JP3157762U - 手袋形状の雨避難用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】雨漏れ等を防ぎながら、濡れた手またはゴルフクラブのグリップに付着した水分を吸収して、ゴルフクラブ等を握る際に滑り難くする手袋形状の雨避難用具を提供する。【解決手段】撥水性手袋と該撥水性手袋の内部に収容される吸水性手袋とから構成され、各手袋が親指を入れる親指挿入部と親指以外の指を入れる本体部からなり、撥水性手袋の内面に設けられた接合部と吸水性手袋の外面に設けられた接合部とが脱着可能に接合される。【選択図】図1

Description

本考案は,雨水の付着を防ぎながら,雨水等で濡れた手,雨水等で濡れた手に装着したゴルフ手袋等,又はゴルフクラブ等に付着した水分を吸収し,手,又は手袋を装着した手でゴルフクラブ等を握る際に,滑り難くするための手袋形状の雨避難用具に関するものである。
雨天時のゴルフプレー時においては,水分が付着した手,及び水分が付着したゴルフ手袋を装着した手でゴルフクラブを握った際に,付着した水分に起因してゴルフクラブのグリップが滑り易くなり,プレーの障害となっている。濡れた手,及び濡れたゴルフ手袋に付着した水分を吸収させるためにタオル等を使用する際には,タオル等を傘の内側等に配置しながら,ゴルフプレーが行われている。しかし,水分吸収を目的とするタオル自体が濡れて,水分が吸収できなくなり,また傘の握り手部分自体に水分が付着しているため,傘を差す際に握り手に水分が付着するなど,快適なゴルフプレーの妨げとなっている。
本考案は,上記述べた従来の問題点を解決するためになされたもので,その目的とするところは,雨水等で濡れた手,雨水等で濡れた手に装着したゴルフ手袋,雨水等で濡れたゴルフクラブ等に付着した水分を吸収し,手又はゴルフ手袋を装着した手でゴルフクラブを握る際,滑り難くする手袋形状の雨避難用具を提供することである。
本考案に係る手袋形状の雨避難用具は,撥水性手袋と該撥水性手袋の内部に収容される吸水性手袋とから構成され,前記各手袋が親指を入れる親指挿入部と親指以外の指を入れる本体部からなり,前記撥水性手袋の内面に設けられた接合部と前記吸水性手袋の外面に設けられた接合部とが脱着可能に接合されることを特徴とする。
また,本考案に係る手袋形状の雨避難用具は,前記親指挿入部と前記本体部の形状が,各手袋の中心線を基準として左右対称であることを特徴とする。
さらに,本考案に係る手袋形状の雨避難用具は,一端が前記親指挿入部に装着され他端が前記本体部に装着された撥水性断片であって,該撥水性断片の内部表面に脱着可能な吸水部を備え,前記撥水性手袋を該手袋の中心線を基準に広げた際,前記撥水性手袋と前記撥水性断片との間の開口に物品を挿入することで該物品に付着した水分等を前記吸収部で取り除くことが出来ることも特徴とする。
また,本考案に係る手袋形状の雨避難用具は,前記撥水性断片が前記撥水性手袋から脱着可能であることも特徴とする。
本考案に係る手袋形状の雨避難用具は,外部表面の一部分が前記親指挿入部に装着され他の外部表面部分が前記本体部に装着された撥水性袋であって,該撥水性袋の内部表面に脱着可能な吸水部を備え,前記撥水性手袋を該手袋の中心線を基準に広げた際,前記撥水性袋内部の開口に物品を挿入することで該物品に付着した水分等を前記吸収部で取り除くことが出来ることも特徴とする。
また,本考案に係る手袋形状の雨避難用具は,前記撥水性袋が前記撥水性手袋から脱着可能であることも特徴とする。
さらに,本考案に係る手袋形状の雨避難用具は,吸水性素材で囲まれたポケットをさらに内部に備え,該ポケットに物品を挿入することで該物品に付着した水分等を前記吸収性素材で取り除くことが出来ることも特徴とする。
また,本考案に係る手袋形状の雨避難用具は,前記吸水性素材が前記ポケットから脱着可能であることも特徴とする。
本考案に係る手袋形状の雨避用具に,雨水等で濡れた手,手に装着したゴルフ手袋,又はゴルフクラブ等を挿入することで,それらに付着した水分を吸収し,手,又はゴルフ手袋を装着した手でゴルフクラブ等を握る際に,滑り難くなる。
本考案に係る手袋形状の雨避用具において雨水等を吸水部材が,容易に脱着可能なので,適宜新たな吸水部材と交換できるため,ゴルフプレーの間,継続して吸水効果を保つことが出来る。
また,ゴルフプレーの移動中,本考案に係る手袋形状の雨避難用具に手やゴルフクラブのグリップ等を挿入し続けることで,手やゴルフグリップ等が濡れるのを防止することが出来る。
また,本考案に係る手袋形状の雨避難用具のデザインを各種キャラクター,動物形状等にすることで,ゴルフ等の雰囲気に合わせたデザイン性に優れた手袋形状の雨避難用具を提供することが出来る。
図1は,本考案に係る手袋形状の雨避難用具の第1の実施の形態を示している。この実施の形態に係る手袋形状の雨避難用具は,ゴルフプレーの際に,雨水等で濡れた手,手に装着したゴルフ手袋に付着した水分を取り除くためのものである。
図1(a),図1(b)は,第1の実施形態に係る手袋形状の雨避難用具の斜視図,側面図を示している。図1(c)は,図1(b)のA−A’面での断面図を示している。1は,撥水性手袋,2は,吸水性手袋,3は,接合部である。各接合部は,撥水性手袋1の内面と吸水性手袋2の外面に設けられている。各手袋は親指を挿入する親指挿入部4と親指以外の指を入れる本体部5とから構成されている。6は,各手袋の中心線である。本考案に係る手袋形状の雨避難用具は,撥水性手袋1の内部に吸水性手袋2を収容するようになっている。撥水性手袋1の接合部と吸水性手袋2の接合部とが結合されることで,吸水性手袋2が撥水性手袋1の内部に接合された形で収容される。なお,各接合部は,脱着可能テープ,ボタン等による脱着式となっているため,吸水性手袋2は容易に交換出来るようになっている。
雨水等で濡れた手を本考案に係る手袋形状の雨避難用具に入れると,吸水性手袋2が雨水等をまんべんなく吸収するため,手から雨水等を除去する事が出来る。また,吸水性手袋2は,撥水性手袋1から脱着可能となっているので,吸水性手袋2の吸水性が減少したしたような場合には,新たな吸水性手袋と容易に交換できる。従って,ゴルフプレーの初めから最後まで,いつでも濡れた手等を容易に乾かすことができる。
また,本考案に係る手袋形状の雨避難用具によれば,傘の握り手部分自体に水分が付着していても,傘を差す際に握り手に水分が付着することを防止することが出来る。
なお,親指挿入部4と親指以外の指を入れる本体部5は,中心線6を基準として,左右対称,左右非対称のいずれでも構わない。左右対称の場合には,本考案の手袋形状の雨避難用具を左右いずれの手でも使用できる。また本体部5は,親指以外の4本の指がそれぞれ別個に挿入できるような形であっても,4本の指がまとめて入るような形であっても構わない。
図2は,本考案に係る手袋形状の雨避難用具の第2の実施の形態を示している。第2の実施の形態に係る手袋形状の雨避難用具は,濡れた手,ゴルフ手袋を装着した手だけでなく,濡れたゴルフクラブのグリップ等の水分を除去するためのものである。
図2(a)は,斜視図,図2(b)は手袋を開いた時の平面図を示している。また図2(c)は,図2(b)のB−B’面での断面図を示している。
第2の実施の形態においては,上記第1の実施の形態に係る手袋形状の雨避難用具に新たに撥水性断片7が設けている。撥水性断片7は,一方の端が撥水性手袋1の親指挿入部4に装着され,他方の端が撥水性手袋1の本体部5に装着されている。また,撥水性断片7の内部表面には,吸水性素材からなる吸水部8が具備されている。撥水性手袋1を中心線を基準に広げた際,撥水性手袋1と撥水性断片7との間に開口9ができるようになっている。なお,図2(a),(b)では,撥水性断片7を中心線上で折り曲げているが,折り目なくすることも出来る。折り目がない場合は,図2(d)のようになる。
ゴルフクラブのグリップに付着した雨水等を除去するためには,撥水性手袋1に手を挿入した上,中心線6を基準に手袋を広げ,開口9に雨水が付着したゴルフグリップを挿入する。雨水等は吸水部8で吸収され,ゴルフグリップから雨水等が除去される。なお,撥水性断片7は撥水性素材で出来ているので,グリップの雨水を除去している際に,さらにグリップが雨水で濡れるのを防止することが出来る。
吸水部8は,脱着可能テープ,ボタン等で撥水性部材に脱着可能になっている。従って,吸水部8の吸水性が減少した場合には,新たな吸水部8と容易に交換できる。従って,ゴルフプレーの最中,いつでも濡れたゴルフクラブのグリップをまんべんなく乾かすことができる。なお,撥水性断片7も撥水性手袋1から脱着可能とすることも出来る。
図2(e)には,第2の実施の形態において,撥水性断片7の代わりに,筒状の撥水性袋10を設けたものを示している。撥水性袋10は,外部表面の一部分が撥水性手袋1の親指挿入部4に装着され,他の外部表面部分が撥水性手袋1の本体部5に装着されており,内部表面には,吸水性素材からなる吸水部8が設けられている。撥水性手袋1を中心線を基準に広げた際,撥水性袋10が筒状に開き筒状内部に開口9ができるようになっている。吸収部8は,撥水性袋10から脱着可能とされている。なお,撥水性袋10も撥水性手袋1から脱着可能とすることが出来る。この例では,撥水性袋9が円筒状のものを示したが,それに限定されるわけではなく,内部に開口ができるようなものであればどのような形状であっても構わない。また,撥水性袋10は,上下(下側が地面方向)両方に開口が出来るようにしてもよいし,一方のみに開口が出来るようにしてもよい。
なお,吸収部8を撥水性手袋1に直接脱着可能に装着させることも可能であり,その様子を図2(f)に示している。この場合,吸収部8は,ほぼ全面にわたり撥水性手袋1の掌側に装着されている。
第2の実施の形態によると,ゴルフクラブのグリップを開口部9に入れたままの状態で,撥水性手袋1を閉じるとグリップは外部の雨水からも保護されるので,ゴルフプレーの移動中にゴルフクラブのグリップが濡れるのを防止することが出来る。
図3は,本考案に係る手袋形状の雨避難用具の第3の実施の形態を示している。この実施の形態においても,第2の実施の形態と同様に,雨水等で濡れた手,手に装着したゴルフ手袋,ゴルフクラブのグリップ等に付着した水分を取り除く場面を想定している。この実施の形態においては,撥水性手袋1の内部にゴルフクラブのグリップを収納するポケット11を吸水性繊維で囲って設けている。このポケット11にグリップを挿入することで,ゴルフグリップに付着した水分が吸収される。さらに,吸水性繊維も脱着式となっているので,吸水性が減少した場合には,新たな吸水性繊維と容易に交換できる。従って,ゴルフプレーの最中,いつでも濡れたゴルフグリップをまんべんなく乾かすことができる。第3の実施の形態によると,ゴルフクラブのグリップをポケット11に入れたままの状態にすることでゴルフプレーの移動中にグリップが濡れるのを防止することが出来る。
なお,本考案に係る手袋形状の雨避難用具は,ゴルフクラブのグリップだけでなく水に濡れた各種部材の水分を吸収するために利用することもできる。
本考案の第1の実施の形態に係る手袋形状の雨避難用具を示す説明図であり,図1(a)は斜視図,図1(b)は側面図,図1(c)は図1(b)のA−A’面での断面図である。 本考案の第2の実施の形態に係る手袋形状の雨避難用具を示す説明図であり,図2(a)〜(c)は撥水性断片に折り目がある場合,図2(d)は撥水性断片に折り目がない場合,図2(e)は撥水性断片の代わりに筒状の撥水性袋を使用した場合,図2(f)は吸収部8を撥水性手袋1に直接脱着可能に装着させた場合を示す説明図で,図2(a)は斜視図,図2(b)は手袋を開いた時の平面図,図2(c)は図2(b)のB−B’面での断面図,図2(d)〜(f)は斜視図である。 本考案の第3の実施の形態に係る手袋形状の雨避難用具を示す斜視図である。
1 撥水性手袋
2 吸水性手袋
3 接合部
4 親指挿入部
5 本体部
6 中心線
7 撥水性断片
8 吸水部
9 開口
10 撥水性袋
11 ポケット

Claims (8)

  1. 撥水性手袋と該撥水性手袋の内部に収容される吸水性手袋とから構成され,前記各手袋が親指を入れる親指挿入部と親指以外の指を入れる本体部からなり,前記撥水性手袋の内面に設けられた接合部と前記吸水性手袋の外面に設けられた接合部とが脱着可能に接合されることを特徴とする,手袋形状の雨避難用具。
  2. 前記親指挿入部と前記本体部の形状が,各手袋の中心線を基準として左右対称であることを特徴とする,請求項1に記載の手袋形状の雨避難用具。
  3. 一端が前記親指挿入部に装着され他端が前記本体部に装着された撥水性断片であって,該撥水性断片の内部表面に脱着可能な吸水部を備え,前記撥水性手袋を該手袋の中心線を基準に広げた際,前記撥水性手袋と前記撥水性断片との間の開口に物品を挿入することで該物品に付着した水分等を前記吸収部で取り除くことが出来る,請求項1又は請求項2に記載の手袋形状の雨避難用具。
  4. 前記撥水性断片が前記撥水性手袋から脱着可能であることを特徴とする,請求項3に記載の手袋形状の雨避難用具。
  5. 外部表面の一部分が前記親指挿入部に装着され他の外部表面部分が前記本体部に装着された撥水性袋であって,該撥水性袋の内部表面に脱着可能な吸水部を備え,前記撥水性手袋を該手袋の中心線を基準に広げた際,前記撥水性袋内部の開口に物品を挿入することで該物品に付着した水分等を前記吸収部で取り除くことが出来る,請求項1又は請求項2に記載の手袋形状の雨避難用具。
  6. 前記撥水性袋が前記撥水性手袋から脱着可能であることを特徴とする,請求項5に記載の手袋形状の雨避難用具。
  7. 吸水性素材で囲まれたポケットをさらに内部に備え,該ポケットに物品を挿入することで該物品に付着した水分等を前記吸収性素材で取り除くことが出来る,請求項1又は2に記載の手袋形状の雨避難用具。
  8. 前記吸水性素材が前記ポケットから脱着可能であることを特徴とする,請求項7に記載の手袋形状の雨避難用具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0477974U (ja) * 1990-11-20 1992-07-07
JP3074516U (ja) * 2000-02-15 2001-01-19 光實 堀井 ミトン型手袋
JP2004525270A (ja) * 2000-12-22 2004-08-19 マストラド 保護手袋

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