JP3156769B2 - プリンタ内蔵型の電子情報機器 - Google Patents

プリンタ内蔵型の電子情報機器

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JP3156769B2
JP3156769B2 JP08883398A JP8883398A JP3156769B2 JP 3156769 B2 JP3156769 B2 JP 3156769B2 JP 08883398 A JP08883398 A JP 08883398A JP 8883398 A JP8883398 A JP 8883398A JP 3156769 B2 JP3156769 B2 JP 3156769B2
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睦 小林
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Seiko Epson Corp
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタを内蔵し
たパソコン(パーソナルコンピュータ)やワープロ(ワ
ードプロセッサ)などの電子情報機器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタを内蔵し、液晶ディスプ
レイが機器本体に対して回動するなどして機器本体に対
して相対的に移動可能となっている所謂ラップトップ型
のパソコン(パーソナルコンピュータ)やワープロ(ワ
ードプロセッサー)などでは、プリンタがこのディスプ
レイの先の方、すなわち機器本体の後部に内蔵されてお
り、機器本体の後部の上面に給紙口や排紙口が設けられ
ている。このような機器本体の内部にはこの給紙口から
排紙口に至る紙通路が設けられており、紙通路がプリン
タの主要部をなす印刷ヘッドに対向して設けられたプラ
テンローラのところで略「U」字状に湾曲された形状と
なっているワープロや特開昭62−235632号公報
に記載されているように、透明な表示面を機器本体に設
け、この表示面の下を印刷されるべき紙(記録紙)が通
過する構造のタイプライターが知られており、給紙口
(挿入口)の形成された部分に記録紙を送るための駆動
ローラーが取り付けられている。この機器は、通常の使
用状態で設置場所と接触する底面を有しており、記録紙
はこの底面に対して傾いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来装置に
おいて本願発明者は、はがきなどの厚手の紙やラベル等
にプリントを行おうとすると、記録紙を保持手段に挿入
しにくいばかりでなくはがき等の記録紙がこの駆動ロー
ラやプラテンローラの部分で大きく折り曲げられるた
め、記録紙を送る際の負荷となる送り抵抗が増して紙送
りに支障をきたしたり、また、はがき等の記録紙が復元
限界を越えて湾曲されたり、曲り癖がついてプリント後
に扱い憎くなるなどの不具合に気が付いた。
【0004】本発明は、プリントに際し、はがき、ラベ
ル等の記録紙を湾曲させること等がなくしかも印字され
た面が容易に観測できるプリンタ内蔵型の電子情報機器
を提供することをその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため本発明は、所謂ワープロやパソコン等のプリンタ
内蔵型の電子情報機器を対象とするものである。本発明
のプリンタ内蔵型の電子情報機器は、プリンタ内蔵型の
電子情報機器において、記録紙を保持する保持手段、前
記保持手段に配置された該記録紙が導入される給紙口、
該記録紙に印刷を行うための印字ヘッド、前記保持手段
上に配置された該記録紙の給紙方向に対する横方向の移
動を規制する位置規制手段、及び、該記録紙を前記保持
手段から前記印字ヘッド方向へ搬送するためのローラー
を有する機器本体と、前記機器本体に信号を入力する入
力装置と、前記機器本体からの信号を表示するディスプ
レイとを備え、前記保持手段上の該記録紙は略平坦に保
持され、前記保持手段は前記入力装置によって覆われる
と共に前記入力装置は前記保持手段に対して相対的に移
動可能であり、前記印字ヘッドは、前記保持手段上に配
置された該記録紙が導入される前記給紙口を通過した該
記録紙を、上方から下方に向かって押圧して該記録紙に
印刷を行うため該記録紙を下向きに臨むように配置さ
れ、少なくとも前記印字ヘッドまでの間において該記録
紙の湾曲が抑制されるように該記録紙の紙通路が設定さ
れ、前記ディスプレイは、前記機器本体対してヒンジ部
を介して回動可能なように前記機器本体に取り付けられ
ており、前記保持手段は、前記ヒンジ部よりも前側に位
置し、前記ローラは、前記保持手段の後側と前記ヒンジ
部との間に位置すること特徴とする。入力装置は、キー
ボードであることが好ましい。本発明のプリンタ内蔵型
の電子情報機器は、前記ローラーを駆動するためのモー
ターと、プログラムが格納されたロム(ROM)、画像
情報を出力するビデオラム(VRAM)、前記ロムに格
納された制御プログラムに基づき前記印字ヘッドの印字
動作および前記ローラーの搬送動作を制御するマイクロ
プロセッサー(MPU)、及び前記ビデオラムから読み
取った信号を出力する表示コントローラーを有する回路
と、前記モータ及び前記印字ヘッドと前記マイクロプロ
セッサーとを接続し前記マイクロプロセッサーからの制
御信号を前記モーター及び前記印字ヘッドに入力するた
めのインターフェースとを備え、前記ディスプレイに
は、前記表示コントローラーから出力された信号が入力
され、前記キーボードは、前記インターフェースを介し
て前記回路に入力信号を伝達することを特徴とする。本
発明のプリンタ内蔵型の電子情報機器においては、前記
ローラは、前記記録紙を第1紙通路を通して搬送し、前
記機器本体に開閉可能に設けられたプリンタカバーを有
し、前記プリンタカバーは、前記プリンタカバーの開状
態においては、前記ローラによって前記保持手段から前
記印字ヘッド方向へ搬送される前記記録紙が通過する第
1紙通路がのぞめるように配置されていることが好まし
い。本発明のプリンタ内蔵型の電子情報機器は、機器本
体の後面に該記録紙が排出される排紙口を有し、前記紙
通路は、前記給紙口と前記排紙口との間において該記録
紙を保持することが好ましい。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】本発明の機器本体はその底面を下にして設置さ
れる。記録紙に印刷(印字)を行う場合は、まず、記録
紙を平坦部たる機器本体の表面に設置する。そして、ロ
ーラーを駆動すると、この記録紙は印字ヘッド方向へ移
動する。一方、この機器本体には、記録紙の表面から印
字ヘッド方向および表面に垂直な方向の双方に垂直な方
向への記録紙の移動を規制する手段である位置規制手段
が設けられているので、記録紙はこの手段により一定の
方向を保持して印字ヘッド方向へ搬送される。キ−ボー
ドは、この電子情報機器に入力信号を伝達するための入
力装置である。キーボードは機器本体に取付けられてお
り、キーボードからの入力信号は機器本体に内蔵した回
路を構成する回路基板に伝達することができる。また、
この表面は略平坦であり底面に平行であるので、紙に癖
が付いたりこの表面から滑り落ちたりすることがなくさ
らにはこの表面は底面に平行であるのでこれが傾斜して
いるときよりも機器本体の厚みを薄くして多くの記録紙
をこの平面に設置することができ、コンパクトで機能的
な電子情報機器を提供することができる。位置規制手段
によって記録紙の曲りは制限させられる。印字ヘッドは
記録紙を上方から下方に押圧するので、結果的に排出さ
れた印刷面は、上側を向くことになる。また、キーボー
ドは、記録紙の配置される表面に対して所定の間隔をあ
けて前記凹部を覆うように配置されているので、キーボ
ードが記録紙を全く邪魔することがなく、記録紙を容易
にこの表面上に配置することができる。
【0017】機器本体は、内部に制御プログラムが格納
されたロム(ROM)、画像情報を出力するビデオラム
(VRAM)、ロムに格納された制御プログラムに基づ
き印字ヘッドの印字動作とローラーの搬送動作との印字
作動を制御するマイクロプロセッサー(MPU)並びに
ビデオラムから読み取った信号を出力する表示コントロ
ーラーを含むシステムを有する。表示コントローラーか
ら出力された信号はディスプレイに入力され、また、機
器本体は印字ヘッドおよびローラーを駆動するためのモ
ーターに制御信号を出力するインターフェースを備えて
おり、キーボードから入力された入力信号はインターフ
ェースを介してこのシステムに入力される。また、本電
子情報機器にはプリンタの機構部を解放するためのプリ
ンタカバーが設けられている。このカバーはメンテナン
スのときに解放されるが、機器本体の上面に設置されて
いれば使いやすくまたこの装置全体をコンパクトにまと
めることができる。
【0018】給紙口が機器本体の手前前方に、排紙口が
機器本体の後方にそれぞれ形成されていること、排紙口
が機器本体の手前前方に、給紙口が機器本体の後方にそ
れぞれ形成されていること、また給紙口と排紙口とが機
器本体の手前前方に形成され、紙送り手段は、記録紙を
給紙口から導入して後方に導く第1の紙通路と、記録紙
を前方の排紙口に導く第2の紙通路と、記録紙を第1紙
通路から第2紙通路にスイッチバックさせて受け渡す受
け渡し手段とを有することとしてもよい。また、前方給
紙の場合、機器本体の上面の手前前半部にキーボードが
備えられており、紙通路(第1の紙通路)は、キーボー
ドの下面と機器本体の上面との間に形成され、給紙口
は、紙通路の前端に形成されていることが好ましい。ま
た、キーボードは、機器本体に対し着脱自在に構成され
ていてもよい。
【0019】給紙口から機器本体内に供給された記録紙
は、紙送り手段により紙通路に沿って送られ、プリント
が為された後排紙口から外部に排出される。この場合、
紙通路は記録紙を略平面状態を保持した状態で導けるよ
うになっているので、送り抵抗が小さく、記録紙に曲り
癖がつくことがない。この場合、給紙口が前方に、排紙
口が後方にそれぞれ形成されていることで、記録紙の供
給が容易になる。逆に、排紙口が前方に、給紙口が後方
にそれぞれ形成されていることで、プリントアウトの途
中で印字状態を確認することができる。また、給紙口と
排紙口とが共に前方に形成されていれば、記録紙の供給
からプリントアウトの照合までの一連の作業を極めて容
易に行い得る。また、紙通路(第1の紙通路)が、キー
ボードの下面と機器本体の上面である表面との間に形成
されていれば、キーボードの邪魔になることなく機器本
体の上面を紙通路として利用することができる。そし
て、この場合キーボードを機器本体から取り外すことが
できれば、紙通路の上面が解放され、この紙通路を記録
紙を供給する紙送りガイドとして使用することができ
る。
【0020】
【実施例】以下添付図に基づいて、本発明のラップトッ
プ型パソコンやワープロ等の電子情報機器の一実施例に
係るラップトップ型パソコンについて説明する。
【0021】図1において、パソコン1は、プリンタ2
を内蔵した機器本体3と、機器本体3に着脱自在に取付
けられた入力装置たるキーボード4と、キーボード4の
蓋体を兼ねる表示装置たるディスプレイ5とで構成され
ている。キーボード4は、機器本体3とワイヤレスで入
力信号が伝達可能なように接続されており、キーボード
4を機器本体3に対して相対的に移動させるなどして機
器本体3に搭載した状態での使用と、機器本体3から取
り外した状態での使用とが選択的にできるようになって
いる。すなわち、紙通路(第1の紙通路)52が、キー
ボード4の下面と機器本体3の上面との間に形成されて
いるので、キーボード4の邪魔になることなく機器本体
3の上面を紙通路として利用することができ、この場
合、キーボード4を機器本体3から取り外すことができ
るので、紙通路の上面が解放され、この紙通路を記録紙
を供給する紙送りガイドとして使用することができる。
ディスプレイ5は、液晶のディスプレイ本体6を有し、
機器本体3の中間部にヒンジ部7を介して開閉自在に取
り付けられており、ディスプレイ5は機器本体3に対し
て相対的に移動可能となっている。そして、通常の使用
状態である作業中のディスプレイ5は、幾分後ろ倒しの
起立状態で使用され、機器本体の底面が設置場所と接触
する。
【0022】なお、以下の説明において、図1の左方、
右方をそれぞれ前方、後方と、上方、下方をそれぞれ上
方、下方と、また紙面に垂直の方向を幅方向と呼ぶこと
とする。機器本体3は、前半部が薄手で後半部が厚手に
構成されており、前半部にキーボード4が取り付けられ
ており、その上に閉蓋状態のディスプレイ5が重なって
機器本体3の蓋として機能するとともに相対的に移動可
能なキーボード4の蓋として機能して全体として矩形を
成している。このディスプレイ5が閉状態の場合にはキ
ーボード4はディスプレイ5と機器本体平坦部たる表面
41との間にキーボード4は配置されることになり、デ
ィスプレイ5はキーボード4を保護している。また、こ
の前半部は幅方向において、図2に示すように、その上
面の中間部分の平坦部41と、両側部分の段付き部4
2,42とで、全体として中間が窪んだ「凹」字状の断
面形状となっており、記録紙Pの設置される表面41を
含んで凹部を形成している。キーボード4はこの段付き
部42,42に載置され、載置された状態で機器本体4
の底面に略平行な平坦部41とキーボード4の下面との
間に間隙43が構成されるが、この底面は通常の使用状
態において設置場所と接触する。間隙43は、プリント
の際にキーボード4の前端を給紙口とする紙通路として
利用できるが、本実施例では、キーボード4を取り外し
て平坦部41がのぞめるようにしてこの部分を給紙ガイ
ド40として利用している。すなわち、平坦部41(第
1表面、表面)には、前後方向に延びる2つの凸条4
4,44(位置規制手段であって、44,44は表面か
ら印字ヘッド方向および表面に垂直な方向の双方に垂直
な方向への記録紙の移動を規制する)が形成されてお
り、この凸条44の位置が左側の段付き部42からの記
録紙Pの幅(サイズ)を現している。もちろん凸条44
ではなく単なる表示でもよいが、この左側の段付き部4
2から左寄りの凸条44までがB5サイズであり、右寄
りよりの凸条44までがA4サイズであり、さらに平坦
部41の全幅がB4サイズに該当し、この位置規制手段
たる凸条44,44は記録紙の大きさに対応して規制す
ることができる。例えば右ききのオペレータは平坦部4
1の左端を基準として記録紙Pをこの給紙ガイド40か
ら機器本体3のプリンタ2の機構部に供給する。もっと
も、この場合、記録紙Pは平坦部41の左端を基準とし
て挿入されるので、オペレーターにとっては使いやすく
特に上記所定サイズの記録紙P以外、例えばはがきやラ
ベル等であっても適切にガイドできる。プリンタ2の機
構部は、上記給紙ガイド40の先端に位置して記録紙P
をプリンタ2の機構部内に供給する給紙口51と、給紙
口51に連なる第1紙通路52と、給紙口51の上方近
傍の機器本体3の表面に形成された排紙口53と、排紙
口53に連なる第2紙通路54とを備えている。
【0023】第1紙通路52は機器本体3内を平面状に
延びて機器本体3の後部に貫通しており、この貫通部分
に後述する露出口57が形成されている。一方、第2紙
通路54は、第1紙通路52の中間部分の分岐部55で
分岐して排紙口53まで幾分斜め上方に延びている。ま
た、第2紙通路54の上部であって機器本体3の底面に
平行に設けられた第2平面には開閉可能なプリンタカバ
ー56が設けられており、メンテナンス等のためにプリ
ンタ2の機構部が開放できるようになっている。記録紙
Pは給紙口51から供給され第1紙通路52を通ってプ
リンタ2の機構部内に導入され、その導入後端が分岐部
55に達したところで停止する。この場合、記録紙Pの
一部は露出口57から外部に搾り出され露出した状態と
なる。したがって、機器本体3を大きなものとすること
なく各種サイズの記録紙Pを使用することができ、記録
紙Pが折り曲げられることがない。つぎに記録紙Pはス
イッチバックして第2紙通路54に導かれ、同時にプリ
ントが開始される。プリントの進行と共に記録紙Pは第
2紙通路54から排紙口53を経て外部に排出される
が、印字ヘッド68により記録紙Pに印字を施した後こ
の記録紙Pを露出口57を排紙口として排出することも
できる。
【0024】第2紙通路54の分岐部55には、記録紙
Pを第1紙通路52から第2紙通路54に受け渡す受渡
し手段が設けられ、したがって、記録紙Pのスイッチバ
ックを可能にしている。この受渡し手段は、記録紙Pの
供給・排出の動きに従って適宜、第1、第2両紙通路5
2,54を開閉するゲート58と、ゲート58を開閉駆
動するソレノイド59およびコイルスプリング60と、
記録紙Pを検出してソレノイド59に開閉信号を送る第
1紙検出センサ61と、記録紙Pの印字開始位置を検出
する第2検出センサ62とから構成されている。ゲート
58は適宜枢軸63を中心に揺動して、記録紙Pが供給
される場合に、第1紙通路52を「開」、第2紙通路5
4を「閉」にし、記録紙Pが排出される場合に、第1紙
通路52を「閉」、第2紙通路54を「開」にする。ゲ
ート58の後端には、上下にそれぞれコイルスプリング
60とソレノイド59とが接続されており、ゲート58
はコイルスプリング60により第1紙通路52を「閉」
状態になる方向に付勢している。ソレノイド59は、第
1紙検出センサ61の検出信号に基づいて励起され、ゲ
ート58を第2紙通路54を「閉」状態になる方向に揺
動させる。
【0025】両紙検出センサ61,62は、第1・第2
両紙通路52,54の分岐部55の上流側にそれぞれ紙
通路52,54に臨むように設けられており、第1紙検
出センサ61は供給された記録紙Pの送り方向の先端お
よび後端を検出し、第2紙検出センサ62はスイッチバ
ックしてプリント位置にきた記録紙Pの送り方向の先端
を検出する。すなわち、第1紙通路52に記録紙Pが導
入され第1紙検出センサ61によりその先端が検出され
ると、ソレノイド59が駆動してゲート58を第1紙通
路52を「開」、第2紙通路54を「閉」位置に揺動さ
せる。更に記録紙Pが送られてこんどはこの第2紙検出
センサ62が記録紙Pの後端を検出すると、所定の時間
をおいてソレノイド59が駆動してゲート58を第1紙
通路52を「閉」、第2紙通路54を「開」位置に揺動
させる。この揺動と同時に紙送りの方向が逆転して、記
録紙Pはスイッチバックして第2紙通路54に導入され
る。ここで記録紙Pの先端が第2紙検出センサ62によ
り検出され、プリント開始位置(ホームポジション)で
記録紙Pがいったん停止し、この停止位置からプリント
が開始される。これらの紙送りは、第1・第2両紙通路
52,54の各部に設けた各種ローラにより行われる。
【0026】第1紙通路52には、給紙口51側に設け
た第1送りローラ64と、露出口57側に設けた第2送
りローラ65とが設けらている。第2紙通路54には排
紙口53側に第3送りローラ66が設けられている。こ
れらの各送りローラ64,65,66は、駆動ローラ6
4a,65a,66aと押圧ローラ64b,65b,6
6bとの一対で構成されており、自由回転する押圧ロー
ラ64b,65b,66bにより記録紙Pは駆動ローラ
64a,65a,66a側に押し付けるようにされてお
り、駆動ローラ64a,65a,66aにより紙送りが
行われるように構成されている。したがって、第1・第
2両紙通路52、54と第1・第2・第3送りローラ6
4,65,66により紙送り手段が構成される。一方、
第1紙通路52の分岐部55の上流側近傍には、記録紙
Pにプリント(印字)を行うための印字ヘッド68がこ
の紙通路52に臨むように設けられている。さらに、こ
の印字ヘッド68に対向してプラテンローラ67が設け
られている。記録紙Pはちょうどこの印字ヘッド68と
プラテンローラ67との間に挟み込まれた状態で、第3
送りローラ66の行送りと印字ヘッド68の左右方向へ
の印字動作とでプリントが行われる。
【0027】なお、機器本体3の底部には機器本体3内
の全域に亘って主回路基板8が設けられており、この主
回路基板8にワイヤレスで接続されるキーボード4の受
信部9が接続されている。受信部9は、キーボード4の
奥端に設けた送信部10とで光通信によりキーボード4
の入力信号を機器本体3の主回路基板8に伝達する。受
信部9は、フォトトランジスタなどを組込んだ光受信モ
ジュールで構成されており、機器本体3の中央部と前端
部とに2個設けられ、機器本体3に対するキーボード4
の装着、離脱の両使用態様に対応できるようになってい
る。送信部10は発光ダイオードなどを組込んだ光送信
モジュールで構成されており、リモートコマンド送信に
より入力信号を機器本体3側に送信する。機器本体3、
すなわちこのコンピュータは、図3のブロック図に示す
ごときシステム構成を有する。すなわち、マイクロプロ
セッサ(MPU)11、制御プログラムが格納されたR
OM(Read Only Memory,リードオン
リーメモリー)12、メインメモリを形成するラム(R
AM、Random Access Memory、ラ
ンダムアクセスメモリー)13、フロッピィディスクコ
ントローラ(FDC)14、ディスプレイ5に出力され
る情報を格納するビデオラム(VRAM)15、ビデオ
ラム15から読み取った信号をディスプレイ5に出力す
る表示コントローラ(CRTC)16、等がバス、すな
わち制御線17を介して入出力インタフェース(I/
O)18に接続されている。
【0028】入出力インタフェース18には、受信部
9,9を経由したキーボード4からの信号が、受信部
9,9に対応する受信回路(RC,RC)19,19の
何れか一方とORゲート(OR)20とを経て入力され
る。また入出力インタフェース18には、第1・第2両
紙検出センサ61,62からの検出信号が入力される。
入出力インタフェース18からは、出力回路(DC)2
1,21,21を介して、印刷ヘッド68、送りローラ
64,65,66並びにプラテンローラ67を駆動する
モータ(M)22、及びソレノイド59に制御信号が出
力される。すなわち、本実施例に係るパソコン1のプリ
ンタ2の印字作動は、ROM12に格納された制御プロ
グラムに基づき、マイクロプロセッサ11により制御さ
れる。本実施例は、以上のように第1・第2両紙通路5
2,54が略平面状に形成され、またスイッチバックに
より、記録紙Pを平面状態を保持した状態で紙送りされ
るので、記録紙Pの紙送り抵抗が極めて小さく、記録紙
Pに曲り癖がつかない。したがって、はがきやラベル等
の厚手の紙でも支障なく適切なプリントが行い得る。ま
た、スイッチバック動作を行わせる場合には、オペレー
タは一連のプリント作業をディスプレイ5の手前で行う
こともでき、プリントに際しディスプレイ5を手前倒し
たり、機器本体3の後部まで手を延ばしたりしなくても
よく、一連の作業を容易に行うことができる。
【0029】またプリント後の記録紙Pが、ディスプレ
イ5の前方に排出する場合には、オペレータはディスプ
レイ5の画面とプリント途中の記録紙P上のプリントア
ウトとを比較することができ、プリントアウトのチェッ
クやプリント中止などの対応を迅速に行うことができ
る。さらに、キーボード4を平坦部41に対して相対的
に移動させることにより、平坦部41に対して容易に記
録紙Pを設置することができ、また、凸条44がこの平
坦部41に形成されているので、記録紙Pの大きさに合
わせてこの記録紙Pの搬送を確実に行うことができる。
上記の実施例では、記録紙Pを一旦後方へ移動させた
後、紙送りの方向を逆転させ、前方に移動させて前方に
排出するようにしているが、これは制御プログラムを変
更することにより、紙送りの手順は種々変更が可能であ
る。例えば、記録紙Pを給紙口51から第1紙通路52
を通って後方に移動させて、露出口57を排紙口として
記録紙Pをこの露出口57から排出するようにしてもよ
いし、逆に、露出口57から第1紙通路52および第2
紙通路54を通って後方に移動させて、排出口53から
排出するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記録紙を
略平面状態を保持したその移動方向を規制しながら給紙
口から排紙口まで導けるので、紙通路上に湾曲がなく記
録紙の送り抵抗が小さすることができ、印字ヘッドは、
記録しを下方に押圧するので、本機器は、はがき、ラベ
ル等の記録紙を湾曲させることなくして印字された面が
容易に観測できるように排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るパソコンの前後方向
の裁断断面図である。
【図2】図1の左右方向の裁断断面図である。
【図3】図1のパソコンのコンピュータ本体のブロック
図である。
【符号の説明】
3…機器本体、4…キーボード(入力装置)、5…ディ
スプレイ(表示装置)、41…平坦部(保持手段、表
面)、51…給紙口、52…第1紙通路、53,57…
排紙口、54…第2紙通路、64…第1送りローラ、6
5…第2送りローラ、66…第3送りローラ、P…記録
紙、44…位置規制手段(ガイド)、56…プリンタカ
バー、68…印字ヘッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/16 B41J 29/13 G06F 3/12 G06F 15/02 320

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタ内蔵型の電子情報機器におい
    て、 記録紙を保持する保持手段、前記保持手段に配置された
    該記録紙が導入される給紙口、該記録紙に印刷を行うた
    めの印字ヘッド、前記保持手段上に配置された該記録紙
    の給紙方向に対する横方向の移動を規制する位置規制手
    段、及び、該記録紙を前記保持手段から前記印字ヘッド
    方向へ搬送するためのローラーを有する機器本体と、前
    記機器本体に信号を入力する入力装置と、前記機器本体
    からの信号を表示するディスプレイとを備え、 前記保持手段上の該記録紙は略平坦に保持され、 前記保持手段は前記入力装置によって覆われると共に前
    記入力装置は前記保持手段に対して相対的に移動可能で
    あり、 前記印字ヘッドは、前記保持手段上に配置された該記録
    紙が導入される前記給紙口を通過した該記録紙を、上方
    から下方に向かって押圧して該記録紙に印刷を行うため
    該記録紙を下向きに臨むように配置され、 少なくとも前記印字ヘッドまでの間において該記録紙の
    湾曲が抑制されるように該記録紙の紙通路が設定され、 前記ディスプレイは、前記機器本体対してヒンジ部を介
    して回動可能なように前記機器本体に取り付けられてお
    り、 前記保持手段は、前記ヒンジ部よりも前側に位置し、 前記ローラは、前記保持手段の後側と前記ヒンジ部との
    間に位置すること特徴とするプリンタ内蔵型の電子情報
    機器。
  2. 【請求項2】 前記入力装置は、キーボードであること
    を特徴とする請求項1記載のプリンタ内蔵型の電子情報
    機器。
  3. 【請求項3】 前記ローラーを駆動するためのモーター
    と、プログラムが格納されたロム(ROM)、画像情報
    を出力するビデオラム(VRAM)、前記ロムに格納さ
    れた制御プログラムに基づき前記印字ヘッドの印字動作
    および前記ローラーの搬送動作を制御するマイクロプロ
    セッサー(MPU)、及び前記ビデオラムから読み取っ
    た信号を出力する表示コントローラーを有する回路と、
    前記モータ及び前記印字ヘッドと前記マイクロプロセッ
    サーとを接続し前記マイクロプロセッサーからの制御信
    号を前記モーター及び前記印字ヘッドに入力するための
    インターフェースとを備え、前記ディスプレイには、前
    記表示コントローラーから出力された信号が入力され、
    前記キーボードは、前記インターフェースを介して前記
    回路に入力信号を伝達することを特徴とする請求項2記
    載のプリンタ内蔵型の電子情報機器。
  4. 【請求項4】 前記ローラは、前記記録紙を第1紙通路
    を通して搬送し、前記機器本体に開閉可能に設けられた
    プリンタカバーを有し、前記プリンタカバーは、前記プ
    リンタカバーの開状態においては、前記ローラによって
    前記保持手段から前記印字ヘッド方向へ搬送される前記
    記録紙が通過する第1紙通路がのぞめるように配置され
    ていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項
    に記載のプリンタ内蔵型の電子情報機器。
  5. 【請求項5】 前記機器本体の後面に該記録紙が排出さ
    れる排紙口を有し、前記紙通路は、前記給紙口と前記排
    紙口との間において該記録紙を保持することを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプリンタ内蔵
    型の電子情報機器。
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