JP3156709U - パネル型ヒータ - Google Patents
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Abstract
【課題】大量の加湿水分を供給することができ、水が腐食する心配のないパネル型ヒータを提供する。【解決手段】パネル型ヒータ10は、珪藻土及びシリカを含むパネル本体18と、ステンレス籠19に収納され温度が高まると電気抵抗値が大きくなって電流値を制限して温度を自動的に一定に保つことができる自己温度制御型ヒータ21、21と、ステンレス籠19に収納される炭粒層22と、この炭粒層22の上部に埋設され炭粒層22に噴霧水を噴射する噴霧ノズル23と、この噴霧ノズル23へ水を供給する水供給機構24と、からなる。【選択図】図2
Description
本考案は、建物の床、壁若しくは天井に嵌め込まれる、又は室内に置かれる暖房パネルとして用いられる、又は上面に載せた魚を乾燥させる乾燥器として用いられるパネル型ヒータに関する。
冬期や寒冷期には、暖房設備が不可欠である。エネルギー源として、石油、ガス、電気が挙げられるが、中でも電気は二酸化炭素ガスを出さないという特長がある。
一方、冬期や寒冷期は、大気湿度が低いため、電気ヒータを使用すると、室内が過度に乾燥する心配がある。そこで、加湿器を別途設けるが、近年、加湿器が付属されている電気ヒータが実用に供されるようになってきた(例えば、特許文献1(図7)参照。)。
一方、冬期や寒冷期は、大気湿度が低いため、電気ヒータを使用すると、室内が過度に乾燥する心配がある。そこで、加湿器を別途設けるが、近年、加湿器が付属されている電気ヒータが実用に供されるようになってきた(例えば、特許文献1(図7)参照。)。
特許文献1の図7(A)に示されるように、放熱部(8)(括弧付き数字は特許文献1記載の符号を示す。以下同様)の側部に、(C)に示される加湿タンク(12)が付属されている。
この加湿タンク(12)は、(B)に示されるように、縦に長い透明パイプ(5D)と、この透明パイプ(5D)の上辺(12T)に嵌められた放湿キャップ(12C)を要部とし、この放湿キャップ(12C)に放湿孔(H12)が設けられている。
透明パイプ(5D)に溜められた温水の一部が、放湿孔(H12)を通って室内へ供給される。
この加湿タンク(12)は、(B)に示されるように、縦に長い透明パイプ(5D)と、この透明パイプ(5D)の上辺(12T)に嵌められた放湿キャップ(12C)を要部とし、この放湿キャップ(12C)に放湿孔(H12)が設けられている。
透明パイプ(5D)に溜められた温水の一部が、放湿孔(H12)を通って室内へ供給される。
しかし、特許文献1の技術には次の述べる不具合が含まれている
第1に、放湿孔(H12)は、小さな孔であるため、加湿水分の供給速度に限度がある。
例えば、夜間に暖房を止めておき、朝に暖房を開始する場合、室内の空気が夜間の間に乾燥することがある。この場合は、暖房開始時に大量の加湿水分を供給する必要がある。しかし、特許文献1の構造では、大量の加湿水分を供給することができない。
対策として、放湿孔(H12)を大径にすると、昼間に過剰な加湿水分が室内に供給され、加湿過多になる。
第1に、放湿孔(H12)は、小さな孔であるため、加湿水分の供給速度に限度がある。
例えば、夜間に暖房を止めておき、朝に暖房を開始する場合、室内の空気が夜間の間に乾燥することがある。この場合は、暖房開始時に大量の加湿水分を供給する必要がある。しかし、特許文献1の構造では、大量の加湿水分を供給することができない。
対策として、放湿孔(H12)を大径にすると、昼間に過剰な加湿水分が室内に供給され、加湿過多になる。
第2に、透明パイプ(5D)に温水を長期間溜めておくと、空気中の雑菌が侵入し、繁殖し、温水が腐食する。対策として、定期的に温水を捨てて、新しい温水を補充するが、そうすると手間がかかる。
そこで、大量の加湿水分を供給することができ、且つ水が腐食する心配のないヒータが必要となる。
本考案は、大量の加湿水分を供給することができ、且つ水が腐食する心配のないヒータを供給することを課題とする。
請求項1に係る考案は、建物の床、壁若しくは天井に嵌め込まれる、又は室内に置かれる暖房パネルとして用いられる、又は上面に載せた魚を乾燥させる乾燥器として用いられるパネル型ヒータであって、
珪藻土を含むパネル本体と、このパネル本体に内蔵され温度が高まると電気抵抗値が大きくなって電流値を制限して温度を自動的に一定に保つことができる自己温度制御型ヒータと、前記パネル本体に内蔵される炭粒層と、この炭粒層の上部又は前記パネル本他の上部に設けられ前記炭粒層に噴霧水を噴射する噴霧ノズルと、この噴霧ノズルへ水を供給する水供給機構と、からなることを特徴とする。
珪藻土を含むパネル本体と、このパネル本体に内蔵され温度が高まると電気抵抗値が大きくなって電流値を制限して温度を自動的に一定に保つことができる自己温度制御型ヒータと、前記パネル本体に内蔵される炭粒層と、この炭粒層の上部又は前記パネル本他の上部に設けられ前記炭粒層に噴霧水を噴射する噴霧ノズルと、この噴霧ノズルへ水を供給する水供給機構と、からなることを特徴とする。
請求項2に係る考案では、パネル本体は、銅多孔板で囲われていることを特徴とする。
請求項3に係る考案では、水供給機構は、水道に直結する給水弁と、パネル本体の湿度を測定する湿度検出手段と、この湿度検出手段で検出した湿度測定値が予め定めてある湿度設定値を下回ったときに前記給水弁を一定時間開く給水制御部と、を含むことを特徴とする。
請求項1に係る考案では、噴霧ノズルで炭粒層に散水する。すると、水は炭粒で分散される。炭は防腐機能を有するので、水の腐食を抑える作用を発揮する。
炭粒間に分散された水は、自己温度制御型ヒータの熱を受けて蒸発する。蒸気はパネル本体中の珪藻土に一旦蓄えられる。
珪藻土は、規則正しく配列された0.1〜0.2μmの孔を無数に備える。この微細な孔に蒸気が貯留される。居室の湿度が下がると、微細な孔から蒸気が居室内へ放出される。
炭粒間に分散された水は、自己温度制御型ヒータの熱を受けて蒸発する。蒸気はパネル本体中の珪藻土に一旦蓄えられる。
珪藻土は、規則正しく配列された0.1〜0.2μmの孔を無数に備える。この微細な孔に蒸気が貯留される。居室の湿度が下がると、微細な孔から蒸気が居室内へ放出される。
パネル本体に珪藻土が含まれているため、パネル本体の外表面が蒸気放出面となり、大量の蒸気(水分)が放出される。加えて、炭粒層により水の腐食が防止される。
したがって、本考案によれば、大量の加湿水分を供給することができ、且つ水が腐食する心配のないパネル型ヒータが提供される。
したがって、本考案によれば、大量の加湿水分を供給することができ、且つ水が腐食する心配のないパネル型ヒータが提供される。
建物は、サウナ室であってもよい。サウナ室の床、壁若しくは天井を本考案のパネル型ヒータで構成すれば、蒸気を放出させながら、室内を暖めることができる。サウナ室では、高温、多湿の雰囲気により、黴や雑菌が繁殖し勝ちであるが、炭素層による防黴、殺菌作用より、黴や雑菌の繁殖が抑えられる。
なお、サウナ室の床や壁に適用する場合には、サウナ使用者が触れ易いため、本考案のパネル型ヒータの片面に珪藻土タイルを貼り付けることが望ましい。
なお、サウナ室の床や壁に適用する場合には、サウナ使用者が触れ易いため、本考案のパネル型ヒータの片面に珪藻土タイルを貼り付けることが望ましい。
また、仮に、魚を熱風で急激に乾燥させると、魚の内部は水分が十分に含まれているにも拘わらず、魚の表面だけが極度に乾燥し、魚の温度分布及び含水率の分布に、大きなムラができる。このムラにより、魚の風味が損なわれたり、乾燥時間がむしろ延びるといった不具合がある。
この点、本考案のパネル型ヒータの上面に魚を載せて、魚を乾燥させると、適度な水分を補充しながら乾燥を実施することができる。水分の補充により、魚の温度分布及び含水率の分布のムラを是正することができ、穏やかな乾燥が可能となり、魚の風味を損なうことなく、短い時間での乾燥が可能となる。
なお、魚を乾燥させる場合には、魚が触れるため、本考案のパネル型ヒータの片面(魚を載せる面)に珪藻土タイルを貼り付けることが望ましい。
なお、魚を乾燥させる場合には、魚が触れるため、本考案のパネル型ヒータの片面(魚を載せる面)に珪藻土タイルを貼り付けることが望ましい。
請求項2に係る考案では、パネル本体は、銅多孔板で囲われている。
珪藻土に溜められた蒸気(水分)が、腐食する心配は皆無ではない。そこで、銅イオンの防黴作用や殺菌作用が期待できる銅多孔板で、パネル本体を包むことで、珪藻土に溜められた蒸気(水分)の腐食をより確実に防止することができる。
珪藻土に溜められた蒸気(水分)が、腐食する心配は皆無ではない。そこで、銅イオンの防黴作用や殺菌作用が期待できる銅多孔板で、パネル本体を包むことで、珪藻土に溜められた蒸気(水分)の腐食をより確実に防止することができる。
請求項3に係る考案では、水供給機構は、水道に直結する給水弁と、パネル本体の湿度を測定する湿度検出手段と、この湿度検出手段で検出した湿度測定値が予め定めてある湿度設定値を下回ったときに給水弁を一定時間開く給水制御部とを含む。
湿度検出手段でパネル本体の湿度を検出し、湿分が不足したときに、給水弁を一定時間開くようにする。過不足なく、適量の水を炭粒層へ供給することができる。
湿度検出手段でパネル本体の湿度を検出し、湿分が不足したときに、給水弁を一定時間開くようにする。過不足なく、適量の水を炭粒層へ供給することができる。
本考案の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、本考案のパネル型ヒータは、建物の床、壁若しくは天井に嵌め込まれる、又は室内に置かれる暖房パネルとして用いられる、又は上面に載せた魚を乾燥させる乾燥器として用いられるヒータあり、以下の説明では、室内の床上に独立して置かれる暖房パネルを例に説明する。
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、パネル型ヒータ10は、全体的に直方体形を呈しており、上面を除く五面又は上下面を除く四面が銅多孔板11で覆われ、スタンド12、12により自立可能とされ、上面がカバー13で覆われ、このカバー13に取っ手14、14や制御パネル15や給水管16や給電ケーブル17が取付けられている。
図1に示されるように、パネル型ヒータ10は、全体的に直方体形を呈しており、上面を除く五面又は上下面を除く四面が銅多孔板11で覆われ、スタンド12、12により自立可能とされ、上面がカバー13で覆われ、このカバー13に取っ手14、14や制御パネル15や給水管16や給電ケーブル17が取付けられている。
図2は給水系を説明する断面図であり、パネル型ヒータ10は、珪藻土及びシリカを含むパネル本体18と、このパネル本体18に上から挿入されたステンレス多孔板又はステンレス網で構成したステンレス籠19と、このステンレス籠19に収納され温度が高まると電気抵抗値が大きくなって電流値を制限して温度を自動的に一定に保つことができる自己温度制御型ヒータ21、21と、ステンレス籠19に収納されることでパネル本体18に内蔵される炭粒層22と、この炭粒層22の上部に埋設され炭粒層22に噴霧水を噴射する噴霧ノズル23と、この噴霧ノズル23へ水を供給する水供給機構24と、からなる。
噴霧ノズル23は、炭粒層22に埋設するほか、炭粒層22の上方に配置しても良い。要は、噴霧ノズル23で炭素層22に散水できればよい。
珪藻土は微細な孔を多数含むため、周囲の湿度が高まると微細な孔へ水分を取り込み、周囲の湿度が下がると水を放出する作用を発揮する。
シリカ、好ましくはブラックシリカは、暖められると遠赤外線を盛んに放射する。
噴霧ノズル23は、水圧を駆動源として、全体は図面の表裏方向へ広がる扇形で、断面が長円状のスプレーパターンを発生する。
シリカ、好ましくはブラックシリカは、暖められると遠赤外線を盛んに放射する。
噴霧ノズル23は、水圧を駆動源として、全体は図面の表裏方向へ広がる扇形で、断面が長円状のスプレーパターンを発生する。
好ましくは、パネル本体18に湿度検出手段25を挿入し、この湿度検出手段25で検出した湿度情報を制御パネル15へ送る。この制御パネル15の好適な作用を次図で説明する。
図3に示すように、水供給機構24は、水道管27に直結する給水管16と、この給水管16に設けられている給水弁28と、パネル本体18の湿度を測定する湿度検出手段25と、この湿度検出手段25で検出した湿度測定値が予め定めてある湿度設定値を下回ったときに給水弁28を一定時間開く給水制御パネル15と、を含む。
図3に示すように、水供給機構24は、水道管27に直結する給水管16と、この給水管16に設けられている給水弁28と、パネル本体18の湿度を測定する湿度検出手段25と、この湿度検出手段25で検出した湿度測定値が予め定めてある湿度設定値を下回ったときに給水弁28を一定時間開く給水制御パネル15と、を含む。
弁開にかかる一定時間は、タイマー29を調整することで、任意に変更することができる。湿度設定値も制御パネル15へ変更情報を入力することで、変更可能である。
湿度検出手段25でパネル本体18の湿度を検出し、湿分が不足したときに、給水弁28を一定時間開くようにしたので、過不足なく、適量の水を炭粒層22へ供給することができる。なお、操作パネル15に押しボタン31を設けておき、この押しボタン31を押すことで、強制的に給水できるようにしてもよい。
湿度検出手段25でパネル本体18の湿度を検出し、湿分が不足したときに、給水弁28を一定時間開くようにしたので、過不足なく、適量の水を炭粒層22へ供給することができる。なお、操作パネル15に押しボタン31を設けておき、この押しボタン31を押すことで、強制的に給水できるようにしてもよい。
図4は給電系を説明する断面図であり、自己温度制御型ヒータ21、21へ通電すると、発熱する。この発熱により、炭粒層22及びパネル本体18が暖められる。
炭粒間に分散された水は、自己温度制御型ヒータ21、21の熱を受けて蒸発する。蒸気は、ステンレス籠19を通過し、パネル本体18中の珪藻土に一端蓄えられる。
珪藻土は、規則正しく配列された0.1〜0.2μmの孔を無数に備える。この微細な孔に蒸気が貯留される。
炭粒間に分散された水は、自己温度制御型ヒータ21、21の熱を受けて蒸発する。蒸気は、ステンレス籠19を通過し、パネル本体18中の珪藻土に一端蓄えられる。
珪藻土は、規則正しく配列された0.1〜0.2μmの孔を無数に備える。この微細な孔に蒸気が貯留される。
パネル本体18に珪藻土が含まれているため、パネル本体18の外表面が蒸気放出面となり、大量の蒸気(水分)が銅多孔板11を通過して外へ放出される。加えて、炭粒層22により水の腐食が防止される。
次に、水の腐食対策について説明する。
先ず、炭粒層22を構成する炭粒は防黴機能を有する。そのため、炭粒層22に溜まっている水が直ぐに腐食することはない。
一方、珪藻土に溜められた蒸気(水分)が、腐食する心配は皆無ではない。そこで、銅イオンの防黴作用や殺菌作用が期待できる銅多孔板11で、パネル本体18を包むことで、珪藻土に溜められた蒸気(水分)の腐食をより確実に防止することができる。
先ず、炭粒層22を構成する炭粒は防黴機能を有する。そのため、炭粒層22に溜まっている水が直ぐに腐食することはない。
一方、珪藻土に溜められた蒸気(水分)が、腐食する心配は皆無ではない。そこで、銅イオンの防黴作用や殺菌作用が期待できる銅多孔板11で、パネル本体18を包むことで、珪藻土に溜められた蒸気(水分)の腐食をより確実に防止することができる。
以上に説明したように、本考案によれば、大量の加湿水分を供給することができ、且つ水が腐食する心配のないパネル型ヒータを供給することができる。
尚、実施例では、床置き型のパネル型ヒータを説明したが、このパネル型ヒータは、居室の壁に嵌め込むこともできる。
また、床や天井に嵌め込むこともできる。ただし、天井に嵌め込むときは、天井から滴が落ちないように、給水量を制限することが望ましい。
また、床や天井に嵌め込むこともできる。ただし、天井に嵌め込むときは、天井から滴が落ちないように、給水量を制限することが望ましい。
建物は、サウナ室であってもよい。サウナ室の床、壁若しくは天井を本考案のパネル型ヒータで構成すれば、蒸気を放出させながら、室内を暖めることができる。サウナ室では、高温、多湿の雰囲気により、黴や雑菌が繁殖し勝ちであるが、炭素層による防黴、殺菌作用より、黴や雑菌の繁殖が抑えられる。
なお、サウナ室の床や壁に適用する場合には、サウナ使用者が触れ易いため、本考案のパネル型ヒータの片面に珪藻土タイルを貼り付けることが望ましい。
なお、サウナ室の床や壁に適用する場合には、サウナ使用者が触れ易いため、本考案のパネル型ヒータの片面に珪藻土タイルを貼り付けることが望ましい。
また、仮に、魚を熱風で急激に乾燥させると、魚の内部は水分が十分に含まれているにも拘わらず、魚の表面だけが極度に乾燥し、魚の温度分布及び含水率の分布に、大きなムラができる。このムラにより、魚の風味が損なわれたり、乾燥時間がむしろ延びるといった不具合がある。
この点、本考案のパネル型ヒータの上面に魚を載せて、魚を乾燥させると、適度な水分を補充しながら乾燥を実施することができる。水分の補充により、魚の温度分布及び含水率の分布のムラを是正することができ、穏やかな乾燥が可能となり、魚の風味を損なうことなく、短い時間での乾燥が可能となる。
なお、魚を乾燥させる場合には、魚が触れるため、本考案のパネル型ヒータの片面(魚を載せる面)に珪藻土タイルを貼り付けることが望ましい。
なお、魚を乾燥させる場合には、魚が触れるため、本考案のパネル型ヒータの片面(魚を載せる面)に珪藻土タイルを貼り付けることが望ましい。
また、請求項1記載のパネル型ヒータは、外面を銅多孔板で覆う他、別の金属多孔板で覆っても良い。又は、パネル型ヒータは、多孔板を省いた形態、すなわち、パネル本体がむき出しであっても良い。さらに、水道水を直接供給するほか、水タンク、ポンプを付属して、水道管に直結しないようにしても良い。
本考案は、床置き型のパネル型ヒータに好適である。
10…パネル型ヒータ、11…銅多孔板、15…制御パネル、18…パネル本体、21…自己温度制御ヒータ、22…炭粒層、23…噴霧ノズル、24…水供給手段、25…湿度検出手段、27…水道管、28…給水弁。
Claims (3)
- 建物の床、壁若しくは天井に嵌め込まれる、又は室内に置かれる暖房パネルとして用いられる、又は上面に載せた魚を乾燥させる乾燥器として用いられるパネル型ヒータであって、
珪藻土を含むパネル本体と、このパネル本体に内蔵され温度が高まると電気抵抗値が大きくなって電流値を制限して温度を自動的に一定に保つことができる自己温度制御型ヒータと、前記パネル本体に内蔵される炭粒層と、この炭粒層の上部又は前記パネル本他の上部に設けられ前記炭粒層に噴霧水を噴射する噴霧ノズルと、この噴霧ノズルへ水を供給する水供給機構と、からなることを特徴とするパネル型ヒータ。 - 前記パネル本体は、銅多孔板で囲われていることを特徴とする請求項1記載のパネル型ヒータ。
- 前記水供給機構は、水道に直結する給水弁と、前記パネル本体の湿度を測定する湿度検出手段と、この湿度検出手段で検出した湿度測定値が予め定めてある湿度設定値を下回ったときに前記給水弁を一定時間開く給水制御部と、を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパネル型ヒータ。
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