JP3157527B2 - オルガノシロキサン基を有するリン酸エステルおよびその製造方法 - Google Patents

オルガノシロキサン基を有するリン酸エステルおよびその製造方法

Info

Publication number
JP3157527B2
JP3157527B2 JP02785191A JP2785191A JP3157527B2 JP 3157527 B2 JP3157527 B2 JP 3157527B2 JP 02785191 A JP02785191 A JP 02785191A JP 2785191 A JP2785191 A JP 2785191A JP 3157527 B2 JP3157527 B2 JP 3157527B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
phosphate
added
ion
amino
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02785191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04252231A (ja
Inventor
和広 山木
博史 高田
芳明 藤倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP02785191A priority Critical patent/JP3157527B2/ja
Publication of JPH04252231A publication Critical patent/JPH04252231A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3157527B2 publication Critical patent/JP3157527B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Silicon Polymers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、香化粧品素材として有
用な、オルガノシロキサン基を有するリン酸エステルお
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】シリコ
ーンは、主鎖の結合エネルギーが高く耐熱性、耐酸性、
耐候性に優れることや表面張力が低く離形性、潤滑性、
撥水性といった性質を有することが知られている。さら
に分子間力が小さいため主鎖が柔軟でありガス透過性が
高く、また生理的に不活性な原子から構成されているた
め低毒性、低刺激性といった特徴を有する。このような
ことから、シリコーンは電気、電子、自動車、機械、医
療、化粧品、食品、繊維、紙、パルプ、建材などの広い
分野で使用されている。
【0003】特に、香粧品、化粧品の分野においては、
ベタツキ感がなく安全性も高いジメチルポリシロキサン
や環状シリコーンが頭髪の仕上げ剤や化粧品の油分とし
て積極的に利用されている。最近、シリコーンを香化粧
品の分野に応用する研究が非常に活発であり、用途も多
岐にわたっており、従来のシリコーンに対して、他の有
機物との相溶性向上、耐薬品性の向上、水溶性の向上、
潤滑性の向上、シリコーンに化学反応基を持たせるなど
といった新たな要求特性が生まれている。
【0004】従って、上記の要求特性を満足させるべ
く、シリコーンに多種多様な官能基を導入した変性シリ
コーンが開発されている。変性シリコーンとしては、ア
ミノ変性、エポキシ変性、カルボン酸変性、メルカプト
変性、アルコール変性、ポリエーテル変性、フルオロア
ルキル変性、アルキル変性、エステル変性、アルコキシ
変性などの変性シリコーンが開発されている。このよう
な変性シリコーンは、それぞれの特徴を生かして香化粧
品素材として利用されているが、まだまだ性能としては
不十分なものである。
【0005】例えば、シリコーンに親水基を持たせて水
溶性を向上させたポリエーテル変性シリコーンは、ポリ
エーテル結合の量によりシリコーンの親水性をコントロ
ールすることができ、化粧品原料に用いられるジメチル
ポリシロキサンや環状シリコーンを乳化できるといった
特徴や、非イオン型であるが故にイオン成分との相溶性
が良いといった特徴がある。しかしながら、ポリエーテ
ル結合を有する非イオン活性剤の特徴である曇点現象が
あるため、乳化系の温度安定性が悪く、実際の配合系に
は不向きであるといった欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは前記課題を解決すべく鋭意研究した結果、オ
ルガノシロキサンにリン酸基を導入し、ベタイン構造と
し、更にリン酸基を介してアルキル、アルケニル基等の
基を導入することにより、乳化性能が高く、乳化系の温
度安定性及び他のイオン成分との相溶性の良好なリン酸
エステルが得られることを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は次の一般式(1)
【化8】 で表されるリン酸エステル及びその製造方法を提供する
ものである。
【0008】本発明のリン酸エステルは、上記一般式
(1)で表されるものであれば特に制限されないが、就
中次の一般式(1-1)で表されるものが好ましい。
【化2】 このように、本発明においてリン酸エステル残基は、オ
ルガノシロキサン構造の何れの位置に結合していてもよ
いが、両末端又は側鎖に結合しているのが好ましい。特
に好ましい例としては次の一般式(1-2)、(1-3)又は(1-
4)で表されるものが挙げられる。
【化3】 〔式中、A、R3及びDは前記の意味を示し、R16は同一
又は異なって炭素数1〜22のアルキル基もしくはアルコ
キシ基を示す。sは1〜1000の数を示す〕
【化4】 〔式中、R17は炭素数1〜22のアルキル基又はアルコキ
シ基を示し、R16、Q及びsは前記と同じ意味を示す〕
【化5】 〔式中、R18は同一又は異なって炭素数1〜22のアルキ
ル基又はアルコキシ基を示し、Q及びsは前記と同じ意
味を示す〕
【0009】上記一般式(1)中、Aで示される基 R1-
[(OCH2)l-CH(OH)CH2]m-(OR2)n-(ここで、l、m、n、
R1 及びR2 は前記と同じ意味を示す)としては、例えば
次に示す基が挙げられる。すなわちR1 が1以上のフッ
素原子が置換していてもよい炭素数1〜36の直鎖または
分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基、m=0、n=
0の場合の例としては、直鎖または分岐鎖のオクチル
基、デシル基、トデシル基、オクタデシル基、テトラコ
シル基、2−エチルヘキシル基、2−ヘキシルデシル
基、2−オクチルドデシル基、2−テトラデシルオクタ
デシル基、モノメチル分岐イソステアリル基、オクテニ
ル基、デセニル基、ドデセニル基、ヘキサデセニル基、
オクタデセニル基、テトラコセニル基、トリアコンテニ
ル基、トリデカフルオロオクチル基、ヘプタデカフルオ
ロデシル基、ヘンエイコサフルオロドデシル基、ペンタ
コサフルオロテトラデシル基、ノナコサフルオロヘキサ
デシル基、トリアコンタフルオロオクタデシル基、2−
ペンタフルオロエチルペンタフルオロヘキシル基、2−
トリデカフルオロヘキシルトリデカフルオロデシル基、
2−ヘプタデカフルオロオクチルヘプタデカフルオロド
デシル基、2−ヘンエイコサフルオロデシルヘンエイコ
サフルオロテトラデシル基等が挙げられ;R1が炭素数1
〜15の直鎖または分岐鎖のアルキル基で置換されたフェ
ニル基、m=0、n=0の場合の例としてはオクチルフ
ェニル基、ノニルフェニル基等が挙げられ;R1 が1以
上のフッ素原子が置換していてもよい炭素数1〜36の直
鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基、m=
0、0<n≦30の場合の例としてはポリオキシエチレン
(3モル)ドデシルエーテル基、ポリオキシプロピレン
(3モル)デシルエーテル基、ポリオキシエチレン(8
モル)ポリオキシプロピレン(3モル)ドデシルエーテ
ル基、ポリオキシエチレン(4モル)オクタデセニルエ
ーテル基、ポリオキシエチレン(3モル)トリデカフル
オロオクチルエーテル基、ポリオキシエチレン(5モ
ル)ヘプタデカフルオロデシルエーテル基、ポリオキシ
エチレン(3モル)ヘンエイコサフルオロドデシルエー
テル基、ポリオキシエチレン(5モル)2−トリデカフ
ルオロヘキシルトリデカフルオロデシルエーテル基等の
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル基またはポリオ
キシアルキレンアルケニルエーテル基が挙げられ;R1
が1以上のフッ素原子が置換していてもよい炭素数1〜
36の直鎖アルキル基、l=0、m=1、n=0の場合の
例としては2−ヒドロキシドデシル基、2−ヒドロキシ
ヘキサデシル基、2−ヒドロキシトリデカフルオロノニ
ル基、2−ヒドロキシペンタデカフルオロデシル基、2
−ヒドロキシヘプタデカフルオロウンデシル基等の2−
ヒドロキシアルキル基等が挙げられ;R1 が1以上のフ
ッ素原子が置換していてもよいアルキル基またはアルケ
ニル基、l=1、m=1、n=0の場合の例としては、
2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル基、2−
ヒドロキシ−3−モノメチル分岐イソステアリルオキシ
プロピル基、2−ヒドロキシ−3−オクタデセニルオキ
シプロピル基、2−ヒドロキシ−3−ヘプタデカフルオ
ロデシルオキシプロピル基、2−ヒドロキシ−3−(2
−ペンタフルオロエチルペンタフルオロヘキシルオキ
シ)プロピル基等の2−ヒドロキシ−3−アルキルオキ
シル基または2−ヒドロキシ−3−アルケニルオキシプ
ロピル基等が挙げられる。
【0010】本発明のリン酸エステル(1)は、例えば
次の反応式に従って製造される。
【化13】 〔式中、Xはハロゲン原子を、Mは陽イオンを示し、
A、B、D、R3 及びpは前記と同じ意味を示す〕
【0011】すなわち、リン酸エステル(2)とアミノ
変性オルガノシロキサン(3)とを反応させることによ
り、本発明のオルガノシロキサン基を有するリン酸エス
テル(1)が製造される。
【0012】本反応において、原料として使用されるリ
ン酸エステル(2)は、例えば特開昭62-123191号公
報、特公昭59-4478号公報記載の方法により製造され
る。特公昭59-4478号公報記載の方法により、式(2)
中、Aが水素原子である化合物が得られるが、この方法
では反応物中にエピハロヒドリンの開環物やエピハロヒ
ドリン由来の副生成物や未反応のリン酸塩が含まれたも
のとなる。本発明のリン酸エステルの製造方法におい
て、エピハロヒドリンの開環物やエピハロヒドリン由来
の副生成物が混入したままアミノ変性オルガノシロキサ
ン(3)と反応させた場合、エピハロヒドリンの開環物
やエピハロヒドリン由来の副生成物がアミノ変性オルガ
ノシロキサン(3)と反応して副生成物を生成してしま
い、反応終了物からの除去が極めて困難になる。従って
エピハロヒドリンの開環物やエピハロヒドリン由来の副
生成物の不純物をアミノ変性オルガノシロキサン(3)
と反応させる前に除去しておかねばならない。一方、未
反応のリン酸塩はアミノ変性オルガノシロキサン(3)
とは反応しないばかりか、水溶性であるので反応終了物
から水洗等の操作により容易に除去できるため、必ずし
もアミノ変性オルガノシロキサン(3)と反応させる前
に除去する必要はない。エピハロヒドリンの開環物やエ
ピハロヒドリン由来の副生成物の除去は、リン酸モノア
ルカリ金属塩等の適当なリン酸塩とエピハロヒドリンを
アルカリの存在下で反応させた後、反応終了物をエタノ
ール、プロパノール、2−プロパノール、アセトン等の
溶剤中に投入すると目的の式(2)で表されるリン酸エ
ステル〔式中Aが水素原子である場合〕と未反応のリン
酸塩が沈澱するので、これらをろ別し、さらに前述の溶
剤で洗浄することにより可能である。
【0013】もう一方の原料であるアミノ変性オルガノ
シロキサン(3)としては、ビス(アミノプロピルジメ
チル)シロキサン、ポリジメチルシロキサン末端アミノ
プロピルなどの両末端型アミノ変性オルガノシロキサン
等及び1−(3−アミノプロピル)−1,1,3,3,3 −ペン
タメチルジシロキサン等の片末端型アミノ変性オルガノ
シロキサン等あるいはペンダント型あるいはT構造型と
称されるアミノプロピル含有ジメチルポリシロキサン等
を挙げることができるが、これらに限定されるものでは
ない。これらのアミノ変性オルガノシロキサン(3)は
市販されているものをそのまま用いることができる。こ
れらのオルガノシロキサン(3)としては、例えば下記
式(4)〜(8)で表される化合物が挙げられる。
【化14】 〔式中、R19は -CH3 、-OCH3 又は -OC2H5 を示し、a
〜gはそれぞれ重合度を示す〕しかし、本原料は上記式
(4)〜(8)で表されるタイプのものに限定されるも
のではない。これらは、通常よく知られている公知の方
法で合成することができるが、市販されているものを使
用してもよい。市販品としては、 FM3311, FM3321, FM3
325, PS510, PS513 (以上チッソ(株)製)、X-22-161
AS, X-22-161A,X-22-161B, X-22-161C, X-22-161Z, KF-
865, X-22-3680, KF-864, X-22-3801C,KF-393, KF-857,
KF-859, KF-860, KF-861, KF-862, KF-867, X-22-380
D, (以上信越化学(株)製)、SF8417, BY16-853, BY1
6-853B (以上トーレ・シリコーン(株)製)、TSL930
5, TSL9306, TSL9346, TSL9386, TSF4700, TSF4701, TS
F4702, XF42-702, XF42-703 (以上東芝シリコーン
(株)製)などが挙げられる。
【0014】本反応に用いるリン酸エステル(2)とア
ミノ変性オルガノシロキサン(3)との量比は、特に限
定されるものではないが、アミノ変性オルガノシロキサ
ン(3)のアミノ基当量に対してリン酸エステル(2)
のハロゲン含量が等モル以上であることが望ましく、好
ましくは2〜10倍当量である。
【0015】本反応を実施するには、まずアミノ変性オ
ルガノシロキサン(3)をアミノ変性オルガノシロキサ
ン(3)に対して等重量〜10倍重量、より好ましくは2
倍重量〜5倍重量のエタノール、プロパノール、2−プ
ロパノール、トルエン、アセトン等のアミノ変性オルガ
ノシロキサン(3)を溶かし得る溶媒に溶解させる。溶
媒の種類はアミノ変性オルガノシロキサン(3)を溶か
し得る溶媒であれば問題はないが、好ましくは後述のリ
ン酸エステル(2)を溶かし得る溶媒と混和するものが
望ましい。一方、リン酸エステル(2)の溶液はリン酸
エステル(2)を溶かし得る溶媒、例えば水、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ア
セトン等が挙げられ、リン酸エステル(2)に対して等
重量〜10倍重量、好ましく2倍重量〜5倍重量の溶媒に
溶解させる。反応はアミノ変性オルガノシロキサン
(3)の溶液にリン酸エステル(3)の溶液を滴下する
ことにより開始されるが、リン酸エステル(2)の溶液
にアミノ変性オルガノシロキサン(3)の溶液を滴下し
てもよい。滴下の温度は、30℃〜100 ℃、好ましくは40
℃〜80℃であり、滴下の方法は、一括滴下でも分割滴下
でもあるいは一定時間をかけてゆっくり滴下してもよ
い。滴下終了後、前述の温度を保ち熟成する。反応の終
点は、反応混合物中のアミノ基含量を滴定等の方法によ
り測定し、反応率を求める事により判断することができ
る。必要とする反応率を達成できれば反応を終了すれば
よいが、反応率が低い場合に残存する未反応のアミノ変
性オルガノシロキサン(3)と目的とする本発明のリン
酸エステル(1)との分離が極めて困難であるのでアミ
ノ基の反応率ができる限り高いほうが好ましい。
【0016】反応終了後、反応終了物に水と水と混和し
にくい溶剤を加えて撹拌もしくは振とうし、静置、分層
させ、水層を除去することにより余剰のリン酸エステル
(2)と副生する無機塩の除去が可能である。このとき
に用いられる水と混和しにくい溶剤としては、ブタノー
ル、トルエン、クロロホルム、ジクロルメタン、ヘキサ
ン、エチルエーテル等が挙げられ、分層しにくいときや
乳化してしまうときはエタノール、2−プロパノール等
の解乳化剤を加えてもよい。さらには反応終了物から溶
剤を留去し、得られる残渣を水で洗浄して余剰のリン酸
エステル(2)と副生する無機塩を除去したり、あるい
はブタノール、トルエン、クロロホルム、ジクロルメタ
ン、ヘキサン、エチルエーテル等の溶剤で残渣を溶解さ
せ不溶物として析出する余剰のリン酸エステル(2)と
副生する無機塩をろ別してもよい。また、アニオン交換
樹脂とカチオン交換樹脂の混床樹脂に反応物を通じて余
剰のリン酸エステル(2)と副生する無機塩を除去する
こともできる。また必要に応じてこれらの精製方法を組
み合わせてもよい。
【0017】
【発明の効果】このようにして得られる本発明のオルガ
ノシロキサン基を有したベタイン構造のリン酸エステル
(1)は、シリコーン油を温度に関係なく安定に乳化で
きるだけでなく、他のイオン成分との相溶性が良好であ
るという点で非常に有用であり、皮膚化粧料、皮膚洗浄
剤、毛髪化粧料、毛髪洗浄剤等の香化粧品素材として重
要である。また、本発明の製造方法によれば、多様なア
ルキル基、アルケニル基等の炭化水素残基、フルオロ残
基も容易に導入できるため、目的に応じて多様なオルガ
ノシロキサン基を有するリン酸エステルの製造が可能で
ある。
【0018】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0019】参考例1 リン酸水素1ナトリウム2水和物 506.4g(3.25モル)
を1345gのイオン交換水に溶解し、更に96%水酸化ナト
リウム16.7gを加えて80℃に昇温した。この水溶液にエ
ピクロルヒドリン240.2 g(2.60モル)を5時間かけて
滴下し、8時間熟成した。反応終了物を5000gのアセト
ンに投入し−5℃に冷却後、析出した沈澱をろ別して更
にアセトンで洗浄、乾燥して3−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピルリン酸ナトリウム塩とリン酸水素1ナトリウ
ムの混合物 512gを得た。このものの3−クロロ−2−
ヒドロキシプロピルリン酸ナトリウム塩の含量は、塩素
の定量により33.5%であった。
【0020】実施例1 ポリジメチルシロキサン末端アミノプロピル(信越化学
(株)製X-22-161A アミノ基当量840 )50gをエタノー
ル 150gに溶解し80℃に昇温した。この溶液に、参考例
1で得られた3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルリン
酸ナトリウム塩とリン酸水素1ナトリウムの混合物 151
gを 453gのイオン交換水に溶解させたものを1時間か
けて滴下した。その後80℃で12時間熟成した。このとき
のアミノ基の反応率は 100%であった。熟成終了後、溶
媒を減圧留去し、得られた残渣に500 gのブタノールを
加えて不溶物をろ過により除き、さらにろ液にイオン交
換水 250gを加えて30分撹拌した。撹拌を停止し静置し
てブタノール層と水層を分層させて水層を除いた。さら
にブタノール層にイオン交換水 250gを加えて撹拌し同
様の操作を3回行って、余剰の3−クロロ−2−ヒドロ
キシプロピルリン酸ナトリウム塩とリン酸水素1ナトリ
ウムならびに副生した食塩を除去した。ブタノール層か
ら溶媒を減圧留去して目的とするリン酸エステル56gを
得た。
【化15】
【0021】実施例2 ポリジメチルシロキサン末端アミノプロピル(信越化学
(株)製X-22-161A アミノ基当量840 )50gをエタノー
ル 150gに溶解し80℃に昇温した。この溶液に、ドデシ
ル2−ヒドロキシ−3−クロロプロピルリン酸ナトリウ
ム塩91g(0.24モル) をイオン交換水 272gに溶解させ
たものを6時間かけて滴下した。その後80℃で16時間熟
成した。このときのアミノ基の反応率は 100%であっ
た。熟成終了後、溶媒を減圧留去し、得られた残渣に 5
00gのブタノールを加えて不溶物をろ過により除き、さ
らにろ液にイオン交換水 250gを加えて30分撹拌した。
撹拌を停止し静置してブタノール層と水層を分層させて
水層を除いた。さらにブタノール層にイオン交換水 250
gを加えて撹拌し同様の操作を3回行って、余剰のドデ
シル3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルリン酸ナトリ
ウム塩と副生した食塩を除去した。ブタノール層から溶
媒を減圧留去して目的とするリン酸エステル49gを得
た。
【化16】
【0022】実施例3 アミノプロピル基含有ポリジメチルシロキサン(信越化
学(株)製 KF-864 アミノ基当量3800)50gをイソプロ
パノール 200gに溶解し80℃に昇温した。この溶液に、
ドデシル−3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルリン酸
ナトリウム塩20g(0.052モル) をイオン交換水60gに溶
解させたものを3時間かけて滴下した。その後80℃で15
時間熟成した。このときのアミノ基の反応率は 100%で
あった。熟成終了後、溶媒を減圧留去し、得られた残渣
に 500gのブタノールを加えて不溶物をろ過により除
き、さらにろ液にイオン交換水 250gを加えて30分撹拌
した。撹拌を停止し静置してブタノール層と水層を分層
させて水層を除いた。さらにブタノール層にイオン交換
水 250gを加えて撹拌し同様の操作を3回行って、余剰
のドデシル3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルリン酸
ナトリウム塩と副生した食塩を除去した。ブタノール層
から溶媒を減圧留去して目的とするリン酸エステル43g
を得た。
【化17】
【0023】アミノプロピル基含有ポリジメチルシロキ
サン(信越化学(株)製 KF-864 アミノ基当量3800) 50
gを2−プロパノール 200gに溶解し80℃に昇温した。
この溶液に、参考例1で得られた3−クロロ−2−ヒド
ロキシプロピルリン酸ナトリウム塩とリン酸水素1ナト
リウムの混合物34gを 100gのイオン交換水に溶解させ
たものを5時間かけて滴下した。その後80℃で13時間熟
成した。このときのアミノ基の反応率は 100%であっ
た。熟成終了後、溶媒を減圧留去し、得られた残渣に 5
00gのブタノールを加えて不溶物をろ過により除き、さ
らにろ液にイオン交換水 250gを加えて30分撹拌した。
撹拌を停止し静置してブタノール層と水層を分層させて
水層を除いた。さらにブタノール層にイオン交換水 250
gを加えて撹拌し同様の操作を3回行って、余剰の3−
クロロ−2−ヒドロキシプロピルリン酸ナトリウム塩と
リン酸水素1ナトリウムならびに副生した食塩を除去
し、さらにバイオラッド社製イオン交換樹脂AG501-X8
(20-50mesh)に通じ、溶媒を減圧留去して目的とするリ
ン酸エステル40gを得た。
【化18】
【0024】実施例5 ビス(アミノプロピルジメチル)シロキサン(東芝シリ
コーン(株)TSL9306アミノ基当量124 )50gをエタノ
ール 150gに溶解し80℃に昇温した。この溶液に、参考
例1で得られた3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルリ
ン酸ナトリウム塩とリン酸水素1ナトリウムの混合物21
gを 100gのイオン交換水に溶解させたものを一括滴下
した。その後80℃で10時間熟成した。このときのアミノ
基の反応率は 100%であった。熟成終了後、溶媒を減圧
留去し、得られた残渣に 500gのブタノールを加えて不
溶物をろ過により除き、さらにろ液にイオン交換水 250
gを加えて30分撹拌した。撹拌を停止し静置してブタノ
ール層と水層を分層させて水層を除いた。さらにブタノ
ール層にイオン交換水 250gを加えて撹拌し同様の操作
を3回行って、余剰の3−クロロ−2−ヒドロキシプロ
ピルリン酸ナトリウム塩とリン酸水素1ナトリウムなら
びに副生した食塩を除去した。ブタノール層から溶媒を
減圧留去して目的とするリン酸エステル46gを得た。
【化19】
【0025】実施例6 3−アミノプロピル−1,1,1,3,3 −ペンタメチルジシロ
キサン(東芝シリコーン(株)TSL9305 アミノ基当量20
5 )50gをエタノール 150gに溶解し80℃に昇温した。
この溶液に、ドデシル3−クロロ−2−ヒドロキシプロ
ピルリン酸ナトリウム塩 371g (0.98モル) をイオン交
換水1100gに溶解させたものを1時間かけて滴下した。
その後80℃で8時間熟成した。このときのアミノ基の反
応率は 100%であった。熟成終了後、溶媒を減圧留去
し、得られた残渣に 500gのブタノールを加えて不溶物
をろ過により除き、さらにろ液にイオン交換水 250gを
加えて30分撹拌した。撹拌を停止し静置してブタノール
層と水層を分層させて水層を除いた。さらにブタノール
層にイオン交換水 250gを加えて撹拌し同様の操作を3
回行って、余剰のドデシル3−クロロ−2−ヒドロキシ
プロピルリン酸ナトリウム塩と副生した食塩を除去し
た。ブタノール層から溶媒を減圧留去して目的とするリ
ン酸エステル47gを得た。
【化20】
【0026】実施例7 アミノプロピル基含有ポリジメチルシロキサン(信越化
学(株)製 KF-862 アミノ基当量1900) 50gを2−プロ
パノール 150gに溶解し80℃に昇温した。この溶液に、
ドデシル3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルリン酸ナ
トリウム塩40g(0.11 モル) をイオン交換水 120gに溶
解させたものを3時間かけて滴下した。その後80℃で10
時間熟成した。このときのアミノ基の反応率は 100%で
あった。熟成終了後、溶媒を減圧留去し、得られた残渣
に 500gのブタノールを加えて不溶物をろ過により除
き、さらにろ液にイオン交換水 250gを加えて30分撹拌
した。撹拌を停止し静置してブタノール層と水層を分層
させて水層を除いた。さらにブタノール層にイオン交換
水 250gを加えて撹拌し同様の操作を3回行って、余剰
のドデシル3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルリン酸
ナトリウム塩と副生した食塩を除去し、さらにバイオラ
ッド社製イオン交換樹脂 AG501-X8 (20-50mesh) に通
じ、溶媒を減圧留去して目的とするリン酸エステル35g
を得た。
【化21】
【0027】実施例8 ポリジメチルシロキサン末端アミノプロピル(信越化学
(株)製 X-22-161ASアミノ基当量450 )50gをエタノ
ール 150gに溶解し80℃に昇温した。この溶液に、2−
ヘキシルデシル3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルリ
ン酸ナトリウム塩 194g (0.44モル) をエタノール 450
gとイオン交換水 150gの混合溶媒に溶解させたものを
3時間かけて滴下した。その後80℃で10時間熟成した。
このときのアミノ基の反応率は 100%であった。熟成終
了後、溶媒を減圧留去し、得られた残渣に 500gのブタ
ノールを加えて不溶物をろ過により除き、さらにろ液に
イオン交換水 250gを加えて30分撹拌した。撹拌を停止
し静置してブタノール層と水層を分層させて水層を除い
た。さらにブタノール層にイオン交換水 250gを加えて
撹拌し同様の操作を3回行って、余剰の2−ヘキシルデ
シル−3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルリン酸ナト
リウム塩と副生した食塩を除去し、さらにバイオラッド
社製イオン交換樹脂 AG501-X8 (20-50mesh) に通じ、溶
媒を減圧留去して目的とするリン酸エステル31gを得
た。
【化22】
【0028】実施例9 ポリジメチルシロキサン末端アミノプロピル(信越化学
(株)製 X-22-161ASアミノ基当量450 )50gをエタノ
ール 150gに溶解し80℃に昇温した。この溶液に、トリ
オキシエチレンドデシル3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピルリン酸ナトリウム塩 207g (0.44モル) をイオン
交換水 500gに溶解させたものを3時間かけて滴下し
た。その後80℃で9時間熟成した。このときのアミノ基
の反応率は100 %であった。熟成終了後、溶媒を減圧留
去し、得られた残渣に 500gのブタノールを加えて不溶
物をろ過により除き、さらにろ液にイオン交換水 250g
を加えて30分撹拌した。撹拌を停止し静置してブタノー
ル層と水層を分層させて水層を除いた。さらにブタノー
ル層にイオン交換水 250gを加えて撹拌し同様の操作を
3回行って余剰のトリオキシエチレンドデシル3−クロ
ロ−2−ヒドロキシプロピルリン酸ナトリウム塩と副生
した食塩を除去し、溶媒を減圧留去して目的とするリン
酸エステル37gを得た。
【化23】
【0029】実施例10 ポリジメチルシロキサン末端アミノプロピル(信越化学
(株)製 X-22-161ASアミノ基当量450 )50gをエタノ
ール 150gに溶解し80℃に昇温した。この溶液に、ノニ
ルフェニル3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルリン酸
ナトリウム 182g (0.44モル) を2−プロパノール 400
gとイオン交換水 100gに溶解させたものを5時間かけ
て滴下した。その後80℃で11時間熟成した。このときの
アミノ基の反応率は 100%であった。熟成終了後、溶媒
を減圧留去し、得られた残渣に 500gのブタノールを加
えて不溶物をろ過により除き、さらにろ液にイオン交換
水250 gを加えて30分撹拌した。撹拌を停止し静置して
ブタノール層と水層を分層させて水層を除いた。さらに
ブタノール層にイオン交換水 250gを加えて撹拌し同様
の操作を3回行って余剰のノニルフェニル3−クロロ−
2−ヒドロキシプロピルリン酸ナトリウム塩と副生した
食塩を除去し、溶媒を減圧留去して目的とするリン酸エ
ステル30gを得た。
【化24】
【0030】実施例11 ポリジメチルシロキサン末端アミノプロピル(信越化学
(株)製 X-22-161ASアミノ基当量450 )50gをエタノ
ール 150gに溶解し80℃に昇温した。この溶液に、オク
タデセニル3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルリン酸
ナトリウム156g (0.44モル) をエタノール 400gとイ
オン交換水 100gに溶解させたものを6時間かけて滴下
した。その後80℃で12時間熟成した。このときのアミノ
基の反応率は 100%であった。熟成終了後、溶媒を減圧
留去し、得られた残渣に 500gのブタノールを加えて不
溶物をろ過により除き、さらにろ液にイオン交換水 250
gを加えて30分撹拌した。撹拌を停止し静置してブタノ
ール層と水層を分層させて水層を除いた。さらにブタノ
ール層にイオン交換水 250gを加えて撹拌し同様の操作
を3回行って余剰のオクタデセニル3−クロロ−2−ヒ
ドロキシプロピルリン酸ナトリウム塩と副生した食塩を
除去し、溶媒を減圧留去して目的とするリン酸エステル
33gを得た。
【化25】
【0031】実施例12 ポリジメチルシロキサン末端アミノプロピル(信越化学
(株)製 X-22-161ASアミノ基当量450 )50gを2−プ
ロパノール 200gに溶解し80℃に昇温した。この溶液
に、トリデカフルオロオクチル3−クロロ−2−ヒドロ
キシプロピルリン酸ナトリウム塩 245g (0.44モル) を
2−プロパノール 600gとイオン交換水50gに溶解させ
たものを3時間かけて滴下した。その後80℃で16時間熟
成した。このときのアミノ基の反応率は 100%であっ
た。熟成終了後、溶媒を減圧留去し、得られた残渣に 5
00gのブタノールを加えて不溶物をろ過により除き、さ
らにろ液にイオン交換水 250gを加えて30分撹拌した。
撹拌を停止し静置してブタノール層と水層を分層させて
水層を除いた。さらにブタノール層にイオン交換水 250
gを加えて撹拌し同様の操作を3回行って余剰のトリデ
カフルオロオクチル3−クロロ−2−ヒドロキシプロピ
ルリン酸ナトリウム塩と副生した食塩を除去し、溶媒を
減圧留去して目的とするリン酸エステル34gを得た。
【化26】
【0032】実施例13 3−アミノプロピル−1,1,1,3,3−ペンタメチルジシロ
キサン(東芝シリコーン(株)製TSL9305 アミノ基当量
205 )50gをエタノール 150gに溶解し80℃に昇温し
た。この溶液に、ドデシル−3−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピルリン酸トリエタノールアミン塩 462g (0.98
モル) をイオン交換水1200gに溶解させたものを1時間
かけて滴下した。その後80℃で8時間熟成した。このと
きのアミノ基の反応率は 100%であった。熟成終了後、
溶媒を減圧留去し、得られた残渣に500gのブタノール
を加えて不溶物をろ過により除き、さらにろ液にイオン
交換水 250gを加えて30分撹拌した。撹拌を停止し静置
してブタノール層と水層を分層させて水層を除いた。さ
らにブタノール層にイオン交換水 250gを加えて撹拌し
同様の操作を3回行って、余剰のドデシル3−クロロ−
2−ヒドロキシプロピルリン酸トリエタノールアミン塩
と副生したトリエタノールアミン塩酸塩を除去し、さら
にバイオラッド社製イオン交換樹脂AG501-X8 (20-50mes
h)に通じ、溶媒を減圧留去して目的とするリン酸エステ
ル36gを得た。
【化27】
【0033】試験例1 本発明における実施例2および実施例3の化合物と従来
のポリエーテル変性シリコーン 0.5gをそれぞれジメチ
ルポリシロキサン(信越化学(株)製KF-96)10gに溶
解または分散させ、ホモジナイザーで撹拌しながらイオ
ン交換水15gを加えて乳化させ60℃における安定性を比
較した。結果を表1に示す。
【表1】
【0034】試験例2 本発明における実施例2および実施例3の化合物と従来
のポリエーテル変性シリコーン 0.5gをそれぞれ環状シ
リコーン(信越化学(株)製 KF994)10gに溶解または
分散させ、ホモジナイザーで撹拌しながらイオン交換水
15gを加えて乳化させ60℃における安定性を比較した。
結果を表2に示す。
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られたリン酸エステルの1H-NMRス
ペクトルを示す。
【図2】実施例2で得られたリン酸エステルの1H-NMRス
ペクトルを示す。
【図3】実施例3で得られたリン酸エステルの1H-NMRス
ペクトルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 77/30 C08G 77/395

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表されるリン酸エステ
    ル。 【化1】
  2. 【請求項2】 一般式(1-1) で表される請求項1記載の
    リン酸エステル。 【化2】
  3. 【請求項3】 一般式(1-2) で表される請求項1記載の
    リン酸エステル。 【化3】 〔式中、A、R3 及びDは前記の意味を示し、R16は同一
    又は異なって炭素数1〜22のアルキル基もしくはアルコ
    キシ基を示す。sは1〜1000の数を示す〕
  4. 【請求項4】 一般式(1-3)で表される請求項1記載の
    リン酸エステル。 【化1】 〔式中、R17は炭素数1〜22のアルキル基又はアルコキ
    シ基を示し、R16、Q及びsは前記と同じ意味を示す〕
  5. 【請求項5】 一般式(1-4) で表わされる請求項1記載
    のリン酸エステル 【化5】 〔式中R18は同一又は異なって炭素数1〜22のアルキル
    基又はアルコキシ基を示し、Q及びsは前記と同じ意味
    を示す〕
  6. 【請求項6】 一般式(2) 【化6】 〔式中、Xはハロゲン原子を、Mは陽イオンを示し、A
    は前記と同じ意味を示す〕で表されるリン酸エステルと
    一般式(3) 【化7】 〔式中、R3 、D、B及びpは前記と同じ意味を示す〕
    で表されるアミノ変性オルガノシロキサンとを反応させ
    ることを特徴とする一般式(1) (Q)pB (1) 〔式中、Q、B及びpは前記と同じ意味を示す〕 で表されるオルガノシロキサン基を有するリン酸エステ
    ルの製造方法。
JP02785191A 1991-01-29 1991-01-29 オルガノシロキサン基を有するリン酸エステルおよびその製造方法 Expired - Fee Related JP3157527B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02785191A JP3157527B2 (ja) 1991-01-29 1991-01-29 オルガノシロキサン基を有するリン酸エステルおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02785191A JP3157527B2 (ja) 1991-01-29 1991-01-29 オルガノシロキサン基を有するリン酸エステルおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04252231A JPH04252231A (ja) 1992-09-08
JP3157527B2 true JP3157527B2 (ja) 2001-04-16

Family

ID=12232424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02785191A Expired - Fee Related JP3157527B2 (ja) 1991-01-29 1991-01-29 オルガノシロキサン基を有するリン酸エステルおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3157527B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1652555A1 (en) * 2004-10-20 2006-05-03 Unilever Plc Hair care compositions
CN104136500B (zh) * 2012-01-04 2017-03-22 莫门蒂夫性能材料股份有限公司 有机硅离聚物的聚合物复合材料

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04252231A (ja) 1992-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4833225A (en) Polyquaternary polysiloxane polymers, their synthesis and use in cosmetic preparations
US4654161A (en) Siloxanes with betaine groups, their synthesis and use in cosmetic preparations
US5248783A (en) Silicone alkoxylated esters carboxylate salts
US4891166A (en) Diquaternary polysiloxanes, their synthesis and use in cosmetic preparations
US4431789A (en) Novel organopolysiloxane having alcoholic hydroxy groups and a method for the preparation thereof
US4609750A (en) Siloxanes with betaine groups, their synthesis and use in hair care products
EP1309648B1 (de) Ein- oder mehrfachquartäre polysiloxane
EP1624851B1 (en) Hair care applications of emulsions containing elastomeric silanes and siloxanes with nitrogen atoms
JP5139611B2 (ja) パーソナルケア製品用シリコーン組成物及びその製法
US5087443A (en) Emulsions of organopolysiloxanes containing a diester functional group, their application in textile, cosmetic and dermatological treatment
WO1995023579A2 (en) Hair cosmetic composition
JP3897923B2 (ja) 毛髪化粧料の製造方法
WO1994014822A1 (en) Polyvalent metal salts of phosphoric diester and organo(poly)siloxanes modified with polyvalent metal salt of phosphoric diester
JP2843101B2 (ja) 化粧料
JP3157527B2 (ja) オルガノシロキサン基を有するリン酸エステルおよびその製造方法
JP3389311B2 (ja) グリセリルエーテル変性オルガノ(ポリ)シロキサン、その製造法及びそれを含有する化粧料
EP1174469B1 (de) Lineare Polydialkylorganosiloxane mit Polyoxyalkylen- und aminofunktionellen Gruppen, die zusätzlich endständige Alkoxygruppen aufweisen
JP3174626B2 (ja) オルガノシロキサン基を有するリン酸エステル及びその製造方法
JP5081350B2 (ja) パーソナルケア製品用シリコーン組成物及びその製法
WO1994005720A1 (en) Organo(poly)siloxane modified with phosphoric ester and process for producing the same
JPH0680538A (ja) 毛髪化粧料
JP2004504433A (ja) パーソナルケア製品用シリコーン組成物及びその製造方法
US7118733B2 (en) Topical silicone compositions and method for making
JP3190750B2 (ja) ペンタエリスリトール分岐アルキルエーテルを含有する化粧料
JPH0632724A (ja) 化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080209

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090209

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100209

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees