気孔及び吸気孔が設けられており、所定の面パターンをなすLED光源及びLED光源が配置される配置台と、LED光源からの光を透過する透過板と、配置台の基部から連結して熱交換を行うヒートパイプ及びヒートパイプに枢支されるヒートシンクと、前記ヒートパイプ及びヒートシンクを挟んで前記LED光源の配置された配置台と対向する位置から前記配置台の基部に風を吹き付けるファンとが、それぞれ外筒内部に設けられてなるLED照明装置であることを特徴とする。
以上のLED照明装置によれば、必要最小限のコンパクトな構成でありながら、高電力のLED光源の採用にも耐え得るものとなる。
又、本考案の第2の側面は、略円筒状の前記外筒が、外筒本体と、外筒本体を中央にしてそれぞれ外筒本体に対して着脱自在に設けられる中空の上枠及び底蓋から構成されており、中央付近が内凹み状に形成されて、そこにLED光源の載置された配置台の上部を外筒の内側から覆う筺体を更に備え、前記透過板を介して、該中央付近を内凹み状に形成された筺体の外縁と上枠の外縁とを密閉状に貫通する連結部材が設けられることにより、LED光源の収納される密閉空間が形成され、前記外筒本体にファンの排気孔、底蓋にファンの吸気孔がそれぞれ設けられており、ファンが底蓋の近傍に設けられており、ファンの電気系統及びLED光源に電力を供給する外部電源のいずれもが、防水素材で被覆されており、外部電源とその連通を許す外筒本体との間隙、及び外部電源とその連通を許す配置台との間隙のいずれもが封止部材によって密閉封止されてなる本考案の第一の側面のLED照明装置であることを特徴とする。
上記の構成によれば、水に弱いLED光源及びファンの電気系統のいずれもが雨水等から保護されるので、安心して屋外にて使用できる。
又、本考案の第3の側面は、前記密閉空間内の任意の箇所に設けられた、水分を検知する水分検知部と、前記水分検知部が水分を検知したことを外部に通知する通知部とを備えた、本考案の第2の側面のLED照明装置であることを特徴とする。
水分の検知及び外部への通知が可能であれば、LED光源の存する密閉空間内で万一の水漏れや雨水の侵入等があった時点で、直ちに所要の措置を講じることができるので、屋外においても更に安全に使用が可能である。
又、本考案の第4の側面は、前記密閉空間内の任意の箇所に設けられた、水分を検知する水分検知部と、前記水分検知部が水分を検知すると、前記LED光源への通電を停止する制御を行う動作制御部とを備えた、本考案の第2又は第3の側面のLED照明装置であることを特徴とする。
かかる構成によると、水分を検知した時点でLED光源への通電が停止されるので、ショートによる破損等のリスクをさらに低減させることができる。
以上のような本考案によれば、コンパクトな構成でありながら、高電力のLED光源の使用に耐え得ることができ、また屋外でも安心して使用することができる。
以下、本考案の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係るLED照明装置の模式的断面図であり、図2は、その外観を示す斜視図である。各図に示すように、本実施形態に係るLED照明装置100は、略円筒状の外形を有するステンレス製の外筒1、及び外筒1内に収納された、LED光源2を含むその他の部材から構成される。
図1は、本考案の一実施形態に係るLED照明装置の模式的断面図であり、図2は、その外観を示す斜視図である。各図に示すように、本実施形態に係るLED照明装置100は、略円筒状の外形を有するステンレス製の外筒1、及び外筒1内に収納された、LED光源2を含むその他の部材から構成される。
図1及び図2に示す通り、外筒1は、略円筒状の外筒本体1aと上枠1bと底蓋1cとが連結してなる。図2に示す通り、外筒本体1aを中央にして、それぞれ上枠1b及び底蓋1cを外筒本体1aに嵌め込んだ状態にて、上枠1bにある貫通孔1b1とこれに対応する外筒本体1aの貫通孔にビス等を打ち込む。底蓋1cにある貫通孔1c1とこれに対応する外筒本体1aの貫通孔にビス等を打ち込んで繋ぎとめる。
これらの各貫通孔はビス等を通じて、完全にその間隙が埋められるようにすることで、雨水や塵埃の浸入を防ぐことができる。
外筒本体1a上及びLED光源2へ通じる配置台3上には、外部電源30が通るための図外隙間が設けられており、外部電源30が通った後、その周囲には封止部材50で当該隙間を完全に埋める。封止部材50としては、樹脂等のパッキンが考えられ、前記貫通孔等にも必要に応じて使用してよい。
外部電源30はLED光源2と、後述するファン9及び水分検知部101等にも必要に応じて電力を供給するものであるが、その周囲も当然樹脂等の防水素材で被覆されている。
なお、上枠1bは光を遮らないようにする必要から、断面視ドーナツ状の枠体に構成する。
これらの各貫通孔はビス等を通じて、完全にその間隙が埋められるようにすることで、雨水や塵埃の浸入を防ぐことができる。
外筒本体1a上及びLED光源2へ通じる配置台3上には、外部電源30が通るための図外隙間が設けられており、外部電源30が通った後、その周囲には封止部材50で当該隙間を完全に埋める。封止部材50としては、樹脂等のパッキンが考えられ、前記貫通孔等にも必要に応じて使用してよい。
外部電源30はLED光源2と、後述するファン9及び水分検知部101等にも必要に応じて電力を供給するものであるが、その周囲も当然樹脂等の防水素材で被覆されている。
なお、上枠1bは光を遮らないようにする必要から、断面視ドーナツ状の枠体に構成する。
図3は上枠1bと光を透過させるための透過板5と筺体20との連結を示す斜視図である。ここで、筺体20は外筒1よりも一回り小さく、内凹み状の略円柱形状を呈する。内凹みしている部分が、後述する密閉空間25を形成するものである。
透過板5は、光透過性を有するポリカーボネート等の樹脂等により製作されるが、光透過性さえあれば他の任意の周知技術を用いてもよい
透過板5は、光透過性を有するポリカーボネート等の樹脂等により製作されるが、光透過性さえあれば他の任意の周知技術を用いてもよい
図3に示す通り、上枠1bの上縁1b2を最上位にして、間に透過板5を挟んだ筺体20まで、上枠1bの貫通孔1b3、透過板5の周縁に設けられた貫通孔5a、筺体20の上縁20a上に設けられた貫通孔20bを貫通するように連結部材40にて連結する。連結部材40としては、ビスを用いるが、各貫通孔1b3、5a、20bの隙間を充分に埋めて防水を確保することのできるものであれば、これに限られない。
なお、貫通孔20bについては、終着のある「穴」であっても構わない。
なお、貫通孔20bについては、終着のある「穴」であっても構わない。
次に、図1及び図4を参照して、ファン9の取り付け状態等を説明する。
図1に示す如く、ファン9は、間にヒートパイプ6及びヒートシンク7を挟んで、LED光源2の載置される配置台3と対向する底蓋1cの側に一つ設けられる。
図4に示すごとく、ファン9は底蓋1cの底面から打ち込まれる図外ボルトをナット9aで締めることにより、底蓋1cと着脱自在に一体に連結される。そのすぐ背面にはファン9の吸気孔11が複数個設けられてあり、そこから取り入れた空気をヒートシンク7に吹き付けたのち、排気孔10を通って排気される。ファン9の電気系統19も外部電源30から取り込み、外部電源30同様、周囲を絶縁素材にて被覆し、且つ完全防水を施している。
尤も完全防水さえ果たせるのであれば、電気系統19は必ずしも外部電源30から電気を取り込み必要はなく、例えば充電式のバッテリー駆動又は電池式等にしても構わない。
また、ここでのファン9はシロッコファンを用いているが、これに限らず、その個数も複数であっても構わない。
図1に示す如く、ファン9は、間にヒートパイプ6及びヒートシンク7を挟んで、LED光源2の載置される配置台3と対向する底蓋1cの側に一つ設けられる。
図4に示すごとく、ファン9は底蓋1cの底面から打ち込まれる図外ボルトをナット9aで締めることにより、底蓋1cと着脱自在に一体に連結される。そのすぐ背面にはファン9の吸気孔11が複数個設けられてあり、そこから取り入れた空気をヒートシンク7に吹き付けたのち、排気孔10を通って排気される。ファン9の電気系統19も外部電源30から取り込み、外部電源30同様、周囲を絶縁素材にて被覆し、且つ完全防水を施している。
尤も完全防水さえ果たせるのであれば、電気系統19は必ずしも外部電源30から電気を取り込み必要はなく、例えば充電式のバッテリー駆動又は電池式等にしても構わない。
また、ここでのファン9はシロッコファンを用いているが、これに限らず、その個数も複数であっても構わない。
次に、図5を参照して、ヒートパイプ6及びヒートシンク7等の説明を行う。
ヒートシンク7は、外径が波形状に形成された同一の羽根部材を複数枚重ね合わせて構成される。一つ一つの羽根部材にヒートパイプ6の貫通を許すための貫通孔が設けられており、ヒートパイプ6に支えられながら、ヒートパイプ6との熱交換及びファン9からの冷気との熱交換を行う。
なお、表面積を拡張させるために、各羽根部材はそれぞれ水平方向に僅かづつずらして、重ね合わされる。ヒートパイプ6の長さや実施規模にもよるが、羽根部材の枚数はおよそ40〜60個ぐらいが好ましく、適宜その数を変更できることが望ましい。
ヒートパイプ6は、熱伝導率の高い銅などの金属製の各々左右対称の3本、計6本のパイプが、配置台3の基部3aに貫通して支持される。詳細な説明は省略するが、内部は二重管構造とし、毛細管現象を利用したポンプ作用により、LED光源2から配置台3に伝導した熱との間で熱交換を行う。冷媒としては代替フロン等の適宜の公知技術を用いることができる。
なお、図4において外部電源30は、ヒートパイプ6に貫通支持されたヒートシンク7の中を通ってLED光源2につながる配置台3へ接続されているが、ヒートシンク7の脇を通る構成であっても無論構わない。
ヒートシンク7は、外径が波形状に形成された同一の羽根部材を複数枚重ね合わせて構成される。一つ一つの羽根部材にヒートパイプ6の貫通を許すための貫通孔が設けられており、ヒートパイプ6に支えられながら、ヒートパイプ6との熱交換及びファン9からの冷気との熱交換を行う。
なお、表面積を拡張させるために、各羽根部材はそれぞれ水平方向に僅かづつずらして、重ね合わされる。ヒートパイプ6の長さや実施規模にもよるが、羽根部材の枚数はおよそ40〜60個ぐらいが好ましく、適宜その数を変更できることが望ましい。
ヒートパイプ6は、熱伝導率の高い銅などの金属製の各々左右対称の3本、計6本のパイプが、配置台3の基部3aに貫通して支持される。詳細な説明は省略するが、内部は二重管構造とし、毛細管現象を利用したポンプ作用により、LED光源2から配置台3に伝導した熱との間で熱交換を行う。冷媒としては代替フロン等の適宜の公知技術を用いることができる。
なお、図4において外部電源30は、ヒートパイプ6に貫通支持されたヒートシンク7の中を通ってLED光源2につながる配置台3へ接続されているが、ヒートシンク7の脇を通る構成であっても無論構わない。
図5及び図6に見るごとく、配置台3は、LED光源2の載置される上部3bと、ヒートパイプ6を支える基部3aとからなる。更に、基部3aはその周縁に図外貫通孔が設けられており、連結部材35を介して筺体20に連結される。配置台3は熱伝導率の高いアルミ等を板金加工して形成するが、素材等はこれに限られない。
筺体20の底面には、上部3b及び外部電源30が通る分だけの穴がそれぞれ空いており、その隙間を充分に埋めるように上部3b及び外部電源30が連通される。
外部電源30を通した後は封止部材50にて、その隙間が完全に被覆されるが、上部3bについても、当該隙間を埋めるために、必要に応じてパッキン等の封止部材を用いることができる。
なお、上部3bは熱交換の効率を考え、基部3aに対して面接触させている。
筺体20の底面には、上部3b及び外部電源30が通る分だけの穴がそれぞれ空いており、その隙間を充分に埋めるように上部3b及び外部電源30が連通される。
外部電源30を通した後は封止部材50にて、その隙間が完全に被覆されるが、上部3bについても、当該隙間を埋めるために、必要に応じてパッキン等の封止部材を用いることができる。
なお、上部3bは熱交換の効率を考え、基部3aに対して面接触させている。
次に、図6及び図7を参照して、本実施例に係るLED照明装置100の密閉空間25内部の説明をする。
図6に見る通り、内凹み状に形成された筺体20内部には、図3で既述した透過板5によって蓋をされることで、外部からの水の浸入を一切許さない密閉空間25が形成される。その底面に、配置台3(3b)に載置されたLED光源2及び水分検知部101が設けられる。
筺体20の密閉空間25内にある内壁20cは、図1に示す如く、上方にいくにつれて広がっている。この内壁20cに導かれる形で光が拡散するように構成してある。
図6に見る通り、内凹み状に形成された筺体20内部には、図3で既述した透過板5によって蓋をされることで、外部からの水の浸入を一切許さない密閉空間25が形成される。その底面に、配置台3(3b)に載置されたLED光源2及び水分検知部101が設けられる。
筺体20の密閉空間25内にある内壁20cは、図1に示す如く、上方にいくにつれて広がっている。この内壁20cに導かれる形で光が拡散するように構成してある。
図7に示す通り、水分検知部101には、水分検知部101が水分を検知した場合に、その検知結果を受けてLED光源2及び通知部102の動作を制御する動作制御部103と、動作制御部103からの制御を受けて動作する通知部102とが接続されている。
外筒1の破損や、ビス等の緩み等により、万一密閉空間25内に水分が流入した場合、水分検知部101が水分を検知する。水分検知部101としては、離隔配置された、金メッキ、銀メッキ等が施された金属製の正負電極を有するセンサ、湿度に応じて誘電率が変化する高分子膜を用いた湿式センサ、等を用いることができる。
なお、図7は水分検知部の動作を模式的に表したもので、実際には動作制御部103及び通知部102も密閉空間25内に収納されている。
外筒1の破損や、ビス等の緩み等により、万一密閉空間25内に水分が流入した場合、水分検知部101が水分を検知する。水分検知部101としては、離隔配置された、金メッキ、銀メッキ等が施された金属製の正負電極を有するセンサ、湿度に応じて誘電率が変化する高分子膜を用いた湿式センサ、等を用いることができる。
なお、図7は水分検知部の動作を模式的に表したもので、実際には動作制御部103及び通知部102も密閉空間25内に収納されている。
動作制御部103としては、例えばワンチップマイコン等を用いることができる。水分検知部101からの検知信号が動作制御部103に伝達されると、動作制御部103は予め記述されていたプログラムに従い、各種の制御動作を実行する。一つは、LED光源2への通電を停止する制御を行う。これにより、LED光源2の短絡等の事故を防ぐことができる。
又、動作制御部103は通知部102に対する制御も行う。
通知部102としては、例えばLED光源、圧電ブザー、合成音声を発話するIC及びスピーカ等を用いることができ、その制御の仕方は、通知部102がLED光源であれば常時発光又は点滅を行なわせ、圧電ブザーであれば警報音を鳴らさせ、IC及びスピーカであれば所定の合成音声を発話させる。この場合LED照明装置100の利用者は、通知部102からの各種報知を視覚又は聴覚で認識することができ、これにより、LED照明装置100の保護又はメンテナンスを直ちに行うことが可能となる。
又、動作制御部103は通知部102に対する制御も行う。
通知部102としては、例えばLED光源、圧電ブザー、合成音声を発話するIC及びスピーカ等を用いることができ、その制御の仕方は、通知部102がLED光源であれば常時発光又は点滅を行なわせ、圧電ブザーであれば警報音を鳴らさせ、IC及びスピーカであれば所定の合成音声を発話させる。この場合LED照明装置100の利用者は、通知部102からの各種報知を視覚又は聴覚で認識することができ、これにより、LED照明装置100の保護又はメンテナンスを直ちに行うことが可能となる。
このように、本実施形態に係るLED照明装置100によれば、万が一、密閉空間25内に水分が流入した場合であっても、動作自体の停止、又は流入があったことを外部に通知することができるため、利用者は速やかに保護、メンテナンス等を行うことが可能となり、屋外等の使用環境からの影響をさらに低減させることができる。
なお、通知部102を省略して動作制御部103がLED光源2の通電動作のみ制御するものとして実施してもよい。又、動作制御部103はLED光源2の通電動作の制御を行わず通知部102の動作のみを制御するものとしてもよい。双方の機能を同時に実行する構成としてもよいことは言うまでもない。また、水分検知部101の配置箇所は、密閉空間25の底面であるとしたが、筺体20の内壁20c部分であってもよい。
更に、通知部102は無線又は有線の通信インタフェースとして実現してもよい。この場合、携帯電話網、インターネット等のネットワークを利用して、対応する通信端末を有する遠隔した利用者に対して、LED照明装置100に異常があったことを通知することができる。要するに、通知部102は、外部に通知することが可能であれば、その具体的な構成、方法によって限定されるものではない。
なお、通知部102を省略して動作制御部103がLED光源2の通電動作のみ制御するものとして実施してもよい。又、動作制御部103はLED光源2の通電動作の制御を行わず通知部102の動作のみを制御するものとしてもよい。双方の機能を同時に実行する構成としてもよいことは言うまでもない。また、水分検知部101の配置箇所は、密閉空間25の底面であるとしたが、筺体20の内壁20c部分であってもよい。
更に、通知部102は無線又は有線の通信インタフェースとして実現してもよい。この場合、携帯電話網、インターネット等のネットワークを利用して、対応する通信端末を有する遠隔した利用者に対して、LED照明装置100に異常があったことを通知することができる。要するに、通知部102は、外部に通知することが可能であれば、その具体的な構成、方法によって限定されるものではない。
次に、LED光源2の構成について、図8を参照しながら説明する。
図8に示す如く、LED光源2は、樹脂製の台座2f、アレイ状パターンを形成するように配列された複数のLED2a、LED2aの表面を保護するための保護フィルム2c及びこれらの載置台2hから構成される。保護フィルム2cは耐熱性及び光透過性を有する材料であれば周知の材料にて作成することができ、例えばポリエチレン、ポリカーボネート、ポリプロピレン等の樹脂材料を用いることができる。
台座2fにはLED2aを埋設するための貫通孔2b、及びLED光源2をビス2dにより載置台2h上に固定するための貫通孔2eがそれぞれ設けられており、貫通孔2bに埋設されたLED2aを全て覆うように保護フィルム2cが台座2fに貼り付けられている。
また、載置台2hにも、前記ビス2dの貫通を許す貫通孔2gが設けられている。なお、載置台2hは配置台3への組み付けの便宜のために設けたものである。
図8に示す如く、LED光源2は、樹脂製の台座2f、アレイ状パターンを形成するように配列された複数のLED2a、LED2aの表面を保護するための保護フィルム2c及びこれらの載置台2hから構成される。保護フィルム2cは耐熱性及び光透過性を有する材料であれば周知の材料にて作成することができ、例えばポリエチレン、ポリカーボネート、ポリプロピレン等の樹脂材料を用いることができる。
台座2fにはLED2aを埋設するための貫通孔2b、及びLED光源2をビス2dにより載置台2h上に固定するための貫通孔2eがそれぞれ設けられており、貫通孔2bに埋設されたLED2aを全て覆うように保護フィルム2cが台座2fに貼り付けられている。
また、載置台2hにも、前記ビス2dの貫通を許す貫通孔2gが設けられている。なお、載置台2hは配置台3への組み付けの便宜のために設けたものである。
ここで紹介したLED2aのアレイ状パターンは本考案の所定の面パターンの一例であるが、本実施形態の如き四角形ではなく例えば円形であってもよく、また放射状等、LED2aを面上に配置するものであれば任意のパターンであってよい。
また、「所定の面パターン」は、複数のLEDの配列により実現されたものに限らず、単一のLEDの形状により実現されたものであっても構わない。
更に、載置台2h自体は省略した構成としたうえで、台座2fを直接配置台3上に配置しても構わない。
また、「所定の面パターン」は、複数のLEDの配列により実現されたものに限らず、単一のLEDの形状により実現されたものであっても構わない。
更に、載置台2h自体は省略した構成としたうえで、台座2fを直接配置台3上に配置しても構わない。
上記の説明においては、外筒1は円筒状のものとして説明を行ったが、直方体形状等、任意の形状であるとしてもよい。
また外部電源30は、LED照明装置100の外部から電源を取り入れるものとしているが、蓄電池や充電池によるバッテリー駆動を排除するものではない。すなわち、本考案では必要な電源をLED照明装置100の内部から取り入れる構成も採用可能である。
また外部電源30は、LED照明装置100の外部から電源を取り入れるものとしているが、蓄電池や充電池によるバッテリー駆動を排除するものではない。すなわち、本考案では必要な電源をLED照明装置100の内部から取り入れる構成も採用可能である。
以上のような本考案によれば、高電力のLED光源の使用にも耐え得る顕著な効果を有し、一例としては、屋外の工事用、広告用照明に好適である。
1 外筒
1a 外筒本体
1b 上枠
1b2 上縁
1c 底蓋
2 LED光源
3 配置台
3a 基部
3b 上部
5 透過板
6 ヒートパイプ
7 ヒートシンク
9 ファン
10 排気孔
11 吸気孔
19 電気系統
20 筺体
20a 上縁
25 密閉空間
30 外部電源
40 連結部材
50 封止部材
100 LED照明装置
101 水分検知部
102 動作制御部
103 通知部
1a 外筒本体
1b 上枠
1b2 上縁
1c 底蓋
2 LED光源
3 配置台
3a 基部
3b 上部
5 透過板
6 ヒートパイプ
7 ヒートシンク
9 ファン
10 排気孔
11 吸気孔
19 電気系統
20 筺体
20a 上縁
25 密閉空間
30 外部電源
40 連結部材
50 封止部材
100 LED照明装置
101 水分検知部
102 動作制御部
103 通知部
Claims (4)
- 外筒1の外表面には、それぞれ所定位置にファン9の排気孔10及び吸気孔11が設けられており、
所定の面パターンをなすLED光源2及びLED光源2が配置される配置台3と、LED光源2からの光を透過する透過板5と、配置台3の基部3aから連結して熱交換を行うヒートパイプ6及びヒートパイプ6に枢支されるヒートシンク7と、前記ヒートパイプ6及びヒートシンク7を挟んで前記LED光源2の配置された配置台3と対向する位置から前記配置台3の基部3aに風を吹き付けるファン9とが、それぞれ外筒1内部に設けられてなるLED照明装置。 - 略円筒状の前記外筒1が、外筒本体1aと、外筒本体1aを中央にしてそれぞれ外筒本体1aに対して着脱自在に設けられる中空の上枠1b及び底蓋1cから構成されており、
中央付近が内凹み状に形成されて、そこにLED光源2の載置された配置台3の上部3bを外筒1の内側から覆う筺体20を更に備え、
前記透過板5を介して、該中央付近を内凹み状に形成された筺体20の上縁20aと上枠1bの上縁1b2とを密閉状に貫通する連結部材40が設けられることにより、LED光源2の収納される密閉空間25が形成され、
前記外筒本体1aにファン9の排気孔10、底蓋1cにファン9の吸気孔11がそれぞれ設けられており、
ファン9が底蓋14の近傍に設けられており、
ファン9の電気系統19及びLED光源2に電力を供給する外部電源30のいずれもが、防水素材で被覆されており、
外部電源30とその連通を許す外筒本体1aとの間隙、及び外部電源30とその連通を許す配置台3との間隙のいずれもが封止部材50によって密閉封止されてなる請求項1に記載のLED照明装置。 - 前記密閉空間25内の任意の箇所に設けられた、水分を検知する水分検知部101と、
前記水分検知部101が水分を検知したことを外部に通知する通知部102とを備えた、請求項2に記載のLED照明装置。 - 前記密閉空間25内の任意の箇所に設けられた、水分を検知する水分検知部101と、
前記水分検知部101が水分を検知すると、前記LED光源2への通電を停止する制御を行う動作制御部103とを備えた、請求項2又は3に記載のLED照明装置。
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WO2014119500A1 (ja) | 2013-01-30 | 2014-08-07 | 京セラ株式会社 | 光照射装置および印刷装置 |
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JP2015011993A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | 玉晶光電股▲ふん▼有限公司 | 高放熱ランプ |
US9371984B2 (en) | 2012-08-31 | 2016-06-21 | Kyocera Corporation | Light irradiation apparatus and printing apparatus |
CN107655123A (zh) * | 2017-09-29 | 2018-02-02 | 徐晓歌 | 一种多功能电风扇 |
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2009
- 2009-12-25 JP JP2009009247U patent/JP3158033U/ja not_active Expired - Fee Related
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