JP3157375U - 風による光の揺らぎを現出する装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 木洩れ日のように、風の動きによって変化する光のゆらめき、きらめきに模した光を現出するための、風に揺らぐ光を現出する装置を提供することにある。
【解決手段】 対面に配置した2枚の偏光板(1)と偏光板(2)、及び該2枚の偏光板の間に介在する回転遥動体(3)を有する装置であって、
偏光板(1)と偏光板(2)は、互いにその偏光軸を90°ずらして固定されており、回転遥動体(3)は、光を屈折する性質を有する透明シートで形成されたシート状体又は立面体で構成され、風を感知して又は風を模した駆動により、回転又は遥動することを特徴とする、風による光の揺らぎを現出する装置。
【選択図】図1
【解決手段】 対面に配置した2枚の偏光板(1)と偏光板(2)、及び該2枚の偏光板の間に介在する回転遥動体(3)を有する装置であって、
偏光板(1)と偏光板(2)は、互いにその偏光軸を90°ずらして固定されており、回転遥動体(3)は、光を屈折する性質を有する透明シートで形成されたシート状体又は立面体で構成され、風を感知して又は風を模した駆動により、回転又は遥動することを特徴とする、風による光の揺らぎを現出する装置。
【選択図】図1
Description
本考案は、風による光のゆらめき、きらめき(揺らぎ)を現出するための装置に関する考案である。公園や広場の日よけ、バスストップなどの屋外構築物の屋根材、壁材、パーティション、などに利用し、または、屋内の窓辺や屋内に設置するインテリアとして利用することができる。
人工的構造物が多くなった現代社会において、人が心地良さを体感することはますます重要になってきている。たとえば、風に揺れる木々から洩れる木洩れ日、水たまりの水に反射する光、風に揺れるカーテンから漏れる光などの、風による光のゆらめき、きらめきは、人に心地良さを体感させる。そのため、風にゆれる樹木下の公園のベンチなどは無意識に人を呼び寄せ、人をとどめる力を持っている。
しかし、樹木の少ない都市の公園、道路わきのバスストップ、ビルの間の広場や建物内部などのように、人工的構造物が多く自然が少ない環境下では、このように、風による揺れ動く光の変化、色の変化を感じることは殆どできなく、味気ない印象を与えている。
なお、風のそよぎから心地良さを体感する装置としては、昔から風見鶏や風鈴などが知られているが、風による光の揺らぎを体感するための装置としては、殆ど実現化された装置がないのが実情である。
そこで、本考案は、上記課題である、風による光の揺らぎを現出するための装置を、光を偏光する偏光板を利用して実現化しようとする考案である。
光は、進行方向と直角に電磁場が振動する横波であるが、偏光板はこの光の振動の一方向の成分のみを通過させる性質を有しており、2枚の偏光板を90度偏光軸を変えて重ね合わせると遮光する現象は、液晶表示装置の基本原理として用いられている。また、その偏光板の間にセロテープなどを挟むと、その部分のみ透過光が得られることも、偏光の性質を知る実験として知られている。
しかしながら、その偏光の原理を他の物品、特に建築物やインテリアに応用し実現化した例はまだ殆どなく、遮光の目的で利用した下記の公知文献などが散見される程度である。例えば特許文献1には、固定式の偏光板と角度調節可能の偏光板を重ね合わせて、角度調節可能の偏光板の角度を変えることによって、光量を調節可能な窓ガラスに関する発明が記載されている。また、特許文献2には、空間部の少なくとも対向する2面に、偏光軸を90°偏位させた偏光板を取り付けることにより、空間部を外側から見たときに、空間部内に虚の隔壁が見えるようにするなどの偏光板の性質を利用した構築物の発明が記載されている。
しかし、風と光の共同効果による、光のゆらめき、きらめきを体感できるような装置、その応用技術については、何も示唆も記載もされていない。
しかし、樹木の少ない都市の公園、道路わきのバスストップ、ビルの間の広場や建物内部などのように、人工的構造物が多く自然が少ない環境下では、このように、風による揺れ動く光の変化、色の変化を感じることは殆どできなく、味気ない印象を与えている。
なお、風のそよぎから心地良さを体感する装置としては、昔から風見鶏や風鈴などが知られているが、風による光の揺らぎを体感するための装置としては、殆ど実現化された装置がないのが実情である。
そこで、本考案は、上記課題である、風による光の揺らぎを現出するための装置を、光を偏光する偏光板を利用して実現化しようとする考案である。
光は、進行方向と直角に電磁場が振動する横波であるが、偏光板はこの光の振動の一方向の成分のみを通過させる性質を有しており、2枚の偏光板を90度偏光軸を変えて重ね合わせると遮光する現象は、液晶表示装置の基本原理として用いられている。また、その偏光板の間にセロテープなどを挟むと、その部分のみ透過光が得られることも、偏光の性質を知る実験として知られている。
しかしながら、その偏光の原理を他の物品、特に建築物やインテリアに応用し実現化した例はまだ殆どなく、遮光の目的で利用した下記の公知文献などが散見される程度である。例えば特許文献1には、固定式の偏光板と角度調節可能の偏光板を重ね合わせて、角度調節可能の偏光板の角度を変えることによって、光量を調節可能な窓ガラスに関する発明が記載されている。また、特許文献2には、空間部の少なくとも対向する2面に、偏光軸を90°偏位させた偏光板を取り付けることにより、空間部を外側から見たときに、空間部内に虚の隔壁が見えるようにするなどの偏光板の性質を利用した構築物の発明が記載されている。
しかし、風と光の共同効果による、光のゆらめき、きらめきを体感できるような装置、その応用技術については、何も示唆も記載もされていない。
そこで本考案が解決しようとする課題は、木洩れ日のように、風の動きによって変 化する光のゆらめき、きらめきに模した光を現出するための、風に揺らぐ光を現出す る装置を提供することにある。
この装置を、例えば、公園や広場の日よけ、バスストップ、公告看板のように、人 が集まり留まる場所にある構築物に設置することによって、人に心地良さを与え、自 然とその場所に人を集客する効果が期待できる。また、癒し効果があるので、病院な どの建物内部のインテリアとしての利用も有用である
この装置を、例えば、公園や広場の日よけ、バスストップ、公告看板のように、人 が集まり留まる場所にある構築物に設置することによって、人に心地良さを与え、自 然とその場所に人を集客する効果が期待できる。また、癒し効果があるので、病院な どの建物内部のインテリアとしての利用も有用である
かかる課題を解決するための、本考案の装置の特徴は、下記のとおりである。
(その1)対面に配置した2枚の偏光板(1)と偏光板(2)、及び該2枚の偏光板の間に介在する回転遥動体(3)を有する装置であって、偏光板(1)と偏光板(2)は、互いにその偏光軸を90°ずらして固定されており、回転遥動体(3)は、光を屈折する性質を有する透明シートで形成されたシート状体又は立面体で構成され、風を感知して又は風を模した駆動により、回転又は遥動することを特徴とする、風による光の揺らぎを現出する装置。
(その2)対面に配置した2枚の偏光板(1)と偏光板(2)、及び該2枚の偏光板の間に介在する回転遥動体(3)を有する装置であって、
偏光板(1)と偏光板(2)は、互いにその偏光軸を90°ずらして固定されており、回転遥動体(3)は、偏光シートで形成されたシート状体又は立面体で構成され、風を感知して又は風を模した駆動により、回転又は遥動することを特徴とする、風による光の揺らぎを現出する装置。
(その3)対面に配置した2枚の偏光板(1)と偏光板(2)を有する装置であって、
該偏光板(1)と該偏光板(2)の対面する内側の面に、それぞれ光を屈折する性質を有する透明シートが部分的に貼付されてなり、
偏光板(1)と偏光板(2)のいずれか一方が、風を感知して又は風を模した駆動により、回転又は遥動することを特徴とする、風による光の揺らぎを現出する装置。
(その1)対面に配置した2枚の偏光板(1)と偏光板(2)、及び該2枚の偏光板の間に介在する回転遥動体(3)を有する装置であって、偏光板(1)と偏光板(2)は、互いにその偏光軸を90°ずらして固定されており、回転遥動体(3)は、光を屈折する性質を有する透明シートで形成されたシート状体又は立面体で構成され、風を感知して又は風を模した駆動により、回転又は遥動することを特徴とする、風による光の揺らぎを現出する装置。
(その2)対面に配置した2枚の偏光板(1)と偏光板(2)、及び該2枚の偏光板の間に介在する回転遥動体(3)を有する装置であって、
偏光板(1)と偏光板(2)は、互いにその偏光軸を90°ずらして固定されており、回転遥動体(3)は、偏光シートで形成されたシート状体又は立面体で構成され、風を感知して又は風を模した駆動により、回転又は遥動することを特徴とする、風による光の揺らぎを現出する装置。
(その3)対面に配置した2枚の偏光板(1)と偏光板(2)を有する装置であって、
該偏光板(1)と該偏光板(2)の対面する内側の面に、それぞれ光を屈折する性質を有する透明シートが部分的に貼付されてなり、
偏光板(1)と偏光板(2)のいずれか一方が、風を感知して又は風を模した駆動により、回転又は遥動することを特徴とする、風による光の揺らぎを現出する装置。
本考案を以下に具体例をあげて説明する。
まず、本考案の装置の第一の実施態様の具体的な例を図1に示す。
本考案第一の実施態様の装置は、主に2枚の偏光板A(1)、B(2)と、該偏光板(1)と(2)の間に介在する、回転遥動体(3)から構成されている。
本考案でいう偏光板とは、光を偏光する性質を有する板状(フィルム状、シート状のものも含む意味)のものをいう。光は進行方向と直角に電磁場が振動する横波であるが、偏光板はこの光の振動の一方向の成分のみを通過させる性質を有しているので、面の一方向に偏光軸を有している。複数枚の偏光板をその偏光軸を異ならせて重ねて用いることにより、偏光板を通して物体が見えたり、見えなかったりする性質は知られている。
なお、本考案の偏光板としては、いわゆるシート、フィルムと呼ばれる薄さのものも用いることができるが、特に本考案の偏光板A(1)とB(2)としては強度と耐候性を保つためにも、ある程度の厚さを有する偏光板、又は、偏光シートや偏光フィルムをガラス板やアクリル板など(光を透過し、光をゆがめない材質の板)に貼り合わせたものを用いると良い。
偏光板、偏光フィルム、偏光シートとしては、光を偏光する性質を有する種々市販のもの、又はそれを改良したものを用いることができる。
まず、本考案の装置の第一の実施態様の具体的な例を図1に示す。
本考案第一の実施態様の装置は、主に2枚の偏光板A(1)、B(2)と、該偏光板(1)と(2)の間に介在する、回転遥動体(3)から構成されている。
本考案でいう偏光板とは、光を偏光する性質を有する板状(フィルム状、シート状のものも含む意味)のものをいう。光は進行方向と直角に電磁場が振動する横波であるが、偏光板はこの光の振動の一方向の成分のみを通過させる性質を有しているので、面の一方向に偏光軸を有している。複数枚の偏光板をその偏光軸を異ならせて重ねて用いることにより、偏光板を通して物体が見えたり、見えなかったりする性質は知られている。
なお、本考案の偏光板としては、いわゆるシート、フィルムと呼ばれる薄さのものも用いることができるが、特に本考案の偏光板A(1)とB(2)としては強度と耐候性を保つためにも、ある程度の厚さを有する偏光板、又は、偏光シートや偏光フィルムをガラス板やアクリル板など(光を透過し、光をゆがめない材質の板)に貼り合わせたものを用いると良い。
偏光板、偏光フィルム、偏光シートとしては、光を偏光する性質を有する種々市販のもの、又はそれを改良したものを用いることができる。
偏光板A(1)とB(2)は、一定の間隔を持って、面と面が略平行に対面するよう配置されてなり、更にその偏光軸が90度ずれて固定配置されていることを特徴とする。
偏光軸が90度ずれていることにより、偏光板AとBを重ねたのみの個所は、ほぼ遮光され、暗くみえる。
偏光板A(1)と偏光板B(2)の間の間隔は、後述の回転遥動体が回転、遥動できるスペース以上であれば任意に設定できる。また、偏光板(1)と偏光板(2)の間は枠などで固定し、風を通すための通風口(4)が開いていると好ましい。
本考案の回転遥動体(3)との1つの態様としては、回転遥動体として、光を屈折させる性質(複屈折)を有する透明又は着色透明のシートで作成したシート状物、もしくは該シートで作成した立体物を用いることがあげられる。
光を屈折させる性質(複屈折)を有する透明又は着色透明のシートとしては、セロファンシートが好ましくあげられるが、その他、PET等のアクリル以外の合成樹脂製シートにおいても、その延伸方法などの製造方法の違いによって、光を屈折させる性質を有するシートを得ることができる場合があるため、回転遥動体(3)の材料として使用することができる。
偏光板A(1)と偏光板B(2)の間に複屈折を有する透明シート(本考案では着色透明シートも含む意味で用いる。以下、「セロファンシート」と称する。)で作成された回転遥動体(3)を介在させることにより、偏光板A(1)と偏光板B(2)のみが重なった部分は遮光され黒くみえるが、セロファンシート製の回転遥動体(3)が間に重なった部分は、光が透過し、少し色味がかった透明色となる。
しかも、その透過光の色彩は、セロファンシートの厚さや偏光板A、Bとの距離、偏光板A,Bに対するシートの角度によって微妙に異なってくる。
そのため、回転遥動体を、例えば風車の形のように、シートで形成した立体物とすると、曲面の部分に虹色の色彩が発生して綺麗な透過光が得られる。又は、シート状体であっても、セロファンシートを部分的に複数枚重ねて厚さの違う部分を意図的に形成すると、透明の色味が異なる部分が得られ、ステンドガラス風の色模様が発生して綺麗である。
本考案の回転遥動体のもう一つの態様としては、回転遥動体も、偏光作用を有する偏光シートで構成することがあげられる。偏光シートで構成した場合は、この回転遥動体の偏光軸が、他の偏光板Aと偏光板Bの偏光軸に対し45°になる場合には透明になり、0°、90°等では遮光される。そのため、回転遥動体を偏光シートで構成した際には、回転遥動体を回転又は遥動すると、光の透過率が遮光から透明の範囲で変化する。
更に、回転遥動体を、偏光シートと上記セロファンシートを積層・貼付して形成すると更に、その複合した効果が得られることになる。
偏光軸が90度ずれていることにより、偏光板AとBを重ねたのみの個所は、ほぼ遮光され、暗くみえる。
偏光板A(1)と偏光板B(2)の間の間隔は、後述の回転遥動体が回転、遥動できるスペース以上であれば任意に設定できる。また、偏光板(1)と偏光板(2)の間は枠などで固定し、風を通すための通風口(4)が開いていると好ましい。
本考案の回転遥動体(3)との1つの態様としては、回転遥動体として、光を屈折させる性質(複屈折)を有する透明又は着色透明のシートで作成したシート状物、もしくは該シートで作成した立体物を用いることがあげられる。
光を屈折させる性質(複屈折)を有する透明又は着色透明のシートとしては、セロファンシートが好ましくあげられるが、その他、PET等のアクリル以外の合成樹脂製シートにおいても、その延伸方法などの製造方法の違いによって、光を屈折させる性質を有するシートを得ることができる場合があるため、回転遥動体(3)の材料として使用することができる。
偏光板A(1)と偏光板B(2)の間に複屈折を有する透明シート(本考案では着色透明シートも含む意味で用いる。以下、「セロファンシート」と称する。)で作成された回転遥動体(3)を介在させることにより、偏光板A(1)と偏光板B(2)のみが重なった部分は遮光され黒くみえるが、セロファンシート製の回転遥動体(3)が間に重なった部分は、光が透過し、少し色味がかった透明色となる。
しかも、その透過光の色彩は、セロファンシートの厚さや偏光板A、Bとの距離、偏光板A,Bに対するシートの角度によって微妙に異なってくる。
そのため、回転遥動体を、例えば風車の形のように、シートで形成した立体物とすると、曲面の部分に虹色の色彩が発生して綺麗な透過光が得られる。又は、シート状体であっても、セロファンシートを部分的に複数枚重ねて厚さの違う部分を意図的に形成すると、透明の色味が異なる部分が得られ、ステンドガラス風の色模様が発生して綺麗である。
本考案の回転遥動体のもう一つの態様としては、回転遥動体も、偏光作用を有する偏光シートで構成することがあげられる。偏光シートで構成した場合は、この回転遥動体の偏光軸が、他の偏光板Aと偏光板Bの偏光軸に対し45°になる場合には透明になり、0°、90°等では遮光される。そのため、回転遥動体を偏光シートで構成した際には、回転遥動体を回転又は遥動すると、光の透過率が遮光から透明の範囲で変化する。
更に、回転遥動体を、偏光シートと上記セロファンシートを積層・貼付して形成すると更に、その複合した効果が得られることになる。
そして、本発明においては回転遥動体を、風を感知して又は風を模した駆動によって、回転又は遥動することにより、装置に対して、透明になる部位が変化し、その透明色の色味も逐次変化するため、光のゆらめき、きらめき、が実現できることになる。
回転遥動体(3)は、偏光板A(1)、偏光板B(2)より小さい大きさであれば、意匠性を考慮した任意の形や形状をとることができる。シート状であれば、星型、雪の結晶型、多角形、葉形など、立体形状であれば、風車などがあげられる。
特に好ましくは、回転遥動体自体が風を受けて回転又は遥動するために、平面でなく、少なくとも一部分が風を受ける構造を有している形状があげられる。
本考案の一つの態様は、回転遥動体3が風を感知して回転又は遥動することを特徴とする。その実施態様としては、回転遥動体3を風車形状のように構成して、それ自身が風を受けて回転できる形状にしていてもよいし、回転遥動体3を装置の上部から紐状体でつるして、風を受けて揺れる仕組みにしてもよい。また、回転遥動体3自体が風を受けるのではなく、回転遥動体を回転するために接続した回転軸5の延長上に、風見鶏状の風感知部位を設けてもよい。
更に本考案の他の一つの態様としては、回転遥動体3を、風の動きを模した機械的駆動装置により、回転又は遥動することがあげられる。この態様であれば、風が届かない建物内部のインテリア、内装材としても利用することができ、応用範囲が拡大に広がる。
例えば天窓下や窓の内側又は、パーティションに設置してステンドガラス風のゆらぎを楽しむことができる。
風の動きを模した駆動とは、例えば、ゆっくり一方向に回転した後、少し早く逆方向に回転する等といった、回転速度と回転方向を任意にアレンジした回転駆動、同様に、遥動速度と遥動方向を任意にアレンジした遥動駆動などがあげられる。
回転遥動体(3)は、偏光板A(1)、偏光板B(2)より小さい大きさであれば、意匠性を考慮した任意の形や形状をとることができる。シート状であれば、星型、雪の結晶型、多角形、葉形など、立体形状であれば、風車などがあげられる。
特に好ましくは、回転遥動体自体が風を受けて回転又は遥動するために、平面でなく、少なくとも一部分が風を受ける構造を有している形状があげられる。
本考案の一つの態様は、回転遥動体3が風を感知して回転又は遥動することを特徴とする。その実施態様としては、回転遥動体3を風車形状のように構成して、それ自身が風を受けて回転できる形状にしていてもよいし、回転遥動体3を装置の上部から紐状体でつるして、風を受けて揺れる仕組みにしてもよい。また、回転遥動体3自体が風を受けるのではなく、回転遥動体を回転するために接続した回転軸5の延長上に、風見鶏状の風感知部位を設けてもよい。
更に本考案の他の一つの態様としては、回転遥動体3を、風の動きを模した機械的駆動装置により、回転又は遥動することがあげられる。この態様であれば、風が届かない建物内部のインテリア、内装材としても利用することができ、応用範囲が拡大に広がる。
例えば天窓下や窓の内側又は、パーティションに設置してステンドガラス風のゆらぎを楽しむことができる。
風の動きを模した駆動とは、例えば、ゆっくり一方向に回転した後、少し早く逆方向に回転する等といった、回転速度と回転方向を任意にアレンジした回転駆動、同様に、遥動速度と遥動方向を任意にアレンジした遥動駆動などがあげられる。
本考案の第2の実施態様の装置は、対面に配置した2枚の偏光板(1)と偏光板(2)を有する装置であって、該偏光板(1)と該偏光板(2)の対面する内側の面に、それぞれ光を屈折する性質を有する透明シートが部分的に貼付されてなり、偏光板(1)と偏光板(2)のいずれか一方が、風を感知して又は風を模した駆動により、回転又は遥動することを特徴とする、風による光の揺らぎを現出する装置である。偏光板等の材質については上述のものを利用できる。
また、この実施態様であれば、偏光板(1)と偏光板(2)の偏光板が平行になった際には、面全体の透過率が明るくなり、直交した際には遮光する中で、透明シートが部分的に貼付された部位の重なりによって、透明部分が種々の色味となり、楽しむことができる。
本考案の風による光の揺らぎを現出する装置は、光が射し込み風を感じることができる場所であれば、屋外屋内に問わず設置することができる。
屋外に設置する例としては、例えば公園の東屋、建物の日よけ、道路わきのバスストップなどがあるが、その構築物の構造部材の一部として、本装置を組み込んでもよいし、このような構築物に本考案装置を付加してもよい。
屋内であれば、建物内部の任意の空間、例えば窓の近くや、空調設備の近くがあげられ、更に、本発明の態様のひとつである、風の動きを模した機械的駆動により回転遥動を行うのであれば、光が射し込む場所であればどこでもよく、部屋のパーティション、インテリアしても設置することができる。なお、光もランプなどの人工的な光で代用することができる。
また、この実施態様であれば、偏光板(1)と偏光板(2)の偏光板が平行になった際には、面全体の透過率が明るくなり、直交した際には遮光する中で、透明シートが部分的に貼付された部位の重なりによって、透明部分が種々の色味となり、楽しむことができる。
本考案の風による光の揺らぎを現出する装置は、光が射し込み風を感じることができる場所であれば、屋外屋内に問わず設置することができる。
屋外に設置する例としては、例えば公園の東屋、建物の日よけ、道路わきのバスストップなどがあるが、その構築物の構造部材の一部として、本装置を組み込んでもよいし、このような構築物に本考案装置を付加してもよい。
屋内であれば、建物内部の任意の空間、例えば窓の近くや、空調設備の近くがあげられ、更に、本発明の態様のひとつである、風の動きを模した機械的駆動により回転遥動を行うのであれば、光が射し込む場所であればどこでもよく、部屋のパーティション、インテリアしても設置することができる。なお、光もランプなどの人工的な光で代用することができる。
1・・偏光板A、2・・偏光板B、3・・回転遥動体、4・・通風口、5・・回転軸
Claims (3)
- 対面に配置した2枚の偏光板(1)と偏光板(2)、及び該2枚の偏光板の間に介在する回転遥動体(3)を有する装置であって、
偏光板(1)と偏光板(2)は、互いにその偏光軸を90°ずらして固定されており、回転遥動体(3)は、光を屈折する性質を有する透明シートで形成されたシート状体又は立面体で構成され、風を感知して又は風を模した駆動により、回転又は遥動することを特徴とする、風による光の揺らぎを現出する装置。 - 対面に配置した2枚の偏光板(1)と偏光板(2)、及び該2枚の偏光板の間に介在する回転遥動体(3)を有する装置であって、
偏光板(1)と偏光板(2)は、互いにその偏光軸を90°ずらして固定されており、回転遥動体(3)は、偏光シートで形成されたシート状体又は立面体で構成され、風を感知して又は風を模した駆動により、回転又は遥動することを特徴とする、風による光の揺らぎを現出する装置。 - 対面に配置した2枚の偏光板(1)と偏光板(2)を有する装置であって、
該偏光板(1)と該偏光板(2)の対面する内側の面に、それぞれ光を屈折する性質を有する透明シートが部分的に貼付されてなり、
偏光板(1)と偏光板(2)のいずれか一方が、風を感知して又は風を模した駆動により、回転又は遥動することを特徴とする、風による光の揺らぎを現出する装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021124617A (ja) * | 2020-02-06 | 2021-08-30 | 日本化薬株式会社 | 偏光発光パルプ基材及びその製造方法 |
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2009
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---|---|---|---|---|
JP2021124617A (ja) * | 2020-02-06 | 2021-08-30 | 日本化薬株式会社 | 偏光発光パルプ基材及びその製造方法 |
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