JP3157540U - ブックスタンド - Google Patents

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【課題】読む本の高さと傾斜角を自由に選択できる、扱い易く廉価なイーゼル形ブックスタンドを提供する。【解決手段】本を乗せる受け台に背板をもうけ、その背板のセンターライン上の上下二箇所に、二つともガイドレールを取り巻く形の、すなわち囲繞形ガイドを装着する。ブックスタンドの受け台の位置を決めるのに、ガイドレールに穿った穴にラッチのロッドを差し込んで行う方式を採用し、その際そのラッチのツマミがだらりと下に垂れ下がらず、かつラッチ全体の厚みがなるべく薄くなるように工夫した薄型ラッチを用い、あわせてそのラッチが机の面にダイレクトに接触しないように受け台の底部にプロテクターを設置し、ラッチと机の面双方を保護する機構を持つ。【選択図】図1

Description

本考案は読む本の角度と上下の位置を自在かつ容易に変えうる機構を持つブックスタンドに関するものである。
本を希望する角度で読める書見台は数知れない程あるが、希望する高さで読むという条件をつけ加えると、その数はかなり限定される。特許文献1はその代表的な一例である。台上に二重構造になった金属のパイプを立ち上げて、本を乗せる受け台のついた内側のパイプを必要なだけ伸ばして、外側のパイプに取り付けたネジで止めることによって、望む高さを得ている。特許文献2も形こそ違え、二枚の金属板の一方にネジを取り付け、もう一方の金属板を固定する点において同一である。
注目すべきアイデイアのものとしては特許文献3がある。これは上下の移動機構にパンタを取り入れたものである。しかしこれらはどれも残念ながら現在市民権を得ていない。その理由ははっきりしないが、おそらくやや重いこと、取り扱いに若干難があることなどにあるのかもしれない。そこで大きく発想を転換してイーゼルで使われている技術を利用してブックスタンドを作ってみることにした。周知のとおりイーゼルは、カンバスの角度を自由に変えられるだけでなく、その高さを自在に調節する機能を備えている。そこで台の上に長方形のフレームが乗っていて、その中央に縦のガイドレールが付いているタイプのものを選んで、サイズを縮小し、いくつかの改良を加えたならば、ブックスタンドに近いものが出来るのではないかと考え、その可能性を追求することとした。
公開実用1−169133 公開実用2−82927 実全昭和58−65927
一言で言えば、読む本の高さと角度を自由に選択出来る、取り扱いが容易で、かつ廉価なイーゼル形ブックスタンドをいかに実現するかということである。現実問題としては、以下に述べる二つの具体的課題がある。
イーゼルではカンバスを乗せる受け台に背板がない。そこで本を乗せられるように真横から見るとL字形の受け台を作ることにする。また、カンバス押さえは不要なので取り除く。さて、この受け台をスムーズに上下移動させなくてはならないが、それにはこの受け台をガイドレールに沿って一定軌道上で動かす必要がある。それを可能にするにはガイドが必要となる。このガイドは背板のセンターラインをまたぐように、上下二箇所取り付けなくてはならないが、問題は上部ガイドである。前項で言及した小型イーゼルでは、ガイドレールの左右の側面にV字の溝を彫り、その溝に嵌合する楔形のガイドを上部ガイドとして採用している。しかし、このタイプのガイドを使うとなるとコストに大きく影響する。まずがガイドレールに長い、長期の使用に耐える溝を彫らねばならないし、それに加えその溝に嵌合するくさび形のツメのガイド作らねばならない。いずれも手のかかる作業であり、コストを押し上げる要因になることは、明らかである。とてもおいそれと入手し易い廉価な木材を使うわけにはゆかなくなる。
私のブックスタンドは子供や老人でも容易に取り扱える、また誰にでも手の届く価格を実現することを第一の目的にしている。平たく言えば、普及型の商品を目指している。そのためには高価な材料や複雑な工程を出来るだけ避けることのできる、溝のないガイドレールとツメのないガイドを実現する必要がある。第一課題である。
第2の課題は、受け台の位置をどのように確保するかという問題である。
普通見かけるイーゼルでは、左右の脚にそれぞれ同じ高さの対になった穴をいくつか空け、受け台を目指す穴より少し高く持ち上げて、その下からストップ棒をそこに差し込み、高さを確保タイプのものが最も多い。それ以外では、ネジ締め方式のもの、オンにすると固定され、オフにするとリリースされる比較的新しいタイプのものなどをよく見かける。使い勝手からみて、いずれも今回のブックスタンドには不向きであると判断した。この他、先に言及した小型イーゼルには、バネ仕掛けのロッドが飛び出す装置を受け台の下にとりつけ、ガイドレールに付けたノッチの上にこのロッドを乗せ、受け台を固定させるものがある。位置を変えるときはロッドに付いたツメを引いて、受け台を欲する位置に移動して、ツメをリリースして位置決めをする。リニアラチェット式とでも言いたいようなものである。これを今回採用することは十分考えられる。しかし、ノッチをガイドレールに刻み込みそれを金属板で補強したり、バネ仕掛けの装置を用意したりとコスト面での負担が大きすぎると判断した。またバネの耐久性に若干不安がある、ロッドがノッチにダイレクトにぶつかった場合、受け台の位置がひとノッチ下方にずれるなどの問題がある。この種のものはカッコよさよりもシンプルで確実なものを採用する方がベターなのではあるまいか。
さて、試作品を作り、何人かの人に使ってもらったところ、新たな問題が浮かびあがってきた。ロッド用の穴が設けてあるガイドレールが、フレームに組み込まれているために、受け台の位置を一番下に下ろした時でも、本の位置が机上面より数センチ高いのである。個人的にはそれで何の支障もないと考えていたのである。しかし、本を出来るだけ低い位置で読みたいとの要望、すなわち受け台をほとんど机上面に接地させて本を読みたい、との要望が無視し得ない程度にいることが判明してきたのである。低学年の小学生やドライアイの人ならば分からないでもないが、そうでない人にも結構そのような要望のある人がいるのに驚かされたのである。イーゼルではとても考えられない問題ではないだろうか。この新しいニーズを考慮しつつ、受け台の位置決め機構をどうするかが、もうひとつの課題になったのである。
ガイドレールに溝を彫らないことにすると、ガイドはレールを取り囲む形の囲繞形ガイドを使うことになる。囲繞形ガイドはイーゼルでは下部ガイドとして使われることはあっても、上部ガイドとして使われることは通常ない。ガイドレールが取り付けられているフレームの上部にすぐぶつかり,長い行程を要求されるイーゼルでは採用出来ないからである。しかし、この理由は本ブックスタンドには当てはまらないことを、試作のさなかに見出した。受け台に乗せた本の活字の位置は、その最も高い位置でも利用者の水平な目線程度でよいからである。ということは、受け台は机上面からせいぜい30センチも上がれば十分だということである。かくてイーゼルでは常識外の囲繞形ガイドを受け台の背板に取り付けることにして、コスト削減のメドがついて来たのである。
まず受け台の底部を机の面に接地できるようにしなくてはならない。そのためにはガイドレールの組み込まれたフレームを、イーゼルの場合よりそれが乗っている台座のより前方に移動して、受け台がフレームの面に沿って摺り下りるときに、台座にぶつからないようにする必要がある。次にガイドレールそのものをフレームがいかなる角度をとっても机の面にぶつからないように注意して、フレームの外に向かって出来る限り延長するのである。
このような段取りの後、受け台の背板の裏側に中心線をまたぐようにガイドを取り付ける。この際、上部ガイドは背板の最上部で問題ないが、下部ガイドは受け台が机上面に接触する位置まで下がるので、その場合でもガイドが下部フレームに当たらないように位置を上げて取り付け、ぶつかって損傷する恐れがないようにしておくのである。
さて、この段階で試作を試みると新たな問題が浮上する。受け台を一番下までさげると、ラッチが机の面に直接ぶつかるのである。特に市販のラッチでは、ツマミの部分がだらりと垂れ下がり受け台が十分下まで下がらないのである。そこでツマミが垂れ下がらない、いつも横を向いている変形ラッチを開発することとし、ついでに市販ラッチのクビレ部分を出来るだけ縮めることにした。この場合,ツマミをうんと短くして用いることも可能であるがこの方が使い易いと思う。要は、使い勝手が悪くならないようにラッチの厚みを出来るだけ薄くする工夫をするのである。そうしておいて、受け台底面の左右の奥の部分にラッチの厚みを若干上回る厚みのプロテクターを取り付ける。こうすれば、ラッチと机の面がぶつかって双方が損傷する心配はなくなり、受け台もその最も低い位置で机の面より少し浮いているので、受け台の位置を変えるとき指が入り易く、扱い易くなる。
[請求項2]に対応。
人の姿勢を観察していると同じ姿勢を長時間保つことが出来ず、頻繁に姿勢を変えていることが分かる。このことは、子供において特に顕著である。このブックスタンドを木材やプラスチックなどの軽い材料で作ると、子供でも片手で簡単に動かせる。ということは、このブックスタンドは使用者の姿勢に柔軟に対応して、無理のない姿勢での読書が可能であることを示している。また、ガイドレールの頂部にクリップ式電気スタンドを取り付けると、今までのスタンドが要らなくなるので、本を受け台に立てた効果と相俟って、机がとても広く使えるようになる。
しかし、なんと言っても本考案の最大の効能は、利用者の読書姿勢の矯正に大きな効果を発揮する点にある。本を目から40〜50センチ離して読めるので、とくに子供の近眼や乱視の予防や矯正に役立つ。また、腰や、背筋を伸ばして読書が出来るので,姿勢がよくなり、子供の体の成長によい効果が期待できる。また、腰痛に悩む多くの中高年に対しても、読書の際に腰に優しい、つまり腰痛の軽減効果をもたらすことが期待できるのである。
図1および図2は本考案を具体化したブックスタンドの斜視図および背面図である。
見てのとおりの明快な構造なので、多言を要さない。やや分かりにくい点に、若干説明をつけ加える。
部材1,2,3,4,5で構成されるフレームは、その最下部において部材6,7,8,9で構成されるスタンドの台に蝶番17a、17bで固定されている。このフレームはさらに支持棒の一方をそれぞれ台の部材6,7の後部にとりつけ、もう一方の端に締め付け金具を取り付ける穴をあけ、それを縦部材2,3に空けられているスリット19a、19bにそれぞれアダプトしてから、締め付け金具をその穴とスリットを貫通させて、蝶形ナットで締め付けるのである。結局フレームは都合4か所で固定する形になる訳である。また,二本の支持棒は、常に左右同じ高さで金具を締めるようにして、フレームがいつも正面に向くようにするのである。かくて、締め金具をゆるめて動かして、スリットのより高い位置にもってくれば、フレームは水平に倒れ込み,その位置を下に下げればフレームはだんだん垂直に立ってくる。
本を乗せる受け台の背板はこのフレームと常に同じ傾斜であるから、フレームの傾斜を決めることは結局読む本の角度を決めることになるのである。
部材1,2,3,4,5で構成されているフレームの中央部材1はガイドレールの役割をしている。受け台はこのレールに二つの囲繞形ガイド12,13で取り付けられていて、必要に応じてこのレール上を自由に動くことができるようになっている。受け台の行程は、下は受け台の底面に取り付けられたプロテクターが机の面に接する位置から、上は上部ガイドがフレームの上部横部材4にぶつかる位置まで、ということになる。受け台の位置決め方法については,既に詳しく言及したので、ここでは省略する。
本のページをいかに押さえるかという課題は古くて新しい課題である。一言で言うなら、決定版はまだ見つかっていないということだと思う。あるいは、存在しないのかも知れない。その理由は、はっきりしている。あまりに多様な形態のものが受け台に乗るからである。一枚の紙から分厚い辞書まで、名刺から新聞まで、厚さも形態もあまりに多様である。そういった中で、極端なニーズを切り捨て絞り込みをかけた、かなり汎用性が高いと見られるものを最近見かけるようになった。それは受け台の底面に取り付けられるタイプのものでプラスチックの棒の先にページ押さえの同じくプラスチックの羽が付いていて、その棒を前後に押したり引いたりして、開いた本の厚みにかなり対応出来るようになっている。ポイントはプラスチック棒に仕掛けがしてあって棒が押したり引いたりする際、適度な抵抗が生じるように工夫されていて、ページを押さえることができるように出来ている。よい工夫と思う。しかしこれだけでは、やはり十分ではない。当然とはいえ、B5,A4に合わせると大きいB4,A3サイズへの対応ができなくなる。私は大きなクリップを併用すべきと考えている。
この商品を作るのにさした技術はいらない、問題は潜在的ニーズがどのくらいあるかということであるが、この種のものとしては、かなりあると判断している。最近気がついたのだが、小学生に親が高価な勉強机を買い与えても、それが一向に使われていないことが多い。食卓をかたづけてこのブックスタンドをのせて、親の目の前で勉強させるべきである。親が自分たちだけ居間でテレビを見て、子供を勉強部屋に追い払ったところで子供が勉強をする訳がないのである。つい、よけいなことまで言いたくなる。私は発展途上国の机のない子供たちにも是非これを使わせたいと思っている。
図1は本考案を具体化した製品の斜視図である。 図2はその背面図である。 図3はツマミが垂れ下がらないように工夫した変形ラッチである。 図4はその断面図である。ツマミを持ち易いように水平より少し右下がり になっている。
15a,15b:フレーム支持棒
16a,16b:蝶形ナット付きボルト
17a,17b:蝶番
18a,18b:L字受け台の底面にとりつけられたプロテクター
19a,19b:フレームの縦部材に穿たれたスリット

Claims (2)

  1. 本を乗せる受け台に背板をもうけ、その背板のセンターライン上の上下二箇所に、二つともガイドレールを取り巻く形の、すなわち囲繞形ガイドを装着したブックスタンド。
  2. ブックスタンドの受け台の位置を決めるのに、ガイドレールに穿った穴にラッチのロッドを差し込んで行う方式を採用し、その際そのラッチのツマミがだらりと下に垂れ下がらないように斜め横向きのツマミを採用し、その厚みがなるべく薄くなるように工夫した新案の薄型ラッチを用い、あわせてそのラッチが机の面にダイレクトに接触しないように受け台の底部にプロテクターを設置し、ラッチと机の面双方を保護する機構を持つブックスタンド。
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