JP3156776U - 旋回流方式濾過装置 - Google Patents

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JP3156776U
JP3156776U JP2009004194U JP2009004194U JP3156776U JP 3156776 U JP3156776 U JP 3156776U JP 2009004194 U JP2009004194 U JP 2009004194U JP 2009004194 U JP2009004194 U JP 2009004194U JP 3156776 U JP3156776 U JP 3156776U
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▲高▼治 吉田
武郎 吉田
拓男 重冨
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武郎 吉田
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Abstract

【課題】濾過器内部に円錐状のスクリーンを配することで、比重の小さな異物がスクリーンに堆積することを防止する旋回流方式濾過装置を提供する。【解決手段】濾過器内部に、円錐状のスクリーンを上部排出管接続位置の方向に頂点を向けて設置し、1本以上の入口管と1本の出口管と2本以上の排出管が接続された容器状の形状とし、液体流入により内部で回転させながらスクリーンを通過させることで、比重の大きな異物と比重の小さな異物を同時に濾過することを可能として旋回流方式濾過装置を実現する。【選択図】図2

Description

本考案は、自己洗浄機能を有する旋回流方式濾過装置に関する。
火力発電所や原子力発電所における復水器、回転機に用いる冷却水、水力発電用に用いる水、製鉄・石油化学プラントにおける冷却工業用水等では、使用する水や海水から異物(砂、海藻や生物等) を除去する必要があるため、濾過器を使用している。
この目的に使用される濾過器の基本的構造は、内部にスクリーンを有し、かつ、1本の入口管と1本の出口管と排出管が接続された容器状の形状を有し、液体流入により内部で回転させながらスクリーンを通過させる濾過装置である。この旋回流方式の濾過装置は、自己洗浄機能を有するため、メンテナンスの手間が軽減され、多くの発電所やプラントで使用されてきた。
この旋回流方式の濾過器としては、例えば特公昭61−53094号公報の異物除去装置、特公平2−18890号公報の濾過器、特開2000−334223号公報の旋回流式ストレーナが知られている。さらには、実公昭56−43371号公報や特開2007−296492号公報には、2本の排出管を持つ濾過器も知られている。
特公昭61−53094号公報 特公平2−18890号公報 特開2000−334223号公報 実公昭56−43371号公報 特開2007−296492号公報
旋回流方式の濾過器は、その特性上、比重の大きな砂や金属粉に対して濾過能力は優れているが、その一方で、比重の小さな異物に対してはその濾過能力が、優れていると言えない場合があった。
この問題を解決すべく、すなわち、比重の小さな異物の排出を良好に行うため、2本の排出管を持つ旋回流方式の濾過器が考案されてきた。
しかし、特許文献5に記載の濾過器では、比重が1を下回る異物の濾過を試みると、スクリーン上部に異物の堆積が認められ、特許文献4に記載の濾過装置では、比重の大きな異物の排出が思わしくない。
本考案は、2本もしくは2本以上の排出管を持つ旋回流方式の濾過器に関するものであり、濾過器内部に円錐状のスクリーンを有し、このスクリーンを上部排出管接続位置の方向に頂点を向けて設置することで比重の小さな異物のスクリーン上部での堆積が防止できることを見出し、完成したものである。
上述の様に、本考案の旋回流方式の濾過装置は、比重の重い異物(砂など)と比重の軽い異物(ポリエチレンシートなど)が混在する液体の濾過を実施する際に、従来型を使用すると必要となった詰まり除去のためのメンテナンスを省略できる効果がある。
本考案の一実施例を示す円筒型容器の旋回流方式濾過装置上面図と断面図である。
本考案の一実施例を示す円錐型容器の旋回流方式濾過装置上面図と断面図である。
本考案は、内部にスクリーンを有し、かつ、1本もしくは1本以上の入口管と1本の出口管と2本もしくは2本以上の排出管が接続された容器状の形状を有し、液体流入により内部で回転させながらスクリーンを通過させる旋回流方式濾過装置に関する。以下の詳細に特徴を説明する。
本考案は、旋回流を発生させ、これを利用するため、容器は、液体回転軸に垂直な断面が円形である必要がある。この条件に当てはまる形状としていろいろな立体が考えられ、円筒型がコスト上有利であるが、円錐型の方が、比重の重いゴミと比重の軽いゴミの排出がスムーズである点で有利である。
入口管は、容器の円形断面の外周円に内接する位置で容器に接続する必要があるが、高さは、下部排出管と上部排出管の中間の位置が好ましい。出口管は、液体回転軸方向に流出する様、液体回転軸を含む位置で容器に接続する必要がある。
入口管は、複数設置されていてもかまわない。複数設置した方が、旋回流を均一に発生させるために好ましいが、コスト上不利である。
下部排出管は、回転している液体が方向を変えずに排出できるよう容器内の最下部に、かつ、容器の円形断面の外周円に内接する位置で容器に接続する必要がある。下部排出管についても、複数設置されていてもかまわない。
上部排出管は、比重の小さな異物排出のために、排出方向が上方から水平の範囲にあることが望ましく、液体回転軸を含む位置で容器に接続されている必要がある。液体回転軸は、上記の制約を満たせば、どのように配置しても良いが、垂直に配置したほうがより良好なゴミ排出性が得られる。しかし、設置スペースに制約がある場合など、水平に配置せざるを得ない場合でも、まずまずの異物排排出性が得られる。
容器内には、穴あき板、もしくは、網でできたスクリーンを設置し、出口管への全ての経路を覆うものとする。
スクリーンは、少なくともその頂点付近は、円錐型の形状とする。すなわち、スクリーンの形状が円錐型そのものであっても良いし、鉛筆のように先端部分のみ円錐状であっても良い。
また、円錐型の頂点は、多少の丸みを帯びさせる事は問題なく、頂点の角度はスムーズな異物の排出性を確保するため、90度以内であることが望ましい。
スクリーンの設置に関しては、出口管への流体流出方向の逆方向に、すなわち、スクリーンの円錐型の頂点が、上部排出管の容器への接続部にその頂点を向ける位置とする。
さらに、設置に際しては、円錐型スクリーンの底面のみを容器に固定する方式が好ましい。頂点付近にステー等を配して固定する方法は、ゴミのスムーズな排出のために、好ましくない。
円錐型スクリーンは、その取付強度・信頼性の関係から、高さ/底面の直径の比率が2以下であることが好ましい。さらには、1.5以下であることが好ましい。ここで、高さとは円錐型の部分のみの高さを言う。スクリーンが鉛筆状である場合、円筒部の高さは含まない。

Claims (3)

  1. 内部にスクリーンを有し、かつ、1本もしくは1本以上の入口管と1本の出口管と2本もしくは2本以上の排出管が接続された容器状の形状を有し、液体流入により内部で回転させながらスクリーンを通過させる旋回流方式濾過装置であって、以下の特徴を有す。
    容器は、液体回転軸に垂直な断面が円形である。
    入口管は、容器の液体回転軸に垂直な断面の外周円の接線方向で容器に接続されている。
    出口管は、液体回転軸方向に流出する様、液体回転軸を含む位置で容器に接続されている。
    下部排出管は、回転している液体が方向を変えず排出できる方向で容器内の最下部に、かつ、容器の液体回転軸に垂直な断面の外周円の接線方向で容器に接続されている。
    上部排出管は、液体回転軸方向に排出する様、容器に接続する。その際、排出方向は、上方もしくは水平の範囲とし、出口管とは反対側で容器に接続されている。
    容器内には、穴あき板、もしくは、網でできたスクリーンが設置されている。
    スクリーンは、液体回転軸に垂直な断面が円形で、出口管から流出する全ての液体がこのスクリーンを透過するように設置されている。
    スクリーンは、少なくともその頂点部分は、円錐型の形状とし、容器の上部排出管接続位置方向にその先端を向けるように設置されている。
  2. スクリーンは、頂点から最も遠い底面でのみ容器に固定されていることを特徴とする請求項1記載の濾過装置。
  3. スクリーンの高さ/スクリーン底面の直径の比が2以下であることを特徴とする請求項2記載の濾過装置


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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112047418A (zh) * 2020-08-14 2020-12-08 白银原点科技有限公司 一种废水除氟装置及废水除氟方法

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